JP2872126B2 - 自転車の車輪用反射装置 - Google Patents
自転車の車輪用反射装置Info
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- JP2872126B2 JP2872126B2 JP19558496A JP19558496A JP2872126B2 JP 2872126 B2 JP2872126 B2 JP 2872126B2 JP 19558496 A JP19558496 A JP 19558496A JP 19558496 A JP19558496 A JP 19558496A JP 2872126 B2 JP2872126 B2 JP 2872126B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自転車の車輪に取
り付けて自動車等の光を反射させ、自転車の走行を運転
者に知らせる自転車の車輪用反射装置に関する。
り付けて自動車等の光を反射させ、自転車の走行を運転
者に知らせる自転車の車輪用反射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間走行中の自転車の存在を自動
車等の運転者に視認させるために、車輪のスポークに車
両の光を反射させる反射器を取り付けることが行われて
いる。このような反射器として、例えば、実開平4−5
1883号公報(以下第1公知例という)、あるいは実
用新案登録第3013685号公報(以下第2公知例と
いう)記載のものがある。第1公知例のものは、合成樹
脂板の中央部を円形状に形成し、かつその左右両側に帯
状の突出部を設けた扇状の表面板と、この表面板と外形
を略同じくした裏面板とからなり、前記表裏両面板間に
スポークを係止する隙間部が設けられるとともに、表面
板の円形状の中央部に夜光反射材が貼着されて形成され
ている。
車等の運転者に視認させるために、車輪のスポークに車
両の光を反射させる反射器を取り付けることが行われて
いる。このような反射器として、例えば、実開平4−5
1883号公報(以下第1公知例という)、あるいは実
用新案登録第3013685号公報(以下第2公知例と
いう)記載のものがある。第1公知例のものは、合成樹
脂板の中央部を円形状に形成し、かつその左右両側に帯
状の突出部を設けた扇状の表面板と、この表面板と外形
を略同じくした裏面板とからなり、前記表裏両面板間に
スポークを係止する隙間部が設けられるとともに、表面
板の円形状の中央部に夜光反射材が貼着されて形成され
ている。
【0003】一方、前記第2公知例のものは、断面が略
楕円形状でその円周方向の全面に反射材を有する反射部
と、反射部の左右両側に設けられ、自転車の車輪の2本
のスポークに取り付け可能な一対の取付部と、取付部と
反射部の両側とを連結するとともに、反射部と取付部の
相対的な角度を可変し得る連結部とを具備する。反射部
は一対の円弧板で形成され、その全外周面に高輝度反射
シートが貼着される。
楕円形状でその円周方向の全面に反射材を有する反射部
と、反射部の左右両側に設けられ、自転車の車輪の2本
のスポークに取り付け可能な一対の取付部と、取付部と
反射部の両側とを連結するとともに、反射部と取付部の
相対的な角度を可変し得る連結部とを具備する。反射部
は一対の円弧板で形成され、その全外周面に高輝度反射
シートが貼着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1公
知例では、表裏両面板の間にスポークを係止するため
に、取り付けが面倒であるとともに、全周に亙って取り
付けることができないという問題がある。また、第2公
知例では、略楕円形状の断面を有しているために、スポ
ークの側方にはみ出すおそれがあり、側方にはみ出した
場合には車輪周辺のものに引っかかるおそれがあり危険
である。
知例では、表裏両面板の間にスポークを係止するため
に、取り付けが面倒であるとともに、全周に亙って取り
付けることができないという問題がある。また、第2公
知例では、略楕円形状の断面を有しているために、スポ
ークの側方にはみ出すおそれがあり、側方にはみ出した
場合には車輪周辺のものに引っかかるおそれがあり危険
である。
【0005】また、第1公知例、第2公知例ともに、一
部のフレームに取り付けられるものであるから、停車中
には反射器の位置によって隠れて見えなくなるおそれが
ある。即ち、自転車の走行中は車輪の回転とともに当然
反射器も回転しているから、進行方向に対して車輪の前
後上下のいずれにおいても視認することはできるが、信
号待ちや路地から通りに出るときに一時停止することが
あり、このような場合には反射器が車輪の進行方向に対
する後ろ側に位置し、車両の運転者からは飛び出してい
る車輪の一部が見えるだけで反射器自体は足や電柱等に
隠れて見えなくなるおそれがある。このように車輪の一
部に取り付ける反射器にあっては、確実に車両の光を反
射して自転車の存在を運転者に知らせることは困難であ
った。
部のフレームに取り付けられるものであるから、停車中
には反射器の位置によって隠れて見えなくなるおそれが
ある。即ち、自転車の走行中は車輪の回転とともに当然
反射器も回転しているから、進行方向に対して車輪の前
後上下のいずれにおいても視認することはできるが、信
号待ちや路地から通りに出るときに一時停止することが
あり、このような場合には反射器が車輪の進行方向に対
する後ろ側に位置し、車両の運転者からは飛び出してい
る車輪の一部が見えるだけで反射器自体は足や電柱等に
隠れて見えなくなるおそれがある。このように車輪の一
部に取り付ける反射器にあっては、確実に車両の光を反
射して自転車の存在を運転者に知らせることは困難であ
った。
【0006】この発明はかかる現況に鑑みてなされたも
ので、その目的は、夜間において走行中は勿論、一時停
止している場合でも車両からの光を反射して確実に運転
者に視認させることができるとともに、左右いずれの方
向からの光に対しても確実に反射し得る自転車の車輪用
反射装置を提供するものである。
ので、その目的は、夜間において走行中は勿論、一時停
止している場合でも車両からの光を反射して確実に運転
者に視認させることができるとともに、左右いずれの方
向からの光に対しても確実に反射し得る自転車の車輪用
反射装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
請求項1に係る自転車の車輪用反射装置は、両面または
片面を反射面とした反射板と、中央部にスポーク用嵌合
溝を設け、前記嵌合溝の両側に前記反射板を固定する反
射板固定部を設けるとともに、前記嵌合溝を一端から他
端に向けて次第に深く形成した連結具とからなり、前記
連結具を介して反射板を連結することを特徴とする。ま
た、請求項2に係る自転車の車輪用反射装置は、反射板
は平面長方形状であって、長手方向の両側面を同一方向
に弓形に湾曲させ、自転車の車輪のスポークに連続して
取り付けたとき円環状となるように形成されてなること
を特徴とする。また、請求項3に係る自転車の車輪用反
射装置は、前記反射板はテープ状体であって両端に透孔
を設け、連結具の反射板固定部の先端に折返片を突設
し、前記折返片を前記透孔に挿入して固定することを特
徴とする。また、請求項4に係る自転車の車輪用反射装
置は、反射板と連結具とは貼着によって連結することを
特徴とする。
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
請求項1に係る自転車の車輪用反射装置は、両面または
片面を反射面とした反射板と、中央部にスポーク用嵌合
溝を設け、前記嵌合溝の両側に前記反射板を固定する反
射板固定部を設けるとともに、前記嵌合溝を一端から他
端に向けて次第に深く形成した連結具とからなり、前記
連結具を介して反射板を連結することを特徴とする。ま
た、請求項2に係る自転車の車輪用反射装置は、反射板
は平面長方形状であって、長手方向の両側面を同一方向
に弓形に湾曲させ、自転車の車輪のスポークに連続して
取り付けたとき円環状となるように形成されてなること
を特徴とする。また、請求項3に係る自転車の車輪用反
射装置は、前記反射板はテープ状体であって両端に透孔
を設け、連結具の反射板固定部の先端に折返片を突設
し、前記折返片を前記透孔に挿入して固定することを特
徴とする。また、請求項4に係る自転車の車輪用反射装
置は、反射板と連結具とは貼着によって連結することを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図示する実施形態につい
て詳細に説明する。図1はこの発明を構成する反射板で
あり、図2〜図4は前記反射板を連結する連結具であ
る。この発明にかかる反射装置は、前記反射板と連結具
の組み合わせによって構成される。反射板1はテープ状
