JP2868672B2 - シリコーン樹脂組成物及びこれを用いたケイ酸ガラス薄膜の製造方法 - Google Patents
シリコーン樹脂組成物及びこれを用いたケイ酸ガラス薄膜の製造方法Info
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Description
どの製造で用いられるレジスト、エッチングマスク、絶
縁膜、モールド材料などとして使用可能なシリコーン樹
脂組成物と、これを用いたケイ酸ガラス薄膜の製造方法
とに関するものである。
装置表面の保護のため絶縁膜が多用される。このような
絶縁膜のうちのシリコン系の絶縁膜の従来の形成方法と
して、例えば、塗布型ガラス(Spin on Glass :SO
G)を用いる方法、シリコン系原料ガスを用いたCVD
法、シリコーン樹脂組成物を用いる方法があった。
コーティング法によりSOGの薄膜を形成し、その後こ
の薄膜を700〜900℃程度の温度で熱処理してSi
O2化するものである。
具体例として、例えば文献I(Extended Abstrats of t
he 19th Conference on Solid State Devices and Mate
rials,Tokyo,1987,pp-447-450 )に開示のものがあっ
た。これは、テトラエトキシシラン及びオゾンを原料ガ
スとして用いたCVD法によって、SiO2 膜を形成す
るものであった。原料ガスとしてテトラエトキシシラン
のみを用いた熱CVD法では、膜形成温度として650
℃程度の温度が必要であったのに対し、この文献Iに記
載の方法では450℃程度の温度でSiO2 膜が形成で
きた。このため、半導体装置に対するダメージ(例えば
Al配線でのマイグレーション発生)を軽減できた。ま
た、この文献Iに記載の方法は、シラン及び酸素を原料
ガスとして用いたCVD法に比べ、段差被覆性に優れる
という利点も有していた。なお、いずれのCVD法で
も、原料ガスに所定の添加ガスを含ませることにより、
BSG膜、PSG膜、BPSG膜が形成できた。
他の例として、文献II(Extended Abstracts of the 20
th Conference on Solid State Devices and Material
s,Tokyo,1988,pp-609-610)に開示のものがあった。こ
の方法は、配線層上にこれを覆うためのSiO2 膜をC
VD法により形成後、このSiO2 膜表面を平坦化する
ためにこのSiO2 膜上にポリ(アルキルシロキサン)
を塗布してその皮膜を形成し、次にこの皮膜に耐酸化性
を付与するためにその表面を酸素プラズマにより処理し
表面をSiO2 化するものであった。ポリ(アルキルシ
ロキサン)のままでは、これが後の工程で行なわれるプ
ラズマアッシングや、硫酸及び過酸化水素水の混合液に
よる洗浄に耐えられないからである。この方法では、ポ
リ(アルキルシロキサン)が200℃程度の温度で硬化
するので、SOGを用いる場合より工程の低温化が図れ
た。さらに、ポリ(アルキルシロキサン)は比較的厚い
(0.6μm程度)膜厚に塗布できるため、配線層を平
坦化するうえで有利であった。
を得る方法とは、下地上にシリコーン樹脂組成物の薄膜
をSOG同様にスピンコート法により形成しこれを硬化
させて絶縁膜とする方法である。この方法は、SOGを
用いる場合に比べ低温で絶縁膜を形成できるという利点
を有し、またCVD法を用いる場合に比べ、低温かつ厚
い膜厚に絶縁膜を形成できる利点を有する。また、用い
るシリコーン樹脂組成物の種類によっては、レジストパ
ターンやエッチングマスクの形成も可能であった。この
方法に適用可能なシリコーン樹脂組成物の従来例とし
て、例えば、以下のようなものがあった。
用い得るシリコーン樹脂組成物として、例えば、(a) 特
開昭60−108839号公報に開示の感光性耐熱材
料、(b) 特開昭55−127023号公報に開示の紫外
線硬化性樹脂組成物、(c) 特開昭62−215944号
公報に開示の感光性耐熱樹脂組成物、(d) 特開昭62−
56956号公報に開示の感光性耐熱樹脂組成物、(e)
特開昭62−96942号公報に開示の耐熱性樹脂があ
った。これらのシリコーン樹脂のうち(a) のものは、オ
ルガノラダーポリシロキサンと不飽和基を有する官能性
シランとの縮合物、ビスシリル化合物及び光増感剤から
成るものであった。上記公報には、この組成物が耐熱
性、ピーリングテストで良好な特性を示すことが記載さ
れている。また(b) のものは、不飽和基を有するオルガ
ノシロキサンと有機過酸化物とから成るものであった。
上記公報には、この組成物が紫外線に感応し良好な硬化
特性を示すことが記載されている。また、(c) のもの
は、アルキルシルセスキオキサンと芳香族ビスアジドの
混合物から成るものであった。また、(d) のもの、(e)
のものいずれも、(c) のものと同様なシリコーン樹脂組
成物であった。
な従来のシリコーン樹脂組成物として、例えば、特開昭
61−144639号公報に開示の放射線感応性組成物
があった。これは、シロキサンオリゴマ、キノンジアジ
ド化合物及びフェノール樹脂から成るものであり、凹凸
を有する被加工基板上でのリソグラフィを微細かつ高精
度に行なうための多層レジストプロセスに使用し得るも
のであった。これによれば良好な2層レジストパターン
が形成できるという。
公報や特開昭63−14432号公には、ポリラダーオ
ルガノシロキサンを三層レジストの中間層として即ち下
層レジストを酸素プラズマでエッチングする際のマスク
として使用することが、提案されている。
を用い絶縁膜を得る方法は、少なくとも700℃程度の
熱処理が必要なためこの熱によるAl配線のダメージが
生じ易いので、好ましいものではなかった。
原料ガスとして用いたCVD法により絶縁膜を形成する
文献Iに記載の方法も、膜形成温度が450℃程度にも
なるためこの熱によるAl配線のダメージが生じ易いの
で、好ましいものではなかった。さらに、この方法は、
段差(例えば配線と基板との段差)を平坦化する性能は
あまり良くない。
キルシロキサン)を塗布しこれを酸素プラズマ処理する
文献IIに記載の方法は、CVD−SiO2 膜の形成とポ
リ(アルキルシロキサン)の塗布と、さらに、酸素プラ
ズマ処理が必要なため、プロセスが複雑になるので、好
ましいものではなかった。
を得る方法は、SOGを用いる方法やCVD法に比べ低
温プロセスでありまた簡易であるので好適といえたが、
いずれのシリコーン樹脂組成物も次のような問題があっ
た。
などでは、硬化後のポリマ−の側鎖に有機基が残存する
ため、硬化物といえど高温プロセスにおいて熱分解しガ
スを発生しこれにより膜の損傷を引き起こす可能性があ
る。したがって、これらシリコーン樹脂組成物は、耐熱
性や化学的安定性において無機のSiO2 よりも劣るこ
とは明らかである。
なシリコーン樹脂組成物として例示した特開昭61−1
44639号公報に開示のものは、シロキサンオリゴマ
以外にキノンジアジド化合物やフェノール樹脂を含んで
いるために必然的に珪素含有率が低下する。そのため、
このシリコーン樹脂の皮膜の酸素プラズマ耐性は無機の
SiO2 膜に比べ劣るので、この皮膜は3層レジストプ
ロセスの上層及び中間層の機能を完全に併せて持つレベ
ルのものではなかった。
開昭63−14432号公報に開示のように、3層レジ
ストプロセスの中間層としてポリラダーオルガノシロキ
サンの硬化膜を用いる技術では、中間層を無機のSiO
2 膜で構成する場合に比べ、プラズマ耐性の点で劣って
しまうという問題点があった。
のであり、従ってこの出願の第一発明の目的は絶縁膜と
してさらにレジストとしても使用可能で然も従来よりガ
ラス化されたシリコン系絶縁膜が得られるシリコーン樹
脂組成物を提供することにある。さらに、この第一発明
の目的は、シリコン以外の無機物がドープされたシリコ
ン系絶縁膜が容易に得られるシリコーン樹脂組成物を提
供することにある。また、この出願の第二発明は、第一
発明のシリコーン樹脂組成物を用い簡易にケイ酸ガラス
を形成する方法を提供することにある。
の目的の達成を図るため、この出願に係る発明者は種々
の検討を重ねた。その結果、硬化工程などの処理後に次
の(2)式に示すようなSiO2ネットワークの形また
はこれに近い形に最終的に変化するシリコーン樹脂を含
む組成物を構成すれば良いと考えた。そのためには、式
(2)の構造のSi−Oの繰り返し単位を切り取って得
られる次の(3)式に示すような前駆体が目的のシリコ
ーン樹脂組成物の構成成分となり得るのではないかと考
えた。そして、特に、硬化工程などの処理後に(2)式
に示すようなSiO2 ネットワークの形またはこれに近
い形を得るという目的からすれば、(3)式に示した前
駆体のSi−O鎖のSi上の基が、次の(4)式に示す
ように、O−Hであることが理想であると考えた。さら
に、(3)式に示した前駆体の末端もO−Hであること
が理想であると考えた。しかし、(a).本来、シラノール
よりもシロキサンの方が平衡論的に生成し易いので、シ
ロキサンに起因するゲル化を生じさせずに(3)式のよ
うな前駆体を単離することは困難なこと、(b).前駆体
の、シリコーン樹脂組成物塗布溶液中での安定性を確保
する必要があること、を考えると、(4)式で示される
ものは必ずしも好ましいとはいえない。そこで、この出
願に係る発明者は、好適な保護基により(4)式で示さ
れる前駆体のシラノールを部分的に保護したシリコーン
樹脂を含むシリコーン樹脂組成物を構成するという結論
に達した。
脂組成物(以下、「組成物」と略称することもある。)
は、上記の式(1a)〜(1f)で表されるポリ(シロ
キサン)から選ばれる1つまたは複数のものと、放射線
の作用により酸を発生するヨードニウム塩、スルホニウ
ム塩、p−トルエンスルホナート、トリクロロメチル置
換トリアジン及びトリクロロメチル置換ベンゼンから選
ばれた酸発生物質とを含むことを特徴とする。ただし、
式中のl、m、nは重合度を表し、R1 、R2各々は第
3級アルキル基、1−アルキルフェニル基、1,1−ジ
アルキルフェニル基及びt−ブトキシカルボニル基から
選択されるものである。なお、R1 とR2 とは同じもの
でも異なるものでも良い。
切断可能なC−O結合によりシラノールが全部又は一部
保護されたポリ(シロキサン)と、酸発生物質とを含む
シリコーン樹脂組成物が得られる。この組成物では、こ
れに適度な熱を与えるか及び又は放射線を照射すると、
酸発生物質が酸を発生する。この酸はポリ(シロキサ
ン)のSi−O−C結合のO−C間を切断するのでポリ
(シロキサン)の末端及び側鎖はシラノールになる。そ
して、このシラノール部分が適度な加熱処理により縮合
する。この結果、上記(2)式に示すようなSiO2 ネ
ットワークまたはこれに近い形が形成されると考えられ
る。また、組成物への放射線照射を部分的に行なうと、
上記O−C結合の切断及びシラノールの縮合は組成物の
放射線照射部分のみで選択的に起こるので、部分的なS
iO2 化が可能になる。従って、この組成物はパターン
形成材料(レジスト)としても利用できる。なお、ここ
で放射線とは、光、電子ビーム、X線、またはイオンビ
ームなどをいうものとする。
断可能なC−O結合を有する保護基としての例えばt−
ブチル基により保護され、かつ、全部の末端が、酸で切
断可能なC−O結合を有する保護基としての例えばt−
ブトキシカルボニル基により保護された、単鎖ポリ(シ
ロキサン)における、C−O結合の切断、シラノールの
縮合及びSiO2 化の一連の反応を、示した。
キサン)の具体例として、例えば、上述の(1a)〜
(1f)で表わされるポリ(シロキサン)から選ばれる
1つまたは複数のもの(たとえば混合物)を挙げること
ができる。ただし、式中のl,m,nは重合度を表わ
し、R1 、R2 各々は第3級アルキル基、1−アルキル
フェニル基、1,1−ジアルキルフェニル基及びt−ブ
トキシカルボニル基から選択されるものである。なお、
R1 とR2 とは同じものでも異なるものでも良い。
キサン)のうちの線状のポリシロキサンは、例えば、ジ
アセトキシジ−t−ブトキシシランを加水分解したもの
の末端のシラノールを保護基としての例えばt−ブトキ
シカルボニル基で封鎖することにより得られる。加水分
解の条件によっては側鎖のt−ブトキシの一部がシラノ
ールに変わるのでこの側鎖は、加水分解物の末端のシラ
ノールを保護基(t−ブトキシカルボニル基)で封鎖す
る際にこの保護基で同様に封鎖されるが、このことはこ
のポリ(シロキサン)がSiO2 化するうえで問題とは
ならない。側鎖がt−ブチル基で保護されていようが、
t−ブトキシカルボニル基により保護されていようが、
いずれも後に切断されるからである。また、一部の側鎖
がシラノールのままでも良い。しかし、先にも述べたよ
うに、側鎖がシラノールになっている割合があまり高い
と組成物の塗布溶液としての安定性に問題が生じるの
で、置換基中に占めるシラノールの割合は適正化する必
要があり、50%以下であることが好ましい。即ち、上
述の(1c)式や(1f)式でいえばl/(l+m+
n)≦0.5が好ましい。
分子量範囲は、当該シリコーン樹脂組成物の用途に応じ
任意に選べ、特に制限はない。しかし、例えば半導体装
置の製造プロセスに適用する場合にはこの組成物を用い
塗布溶液を調製しこれを下地上に塗布して組成物の皮膜
を形成する必要がある。その場合、分子量が小さすぎて
は皮膜の形成が困難であり、分子量が大きすぎては塗布
溶液の調製が困難であるので、分子量は1,000〜
1,000,000の範囲とするのが良い。また、第一
発明の組成物をレジストとして用いる場合その解像度は
ポリ(シロキサン)の分子量に左右されるので、その点
を考慮しても、分子量は1,000〜1,000,00
0の範囲とするのが良い。
発生物質は、従来から知られている種々のものを使用で
きる。しかし、ハロゲン化水素酸はその触媒作用が弱い
のであまり適さない。また、組成物に対する熱処理温度
が60〜200℃で済むように酸発生物質を選択するの
が良い。酸発生物質は、組成物の保存安定性を考えると
室温で酸を発生するようなものを用いることは避けるの
が一般的であるし、また、あまり高温で酸を発生するよ
うな酸発生物質を選択することは低温で絶縁膜を得ると
いう本願の目的を損ねるからである。また、このような
温度であれば、シラノール縮合を促すことも十分おこな
えるからである。これらの点から、下記の式(I)、(II)
で示されるような各種のヨードニウム塩、下記の式(II
I)、(IV)で示されるような各種のスルホニウム塩、下記
の式(V )で示されるような各種のp−トルエンスルホ
ナート、下記の式(VI)で示されるような各種のトリク
ロロメチル置換トリアジン、下記の式(VII )で示され
るような各種のトリクロロメチル置換ベンゼンなどは、
ハロゲン化水素酸より強い酸を発生するので好適であ
る。ただし、(I) 〜(IV)式において、Xは例えばB
F4 、AsF6 、SbF6、ClO4 又はCF3 SO3
である。また、(V) 式においてRは例えば下記の(A)
式又は(B)式で示されるものである。また、(VI)式に
おいてRは例えばCCl3 、下記の(C)式、(D)
式、(E)式、(F)式又は(G)式で示されるもので
ある。また、(VII) 式においてR1 は例えばClまたは
Hであり、R2は例えばCl又はCCl3 である。
たは、例えばジェイ・ブイ・クリベロ(J.V.Cri
velo)等による方法[ジャーナル・オブ・ポリマー
・サイエンス、ポリマー・ケミストリー・エディション
(J.Polymer Sci.,Polymer C
hem.Ed.,18,2677(1980)]や[同
22,69(1984)]により合成することができ
る。
サン)の重量に対し0.01%以上添加することで目的
の酸の作用は得られる。しかし、その量が多過ぎると組
成物の塗布膜が脆弱になったりするので、0.01〜5
0%の範囲、好ましくは0.05〜30%の範囲の量で
添加するのがよい。
絶縁膜には、これにアルカリ金属イオンをゲッタリング
する機能を付与するために、また、リフローを容易にす
るために、リンやホウ素がドープされている。いわゆる
PSG膜やBSG膜である。したがって、この第一発明
においても、PSG膜やBSG膜を容易に得られれば好
適である。このため、この第一発明のシリコーン樹脂組
成物は、無機酸エステル例えばリン酸エステル又はホウ
酸エステルをさらに含むことができる。具体的には、上
述のポリ(シロキサン)と同じく、酸の作用で切断され
るC−O結合がリンに結合した例えば下記(6a)で示
されるリン酸エステルや、同じくボロンに結合した例え
ば下記(6b)で示されるホウ酸エステルをさらに含ま
せた組成物を構成することができる。ただし、(6a)
式、(6b)式において、R1 、R2 、R3 各々は第3
級アルキル基、1−アルキルフェニル基、1,1−ジア
ルキルフェニル基及びt−ブトキシカルボニル基から選
択されるものである。なお、R1 〜R3 それぞれは同じ
ものでも異なるものでも良い。
をさらに含ませる場合のその添加量に特に制限はなく必
要量を添加することができる。しかし、SiO2 化をす
るための熱処理工程において組成物の皮膜の流動性をお
さえるためにはポリ(シロキサン)に対し50mol%
以下とするのが良い。
の製造方法によれば、第一発明の組成物の薄膜を形成
し、該薄膜に対し熱処理することを特徴とする。この第
二発明の実施に当たり、熱処理の間の一定時間又は全て
の時間において前述の組成物の薄膜に対し放射線を照射
するのが好適である。放射線の照射により組成物中の酸
発生物質が酸を発しこの酸がポリ(シロキサン)のC−
O結合の切断を容易にするからである。また、この第二
発明の実施に当たり、前述の熱処理前に前述の組成物の
薄膜の全面または一部に放射線を照射することもでき
る。放射線を薄膜全面に照射した場合薄膜全所中で酸発
生物質から酸を発生させることが出来、また、放射線を
薄膜の一部分に選択的に照射した場合、この薄膜の放射
線照射部分中においてのみ酸発生物質から酸が発せられ
るのでパターニングが行なえるからである。
組成物の実施例と第二発明のケイ酸ガラスの製造方法の
実施例について併せて説明する。しかしながら、以下の
説明中で挙げる使用材料及びその量、処理時間、処理温
度、膜厚などの数値的条件は、これら発明の範囲内の好
適例にすぎない。従って、これらの発明は、これら条件
にのみ限定されるものではない。また、以下の各実施例
は、上記(1b)式または(1e)式中のR1 がt−ブ
チル基、R2 がt−ブトキシカルボニル基の場合の例で
ある。
ン)を以下に説明するように合成する。
のの合成例) ジアセトキシ−ジ−t−ブトキシシラン5.8g(20
mmol)をテトラヒドロフラン(THF)100ml
に溶解し、この溶液を0℃に冷却する。この溶液にトリ
エチルアミン0.21g、水3.6mlを加える。これ
を室温で1時間攪拌した後、80℃の温度まで昇温し1
2時間反応させる。これを冷却後これに水100mlを
加えて希釈し、その後、硫酸マグネシウムを加えて乾燥
した後、セライトを通して濾過する。これにカリウムt
−ブトキシド2.24g、ジ−t−ブチルジカーボネー
ト4.36gを加える。これを室温で2時間反応させた
後、反応混合物を氷水中に投入しこれを酢酸エチルで抽
出する。抽出液を50ml程度までに濃縮しこれを冷メ
タノール中に滴下する。生じた沈殿を濾取し、これを真
空乾燥機で一夜乾燥する。これにより3.2gのポリマ
が得られる。
重CDCl3 中、t−ブチル基に由来するピークがδ
1.1及び1.3に観測された。そして、両者の強度比
は90:10であった。また、IR(赤外)スペクトル
では、波数1150cm-1にシロキサンに基づく強い吸
収が観測され、波数1360、1390cm-1にt−ブ
チル基のC−C結合の吸収が観測された。また、ゲル透
過クロマトグラフィ(GPC)による分子量測定の結果
はMw =34000,Mw /Mn =1.6であった。
のの合成例) テトラアセトキシシラン20g(76mmol)をTH
F100mlに溶解し、この溶液を0℃に冷却する。こ
の溶液に、カリウムt−ブトキシド8.5g(76mm
ol)をTHF50mlに溶解したものを、10分間で
滴下する。次に、この溶液を1時間攪拌した後冷浴から
外し室温まで自然に昇温させる。次に、この溶液の加
熱、還流を12時間行なう。冷却後、THFを減圧留去
する。次に、これをメチルイソブチルケトン(MIB
K)300mlに溶解した後、この溶液にトリエチルア
ミン2.3gを加え0℃に冷却する。次に、この溶液に
水41mlを30分間で滴下する。この溶液を1時間攪
拌した後冷浴から外し室温まで自然に昇温させる。次
に、この溶液の加熱、還流を5時間行なう。これを冷却
後、これに水100mlを加えて、生成ポリマを抽出す
る。有機層を硫酸マグネシウムで1夜乾燥した後、セラ
イトを通して濾過する。ろ液から溶媒を減圧留去して全
量を50ml程度にした後これをn−ヘキサン中に投入
する。これにより生じた沈殿を濾取すると7gの粉末が
得られる。
ブチル基に由来するピークがδ1.13に、シラノール
に由来するピークがδ4.0付近にそれぞれ観測され
た。そして、両者の強度比は30:70であった。ま
た、IRスペクトルでは、波数1150cm-1にシロキ
サンに基づく強い吸収が観測され、波数1360、13
90cm-1にt−ブチル基のC−C結合の吸収が観測さ
れた。また、GPCによる分子量測定の結果はMw =4
2000,Mw /Mn =1.6であった。
解しこれにカリウムt−ブトキシド16.0g(152
mmol)、ジ−t−ブトキシジカーボネート33.2
g(152mmol)をそれぞれ加え、室温で4時間反
応させる。反応混合物を氷水中に投入しこれを酢酸エチ
ルで抽出する。抽出液を50ml程度までに濃縮しこれ
をメタノール中に滴下する。生じた沈殿を濾取し、これ
を真空乾燥機で一夜乾燥する。これにより6.2gのポ
リマが得られる。
3 中、t−ブチル基に由来するピークがδ1.1及び
1.3に観測された。そして、両者の強度比は30:7
0であった。また、IRスペクトルでは、波数1150
cm-1にシロキサンに基づく強い吸収が観測され、波数
1360、1390cm-1にt−ブチル基のC−C結合
の吸収が観測された。また、GPCによる分子量測定の
結果はMw =52000,Mw /Mn =1.6であっ
た。
薄膜製造の実施例 2−1.実施例1の組成物 合成例1で得たポリ(シロキサン)1.0gと、トリフ
ェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネ−ト
(上記(III) 式のXがCF3 SO3 のもの)20mgと
を所定量(後述する。)のMIBKに溶解し、次に、こ
の溶液を直径0.2μmの孔を有するメンブレンフィル
タにより濾過して第1実施例の組成物の塗布溶液とす
る。そして、この組成物をこの実施例では以下の3通り
の使用法に従い使用する。なお、下記の2−1−1項で
用いる塗布溶液はMIBKの使用量を5mlとして調製
し、2−1−2項、2−1−3項でそれぞれ用いる塗布
溶液はMIBKの使用量を10mlとして調製してい
る。目的に応じた膜厚の薄膜を得るために塗布溶液の粘
度を調整するためである。
化の例 線幅1μm、高さ0.6μmのアルミニウム(Al)配
線をピッチ2μmで配置した配線パターンによる段差を
形成してあるシリコン基板上に、第1実施例の組成物の
塗布溶液を回転塗布法により塗布する。この試料をホッ
トプレート上で80℃の温度で1分間ソフトベークす
る。これにより、シリコン基板上に第1実施例の組成物
の厚さ1.0μmの薄膜を形成する。次に、この試料を
大気中で160℃の温度に加熱しながらこれに高圧水銀
ランプから出る紫外線を10分間照射する。次に、この
加熱及び紫外線照射済みの薄膜のAl配線上でない部分
のIRスペクトルを測定したところ、波数1100cm
-1付近以外には大きな吸収はないことが分かった。
は、アセトン、DMF(ジメチルホルムアミド)、アル
コールなどの有機溶剤には全く溶解せず、また、水、硫
酸と過酸化水素水との混合液、発煙硝酸のいずれに浸漬
した場合も全く侵されないことが分かった。
ベークした後も、この加熱及び紫外線照射済みの薄膜に
クラックの発生は認められなかった。
EM)による観察をしたところAl配線と基板との段差
は組成物の薄膜によりほぼ完全に平坦化されていること
が分かった。
160℃程度の加熱処理及び紫外線照射処理により、ガ
ラス化し然も段差の平坦化が図れるものであることが理
解できる。
適用例 線幅1μm、高さ0.6μmのアルミニウム(Al)配
線をピッチ2μmで配置した配線パターンによる段差を
形成してあるシリコン基板上に、MP1400−31
(シップレー社製フォトレジスト)を塗布し、この試料
をホットプレート上で100℃の温度で1分間ベークし
さらに200℃の温度で5分間ベークして厚さ1μmの
下層を形成する。
説明した手順により第1実施例の組成物の薄膜を形成し
ソフトベークをする。ただし、この場合の塗布溶液はM
IBK量を10mlとして調製したものであるため、得
られた薄膜の膜厚は0.2μmとなる。次に、この薄膜
に対し2−1−1項で説明したと同様な条件で加熱及び
紫外線照射処理をする。これにより、第1実施例の組成
物の薄膜をガラス化したものから成る中間層が得られ
る。
SAL601−ER7電子線レジスト層(シップレー社
製)を形成する。次に、この電子線レジスト層に対し、
EB露光機(ELS3300(エリオニクス社製))を
用い加速電圧20KVで種々の露光量でラインアンドス
ペースの評価図形をそれぞれ描画する。この試料をホッ
トプレート上で115℃の温度で2分間露光後ベークを
し、次いで所定の現像液により現像をする。得られたパ
ターンを測長機(日立製作所製S6000)により観察
したところ、露光量12μC/cm2 で0.2μmのラ
インアンドスペースパタンが解像できていることが分か
った。
ドライエッチャー(日電アネルバ製DEM451)を用
い中間層(第1実施例の組成物より得た層)をパターニ
ングする。このエッチングを、エッチングガスとしてC
F4 とO2 との混合ガスを用い、その流量をCF4 /O
2 =18/2sccmとし、ガス圧を20Paとし、電
力密度を0.12W/cm2 とした条件で、行なう。
を50sccmとし、ガス圧を.0Paとし、電力密度
を0.12W/cm2 とした条件で、行なう。
をSEMにより観察したところ、Al配線が形成されて
いる上においても寸法変動無く、0.2μmのラインア
ンドスペースパタンが形成できていることが分かった。
ジスト法の中間層形成用材料としても使用できることが
分かる。
第1実施例の組成物の薄膜を形成しさらにソフトベーク
する。ただし、この場合の塗布溶液はMIBK量を10
mlとして調製したものであるため、得られた薄膜の膜
厚は0.2μmとなる。次に、この薄膜をEB露光機
(ELS3300(エリオニクス社製))を用い加速電
圧20KVでかつ露光量を種々の条件として500μm
□のパターンをそれぞれ露光する。この試料をホットプ
レート上で120℃の温度で2分間露光後ベークをし、
次いでクロロベンゼンで30秒間現像し、その後、シク
ロヘキサンで30秒間リンスする。得られたパターンの
屈折率を測定したところ、露光量を3μC/cm2 とし
て得たパターン部分での屈折率は1.512であり、露
光量を30μC/cm2 として得たパターン部分での屈
折率は1.383であることが分かった。なお、この薄
膜の、電子線露光を行なう前の屈折率は、1.718で
あった。また、シリコン熱酸化膜の屈折率は1.43で
ある。このことから、この発明の組成物は、電子線露光
および加熱処理した部分が選択的にガラス化するもので
あることが分かる。然も、電子線の露光量によりガラス
化の程度に差がでることが分かる。
ニウムトリフルオロメタンスルホネ−トの使用量を10
0mgとしたこと以外は、実施例1の手順と同様な手順
で実施例2の組成物の塗布溶液を調製する。ただし、M
IBKの使用量は10mlとしている。
ホトレジスト層形成済みのシリコン基板のこのホトレジ
スト層上に、実施例2の組成物の薄膜を回転塗布し、次
に、この試料を、ホットプレート上で80℃の温度で1
分間ソフトベークを行なう。これにより、ホトレジスト
層上に、実施例2の組成物の厚さが0.2μmの薄膜が
得られる。
00(エリオニクス社製))を用い加速電圧20KVで
ラインアンドスペースパターンを種々の露光量でそれぞ
れ露光する。露光済み試料をホットプレート上で120
℃の温度で5分間露光後ベークをし、次いでクロロベン
ゼンで30秒間現像し、その後、シクロヘキサンで30
秒間リンスする。得られた資料をSEMにより観察した
ところ、露光量3μC/cm2 の条件で0.2μmのラ
インアンドスペースパターンが解像できていることが分
かった。
対し、ドライエッチャー(日電アネルバ社製DEM45
1)を用い、エッチングガスをO2 とし、O2 流量を5
0sccmとし、ガス圧を1.3Paとし、パワー密度
を0.12W/cm2 とした条件で、エッチングを行な
う。得られた試料をSEMにより観察したところ、高さ
が1.1μmの0.2μmのラインアンドスペースパタ
ンが形成されていることが分かった。
サン)を合成例2のものとしたこと以外は実施例1の組
成物と同様にして実施例3の組成物の塗布溶液を調製す
る。ただし、MIBKの使用量は5mlとしている。
順で、Al配線パターン付きのシリコン基板上にこの実
施例3の組成物の薄膜形成をし、この試料のソフトベー
ク、加熱及び紫外線照射処理、IRスペクトル観察、耐
溶剤性調査、450℃での耐熱性調査製並びにSEM観
察をそれぞれ行なう。その結果、この実施例3の組成物
でも実施例1の組成物同様にガラス化及び平坦化が可能
なことが分かった。
ル添加の例) 2−4−1.加熱+紫外線照射による薄膜化の例 合成例1で得たポリ(シロキサン)1.0gと、リン酸
トリ−tブチル72mg(5.0mol%)と、トリフ
ェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート5
mgとを5mlのMIBKに溶解し、次に、この溶液を
直径0.2μmの孔を有するメンブレンフィルタにより
濾過して第4実施例の組成物の塗布溶液とする。
順で、Al配線パターン付きのシリコン基板上にこの実
施例4の組成物の薄膜を形成し、この試料のソフトベー
ク、加熱及び紫外線照射処理、IRスペクトル観察、耐
溶剤性調査、450℃での耐熱性調査製並びにSEM観
察をそれぞれ行なう。その結果、この実施例4の組成物
でも実施例1の組成物同様にガラス化及び平坦化が可能
なことが分かった。ただし、この場合のIRスペクトル
では、波数2600cm-1及び1000cm-1にリン酸
由来の吸収がそれぞれ観測された。
lとしたこと以外は上述の2−4−1項の手順により実
施例4の組成物の塗布溶液(粘度が2−1−4のものよ
り低い塗布溶液)を調製する。
た手順により第1実施例の組成物の薄膜を形成しさらに
ソフトベークする。ただし、塗布溶液調製時のMIBK
量を10mlとしているため、得られた薄膜の膜厚は
0.2μmとなる。次に、この薄膜をEB露光機(EL
S3300(エリオニクス社製))を用い加速電圧20
KVでかつ露光量を種々の条件として500μm□のパ
ターンをそれぞれ露光する。この試料をホットプレート
上で120℃の温度で2分間露光後ベークをし、次いで
クロロベンゼンで30秒間現像し、その後、シクロヘキ
サンで30秒間リンスする。得られたパターンの屈折率
を測定したところ、露光量を3μC/cm2 として得た
パターン部分での屈折率は1.512であり、露光量を
30μC/cm2 として得たパターン部分での屈折率は
1.383であることが分かった。なお、この薄膜の、
電子線露光を行なう前の屈折率は、1.718であっ
た。また、シリコン熱酸化膜の屈折率は1.43であ
る。このことから、この発明の組成物は、電子線露光お
よび加熱処理した部分が選択的にガラス化するものであ
ることが分かる。然も、電子線の露光量によりガラス化
の程度に差がでることが分かる。
ル添加の他の例) 実施例4の構成(MIBKを5mlとしている構成)に
おいて、用いるポリ(シロキサン)を合成例2で得たポ
リ(シロキサン)としたこと以外は実施例4の組成物と
全く同様にして実施例5の組成物の塗布溶液を調製す
る。
順で、Al配線パターン付きのシリコン基板上にこの実
施例4の組成物の薄膜を形成し、この試料のソフトベー
ク、加熱及び紫外線照射処理、IRスペクトル観察、耐
溶剤性調査、450℃での耐熱性調査製並びにSEM観
察をそれぞれ行なう。その結果、この実施例5の組成物
でも実施例1の組成物同様にガラス化及び平坦化が可能
なことが分かった。ただし、この場合のIRスペクトル
では、波数2600cm-1及び1000cm-1にリン酸
に由来の吸収がそれぞれ観測された。
の出願の第一発明のシリコーン樹脂組成物によれば、側
鎖及び末端を所定の基で保護したポリ(シロキサン)
と、このポリ(シロキサン)の保護基を外し側鎖及び末
端のシラノール化を促す酸を発する酸発生物質とを含
む。このため、この組成物の硬化物中には有機基が残存
しずらいので、よりガラス化されたケイ酸ガラス薄膜が
得られる。また、このようなケイ酸ガラスは、酸発生物
質から酸を発生させ得る程度の温度で組成物を加熱する
か及び又は組成物に放射線を照射することで得られるの
で、低温で(実施例でいえば200℃以下の温度で)形
成できる。また、この組成物は、絶縁膜、多層レジトプ
ロセスでのエッチングマスク、さらにレジストとしても
使用できる。このため、この組成物をLSI等の半導体
素子製造工程に利用した場合、低温プロセスが実現でき
るので配線のマイグレーションなどを抑制できるから、
素子の信頼性向上が期待できる。
をさらに含む組成物とした場合は、PSG膜やBSG膜
を従来より低温かつ簡易に形成できる。
発明のシリコーン樹脂組成物を用い簡易にケイ酸ガラス
薄膜を形成できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 下記の式(1a)〜(1f)で表される
ポリ(シロキサン)から選ばれる1つまたは複数のもの
と、放射線の作用により酸を発生するヨードニウム塩、
スルホニウム塩、p−トルエンスルホナート、トリクロ
ロメチル置換トリアジン及びトリクロロメチル置換ベン
ゼンから選ばれた酸発生物質とを含むことを特徴とする
シリコーン樹脂組成物(ただし、式中のl、m、nは重
合度を表し、R1 、R2 各々は第3級アルキル基、1−
アルキルフェニル基、1,1−ジアルキルフェニル基及
びt−ブトキシカルボニル基から選択されるものであ
る。なお、R1 とR2 とは同じものでも異なるものでも
良い。)。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1に記載のシリコーン樹脂組成物
において、 前記酸発生物質を前記ポリ(シロキサン)の重量に対し
0.01〜50%の範囲で含むことを特徴とするシリコ
ーン樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1に記載のシリコーン樹脂組成物
において、 無機酸エステルをさらに含むことを特徴とするシリコー
ン樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項3に記載のシリコーン樹脂組成物
において、 前記無機酸エステルをリン酸エステル又はホウ酸エステ
ルとしたことを特徴とするシリコーン樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載のシリコーン樹脂
組成物において、 前記無機酸エステルを前記ポリ(シロキサン)に対し5
0mol%以下含むことを特徴とするシリコーン樹脂組
成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシ
リコーン樹脂組成物の薄膜を形成し、該薄膜に対し熱処
理することを特徴とするケイ酸ガラス薄膜の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載のケイ酸ガラス薄膜の製
造方法において、 前記熱処理の間の一定時間又は全ての時間において前記
組成物の薄膜に対し放射線を照射することを特徴とする
ケイ酸ガラス薄膜の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6に記載のケイ酸ガラス薄膜の製
造方法において、 前記熱処理前に前記組成物の薄膜の全面または一部に放
射線を照射することを特徴とするケイ酸ガラス薄膜の製
造方法。
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