JP2870799B2 - コネクタのロック状態検出装置 - Google Patents

コネクタのロック状態検出装置

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JP2870799B2 JP11584389A JP11584389A JP2870799B2 JP 2870799 B2 JP2870799 B2 JP 2870799B2 JP 11584389 A JP11584389 A JP 11584389A JP 11584389 A JP11584389 A JP 11584389A JP 2870799 B2 JP2870799 B2 JP 2870799B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車のエアバック回路中に配設された
コネクタのロック状態を検出するロック状態検出装置に
関するものである。
[従来技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第4図ないし第
6図に示すようなものがある。
第4図中符号1ホバッテリ,符号2,3は車両の衝突時
の加速度を検出する一対の加速度センサで、これら加速
度センサ2,3は、2つの接続端子4a,4b,又は5a,5bを有す
る第1,第2コネクタ4,5を介して前記バッテリ1と第3
コネクタ6とに直列に接続されている。この第3コネク
タ6は、3つの接続端子6a,6b,6cを有し、ステアリング
7側に設けられた第4コネクタ8に、渦巻ケーブル9を
介して接続されている。この第4コネクタ8は、3つの
接続端子8a,8b,8cを有し、この2つの接続端子8b,8Cに
は、図示省略のエアバックを展開させるための火薬に点
火させる点火用ヒータ10が連結されている。
一方、車体側には、前記バッテリ1にホーンリレー11
が接続され、このホーンリレー11の常開接点11aにホー
ン12が直列に接続されている。また、このホーンリレー
11の励磁コイル11bは、第3コネクタ6の接続端子6a,渦
巻ケーブル9のケーブル部9a,第4コネクタ8の接続端
子8aを介してホーンスイッチ13が直列に接続されてい
る。
これらコネクタ4,5,6,8は、第5図および第6図に示
すように構成されている。
これらコネクタ4,5,6,8は、雄型コネクタ部14および
雌型コネクタ部15から構成されている。この雄型コネク
タ部14には、弾性片14aが設けられ、この弾性片14aに
は、第6図に示すように、雌型コネクタ部15の係止部15
aに係止する係止凸部14bが形成されている。
そして、それらの内、第1ないし第3コネクタ4,5,6
には、両コネクタ部14,15の被ロック状態を検知するロ
ック検知スイッチ16が配設されている。つまり、このロ
ック検知スイッチ16は、弾性片14aに接触板16aおよび接
触バネ16bを有し、この接触バネ16bには、前記接触板16
aに離接する接点16cおよび押圧突起16dが形成されてい
る。この雄型コネクタ部14が雌型コネクタ部15内に、第
6図に示すように嵌合されることにより、前記押圧突起
16dが雌型コネクタ部15に押圧されて、前記接点16cが接
触板16aに接触して導通されるようになっている。
これら第1ないし第3コネクタ4,5,6のロック検知ス
イッチ16は、第4図に示すように直列に接続され、チェ
ックコネクタ17を介してチェック用バッテリ18に接続さ
れている。このチェックコネクタ17とチェック用バッテ
リ18との間には、チェックランプ19が配設されている。
これにより、第1ないし第3コネクタ4,5,6の両コネ
クタ部14,15が確実にロックされている場合には、ロッ
ク検知スイッチ16が導通状態となり、チェックランプ19
が点灯するため、ロック状態が確認されることとなる。
一方、各コネクタ4,5,6,8が確実にロックされている
状態で、車両衝突等により両加速度センサ2,3がON状態
となると、点火用ヒータ10が作動して、火薬に点火さ
れ、エアバックが展開されて運転者の安全性が確保され
ることとなる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のものにあっては、常
開のロック検出スイッチ16を直列に接続し、チェックラ
ンプ17の点灯により、各コネクタ4,5,6等のロック状態
の検出を行なうようにしているが、スペースの都合上、
渦巻ケーブル9のケーブル部9a…を増加させることがで
きないことから、ステアリングホイール7内の第4コネ
クタ8にホロック検出スイッチ16を設けることができ
ず、エアバックが不作動状態となる虞がある。また、別
途、チェックランプ19等の部品が必要となり、部品点数
が増加する、という問題がある。
[課題を解ノ決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、ステアリングホイール内に、ホーンスイッチおよ
び、該ホーンスイッチを車体側に設けられたホーンリレ
ーと接続するコネクタが配設され、前記ホーンリレーの
励磁コイルに前記コネクタを介して前記ホーンスイッチ
が接続され、前記コネクタは、雌型コネクタ部と雄型コ
ネクタ部とが着脱自在に設けられて構成されると共に、
前記両コネクタ部のロック状態で開成する常閉タイプの
ロック検出スイッチを設け、更に、該ロック検出スイッ
チを前記ホーンスイッチと並列に接続したことを特徴と
している。
[作用] かかる手段によれば、ステアリングホイール内に設け
られたコネクタがアンロック状態であると、常閉タイプ
のロック検出スイッチが導通状態となっているため、ホ
ーンスイッチがON状態となっているのと同様となり、ホ
ーンが鳴ることにより、アンロック状態が認識されるこ
ととなる。
このように、ホーン回路と接続することにより、ステ
アリングホイール内に設けられたコネクタにもロック検
出スイッチを配設することができるため、コネクタのロ
ック状態を確実に把握することができる。従って、エア
バックを確実に作動させることができると共に、従来設
けられていたチェックランプ等の装置が必要なく部品点
数を削減することができる。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例を示す図
である。
まず構成を説明すると、第1図中符号21はバッテリ,
符号24,25は車両の衝突時の加速度を検出する一対の加
速度センサで、これら加速度センサ24,25は、2つの接