の薄板体であって表裏両面には高輝度反射シートが貼着
され、あるいは夜光塗料が塗布されて夜間に自動車等の
光を反射するように形成されている。反射板1は、全体
として平面長方形状であるが、長手方向の側端面3、5
は同一方向に弓形に湾曲しており、自転車の車輪のスポ
ークに連続して取り付けたとき円環状となるように形成
されている。さらに、両端部には連結具を固定する透孔
7が穿設されている。
て詳細に説明する。図1はこの発明を構成する反射板で
あり、図2〜図4は前記反射板を連結する連結具であ
る。この発明にかかる反射装置は、前記反射板と連結具
の組み合わせによって構成される。反射板1はテープ状
の薄板体であって表裏両面には高輝度反射シートが貼着
され、あるいは夜光塗料が塗布されて夜間に自動車等の
光を反射するように形成されている。反射板1は、全体
として平面長方形状であるが、長手方向の側端面3、5
は同一方向に弓形に湾曲しており、自転車の車輪のスポ
ークに連続して取り付けたとき円環状となるように形成
されている。さらに、両端部には連結具を固定する透孔
7が穿設されている。
【0009】連結具9は、中央部に両端が解放したスポ
ークを係止する嵌合溝10が設けられ、前記嵌合溝10
の両側を反射板固定部11となし、前記反射板固定部1
1の先端に折返片13を突設してなる。前記嵌合溝10
は、スポークを嵌着して係止した後容易に外れないよう
に溝の開口面はわずかに窄まっていることが好ましく、
溝の弾性を利用してスポークを押し込むようにして取り
付けられる。さらに、前記嵌合溝10は、一方から他端
側に向けて次第に溝が深くなっており溝の底面の反射板
固定部11に対する傾斜角度θは、後述するハブ軸に対
するスポークの傾斜角度に対応している。
ークを係止する嵌合溝10が設けられ、前記嵌合溝10
の両側を反射板固定部11となし、前記反射板固定部1
1の先端に折返片13を突設してなる。前記嵌合溝10
は、スポークを嵌着して係止した後容易に外れないよう
に溝の開口面はわずかに窄まっていることが好ましく、
溝の弾性を利用してスポークを押し込むようにして取り
付けられる。さらに、前記嵌合溝10は、一方から他端
側に向けて次第に溝が深くなっており溝の底面の反射板
固定部11に対する傾斜角度θは、後述するハブ軸に対
するスポークの傾斜角度に対応している。
【0010】前記反射板固定部11の側端面13、15
は湾曲しており、その大きさは、前記反射板1の側端面
3、5とほぼ同じである。従って、連結具9によって反
射板1を連続して連結した場合には円環状を形成するこ
とになる。前記側端面13、15は湾曲面ではなく、嵌
合溝10に対して一定の角度を有する直線状の傾斜面と
してもよい。さらに、前記反射板固定部11の先端に
は、折返片17が突設されており、、折返片17は前記
反射板1の透孔7に挿入した後折り返すことによって固
定するものである。前記連結具9は、アルミ等の薄板金
属、あるいは合成樹脂で形成されている。
は湾曲しており、その大きさは、前記反射板1の側端面
3、5とほぼ同じである。従って、連結具9によって反
射板1を連続して連結した場合には円環状を形成するこ
とになる。前記側端面13、15は湾曲面ではなく、嵌
合溝10に対して一定の角度を有する直線状の傾斜面と
してもよい。さらに、前記反射板固定部11の先端に
は、折返片17が突設されており、、折返片17は前記
反射板1の透孔7に挿入した後折り返すことによって固
定するものである。前記連結具9は、アルミ等の薄板金
属、あるいは合成樹脂で形成されている。
【0011】次に、この発明の特徴を明らかにするため
に、自転車の車輪のスポークの構成について説明する。
図5は自転車の前車輪の説明用側面図である。自転車の
車輪20は、フレームに連結された前ホーク21の先端
にハブ23が回転自在に軸支されており、前記ハブ23
と同軸に設けられたリム25とを複数本のスポーク27
によって連結してなるものである。ハブ23とリム25
を連結するスポーク27は、一端がリム25の内周面の
幅方向の中心部に一定間隔で固定され、他端は互いに交
差しながらハブ23の両端部にそれぞれ固定されてい
る。
に、自転車の車輪のスポークの構成について説明する。
図5は自転車の前車輪の説明用側面図である。自転車の
車輪20は、フレームに連結された前ホーク21の先端
にハブ23が回転自在に軸支されており、前記ハブ23
と同軸に設けられたリム25とを複数本のスポーク27
によって連結してなるものである。ハブ23とリム25
を連結するスポーク27は、一端がリム25の内周面の
幅方向の中心部に一定間隔で固定され、他端は互いに交
差しながらハブ23の両端部にそれぞれ固定されてい
る。
【0012】そして、前記スポーク27は、図5、図6
から明らかなように、一本置きに組み合わせた2本のス
ポーク27を交差させてハブ23の側端23aに固定さ
れるスポーク群27a(図5で実線で示す)と、同じ
く、一本置きに組み合わせた2本のスポーク27を交差
させてハブ23の側端23bに固定されるスポーク群2
7b(図5で点線で示す)とから構成されている。従っ
て、スポーク群27aは交差する2本ずつの組み合わせ
であるとともに、スポーク群27aとスポーク群27b
はそれぞれ1本置きにハブ23の側端23aと側端23
bに振り分けられ、リム25の内周面の幅方向の中心部
からの垂直線Sに対しては一定の角度で傾斜している
(図6参照)。
から明らかなように、一本置きに組み合わせた2本のス
ポーク27を交差させてハブ23の側端23aに固定さ
れるスポーク群27a(図5で実線で示す)と、同じ
く、一本置きに組み合わせた2本のスポーク27を交差
させてハブ23の側端23bに固定されるスポーク群2
7b(図5で点線で示す)とから構成されている。従っ
て、スポーク群27aは交差する2本ずつの組み合わせ
であるとともに、スポーク群27aとスポーク群27b
はそれぞれ1本置きにハブ23の側端23aと側端23
bに振り分けられ、リム25の内周面の幅方向の中心部
からの垂直線Sに対しては一定の角度で傾斜している
(図6参照)。
【0013】上述したように、スポーク27はハブ23
の軸に対して傾斜しているから、反射板をスポーク群2
7aとスポーク群27bのいずれか一方にのみ取り付け
た場合には、反射面が傾斜することになり、左右いずれ
か一方からの光は十分な反射効果を得ることができな
い。しかしながら、この発明では反射板をリム25の内
周面の幅方向の中心部からの垂直線Sに対してほぼ同一
方向に取り付けることができるから、左右いずれの方向
からの光も十分に反射することができる。
の軸に対して傾斜しているから、反射板をスポーク群2
7aとスポーク群27bのいずれか一方にのみ取り付け
た場合には、反射面が傾斜することになり、左右いずれ
か一方からの光は十分な反射効果を得ることができな
い。しかしながら、この発明では反射板をリム25の内
周面の幅方向の中心部からの垂直線Sに対してほぼ同一
方向に取り付けることができるから、左右いずれの方向
からの光も十分に反射することができる。
【0014】次に、この発明の反射装置のスポークへの
取り付け方法について説明する。まず、反射板1の両端
に連結具9を反対向きに取り付ける。連結具9の折返片
17を反射板1の透孔7に差し込み、反射板1の端部を
反射板固定部11に貼着させ、折返片17を折り返して
固定すればよい。折返片17は反射板1の剥離を防止し
強固に固定するように働く。反射板1の長さは連結具9
を2本のスポークの間を通し、3本目のスポークに取り
付けるように形成されている。即ち、スポーク群27a
の一本目のスポークを連結具9の嵌合溝10に押し入れ
て取り付けた後、スポーク群27aの2本目のスポーク
とスポーク群27bの1本目のスポークとの間を通しス
ポーク群27bの2本目のスポークを反射板1の他端に
固定した反対向きの連結具9の嵌合溝10に押し入れて
取り付ければよい。
取り付け方法について説明する。まず、反射板1の両端
に連結具9を反対向きに取り付ける。連結具9の折返片
17を反射板1の透孔7に差し込み、反射板1の端部を
反射板固定部11に貼着させ、折返片17を折り返して
固定すればよい。折返片17は反射板1の剥離を防止し
強固に固定するように働く。反射板1の長さは連結具9
を2本のスポークの間を通し、3本目のスポークに取り
付けるように形成されている。即ち、スポーク群27a
の一本目のスポークを連結具9の嵌合溝10に押し入れ
て取り付けた後、スポーク群27aの2本目のスポーク
とスポーク群27bの1本目のスポークとの間を通しス
ポーク群27bの2本目のスポークを反射板1の他端に
固定した反対向きの連結具9の嵌合溝10に押し入れて
取り付ければよい。
【0015】このようにして、反射板1を両端において
反対向きとなる連結具9を介して帯状に連結し、これを
上記のようにスポーク群27aとスポーク群27bとの
間に通し、連結具9により3本目ごとにスポークに固定
して円環状に連続させればよい(図5、図7及び図8参
照)。連結具9の嵌合溝10の底部は他端に向けて傾斜
しており、前記傾斜確度θはスポーク27のリム25の
内周面の幅方向の中心部からの垂直線Sに対する傾斜角
度とほぼ同じであるから、連結具9を交互に反対向きに
取り付けた場合には、図9に示すように、反射板1は前
記垂直線Sとほぼ同一面に配設されることになる。従っ
て、この発明に係る反射装置は、進行方向における左右
いずれからの光に対しても反射板は均等に対向すること
になる。
反対向きとなる連結具9を介して帯状に連結し、これを
上記のようにスポーク群27aとスポーク群27bとの
間に通し、連結具9により3本目ごとにスポークに固定
して円環状に連続させればよい(図5、図7及び図8参
照)。連結具9の嵌合溝10の底部は他端に向けて傾斜
しており、前記傾斜確度θはスポーク27のリム25の
内周面の幅方向の中心部からの垂直線Sに対する傾斜角
度とほぼ同じであるから、連結具9を交互に反対向きに
取り付けた場合には、図9に示すように、反射板1は前
記垂直線Sとほぼ同一面に配設されることになる。従っ
て、この発明に係る反射装置は、進行方向における左右
いずれからの光に対しても反射板は均等に対向すること
になる。
【0016】反射板1は、ハブ23の側端23a、23
bに交互に振り分けられたスポーク群27aとスポーク
群27bとの間を通して取り付けるとともに、テープ状
であるから、スポークから車輪の幅方向に突出すること
がなく安全である。また、スポークの間を通っているか
ら、側方から衝撃を受けてもスポークによって係止され
て外れることがない。さらに、連結具9は交互に反対向
きにスポークに取り付けられているから側方からの衝撃
に対して一層強固に取り付けられる。
bに交互に振り分けられたスポーク群27aとスポーク
群27bとの間を通して取り付けるとともに、テープ状
であるから、スポークから車輪の幅方向に突出すること
がなく安全である。また、スポークの間を通っているか
ら、側方から衝撃を受けてもスポークによって係止され
て外れることがない。さらに、連結具9は交互に反対向
きにスポークに取り付けられているから側方からの衝撃
に対して一層強固に取り付けられる。
【0017】尚、上記実施形態では、連結板1の長さを
連結具9を三本目ごとのスポーク27に取り付ける長さ
としたが、嵌合溝10の底部の傾斜角度θを大きくすれ
ば順次各スポークに取り付けることができる。また、反
射板1の側端面3、5を湾曲面とするとともに、連結具
9の側端面13、15も湾曲面としたが、いずれか一方
または双方とも直線状に形成してもよい。また、反射板
1と連結具9の反射板固定部11との連結構造は、上記
実施形態に限定されるものではない。例えば、透孔7と
折返片17を設けることなく単に貼着するだけでよいの
は勿論、反射板固定部11を2枚構造となし、反射板1
を挾持させる構造としてもよい。
連結具9を三本目ごとのスポーク27に取り付ける長さ
としたが、嵌合溝10の底部の傾斜角度θを大きくすれ
ば順次各スポークに取り付けることができる。また、反
射板1の側端面3、5を湾曲面とするとともに、連結具
9の側端面13、15も湾曲面としたが、いずれか一方
または双方とも直線状に形成してもよい。また、反射板
1と連結具9の反射板固定部11との連結構造は、上記
実施形態に限定されるものではない。例えば、透孔7と
折返片17を設けることなく単に貼着するだけでよいの
は勿論、反射板固定部11を2枚構造となし、反射板1
を挾持させる構造としてもよい。
【0018】さらに、反射板1は片面のみを反射面とな
し、反射面の向きを交互に変えながら円環状に連結して
もよい。あるいは、反射板1は環状体に完全に連続させ
ることなく、間をあけて1つ置きに取り付けてもよい。
また、連結具9における反射板固定部11の形状も実施
形態のような長方形状に限定されるものではなく、三角
形、菱形等任意の形状とすることができる。
し、反射面の向きを交互に変えながら円環状に連結して
もよい。あるいは、反射板1は環状体に完全に連続させ
ることなく、間をあけて1つ置きに取り付けてもよい。
また、連結具9における反射板固定部11の形状も実施
形態のような長方形状に限定されるものではなく、三角
