JP2867221B2 - 油圧式バックホーの作業機 - Google Patents
油圧式バックホーの作業機Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧式バックホーの作
業機に関する。
業機に関する。
【0002】
【従来の技術】図18に示す従来の油圧式バックホー5
0は、バケット7の刃先8による掘削作業時の最大作業
高さHを大きくするためにブーム1に対するアーム2の
回転角θを最大となるようにして作業を行っている。
0は、バケット7の刃先8による掘削作業時の最大作業
高さHを大きくするためにブーム1に対するアーム2の
回転角θを最大となるようにして作業を行っている。
【0003】ところで、従来の油圧式バックホー50の
アーム2の回転時の刃先力について図19,図20によ
り説明する。図20に示すブーム1,アーム2,バケッ
ト7からなる作業機53のブーム1は揺動しない時であ
って、図20に示すアームシリンダ4を伸長する時のバ
ケツト7の刃先力FE は、ピン3からバケット7の先端
までの距離をR、ピン3からピン6までの距離をr、ア
ームシリンダ4の推力をF0 、ピン3からアームシリン
ダ4の軸中心線への垂線の長さ(回転モーメント半径)
をL、バケット7の刃先力をFE とすると、 FE =(L×F0 )/R ・・・・・(1) となる。また、Lmax =r であるから、最大刃先力F
Emaxは、 FEmax=(Lmax ×F0 )/R=(r×F0 )/R となる。この最大刃先力FEmaxにおけるアーム2の回動
角を、即ち、アームシリンダ4の最小ストローク時か
ら、最大回転モーメント半径Lmax までのアーム2の回
動角を、φとし、上記の関係をグラフに表すと図22に
示すようになり、図の横軸はアーム2の回転角θ、縦軸
はバケット刃先力FE である。θ=φの時(曲線Qb)
刃先力FE は最大となり、アーム2の掘削開始時の回転
角θが大きい(θ4 )ときは曲線Qa の位置となり、ア
ーム2の掘削終了時の回転角θが小さい(θ2 )ときは
曲線Qc の位置となり刃先力FE は低下するようになっ
ている。
アーム2の回転時の刃先力について図19,図20によ
り説明する。図20に示すブーム1,アーム2,バケッ
ト7からなる作業機53のブーム1は揺動しない時であ
って、図20に示すアームシリンダ4を伸長する時のバ
ケツト7の刃先力FE は、ピン3からバケット7の先端
までの距離をR、ピン3からピン6までの距離をr、ア
ームシリンダ4の推力をF0 、ピン3からアームシリン
ダ4の軸中心線への垂線の長さ(回転モーメント半径)
をL、バケット7の刃先力をFE とすると、 FE =(L×F0 )/R ・・・・・(1) となる。また、Lmax =r であるから、最大刃先力F
Emaxは、 FEmax=(Lmax ×F0 )/R=(r×F0 )/R となる。この最大刃先力FEmaxにおけるアーム2の回動
角を、即ち、アームシリンダ4の最小ストローク時か
ら、最大回転モーメント半径Lmax までのアーム2の回
動角を、φとし、上記の関係をグラフに表すと図22に
示すようになり、図の横軸はアーム2の回転角θ、縦軸
はバケット刃先力FE である。θ=φの時(曲線Qb)
刃先力FE は最大となり、アーム2の掘削開始時の回転
角θが大きい(θ4 )ときは曲線Qa の位置となり、ア
ーム2の掘削終了時の回転角θが小さい(θ2 )ときは
曲線Qc の位置となり刃先力FE は低下するようになっ
ている。
【0004】図23に示すアームとブームとを4節リン
ク機構で連結する先行技術として例えば、実開平4−1
5637号公報があり、図において、ブーム1は、先端
部が第1支点となるピン43と、ブーム1の先端部近傍
に第4支点となるピン46を設けている。この第1支点
となるピン43とアーム2を連結し、第4支点となるピ
ン46と第1リンク42の一端と連結している。アーム
シリンダ4と第1リンク42の他端は第3支点となるピ
ン45と連結している。このアーム2の他端には第2支
点となるピン44を設けている。第2リンク41の一端
は、第2支点となるピン44と連結し、他端は、第3支
点となるピン45と連結している。この4節リンクによ
ると、ブーム1に対してアーム2を折りたたんだときの
