JP2867316B2 - アクセス壁および建築の配線構造 - Google Patents

アクセス壁および建築の配線構造

Info

Publication number
JP2867316B2
JP2867316B2 JP14161494A JP14161494A JP2867316B2 JP 2867316 B2 JP2867316 B2 JP 2867316B2 JP 14161494 A JP14161494 A JP 14161494A JP 14161494 A JP14161494 A JP 14161494A JP 2867316 B2 JP2867316 B2 JP 2867316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
cable
office
corridor
fireproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14161494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0813663A (ja
Inventor
宗孝 田畑
一彦 小松
貞俊 常盤
彰彦 村沢
洋一 斉藤
武久 深津
一孝 成島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP14161494A priority Critical patent/JP2867316B2/ja
Publication of JPH0813663A publication Critical patent/JPH0813663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2867316B2 publication Critical patent/JP2867316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリーアクセスフロア
ー(OAフロア)に対応してEPS(エレクトリック・
パイプ・シャフト)からの配線を処理するアクセス壁
(OA壁)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年加速的に用途が増加している各種O
A機器に対応して、配線(ケーブル)を事務所内に追加
布設することが多くなっている。このようなOA機器の
追加設置、あるいはレイアウト変更に対応して事務室内
をフリーアクセスフロアー(OAフロア)化することも
行われる。
【0003】そして、事務室とEPSが隣接している場
合には問題ないが、図11に示すように事務室1に対して
EPS2が廊下3を挟んでコア部4(エレベータ、階
段、各種シャフト類によって構成させるゾーン)にある
場合には、EPS2と事務室1とのケーブルのわたり
は、フロアダクトや打込み配管5を使用して当該の階の
床レベルで横引きすることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法であ
ると布設するケーブル本数はフロアダクトや打込み配管
5の配管径で限定されてしまう。また、打ち込み配管長
が長い場合、ケーブルの追加布設もやりにくい。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、厚みが必要な防火区画壁を一部同等性能を維持しつ
つ薄くし、空いたスペースをケーブル管路とすること
で、多数のケーブルを布設でき、施工が容易であるとと
もに、将来の増設工事にも簡単に対応できるアクセス壁
および建築の配線構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、アクセス壁としては、間隔を存して立設する
スタッドの外面側に所定の耐火性能を有する耐火ボード
を配設し、軽量形鋼による胴縁をこの耐火ボードと反対
側の室内側に取り付けたケーブルダクトを前記スタッド
間に配設し、耐火ボード外面側および胴縁・スタッドの
室内側に壁下地板を貼り、その上に仕上げ材を施したこ
とを要旨とするものである。
【0007】また、建築の配線構造としては、廊下を隔
てるフリーアクセスフロアーの事務室とエレクトリック
・パイプ・スペースとにケーブルを布設する建築の配線
構造において、廊下と事務室を隔てる防火壁を間隔を存
して立設するスタッドの外面側に所定の耐火性能を有す
る耐火ボードを配設し、軽量形鋼による胴縁をこの耐火
ボードと反対側の室内側に取り付けて形成し、ケーブル
ダクトを前記スタッド間に配設し、ケーブルはエレクト
リック・パイプ・スペースから廊下天井内を通し、前記
防火壁内のケーブルダクトを立下げて事務室内のフリー
アクセスフロアーにつなげることを要旨とするものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、スタッド間に
ケーブルダクトを配設することで、このケーブルダクト
を利用して多数のケーブルを布設でき、また、施工が容
易であるとともに、将来の増設工事にも簡単に対応でき
るが、さらに、ケーブルダクトの前には耐火ボードがあ
るので、廊下・事務室間を防火区画とすることに支障を
生ぜず、また、軽量形鋼の構造を採用するので、壁とし
てたわみ、変形、反りが生じない信頼性に富むものとな
り、ケーブルを布設しない他の部分との連続性も保たれ
る。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、廊下天井内を通すのはケーブルラックで行う
ことができ、天井内には空間が確保されているので多数
のケーブルを布設するにはケーブルラックを増やせばよ
く、そして、この廊下天井からの多数のケーブルは防火
壁内にケーブルダクトを配設し、このケーブルダクトを
介して壁内を立下げて事務室内のフリーアクセスフロア
ーにつなげることで対処でき、施工が容易であるととも
に、将来の増設工事にも簡単に対応できる。また、壁に
よる防火区画も損なうことがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明のアクセス壁および建築の配線
構造の1実施例を示す要部の縦断側面図、図2は同上平
面図、図3は同上斜視図である。
【0011】先に建築の配線構造として全体を説明する
と、図11に示すような事務室1に対してEPS(エレク
トリック・パイプ・シャフト)が廊下3を挟んでコア部
等にあるような場合は、廊下3の天井部3aにケーブル
ラック6を配設し、これで当該の階の天井レベルで横引
きしてくる。
【0012】そして、図4にも示すように、廊下3とフ
リーアクセスフロアーがある事務室1を隔てる防火壁内
にケーブルダクト7を配設し、ケーブル8はEPSから
から廊下天井内を通し、このケーブルダクト7を通すこ
とにより前記防火壁内を立下げて事務室1内のフリーア
クセスフロアーにつなげる。図中、9は事務室1におけ
るケーブル展開用ゲージである。
【0013】次に、前記ケーブルダクト7を配設する防
火壁、すなわち、本発明のアクセス壁について説明す
る。
【0014】図7〜図10は本発明のアクセス壁の施工手
順を示す各工程の斜視図で、ダクト、配管、天井布設器
具類用ケーブルなど貫通部を決め、それらを外したとこ
ろに本発明のアクセス壁を施工することになる。
【0015】まず、図7に示すように鋼製のスタッド10
を所定の間隔を存して平行に立設する。そして、図8に
示すようにこれらスタッド10の外面側(廊下側)に所定
の耐火性能を有する耐火ボード11を配設する。
【0016】この耐火ボード11には、セメント70%程
度、石綿20%程度、無機混和材10%程度、特殊混和剤3
%以下を材料としてこれを押し出し法により成形したコ
ンクリート系の壁板で、商品名アスロック〔株式会社ノ
ザワ〕や、21m/m のプラスターボードを3枚重ね貼りし
たものなどが採用し得る。また、耐火ボード11の厚さは
60m/m 程度である。
【0017】そして、図9に示すように前記耐火ボード
11の裏側、すなわち壁内側で、スタッド10間に鋼製のケ
ーブルダクト7を配設するが、このケーブルダクト7は
耐火ボード11と反対側の室内側に軽量形鋼による胴縁12
を点溶接で予め取り付けたものである。
【0018】該ケーブルダクト7を配設する際には、胴
縁12とスタッド10とも点溶接でレベル合わせの上、ボル
ト止めして固定する。
【0019】さらに、耐火ボード11の外面側および胴縁
12とスタッド10で組まれる格子体の室内側にそれぞれ壁
下地板としてのプラスターボード13を貼り、その上にク
ロスもしくはペイントの仕上げ材14を施す。
【0020】本実施例では、ケーブルダクト7はC形の
一面開放体とし、この開放面を耐火ボード11面に当接さ
せて閉塞するようにしたが、長方形断面の完全閉塞体を
使用してもよい、また、ケーブルダクト7の高さは図
1、図4に示すようにその上端が天井内まで達し、下端
は前記のごとくケーブル展開用ケージ9のレベルに合致
させる。
【0021】このようにして廊下3の天井部3aにケー
ブルラック6からのケーブル8は、プラスターボード13
および耐火ボード11を貫通させてケーブルダクト7に導
き、このケーブルダクト7内を立下げてケーブル展開用
ケージ9から事務室1の床に展開する。
【0022】そして、前記天井部3aでのケーブル8の
貫通は、図5に示すように耐火ボード11の頂部に切込み
を設けて、消防法で定めされた耐火構造による止封した
貫通孔を耐火板15で確保し、この貫通孔を介して行う。
図1中、16はラスモルタルである。
【0023】なお、壁でケーブルダクト7を設けない通
常部分については、内側に厚みのあるプラスターボード
17を配設するなどして所定の耐火性能を満足させる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアクセス壁お
よび建築の配線構造は、厚みが必要な防火区画壁を一部
同等性能を維持しつつ薄くし、空いたスペースをケーブ
ル管路とすることで、多数のケーブルを布設でき、施工
が容易であるとともに、将来の増設工事にも簡単に対応
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す要部の縦断側面図である。
【図2】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す要部の横断平面図である。
【図3】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す要部の斜視図である。
【図4】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す下側部分の説明図である。
【図5】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す上端部分の斜視図である。
【図6】本発明のアクセス壁および建築の配線構造の1
実施例を示す全体の横断平面図である。
【図7】本発明のアクセス壁の施工手順を示す第1工程
の斜視図である。
【図8】本発明のアクセス壁の施工手順を示す第2工程
の斜視図である。
【図9】本発明のアクセス壁の施工手順を示す第3工程
の斜視図である。
【図10】本発明のアクセス壁の施工手順を示す第4工
程の斜視図である。
【図11】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…事務室 2…EPS 3…廊下 3a…天井部 4…コア部 5…打込み配管 6…ケーブルラ
ック 7…ケーブルダクト 8…ケーブル 9…ケーブル展開ケージ 10…スタッド 11…耐火ボード 12…胴縁 13,17 …プラスターボード 14…仕上げ材 15…耐火板 16…ラスモルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村沢 彰彦 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 斉藤 洋一 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 深津 武久 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 成島 一孝 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (56)参考文献 特開 昭62−99539(JP,A) 実開 昭54−129117(JP,U) 実開 昭55−50227(JP,U) 実開 昭50−18718(JP,U) 実開 昭58−181729(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/74 E04C 2/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を存して立設するスタッドの外面側
    に所定の耐火性能を有する耐火ボードを配設し、軽量形
    鋼による胴縁をこの耐火ボードと反対側の室内側に取り
    付けたケーブルダクトを前記スタッド間に配設し、耐火
    ボード外面側および胴縁・スタッドの室内側に壁下地板
    を貼り、その上に仕上げ材を施したことを特徴とするア
    クセス壁。
  2. 【請求項2】 廊下を隔てるフリーアクセスフロアーの
    事務室とエレクトリック・パイプ・スペースとにケーブ
    ルを布設する建築の配線構造において、廊下と事務室を
    隔てる防火壁を間隔を存して立設するスタッドの外面側
    に所定の耐火性能を有する耐火ボードを配設し、軽量形
    鋼による胴縁をこの耐火ボードと反対側の室内側に取り
    付けて形成し、ケーブルダクトを前記スタッド間に配設
    し、ケーブルはエレクトリック・パイプ・スペースから
    廊下天井内を通し、前記防火壁内のケーブルダクトを立
    下げて事務室内のフリーアクセスフロアーにつなげるこ
    とを特徴とする建築の配線構造。
JP14161494A 1994-06-23 1994-06-23 アクセス壁および建築の配線構造 Expired - Lifetime JP2867316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14161494A JP2867316B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 アクセス壁および建築の配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14161494A JP2867316B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 アクセス壁および建築の配線構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0813663A JPH0813663A (ja) 1996-01-16
JP2867316B2 true JP2867316B2 (ja) 1999-03-08

Family

ID=15296133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14161494A Expired - Lifetime JP2867316B2 (ja) 1994-06-23 1994-06-23 アクセス壁および建築の配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2867316B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0813663A (ja) 1996-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9273462B2 (en) System and method of manufacture for building panels
JP7465577B2 (ja) 間仕切壁と床版の接続構造とその施工方法
JP5775410B2 (ja) 建物ユニット及びユニット建物の施工方法
JP2867316B2 (ja) アクセス壁および建築の配線構造
JP7150532B2 (ja) 階段構造及びユニット建物
JP4027703B2 (ja) 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造
JP3240284U (ja) 木造建物の外周壁構造
CN214531420U (zh) 一种建筑室内超薄型夹层系统
CN217027743U (zh) 一种装配式钢结构建筑pec梁管线布置节点
JP4264376B2 (ja) 壁裏床下接続金物
JP2018168578A (ja) 建物
JP3100102B2 (ja) 天井パネル、住宅の施工方法及び住宅の天井構造
JPS62206140A (ja) 新規な中空間仕切壁及びその組立方法
JP2771759B2 (ja) 建物及び建物の改装方法
CN206360446U (zh) 一种抗震防火可横向扩展可移动房
JP2842706B2 (ja) 木質構造建築物の床構造及び床施工方法
JPS63156144A (ja) 建築物の耐火構造
JPS63156141A (ja) 建築物における屋根の耐火構造
JP3474316B2 (ja) バスユニット付建物ユニット
JPH05130724A (ja) 壁、床および天井の配線路構造
JP3342733B2 (ja) 集合住宅の配線及び配管構造
JPS63165630A (ja) 建築物における床・梁の耐火構造
JPH05133031A (ja) 木質構造建築物の床構造
JP2023118188A (ja) 配管及び配線収納構造
JP2024059352A (ja)