JP2871982B2 - 車両用多重伝送装置 - Google Patents

車両用多重伝送装置

Info

Publication number
JP2871982B2
JP2871982B2 JP4341351A JP34135192A JP2871982B2 JP 2871982 B2 JP2871982 B2 JP 2871982B2 JP 4341351 A JP4341351 A JP 4341351A JP 34135192 A JP34135192 A JP 34135192A JP 2871982 B2 JP2871982 B2 JP 2871982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
bits
meter
node
data frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4341351A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06169488A (ja
Inventor
久隆 小林
勝弘 太刀川
直亮 早川
誉達 西山
信一 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP4341351A priority Critical patent/JP2871982B2/ja
Publication of JPH06169488A publication Critical patent/JPH06169488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871982B2 publication Critical patent/JP2871982B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用多重伝送装置に
関し、特に単位時間当りのデータの専有率を下げるもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の多重伝送装置として、例えば特開
昭62−4658号,特開平2−121494号,同2
−121436号,同2−121495号の各公報にて
開示されている所謂分散多重型と呼ばれるものがある。
これは、大きな細経化効果が得られ、一部のシステムダ
ウンに対する信頼性が高く、設計変更に対する柔軟性が
高い等の点で現在注目されている。
【0003】かかる多重伝送装置は、バスラインに複数
のノードが接続され、データフレーム毎に車両運転情報
の信号をシリアルで多重伝送している。図3は、前記多
重伝送装置を簡単に説明するためのブロック図であり、
バスライン1に2個のノード2,3が接続され、ノード
2はバスインターフェイス2a,制御回路2b,車両の
各個所に設置され走行状態を検出する複数のセンサ2c
及び各種スイッチ2dから成るボディ系ノード、ノード
3はバスインターフェイス3a,制御回路3b及びメー
タ3cから成るメータ多重ノードであり、メータ3cに
は速度計SP,回転計TA,燃料計FU,温度計TE,
積算計OD及び警報表示部WAを備えている。
【0004】例えば、ノード2がバスライン1に図4で
示すようなデータフレームを送信し、ノード3にデータ
を伝える。一般に、データフレームは、多重伝送方式で
通常授受されるメッセージフォーマットから成り、メッ
セージの開始を示すSOM(2ビット)、複数のノード
が同時にデータを送信した時に優先順位を決定するPR
I(8ビット)、可変長のデータ領域DATA1〜DA
TAn、エラーチェックコードCRC(8ビット)、デ
ータの終了を示すEOD(1ビット)、全てのノードか
らビット対応で受領信号を返送させる受領信号領域RS
P(8ビット)、メッセージの終了を示すEOM(2ビ
ット)及びデータフレームの終了を示すアイドル領域I
DL(1ビット)という構成になっている。
【0005】そして、6種のデータを送信する場合のデ
ータ領域DATA1〜DATA6には、受信側のノード
を制御するに必要なデータが格納されこれらは主要デー
タであり、一方、他のデータは前記主要データに付加さ
れて送信される補助データである。
【0006】図3における多重通信装置において、ノー
ド2がノード3に対してバスライン1へ図4で示すよう
なデータフレームのデータを送信する場合、DATA1
に速度計SP,DATA2に回転計TA,DATA3に
燃料計FU,DATA4に温度計TE,DATA5に積
算計OD及びDATA6に警報表示部WAの各データが
格納される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、速度計SP
〜警報表示部WAのデータ長とデータの転送周期は個々
に異なり表1の通りである。
【0008】この場合、ノード2はノード3に関するデ
ータを一つのデータフレームに格納し、最もデータ転送
周期が短い0.02秒周期でバスライン1へ送信する。この
ため、単位時間(1秒)当りのデータのビット数は、D
ATA1〜DATA6の主要データの合計が72ビット、
補助データの合計が30ビットであることから、データフ
レーム全体で102 ビット、これを0.02秒間隔で送信する
ため1秒では102 ×1/0.02=5100ビット/秒となる。
【0009】
【表1】
【0010】バスライン1のデータのビット数すなわち
データの専有率は、低い方が良い。すなわち、あるノー
ドからのデータの専有率が低い程、他のノードからのデ
ータがバスラインに入りやすくなり、データの送信遅れ
が少なくなる。本発明は、データフレームの構成を改良
して単位時間当りのデータの専有率を下げることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、複数の計器や表示部等から成るメータを制
御するためのメータ多重ノードと、前記計器や前記表示
部を駆動するための主要データを送信する複数のノード
と、前記メータ多重ノードと前記複数のノードとを接続
するバスラインとを有し、前記バスラインを介して複数
の前記主要データの他に補助データを含むデータフレー
ムが伝送される車両用多重伝送装置において、前記デー
タフレームは、前記主要データのうち転送周期が同じ又
は近いもの毎に一つの前記データフレームに多重され、
前記主要データの転送周期に応じた転送周期で伝送され
ものである。
【0012】
【作用】例えば、データ転送周期が短い速度計データと
回転計データとを一つのデータフレームで構成すること
により、データ転送周期が長い他のデータを短い周期で
送信しなくても良く、単位時間当りのデータの専有率が
下がる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を添付図面に記載した実施例に
基づき説明するが、装置全体の構成は図3で示した従来
例と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0014】図1は、本発明の第一実施例のデータフレ
ームを示している。すなわち、主要データのうち、デー
タ転送周期が短い(0.02秒)速度計SPと回転計TA
(何れも図3参照)の各データをDATA1とDATA
2に格納し、補助データSOM〜IDLを付けて、一つ
のデータフレームを構成する(図1のa)。また、主要
データのうち、燃料計FU〜警報表示部WA(何れも図
3参照)の各データをDATA3〜DATA6に格納
し、補助データSOM〜IDLを付けて、一つのデータ
フレームを構成する(図1のb)。
【0015】以上のデータフレームの構成により、前者
を0.02秒、後者を0.1 秒のデータ転送周期により、バス
ライン1(図3参照)へ送信すると、単位時間(1秒)
当りのデータのビット数は、前者は(32ビット(主要デ
ータ)+30ビット(補助データ))×1/0.02=3100ビ
ット/秒、後者は(40ビット(主要データ)+30ビット
(補助データ))×1/0.1 =700 ビット/秒で、合計
では3100+700 =3800ビット/秒となり、従来例に比べ
てバスライン1のデータのビット数すなわちデータの専
有率は従来比74.5%となり、データの専有率を下げるこ
とができる。
【0016】図2は、本発明の第二実施例のデータフレ
ームを示している。ここでは、前記実施例の前者はその
ままで第1データフレーム(図2のa)とし、後者を更
に分解してデータ転送周期の同じデータ毎にまとめてデ
ータフレームを構成している。すなわち、燃料計FU〜
積算計ODの各データをDATA3〜DATA5に格納
し、補助データSOM〜IDLを付けて第2データフレ
ーム(図2のb)とし、警報表示部WAのデータをDA
TA6に格納し、補助データSOM〜IDLを付けて第
3データフレーム(図2のc)としている。
【0017】以上のデータフレームの構成により、第1
データフレームを0.02秒、第2データフレームを1.0
秒、第3データフレームを0.1 秒のデータ転送周期によ
り、バスライン1(図3参照)へ送信すると、単位時間
(1秒)当りのデータのビット数は、夫々3100ビット/
秒、54ビット/秒、460 ビット/秒で、合計では3100+
54+460 =3614ビット/秒となり、データの専有率は従
来比70.9%となり、データの専有率を一層下げることが
できる。
【0018】なお、前記各実施例を示す図1,図2にお
いて、各データフレーム中主要データと補助データとの
間(例えば、図1のaのDATA2とCRCとの間)に
空間があるが、実際のデータフレームではこれら空間は
生せず、連続したデータの集合体として各データフレー
ムは構成され、バスライン1へ送信される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、複数の計器や表示部等から成
るメータを制御するためのメータ多重ノードと、前記計
器や前記表示部を駆動するための主要データを送信する
複数のノードと、前記メータ多重ノードと前記複数のノ
ードとを接続するバスラインとを有し、前記バスライン
を介して複数の前記主要データの他に補助データを含む
データフレームが伝送される車両用多重伝送装置におい
て、前記データフレームは、前記主要データのうち転送
周期が同じ又は近いもの毎に一つの前記データフレーム
に多重され、前記主要データの転送周期に応じた転送周
期で伝送されるものであり、例えば、データ転送周期が
短い速度計データと回転計データとを一つのデータフレ
ームで構成することにより、データ転送周期が長い他の
データを短い周期で送信しなくても良く、バスラインの
単位時間当りのデータの専有率が下がり、これにより、
バスラインに余裕が生じ、他のノードからのデータの割
込みが容易となり、伝送遅れを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例におけるデータフレームの
状態を示す図。
【図2】本発明の第二実施例におけるデータフレームの
状態を示す図。
【図3】車両用多重伝送装置の構成を示すブロック図。
【図4】従来例におけるデータフレームの状態を示す
図。
【符号の説明】
