JP2869337B2 - 木造建築工法 - Google Patents

木造建築工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工を簡略化した木造
建築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の木造建築においては、ほぞを初め
とする各種継手が接合位置によって適宜使い分けられ、
しかも、接合部位も個々の建築物で任意な位置に設定さ
れて施工されている。そこで、従来の木造建築において
は材料の一本一本が、その加工形状から、使用される位
置まで特定されており、同じものは無いといっても過言
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、材料の加工も
一本一本について固有の加工形態をとらざるを得ない。
そして、建築時には各材料を決められた位置へ使用しな
ければならない。従来の木造建築では、刻みと称する継
手等の加工も熟練した職人に頼らざるを得なかった。建
築時にも熟練した職人の指図に従って所定の場所へ決め
られた部材を使用して、間違いはほとんど許されない状
態で建築が行なわれていた。このような状態にあったの
で、材料の加工や建築時に熟練した職人を多く必要と
し、建築に要する期間も長い難点があった。本発明は木
造建築におけるこのような難点を解決しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、土台、胴差
し、桁、棟木の接合部位1を総て管(くだ)柱2が配設さ
れる部分のみとし、該接合部位1と管柱2をだぼ4継ぎ
として必要な部材の種類を少くし、かつ規格化したこと
を特徴とする木造建築工法である。
【0005】
【作用】土台、胴差し、桁、棟木の接合部位1を総て管
柱2が配設される部分のみとした場合、土台、胴差し、
桁、棟木の寸法を所定寸法のもののみに規格化すること
ができる。また、接合部位1に柱穴3を設け、管柱2に
設けただぼ4をそれに差込むだけで管柱を立設すること
ができる。管柱は、だぼ4を設けるだけであるから、だ
ぼの差込み穴6を穿孔し、それにだぼ4となるピン状片
を差し込むだけで加工が済む。土台、桁、棟木を柱部分
で接合した場合、その部分が管柱2で保持されるので強
固な接合状態が維持される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の木造建築工法によって建築中
の木造建築の要部斜視図である。図2(a)は図1中P部
の平面図であり、(b)は同正面図である。これらの図に
みられるように、本発明では、土台13、胴差し11、桁1
2、棟木の接合部位1を総て管柱2が配設される部分に
設けている。柱には管柱以外に間柱30や通し柱がある。
通常は土台や胴差し、桁、棟木の接合は種々の箇所で行
なわれる。本発明では接合部位を管柱2の部分に限定し
ている。
【0007】この接合部位1には柱穴3が設けられてい
る。また、管柱2にはだぼ4を設けている。しかも、土
台や、桁、棟木の接合はこの場合アリ継ぎ5である。こ
のアリ継ぎ5は、接合相手の一方のアリ5a又はそのアリ
を受ける他方のアリ溝両側の凸部5bが、柱穴3の近傍で
管柱2の上部や土台に載った状態で下方から支持される
と共に、その上方へ立設される管柱2によって挾まれた
状態となる。管柱2はそれが有しているだぼ4を柱穴3
に挿入して立設される。管柱2は図1にみられるように
上下にだぼがあり、長さも総て同じであるから製造も非
常に効能率で行なえるものとなっている。
【0008】アリ継ぎ5は、土台13の例を図3あるいは
図4に示したが、端部にアリ5a又はそのアリを受ける凹
状のアリ溝5cが設けられているが、このような土台が、
建築に際して長さや、アリ5a、アリ溝5cを設けた位置を
異にする数種使用されるのみである。この位置を異にす
るとは、土台等の長さ方向の位置のみならず、幅方向に
偏位させたものも含む。このような状態で土台13、胴差
し11、桁12、棟木の総てが規格化されている。
【0009】
【発明の効果】本発明の木造建築工法によると、従来の
木造建築工法に比べて建築資材の加工を熟練した大工に
よらないで、簡単かつ高能率で行なうことができる。そ
こで、使用する建築資材の工場生産方式が可能となっ
た。
【0010】また、必要な部材の種類が少く規格化され
たものでよく、製作も容易であるし、建築施工時に建築
資材の選択使用が容易で、高能率な建築が可能となっ
た。以上のことから安価な建物の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木造建築工法によって建築中の木造建
築の要部斜視図である。
【図2】(a)は図1中P部の平面図であり、(b)は同側面
図である。
【図3】(a)は土台の側面図であり、(b)は平面図であ
る。
【図4】(a)は他の例の土台の側面図であり、(b)は平面
図である。
【符号の説明】
1 接合部位 2 管柱 3 柱穴 4 だぼ 5 アリ継ぎ 6 差込み穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土台、胴差し、桁、棟木の接合部位を総
    て管柱が配設される部分のみとし、該接合部位と管柱を
    だぼ継ぎとして必要な部材の種類を少くし、かつ規格化
    したことを特徴とする木造建築工法。
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CN111734158B (zh) * 2020-04-13 2021-12-10 中国文化遗产研究院 一种传统木结构建筑结构节点补强的软连接方法

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