JP2523845B2 - 堀こたつヒ―タ - Google Patents

堀こたつヒ―タ

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JP2523845B2
JP2523845B2 JP1008201A JP820189A JP2523845B2 JP 2523845 B2 JP2523845 B2 JP 2523845B2 JP 1008201 A JP1008201 A JP 1008201A JP 820189 A JP820189 A JP 820189A JP 2523845 B2 JP2523845 B2 JP 2523845B2
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JP
Japan
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heater
kotatsu
heater unit
heat
kotatsu body
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宏明 藤井
宏之 松井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は床面に埋込設置される掘こたつヒータに関す
るものである。
従来の技術 従来、この種の掘こたつヒータは、一般に第3図のよ
うな構成になっていた。
すなわち、床面に埋込設置されたこたつ本体1の床面
上にヒータユニット2が固定され、このヒータユニット
2へ電源コード3、コントローラ4および接続コード5
を順次介して電源が供給されている。コントローラ4は
ヒータユニット2への通電量を制御するトライアック等
からなる制御装置を内蔵しており、このトライアックの
放熱を行う大形の放熱フィンや電気ノイズを防止するチ
ョークコイル、コンデンサーなどを有している。また、
コントローラ4がこたつ本体1内へ落下した場合や、蒲
団6に覆われた場合、トライアックの放熱でコントロー
ラ4の温度が異常に上昇するのを防止するため、電源を
遮断するサーモスタットが放熱フィンに取付けられてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構成のものでは、トライアックな
ど制御装置の発熱で、コントローラ4が熱くなり、使用
者に不安感を与えるものであった。また、コントローラ
4に蒲団6などが掛った場合などは、コントローラ4の
表面から充分な放熱が行われず、制御装置を焼損させる
ことにもなった。特にヒータユニット2の消費電力が大
きくすればするほど、上述した欠点は顕著になるもので
あった。
そこで、本発明は制御装置の発熱による不安感をなく
し、制御装置の放熱、断熱を的確に行なえることを目的
としている。
課題を解決するための手段 そして上記目的を達成するため、本発明はヒータユニ
ットへの通電を制御する制御装置を内蔵した上下2分割
より成る制御ボックスを備え、制御ボックスは下部を金
属製ケースとし、こたつ本体の外部に設け、上部を樹脂
製ケースとしこたつ本体側に臨ませるようにしたもので
ある。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち発熱する制御装置を金属製ケースと樹脂製ケ
ースの2つより成る制御ボックス内に納め、金属製ケー
スをこたつ本体の外部へ設けているので、制御装置から
生じる熱が、金属製ケースより確実にこたつ本体外の低
温雰囲気中に放出され、さらにこたつ本体側に臨ませる
樹脂製ケースは、ヒータユニットよりの熱を断熱し、制
御装置の異常温度上昇、焼損等は起こり得ないものとな
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図は本発明の一実施例の掘こたつヒータの設置図
である。7は床面8に埋込設置されたこたつ本体であ
り、このこたつ本体7とやぐら本体9と蒲団10により暖
房空間11が構成されている。12はこたつ本体7の床面13
上に固定されたヒータユニットであり、熱を発して暖房
空間11を暖めるようになっている。14は床面13に取付け
られた制御ボックスであり、中継コード15を介してヒー
タユニット12と電気的に接続されている。制御ボックス
14の取付位置はヒータユニット12の側方下部であり、ヒ
ータユニット12の熱対流の影響を受けにくい、こたつ本
体7内で最も温度の低い位置であるが、更に放熱効果を
高めるため、制御ボックス14の下ケース16は、床面13に
設けた開口17より下部に突出して、床面13下部の床下空
間に臨ませている。上ケース18はこたつ本体7側に設置
され、電源スイッチ19、容量切換ボリューム20から成る
操作部21を接続する接続コード22、電源コンセント23よ
り電源を供給する電源コード24、ヒータユニット12を接
続する中継コード15を引き出すようにしている。
第2図は制御ボックス14の拡大要部断面図である。制
御ボックス14は、下ケース16と上ケース18により外殻が
構成されている。下ケース16は金属製であり、床下空間
の湿気などが侵入しないようにすき間のない箱体となっ
ている。上ケース18はこたつ本体7内の温度を遮断する
ため、合成樹脂製となっている。制御ボックス14の内部
には制御回路25と、ヒータユニット12の電力を制御する
トライアック26が設けられており、トライアック26は下
ケース16に、金属製の取付台27を介して固定されてい
る。
次に、本実施例の構成における作用を説明する。
使用者が操作部21の電源スイッチ19をONさせると、暖
房空間11の温度はまだ低く、制御回路25によりトライア
ック26は導通角の大きな状態でONされ、フル通電に近い
状態となる。そして暖房空間11の温度が上昇してくると
トライアック26は導通角が小さくなる。このような位相
制御により、暖房空間11を一定に保つようになってい
る。特に暖房空間11の温度が低い時は、トライアック26
は多量の発熱を伴なうが、この熱は取付台27を介して制
御ボックス14の金属製の下ケース16の表面よりこたつ本
体7の床面13下部の低温雰囲気であるこたつ本体7外部
空間に確実に放出される。さらにこたつ本体7側を樹脂
製のケース18とし、ヒータユニット12よりの熱や、制御
ボックス14の上に毛布などが覆われるような異常時等で
も制御回路25の断熱を図れるようにし、トライアック2
6、制御回路25を適正な雰囲気中に保つことができ、焼
損等の恐れは全くない。また、操作部21には、ほとんど
発熱しない電源スイッチ19、容量切換ボリューム20しか
内蔵されていないため、操作部21が熱くなることがなく
使用者に温度的な不安感を与えることがないばかりか、
コンパクトで軽い操作部21とすることができる。
発明の効果 以上のように本発明は、ヒータユニットへの通電を制
御する制御装置を内蔵した制御ボックスの下部を金属製
ケースとし、この金属製ケースをこたつ本体の外部に設
け、上部を樹脂製ケースとしこたつ本体側へ臨ませるよ
うにしたものであるので、制御装置による発熱を確実に
放出でき、こたつ本体内よりの断熱も図れ、電力制御素
子を含む制御装置を適正な雰囲気中に保つことができ、
焼損等の恐れは全くなく、制御装置の発熱による不安感
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の掘こたつヒータの設置図、
第2図は同掘こたつヒータの制御ボックスの要部拡大
図、第3図は従来の掘こたつヒータの設置図である。 7……こたつ本体、12……ヒータユニット、14……制御
ボックス、16……下ケース、18……上ケース、21……操
作部、25……制御回路、26……トライアック。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に埋込設置され箱状で上面開口のこた
    つ本体の床面に設置されたヒータユニットと、前記ヒー
    タユニットへの通電を制御する制御装置を内蔵した上下
    2分割より成る制御ボックスを備え、前記制御ボックス
    は下部を金属製ケースとし、前記こたつ本体の外部に設
    け、上部を樹脂製ケースとし、前記こたつ本体側へ臨ま
    せてなる掘こたつヒータ。
JP1008201A 1989-01-17 1989-01-17 堀こたつヒ―タ Expired - Fee Related JP2523845B2 (ja)

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