JP2868031B2 - 自然対流式暖房器 - Google Patents

自然対流式暖房器

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JP2868031B2
JP2868031B2 JP3179417A JP17941791A JP2868031B2 JP 2868031 B2 JP2868031 B2 JP 2868031B2 JP 3179417 A JP3179417 A JP 3179417A JP 17941791 A JP17941791 A JP 17941791A JP 2868031 B2 JP2868031 B2 JP 2868031B2
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heater
heat
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潤一郎 関
健夫 鳥山
一 武井
尚哉 長田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自然対流式暖房器に関
するものであり、特に蓄熱体を備えた自然対流式暖房器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の自然対流式暖房器を示す外
観斜視図であり、図6はその側断面図である。
【0003】図において、1は本体ケース、2は本体ケ
ース1の下部に設けられ、外気を取り込む吸気口、3は
本体ケース1の上面に設けられた上面パネルであり、本
体内の暖気を外部へ放出する排気口4を備えている。5
は放熱フィン6を有するヒーターであり、通電により発
熱する。7はダクト(角筒)状に形成された遮熱板であ
り、本体ケース1との間に断熱用空気層を形成し、かつ
内部にヒーター5を配設するように本体内に設けられて
いる。8は遮熱板7上部のヒーター5側に設けられた温
度過昇防止用温度センサである。9は本体を支える脚で
ある。
【0004】次に動作について説明する。まず、ヒータ
ー5に通電を行い、発熱させる。この熱が放熱フィン6
へ伝導し、ヒーター5および放熱フィン6から放熱を行
い、周囲の空気を暖める。この暖められた空気は暖気と
なって本体内を上昇し、排気口4から排出される。この
排出に伴い吸気口5から冷気が本体内に吸い込まれる。
この自然対流により室内空気が暖められ、部屋の暖房を
行う。
【0005】また、暖房時には本体内は高温になるが、
遮熱板7と本体ケース1の間に存在する空気層の断熱作
用により、本体ケース1表面の温度上昇を防ぎ、表面を
触れることによる火傷等の防止を行っている。
【0006】次にヒーター5の通電を停止した時には、
当然のことながらヒーター5および放熱フィン6からの
放熱が停止し、ヒーター5と放熱フィン6の温度も低下
する。そして、自然対流も停止し、暖房が行われなくな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の自然対流式暖房
器は以上のように構成されており、暖房時、すなわちヒ
ーター5への通電時には高容量の電力、例えば800ワ
ットから1200ワットを必要とするため、他の高容量
の電気機器、例えば、ヘヤードライヤー、電子レンジ、
電気コタツ等を使用する場合には、一般家庭の全電気容
量の許容値を超えてしまうため、ヒーター5への通電を
停止しなければならず、これにより必然的に暖房が行わ
れなくなり室内が寒くなってしまうという課題があっ
た。また、就寝時等においても安全を考えてヒーター5
への通電を停止するが、この場合も同じ課題が生じてし
まう。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、暖房器の電源をオフし、ヒーター
への通電停止後も、しばらくの間は、暖房が行われると
ともに、火傷等を生じない安全性の向上した自然対流式
暖房器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自然対流
式暖房器は、本体の下方に設けられた吸気口と、この吸
気口から本体内に流入した外気を加熱するヒーターと、
このヒーターにより生じる暖気を本体の上方から外部へ
流出させる排出口と、前記本体内面に沿って配設され、
前記ヒーターからの熱を蓄熱するダクト状の蓄熱体とを
備え、前記ヒーターは、前記蓄熱体へ熱を伝える熱伝導
部材を設け、前記熱伝導部材の一部を前記蓄熱体に埋設
あるいは接触させたものである。
【0010】また、外気を加熱するヒーターは、蓄熱体
の下方に配設されたものである。
【0011】
【作用】この発明における自然対流式暖房器は、ヒータ
ーへの通電時は、ヒーターから放出される熱で外気を加
熱し排気口から暖気を流出させると同時に蓄熱体に蓄熱
しておき、ヒーターへの通電を停止した後には蓄熱体か
らの放熱によりそのまま暖房を継続する。
【0012】また、この発明の自然対流式暖房器は、熱
伝導部材によりヒーターから放出される熱を効率よく蓄
熱体へ伝導させて蓄熱させることができる。
【0013】また、この発明の自然対流式暖房器は、ヒ
ーターの周囲に設けられた熱伝導部材の一部を蓄熱体に
埋設あるいは接触させたことにより、熱伝導部材を介し
てヒーターからの熱を効率よく蓄熱体へ伝導して蓄熱す
る。
【0014】さらに、この発明の自然対流式暖房器は、
ヒーターを蓄熱体の下方に設けたことにより、ヒーター
から放出された熱を蓄熱体の下方から上方へわたって蓄
熱する。
【0015】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例を示す自然対流式暖房器の側
断面図、図2はその要部斜視図である。図において、1
〜6、8、9は従来例の構成と同一または相当部分のた
め説明を省略する。10は本体ケース1の内面に沿って
配設したダクト状の蓄熱体であり、所定の形状に成形さ
れているとともに、ヒーター5に設けた熱伝導部材であ
る放熱フィン6の先端部を内部に埋設している。
【0016】次に動作について説明する。まず、電源ス
イッチ(図示せず)をオンし、ヒーター5へ通電する
と、ヒーター5が発熱し、同時に放熱フィン6へ熱伝導
により放熱フィン6から放熱が行われる。これにより周
囲の空気が暖められ暖気となり、ダクト状の蓄熱体10
の内側を上昇し排気口4から放出される。これに伴い吸
気口2から冷気が吸い込まれ、自然対流により暖房が行