ブーム1とアーム2とのなす角度θA を小さくできるの
でブーム1の高さを低くできると共に、全高の大きいア
タッチメント(作業部材)7cを装着状態で輸送ができ
るものである。
ク機構で連結する先行技術として例えば、実開平4−1
5637号公報があり、図において、ブーム1は、先端
部が第1支点となるピン43と、ブーム1の先端部近傍
に第4支点となるピン46を設けている。この第1支点
となるピン43とアーム2を連結し、第4支点となるピ
ン46と第1リンク42の一端と連結している。アーム
シリンダ4と第1リンク42の他端は第3支点となるピ
ン45と連結している。このアーム2の他端には第2支
点となるピン44を設けている。第2リンク41の一端
は、第2支点となるピン44と連結し、他端は、第3支
点となるピン45と連結している。この4節リンクによ
ると、ブーム1に対してアーム2を折りたたんだときの
ブーム1とアーム2とのなす角度θA を小さくできるの
でブーム1の高さを低くできると共に、全高の大きいア
タッチメント(作業部材)7cを装着状態で輸送ができ
るものである。
【0005】図24に示す従来の油圧式バックホーによ
る水道管工事の作業状態について説明する。車両本体5
1にブラケツト61をピン62で取着し、このブラケツ
ト61にブーム1をピン63で取着している。このブー
ム1の先端部にアーム2をピン3で取着している。この
アームシリンダ4の一端はブーム1に固着したブラケッ
ト1bにピン5で取着し、他端はピン6でアーム2に取
着している。アーム2の先端部はピン64でバケット7
を取着している。このブーム1を取着するピン63とピ
ン3を結ぶ線90と、アーム2を取着するピン3とピン
64を結ぶ線93のアーム回転角θの範囲内をアーム2
がアームシリンダ4の伸縮により回転可能となってい
る。水道管工事は、建物81の周辺の管埋設を行うもの
で、塀82や側溝83の地下86に管埋設用の穴84を
掘る作業を行っている。
る水道管工事の作業状態について説明する。車両本体5
1にブラケツト61をピン62で取着し、このブラケツ
ト61にブーム1をピン63で取着している。このブー
ム1の先端部にアーム2をピン3で取着している。この
アームシリンダ4の一端はブーム1に固着したブラケッ
ト1bにピン5で取着し、他端はピン6でアーム2に取
着している。アーム2の先端部はピン64でバケット7
を取着している。このブーム1を取着するピン63とピ
ン3を結ぶ線90と、アーム2を取着するピン3とピン
64を結ぶ線93のアーム回転角θの範囲内をアーム2
がアームシリンダ4の伸縮により回転可能となってい
る。水道管工事は、建物81の周辺の管埋設を行うもの
で、塀82や側溝83の地下86に管埋設用の穴84を
掘る作業を行っている。
【0006】図25に示す従来の油圧式バックホーによ
るビル等の解体工事の作業状態について説明する。尚、
図24と同一符号を付したものは同一部品であり説明は
省略する。アーム2の先端部はピン64でブレーカ7a
を取着しいる。ビル等の解体工事は、天井87a,柱の
梁87b,壁87cをブレーカ7aで破砕している。
るビル等の解体工事の作業状態について説明する。尚、
図24と同一符号を付したものは同一部品であり説明は
省略する。アーム2の先端部はピン64でブレーカ7a
を取着しいる。ビル等の解体工事は、天井87a,柱の
梁87b,壁87cをブレーカ7aで破砕している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図19に示
すように従来の作業機53はブーム1,アーム2,アー
ムシリンダ4は3節を構成しているためアーム2の回転
角にはおのずと制約があり、最大作業リーチでの充分な
掘削力と作業範囲が得られないとの問題がある。
すように従来の作業機53はブーム1,アーム2,アー
ムシリンダ4は3節を構成しているためアーム2の回転
角にはおのずと制約があり、最大作業リーチでの充分な
掘削力と作業範囲が得られないとの問題がある。
【0008】このため油圧式バックホーの最大作業リー
チでのアーム2による作業性を向上するために図22に
示すアームの回転角θを大きくして、作業範囲をE0 か
らE1 に広くする必要がある。特に、最大作業リーチに
よる掘削始めのアーム高角度側のアーム回転角θ4 での
アーム刃先力FE 曲線QのQa 位置を増大することが必
要となっている。更に、アーム回転角θ=φでの最大ア
ーム刃先力FE 曲線QのQb 位置から掘削終了のアーム
低角度側のアーム回転角θ2 でのアーム刃先力FE 曲線
QのQc 位置も増大して急激な刃先力の低下がないよう
にすることも必要である。
チでのアーム2による作業性を向上するために図22に
示すアームの回転角θを大きくして、作業範囲をE0 か
らE1 に広くする必要がある。特に、最大作業リーチに
よる掘削始めのアーム高角度側のアーム回転角θ4 での
アーム刃先力FE 曲線QのQa 位置を増大することが必
要となっている。更に、アーム回転角θ=φでの最大ア
ーム刃先力FE 曲線QのQb 位置から掘削終了のアーム
低角度側のアーム回転角θ2 でのアーム刃先力FE 曲線
QのQc 位置も増大して急激な刃先力の低下がないよう
にすることも必要である。
【0009】図23に示すアームとブームとを4節リン
ク機構で連結する先行技術である実開平4−15637
号公報においては、ブーム1に対してアーム2を折りた
たんだときのブーム1とアーム2とのなす角度θA を小
さくして、ブーム1の高さを低くすると共に、全高の大
きいアタッチメント(作業部材)7cを装着状態で輸送
性を向上できるものであり、アーム回転角を大きくしア
ーム刃先力を増大することは考慮されていなかった。
ク機構で連結する先行技術である実開平4−15637
号公報においては、ブーム1に対してアーム2を折りた
たんだときのブーム1とアーム2とのなす角度θA を小
さくして、ブーム1の高さを低くすると共に、全高の大
きいアタッチメント(作業部材)7cを装着状態で輸送
性を向上できるものであり、アーム回転角を大きくしア
ーム刃先力を増大することは考慮されていなかった。
【0010】また、図24に示す従来の油圧式バックホ
ーによる水道管工事においては、バケット7がアーム2
の回転角θ(軸線90と軸線93とのなす角)の範囲し
か回動できないので、建物81の周辺の管埋設を行うと
きに、塀82や側溝83が障害となって地下86の管埋
設用の穴84を掘る作業が困難であり、穴84掘りは人
力に頼っているのが実情であり作業効率が悪いとの問題
がある。従ってアーム2を上方へ屈折させて地下の穴8
4を掘削できるようにアーム2の作業範囲を広げる必要
がある。
ーによる水道管工事においては、バケット7がアーム2
の回転角θ(軸線90と軸線93とのなす角)の範囲し
か回動できないので、建物81の周辺の管埋設を行うと
きに、塀82や側溝83が障害となって地下86の管埋
設用の穴84を掘る作業が困難であり、穴84掘りは人
力に頼っているのが実情であり作業効率が悪いとの問題
がある。従ってアーム2を上方へ屈折させて地下の穴8
4を掘削できるようにアーム2の作業範囲を広げる必要
がある。
【0011】更に、図25に示す従来の油圧式バックホ
ーによるビル等の解体工事においても、同様にブレーカ
7aがアーム2の回転角θ(軸線90と軸線93とのな
す角)の範囲しか回動できないので、ビル等の解体作業
時に上方にある柱の梁87b等が障害となってブレーカ
7aによる破砕作業が困難であるとの問題がある。従っ
てアーム2を上方へ屈折させて障害物を避けて破砕でき
るようにアーム2の作業範囲を広げる必要がある。
ーによるビル等の解体工事においても、同様にブレーカ
7aがアーム2の回転角θ(軸線90と軸線93とのな
す角)の範囲しか回動できないので、ビル等の解体作業
時に上方にある柱の梁87b等が障害となってブレーカ
7aによる破砕作業が困難であるとの問題がある。従っ
てアーム2を上方へ屈折させて障害物を避けて破砕でき
るようにアーム2の作業範囲を広げる必要がある。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に着目し、ア
ームの作業範囲全域にわたってバケット刃先力が大き
く、特に掘削開始時のアーム回転角の高角度側域でのバ
ケット刃先力が大きくすると共に、アームを上方へ屈折
して上方の作業範囲を拡大できる油圧式バックホーの作
業機を提供することを目的としている。
ームの作業範囲全域にわたってバケット刃先力が大き
く、特に掘削開始時のアーム回転角の高角度側域でのバ
ケット刃先力が大きくすると共に、アームを上方へ屈折
して上方の作業範囲を拡大できる油圧式バックホーの作
業機を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る油圧式バックホーの作業機の第1の発明にお
いては、車両本体のブラケットに取着したブームと、こ
のブームの先端部の第1支点に連結されるアームと、ア
ームの他端と連結する作業部材と、一端をブームに連結
し、他端をアームシリンダに連結する第1リンクと、一
端をアームの一端側に設けた第2支点に、他端を第1リ
ンクの一端と連結する第2リンクからなる油圧式バツク
ホーの作業機であって、第1リンクの一端側はブームの
先端部あるいはブームの先端部より後方側で連結すると
共に、かつ、前記第2リンクは、油圧式の補正シリンダ
である構成としたものである。
発明に係る油圧式バックホーの作業機の第1の発明にお
いては、車両本体のブラケットに取着したブームと、こ
のブームの先端部の第1支点に連結されるアームと、ア
ームの他端と連結する作業部材と、一端をブームに連結
し、他端をアームシリンダに連結する第1リンクと、一
端をアームの一端側に設けた第2支点に、他端を第1リ
ンクの一端と連結する第2リンクからなる油圧式バツク
ホーの作業機であって、第1リンクの一端側はブームの
先端部あるいはブームの先端部より後方側で連結すると
共に、かつ、前記第2リンクは、油圧式の補正シリンダ
である構成としたものである。
【0014】また、上記構成において、前記アームシリ
ンダと前記補正シリンダとの作動油圧回路が、前記アー
ムシリンダのヘッド側油室と前記補正シリンダのボトム
側油室とを接続する回路を備えた直列回路を構成したも
のである。
ンダと前記補正シリンダとの作動油圧回路が、前記アー
ムシリンダのヘッド側油室と前記補正シリンダのボトム
側油室とを接続する回路を備えた直列回路を構成したも
のである。
【0015】更に、上記構成において、前記第1リンク
の他端とアームシリンダとを連結する第3支点は、アー
ムシリンダと第1リンクとを連結する支点と、補正シリ
ンダと第1リンクとを連結する支点とが所定量離間した
二つの支点としたものである。
の他端とアームシリンダとを連結する第3支点は、アー
ムシリンダと第1リンクとを連結する支点と、補正シリ
ンダと第1リンクとを連結する支点とが所定量離間した
二つの支点としたものである。
【0016】本発明に係る油圧式バックホーの作業機の
第2の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記第1支点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2
リンクの軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ2:2:3である構成としたもので
ある。
第2の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記第1支点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2
リンクの軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ2:2:3である構成としたもので
ある。
【0017】本発明に係る油圧式バックホーの作業機の
第3の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記第1支点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2
リンクの軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ1:0.87:1.25である構成
としたものである。
第3の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記第1支点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2
リンクの軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ1:0.87:1.25である構成
としたものである。
【0018】本発明に係る油圧式バックホーの作業機の
第4の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記車両本体のブラケットにブームを取着する軸とブーム
の先端部とアームを取着する軸とを結ぶ軸線の基準線か
らブームの先端部とアームを取着する軸とアームの先端
部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線のアーム回転角
を時計回り方向に180°以上としたものである。
第4の発明においては、車両本体のブラケットに取着し
たブームと、このブームの先端部の第1支点に連結され
るアームと、アームの他端と連結する作業部材と、一端
をブームの先端部より後方側に、他端をアームシリンダ
に連結する第1リンクと、一端をアームの一端側に設け
た第2支点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2
リンクからなる油圧式バツクホーの作業機であって、前
記車両本体のブラケットにブームを取着する軸とブーム
の先端部とアームを取着する軸とを結ぶ軸線の基準線か
らブームの先端部とアームを取着する軸とアームの先端
部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線のアーム回転角
を時計回り方向に180°以上としたものである。
【0019】そして、上記構成において、ブームの先端
部とアームを取着する軸を支点として回動するアームの
回転角を270°以下としたものである。
部とアームを取着する軸を支点として回動するアームの
回転角を270°以下としたものである。
【0020】
【作用】上記構成によれば、油圧式バックホーの作業機
の第1の発明は、アームシリンダ先端及び第1リンク他
端に共有に設けられてなる第3支点と、アームの第2支
点に軸着する第2リンクを油圧式の補正シリンダとし、
アームシリンダのヘツド側油室と補正シリンダのボトム
側油室とを接続する直列回路を構成したため、アームシ
リンダを伸長すると補正シリンダもそれに対応して伸長
するので第1リンクの回転角は小さくとも、アームの回
転角を大きくすることができる。したがって、アームシ
リンダによる回転モーメント半径が大きくなるので、ア
ームの回転力が増大して刃先力が大きくなると共に、ア
ームの回転角を大きくできるので作業範囲も広くするこ
とが可能である。
の第1の発明は、アームシリンダ先端及び第1リンク他
端に共有に設けられてなる第3支点と、アームの第2支
点に軸着する第2リンクを油圧式の補正シリンダとし、
アームシリンダのヘツド側油室と補正シリンダのボトム
側油室とを接続する直列回路を構成したため、アームシ
リンダを伸長すると補正シリンダもそれに対応して伸長
するので第1リンクの回転角は小さくとも、アームの回
転角を大きくすることができる。したがって、アームシ
リンダによる回転モーメント半径が大きくなるので、ア
ームの回転力が増大して刃先力が大きくなると共に、ア
ームの回転角を大きくできるので作業範囲も広くするこ
とが可能である。
【0021】油圧式バックホーの作業機の第2の発明
は、第1支点と第2支点との支点間距離と、第2リンク
の軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距離との比率
が、ほぼ2:2:3である構成としてからアームシリン
ダを伸縮し、4節リンク機構でアーム揺動を行うとアー
ム回転力の増大に伴う刃先力の増大、アーム回転角の増
大に伴う作業範囲の拡大が得られる。
は、第1支点と第2支点との支点間距離と、第2リンク
の軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距離との比率
が、ほぼ2:2:3である構成としてからアームシリン
ダを伸縮し、4節リンク機構でアーム揺動を行うとアー
ム回転力の増大に伴う刃先力の増大、アーム回転角の増
大に伴う作業範囲の拡大が得られる。
【0022】油圧式バックホーの作業機の第3の発明
は、第1支点と第2支点との支点間距離と、第2リンク
の軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距離との比率
が、ほぼ1:0.87:1.25としたから、アーム回
転角の高角度側で、刃先力が増大することが可能であ
る。
は、第1支点と第2支点との支点間距離と、第2リンク
の軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距離との比率
が、ほぼ1:0.87:1.25としたから、アーム回
転角の高角度側で、刃先力が増大することが可能であ
る。
【0023】油圧式バックホーの作業機の第4の発明
は、車両本体のブラケットにブームを取着する軸とブー
ムの先端部とアームを取着する軸とを結ぶ軸線に対し
て、ブームの先端部とアームを取着する軸とアームの先
端部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線までのアーム
回転角θB (θD)を180°以上としたから水道管工事
やビル等の解体工事における障害物がある場所において
もアームを上方へ屈折させて障害物を回避して作業が可
能となる。
は、車両本体のブラケットにブームを取着する軸とブー
ムの先端部とアームを取着する軸とを結ぶ軸線に対し
て、ブームの先端部とアームを取着する軸とアームの先
端部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線までのアーム
回転角θB (θD)を180°以上としたから水道管工事
やビル等の解体工事における障害物がある場所において
もアームを上方へ屈折させて障害物を回避して作業が可
能となる。
【0024】更に、地下にあってブームを地面以下の所
定状態に下げた状態で水道管の下側の工事や、ビル等の
途中に低い障害物がある解体工事など場所においては、
アームがブームの先端部とアームを取着する軸を支点と
して、アームの回転角θB (θD )をバケットの掘削範
囲である270°以下の範囲で回動可能としたから水道
管工事の管埋設用の穴を掘る作業や上部の途中に低い障
害物があるビル等の解体工事での破砕作業が容易に行う
ことが可能となる。
定状態に下げた状態で水道管の下側の工事や、ビル等の
途中に低い障害物がある解体工事など場所においては、
アームがブームの先端部とアームを取着する軸を支点と
して、アームの回転角θB (θD )をバケットの掘削範
囲である270°以下の範囲で回動可能としたから水道
管工事の管埋設用の穴を掘る作業や上部の途中に低い障
害物があるビル等の解体工事での破砕作業が容易に行う
ことが可能となる。
【0025】
【実施例】以下に本発明に係る油圧式バックホーの作業
機の一実施例について、図1乃至図17を参照して説明
する。尚、図1乃至図17において同一部品については
同一符号を付して説明する。
機の一実施例について、図1乃至図17を参照して説明
する。尚、図1乃至図17において同一部品については
同一符号を付して説明する。
【0026】先ず、本発明に係る油圧式バックホーの作
業機の第1実施例について図1乃至図9により説明す
る。作業機要部を示す図1において、ブーム1の先端部
は、第1支点となるピン3を介して、アーム2の一端及
び第1リンク10の一端と連結している。なお、このピ
ン3は、従来技術の図23において、ピン43(第1支
点)に対してピン46(第4支点)が同一位置となる場
合に相当する。従って、ピン3は、第1支点であると共
に、図23の第4支点も兼ねている。また、アーム2
は、第1支点(ピン3)に対して他端が、第2支点とな
るピン12を介して補正シリンダ11の後端部と連結
し、アーム2先端がバケット7を回動自在に装着してい
る。この補正シリンダ11は、図23の第2リンク41
に対応する。また、第1リンク10の他端は、ピン13
を介して補正シリンダ11の先端部と、ピン6を介して
アームシリンダ4の先端部と、それぞれ連結している。
このアームシリンダ4の後端部は、車両本体(図示せ
ず)側の位置で、ピン5を介してブーム1と連結してい
る。なお、ピン13とピン6とは、共にリンク機構にお
ける支点となるが、ピン13、6を同一位置としてもよ
い。この場合は、図23のピン45と対応し、第3支点
となる。さらに、第1リンク10の一端は、ピン3と連
結する場合を述べたが、この一端が、ピン3より車両本