続端子24a,24b,又は25a,25bを有する第1,第2コネクタ2
4,25を介してバッテリ21と第3コネクタ26とに直列に接
続されている。この第3コネクタ26は、3つの接続端子
26a,26b,26cを有し、ステアリングホイール27側に設け
られた第4コネクタ28に、渦巻ケーブル29を介して接続
されている。この第4コネクタ28も3つの接続端子28a,
28b,28cを有し、この内の2つの端子28b,28cには、図示
省略のエアバックを展開させるための火薬に点火させる
点火用ヒータ30が連結されている。
一方、車体側には、バッテリ21にホーンリレー31が接
続され、このホーンリレー31の常閉接点31aにホーン32
が直列に接続されている。また、このホーンリレー31の
励磁コイル31bは、第3コネクタ26の接続端子26a,渦巻
ケーブル29のケーブル部29a,第4コネクタ28の接続端子
28aを介してホーンスイッチ33に直列に接続されてい
る。
これらコネクタ24,25,26,28は、主に第2図および第
3図に示すように構成されている。
すなわち、これらコネクタ24,25,26,28は、雄型コネ
クタ部34および雌型コネクタ部35から構成されている。
この雄型コネクタ部34には、弾性片34aが設けられ、こ
の弾性片34aには、第2図,第3図に示すように、雌型
コネクタ部35の係止部35aに係止する係止凸部34bが形成
されている。
そして、これらコネクタ24,25,26,28には、両コネク
タ部34,35のロック状態を検知するロック検知スイッチ3
6が設けられている。つまり、このロック検知スイッチ3
6は、接触板36aおよび接触バネ36bを有し、この接触バ
ネ36bには、前記接触板36aに離接する接点36cおよび雌
型コネクタ部35に押圧される押圧突起36dが形成されて
いる。この雄型コネクタ部34が雌型コネクタ部35内に第
3図に示すように嵌合されることにより、前記押圧突起
36dが雌型コネクタ部34に押圧されて、前記接点36cが接
触板36aから離間して被導通状態となるように設定され
ている。
そして、これらコネクタ24,25,26,28のロック検知ス
イッチ36は、第1図に示すように、ホーンリレー31の励
磁コイル31bに、前記ホーンスイッチに対してそれぞれ
並列に接続されている。これにより、それらコネクタ2
4,25,26,28がアンロック状態となっている場合には、常
閉タイプのロック検知スイッチ36の閉成状態が維持さ
れ、ホーンスイッチ33が0N状態となったのと同様に、ホ
ーン32が鳴るように設定されている。
次に、かかる構成よりなるコネクタのロック状態検出
装置の作用について説明する。
第1ないし第4コネクタ24,25,26,28をそれぞれ接続
するのに、雌型コネクタ部35を雄型コネクタ部34に挿入
すると、係止凸部34bが係止部35aを乗り越えて係合し
て、両コネクタ部34,35がロックされる。これと共に、
第3図に示すように、係止部35aにより押圧突起36dが押
され、接触バネ36bが撓むことにより、接点36cが接触板
36aから離間して被導通状態となる。
かかる接続状態において、第1ないし第4コネクタ2
4,25,26,28のいずれか一つのロック状態が不完全である
と、ロック検知スイッチ36のうちの一つが閉状態(導通
状態)のままとなり、ホーンリレー31の励磁コイル31b
は接地されることとなり、この励磁コイル31bにより、
常開接点31aが閉成されて、ホーン32に電流が供給され
て、このホーン32が作動することとなる。これにより、
運転者はコネクタ24,25,26,28のアンロック状態を検出
することができる。
ここで、第4コネクタ28が完全に外れている場合に
は、ホーンスイッチ33を押しても、ホーン32が鳴ること
がないことから、この状態が検知されることとなる。
このようにすれば、渦巻ケーブル29を増やすことな
く、ステアリングホイール27側に設けられた第4コネク
タ28にロック検知スイッチ36を配設することができ、ア
ンロック状態を検出することができる。
また、ホーン32を利用することにより、従来のような
チェックランプ19を必要としないため、部品点数の削減
を図ることができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、渦巻ケ
ーブルを増やすことなく、ステアリングホイール側に設
けられたコネクタにロック検知スイッチを配設すること
ができ、アンロック状態を検出することができると共
に、ホーンを利用することにより、従来のようなチェッ
クランプを必要としないため、部品点数の削減を図るこ
とができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明のコネクタのロック状態
検出装置の一実施例を示す図で、第1図は同装置の回路
図、第2図は雄型コネクタ部の側面説明図、第3図はコ
ネクタのロック状態を示す側面説明図、第4図ないし第
6図はそれぞれ第1図,第2図,第3図に相当する図で
ある。 27…ステアリングホイール 28…第4コネクタ(コネクタ) 31…ホーンリレー 31a…常開接点 31b…励磁コイル 33…ホーンスイッチ 34…雄型コネクタ部 35…雌型コネクタ部 36…ロック検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/639 - 13/64 H01R 13/70 B60R 16/02 B60R 21/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイール内に、ホーンスイッ
    チおよび、該ホーンスイッチを車体側に設けられたホー
    ンリレーと接続するコネクタが配設され、前記ホーンリ
    レーの励磁コイルに前記コネクタを介して前記ホーンス
    イッチが接続され、前記コネクタは、雌型コネクタ部と
    雄型コネクタ部とが着脱自在に設けられて構成されると
    共に、前記両コネクタ部のロック状態で開成する常閉タ
    イプのロック検出スイッチを設け、更に、該ロック検出
    スイッチを前記ホーンスイッチと並列に接続したことを
    特徴とするコネクタのロック状態検出装置。
JP11584389A 1989-05-09 1989-05-09 コネクタのロック状態検出装置 Expired - Lifetime JP2870799B2 (ja)

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