JP2872315B2 - フィルム移送装置 - Google Patents
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- G03B21/44—Mechanisms transmitting motion to film-strip feed; Mechanical linking of shutter and intermittent feed
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は特許請求の範囲第1項の上位概念で与えられ
るフィルム移送装置に関するものである。
るフィルム移送装置に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] ドイツ連邦共和国特許公報第2,722,378号により1台
の駆動モータで断続的に駆動されるフィルム移送有歯ロ
ールを有するフィルム移送装置は周知であって、その歯
はフィルムの送り孔に遊びを存して噛み合ってフィルム
を駒送りしている。制御装置があって常にフィルム移送
有歯ロールがフィルムを画面幅だけ前進させるように、
その駆動モータを制御している。移送過程はフィルム移
送有歯ロールの駆動モータに給電される電流特性によ
り、各画面進行毎に加速段階、制動段階及び最終位置決
め段階に分割される。
の駆動モータで断続的に駆動されるフィルム移送有歯ロ
ールを有するフィルム移送装置は周知であって、その歯
はフィルムの送り孔に遊びを存して噛み合ってフィルム
を駒送りしている。制御装置があって常にフィルム移送
有歯ロールがフィルムを画面幅だけ前進させるように、
その駆動モータを制御している。移送過程はフィルム移
送有歯ロールの駆動モータに給電される電流特性によ
り、各画面進行毎に加速段階、制動段階及び最終位置決
め段階に分割される。
最終位置決めのためにマーク検知器が用意され、これ
は確実な立体的な手段によりフィルム上に個々の画面に
付けられたマークを検出し、これから駆動モータ用の制
御信号を発生してフィルムはフィルムに付けられたマー
クが予め決められた予定位置から逸脱している状況によ
って更に前方へ、あるいは後方に移送されるのである。
従って引き続いて予定位置からの逸脱があれば再び検知
されて場合によっては最終位置決めは予定位置に到達す
るまで繰り返される。フィルム付着のマークとしてはフ
ィルムの送り孔又はフィルム上に露光されたマークが利
用される。
は確実な立体的な手段によりフィルム上に個々の画面に
付けられたマークを検出し、これから駆動モータ用の制
御信号を発生してフィルムはフィルムに付けられたマー
クが予め決められた予定位置から逸脱している状況によ
って更に前方へ、あるいは後方に移送されるのである。
従って引き続いて予定位置からの逸脱があれば再び検知
されて場合によっては最終位置決めは予定位置に到達す
るまで繰り返される。フィルム付着のマークとしてはフ
ィルムの送り孔又はフィルム上に露光されたマークが利
用される。
周知のフィルム移送装置では、歯がフィルム送り孔と
噛み合う時の避けられない遊びのためにフィルム画面が
画面窓の前に正確に位置しないことになる位置決めの不
正確さが出現するので、フィルム移送有歯ロールの駆動
モータの進行制御はより高い精度を必要とする。
噛み合う時の避けられない遊びのためにフィルム画面が
画面窓の前に正確に位置しないことになる位置決めの不
正確さが出現するので、フィルム移送有歯ロールの駆動
モータの進行制御はより高い精度を必要とする。
間断なく画面フレームが画面窓の前の正確な位置から
逸脱することで調節不能となるかもしれず、歯厚と送り
孔の中との差に基づいて一定の逸脱とはならず、画面窓
の前の画面フレームが絶えず変動することになりかねな
い。
逸脱することで調節不能となるかもしれず、歯厚と送り
孔の中との差に基づいて一定の逸脱とはならず、画面窓
の前の画面フレームが絶えず変動することになりかねな
い。
ドイツ連邦共和国公開特許公報第2,818,910号により
誘導型モータに結合した歯車でフィルムを断続的に移送
する方法と装置が周知であって、その歯はフィルムの1
駒毎の前進のためにフィルムの送り孔に噛み合ってい
る。周知の装置ではフィルムは光源と映写用光学系の間
に配設した映写窓を備えた平坦な取付板に沿って案内さ
れる。さらにフィルムが歯車と噛み合う位置で取付板に
フィルムを押圧する部材配設されている。また周知の装
置ではフィルムを歯車の周りに案内することが可能であ
る。
誘導型モータに結合した歯車でフィルムを断続的に移送
する方法と装置が周知であって、その歯はフィルムの1
駒毎の前進のためにフィルムの送り孔に噛み合ってい
る。周知の装置ではフィルムは光源と映写用光学系の間
に配設した映写窓を備えた平坦な取付板に沿って案内さ
れる。さらにフィルムが歯車と噛み合う位置で取付板に
フィルムを押圧する部材配設されている。また周知の装
置ではフィルムを歯車の周りに案内することが可能であ
る。
この周知の装置においても誘導型モータの進行制御の
精度がより高いのに歯車の歯とフィルム送り孔との噛み
合いに避けられない遊びが生ずるため、位置決めの不正
確さが現れてフィルム画面は画面窓の前に正確に位置せ
ず、その結果、画面窓の前の画面フレームの間断のない
変動が起こることになる。
精度がより高いのに歯車の歯とフィルム送り孔との噛み
合いに避けられない遊びが生ずるため、位置決めの不正
確さが現れてフィルム画面は画面窓の前に正確に位置せ
ず、その結果、画面窓の前の画面フレームの間断のない
変動が起こることになる。
ドイツ連邦共和国公開特許公報第3,217,014号により
駆動モータで駆動される変速掴持装置を有するフィルム
移送装置が周知であり、その移送及び停止用掴持装置は
フィルムの送り孔に噛み合い、フィルムを常に1駒ずつ
画面幅だけ前進させて画面窓に最終位置決めするもので
ある。映写するフィルム画面の最終位置決めは繰り返し
て与えたフィルム画面を使用して行うかまたはフィルム
画面に共存させた参照マークを使用して行うものであ
る。
駆動モータで駆動される変速掴持装置を有するフィルム
移送装置が周知であり、その移送及び停止用掴持装置は
フィルムの送り孔に噛み合い、フィルムを常に1駒ずつ
画面幅だけ前進させて画面窓に最終位置決めするもので
ある。映写するフィルム画面の最終位置決めは繰り返し
て与えたフィルム画面を使用して行うかまたはフィルム
画面に共存させた参照マークを使用して行うものであ
る。
画面窓内のフィルムの個々の画面が予め与えた予定位
置から逸脱した場合は、センサによって信号を発し、こ
れによって逸脱が修正され、その際2つの楔状調整部材
のうちの1つがフィルムの方へ動いてフィルム移送方向
またはフィルム移送方向とは逆方向へのフィルムの変位
を生じさせる。
置から逸脱した場合は、センサによって信号を発し、こ
れによって逸脱が修正され、その際2つの楔状調整部材
のうちの1つがフィルムの方へ動いてフィルム移送方向
またはフィルム移送方向とは逆方向へのフィルムの変位
を生じさせる。
ドイツ連邦共和国実用新案公報第1,891,272号によれ
ば、変速掴持装置を有するフィルムプロジェクタのフィ
ルム通路内のフィルムを押圧する装置が周知であり、そ
のフィルム通路の底面にはフィルム走行方向に対称的に
2つの案内滑走板が強固に配設され、また各案内滑走体
のためのフィルム走路入口の内側には少なくとも2つの
フィルム走行方向に前後に並設された押圧滑走板がそれ
ぞれ付勢されて取付けられている。フィルム走路入口入
が閉じているとき押圧滑走板は通過するフィルムを案内
滑走板に押圧し、フィルムを画面窓に対して挟持する。
ば、変速掴持装置を有するフィルムプロジェクタのフィ
ルム通路内のフィルムを押圧する装置が周知であり、そ
のフィルム通路の底面にはフィルム走行方向に対称的に
2つの案内滑走板が強固に配設され、また各案内滑走体
のためのフィルム走路入口の内側には少なくとも2つの
フィルム走行方向に前後に並設された押圧滑走板がそれ
ぞれ付勢されて取付けられている。フィルム走路入口入
が閉じているとき押圧滑走板は通過するフィルムを案内
滑走板に押圧し、フィルムを画面窓に対して挟持する。
当面する発明の課題の基礎とするところは映写しよう
とするフィルム画面の正確な最終位置決めに関して、ほ
ぼ適合できるフィルム移送装置を改良することにある。
とするフィルム画面の正確な最終位置決めに関して、ほ
ぼ適合できるフィルム移送装置を改良することにある。
[課題を解決するための手段] この課題は特許請求の範囲の特徴とした構成によって
解決される。
解決される。
本発明に適合する解決手段は、映写しようとするフィ
ルム画面の改良された最終位置決めを行うフィルム移送
装置を提供する。
ルム画面の改良された最終位置決めを行うフィルム移送
装置を提供する。
本発明を適用した解決手段は次の認識に始まる。すな
わち、フィルム移送装置とフィルム移送装置で移送され
るフィルムとを確実な立体的な関連を持たせてフィルム
送り孔とフィルム送り孔に噛み合うフィルム移送有歯ロ
ールの歯との間の避けられない遊びを考慮に入れても、
画面窓の前の各フィルム画面の正確な位置決めが保証さ
れるということである。かかる確実な立体的な関連はフ
ィルム移送有歯ロールの歯がフィルム画面の映写の時点
で、フィルム送り孔の前縁又は後縁に遊びがなく隣接し
ているときに得られるのである。
わち、フィルム移送装置とフィルム移送装置で移送され
るフィルムとを確実な立体的な関連を持たせてフィルム
送り孔とフィルム送り孔に噛み合うフィルム移送有歯ロ
ールの歯との間の避けられない遊びを考慮に入れても、
画面窓の前の各フィルム画面の正確な位置決めが保証さ
れるということである。かかる確実な立体的な関連はフ
ィルム移送有歯ロールの歯がフィルム画面の映写の時点
で、フィルム送り孔の前縁又は後縁に遊びがなく隣接し
ているときに得られるのである。
この手法でフィルム移送有歯ロールのどの歯がフィル
ム送り孔の1つの孔の前縁または後縁に隣接するかが確
定されるのでフィルム移送有歯ロールの動きは、この歯
の前面または後面と画面窓との間隔が画面窓の前に各フ
ィルム画面が正確な画面フレームに位置するよう調整す
るために固定されるよう制御される。
ム送り孔の1つの孔の前縁または後縁に隣接するかが確
定されるのでフィルム移送有歯ロールの動きは、この歯
の前面または後面と画面窓との間隔が画面窓の前に各フ
ィルム画面が正確な画面フレームに位置するよう調整す
るために固定されるよう制御される。
本発明の効果的な改良としてフィルムの運動は画面窓
の範囲内のフィルム通路におけるフィルムの滑走状況に
よって調整されるということである。フィルムの滑走状
況はフィルム通路内のフィルムの機械的摩擦の増減によ
るほか個々の画面位置間の移動段階におけるフィルムの
断続移送をあり方によっても起こり得るのである。
の範囲内のフィルム通路におけるフィルムの滑走状況に
よって調整されるということである。フィルムの滑走状
況はフィルム通路内のフィルムの機械的摩擦の増減によ
るほか個々の画面位置間の移動段階におけるフィルムの
断続移送をあり方によっても起こり得るのである。
その結果これに続く本発明による解決策の特徴は次の
点にある。すなわち、制動段階におけるフィルムの減速
が大きければフィルムは続いての追走調整においてフィ
ルム画面の映写前にフィルム移送有歯ロールの少なくと
も1枚の歯の前面に隣接しており、また制動段階におけ
るフィルムの減速が小さければフィルムはフィルムの続
いての追走調整においてフィルム画面の映写前にフィル
ム移送有歯ロールの少なくとも1枚の歯の後面がフィル
ム送り孔の1つの孔の前縁に隣接していることである。
点にある。すなわち、制動段階におけるフィルムの減速
が大きければフィルムは続いての追走調整においてフィ
ルム画面の映写前にフィルム移送有歯ロールの少なくと
も1枚の歯の前面に隣接しており、また制動段階におけ
るフィルムの減速が小さければフィルムはフィルムの続
いての追走調整においてフィルム画面の映写前にフィル
ム移送有歯ロールの少なくとも1枚の歯の後面がフィル
ム送り孔の1つの孔の前縁に隣接していることである。
本発明を適用した解決手段の改良としては、フィルム
は画面窓の範囲では画面窓を配設したフィルム通路壁面
と可動押圧板との間を誘導され、また押圧板のフィルム
通路壁面に対する押圧力は調節可能であることである。
は画面窓の範囲では画面窓を配設したフィルム通路壁面
と可動押圧板との間を誘導され、また押圧板のフィルム
通路壁面に対する押圧力は調節可能であることである。
本装置の効果的な改良としては、押圧板はフィルム通
路の開閉のために可動のフィルムステージに支承されて
押圧板とフィルムステージとの間隔は調節可能であり、
特に押圧板はフィルムステージに付勢状態で支承されか
つ付勢力は調節可能であることを特徴としている。
路の開閉のために可動のフィルムステージに支承されて
押圧板とフィルムステージとの間隔は調節可能であり、
特に押圧板はフィルムステージに付勢状態で支承されか
つ付勢力は調節可能であることを特徴としている。
本発明を適用した解決手段の特別な形態として、フィ
ルム移送有歯ロールの歯のピッチとフィルム送り孔のピ
ッチとの相違は極めて僅小であるから、フィルム送り孔
と歯の噛み合い範囲内にあってかつ隔離したフィルム移
送有歯ロールの2枚の歯はその右もしくは左の歯面がフ
ィルム送り孔の対応して隔離した2つの孔の前もしくは
後縁に隣接していることになる。
ルム移送有歯ロールの歯のピッチとフィルム送り孔のピ
ッチとの相違は極めて僅小であるから、フィルム送り孔
と歯の噛み合い範囲内にあってかつ隔離したフィルム移
送有歯ロールの2枚の歯はその右もしくは左の歯面がフ
ィルム送り孔の対応して隔離した2つの孔の前もしくは
後縁に隣接していることになる。
この形態は次の認識に基づいている。すなわち、フィ
ルム送り孔に対してフィルム移送有歯ロールの歯のピッ
チが異なることからフィルムは常に1つの歯の前面と他
の歯の背面との間で「張設」されることになり、一方そ
の間にあるフィルム移送有歯ロールの歯はフィルム送り
孔と前後の遊びを持った状態で噛み合っているのであ
る。従って正確で確実な画面位置が得られかつフィルム
送り孔とフィルム送り孔と噛み合うフィルム移送有歯ロ
ールの歯との間の騒音発生の元である遊びは避けられる
のである。
ルム送り孔に対してフィルム移送有歯ロールの歯のピッ
チが異なることからフィルムは常に1つの歯の前面と他
の歯の背面との間で「張設」されることになり、一方そ
の間にあるフィルム移送有歯ロールの歯はフィルム送り
孔と前後の遊びを持った状態で噛み合っているのであ
る。従って正確で確実な画面位置が得られかつフィルム
送り孔とフィルム送り孔と噛み合うフィルム移送有歯ロ
ールの歯との間の騒音発生の元である遊びは避けられる
のである。
本発明の効果的な改良においては、フィルム移送有歯
ロールの歯のピッチはフィルム送り孔のピッチに対して
相違しているので、フィルム移送有歯ロールの歯がフィ
ルム送り孔と噛み合っている長さにわたってフィルム移
送有歯ロールの噛み合いの限界位置の歯の右もしくは左
の歯面がフィルム送り孔の対応する孔の前もしくは後縁
に隣接することになる。かくして噛み合い長さのすべて
がフィルムの「張設」状態に役立ち、同時にフィルムの
穏便な取扱いが保証されかつ望ましくないフィルム移送
有歯ロールの歯がフィルム送り孔を引っ掻いて発生させ
る騒音も避けられるのである。
ロールの歯のピッチはフィルム送り孔のピッチに対して
相違しているので、フィルム移送有歯ロールの歯がフィ
ルム送り孔と噛み合っている長さにわたってフィルム移
送有歯ロールの噛み合いの限界位置の歯の右もしくは左
の歯面がフィルム送り孔の対応する孔の前もしくは後縁
に隣接することになる。かくして噛み合い長さのすべて
がフィルムの「張設」状態に役立ち、同時にフィルムの
穏便な取扱いが保証されかつ望ましくないフィルム移送
有歯ロールの歯がフィルム送り孔を引っ掻いて発生させ
る騒音も避けられるのである。
さらに本発明の効果的な改良では、フィルム移送有歯
ロールへのフィルム巻付け角度が変動するということが
特徴である。このことによりフィルムはフィルム送り孔
の幅が異なっても、それぞれのフィルム送り孔の幅に従
ってフィルム移送有歯ロールの2つの異なる間隔に離れ
た歯の間でフィルムが張設されるので、フィルムを正確
に位置決めすることができるのである。
ロールへのフィルム巻付け角度が変動するということが
特徴である。このことによりフィルムはフィルム送り孔
の幅が異なっても、それぞれのフィルム送り孔の幅に従
ってフィルム移送有歯ロールの2つの異なる間隔に離れ
た歯の間でフィルムが張設されるので、フィルムを正確
に位置決めすることができるのである。
本発明を適用した解決手段の効果的な形態の特徴はフ
ィルムがフィルム滑走体とフィルム移送有歯ロール間を
案内され、このときフィルム滑走体はフィルム移送有歯
ロールの半径に合致する凹みを有しかつフィルム滑走体
における突出縁の長さは可変であることである。このこ
とによってフィルムはフィルム移送有歯ロールの多数又
は少数の歯で強制的に移送され、従ってそれぞれフィル
ム送り孔の幅に従って異なる歯数がフィルムと噛み合
い、またはフィルムは異なる間隔で離れた2つの歯の間
で張設されることになる。
ィルムがフィルム滑走体とフィルム移送有歯ロール間を
案内され、このときフィルム滑走体はフィルム移送有歯
ロールの半径に合致する凹みを有しかつフィルム滑走体
における突出縁の長さは可変であることである。このこ
とによってフィルムはフィルム移送有歯ロールの多数又
は少数の歯で強制的に移送され、従ってそれぞれフィル
ム送り孔の幅に従って異なる歯数がフィルムと噛み合
い、またはフィルムは異なる間隔で離れた2つの歯の間
で張設されることになる。
2つの等間隔に区分された送り孔列を有するフィルム
を1軸に固着した2個のスプロケットを有するフィルム
移送有歯ロールで移送するための本発明を適用した解決
手段による更に効果的な形態においては、スプロケット
は相互の位置が調節可能で、従ってスプロケットは特別
に垂直に映写する場合は歯の位置を変えるようにしたこ
とを特徴としている。
を1軸に固着した2個のスプロケットを有するフィルム
移送有歯ロールで移送するための本発明を適用した解決
手段による更に効果的な形態においては、スプロケット
は相互の位置が調節可能で、従ってスプロケットは特別
に垂直に映写する場合は歯の位置を変えるようにしたこ
とを特徴としている。
フィルム移送有歯ロールの上部及び下部の歯切りを合
同にして行う通常の場合に対して、この実施例では上部
及び下部のスプロケットの個々の歯の平行位置は回転に
よって調整することができる。これによって製造時の公
差で既に発生しているフィルム移送有歯ロールにおける
生産上の誤差もフィルムの皺も吸収することができ、騒
音を発生するフィルム送り孔とスプロケット間の遊びが
避けられ、さらに要求される正確な画面位置が達成され
る。さらにこの措置はポジフィルムとネガフィルムを交
互に映写する場合の調整に役立つのである。
同にして行う通常の場合に対して、この実施例では上部
及び下部のスプロケットの個々の歯の平行位置は回転に
よって調整することができる。これによって製造時の公
差で既に発生しているフィルム移送有歯ロールにおける
生産上の誤差もフィルムの皺も吸収することができ、騒
音を発生するフィルム送り孔とスプロケット間の遊びが
避けられ、さらに要求される正確な画面位置が達成され
る。さらにこの措置はポジフィルムとネガフィルムを交
互に映写する場合の調整に役立つのである。
本発明の効果的な改良は下位の特許請求の範囲に記載
されもしくは以下本発明の優れた実施例の説明ととも
に、図面に基づいて詳細に説明される。
されもしくは以下本発明の優れた実施例の説明ととも
に、図面に基づいて詳細に説明される。
[図面の簡単な説明] 第1図は個別の駆動部を有するフィルム通路の斜視
図、第2図はフィルム移送有歯ロールを有するフィルム
移送装置の断面図、第3図はフィルム送り孔と噛み合っ
たフィルム移送有歯ロールの歯列の平面図、第4図はフ
ィルム送り孔と噛み合ったフィルム移送有歯ロールの歯
の展開図、第5図は追走調整を伴う移送特性の時間的経
過の説明図、第6図はフィルム案内板とフィルム移送有
歯ロールを有するフィルムステージの側面図、第7図は
フィルムステージに支承された押圧枠体の側面図、第8
図はフィルムステージと押圧枠体並びにフィルム移送有
歯ロールの平面図、第9図はフィルム送り孔と噛み合っ
たフィルム移送有歯ロールの歯の展開図、第10図は可変
の突出口縁を有するフィルム滑走体と該滑走体から離れ
て存在するフィルム移送有歯ロールの平面図、第11図は
フィルム送り孔と噛み合ったフィルム移送有歯ロールの
上下部スプロケットの展開図である。
図、第2図はフィルム移送有歯ロールを有するフィルム
移送装置の断面図、第3図はフィルム送り孔と噛み合っ
たフィルム移送有歯ロールの歯列の平面図、第4図はフ
ィルム送り孔と噛み合ったフィルム移送有歯ロールの歯
の展開図、第5図は追走調整を伴う移送特性の時間的経
過の説明図、第6図はフィルム案内板とフィルム移送有
歯ロールを有するフィルムステージの側面図、第7図は
フィルムステージに支承された押圧枠体の側面図、第8
図はフィルムステージと押圧枠体並びにフィルム移送有
歯ロールの平面図、第9図はフィルム送り孔と噛み合っ
たフィルム移送有歯ロールの歯の展開図、第10図は可変
の突出口縁を有するフィルム滑走体と該滑走体から離れ
て存在するフィルム移送有歯ロールの平面図、第11図は
フィルム送り孔と噛み合ったフィルム移送有歯ロールの
上下部スプロケットの展開図である。
[実施例] 第1図に斜視図で示したフィルムプロジェクタのフィ
ルム通路はフィルム移送有歯ロール1、駆動モータ2及
び角度検出用円板3を有するフィルム移送設備、共通の
駆動装置22で駆動される前方及び後方リール装置20,2
1、フィルムスプールを担持するリール装置25,26並びに
画面窓8の両側にフィルム旋回の受入れに供されるフィ
ルム旋回通路9,100が簡略化した斜視図で示してある。
ルム通路はフィルム移送有歯ロール1、駆動モータ2及
び角度検出用円板3を有するフィルム移送設備、共通の
駆動装置22で駆動される前方及び後方リール装置20,2
1、フィルムスプールを担持するリール装置25,26並びに
画面窓8の両側にフィルム旋回の受入れに供されるフィ
ルム旋回通路9,100が簡略化した斜視図で示してある。
高出力直流サーボモータからなる駆動モータ2はその
回転運動を直接駆動されるフィルム移送有歯ロール1を
介してフィルムに伝達する。駆動モータ2には軸を介し
て角度検出用円板3が固着され、従って光電子式の位置
検出装置によって駆動モータ2の正確な位置を把握して
次にこれを伝送することができる。
回転運動を直接駆動されるフィルム移送有歯ロール1を
介してフィルムに伝達する。駆動モータ2には軸を介し
て角度検出用円板3が固着され、従って光電子式の位置
検出装置によって駆動モータ2の正確な位置を把握して
次にこれを伝送することができる。
フィルム旋回回路9,100は画面窓8の両側に形成され
るフィルム旋回の受入れに供され、この場合旋回測定装
置93が画面窓8の左側に配置されたフィルム旋回通路9
に配設されている。旋回測定装置93は反射光遮断装置又
は光電管とこれに対向した位置にあるフォトトランジス
タとの組合せが利用できる。
るフィルム旋回の受入れに供され、この場合旋回測定装
置93が画面窓8の左側に配置されたフィルム旋回通路9
に配設されている。旋回測定装置93は反射光遮断装置又
は光電管とこれに対向した位置にあるフォトトランジス
タとの組合せが利用できる。
フィルム旋回通路9は2つのフィルム旋回通路壁面9
1,92で構成され、かつフィルム旋回通路壁面91は画面窓
8を含むとともにフィルム移送有歯ロール1の部位で
は、フィルムをフィルム移送有歯ロール1に方向変換さ
せるフィルム滑走体7に形成されている。
1,92で構成され、かつフィルム旋回通路壁面91は画面窓
8を含むとともにフィルム移送有歯ロール1の部位で
は、フィルムをフィルム移送有歯ロール1に方向変換さ
せるフィルム滑走体7に形成されている。
対応する案内部材に支承された送り往復台27は送りモ
ータ28で駆動されて、映写光学系、フィルム押圧板を有
するフィルムステージを含めたフィルム移送設備、前方
及び後方リール装置20,21、曲げ滑走体並びに駆動装置2
2を担持している。
ータ28で駆動されて、映写光学系、フィルム押圧板を有
するフィルムステージを含めたフィルム移送設備、前方
及び後方リール装置20,21、曲げ滑走体並びに駆動装置2
2を担持している。
第2図に示したフィルム移送設備の断面図において、
2つのスプロケット4,5を有するフィルム移送有歯ロー
ルは駆動モータ2の軸に固着され、該軸には駆動モータ
2の正確な位置決めのための角度検出用円板3が配設さ
れている。フィルム移送有歯ロール1の上部及び下部ス
プロケット4,5はフィルム6の対応する送り孔61,62と噛
み合っており、その噛み合いは詳細に図示しないフィル
ム滑走体または同様な案内部材により前記フィルム移送
有歯ロールの側へ導かれて行われている。従ってフィル
ム移送有歯ロールの歯とフィルム送り孔との噛み合いは
フィルムの道程に依存するフィルム移送有歯ロールの周
囲の長さにわたって生ずるのであって、フィルム移送有
歯ロール1の各々のスプロケット4,5の多数の歯が同時
にフィルム送り孔の対応する孔と噛み合っている。通常
はフィルム移送有歯ロール1の4乃至6枚の歯がフィル
ム送り孔に噛み合っている。
2つのスプロケット4,5を有するフィルム移送有歯ロー
ルは駆動モータ2の軸に固着され、該軸には駆動モータ
2の正確な位置決めのための角度検出用円板3が配設さ
れている。フィルム移送有歯ロール1の上部及び下部ス
プロケット4,5はフィルム6の対応する送り孔61,62と噛
み合っており、その噛み合いは詳細に図示しないフィル
ム滑走体または同様な案内部材により前記フィルム移送
有歯ロールの側へ導かれて行われている。従ってフィル
ム移送有歯ロールの歯とフィルム送り孔との噛み合いは
フィルムの道程に依存するフィルム移送有歯ロールの周
囲の長さにわたって生ずるのであって、フィルム移送有
歯ロール1の各々のスプロケット4,5の多数の歯が同時
にフィルム送り孔の対応する孔と噛み合っている。通常
はフィルム移送有歯ロール1の4乃至6枚の歯がフィル
ム送り孔に噛み合っている。
フィルム移送有歯ロール1とフィルム送り孔との噛み
合いは一定の遊びを保持したまま生ずるものであり、す
なわちフィルム移送有歯ロール1の歯の歯厚は送り孔の
幅より小さくなっている。かくしてフィルム移送有歯ロ
ール1の歯が送り孔の側縁に両側とも隣接してフィルム
送り孔の破損を招いたり騒音レベルを高めたりする原因
となるのを防いでいる。しかしこのフィルム移送有歯ロ
ール1の歯とフィルム送り孔間の遊びは予め定めたフィ
ルム張力の維持にあたり、画面窓8の前の個々のフィル
ム画面の不正確な位置決めを招くのであって、駆動モー
タ2のための角度検出システムの援助により正確に位置
決めをする利点は、この不正確なフィルム6の誘導によ
り失われることになる。
合いは一定の遊びを保持したまま生ずるものであり、す
なわちフィルム移送有歯ロール1の歯の歯厚は送り孔の
幅より小さくなっている。かくしてフィルム移送有歯ロ
ール1の歯が送り孔の側縁に両側とも隣接してフィルム
送り孔の破損を招いたり騒音レベルを高めたりする原因
となるのを防いでいる。しかしこのフィルム移送有歯ロ
ール1の歯とフィルム送り孔間の遊びは予め定めたフィ
ルム張力の維持にあたり、画面窓8の前の個々のフィル
ム画面の不正確な位置決めを招くのであって、駆動モー
タ2のための角度検出システムの援助により正確に位置
決めをする利点は、この不正確なフィルム6の誘導によ
り失われることになる。
フィルム移送有歯ロール用駆動モータを角度検出シス
テムと協働させて使用することで得られるフィルムの正
確な位置決めを画面窓の前のフィルムの位置決めとして
伝達するためにはフィルム6の動きは1枚のフィルム画
面の投影の前に調整されて、第3図に示すようにフィル
ム移送有歯ロール1の1枚の歯(10乃至14)の該フィル
ム移送有歯ロール1の回転方向における前面又は背面が
フィルム送り孔の少なくとも1つの孔の前縁又は後縁に
フィルム画面投影の瞬間隣接しなければならない。
テムと協働させて使用することで得られるフィルムの正
確な位置決めを画面窓の前のフィルムの位置決めとして
伝達するためにはフィルム6の動きは1枚のフィルム画
面の投影の前に調整されて、第3図に示すようにフィル
ム移送有歯ロール1の1枚の歯(10乃至14)の該フィル
ム移送有歯ロール1の回転方向における前面又は背面が
フィルム送り孔の少なくとも1つの孔の前縁又は後縁に
フィルム画面投影の瞬間隣接しなければならない。
第3図ではこの現象が噛み合いの限界点にある歯11で
起きており、この歯はフィルム6のフィルム送り孔の対
応する孔の前側面に隣接している。
起きており、この歯はフィルム6のフィルム送り孔の対
応する孔の前側面に隣接している。
第4図はフィルム移送有歯ロールの歯とフィルム送り
孔との噛み合い範囲における展開状態において、本発明
に適合する原理を明示している。
孔との噛み合い範囲における展開状態において、本発明
に適合する原理を明示している。
