JP3244096B2 - 光ファイバ心線余長収納部品 - Google Patents

光ファイバ心線余長収納部品

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JP3244096B2 JP00163094A JP163094A JP3244096B2 JP 3244096 B2 JP3244096 B2 JP 3244096B2 JP 00163094 A JP00163094 A JP 00163094A JP 163094 A JP163094 A JP 163094A JP 3244096 B2 JP3244096 B2 JP 3244096B2
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英志 長倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルの
接続部を収納し保護する筐体(通常、光クロージャと呼
ばれる)内で接続部分を含む光ファイバ心線の余長部分
を収納するための部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CATVや高品位テレビジョン等
の広帯域サービスを提供するため、電話局とお客様の端
末間を結ぶ加入者光線路網の構築が活発に進められてい
る。この加入者光線路には、複数本の光ファイバ素線を
一括被覆した光ファイバテープが用いられている。そし
て、これら複数本の光ファイバ素線を同時に接続する技
術の研究開発が行われ、最近では多心一括接続が可能と
なり、光線路網の建設効率が向上した。図4は、光ファ
イバテープの一例を示す図であって、4本の光ファイバ
素線を直線状に並べて一括被覆した4心光ファイバテー
プの断面図である。ここで、7は光ファイバ、8は光フ
ァイバ被覆、9は一括被覆である。
【0003】一般に、光ファイバの接続方法としては融
着接続と光コネクタ接続がある。融着接続は放電によっ
て光ファイバ同士を溶融して接続する方法であるが、接
続部分の強度が小さいことから、接続後の切損を防ぐた
めに熱収縮スリーブで接続部分の補強を行う。図5はこ
の接続部分を説明する図であり、光ファイバテープ1の
光ファイバ7をそれぞれ融着接続部10で接続している。
これに熱収縮スリーブ2を被覆する。熱収縮スリーブ2
は、抗張力体11、内部チューブ(接着剤)12及び外部チ
ューブ13から成っている。接続前に予め内部チューブに
光ファイバテープを通しておき、融着接続後に熱収縮ス
リーブ全体を融着接続部に移動させ、加熱する。これに
より、内部チューブ即ち接着剤が溶解し融着接続部を包
むと同時に外部チューブが収縮し、その収縮圧によって
固定補強される。
【0004】一方、光コネクタ接続は高精度に作られた
2つのコネクタプラグ内に光ファイバを挿入固定し、こ
の2つのプラグをピン等を用いて軸合わせして接続する
方法である。この方法に用いる光コネクタの一例を図6
に示した。図中、1は光ファイバテープ、14は光コネク
タフェルール、15はブーツ、16はピン穴、17は嵌合ピ
ン、18は光コネクタ端面、19は光コネクタ窓部、20はV
溝、21は光ファイバ穴、22はコネクタクリップで、V溝
は光ファイバテープ内の光ファイバ数と同じ本数設けら
れている。そして図に示すように、嵌合ピンを介して2
つの光コネクタフェルールを矢印方向に突き合わせ、コ
ネクタクリップで留めることにより、複数本の光ファイ
バを一括接続することができる。
【0005】光ファイバを接続後、この接続部を収納す
るために、光ファイバ心線収納シートを用いる。図7に
従来の光ファイバ心線収納シートに光ファイバテープを
収納した状態を示す。図中、1は光ファイバテープ、23
は光ファイバ心線収納シート、24は光ファイバ移動防止
片、25は識別ホルダである。通常、光ファイバ心線収納
シート内には5本の光ファイバテープを収納し、余長と
なった光ファイバテープを輪状にして、1テープごとに
識別ホルダを付けて収納する。なお、図中イの部分は、
この図では熱収縮スリーブを示しているが、光コネクタ
接続の際にはここに光コネクタが収まる。
【0006】この光ファイバ心線収納シートはまとめて
保護筐体内に収容する。図8に筐体の一例の内部構造を
示す。この図は筐体の外装を除き、且つ一部省略した斜
視図であって、23は光ファイバ心線収納シート、26は保
護筐体本体、27はハンガー、28は光ファイバケーブルで
ある。この図は3本のケーブルを接続するための接続部
保護筐体を示している。光ファイバケーブル中には複数
本の光ファイバテープが含まれており、接続はこのテー
プごとに行われるため、通常はテープ本数の5分の1の
光ファイバ心線収納シートが必要であり、これらがハン
ガー27に吊るされた状態で筐体内に収納されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバの接続は、
従来のメタル線路と異なり、融着接続装置や光コネクタ
組み立て装置にセットするだけの光ファイバの余長が必
要になる。そのため、図7にも示すように余長分を輪状
にして収納せざるを得ない。また、近年の需要数の増加
に対応し、多心の光ファイバケーブルが用いられ、光フ
ァイバ心線収納シート内には5本もの光ファイバテープ
が収納されている。このため、1本の光ファイバテープ
を取り出す際にも、実際には5本の光ファイバテープ全
てを光ファイバ心線収納シートから取り出さなければな
らないという問題があった。更に光ファイバ移動防止片
24が光ファイバ心線収納シート23と一体に形成されてい
るため、光ファイバテープを取り出す際にこの移動防止
片に引っ掛かってしまうことが多かった。このため、光
ファイバに無理な力がかかって光損失の増加を生じ、こ
れによって光ファイバ中の信号伝送に符号誤りが生じる
などの欠点があった。
【0008】一方加入者線路網を構築するにあたって、
現在電話局間の幹線をループ状にして布設し、お客様に
対してはこのループ網から枝葉のように光ファイバケー
ブルを分岐するという形態で行っている。そのため、新
規需要が発生した場合、保護筐体内に新設の光ファイバ
ケーブルを収容し、新しい光ファイバケーブルのための
接続替えが行われることになる。このとき、1本の光フ
ァイバテープを接続替えする際でも、他の4本を同時に
取り出さないと作業ができない。特に、接続替えをしな
い4本がお客様の使用中の回線であつた場合には、これ
らの光ファイバに上述のような影響を与えることのない
方法が強く望まれていた。
【0009】本発明の目的は、従って、光ファイバ心線
収納シート内から光ファイバテープを1本ずつ取り出す
ことができ、更にこれを取り出す際にも他の光ファイバ
テープに影響を与えない光ファイバ心線余長収納部品を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するため、チャック部分で閉じたときに偏平な筒状
を呈し、チャック部分を開閉して光ファイバテープ余長
部分を1本ずつ収納可能な、チャック付きのビニールな
どの軟質シートと、複数の該軟質シートを長手方向にず
らして収容する光ファイバ心線収納シート本体と、該光
ファイバ心線収納シート本体の両側面から光ファイバテ
ープがはみ出すのを防止するために付設するカバーとを
具備することを特徴とした光ファイバ心線余長収納部品
である。。
【0011】
【作用】本発明によれば、チャック付きビニールシート
を用いて光ファイバテープを1本ずつ収納し、更に、光
ファイバ心線収納シート本体と光ファイバ移動防止カバ
ーとを分離しているため、光ファイバテープの収納或い
は取り出しが容易になった。しかも、このような際に、
他の光ファイバテープに不要な力が加わることもなくな
り、他に影響を与えずに接続作業を行うことが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、チャック付き軟質シート例えばビニールシ
ート3に、光ファイバテープ1の余長部分を収納したと
きの状態を示す図である。チャック付きビニールシート
3は長方形の形状を持ち、チャック部分4で開閉できる
両端部を閉じると偏平な筒状になる構造を有する。チャ
ック部分4は、公知の技術である例えばジッパータイプ
或いはマジックテープタイプ等のものを使用できる。ジ
ッパータイプでは、片方が凹状で他方が凸状となってお
り、両方を押しつけることによって密着され、引っ張る
ことによって開封される。マジックテープも同様に作用
するが、これらのように容易に且つ確実に開閉できるも
のならば、どのようなタイプのものでも使用できる。こ
の図で2は熱収縮スリーブを示しているが、光コネクタ
であっても差し支えない。
【0013】光ファイバテープ1の余長部分を輪状にし
てチャック付きビニールシート3内に入れ、チャック部
分4を密着することにより、光ファイバテープが1本ず
つチャック付きビニールシート3内に収納される。この
とき、チャック付きビニールシート3の両側面が開いて
いるので、光ファイバテープ1に無理な力がかかること
なく収納できる。この後、他の4本の光ファイバテープ
も同様にしてそれぞれ別のチャック付きビニールシート
に収納する。
【0014】図2は、本発明の光ファイバ心線収納シー
ト本体6に光ファイバテープ1を収納したときの状態を
示す図である。それぞれチャック付きビニールシート3
は、図示のように1枚ずつずらして光ファイバ心線収納
シート本体6に収容する。このようにすることにより、
光ファイバテープの取り出しの際に他の光ファイバテー
プに影響を与えずに、個々のチャック付きビニールシー
ト3即ち個々の光ファイバテープ1を容易に取り出すこ
とができる。図中、5は移動防止用のカバーである。
【0015】図3は、本発明の移動防止用のカバー5
(同図a)と光ファイバ心線収納シート本体6(同図
b)とを示す斜視図である。両者とも可撓性の材質から
成っており、変形自在であってしかも原型を保つ材料、
例えばプラスチックフィルムなどで形成できる。カバー
5は、光ファイバ心線収納シート本体6の側面から光フ
ァイバテープがはみ出すのを防止するためのものであ
り、両端部を広げて光ファイバ心線収納シート本体6の
前面から被せ、光ファイバ心線収納シート本体6の下部
の折り返し部分に挟み込んで固定する。従来の光ファイ
バ心線収納シート(図7)ではこの収納シートとカバー
が一体に形成されていたために難点があったが、本発明
ではこの両者を別体として取扱いを容易にした特徴を有
する。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
ファイバ心線余長収納部品を使用すれば、チャック付き
軟質シートを用いて光ファイバテープを1本ずつ収納
し、更に光ファイバ心線収納シート本体と光ファイバテ
ープ移動防止カバーを別体としているため、光ファイバ
テープの収納及び取り出しが容易にできるようになっ
た。しかも、従来光ファイバテープを取り出す際に不要
の応力が加わり通信路に影響を与えることがあった欠点
を除去することができた。これにより、本発明は、加入
者光線路工事の建設効率及び保守効率が大幅に向上する
という多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のチャック付き軟質シートに光
ファイバテープを収納した状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の光ファイバ心線収納シート本
体に光ファイバテープを収納した状態を示す図である。
【図3】図3は、本発明の光ファイバテープ移動防止カ
バー(a)と光ファイバ心線収納シート本体(b)とを
示す図である。
【図4】図4は、4心光ファイバテープの断面図であ
る。
【図5】図5は、光ファイバテープの接続点と熱収縮ス
リーブを示す図である。
【図6】図6は、多心光コネクタの一例を示す図であ
る。
【図7】図7は、従来の光ファイバ心線収納シートに光
ファイバテープを収納した状態を示す図である。
【図8】図8は、収納保護筐体の一例の内部を示す一部
省略斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバテープ 2 熱収縮スリーブ 3 チャック付き軟質シート 4 チャック部分 5 移動防止カバー 6 光ファイバ心線収納シート本体 7 光ファイバ 8 光ファイバ被覆 9 光ファイバテープ被覆 10 融着接続部 11 抗張力体 12 内部チューブ 13 外部チューブ 14 光コネクタフェルール 16 ピン穴 17 嵌合ピン 21 光コネクタ穴 22 光コネクタクリップ 23 光コネクタ心線収納シート 24 移動防止片 26 筐体本体 27 ハンガー 28 光ファイバケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−92332(JP,A) 特開 昭63−144311(JP,A) 特開 昭63−38906(JP,A) 特開 昭62−204211(JP,A) 特開 昭59−19914(JP,A) 実開 昭57−130811(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブルの接続部を収納し保
    護する筐体内で接続部分を含む光ファイバ心線の余長部
    分を収納するための部品において、チャック部分で閉じ
    たときに偏平な筒状を呈し、チャック部分を開閉して光
    ファイバテープ余長部分を1本ずつ収納可能な、チャッ
    ク付きのビニールなどの軟質シートと、複数の該軟質シ
    ートを長手方向にずらして収容する光ファイバ心線収納
    シート本体と、該光ファイバ心線収納シート本体の両側
    面から光ファイバテープがはみ出すのを防止するために
    付設するカバーとを具備することを特徴とする光ファイ
    バ心線余長収納部品。
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