1 バスライン 2 ボディ系ノード 2a バスインターフェイス 2b 制御回路 2c センサ 2d スイッチ 3 メータ多重ノード 3a バスインターフェイス 3b 制御回路 3c メータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 誉達 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日 本精機株式会社アール・アンド・デイ・ センター内 (72)発明者 河田 信一 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日 本精機株式会社内 審査官 阿部 弘 (56)参考文献 特開 平4−126498(JP,A) 特開 昭60−22844(JP,A) 特開 平4−208738(JP,A) 特開 平2−171058(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計器や表示部等から成るメータを
    制御するためのメータ多重ノードと、前記計器や前記表
    示部を駆動するための主要データを送信する複数のノー
    ドと、前記メータ多重ノードと前記複数のノードとを接
    続するバスラインとを有し、前記バスラインを介して複
    数の前記主要データの他に補助データを含むデータフレ
    ームが伝送される車両用多重伝送装置において、前記デ
    ータフレームは、前記主要データのうち転送周期が同じ
    又は近いもの毎に一つの前記データフレームに多重さ
    れ、前記主要データの転送周期に応じた転送周期で伝送
    されることを特徴とする車両用多重伝送装置。
JP4341351A 1992-11-27 1992-11-27 車両用多重伝送装置 Expired - Fee Related JP2871982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341351A JP2871982B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 車両用多重伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4341351A JP2871982B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 車両用多重伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06169488A JPH06169488A (ja) 1994-06-14
JP2871982B2 true JP2871982B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=18345397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4341351A Expired - Fee Related JP2871982B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 車両用多重伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2871982B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4584486B2 (ja) * 2001-04-27 2010-11-24 株式会社 エニイワイヤ 制御・監視信号伝送システム
JP4787527B2 (ja) * 2005-04-01 2011-10-05 株式会社ケーヒン 通信制御装置および通信制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06169488A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998052323A1 (fr) Emetteur de paquets de donnees
KR890007601A (ko) 원격감시 및 제어스스템
JPH0473824B2 (ja)
JPS6412633A (en) Data communication method and multiconnection system
JP2871982B2 (ja) 車両用多重伝送装置
JP2000354080A (ja) 電子装置間の通信制御方法およびこれを用いた建設機械、建設機械の電子回路
JP3091558B2 (ja) エレベータ監視システム
KR0131978B1 (ko) 공통선 신호 방식의 신호 링크를 모니터하는 장치 및 그 방법
JPS6013537B2 (ja) 通信方式
JPH0738581A (ja) 通信方式
JP2904305B2 (ja) 多重伝送装置
JPS5828997B2 (ja) 監視制御方式
JPH02147449A (ja) 車両用故障診断装置
JP2655002B2 (ja) 感知車両信号伝送方法
JP3247209B2 (ja) 多重伝送装置
JP3385162B2 (ja) 車両多重伝送装置
JPS59225646A (ja) 時分割多重伝送方式
CN117938704A (zh) 车载以太网的测试方法、装置、及车辆
JPH02213737A (ja) 車両用故障診断装置及び診断方法
KR100446125B1 (ko) 차량의 전, 후방 감지장치
JPH0965455A (ja) インバ−タドライブ遠方設定表示システムにおける送受信方法
JP3548242B2 (ja) 自動通報システム
JPH03201741A (ja) 伝送回路の送信要求応答方法
JPH1198166A (ja) 伝送方式
JPH11308678A (ja) 監視情報モニタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120108

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees