JP2869844B2 - 駒数変換機能を有する画像信号処理装置 - Google Patents

駒数変換機能を有する画像信号処理装置

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JP2869844B2 JP28992493A JP28992493A JP2869844B2 JP 2869844 B2 JP2869844 B2 JP 2869844B2 JP 28992493 A JP28992493 A JP 28992493A JP 28992493 A JP28992493 A JP 28992493A JP 2869844 B2 JP2869844 B2 JP 2869844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映画などのフィルム画像
より作成されたディジタル圧縮画像から駒数変換をして
伸長された画像信号を得る画像信号処理装置に関する。
さらに具体的には、たとえば、毎秒24駒のフィルム画
像から動きの滑らかな毎秒60フィールドのディジタル
テレビ画像信号を得る新規な処理装置を提供しようとす
るものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ・ビデオ伝送においては、送信
側の駒数(フィールド周波数)と受信側の駒数が一致し
ていなければならず、送信側において毎秒24駒の映像
から毎秒60フィールドの映像信号を作成して送信して
いた。このような技術については、下記の文献に紹介さ
れている。
【0003】文献: 石田 順一 「放送とニューメデ
ィア」 丸善 平成 4年 4月30日 発行 35,
36頁 スタジオ制作機器の項
【0004】図4を用いてその内容について説明する
と、フィルムの毎秒24駒という駒数をテレビのフィー
ルド数に変換する技術には、毎秒60フィールドのテレ
ビ方式の国では毎秒24駒の画像51(または、53)
からはそれと同じ2枚の変換後の画像61,62(また
は、66,67)を、画像52(または、54)からは
それと同じ3枚の変換後の画像63〜65(または、6
8〜70)を作成して駒数変換をする2−3変換方式
を、50フィールド圏ではフィルムの給送を毎秒25駒
に早めて2−2変換(フィルム1駒から2フィールドず
つ読み出す)することにより実現していた。一方、映画
館での上映でも毎秒24駒の映写ではフリッカが大きい
ため、1駒を2回照射して毎秒48回画像を映写するこ
とによりフリッカの軽減を図っている。しかし、動きの
再現については毎秒24駒相当であり十分な再現特性で
はないが、映画の画面はそれほど明るくないため、動き
の再現についてあまり気にならないのが実態である。
【0005】ハイビジョンのように大画面で、かつ高輝
度の画像を扱うシステムでは毎秒24駒の動き再現では
十分ではなく、動きの不連続を生ずる。とくに2−3変
換方式を使用しているときには、フィルム1駒から2フ
ィールドと3フィールドを再現する画像51,52(ま
たは、53,54)の2駒で1周期となるため、毎秒1
2駒周期での動きの繰返しが生ずるようになり、画像5
1〜55中の太い枠で示した動く物体Aの時間の経過と
ともに動く軌跡を連ねた直線の矢印121に対して、駒
数変換後の画像61〜71の太い枠で示した動く物体A
の時間の経過とともに動く軌跡を連ねた矢印123は直
線状にならないために、動きの不連続(ジャダー)が非
常に目立つようになり、従来より改善が望まれていた。
駒数変換時のジャダーを改善する方法に、動き補正型の
駒数変換技術がある。
【0006】図5には、動き補正型駒数変換の動画像の
再現状況を示している。映画の毎秒24駒(画像51〜
55)のシステムでの動きの再現は、同図中の太い枠で
示した動いている物体Aにはかなり大きな運動の跳びが
あるが、時間的には等間隔であるので、映写時には動き
の再現性は十分とはいえないが不自然さはそれほど大き
くない。しかし、映画館で1駒2回照射を行ったり、図
4のように2−3変換により60フィールドに変換する
と、本来、当間隔であるべき動きの再現が不連続に行わ
れることになり大きなジャダーが発生する。その原因
は、とくに2−3変換では図4の矢印123に示すよう
に、フィルムの各駒が2フィールドと3フィールドで交
互に再現されることにある。
【0007】これを改善するのが図5に示す動き補正方
式であり、連続する2駒の映画フィルムの画像51と5
2から動いている部分の動きの大きさと方向(動きベク
