JP2868267B2 - 踏切制御装置 - Google Patents
踏切制御装置Info
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- JP2868267B2 JP2868267B2 JP1657190A JP1657190A JP2868267B2 JP 2868267 B2 JP2868267 B2 JP 2868267B2 JP 1657190 A JP1657190 A JP 1657190A JP 1657190 A JP1657190 A JP 1657190A JP 2868267 B2 JP2868267 B2 JP 2868267B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、踏切制御装置に関し、制御対象の実踏切の
手前に論理上の仮想踏切を想定し、仮想踏切の論理上の
制御結果として、実踏切を制御することにより、複雑で
各個固有の要件を有する実踏切の制御を、単純で明快な
制御論理上の基本モジュールの実行の集合として行える
ようにし、汎用性に富み、安全で信頼性の高い安価な踏
切制御装置を提供できるようにしたものである。
手前に論理上の仮想踏切を想定し、仮想踏切の論理上の
制御結果として、実踏切を制御することにより、複雑で
各個固有の要件を有する実踏切の制御を、単純で明快な
制御論理上の基本モジュールの実行の集合として行える
ようにし、汎用性に富み、安全で信頼性の高い安価な踏
切制御装置を提供できるようにしたものである。
<従来の技術> 従来の踏切制御装置は、制御論理を多数のリレーより
構成されるリレーロジックによって実現するリレー式と
なっていた。
構成されるリレーロジックによって実現するリレー式と
なっていた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、リレー式踏切制御装置は、制御論理を
構成するために使用するリレーの数が多くなればなるほ
ど、装置の複雑化、大型化及びコストアップ等を招き、
更に、これを収納する器具箱が大型化すると共に、設置
スペースが増大し、これに附随して早期投資及びランニ
ングコストを引上げることになる。従って、リレー式踏
切制御装置では、できるだけ少ないリレーで、必要とす
る制御論理を構成しようとするため、リレー回路が複雑
かつ難解となり、回路故障を生じたときの故障部位の特
定に長時間を要したり、制御論理もしくはリレー回路に
不具合があった場合にその原因究明とその対策が困難に
なるという問題点があった。
構成するために使用するリレーの数が多くなればなるほ
ど、装置の複雑化、大型化及びコストアップ等を招き、
更に、これを収納する器具箱が大型化すると共に、設置
スペースが増大し、これに附随して早期投資及びランニ
ングコストを引上げることになる。従って、リレー式踏
切制御装置では、できるだけ少ないリレーで、必要とす
る制御論理を構成しようとするため、リレー回路が複雑
かつ難解となり、回路故障を生じたときの故障部位の特
定に長時間を要したり、制御論理もしくはリレー回路に
不具合があった場合にその原因究明とその対策が困難に
なるという問題点があった。
また、リレー回路の構成が個々の鉄道線路の線形に大
きく左右され、踏切毎に特有な回路構成となるため、制
御論理の標準化が困難であった。
きく左右され、踏切毎に特有な回路構成となるため、制
御論理の標準化が困難であった。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解
決し、複雑で各個固有の要件を有する実踏切の制御を、
単純で明快な制御論理上の基本モジュールの実行の集合
として行え、汎用性に富み、安全で信頼性の高い安価な
踏切制御装置を提供することである。
決し、複雑で各個固有の要件を有する実踏切の制御を、
単純で明快な制御論理上の基本モジュールの実行の集合
として行え、汎用性に富み、安全で信頼性の高い安価な
踏切制御装置を提供することである。
<課題を解決するための手段> 上述する課題解決のため、本発明に係る第1の発明
は、コンピュータを含み、連動装置から出力される信号
を前記コンピュータによって論理判断して踏切制御を行
なう踏切制御装置であって、 踏切制御の対象となる実踏切の手前に仮想踏切を仮定
し、 前記コンピュータは、 前記実踏切及び前記仮想踏切の制御を、同じフォーマ
ットの制御テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して
行なうようになっており、 前記制御論理は、前記制御テーブル上の鳴動条件の成
立によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立
し鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じ
る論理であり、 前記仮想踏切の前記鳴動条件及び前記終止条件は、前
記連動装置から与えられる車両の位置条件及び連動条件
の論理積で与えられ、 前記仮想踏切に対応する制御出力は、前記実踏切の鳴
動条件を構成する車両の位置条件として登録し、 前記仮想踏切の制御出力による車両の位置条件と前記
連動装置から与えられる連動条件との論理積によって前
記実踏切を制御する制御出力を生じること を特徴とする。
は、コンピュータを含み、連動装置から出力される信号
を前記コンピュータによって論理判断して踏切制御を行
なう踏切制御装置であって、 踏切制御の対象となる実踏切の手前に仮想踏切を仮定
し、 前記コンピュータは、 前記実踏切及び前記仮想踏切の制御を、同じフォーマ
ットの制御テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して
行なうようになっており、 前記制御論理は、前記制御テーブル上の鳴動条件の成
立によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立
し鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じ
る論理であり、 前記仮想踏切の前記鳴動条件及び前記終止条件は、前
記連動装置から与えられる車両の位置条件及び連動条件
の論理積で与えられ、 前記仮想踏切に対応する制御出力は、前記実踏切の鳴
動条件を構成する車両の位置条件として登録し、 前記仮想踏切の制御出力による車両の位置条件と前記
連動装置から与えられる連動条件との論理積によって前
記実踏切を制御する制御出力を生じること を特徴とする。
第2の発明は、主要部が第1の発明と同一であって、
実踏切の制御に当って、前記仮想踏切に対応する制御出
力と、前記実踏切に対応する制御出力との論理和によっ
て、前記実踏切を制御する制御出力を生じることを特徴
とする。
実踏切の制御に当って、前記仮想踏切に対応する制御出
力と、前記実踏切に対応する制御出力との論理和によっ
て、前記実踏切を制御する制御出力を生じることを特徴
とする。
<作用> まず、第1の発明においては、実踏切の手前に仮定さ
れた仮想踏切に関して、連動装置から与えられる連動条
件及び位置条件により、鳴動条件が成立した場合、仮想
踏切の制御出力は、実踏切の制御テーブル上に位置条件
として登録される。
れた仮想踏切に関して、連動装置から与えられる連動条
件及び位置条件により、鳴動条件が成立した場合、仮想
踏切の制御出力は、実踏切の制御テーブル上に位置条件
として登録される。
車両の走行するルートが設定され、進行信号を出力す
る信号機の種別と対応した連動条件と、仮想踏切の制御
出力に対応して登録された位置条件との論理積がとれた
場合、実踏切の鳴動条件が成立し、コンピュータからは
実踏切に対する警報鳴動及び遮断機降下のための制御出
力が生じる。
る信号機の種別と対応した連動条件と、仮想踏切の制御
出力に対応して登録された位置条件との論理積がとれた
場合、実踏切の鳴動条件が成立し、コンピュータからは
実踏切に対する警報鳴動及び遮断機降下のための制御出
力が生じる。
仮想踏切の鳴動条件が成立しても、信号機の種別等に
よっては、実踏切の制御テーブル上では、連動条件が成
立しないこともある。このときには、仮想踏切の制御出
力が鳴動条件を満たしていることと、連動条件がその信
号機の種別に対応した状態になったことを条件に、実踏
切における警報鳴動及び遮断機降下を行なう。
よっては、実踏切の制御テーブル上では、連動条件が成
立しないこともある。このときには、仮想踏切の制御出
力が鳴動条件を満たしていることと、連動条件がその信
号機の種別に対応した状態になったことを条件に、実踏
切における警報鳴動及び遮断機降下を行なう。
実踏切における鳴動停止は、車両が実踏切を通過し
て、実踏切の制御テーブル上の鳴動条件が変化し、終止
条件が成立したときに行なわれる。
て、実踏切の制御テーブル上の鳴動条件が変化し、終止
条件が成立したときに行なわれる。
第2の発明は、主要部が第1の発明と同一であって、
最終の実踏切制御の点で差異を生じるだけである。即
ち、第1の発明においては、仮想踏切の制御出力は、実
踏切の制御テーブル上に位置条件として登録することが
前提であるが、第2の発明においては、かかる登録を行
なうことなく、仮想踏切に対応する制御出力と、実踏切
に対応する制御出力との論理和によって、実踏切を制御
する。これにより、第1の発明と同様の作用が得られ
る。
最終の実踏切制御の点で差異を生じるだけである。即
ち、第1の発明においては、仮想踏切の制御出力は、実
踏切の制御テーブル上に位置条件として登録することが
前提であるが、第2の発明においては、かかる登録を行
なうことなく、仮想踏切に対応する制御出力と、実踏切
に対応する制御出力との論理和によって、実踏切を制御
する。これにより、第1の発明と同様の作用が得られ
る。
仮想踏切が複数仮定された場合は、各仮想踏切の制御
を、上述の制御論理を基本モジュールとして順次実行
し、その制御出力の論理和と連動条件とにより実踏切の
制御を行なう。
を、上述の制御論理を基本モジュールとして順次実行
し、その制御出力の論理和と連動条件とにより実踏切の
制御を行なう。
