JP2869728B2 - 建築用床フレームと床パネル - Google Patents

建築用床フレームと床パネル

Info

Publication number
JP2869728B2
JP2869728B2 JP63034785A JP3478588A JP2869728B2 JP 2869728 B2 JP2869728 B2 JP 2869728B2 JP 63034785 A JP63034785 A JP 63034785A JP 3478588 A JP3478588 A JP 3478588A JP 2869728 B2 JP2869728 B2 JP 2869728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
floor
wooden
joist
short side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63034785A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01210546A (ja
Inventor
宗男 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP63034785A priority Critical patent/JP2869728B2/ja
Publication of JPH01210546A publication Critical patent/JPH01210546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869728B2 publication Critical patent/JP2869728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、鉄製の外周フレーム内に木製根太を配置
した複合構造の床フレームと床パネルに関するものであ
る。
従来の技術 鉄製フレームに木製根太を渡した床フレーム乃至床パ
ネルを構成するものが考えられており、このようにする
ことによって、フレーム部を鉄骨梁へ固定することによ
ってその固定を容易にし、かつ、表面材を根太へ固定す
ることによって、その釘打ちやビス止めが容易となる等
の利点がある。第5図及び第6図は、そのような従来の
床フレーム及びパネルの構造を示している。
第5図においては、長方形に形成された鉄製の外周フ
レーム(1)内に、その短辺(2)(2)方向と平行
に、複数の木製根太(3)(3)…を渡して床フレーム
(4)を形成し、この床フレーム(4)の表面に表面板
(5)を、前記木製根太(3)へ釘打ち或いはビス止め
して固定したものである。
これに対して、第6図は、木製根太(3)(3)…を
外周フレーム(1)の長辺(6)(6)と平行にして配
置し、同様にして表面板(5)(5)を固定したもので
ある。これら第5図及び第6のものにおいて、床梁等の
鉄骨躯体への取り付けは、何れも短辺(2)(2)側に
おいて行なわれる。
発明が解決しようとする課題 上記従来のものにおいて、第5図のものにおいては、
木製根太(3)が短辺(2)と平行に渡されて、その両
端が何れも長辺(6)(6)側へ固定されている。その
ため、この従来例においては、根太(3)(3)に作用
する荷重はすべて長辺(1)(1)側へ集中して伝わる
こととなり、床フレーム(1)の撓みや振動が大きくな
るという欠点がある。
これに対して、第6図の従来例においては、木製根太
(3)に伝わる荷重は、構造躯体への取り付け支点側で
ある短辺(2)(2)へ伝わることになるから、このよ
うな欠点がない半面、根太(3)のスパンが長くなり、
根太(3)自身への荷重に対する支持力を増大させるた
め、断面の大きなものを使用しなければならないという
欠点がある。
この発明は、そのような従来の木製根太を用いた床フ
レームと床パネルの欠点を解消して、床フレームの撓み
及び振動を減少するとともに、木製根太自身の断面を大
きくする必要のない建築用床フレームと床パネルを提供
するものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明の建築用床フレ
ームは、長方形の鉄製枠からなる外周フレーム(13)内
に、その外周フレーム(13)の短辺(12)部と同方向で
且つ同断面の一対の鉄製中間フレーム(14)を前記短辺
(12)部から所定の間隔を置いて設け、これら両中間フ
レーム(14)(14)間に、それらの中間フレーム(14)
(14)と略同じ高さ且つ外周フレーム長辺(11)方向に
沿う木製根太(15)を渡して設えるとともに、それらの
木製根太(15)の略中央部分間に、複数の振れ止め材
(16)を外周フレーム短辺(12)方向に沿って直線状に
介在させてなるものである。
更に、この発明の床パネルでは、上記のような床フレ
ームの表面又は両面に、表面材(18)(19)をその木製
根太(15)へ釘打ち若しくはビス止めして固定したもの
が提供される。
作用 上記この発明の床フレーム及び床パネルによれば、木
製根太(15)は長辺(11)方向と平行であっても、外周
フレーム(13)の短辺(12)方向に沿って配置した一対
の鉄製中間フレーム(14)間に取り付けられるので、木
製根太(15)はそれだけ短いもので済み、断面を大きく
する必要がない。更に、根太(15)に作用する荷重は、
中間フレーム(14)を介して長辺部(11)へ伝達される
が、鉄骨躯体への取り付け部である短辺部(12)側に近
い位置において伝達されるから、長辺部の撓み及び振動
もが減少される。また、木製根太(15)間には、振れ止
め材(16)を設けているので、その根太(15)自身の振
れが低減される。
実施例 次に、この発明の実施例について説明すると、第1図
において、(11)(11)は、溝形鋼からなる一対の長辺
側のフレーム部材、(12)(12)は、同じく溝形鋼から
なる短辺側のフレーム部材であって、これらのフレーム
部材(11)(12)により長方形の外周フレーム(13)が
形成されている。互いに対向する長辺側のフレーム部材
(11)(11)間には、短辺側のフレーム部材(12)(1
2)から所定の間隔を置いてそのフレーム部材(12)と
同じ断面の一対の溝形鋼からなる中間フレーム(14)
(14)が、その両端を長辺側フレーム部材(11)(11)
へ固着して取り付けられている。(15)(15)は前記中
間フレーム(14)と同じ高さの断面長方形の木製根太で
あり、この根太(15)(15)…が、前記長辺側フレーム
(11)(11)と平行に配置されるとともに、その両端部
が中間フレーム(14)(14)の対向する側面の溝へ挿入
して固定して取り付けられている。木製根太(15)の長
手方向の略中央部分には、各根太(15)(15)間及び根
太(15)と長辺側フレーム部材(11)との間に、横方向
の振れを防止する木製振れ止め部材(16)(16)…が外
周フレーム短辺方向に沿って直線状に設けられている。
上記のようにして構成された床フレーム(17)の表裏
両面には、第4図で示すように、各々各4枚の合板部材
からなる表面板(18)(19)が、各々前記木製根太(1
5)(15)…へビス止め或いは釘打ちして固定され、こ
れによって床パネルを構成する。そして、このようにし
て予め製作された床パネルが、現場で搬入されて前記短
辺側のフレーム部材(12)(12)において、床梁等の鉄
骨躯体へ取り付けられるものである。