トル31−1〜31−3)を検出し、その物体が1/6
0秒後に存在する位置を動きベクトルに基づいて予測し
た中間の画像62c,63cをつくって挿入してやれ
ば、滑らかな動きが再現できる。同様な画像52,53
によって中間の画像64c,65cを、画像53,54
によって中間の画像67c,68cを画像54,55に
よって中間の画像69c,70cを作成し、画像66と
71は画像53と55に同じものとしている。このよう
な動き補正型の駒数変換を行うと、図5に示すように動
きの跳びは1/60秒刻みと細かくなり、かつ、直線の
矢印122の示すようにその不連続性もなく滑らかな動
画を再現できる。
【0008】動き補正型の駒数変換装置は、スタジオ制
作機器としてレーザ・テレシネ用にNHK放送技術研究
所で開発されたものであり、その変換画像は動画像の再
現性が大幅に向上し、フィルムからの再現画像でありな
がらテレビ・カメラからの画像を見るかのごとくスムー
ズな動きを再現できる。
【0009】一方、動画像伝送に関する国際標準方式M
PEG1および2において、MPEG2方式ディジタル
画像圧縮は、MPEG1よりも高画質な画像信号が扱え
るために、映画などのフィルム画像を参照画像と現画像
の間の動きベクトルや差分情報を用いて画質を落とさず
に画像情報を動き補償型画像圧縮してディジタル伝送す
ることが可能になっている。MPEG2方式では、毎秒
24枚の画像を圧縮符号化し、毎秒60フィールドに駒
数変換をする伸長時に1枚おきに2フィールド間出力と
3フィールド間出力を繰返す処理(テレシネ)を行うよ
うにするフラグが規定されている。このフラグを活用す
ると、毎秒60フィールド枚(30枚の画像)送信する
必要が無く毎秒24枚の画像を送るのみでよいから、伝
送すべき情報量を20%削減することが可能である。こ
の場合には受信機側で受信した毎秒24枚の画像から毎
秒60フィールド枚(30枚の画像)を作成する必要が
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】毎秒24駒のフィルム
から毎秒60フィールドのテレビ画像を得る2−3変換
方式による駒数変換は簡単な回路構成で実現できるとい
う特徴を有するが、図4に示したように大きいジャダー
が発生するために動きの滑らかな動画を再現できなかっ
た。この問題点を解決するために、図5に示す動きベク
トルを用いた動き補正型の駒数変換方式は、動きベクト
ルを検出する回路の規模が膨大となるために、引用され
た文献にあるようにスタジオ制作機器に用いることはで
きても、個々の画像受信機または再生機に動きベクトル
を検出する回路を設けることは困難であり、24駒の画
像信号を受信して受信側で動き補正型の駒数変換をする
ことはできないという解決されねばならない課題があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】MPEG2のディジタル
画像圧縮では動き補償型画像圧縮を用いているため、参
照画像と現画像との間の動きベクトルと、参照画像と現
画像との間の動き補償後の差分情報が伝送される。この
動きベクトルと差分情報を用いて内挿されるべき画像を
再生して伸長処理をするようにした。すなわち、画像圧
縮されて入力される24駒の画像から毎秒60フィール
ドの再生画像を得るために、24駒から60フィールド
の画面周期の変換(駒数変換)をする制御回路におい
て、内挿すべきフィールドの位置に対応した動き係数,
差分係数および差分動き係数を作成する。動きベクトル
には動き係数を乗じて参照画像用動きベクトルを得て、
これを用いて参照画像を動き補償処理して動き補償後の
参照画像を得る。差分画像には差分係数を乗じて振幅補
償後の差分画像を得る。動きベクトルに差分動き係数を
乗じて差分動きベクトルを得てこれを用いて振幅補償後
の差分画像を動き補償処理して動き補償後の差分画像を
得る。動き補償後の参照画像に動き補償後の差分画像を
加算して内挿すべきフィールドの再生画像を得るように
した。
【0012】
【作用】動きベクトルと差分画像をもとに高度の内挿処
理をした滑らかな動きの画像を得ることができる。毎秒
24駒分の画像を動きベクトルと差分情報とともに画像
圧縮して伝送路を介して受けるから、毎秒60フィール
ド(30枚の画像)の圧縮画像情報を受けた場合よりも
伝送情報は20%削減される。MPEG2によるなら
ば、動きベクトルと差分情報がともに伝送路によって送
られてくるから、その場合には新たに動きベクトル検出
