JP2871915B2 - 光部品のコード化パッケージ構造 - Google Patents

光部品のコード化パッケージ構造

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JP2871915B2
JP2871915B2 JP28210991A JP28210991A JP2871915B2 JP 2871915 B2 JP2871915 B2 JP 2871915B2 JP 28210991 A JP28210991 A JP 28210991A JP 28210991 A JP28210991 A JP 28210991A JP 2871915 B2 JP2871915 B2 JP 2871915B2
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optical fiber
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reinforcing cord
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reinforcing
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重人 淀
弘一 早川
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信等に使用される
光部品のコード化パッケージ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信に用いられる光部品の一種として
溶融カプラが知られている。この種の溶融カプラは、例
えば、図4に示すように、2本の光ファイバ心線1,2
の被覆層3の一部を皮剥ぎして裸光ファイバ4を露出さ
せ、光ファイバ心線1,2の裸光ファイバ4の一部を添
わせて加熱しながら引き伸ばして添設部5の裸光ファイ
バ部分を溶着したもので、例えば、光ファイバ心線1の
送信側から送られる光信号を所定の比率で添設部5から
光ファイバ心線2側の裸光ファイバ4に分岐させ、所望
の信号処理が行われている。
【0003】ところで、最近においては、光通信の多様
化に伴い、光コード心線の溶融カプラが求められてい
る。
【0004】しかし、この光コード心線は、光ファイバ
心線の周りを補強繊維で覆い、さらにその上側にシース
被覆を施したものからなるので、光コード心線をそのま
ま用いて溶融カプラを作製しようとすると、光コード心
線の一部分を皮剥ぎして裸光ファイバ4を露出させる作
業が非常に困難となり、さらに、光コード心線はシース
被覆の外径が光ファイバ心線1,2の外径よりも非常に
大きくなるため、仮に、皮剥ぎによって裸光ファイバ4
を露出させたとしても、裸光ファイバ4間の隙間が大き
くなり、裸光ファイバ4同士を所定の区間に亘って添わ
せて融着する作業が非常に困難となる。このため、一般
には、裸光ファイバ4を用いて予め溶融カプラを作製し
ておき、この状態で図3に示すように、溶融カプラ6か
ら出ている裸光ファイバ4を内部が空洞となっている補
強コード7(光コード心線から光ファイバ心線を抜き出
した状態のコード)に通して収容し、さらに、溶融カプ
ラ6と補強コード7の端末部をケース8により覆って溶
融カプラ6をパッケージ化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の溶融カプラのコード化パッケージ構造は、補強コード
7の挿通孔内に裸光ファイバ4が長さ方向に摺動自在に
挿入されているので、温度変化に対して伝送損失が変動
するという欠点があった。すなわち、補強コード7のシ
ース被覆はPVC等のプラスチック樹脂により形成され
ているため、補強コード7の線膨張率が裸光ファイバ4
より大きく、このため、高温状態では補強コード7側か
ら裸光ファイバ4側に引っ張り力が作用するので、伝送
損失には大きな変動が生じないのであるが、低温状態に
なると、補強コード7が裸光ファイバ4よりも大きく収
縮するため、裸光ファイバ4がケース8内に突き出し
(補強コード7の引き出し先端側にはコネクタ等が取り
付けられるため、裸光ファイバ4はコネクタ側には突き
出すことができず、ケース8側に突き出す)、ケース8
内部で局部的な曲げ10が発生し、これにより、伝送損失
が大きくなり、極端な場合には、この曲げ10の部分で破
断するという問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、温度変化、特に低温
状態における裸光ファイバの曲げによる伝送損失の増加
変動がなく、その曲げによる破断も発生することのない
光部品のコード化パッケージ構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の光部品のコード化パッケージ構造は、光ファイバ
からなる入出力ポートを有する光部品と、この光部品か
ら出ている入出力ポートの光ファイバを通して収める補
強コードと、前記光部品および補強コードの端末部を収
容するケースとを備え、このケース内に接着剤が注入さ
れ、この接着剤によって補強コードと光ファイバがケー
スに一体的に固定されていることを特徴として構成され
ている。
【0008】
【作用】上記構成の本発明において、例えば、低温方向
に温度が変化すると、線膨張率の大きい補強コードは裸
光ファイバよりも大きく縮もうとするが、ケース内で補
強コードと光ファイバが接着剤によりケースと一体的に
固定されているので、裸光ファイバと補強コードとが長
さ方向に相対移動することがなく、したがって、この補
強コードの端末部から光ファイバがケース側に突き出し
て曲がりが発生するということがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本発明に係る光部品のコード化パッケー
ジ構造の一実施例の構成が示されており、また、図2に
は溶融カプラの裸光ファイバを収容補強するための補強
コード11の構成が示されている。この補強コード11はナ
イロン樹脂等からなるパイプ12の外側に炭素繊維等の補
強繊維13を配し、その外側をPVC等の外層シース14で
被覆したものからなり、溶融カプラ6のパッケージ化に
際しては、補強コード11の端末先端部の外層シース14が
皮剥ぎされて補強繊維13とパイプ12が露出状態にされ
る。
【0010】そして、溶融カプラ6の両側から出る入出
力ポートの裸光ファイバ4はそれぞれ対応する補強コー
ド11のパイプ12内に挿入されて裸光ファイバ4は補強コ
ード11により被覆補強された状態となる。このように、
裸光ファイバ4を補強コード11のパイプ12に通した後、
図1に示す如く、溶融カプラ6は半割り状の下側のケー
ス23の中央部に収容され、入力ポート側と出力ポート側
の補強コード11の端末部は同ケース23の両端側に挿入状
態で収容される。この溶融カプラ6と補強コード11の端
末部分がケース23に収容された状態で、ケース23内に接
着剤22が注入充填され、溶融カプラ6と、裸光ファイバ
4と、パイプ12と、補強繊維13と、シース14とは一体的
にケース23に固定される。この固定状態で、ケース23に
半割り状の上側のケース(図示せず)が被せられ、溶融
カプラ6と補強コード11の端末部は上下両側のケースに
よってパッケージされた状態となり、目的とする溶融カ
プラのコード化パッケージ構造が得られるのである。
【0011】本実施例によれば、補強コード11の外層シ
ース14と、補強繊維13と、パイプ12と、溶融カプラ6の
裸光ファイバ4とは接着剤22によりケース23に一体的に
固定されるので、例えば低温方向に温度が変化しても、
裸光ファイバ4と補強コード11(詳しくはパイプ12)と
の熱膨張率の違いによって裸光ファイバ4がパイプ12か
ら溶融カプラ6側に突き出して曲げが発生するというこ
とが完全になくなり、温度変化によっても伝送損失に変
動のない安定した溶融カプラのコード化パッケージ構造
の提供が可能となる。
【0012】また、前記のように、温度変化によって裸
光ファイバの突き出しによる曲げが発生しないので、そ
の曲げ部から破断するということもなくなり、機械強度
上の信頼性も大幅に高められる。
【0013】本発明者は本実施例における溶融カプラの
コード化パッケージ構造のサンプルを多数作製し、これ
を−40〜80℃の温度範囲で50サイクルのヒートサイクル
試験を行ったところ、伝送損失の損失変動は±0.2 dBの
範囲に収まり、従来例に較べ格段に優れた効果を得るこ
とができた。
【0014】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、溶融カプラの入力ポートと出力ポートがい
ずれも2個の場合で説明したが、この入出力ポートはこ
れに限らず、n×m(n,mは1以上の整数)のポート
数の溶融カプラに適用することができる。
【0015】また、上記実施例は裸光ファイバ4の直径
として、0.25mmの素線を用いてコード化したが、裸光フ
ァイバ4の素線はその直径を0.4mm,0.9 mm等、様々な
直径のものを使用することが可能であり、また、単心の
光ファイバ心線に限らず、例えば、多心テープ心線等、
多心の光ファイバ心線のコード化にも適用できるもので
ある。
【0016】さらに、上記実施例では光部品として溶融
カプラを対象にして説明したが、一般にコード化が要求
される溶融カプラ以外の各種の光部品にも適用できるも
のである。
【0017】さらに、光部品を収容するケースの形状は
必ずしも本実施例の形状に限られるものではなく、例え
ば、外観が円柱状のものや、直方体形状のもの等、仕様
に応じ様々な形状のケースを採用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、ケースに収容される補強コー
ドと光部品の入出力ポートの光ファイバとがケース内に
注入される接着剤によって一体的に固定されているの
で、温度変化が生じても、光ファイバが補強コードとの
線膨張率の違いに起因してケース内に突き出して曲げが
発生するということがなくなり、これにより、温度変化
に対する伝送損失の変動を抑えることができるととも
に、前記光ファイバの曲げによる破断等の問題も防止す
ることができ、温度特性の優れた信頼性の高い光部品の
コード化パッケージ構造の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光部品のコード化パッケージ構造
の一実施例の構成図である。
【図2】同実施例において使用されている補強コードの
説明図である。
【図3】従来の光部品のコード化パッケージ構造で発生
する不具合状態の説明図である。
【図4】一般的な溶融カプラの模式説明図である。
【符号の説明】
4 裸光ファイバ 6 溶融カプラ 11 補強コード 12 パイプ 13 補強繊維 14 外層シース 22 接着剤 23 ケース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/28 G02B 6/287

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバからなる入出力ポートを有す
    る光部品と、この光部品から出ている入出力ポートの光
    ファイバを通して収める補強コードと、前記光部品およ
    び補強コードの端末部を収容するケースとを備え、この
    ケース内に接着剤が注入され、この接着剤によって補強
    コードと光ファイバがケースに一体的に固定されている
    光部品のコード化パッケージ構造。
JP28210991A 1991-10-02 1991-10-02 光部品のコード化パッケージ構造 Expired - Lifetime JP2871915B2 (ja)

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JPH0593819A JPH0593819A (ja) 1993-04-16
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