形、菱形等任意の形状とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る反
射装置にあっては、取り付けが簡単であり、連結具は交
互に向きを変えてスポークに取り付けられるから、側方
からの衝撃に対しても外れることがない。また、テープ
状体であるからスポークから側方へ突出することがな
く、安全に走行することができる。この発明の反射装置
は、夜間走行中の左右いずれからの光にも均等に反射す
る。従って、信号待ちや路地から出る際に一時停止して
も死角になる部分がなく、自転車の存在を車両の運転者
に確実に視認させることができて、夜間走行の安全性を
向上させることができる。
射装置にあっては、取り付けが簡単であり、連結具は交
互に向きを変えてスポークに取り付けられるから、側方
からの衝撃に対しても外れることがない。また、テープ
状体であるからスポークから側方へ突出することがな
く、安全に走行することができる。この発明の反射装置
は、夜間走行中の左右いずれからの光にも均等に反射す
る。従って、信号待ちや路地から出る際に一時停止して
も死角になる部分がなく、自転車の存在を車両の運転者
に確実に視認させることができて、夜間走行の安全性を
向上させることができる。
【図1】この発明を構成する反射板の平面図である。
【図2】この発明を構成する連結具の斜視図である。
【図3】嵌合溝の傾斜を示す一部断面図である。
【図4】連結具の反対側の拡大斜視図である。
【図5】自転車の前車輪を示す説明用側面図である。
【図6】スポークのハブに対する傾斜角度を示す説明図
である。
である。
【図7】反射装置の取り付け状態を示す説明用一部側面
図である。
図である。
【図8】同じく取り付け状態を示す説明用一部拡大斜視
図である。
図である。
【図9】反射装置が垂直状態に取り付けられた説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 反射板 3 反射板の側端面 5 反射板の側端面 7 透孔 9 連結具 10 嵌合溝 11 反射板固定部 13 側端面 15 側端面 17 折返片 20 自転車の車輪 21 前ホーク 23 ハブ 23a ハブの側端 23b ハブの側端 25 リム 27 スポーク 27a スポーク群 27b スポーク群
Claims (4)
- 【請求項1】 両面または片面を反射面とした反射板
と、中央部にスポーク用嵌合溝を設け、前記嵌合溝の両
側に前記反射板を固定する反射板固定部を設けるととも
に、前記嵌合溝を一端から他端に向けて次第に深く形成
した連結具とからなり、前記連結具を介して反射板を連
結することを特徴とする自転車の車輪用反射装置。 - 【請求項2】 反射板は平面長方形状であって、長手方
向の両側面を同一方向に弓形に湾曲させ、自転車の車輪
のスポークに連続して取り付けたとき円環状となるよう
に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の自転
車の車輪用反射装置。 - 【請求項3】 前記反射板はテープ状体であって両端に
透孔を設け、連結具の反射板固定部の先端に折返片を突
設し、前記折返片を前記透孔に挿入して固定することを
特徴とする請求項1または請求項2記載の自転車の車輪
用反射装置。 - 【請求項4】 反射板と連結具とは貼着によって連結す
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自転
車の車輪用反射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19558496A JP2872126B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 自転車の車輪用反射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19558496A JP2872126B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 自転車の車輪用反射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016846A JPH1016846A (ja) | 1998-01-20 |
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