回路を設ける必要もなく、小規模の回路で実現できる。
【0013】
【実施例】図1には本発明の一実施例が示されている。
入力端子5からは、動きベクトルおよび差分情報を用い
た動き補償型画像圧縮された画像信号が毎秒24枚入力
されて、画像復元回路11に印加される。画像復元回路
11では、動きベクトルおよび差分情報を分離復元し
て、動きベクトル31と差分画像32とを出力し、動き
ベクトル31(図5の31−1〜31−3)を乗算回路
21および23に印加し、圧縮された画像信号から原画
像51〜55(図5)を復元し、参照画像として参照画
像記憶回路12に記憶する。記憶された参照画像は動き
補償回路13に印加される。
【0014】画像圧縮されて入力される毎秒24駒の画
像から毎秒60フィールドへの画面周期の変換(駒数変
換)をするべく制御する画面周期制御回路15では、参
照画像の間に内挿すべきフィールドの位置に対応した動
き係数34,差分係数35および差分動き係数36と記
録回路16を制御する信号を作成する。
【0015】乗算回路21では動きベクトル31に動き
係数34を乗じて参照用動きベクトル37を得て動き補
償回路13に印加する。動き補償回路13では参照画像
を参照用動きベクトル37により移動して動き補償後の
参照画像41を得る。
【0016】差分画像32は差分係数35を乗算回路2
2において乗算され、振幅補償後の差分画像38を得
て、これを動き補償回路14に印加する。乗算回路23
に印加された動きベクトル31は差分動き係数36を乗
算されて、差分動きベクトル39を得て、動き補償回路
14に印加され、そこで振幅補償後の差分画像38を動
き補償して動き補償後の差分画像42が得られる。動き
補償後の差分画像41および動き補償後の差分画像42
は加算回路26で加算されて、内挿画像が生成され、そ
れは一旦、記憶回路16に記憶されて出力周期に同期し
て出力端子9より出力され、記憶された画像が画像5
2,53,54(図5)であるときには次回の参照画像
とするために画面周期制御回路15からの制御用の信号
により参照画像記憶回路12に印加されそこに記憶され
る。
【0017】図2には参照画像51(図5の画像51に
同じ)から動きベクトル31および差分画像32を用い
て画像52(図5の画像52に対応するが物体Aの形状
が変化している)を得る様子が示されている。画像51
(または55)はすべての画像データが伝送されてきて
おり、これを参照画像として使用し、画像52(または
53,54)を得ようとしている。参照画像51の長方
形の動く物体Aは下方に移動し、さらにその形状が台形
の物体Cに変化している。この参照画像51を画像復元
回路11で復元して参照画像記憶回路12に記憶し、動
き補償回路13に加えている。画像復元回路11からは
物体Aの移動量と方向を示す動きベクトル31(図5の
31−1)と3角形の物体Bを示した差分画像32(参
照画像51の物体Aと画像52の物体Cの差の画像)が
出力され、画面周期制御回路15から出力される動き係
数34,差分係数35の値は、画像52(または53,
54)を得る場合には、それぞれ1であり、差分画像3
2は画像52(あるいは53,54)においては移動す
る必要がないから差分動き係数36の値は0を示してい
る。
【0018】そこで、動きベクトル31がそのまま乗算
器21から内挿用動きベクトル37として出力され、破
線で示した参照画像51における物体Aの位置から、動
き補償回路13で動きベクトル31の分だけ物体Aを下
方に移動して動き補償後の参照画像41を得る。
【0019】差分画像32もその値が1である差分係数
35を乗じられて、そのまま振幅補償後の差分画像38
として乗算回路22から動き補償回路14に印加され
る。一方、乗算回路23に印加されている差分動き係数
36の値は0であるから、差分動きベクトル39の値は
0であり、差分画像32は動き補償が0で、そのまま動
き補償後の差分画像42として出力され、加算回路26
で加算されて台形の物体Cを含む画像52が得られる。
画像52は記憶回路16に記憶されるとともに、次回の
画像53を得るときの参照画像とするべく参照画像記憶
回路12に記憶される。
【0020】図3には参照画像51と差分画像32と動
きベクトル31から作成された参照用動きベクトル37
を用いて内挿用の画像62cを得る様子が示されてい
る。図5を参照しながら説明すると、毎秒24駒の画像
51と52の時間間隔T5 は24分の1秒であり、毎秒
60フィールドの画像61と62cの間隔は60分の1
秒であるから、参照画像51と内挿用の画像62cとの
時間間隔T6 に対する駒数変換前の画像51と52の周
期1/T5 の周期時間積Pは、P=T6 /T5 =0.4
である。
【0021】画面周期制御回路15では、画像62cに
対応する動き係数34として周期時間積P(=0.4)
を、同じく差分係数35として周期時間積Pを、同じく
差分動き係数36として1−P(=0.6)を出力す
る。そこで乗算回路21から得られる内挿用として用い
る参照画像用動きベクトル37の値は、動きベクトル3
1の値に周期時間積Pを乗じたものとなり、これを用い
て動き補償回路13により動き補償後の参照画像41が
得られる。ここで動き補償後の参照画像41内の破線で
示した長方形は参照画像51の物体Aの位置を表わして
いる。
【0022】図3の動き補償後の差分画像42は、差分
画像32の振幅に差分係数35の値(P=0.4)を乗
じた振幅(振幅の大きさは斜線の密度で表わしている。
密度の大きい方が振幅も大)をもち、破線で示した差分
画像32の物体Bの位置から、動きベクトル31の値に
1−P(=0.6)を乗じた値の差分動きベクトル39
だけ上方へ移動している。
【0023】動き補償後の参照画像41と動き補償後の
差分画像42は加算回路26で加算されて台形の物体C
を含む内挿用の画像62cが得られる。この台形の物体
Cの長方形の部分に対して3角形の部分の振幅(明る
さ)は40%である。画像62c中に示された破線は、
画像52(図2参照)の位置を示している。
【0024】内挿用の画像63cを作成するときには、
参照画像51と作成されるべき画像63cの時間間隔T
6 (60分の2秒)に対する駒数変換前の画像51と5
2の周期1/T5 (T5 =24分の1秒)の周期時間積
P=T6 /T5 =0.8であり、動き係数34と差分係
数35はP=0.4の値を、差分動き係数36は1−P
=0.2の値を示すことになる。
【0025】画像52を作成するときには、参照画像5
1と作成されるべき画像52の時間間隔T6 (24分の
1秒)は、駒数変換前の画像51と52の時間間隔T5
に等しくT6 =T5 であるから、その周期時間積P=T
6 /T5 =1である。そこで画面周期制御回路15で
は、画像52を作成するのに必要な動き係数34にはP
=1の値を、差分係数35にはP=1の値を、差分動き
係数36には1−P=0の値を出力する。すなわち、図
2で示した動作により画像52が得られ、これが記憶回
路16に記憶されると同時に、次回の処理作業における
参照画像とするべく、画像52が参照画像記憶回路12
にも格納される。
【0026】作成されるべき画像が内挿用の画像64c
である場合には参照画像には画像52が使用され、動き
ベクトル31として図5の31−2が使用される。この
とき、参照画像52と作成されるべき内挿用の画像64
cの時間間隔T6 (120分の1秒)と駒数変換前の画
像52と53の時間間隔T5 (24分の1秒)の周期時
間積Pは、P=T6 /T5 =0.2である。そこで画面
周期制御回路15では、内挿用の画像64cを作成する
ための動き係数34にはP=0.2の値を、差分係数3
5にはP=0.2の値を、差分動き係数36には1−P
=0.8の値を出力する。
【0027】他の画像53〜55や65c〜70cも同
様にして作成される。これらの画像が連続して毎秒60
フィールド出力されるから、図5の直線の矢印122の
示すように滑らかな動きをする動画像が受信機側におい
て得られる。
【0028】以上の説明では、理解を容易にするために
物体の動きを伝送し、駒数変換して再生する場合を説明
したが、実際の装置においては、画面を多くの小さな部
分に分割し、それぞれの部分の動きベクトルが伝送され
るが、それぞれの部分についての動作は上述したものに
同じである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるならば、動きベクトルを用いた動き補償型画像圧
縮により駒数変換前の画像を受けて、内挿処理により、
伸長された滑らかな動きをする駒数変換後の画像を簡単
な回路で実現することができる。したがって、本発明の
効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を示す回路構成図である。
【図2】図1に示した装置における画像処理の様子を説
明するための画像処理図である。
【図3】図2とともに図1に示した装置における画像処
理の様子を説明するための画像処理図である。
【図4】従来の2−3変換方式による画像処理の様子を
説明するための画像処理図である。
【図5】従来の動き補償型の変換方式による画像処理の
様子を説明するための画像処理図である。
【符号の説明】
5 入力端子 9 出力端子 11 画像復元回路 12 参照画像記憶回路 13,14 動き補償回路 15 画面周期制御回路 16 記憶回路 21〜23 乗算回路 26 加算回路 31 動きベクトル 32 差分画像 34 動き係数 35 差分係数 36 差分動き係数 37 参照画像用動きベクトル 38 振幅補償後の差分画像 39 差分動きベクトル 41 動き補償後の参照画像 42 動き補償後の差分画像 51〜55,61〜71 画像 121〜123 矢印 A〜C 物体
フロントページの続き (72)発明者 坂口 俊文 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (72)発明者 進藤 朋行 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (72)発明者 綿谷 由純 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社 グラフィックス・コミュニケー ション・ラボラトリーズ 内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/253 H04N 7/01 H04N 7/137

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照画像と次回の動作においては前記参
    照画像ともなり得る圧縮画像との間の動きベクトル(3
    1)を含む動き補償型圧縮された画像情報を受けて、伸
    長された再生画像を得る駒数変換機能を有する画像信号
    処理装置において、 前記参照画像と前記圧縮画像の周期(1/T5 )と前記
    参照画像と前記再生されるべき画像の時間間隔(T6
    とから所定の係数(34)を得て制御するための画面周
    期制御手段(15)と、 前記所定の係数を前記動きベクトルに乗じて参照画像用
    動きベクトル(37)を得るための参照画像用動きベク
    トル乗算手段(21)と、 前記参照画像を前記参照画像用動きベクトルを用いて動
    き補償した参照画像を前記再生画像として得る手段(1
    2,13)とを含む駒数変換機能を有する画像信号処理
    装置。
  2. 【請求項2】 参照画像と次回の動作においては前記参
    照画像ともなり得る圧縮画像との間の動きベクトル(3
    1)および差分画像(32)を含む動き補償型圧縮され
    た画像情報を受けて、伸長された再生画像を得る駒数変
    換機能を有する画像信号処理装置において、 前記参照画像と前記圧縮画像の周期(1/T5 )と前記
    参照画像と前記再生されるべき画像の時間間隔(T6
    とから所定の係数(34,35)を得て制御するための
    画面周期制御手段(15)と、 前記所定の係数を前記動きベクトルに乗じて参照画像用
    動きベクトル(37)を得るための参照画像用動きベク
    トル乗算手段(21)と、 前記参照画像を前記参照画像用動きベクトルを用いて動
    き補償した動き補償後の参照画像(41)を得る手段
    (13)と、 前記所定の係数を前記差分画像に乗じて振幅補償後の差
    分画像(38)を得るための差分画像乗算手段(22)
    と、 前記動き補償後の参照画像と前記振幅補償後の差分画像
    とを加算して前記再生画像を得るための加算手段(2
    6)とを含む駒数変換機能を有する画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 参照画像と次回の動作においては前記参
    照画像ともなり得る圧縮画像との間の動きベクトル(3
    1)および差分画像(32)を含む動き補償型圧縮され
    た画像情報を受けて、伸長された再生画像を得る駒数変
    換機能を有する画像信号処理装置において、 前記参照画像と前記圧縮画像の周期(1/T5 )と前記
    参照画像と前記再生されるべき画像の時間間隔(T6
    とから所定の係数(34,36)を得て制御するための
    画面周期制御手段(15)と、 前記所定の係数を前記動きベクトルに乗じて参照画像用
    動きベクトル(37)を得るための参照画像用動きベク
    トル乗算手段(21)と、 前記参照画像を前記参照画像用動きベクトルを用いて動
    き補償後の参照画像(41)を得る手段(12,13)
    と前記所定の係数を前記動きベクトルに乗じて前記差分
    画像を移動せしめるための差分動きベクトル(39)を
    得るための差分動きベクトル乗算手段(23)と、 前記差分画像を前記差分動きベクトルを用いて動き補償
    した動き補償後の差分画像(42)を得るための差分画
    像動き補償手段(14)と、 前記動き補償後の参照画像(41)と前記動き補償後の
    差分画像(42)とを加算して前記再生画像を得るため
    の加算手段(26)とを含む駒数変換機能を有する画像
    信号処理装置。
  4. 【請求項4】 参照画像と次回の動作においては前記参
    照画像ともなり得る圧縮画像との間の動きベクトル(3
    1)および差分画像(32)を含む動き補償型圧縮され
    た画像情報を受けて、伸長された再生画像を得る駒数変
    換機能を有する画像信号処理装置において、 前記参照画像と前記圧縮画像の周期(1/T5 )と前記
    参照画像と前記再生されるべき画像の時間間隔(T6
    との積である周期時間積(P=T6 /T5 )を得て、前
    記周期時間積から前記参照画像を動き補償するための参
    照画像用動きベクトル(37)を得るための参照画像用
    動き係数(34)を得て出力し、前記周期時間積から前
    記差分画像の振幅を補償して振幅補償後の差分画像(3
    8)を得るための差分係数(35)を得て出力し、前記
    周期時間積から前記差分画像を動き補償する差分動きベ
    クトル(39)を得るための差分動き係数(36)を得
    て出力する画面周期制御手段(15)と、 前記動きベクトルに前記参照画像用動き係数を乗じて前
    記参照画像用動きベクトルを得るための参照画像用動き
    ベクトル乗算手段(21)と、 前記差分画像に前記差分係数を乗じて前記振幅補償後の
    差分画像を得るための差分画像乗算手段(22)と、 前記動きベクトルに前記差分動き係数を乗じて前記差分
    動きベクトルを得るための差分動きベクトル乗算手段
    (23)と、 前記参照画像を前記参照画像用動きベクトルを用いて動
    き補償した動き補償後の参照画像(41)を得るための
    参照画像動き補償手段(13)と、 前記振幅補償後の差分画像を前記差分動きベクトルを用
    いて動き補償した動き補償後の差分画像(42)を得る
    ための差分画像動き補償手段(14)と、 前記動き補償後の参照画像(41)と前記動き補償後の
    差分画像(42)とを加算して前記再生画像を出力する
    ための加算手段(26)とを含む駒数変換機能を有する
    画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記参照画像用動き係数(34)が前記
    周期時間積(P)に実質的に等しく、 前記差分係数(35)が前記周期時間積(P)に実質的
    に等しい請求項4の駒数変換機能を有する画像信号処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記差分動き係数(36)が1から前記
    周期時間積を引いた値(1−P)に実質的に等しい請求
    項4の駒数変換機能を有する画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記参照画像用動き係数(34)が前記
    周期時間積(P)に実質的に等しく、 前記差分係数(35)が前記周期時間積(P)に実質的
    に等しく、 前記差分動き係数(36)が1から前記周期時間積を引
    いた値(1−P)に実質的に等しい請求項4の駒数変換
    機能を有する画像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記参照画像と前記圧縮画像の時間間隔
    (T5 )が24分の1秒であり、 前記再生画像の時間間隔(T6 )が29.27分の1
    秒,30分の1秒,59.94分の1秒および60分の
    1秒のうちのいずれかである請求項1,2,3または4
    の駒数変換機能を有する画像信号処理装置。
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