踏切道は、鉄道線路と道路とが平面交叉する個所であ
り、踏切制御装置は、踏切警報機或いは踏切遮断機を制
御することにより、鉄道輸送と、道路交通の双方の安全
を確保するためのものである。従って、踏切制御装置
を、コンピュータによって構成する場合、フェールセー
フ性と共に、プログラムによって構築される制御論理
は、可能な限り単純明快にして、プログラムミスの生じ
る余地のないものにしなければならない。また、その制
御論理は、標準化され、汎用性を持ち、異なった踏切の
制御にも広く適合できること、これによって、踏切毎に
新たなプログラムを作成することを不要にし、プログラ
ム開発コストを抑えると共に、プログラム作成過程にお
けるバグの潜入を防止できるようにすることが、極めて
重要である。
り、踏切制御装置は、踏切警報機或いは踏切遮断機を制
御することにより、鉄道輸送と、道路交通の双方の安全
を確保するためのものである。従って、踏切制御装置
を、コンピュータによって構成する場合、フェールセー
フ性と共に、プログラムによって構築される制御論理
は、可能な限り単純明快にして、プログラムミスの生じ
る余地のないものにしなければならない。また、その制
御論理は、標準化され、汎用性を持ち、異なった踏切の
制御にも広く適合できること、これによって、踏切毎に
新たなプログラムを作成することを不要にし、プログラ
ム開発コストを抑えると共に、プログラム作成過程にお
けるバグの潜入を防止できるようにすることが、極めて
重要である。
本発明は、踏切制御装置をコンピュータによって構成
するに当り、仮想踏切及び実踏切の制御論理を、鳴動条
件が成立したときに鳴動を開始し、終止条件が成立した
ときに鳴動停止を行なうという極めて単純、かつ、明快
な基本モジュールで構成し、このモジュールの実行の場
合として、実踏切の制御を行う。複雑な線形を有する踏
切の制御であっても、単純、明快な標準化された基本モ
ジュールの実行の集合によって行える。このため、上述
のコンピュータを用いる場合に要求される諸要件を満た
し、高度の汎用性を持ち、安全性に優れ、コストの安価
な踏切制御装置を実現できる。
するに当り、仮想踏切及び実踏切の制御論理を、鳴動条
件が成立したときに鳴動を開始し、終止条件が成立した
ときに鳴動停止を行なうという極めて単純、かつ、明快
な基本モジュールで構成し、このモジュールの実行の場
合として、実踏切の制御を行う。複雑な線形を有する踏
切の制御であっても、単純、明快な標準化された基本モ
ジュールの実行の集合によって行える。このため、上述
のコンピュータを用いる場合に要求される諸要件を満た
し、高度の汎用性を持ち、安全性に優れ、コストの安価
な踏切制御装置を実現できる。
<実施例> 第1図は本発明の適用される線形図及び踏切制御の概
略的構成の一例を示す図である。この実施例は、第3種
あるいは第1種踏切が駅構内付近に存在する場合を示し
ている。1は踏切制御装置、2は連動装置、3は車両、
X1は第3種あるいは第1種の実踏切、X2は仮想踏切であ
る。Aは駅構内を示し、21T、1RAT、1RBT及び51Tは軌道
回路を示している。軌道回路1RAT、1RBTはホームトラッ
クを構成している。1RA、1RBは場内信号機で、軌道回路
1RAT、1RBTへの車両走行ルートを形成する。21、51は転
てつ機を示す。転てつ機21は軌道回路21Tとホームトラ
ックを構成する軌道回路1RATまたは軌道回路1RBTとの間
の進路の開通を行ない、転てつ機51は軌道回路51Tと、
ホームトラックを構成する軌道回路1RATまたは1RBTとの
間の進路の開通を行なう。1RA、1RBは場内信号機、6R、
7Rは出発信号機、Cは踏切制御子である。
略的構成の一例を示す図である。この実施例は、第3種
あるいは第1種踏切が駅構内付近に存在する場合を示し
ている。1は踏切制御装置、2は連動装置、3は車両、
X1は第3種あるいは第1種の実踏切、X2は仮想踏切であ
る。Aは駅構内を示し、21T、1RAT、1RBT及び51Tは軌道
回路を示している。軌道回路1RAT、1RBTはホームトラッ
クを構成している。1RA、1RBは場内信号機で、軌道回路
1RAT、1RBTへの車両走行ルートを形成する。21、51は転
てつ機を示す。転てつ機21は軌道回路21Tとホームトラ
ックを構成する軌道回路1RATまたは軌道回路1RBTとの間
の進路の開通を行ない、転てつ機51は軌道回路51Tと、
ホームトラックを構成する軌道回路1RATまたは1RBTとの
間の進路の開通を行なう。1RA、1RBは場内信号機、6R、
7Rは出発信号機、Cは踏切制御子である。
P1は第1警報制御位置、P2は第2警報制御位置、P3は
車両停止位置、P4は警報停止位置である。第1警報制御
位置P1には踏切制御子Cが配置され、第2警報制御位置
P2の付近には仮想踏切X2が仮定されている。また、車両
停止位置P3はホームトラックを構成する軌道回路1RATま
たは1RBT上に配置されており、警報停止位置P4は実踏切
X1と一致するものとして示す。
車両停止位置、P4は警報停止位置である。第1警報制御
位置P1には踏切制御子Cが配置され、第2警報制御位置
P2の付近には仮想踏切X2が仮定されている。また、車両
停止位置P3はホームトラックを構成する軌道回路1RATま
たは1RBT上に配置されており、警報停止位置P4は実踏切
X1と一致するものとして示す。
連動装置2は、第1警報制御位置P1及び警報停止位置
P4の間の警報区間において、車両3のとるべきルート
を、進路鎖錠条件によって予め確定する。このような連
動装置2としては、継電器を主体として構成された継電
連動装置またはマイクロコンピュータを主体とし、制御
論理をプログラム化した電子連動装置が知られている。
P4の間の警報区間において、車両3のとるべきルート
を、進路鎖錠条件によって予め確定する。このような連
動装置2としては、継電器を主体として構成された継電
連動装置またはマイクロコンピュータを主体とし、制御
論理をプログラム化した電子連動装置が知られている。
連動装置2による振動鎖錠は、車両3が走行するルー
トを設定し、該当する信号機に進行信号を出力するとき
に、これに先立ち、ルート上の転てつ機を、車両が通過
するまで鎖錠する役割を持つ。進路鎖錠は、軌道回路単
位に、進路の左右毎に設けられるが、電子連動装置で
は、この他に信号機の種別毎にも設けられる。進路鎖錠
は2値信号であり、論理値1を解錠に対応させると、論
理値0が鎖錠に対応する。論理値0の状態で転てつ機を
鎖錠し、一方、車両が軌道回路を通過すると、その軌道
回路に対応する進路鎖錠の論理値が「1」に変化し、転
てつ機が自由に転換できるようになる。
トを設定し、該当する信号機に進行信号を出力するとき
に、これに先立ち、ルート上の転てつ機を、車両が通過
するまで鎖錠する役割を持つ。進路鎖錠は、軌道回路単
位に、進路の左右毎に設けられるが、電子連動装置で
は、この他に信号機の種別毎にも設けられる。進路鎖錠
は2値信号であり、論理値1を解錠に対応させると、論
理値0が鎖錠に対応する。論理値0の状態で転てつ機を
鎖錠し、一方、車両が軌道回路を通過すると、その軌道
回路に対応する進路鎖錠の論理値が「1」に変化し、転
てつ機が自由に転換できるようになる。
連動装置2に対しては、各軌道回路から軌道回路条件
が入力されているから、車両通過による進路鎖錠条件の
変化は、軌道回路条件の変化として、連動装置2によっ
て検出できる。上記の進路鎖錠及び解錠が連動条件とし
て利用される。
が入力されているから、車両通過による進路鎖錠条件の
変化は、軌道回路条件の変化として、連動装置2によっ
て検出できる。上記の進路鎖錠及び解錠が連動条件とし
て利用される。
仮想踏切X2は、踏切制御の対象となる実踏切X1の手前
に仮定されている。実踏切X1は実在する踏切であるが、
仮想踏切X2は実在する踏切ではなく、制御論理の実行に
当って仮想された踏切である。
に仮定されている。実踏切X1は実在する踏切であるが、
仮想踏切X2は実在する踏切ではなく、制御論理の実行に
当って仮想された踏切である。
踏切制御装置1は、コンピュータ(図示しない)を含
んで構成されており、コンピュータは、実踏切X1及び仮
想不向X2の制御を、同じフォーマットの制御テーブルを
参照し、同じ制御論理を実行して行なうようになってい
る。
んで構成されており、コンピュータは、実踏切X1及び仮
想不向X2の制御を、同じフォーマットの制御テーブルを
参照し、同じ制御論理を実行して行なうようになってい
る。
上述の制御論理は、制御テーブル上の鳴動条件の成立
によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立し
鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じる
論理として実行される。
によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立し
鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じる
論理として実行される。
仮想踏切X2の鳴動条件及び終止条件は、連動装置2か
ら与えられる連動条件及び位置条件の論理積で与えられ
る。
ら与えられる連動条件及び位置条件の論理積で与えられ
る。
上述の主要部の構成は、第1の発明及び第2の発明で
共通である。両者の差異は仮想踏切X2に対応する制御出
力の利用態様が異なることである。即ち、第1の発明で
は、仮想踏切X2に対応する制御出力は、実踏切X1の制御
テーブル上に、鳴動条件を構成する位置条件として登録
するが、第2の発明では、仮想踏切X2に対応する制御出
力は、制御テーブル上に登録することなく、実踏切X1を
制御する信号として利用する。説明の明瞭化のため、両
者を分け、まず、第1の発明から説明する。
共通である。両者の差異は仮想踏切X2に対応する制御出
力の利用態様が異なることである。即ち、第1の発明で
は、仮想踏切X2に対応する制御出力は、実踏切X1の制御
テーブル上に、鳴動条件を構成する位置条件として登録
するが、第2の発明では、仮想踏切X2に対応する制御出
力は、制御テーブル上に登録することなく、実踏切X1を
制御する信号として利用する。説明の明瞭化のため、両
者を分け、まず、第1の発明から説明する。
踏切制御装置1を構成するコンピュータは、仮想踏切
X2の制御出力に基づいて登録された位置条件と、連動装
置2から与えられる連動条件との論理積によって、実踏
切X1を制御する制御出力を生じる。
X2の制御出力に基づいて登録された位置条件と、連動装
置2から与えられる連動条件との論理積によって、実踏
切X1を制御する制御出力を生じる。
上述の制御論理の一例を、第2図を参照して説明す
る。第2図は仮想踏切X2及び実踏切X1に対応する制御テ
ーブルの一部を示し、車両3が軌道回路21T−1RAT−51T
のルートをとる場合の具体例である。
る。第2図は仮想踏切X2及び実踏切X1に対応する制御テ
ーブルの一部を示し、車両3が軌道回路21T−1RAT−51T
のルートをとる場合の具体例である。
仮想踏切X2の制御テーブルにおいて、H1RATRSは軌道
回路1RATの進路鎖錠条件を示し、右側部に付された下向
きの矢印は、進路鎖錠条件H1RATRSが論理値0で、軌道
回路1RAへのルートを形成するように、進路鎖錠が行な
われていることを示す。
回路1RATの進路鎖錠条件を示し、右側部に付された下向
きの矢印は、進路鎖錠条件H1RATRSが論理値0で、軌道
回路1RAへのルートを形成するように、進路鎖錠が行な
われていることを示す。
H21TRSは軌道回路21Tの進路鎖錠条件を示し、右側部
に付された上向きの矢印は、進路鎖錠条件H21TRSが論理
値1で、軌道回路21Tの進路鎖錠が解錠されたことを示
している。
に付された上向きの矢印は、進路鎖錠条件H21TRSが論理
値1で、軌道回路21Tの進路鎖錠が解錠されたことを示
している。
また、仮想踏切X2の制御テーブルにおいて、制御子C
は踏切制御子Cにより検知される車両の存在の有無の条
件を示し、下向きの矢印は、踏切制御子Cの位置に車両
が存在していることを示す。
は踏切制御子Cにより検知される車両の存在の有無の条
件を示し、下向きの矢印は、踏切制御子Cの位置に車両
が存在していることを示す。
実踏切X1の制御テーブルにおいて、6RASは出発信号機
6Rの制御条件を示し、下向きの矢印は出発信号機6Rの制
御状態が進行現示(青あるいは黄)となりうることを示
す。H51TRSは軌道回路51Tの進路鎖錠条件を示し、右側
部に付された上向きの矢印は、進路鎖錠条件H51TRSが論
理値1で、軌道回路51Tの進路鎖錠が解錠されたことを
示している。1RATRは軌道回路1RATの軌道リレーを示
し、下向きの矢印は軌道回路1RATに車両が存在してい
て、軌道リレー1RATRが落下していることを示してい
る。
6Rの制御条件を示し、下向きの矢印は出発信号機6Rの制
御状態が進行現示(青あるいは黄)となりうることを示
す。H51TRSは軌道回路51Tの進路鎖錠条件を示し、右側
部に付された上向きの矢印は、進路鎖錠条件H51TRSが論
理値1で、軌道回路51Tの進路鎖錠が解錠されたことを
示している。1RATRは軌道回路1RATの軌道リレーを示
し、下向きの矢印は軌道回路1RATに車両が存在してい
て、軌道リレー1RATRが落下していることを示してい
る。
まず、車両3が軌道回路21T−1RAT−51Tのルートを通
り、駅Aを通過する車両である場合について説明する。
連動装置2から場内信号機1RA、1RB、転てつ機21、51及
び出発信号機6R、7Rには、上述のルートを開通させ、他
は鎖錠する連動条件が出力されている。この連動条件と
しては、仮想踏切X2の制御テーブル上では、進路鎖錠条
件H1RATRSが登録され、実踏切X1では、出発信号機6Rの
制御条件6RASが登録される。軌道回路21T−1RAT−51Tの
ルート設定し、場内信号機1RA及び出発信号機6Rに進行
信号が出力される状態では、進路鎖錠条件H1RATRS及び
制御条件6RASの論理値が0になり、制御テーブルに記載
されている下向き矢印の状態(論理値が0)と一致し、
仮想踏切X2及び実踏切X1の制御テーブル上で、鳴動条件
を構成する連動条件が論理値1となる。ただし、制御テ
ーブルに登録されている条件の論理値が、制御テーブル
に記載されている論理値と一致した状態を論理値1とす
る。
り、駅Aを通過する車両である場合について説明する。
連動装置2から場内信号機1RA、1RB、転てつ機21、51及
び出発信号機6R、7Rには、上述のルートを開通させ、他
は鎖錠する連動条件が出力されている。この連動条件と
しては、仮想踏切X2の制御テーブル上では、進路鎖錠条
件H1RATRSが登録され、実踏切X1では、出発信号機6Rの
制御条件6RASが登録される。軌道回路21T−1RAT−51Tの
ルート設定し、場内信号機1RA及び出発信号機6Rに進行
信号が出力される状態では、進路鎖錠条件H1RATRS及び
制御条件6RASの論理値が0になり、制御テーブルに記載
されている下向き矢印の状態(論理値が0)と一致し、
仮想踏切X2及び実踏切X1の制御テーブル上で、鳴動条件
を構成する連動条件が論理値1となる。ただし、制御テ
ーブルに登録されている条件の論理値が、制御テーブル
に記載されている論理値と一致した状態を論理値1とす
る。
上述のような連動条件下で、矢印a方向に進行してき
た車両3が踏切制御子Cの上を通過すると、踏切制御子
Cからは車両の存在に対応する出力が生じ、この条件が
登録されている仮想踏切X2の制御テーブル上に鳴動条件
を構成する位置条件が論理値1となる。これにより、仮
想踏切X2の制御テーブル上で、鳴動条件を構成する位置
条件及び連動条件が、ともに論理値1となって、鳴動条
件が成立する。
た車両3が踏切制御子Cの上を通過すると、踏切制御子
Cからは車両の存在に対応する出力が生じ、この条件が
登録されている仮想踏切X2の制御テーブル上に鳴動条件
を構成する位置条件が論理値1となる。これにより、仮
想踏切X2の制御テーブル上で、鳴動条件を構成する位置
条件及び連動条件が、ともに論理値1となって、鳴動条
件が成立する。
仮想踏切X2の制御テーブル上で成立した鳴動条件は、
実踏切X1の制御テーブル上の鳴動条件を構成する位置条
件として登録される。ここで、実踏切X1の制御テーブル
上では、鳴動条件を構成する連動条件が、出発信号機6R
の制御条件6RASとして登録されているので、仮想踏切X2
から与えられた位置条件との間で鳴動条件の論理が成立
し、踏切制御装置1を構成するコンピュータからは、実
踏切X1の警報鳴動及び遮断機降下をする制御信号が出力
される。従って、通過車両の場合には、踏切制御子Cの
位置する第1警報制御位置P1から踏切警報が開始するこ
ととなる。
実踏切X1の制御テーブル上の鳴動条件を構成する位置条
件として登録される。ここで、実踏切X1の制御テーブル
上では、鳴動条件を構成する連動条件が、出発信号機6R
の制御条件6RASとして登録されているので、仮想踏切X2
から与えられた位置条件との間で鳴動条件の論理が成立
し、踏切制御装置1を構成するコンピュータからは、実
踏切X1の警報鳴動及び遮断機降下をする制御信号が出力
される。従って、通過車両の場合には、踏切制御子Cの
位置する第1警報制御位置P1から踏切警報が開始するこ
ととなる。
車両3が仮想踏切X2を通過すると、軌道回路21Tの進
路鎖錠が解錠され、進路鎖錠条件H21TRSが論理値1で、
仮想踏切X2の制御テーブルは、終止条件を満たすように
なる。ただし、このとき、既に車両3は次の軌道回路1R
ATに入っていて、、軌道回路1RATの軌道リレー1RATRが
落下しており(論理値1)、実踏切X1の制御テーブルの
位置条件が論理値1になっているので、警報が停止する
ことはない。
路鎖錠が解錠され、進路鎖錠条件H21TRSが論理値1で、
仮想踏切X2の制御テーブルは、終止条件を満たすように
なる。ただし、このとき、既に車両3は次の軌道回路1R
ATに入っていて、、軌道回路1RATの軌道リレー1RATRが
落下しており(論理値1)、実踏切X1の制御テーブルの
位置条件が論理値1になっているので、警報が停止する
ことはない。
踏切警報の停止は車両3が実踏切X1を通過した後であ
る。車両が実踏切X1を通過したかどうかの判定は、実踏
切X1に最も近い軌道回路51Tにおける進路鎖錠条件H51TR
Sが論理値1になったことを条件に行なうことができ
る。または、実踏切X1の後に踏切制御子を設け、この踏
切制御子上を車両3が通過したことを検出して行なうこ
とも可能である。
る。車両が実踏切X1を通過したかどうかの判定は、実踏
切X1に最も近い軌道回路51Tにおける進路鎖錠条件H51TR
Sが論理値1になったことを条件に行なうことができ
る。または、実踏切X1の後に踏切制御子を設け、この踏
切制御子上を車両3が通過したことを検出して行なうこ
とも可能である。
車両3が停車扱いである場合は、車両がホームトラッ
クに到着時には、出発信号機6Rは停止現示(論理値0と
する)であり、実踏切X1の連動条件は論理値0である。
従って、仮想踏切X2の制御テーブルにおいて、鳴動条件
が成立していて、実踏切X1の制御テーブルにおいて、鳴
動条件を構成する位置条件が論理値1になっていても、
車両3が踏切制御子Cを通過する第1警報制御位置P1で
は、実踏切X1の制御テーブル上では、鳴動条件は成立し
ない。鳴動条件が成立するのは、ホームトラックを構成
する軌道回路1RAT上に車両3が位置して、その軌道回路
条件が論理値1になり、更に出発信号機6Rが進行現示に
なったときからである。
クに到着時には、出発信号機6Rは停止現示(論理値0と
する)であり、実踏切X1の連動条件は論理値0である。
従って、仮想踏切X2の制御テーブルにおいて、鳴動条件
が成立していて、実踏切X1の制御テーブルにおいて、鳴
動条件を構成する位置条件が論理値1になっていても、
車両3が踏切制御子Cを通過する第1警報制御位置P1で
は、実踏切X1の制御テーブル上では、鳴動条件は成立し
ない。鳴動条件が成立するのは、ホームトラックを構成
する軌道回路1RAT上に車両3が位置して、その軌道回路
条件が論理値1になり、更に出発信号機6Rが進行現示に
なったときからである。
次に、第2の発明においては、仮想踏切X2に対応する
制御出力は、制御テーブル上へ登録することなく、実踏
切X1に対応する制御出力との論理和として、実踏切X1を
制御するための信号として利用する。(但し、この実施
例は省略する。) 上述のように、第1の発明及び第2の発明とも、仮想
踏切X2及び実踏切X1の制御論理は、鳴動条件が成立した
ときに鳴動を開始し、終止条件が成立したときに鳴動停
止を行なうという極めて単純、明快な基本モジュールで
構成され、このモジュールの実行の集合として、実踏切
X1の制御が実行される。複雑な線形を有する実踏切X1の
制御であっても、単純、明快な標準化された基本モジュ
ールを用いて実行できる。このため、高度の汎用性を有
し、安全性が高く、コストの安価な踏切制御装置を実現
できる。
制御出力は、制御テーブル上へ登録することなく、実踏
切X1に対応する制御出力との論理和として、実踏切X1を
制御するための信号として利用する。(但し、この実施
例は省略する。) 上述のように、第1の発明及び第2の発明とも、仮想
踏切X2及び実踏切X1の制御論理は、鳴動条件が成立した
ときに鳴動を開始し、終止条件が成立したときに鳴動停
止を行なうという極めて単純、明快な基本モジュールで
構成され、このモジュールの実行の集合として、実踏切
X1の制御が実行される。複雑な線形を有する実踏切X1の
制御であっても、単純、明快な標準化された基本モジュ
ールを用いて実行できる。このため、高度の汎用性を有
し、安全性が高く、コストの安価な踏切制御装置を実現
できる。
仮想踏切X2は、図示では1個であるが、複数個設ける
ことも可能である。仮想踏切X1が複数備えれられ場合
は、各仮想踏切の制御を、上述の制御論理を基本モジュ
ールとして順次実行し、その制御出力の論理和と、実踏
切X1の制御テーブル上の連動条件とにより実踏切X1の制
御を行なう。これにより、一層複雑な線形の踏切制御
も、容易に行なうことが可能になる。
ことも可能である。仮想踏切X1が複数備えれられ場合
は、各仮想踏切の制御を、上述の制御論理を基本モジュ
ールとして順次実行し、その制御出力の論理和と、実踏
切X1の制御テーブル上の連動条件とにより実踏切X1の制
御を行なう。これにより、一層複雑な線形の踏切制御
も、容易に行なうことが可能になる。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明に係る踏切制御装置によれ
ば、次のような効果が得られる。
ば、次のような効果が得られる。
(a)第1の発明においては、踏切制御の対象となる実
踏切の手前に仮想踏切を仮定し、実踏切及び仮想踏切の
制御を、コンピュータにより、同じフォーマットの制御
テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して行なうよう
にし、仮想踏切に対応する制御出力は実踏切の制御テー
ブル上に、鳴動条件を構成する車両の位置条件として登
録し、仮想踏切の制御出力に基づく車両の位置条件と、
連動条件との論理積によって実踏切を制御するようにし
たから、踏切制御を、単純で明快な、踏切制御のための
基本モジュールの実行の集合によって実現できるように
なる。このため、制御条件が千差万別である踏切毎の制
御論理を基本論理に帰納して、踏切毎の制御論理開発を
不要にし、汎用性が高く、安全で信頼性に富む安価な踏
切制御装置を提供できる。
踏切の手前に仮想踏切を仮定し、実踏切及び仮想踏切の
制御を、コンピュータにより、同じフォーマットの制御
テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して行なうよう
にし、仮想踏切に対応する制御出力は実踏切の制御テー
ブル上に、鳴動条件を構成する車両の位置条件として登
録し、仮想踏切の制御出力に基づく車両の位置条件と、
連動条件との論理積によって実踏切を制御するようにし
たから、踏切制御を、単純で明快な、踏切制御のための
基本モジュールの実行の集合によって実現できるように
なる。このため、制御条件が千差万別である踏切毎の制
御論理を基本論理に帰納して、踏切毎の制御論理開発を
不要にし、汎用性が高く、安全で信頼性に富む安価な踏
切制御装置を提供できる。
(b)第2の発明においては、主要部を第1の発明と同
一とし、仮想踏切に対応する制御出力と、実踏切に対応
する制御出力との論理和によって、実踏切を制御する制
御出力を生じるようにしたから、第1の発明と同様の効
果が得られる。
一とし、仮想踏切に対応する制御出力と、実踏切に対応
する制御出力との論理和によって、実踏切を制御する制
御出力を生じるようにしたから、第1の発明と同様の効
果が得られる。
(c)仮想踏切を複数想定し、各仮想踏切の制御を、前
述の制御論理を基本モジュールとして順次実行そ、その
集合として、実踏切を制御するようにしたから、一層複
雑な線形を有する踏切をも、単純で明快な汎用性のある
制御論理によって制御できる踏切制御装置を提供でき
る。
述の制御論理を基本モジュールとして順次実行そ、その
集合として、実踏切を制御するようにしたから、一層複
雑な線形を有する踏切をも、単純で明快な汎用性のある
制御論理によって制御できる踏切制御装置を提供でき
る。
第1図は本発明の適用される線形図及び踏切制御の概略
的構成を示す図、第2図は仮想踏切及び実踏切に対応す
る制御テーブルの一部を示す図である。 1……踏切制御装置、2……連動装置 X1……実踏切、X2……仮想踏切
的構成を示す図、第2図は仮想踏切及び実踏切に対応す
る制御テーブルの一部を示す図である。 1……踏切制御装置、2……連動装置 X1……実踏切、X2……仮想踏切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 29/00 - 29/32
Claims (3)
- 【請求項1】コンピュータを含み、連動装置から出力さ
れる信号を前記コンピュータによって論理判断して踏切
制御を行なう踏切制御装置であって、 踏切制御の対象となる実踏切の手前に仮想踏切を仮定
し、 前記コンピュータは、 前記実踏切及び前記仮想踏切の制御を、同じフォーマッ
トの制御テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して行
なうようになっており、 前記制御論理は、前記制御テーブル上の鳴動条件の成立
によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立し
鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じる
論理であり、 前記仮想踏切の前記鳴動条件及び前記終止条件は、前記
連動装置から与えられる連動条件及び車両の位置条件の
論理積で与えられ、 前記仮想踏切に対応する制御出力は、前記実踏切の制御
テーブル上に、鳴動条件を構成する車両の位置条件とし
て登録し、 前記仮想踏切の制御出力に基づく車両の位置条件と前記
連動条件との論理積によって前記実踏切を制御する制御
出力を生じること を特徴とする踏切制御装置。 - 【請求項2】コンピュータを含み、連動装置から出力さ
れる信号を前記コンピュータによって論理判断して踏切
制御を行なう踏切制御装置であって、 踏切制御の対象となる実踏切の手前に仮想踏切を仮定
し、 前記コンピュータは、 前記実踏切及び前記仮想踏切の制御を、同じフォーマッ
トの制御テーブルを参照し、同じ制御論理を実行して行
なうようになっており、 前記制御論理は、前記制御テーブル上の鳴動条件の成立
によって警報開始の制御出力を生じ、終止条件が成立し
鳴動条件が不成立のときに警報停止の制御出力を生じる
論理であり、 前記実踏切及び前記仮想踏切の前記鳴動条件及び前記終
止条件は、前記連動装置から与えられる連動条件及び車
両の位置条件の論理積で与えられ、 前記仮想踏切に対応する制御出力と、前記実踏切に対応
する制御出力との論理和によって、前記実踏切を制御す
る制御出力を生じること を特徴とする踏切制御装置。 - 【請求項3】前記仮想踏切は、複数仮定し、 前記コンピュータは、各仮想踏切の制御を、前記制御論
理を基本モジュールとして順次実行し、その集合とし
て、前記実踏切を制御すること を特徴とする請求項1または2に記載の踏切制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1657190A JP2868267B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 踏切制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1657190A JP2868267B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 踏切制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03220061A JPH03220061A (ja) | 1991-09-27 |
JP2868267B2 true JP2868267B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=11919980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1657190A Expired - Lifetime JP2868267B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 踏切制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868267B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP1657190A patent/JP2868267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03220061A (ja) | 1991-09-27 |
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