発明の効果 以上のように、この発明の床フレーム及び床パネルで
は、木製根太が短辺方向へ沿う中間フレームへ固定され
ており、そのため、木製根太の両端を短辺部へ固定した
従来のものと異なり、それだけ木製根太のスパンが短く
なり、従来のものよりも断面の小さいもので済み、中間
フレームを設ける場合を勘案しても、全体として安価に
製作することができる。そして、この場合、木製根太に
作用する荷重は、中間フレームを介して長辺部へ伝達さ
れるが、長辺部の中央部よりも短辺寄りの位置であるこ
とから、従来のものよりも撓みや振動の少ない構造が得
られる。また、中間フレームは、躯体へ取り付ける外周
フレームと同じ断面からなる鉄製であるため、根太に対
する支持強度が高く、この中間フレーム自身が大きく撓
むことがない。そして、この中間フレーム間に渡される
根太は鉄製フレームと同じ高さであり、従って、この根
太をフレームの厚さの範囲内に納めた場合でも、断面が
大きく、従って強度が高いとともに、中央の撓み量もよ
り低減される効果がある。加えて、木製根太における振
れの最も大きくなる略中央部分間に、複数の振れ止め材
を外周フレーム短辺方向に沿って直線状に設けているの
で、その木製根太自身の振れをその略中央付近でむらな
く効果的に防止できるという効果がある。勿論、この振
れ止め材は、荷重を根太から長辺部へ伝達するものでは
ないから、このような振れ止材によって長辺部が撓むと
いう不都合はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の床フレームの平面図、第2図は、
そのA−A線要部拡大断面図、第3図は、同じくB−B
線要部拡大断面図、第4図は、この発明の床パネルの分
解斜視図、第5図及び第6図は、夫々従来の床パネルの
分解斜視図である。 (11)……長辺側フレーム部材、 (12)……短辺側フレーム部材、 (13)……外周フレーム、(14)……中間フレーム、 (15)……根太、(16)……振れ止め材。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 5/02 E04C 2/38 E04C 2/50 E04F 15/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の鉄製枠からなる外周フレーム内
    に、その外周フレームの短辺部と同方向で且つ同断面の
    一対の鉄製中間フレームを前記短辺部から所定の間隔を
    置いて設け、これら両中間フレーム間に、それらの中間
    フレームと略同じ高さで且つ外周フレーム長辺方向に沿
    う木製根太を渡して設けるとともに、それらの木製根太
    の略中央部分間に、複数の振れ止め材を外周フレーム短
    辺方向に沿って直線状に介在させてなる建築用床フレー
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建築用床フレーム表面又は
    両面に、表面材を前記木製根太へ釘打ち若しくはビス止
    めして固定した建築床パネル。
JP63034785A 1988-02-17 1988-02-17 建築用床フレームと床パネル Expired - Fee Related JP2869728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63034785A JP2869728B2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17 建築用床フレームと床パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63034785A JP2869728B2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17 建築用床フレームと床パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01210546A JPH01210546A (ja) 1989-08-24
JP2869728B2 true JP2869728B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=12423932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63034785A Expired - Fee Related JP2869728B2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17 建築用床フレームと床パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2869728B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5857590B2 (ja) * 1974-03-12 1983-12-21 ナショナル住宅産業株式会社 ネダ オヨビ ユカシタジザイ ノ トリツケソウチ
JPS5233106U (ja) * 1975-08-30 1977-03-08
JPS60150220U (ja) * 1984-03-16 1985-10-05 ミサワホ−ム株式会社 床パネル
JPH048166Y2 (ja) * 1985-09-30 1992-03-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01210546A (ja) 1989-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63176556A (ja) 木質合成梁
JP2869728B2 (ja) 建築用床フレームと床パネル
US3256662A (en) Prefabricated laminated beam structures
JP3388093B2 (ja) 壁板の接合構造
JP2521524Y2 (ja) 木質構造建築物にける床構造
JP2807524B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JP2686372B2 (ja) ユニット住宅
JP2883655B2 (ja) 建築用水平耐力部材
JP3046523U (ja) 高応力強さを持つ組立式かべの改良
JP2767073B2 (ja) 木造軸組に対する軽量気泡コンクリートスラブ構造
JPH0615785B2 (ja) ユニット建物
JP2809430B2 (ja) 木質建築軸組構造
JP2613386B2 (ja) 建築用床パネル
JP2784483B2 (ja) 床 板
JP2503753Y2 (ja) 木質構造建築物における床パネル
JPH04139B2 (ja)
JP2000136593A (ja) 床用構造体
JP2552892B2 (ja) 建物の床フレーム
JPH0140901Y2 (ja)
JP2539977B2 (ja) 住宅ユニットのフレ―ムの補強構造
JP2990425B2 (ja) 建築物の床構造
JP2536928B2 (ja) 面取建物ユニット用の間仕切パネル
JP3343733B2 (ja) 耐震部材
JP4551031B2 (ja) 家屋構築用のパネル体及び家屋の構築方法
JPH0241220Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees