JP2867869B2 - 給湯温度設定システムを備えた給湯端末設備 - Google Patents

給湯温度設定システムを備えた給湯端末設備

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JP2867869B2
JP2867869B2 JP6038256A JP3825694A JP2867869B2 JP 2867869 B2 JP2867869 B2 JP 2867869B2 JP 6038256 A JP6038256 A JP 6038256A JP 3825694 A JP3825694 A JP 3825694A JP 2867869 B2 JP2867869 B2 JP 2867869B2
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hot water
water
water supply
hot
tap
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義昭 和田
和海 小島
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水と湯とを混合して
使用する2バルブ型の洗面器や手洗器などのように、建
築物内の給水給湯箇所に設置される給湯端末設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の洗面器や手洗器は、制水弁を有
する給水管と、制湯弁を有する給湯管とにより、水と湯
を吐出口まで供給し、この吐出口で水と湯とを混合して
吐出する構成である。吐出口から吐出する湯の温度調整
は、2バルブ型の場合には吐出口の手前に配置された給
水栓と給湯栓を手動で開閉調整することにより行い、好
みの温度になるまで水や湯を出しながら水量と湯量を調
整していた。
【0003】また、吐出口に手動で混合調整できる混合
栓を設けたシングルレバー水栓の場合には、片手で調整
することにより水と湯を混合することができ、この場合
も好みの温度になるまで水や湯を出しながら水量と湯量
を調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2バルブ型の場合には、給水栓と給湯栓の両方を開け
て、手で湯の温度を確認しながら給水栓および給湯栓を
手で調整するため、 操作が面倒であり、 好みの
温度の湯を得るまで時間がかかり、無駄な水を流失させ
ていた。
【0005】また、シングルレバー水栓の場合には、片
手で操作ができるので、比較的容易に好みの温度に設定
することができるものの、この場合にも、設定した位置
によっは再度レバーを作動させることが必要で、面倒
であるとともに、無駄な水を消費していた。
【0006】なお、シングルレバー水栓は、デザイン的
に優れた器種がなく、高級マンション等では選定しずら
く、またレバーも洗面時には顔に当たり使いずらいとい
う欠点もある。
【0007】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、デザイン性の良い2
バルブ型の洗面器や手洗器などにおいて、給湯栓のみの
開操作で簡単に瞬時に好みの温度の湯を出せる給湯温度
設定システムを備えた給湯端末設備を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水栓および
給湯栓を手動で開閉調整することにより給水管からの給
水と給湯管からの給湯を吐出口で混合して吐出する2バ
ルブ型の洗面器や手洗器などの給湯端末設備において、
洗面器や手洗器の下部を利用して次のようなシステムを
組む。
【0009】即ち、給水管と給湯管とを給湯栓および給
水栓の手前において給水分岐管で接続し、この給水分岐
管に、給水側から給湯側への水の移動のみを許容する逆
止弁と、この給水側からの水量を調節する制水弁とを設
ける。
【0010】
【作用】以上のような構成において、給水栓および給湯
栓の手前で、給水管の水が給水分岐管を通って給湯管の
湯と混合され、予め調節された給水分岐管の制水弁で
定の温度となった湯が吐出口に供給される。給湯栓を開
けるだけで、簡単にかつ瞬時に好みの温度の湯が得られ
る。
【0011】給湯温度を変更したい場合には、給水分岐
管の制水弁を手動で調節すればよい。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て説明する。これは、2バルブ型洗面器に適用した例を
示す。図1に本発明の給湯温度調整を手動で行うタイプ
の1例を示す。
【0013】図1において、洗面器1には、水Cと湯H
を吐出する中央の吐出口2と、この左右両側に位置して
水と湯の流量をそれぞれ調整する給水栓3および給湯栓
4が設けられている。給水栓3には、制水弁6を有する
給水管5が接続され、給水栓4には、制湯弁8を有する
給湯管7が接続されている。
【0014】このような構成において、給水管5と給湯
管8とを、洗面器1の下方において制水弁3および制湯
弁8の下流側部分で給水分岐管9により接続し、この給
水分岐管9の中間部に、逆止弁10を設けると共に、こ
の逆止弁10の給水側に分岐制水弁11を設ける。
【0015】逆止弁10は一般に使用されている構造の
チェック弁であり、給水側からの水のみを給湯側へ流
し、かつ給湯側からの逆流を阻止するように配置する。
分岐制水弁11は、制水弁6および制湯弁8と同じ構造
の一般に使用されている流量調整弁であり、逆止弁10
の給水側に設置することにより、給湯側へ向かう水を流
量調整できるようにする。
【0016】以上のような構成において、次のように給
湯・給水を行う。
【0017】(1) 予め分岐管9の分岐制水弁11と、必
要に応じて制湯弁8とをそれぞれ調節し、給湯栓4へ行
く湯と水の量を調節し、給湯栓4のみを開けた時の吐出
口2から流れる湯の温度を設定しておく。この設定は、
季節や気温などに応じて予め調節しておく。
【0018】(2) 給湯栓4を開ければ、吐出口2から好
みの温度の湯が流出する。従来のように、好みの温度を
得るために給湯栓と給水栓を調節する必要がなく、簡単
な操作で瞬時に所定温度の湯が得られ、また無駄な湯水
を消費することがない。
【0019】(3) 給水栓3のみを開けれ、吐出口2か
ら水が流出する。水の量が多い時には、給水管5の制水
弁6を調節すればよい。
【0020】なお、以上は洗面器に適用した例を示した
が、これに限らず、湯と水を混合して使用するその他の
給水給湯端末設備にも適用できることはいうまでもな
い。
【0021】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、洗面器や手洗
器など給水栓・給湯栓の手前で、給水管からの水を逆止
弁・制水弁付きの給水分岐管で給湯管の湯と混合し、給
湯栓へ供給するように構成したため、次のような効果を
奏する。
【0022】(1) デザイン性の良い2バルブ型を選定し
た場合、予め制水弁の流量を設定しておけば、給湯栓の
みを操作するだけで、常に好みの温度の湯を簡単な操作
で時間をかけることなく出すことができ、従来の面倒な
湯温の調整を解消することができる。
【0023】(2) 従来の使用する毎に好みの温度になる
まで水と湯を流失させることがなくなり、水と湯の消費
量に無駄がなくなり、省エネルギー効果がある。また、
比較的簡単で安価な構成により目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る給湯端末設備における給湯温度
設定システムの手動式タイプを示す構成図である。
【符合の説明】
1…洗面器 2…吐出口 3…給水栓 4…給湯栓 5…給水管 6…制水弁 7…給湯管 8…制湯弁 9…給水分岐管 10…逆止弁 11…分岐制水弁 C…水 H…湯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管からの給水と給湯管からの給湯
    を、それぞれ給水栓,給湯栓を介して吐出口に供給する
    給湯端末設備において、 給水管と給湯管とを給水栓および給湯栓の手前において
    給水分岐管で接続し、この給水分岐管に、給水側から給
    湯側への水の移動のみを許容する逆止弁と、この給水側
    からの水量を調節する制水弁とを設けたことを特徴とす
    る給湯温度設定システムを備えた給湯端末設備。
JP6038256A 1994-03-09 1994-03-09 給湯温度設定システムを備えた給湯端末設備 Expired - Lifetime JP2867869B2 (ja)

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JPH07247582A JPH07247582A (ja) 1995-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04343927A (ja) * 1991-05-20 1992-11-30 Toto Ltd 自動湯水切り替え水栓

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JPH07247582A (ja) 1995-09-26

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