第4A図では矢印で示唆したフィルムの移送方向におい
て、フィルム移送有歯ロールの歯10の後端はフィルム送
り孔の孔71の後側面に隣接しており、一方フィルム送り
孔と噛み合っているフィルム移送有歯ロールの歯(11乃
至14)は送り孔(72乃至75)に遊びを存して噛み合って
いる。かくしてフィルム6はその姿勢位置が確定され、
従って駆動モータの正確な位置決めに対応する画面窓の
前の個々のフィルム画面の正確な位置決めが保証される
のである。同時に、噛み合う歯が全て送り孔の縁に沿っ
て滑ることによってフィルム送り孔の意外に早い磨滅、
もしくは望ましくない騒音の発生が避けられるのであ
る。
て、フィルム移送有歯ロールの歯10の後端はフィルム送
り孔の孔71の後側面に隣接しており、一方フィルム送り
孔と噛み合っているフィルム移送有歯ロールの歯(11乃
至14)は送り孔(72乃至75)に遊びを存して噛み合って
いる。かくしてフィルム6はその姿勢位置が確定され、
従って駆動モータの正確な位置決めに対応する画面窓の
前の個々のフィルム画面の正確な位置決めが保証される
のである。同時に、噛み合う歯が全て送り孔の縁に沿っ
て滑ることによってフィルム送り孔の意外に早い磨滅、
もしくは望ましくない騒音の発生が避けられるのであ
る。
第4B図では矢印で示唆したフィルムの移送方向におい
て、フィルム移送有歯ロールの歯21の前縁はフィルム送
り孔の孔85の前側面に隣接しており、一方フィルム送り
孔と噛み合っているフィルム移送有歯ロールの歯(20乃
至24)は送り孔(81乃至84)に遊びを存して噛み合って
いる。この場合でもフィルム6はその姿勢位置が確定さ
れ、従って駆動モータの正確な位置決めに対応する画面
窓の前の個々のフィルム画面の正確な位置決めが保証さ
れるのである。同時に噛み合う歯が全て送り孔の縁に沿
って滑ることによってフィルム送り孔の意外に早い磨
滅、もしくは望ましくない騒音の発生が避けられるので
ある。
て、フィルム移送有歯ロールの歯21の前縁はフィルム送
り孔の孔85の前側面に隣接しており、一方フィルム送り
孔と噛み合っているフィルム移送有歯ロールの歯(20乃
至24)は送り孔(81乃至84)に遊びを存して噛み合って
いる。この場合でもフィルム6はその姿勢位置が確定さ
れ、従って駆動モータの正確な位置決めに対応する画面
窓の前の個々のフィルム画面の正確な位置決めが保証さ
れるのである。同時に噛み合う歯が全て送り孔の縁に沿
って滑ることによってフィルム送り孔の意外に早い磨
滅、もしくは望ましくない騒音の発生が避けられるので
ある。
フィルム送り孔と噛み合っているフィルム移送有歯ロ
ールの歯のどれがフィルム送り孔の前側または後側面に
隣接しているかの確定は選択によって生ずるか、または
移送形態の制御とフィルム通路におけるフィルムの滑走
状況との双方の組合せで生ずるのである。
ールの歯のどれがフィルム送り孔の前側または後側面に
隣接しているかの確定は選択によって生ずるか、または
移送形態の制御とフィルム通路におけるフィルムの滑走
状況との双方の組合せで生ずるのである。
本発明に適合する方法の機能を明白にするために、主
モータのための制御信号、モータ電流及びフィルム速度
の時間的経過を第5図に示した。
モータのための制御信号、モータ電流及びフィルム速度
の時間的経過を第5図に示した。
第5A図は個々のモータ制御信号を示し、その持続時間
は時間ゲートと予め与えた時間遅れを加味して個々の角
度検出測定点によって測定される。主モータ従ってフィ
ルムの個々の運動段階は、加速、同期、及び制動並びに
常に位置決めされるべきフィルム画面を窓の前に正確な
画面枠に位置決めする最終位置決めの各段階で構成され
る。この正確な位置決めは角度検出用円板の援助で行わ
れ、従ってフィルムの標識の探査、例えばフィルム送り
孔の読み取り等によるフィルム位置の測定や調節は必要
としない。
は時間ゲートと予め与えた時間遅れを加味して個々の角
度検出測定点によって測定される。主モータ従ってフィ
ルムの個々の運動段階は、加速、同期、及び制動並びに
常に位置決めされるべきフィルム画面を窓の前に正確な
画面枠に位置決めする最終位置決めの各段階で構成され
る。この正確な位置決めは角度検出用円板の援助で行わ
れ、従ってフィルムの標識の探査、例えばフィルム送り
孔の読み取り等によるフィルム位置の測定や調節は必要
としない。
第5B図は加速、同期、及び制動並びに最終位置決めの
各段階における主モータ2のモータ電流及びこれによる
トルクの経過を示している。
各段階における主モータ2のモータ電流及びこれによる
トルクの経過を示している。
第5C図は1枚の画面進行の間の速度特性を示し、かつ
放物線状で、従って加速段階にあっては穏やかに上昇す
る速度を、また減速及び最終位置決め段階にあっては穏
やかに下降する速度を明示している。
放物線状で、従って加速段階にあっては穏やかに上昇す
る速度を、また減速及び最終位置決め段階にあっては穏
やかに下降する速度を明示している。
移送形態は本発明に適合するよう次のように調整され
る。つまり位置調整段階の始点でフィルムの速度が0よ
り大きく、位置調整段階においては「減速」され、この
ときフィルム移送有歯ロールの1枚の歯の後縁がフィル
ム送り孔の1つの孔の後側面に隣接し、または位置調整
段階の始点でフィルムの速度が0に等しく、位置調整段
階においては正しいフィルム位置に「張設」され、この
ときフィルム移送有歯ロールの1枚の歯の前縁がフィル
ム送り孔の1つの孔の前側面に隣接するのである。
る。つまり位置調整段階の始点でフィルムの速度が0よ
り大きく、位置調整段階においては「減速」され、この
ときフィルム移送有歯ロールの1枚の歯の後縁がフィル
ム送り孔の1つの孔の後側面に隣接し、または位置調整
段階の始点でフィルムの速度が0に等しく、位置調整段
階においては正しいフィルム位置に「張設」され、この
ときフィルム移送有歯ロールの1枚の歯の前縁がフィル
ム送り孔の1つの孔の前側面に隣接するのである。
従って移送形態の相応する調整により、フィルムを正
確な画面枠に位置決めする際、一定の状況を形作ること
ができる。
確な画面枠に位置決めする際、一定の状況を形作ること
ができる。
これに代わって、または補足してフィルム通路内のフ
ィルムの滑走状況が影響を与えるので、最終位置決め段
階においてフィルムは減速されるか、または画面窓の前
の正しい位置に張設されるかする。この目的のためにフ
ィルム通路内の摩擦比率は相応して調整されるのであ
る。
ィルムの滑走状況が影響を与えるので、最終位置決め段
階においてフィルムは減速されるか、または画面窓の前
の正しい位置に張設されるかする。この目的のためにフ
ィルム通路内の摩擦比率は相応して調整されるのであ
る。
第6図はフィルム通路が閉じた状態で、フィルム画面
投影のための画面窓を配設したフィルム通路壁面にフィ
ルムを押圧するフィルムステージ90の側面図を示してい
る。
投影のための画面窓を配設したフィルム通路壁面にフィ
ルムを押圧するフィルムステージ90の側面図を示してい
る。
この目的のためにフィルムステージには第7図に側面
図で示した押圧枠体15が付勢状態で支承されている。フ
ィルムステージ90と押圧枠体15は窓状開口101,102を有
し、押圧枠15の窓状開口102はフィルムの画面形状に対
応している。
図で示した押圧枠体15が付勢状態で支承されている。フ
ィルムステージ90と押圧枠体15は窓状開口101,102を有
し、押圧枠15の窓状開口102はフィルムの画面形状に対
応している。
フィルム移送有歯ロール1の側面にはフィルム案内板
100を有するフィルムステージ90が配設され、これはフ
ィルム移送有歯ロール1のスプロケット4,5の間の肉抜
部50に収納されている。収納の形式は第8図の説明図か
ら判断されよう。
100を有するフィルムステージ90が配設され、これはフ
ィルム移送有歯ロール1のスプロケット4,5の間の肉抜
部50に収納されている。収納の形式は第8図の説明図か
ら判断されよう。
第8図はフィルムステージ90の平面図を示し、これは
肉抜部102を有し、ここに押圧枠体15が付勢状態で支承
されている。押圧枠体15はフィルム通路が閉じた状態で
2点鎖線で記入したフィルム6を詳細が示されていない
フィルム通路壁面に押圧していて、フィルム移送有歯ロ
ール1によるフィルムの断続移送の際は、常にフィルム
通路壁面の画面窓前面にあるフィルム画面はフィルムス
テージもしくは押圧枠体の開口101,102を通して、映写
電球によって照射される。
肉抜部102を有し、ここに押圧枠体15が付勢状態で支承
されている。押圧枠体15はフィルム通路が閉じた状態で
2点鎖線で記入したフィルム6を詳細が示されていない
フィルム通路壁面に押圧していて、フィルム移送有歯ロ
ール1によるフィルムの断続移送の際は、常にフィルム
通路壁面の画面窓前面にあるフィルム画面はフィルムス
テージもしくは押圧枠体の開口101,102を通して、映写
電球によって照射される。
フィルム案内板100はフィルム移送有歯ロール1の歯
列4,5の間の肉抜部50に収納されていれ、これはフィル
ム移送有歯ロール1の半径に合致し、従ってフィルムが
フィルムステージと押圧枠体、フィルム通路壁面、フィ
ルム移送有歯ロール及びフィルム押圧滑走体7間を隙間
なく方向転換することを可能ならしめる。
列4,5の間の肉抜部50に収納されていれ、これはフィル
ム移送有歯ロール1の半径に合致し、従ってフィルムが
フィルムステージと押圧枠体、フィルム通路壁面、フィ
ルム移送有歯ロール及びフィルム押圧滑走体7間を隙間
なく方向転換することを可能ならしめる。
押圧枠体15とフィルムステージ90との間隔の正確な調
整によって、押圧枠体15とフィルム通路壁面間を通過す
るフィルムに掛かる押圧力は固定でき、従って摩擦比率
も一定となる。
整によって、押圧枠体15とフィルム通路壁面間を通過す
るフィルムに掛かる押圧力は固定でき、従って摩擦比率
も一定となる。
フィルム移送有歯ロールのための駆動モータを角度検
出システムと併用することでつくり出されるフィルムの
正確な位置決めから画面窓の前のフィルムの位置決めを
得るためには、第9図に示すようにフィルム送り孔のピ
ッチに対するフィルム移送有歯ロールの歯のピッチを変
えてフィルム移送有歯ロールの歯とフィルム送り孔との
噛み合いの範囲内にあって、かつ互いに離隔された2枚
の歯の右もしくは左の歯縁が常に対応するフィルム送り
孔の2つの孔の前もしくは後の側面に隣接するようにす
る。
出システムと併用することでつくり出されるフィルムの
正確な位置決めから画面窓の前のフィルムの位置決めを
得るためには、第9図に示すようにフィルム送り孔のピ
ッチに対するフィルム移送有歯ロールの歯のピッチを変
えてフィルム移送有歯ロールの歯とフィルム送り孔との
噛み合いの範囲内にあって、かつ互いに離隔された2枚
の歯の右もしくは左の歯縁が常に対応するフィルム送り
孔の2つの孔の前もしくは後の側面に隣接するようにす
る。
第3図によればこの状態は噛み合いの限界位置にある
歯10,11に該当し、これらはフィルム6のフィルム送り
孔の対応する孔の前もしくは後の側面がその右もしくは
左の歯縁に隣接しており、一方中間に位置する歯は側面
に遊びを存して送り孔と噛み合っている。
歯10,11に該当し、これらはフィルム6のフィルム送り
孔の対応する孔の前もしくは後の側面がその右もしくは
左の歯縁に隣接しており、一方中間に位置する歯は側面
に遊びを存して送り孔と噛み合っている。
第9図はフィルム移送有歯ロールの歯とフィルム送り
孔との噛み合い部位を展開して本発明の原理を明示して
いる。
孔との噛み合い部位を展開して本発明の原理を明示して
いる。
フィルム送り孔ピッチaは通常4.74mmである。このフ
ィルムピッチaに対してフィルム移送有歯ロールの歯の
ピッチbは寸法xだけ大きい。そのため移送方向で最前
方の歯10はその左の歯面をフィルム送り孔の孔63の前縁
に隣接することとなり移送方向は第9図では矢印で示さ
れる。
ィルムピッチaに対してフィルム移送有歯ロールの歯の
ピッチbは寸法xだけ大きい。そのため移送方向で最前
方の歯10はその左の歯面をフィルム送り孔の孔63の前縁
に隣接することとなり移送方向は第9図では矢印で示さ
れる。
後続する歯12,13,14はフィルム送り孔の後続の孔64,6
5,66と両側の遊びを存して噛み合い、一方歯11はその背
後の歯面をフィルム送り孔の孔67の後縁に隣接させてい
る。かくしてフィルム6はフィルム移送有歯ロールの歯
10,11の対応する面の間で張設され、従って画面窓の前
の個々のフィルム画面の正確な位置決めが駆動モータの
正確な位置決めに対応して保証されるのである。同時に
噛み合っているすべての歯が送り孔の縁に沿って滑るこ
とによって生ずるフィルム送り孔の意外に早い磨滅もし
くは望ましくない騒音の発生が避けられる。
5,66と両側の遊びを存して噛み合い、一方歯11はその背
後の歯面をフィルム送り孔の孔67の後縁に隣接させてい
る。かくしてフィルム6はフィルム移送有歯ロールの歯
10,11の対応する面の間で張設され、従って画面窓の前
の個々のフィルム画面の正確な位置決めが駆動モータの
正確な位置決めに対応して保証されるのである。同時に
噛み合っているすべての歯が送り孔の縁に沿って滑るこ
とによって生ずるフィルム送り孔の意外に早い磨滅もし
くは望ましくない騒音の発生が避けられる。
フィルム移送有歯ロールの歯10,11はフィルム移送有
歯ロールの歯とフィルム送り孔との噛み合い範囲の限界
に位置するが、この範囲内に位置しても差し支えない。
歯ロールの歯とフィルム送り孔との噛み合い範囲の限界
に位置するが、この範囲内に位置しても差し支えない。
プロフィルムのずれはフィルム移送有歯ロールの直径
に関連させるのが有利であって、直径が増せばずれも大
きくなる。だから直径が30.17mmのフィルム移送有歯ロ
ールでは、プロフィルのずれx=0.02mm、一方直径が3
0.43mmのフィルム移送有歯ロールではx=0.06mmとな
る。
に関連させるのが有利であって、直径が増せばずれも大
きくなる。だから直径が30.17mmのフィルム移送有歯ロ
ールでは、プロフィルのずれx=0.02mm、一方直径が3
0.43mmのフィルム移送有歯ロールではx=0.06mmとな
る。
歯のプロフィルそれ自身はDIN15530号第1部に従って
形成するのが有利であって、この場合フィルム送り孔と
は特に優しく噛み合い、少ない騒音の発生が保証され
る。
形成するのが有利であって、この場合フィルム送り孔と
は特に優しく噛み合い、少ない騒音の発生が保証され
る。
フィルム送り孔の孔の幅が異なっていても(ネガフィ
ルムの場合は送り孔の幅は1.85mm、ポジフィルムの場合
は送り孔の幅は1.98mm)送り孔の間隔は同じ4.74mmであ
るから、フィルム移送有歯ロール1の離隔した2枚の歯
の間のフィルムの張設はただ1種のフィルムの場合のみ
適用できることになる。
ルムの場合は送り孔の幅は1.85mm、ポジフィルムの場合
は送り孔の幅は1.98mm)送り孔の間隔は同じ4.74mmであ
るから、フィルム移送有歯ロール1の離隔した2枚の歯
の間のフィルムの張設はただ1種のフィルムの場合のみ
適用できることになる。
発明の改良においては、フィルム移送有歯ロールへの
フィルムの巻付け角度は可変に作成されるので、従って
当該フィルムの送り孔の幅に依存して噛み合うフィルム
移送有歯ロールの歯数が多くなったり少なくなったりし
て、かつフィルムはフィルム移送有歯ロールの異なる間
隔の歯面の間で張設されるのである。
フィルムの巻付け角度は可変に作成されるので、従って
当該フィルムの送り孔の幅に依存して噛み合うフィルム
移送有歯ロールの歯数が多くなったり少なくなったりし
て、かつフィルムはフィルム移送有歯ロールの異なる間
隔の歯面の間で張設されるのである。
第10図には可変の突出縁73を有するフィルム滑走体7
及びフィルム移送有歯ロール1の平面図が示してあり、
後者はフィルム通路が閉じる際に矢印Bの方向に動いて
フィルム滑走体7の凹みに収納されて、従ってフィルム
6はフィルム滑走体7とフィルム移送有歯ロール1間を
案内される。
及びフィルム移送有歯ロール1の平面図が示してあり、
後者はフィルム通路が閉じる際に矢印Bの方向に動いて
フィルム滑走体7の凹みに収納されて、従ってフィルム
6はフィルム滑走体7とフィルム移送有歯ロール1間を
案内される。
フィルム滑走体の突出縁73の長さ又は傾斜角を変える
ことによりフィルム6のフィルム移送有歯ロール1への
巻付き角μは可変となるから、例えば送り孔の幅が1.85
mmのネガフィルムを使用の時の巻付き角μ′は送り孔の
幅が1.98mmのポジフィルムを使用する時の巻付き角μ″
より小さいのである。
ことによりフィルム6のフィルム移送有歯ロール1への
巻付き角μは可変となるから、例えば送り孔の幅が1.85
mmのネガフィルムを使用の時の巻付き角μ′は送り孔の
幅が1.98mmのポジフィルムを使用する時の巻付き角μ″
より小さいのである。
フィルム滑走体7の突出縁73の延長は図示の回転軸72
から届く範囲で延長部分が回動することによって行われ
る。これに代わってフィルム移送有歯ロールへのより大
きな巻付き角を要するときは、突出縁73は望遠鏡式にフ
ィルム滑走体7から延び出すこともできる。
から届く範囲で延長部分が回動することによって行われ
る。これに代わってフィルム移送有歯ロールへのより大
きな巻付き角を要するときは、突出縁73は望遠鏡式にフ
ィルム滑走体7から延び出すこともできる。
互いに離れた2つの送り孔列を有し、その間にフィル
ム画面を配設したフィルムを使用するときは、一方の送
り孔の列も両方の列も「張設」状態とすることができ、
この時第2図における一方の歯列(4又は5)のピッチ
又は両方の歯列(4,5)のピッチはフィルム送り孔のピ
ッチに対して変えられる。
ム画面を配設したフィルムを使用するときは、一方の送
り孔の列も両方の列も「張設」状態とすることができ、
この時第2図における一方の歯列(4又は5)のピッチ
又は両方の歯列(4,5)のピッチはフィルム送り孔のピ
ッチに対して変えられる。
第11図はフィルム送り孔に噛み合っているフィルム移
送有歯ロールの上部及び下部スプロケット4,5の歯の図
式的な展開を示している。発明のさらなる特徴の1つに
よれば両スプロケット4,5は相互に調節可能であって通
常の場合フィルム移送有歯ロールの上部及び下部の歯切
りを合同に実施したとしても、垂直投影したとき上部及
び下部スプロケットの歯は異なる位置を示すことにな
る。
送有歯ロールの上部及び下部スプロケット4,5の歯の図
式的な展開を示している。発明のさらなる特徴の1つに
よれば両スプロケット4,5は相互に調節可能であって通
常の場合フィルム移送有歯ロールの上部及び下部の歯切
りを合同に実施したとしても、垂直投影したとき上部及
び下部スプロケットの歯は異なる位置を示すことにな
る。
上部及び下部スプロケット4,5の歯は上述の実施例と
同様にフィルム送り孔と噛み合っており、このときそれ
ぞれのスプロケット4,5の噛み合い状態にある最初の歯
の右の歯面と最後の歯の左の歯面はそれぞれフィルム送
り孔の前側縁もしくは後側縁に遊びなしに隣接してい
る。
同様にフィルム送り孔と噛み合っており、このときそれ
ぞれのスプロケット4,5の噛み合い状態にある最初の歯
の右の歯面と最後の歯の左の歯面はそれぞれフィルム送
り孔の前側縁もしくは後側縁に遊びなしに隣接してい
る。
第11図では上部スプロケット4の歯(10乃至14)が第
9図の図示と同様フィルムの1つの送り孔の列の孔(71
乃至75)と噛み合っており、一方下部スプロケット5の
歯(20乃至24)がフィルムの他の送り孔の列の孔(81乃
至85)と噛み合っている。上部及び下部スプロケットの
個々の歯の位置を明示するために、上部スプロケット4
の歯の位置から下部スプロケット5の歯の位置に破線を
引いて示したので、上部及び下部スプロケット4,5の歯
の位置の相違は明白であろう。
9図の図示と同様フィルムの1つの送り孔の列の孔(71
乃至75)と噛み合っており、一方下部スプロケット5の
歯(20乃至24)がフィルムの他の送り孔の列の孔(81乃
至85)と噛み合っている。上部及び下部スプロケットの
個々の歯の位置を明示するために、上部スプロケット4
の歯の位置から下部スプロケット5の歯の位置に破線を
引いて示したので、上部及び下部スプロケット4,5の歯
の位置の相違は明白であろう。
上部スプロケット4の歯10の左面はフィルム送り孔71
の縁に遊びなしで隣接しており、上部スプロケット4の
歯11はその右の歯面をフィルム送り孔75の縁に隣接させ
る一方、フィルム移送の瞬間には単に下部スプロケット
5の歯24の右の歯面だけがフィルムの他の送り孔の列の
孔84に遊びなしに隣接している。上部スプロケット4の
位置を下部スプロケット5に対して相応して位置変えさ
せ、またはその逆を行うことによって、第6図に図示し
た関係は任意に変えることができ、特に上部及び下部ス
プロケットの合同歯切りを実施することも可能である。
の縁に遊びなしで隣接しており、上部スプロケット4の
歯11はその右の歯面をフィルム送り孔75の縁に隣接させ
る一方、フィルム移送の瞬間には単に下部スプロケット
5の歯24の右の歯面だけがフィルムの他の送り孔の列の
孔84に遊びなしに隣接している。上部スプロケット4の
位置を下部スプロケット5に対して相応して位置変えさ
せ、またはその逆を行うことによって、第6図に図示し
た関係は任意に変えることができ、特に上部及び下部ス
プロケットの合同歯切りを実施することも可能である。
かくして例えば製造時の公差によって余儀なくされた
フィルム移送有歯ロールの生産上の欠陥であるフィルム
の皺は修復されて一様になり、また騒音の原因となる遊
びは避けられ、かつ要求された画面位置は維持される。
同時にスプロケットの位置が相互に可変であることはポ
ジ及びネガフィルムを交互に映写する際の調整を可能な
らしめる。
フィルム移送有歯ロールの生産上の欠陥であるフィルム
の皺は修復されて一様になり、また騒音の原因となる遊
びは避けられ、かつ要求された画面位置は維持される。