われる。ここで、ヒーター5へ通電中は、ヒーター5か
らの発熱と放熱フィン6からの放熱により外気を加熱し
て暖房が行われる。
【0017】また、放熱フィン6からの放熱は周囲の空
気への加熱に用いられるとともに、蓄熱体10の内部に
埋設されたその先端部から蓄熱体10への蓄熱にも用い
られ、暖房中は常に蓄熱体10に蓄熱が行われる。加え
て、蓄熱体10は遮熱作用も有しており、本体ケース1
表面の温度上昇を防止している。
【0018】さらに暖房時には温度センサ8により排気
口4から放出される暖気の温度を常時検知しており、例
えば人が上面パネル3に触れた場合に火傷をする恐れの
ある温度に暖気が達した場合には、ヒーター5への通電
を停止したりあるいは発熱量を調整する。
【0019】次に、例えば高電力を必要とする別の電気
機器を使用するためあるいは就寝等のために本暖房器の
電源スイッチを切り、ヒーター5への通電を停止した時
には、当然のことながらヒーター5からの発熱は停止す
るが、蓄熱体10に蓄えられた熱が放熱フィン6に伝導
し、放熱フィン6から放熱が行われる。これにより放熱
フィン6の周囲の空気が加熱され、暖気が発生する。よ
って、電源スイッチを切ってもヒーター5への通電時と
同様に自然対流が行われ、暖房が継続される。
【0020】実施例2. また、上記実施例1では所定の形状に成形された蓄熱体
10を用いたが、蓄熱体として温度が上昇すると固体か
ら液体に変わる低融点パラフィンを用いてもよい。図3
は低融点パラフィンを用いた他の実施例を示す側断面図
であり、図において、11は融点が50度〜120度の
低融点パラフィン12を封入した蓄熱容器であり、この
蓄熱容器11には放熱フィン6の先端部が埋設されてい
る。
【0021】ヒーター5への通電停止後の暖房の継続動
作については上記実施例1とまったく同様であるが、蓄
熱体として、融点が50度〜120度の低融点パラフィ
ンを用いているため、この実施例2の場合は放熱温度が
低く維持され、放熱フィン6からの放熱温度も低く、火
傷の心配のない暖気が排気口4から放出される。
【0022】実施例3. また、上記実施例1および2では蓄熱体10および蓄熱
容器11に放熱フィン6の先端部を埋設したものを示し
たが、接触させるようにしてもよい。図4は蓄熱体10
に放熱フィン6の先端部を接触させた場合の要部断面図
であり、蓄熱体10との接触面積を大きくするため、放
熱フィン6の先端部を折り曲げて蓄熱体10に圧接して
いる。このようにしても、放熱フィン6から蓄熱体10
への熱伝導を良好に行える。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
通常の暖房時にヒーターから放出された熱を蓄熱体に蓄
熱し、ヒーターへの通電停止時に前記蓄熱体に蓄熱した
熱を放出して暖房を継続することにより、電源スイッチ
のOFF状態でも暖房を行え、使い勝手がよくなる。ま
た、熱伝導部材を備え、一部を蓄熱体に埋設あるは接触
させているため、ヒーターから蓄熱体への蓄熱が効率よ
く行え、かつ放熱も同様に良好に行える。さらに、ヒー
ターをダクト状の蓄熱体の下方に配設しているので、ヒ
ーターから放出された熱を蓄熱体の下方から上方にわた
って効率よく蓄熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す自然対流式暖房器
の側断面図である。
【図2】 この発明の実施例1を示す自然対流式暖房器
の要部斜視図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す自然対流式暖房器
の側断面図である。
【図4】 この発明の実施例3を示す自然対流式暖房器
の要部斜視図である。
【図5】 従来の自然対流式暖房器の外観斜視図であ
る。
【図6】 従来の自然対流式暖房器の側断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース、2 吸気口、4 排気口、5 ヒータ
ー、6 放熱フィン、8 温度センサ、10 蓄熱体、
11 蓄熱容器、12 低融点パラフィン。
フロントページの続き (72)発明者 長田 尚哉 群馬県新田郡尾島町大字岩松800番地 三菱電機株式会社 群馬製作所内 (56)参考文献 実開 昭49−107153(JP,U) 実開 昭52−24363(JP,U) 実開 昭48−37957(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 3/00 F24H 7/00 - 7/06 F24H 3/00 - 3/04 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の下方に設けられた吸気口と、この
    吸気口から本体内に流入した外気を加熱するヒーター
    と、このヒーターにより生じる暖気を本体の上方から外
    部へ流出させる排出口と、前記本体内面に沿って配設さ
    れ、前記ヒーターからの熱を蓄熱するダクト状の蓄熱体
    とを備え、前記ヒーターは、前記蓄熱体へ熱を伝える熱
    伝導部材を設け、前記熱伝導部材の一部を前記蓄熱体に
    埋設あるいは接触させたことを特徴とする自然対流式暖
    房器。
  2. 【請求項2】 前記ヒーターは、前記蓄熱体の下方に配
    設されたことを特徴とする請求項1記載の自然対流式暖
    房器。
JP3179417A 1991-07-19 1991-07-19 自然対流式暖房器 Expired - Lifetime JP2868031B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7195981B2 (ja) * 2019-03-14 2022-12-26 株式会社コロナ 暖房機
KR102257825B1 (ko) * 2019-10-15 2021-05-28 (주)프로텍메디칼 대류 순환식 방사 전기 난방장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49107153U (ja) * 1972-12-29 1974-09-12
JPS5020500U (ja) * 1973-06-14 1975-03-07
JPS5224363U (ja) * 1975-08-12 1977-02-21

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