同時にスプロケットの位置が相互に可変であることはポ
ジ及びネガフィルムを交互に映写する際の調整を可能な
らしめる。
本発明はその実施を上述の優れた実施例に限定される
ことはない。むしろ、異なる原理の下で作成された形態
に上記解決法が適用されるような多数の変形例が考えら
れる。
ことはない。むしろ、異なる原理の下で作成された形態
に上記解決法が適用されるような多数の変形例が考えら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オットー,ブラシェク ドイツ連邦共和国 デー―8011 アッシ ュハイム,アンヴァンダーヴェーク 6 (56)参考文献 米国特許4215921(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/44
Claims (13)
- 【請求項1】1台の駆動モータ(2)で駆動されるフィ
ルム移送有歯ロール(1)を有し、該ロールの歯(10乃
至14,20乃至24)は遊びを存してフィルム(6)の送り
孔(71乃至75,85乃至85)と噛み合ってこれを駒送り移
送するとともに、フィルム移送有歯ロール(1)の駆動
モータ(2)を制御する制御装置を有し、該モータによ
ってフィルム(6)が常に画面幅だけ前進した後、引き
続いて画面窓(102)のフィルムに着けた標識、特に移
送方向と直角に位置するフィルム送り孔縁と同一の位置
に最終位置決めされるようにし、この際各画面進行はフ
ィルム(6)に作用を及ぼす加速段階、制動段階及び最
終位置決め段階に分かれて、これにより駆動モータ
(2)に給電される電流の特性が確定するものにおい
て、駆動モータ(2)に給電される電流の特性は各画面
進行の終わりでフィルム画面の最終位置決め前にフィル
ム(6)がフィルム移送有歯ロール(1)歯に先行し
て、フィルム送り孔と噛み合い状態にある歯列内の一定
の歯の背面に後から衝接してこれにより制動されて最終
位置決めされるように、または各画面進行の終わりでフ
ィルム画面の最終位置決め前にフィルム(6)がフィル
ム移送有歯ロール(1)の歯に追い越され、かつフィル
ム送り孔と噛み合い状態にある歯列内の一定の歯の前面
から引き離されて最終調整するように予め与えられるこ
とを特徴とするフィルム移送装置。 - 【請求項2】制動段階におけるフィルム(6)の減速が
大きければ、フィルムは引き続いての追走調整において
フィルム画面投影前にフィルム移送有歯ロール(1)の
少なくとも1つの歯(10乃至14,20乃至24)の前面に隣
接することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフ
ィルム移送装置。 - 【請求項3】制動段階におけるフィルム(6)の減速が
小さければ、引き続いてのフィルム(6)の追走調整に
おいてフィルム画面投影前にフィルム移送有歯ロール
(1)の少なくとも1つの歯(10乃至14,20乃至24)の
後面がフィルム送り孔の1つの送り孔の前縁に隣接する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフィルム
移送装置。 - 【請求項4】フィルム(6)の動きは画面窓(8)の範
囲にあるフィルム通路におけるフィルム(6)の滑走状
況によって調節されることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のフィルム移送装置。 - 【請求項5】画面窓(8)の範囲に手動で調節可能のバ
ネで付勢された押圧枠体(15)が配設され、その押圧力
は該バネによって予め定め得ることを特徴とする特許請
求の範囲第4項記載のフィルム移送装置。 - 【請求項6】フィルム移送有歯ロール(1)のピッチは
フィルム送り孔(63乃至67)のピッチとごく僅か相違し
ており、従ってフィルム送り孔(63乃至67)に歯(10乃
至15)が噛み合う範囲にあって互いに隔離したフィルム
移送有歯ロール(1)の2つの歯(10,11)が、その右
もしくは左の歯面をフィルム送り孔の対応して隔離した
2つの送り孔(63,67)の前縁もしくは後縁に隣接する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5項のうち
の1項に記載のフィルム移送装置。 - 【請求項7】フィルム移送有歯ロール(1)の歯のピッ
チはフィルム送り孔(63乃至67)のピッチに対し変えて
あり、フィルム移送有歯ロール(1)の歯がフィルム送
り孔(63乃至67)と噛み合う長さにわたって、フィルム
移送有歯ロール(1)の噛み合い限界にある歯(10,1
1)の右もしくは左の歯面がフィルム送り孔(63乃至6
7)の対応する送り孔(63,67)の前縁もしくは後縁に隣
接することを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のフ
ィルム移送装置。 - 【請求項8】フィルム移送有歯ロール(1)の歯のピッ
チがフィルム送り孔(63乃至67)のピッチよりごく僅か
大きいことを特徴とする特許請求の範囲第6項又は第7
項のいずれかに記載のフィルム移送装置。 - 【請求項9】フィルム(6)がフィルム移送有歯ロール
(1)に巻付く角度μは可変としたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項〜第8項のうちの1項に記載のフィ
ルム移送装置。 - 【請求項10】フィルム(6)はフィルム滑走体(7)
とフィルム移送有歯ロール(1)間を案内され、この時
フィルム滑走体(7)はフィルム移送有歯ロール(1)
の半径に適合する凹所(70)を有すること、フィルム滑
走体(7)の突出縁(113)の長さは可変であること、
及びフィルム滑走体(7)の突出縁(113)は回動軸(1
12)を軸として開閉動自在であることを特徴とする特許
請求の範囲第9項記載のフィルム移送装置。 - 【請求項11】2列の互いに隔離したフィルム送り孔を
有するフィルムを使用するものにおいて、フィルム移送
有歯ロール(1)の一方のスプロケット(4又は5)の
みの歯のピッチをフィルム送り孔のピッチと変えてこれ
によりフィルム(6)の片側を張設させたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項〜第10項のうちの1項に記載
のフィルム移送装置。 - 【請求項12】2列の互いに隔離したフィルム送り孔を
有するフィルムを使用するものにおいて、フィルム移送
有歯ロール(1)の両スプロケット(4,5)の歯のピッ
チをフィルム送り孔のピッチと変えて、これによりフィ
ルム(6)の両側を張設させたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項〜第11項のうちの1項に記載のフィルム
移送装置。 - 【請求項13】2列の均等なピッチのフィルム送り孔を
有するフィルム移送のためのフィルム移送有歯ロールを
有し、該ロールは軸固定のスプロケットを有するものに
おいて、スプロケット(4,5)は互いに調節可能である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第12項のうち
の1項に記載のフィルム移送装置。
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