体(図示せず)側位置で、ブーム1に軸着させて、4節
リンク機構としても良い。
業機の第1実施例について図1乃至図9により説明す
る。作業機要部を示す図1において、ブーム1の先端部
は、第1支点となるピン3を介して、アーム2の一端及
び第1リンク10の一端と連結している。なお、このピ
ン3は、従来技術の図23において、ピン43(第1支
点)に対してピン46(第4支点)が同一位置となる場
合に相当する。従って、ピン3は、第1支点であると共
に、図23の第4支点も兼ねている。また、アーム2
は、第1支点(ピン3)に対して他端が、第2支点とな
るピン12を介して補正シリンダ11の後端部と連結
し、アーム2先端がバケット7を回動自在に装着してい
る。この補正シリンダ11は、図23の第2リンク41
に対応する。また、第1リンク10の他端は、ピン13
を介して補正シリンダ11の先端部と、ピン6を介して
アームシリンダ4の先端部と、それぞれ連結している。
このアームシリンダ4の後端部は、車両本体(図示せ
ず)側の位置で、ピン5を介してブーム1と連結してい
る。なお、ピン13とピン6とは、共にリンク機構にお
ける支点となるが、ピン13、6を同一位置としてもよ
い。この場合は、図23のピン45と対応し、第3支点
となる。さらに、第1リンク10の一端は、ピン3と連
結する場合を述べたが、この一端が、ピン3より車両本
体(図示せず)側位置で、ブーム1に軸着させて、4節
リンク機構としても良い。
【0027】第1実施例の油圧回路を示す図2におい
て、アームシリンダ4のヘッド側油室20と補正シリン
ダ11のボトム側油室23とは、回路24により接続さ
れている。また、アームシリンダ4のボトム側油室21
と補正シリンダ11のヘッド側油室22とは、切換弁2
5を介して、油圧ポンプ26およびオイルタンク27と
接続している。これらにより、本油圧回路は、直列回路
を構成している。
て、アームシリンダ4のヘッド側油室20と補正シリン
ダ11のボトム側油室23とは、回路24により接続さ
れている。また、アームシリンダ4のボトム側油室21
と補正シリンダ11のヘッド側油室22とは、切換弁2
5を介して、油圧ポンプ26およびオイルタンク27と
接続している。これらにより、本油圧回路は、直列回路
を構成している。
【0028】次に作動ついて図3,図4にて説明する。
図3は、前述のピン6とピン13との位置が一致した場
合の構成例を示している。ここで、ピン3をA、ピン5
をB、ピン6をCとすると、A−B−Cは閉じた三角形
を形成している。また、ピン12をDとすると、A−C
−Dも閉じた三角形を形成している。これらの作動に関
し、図4に示すように、長さMのアームシリンダ4が、
ΔMだけ伸びてM+ΔMになると、これに対応して第1
リンク10は角度α回動して、点Cは点C1 に移動す
る。このとき、補正シリンダ11が伸縮しなければ、点
Cの移動に対応して点Dは点D1 に移動し、アーム2も
αだけ回動する。
図3は、前述のピン6とピン13との位置が一致した場
合の構成例を示している。ここで、ピン3をA、ピン5
をB、ピン6をCとすると、A−B−Cは閉じた三角形
を形成している。また、ピン12をDとすると、A−C
−Dも閉じた三角形を形成している。これらの作動に関
し、図4に示すように、長さMのアームシリンダ4が、
ΔMだけ伸びてM+ΔMになると、これに対応して第1
リンク10は角度α回動して、点Cは点C1 に移動す
る。このとき、補正シリンダ11が伸縮しなければ、点
Cの移動に対応して点Dは点D1 に移動し、アーム2も
αだけ回動する。
【0029】ところで、アームシリンダ4と補正シンダ
11とは、図2のごとく直列回路を構成しているため、
アームシリンダ4の伸びΔMに対応して、補正シリンダ
11の長さNはΔNだけ伸びて、N+ΔNとなる。この
伸びに対応して、点D1 は点D2 に移動するので、アー
ム2はさらにΔβだけ回動し、アーム2の回動角は、α
+Δβ=β となる。すなわち、アームシリンダ4のス
トロークがΔM変化したとき、第1リンク10の回動角
はαであるが、アーム2の回動角はβ(>α)となる。
このように、伸縮可能な補正シリンダ11を用いること
で、アームシリンダ4の伸縮による回動角を、補正シリ
ンダ11が増幅してアーム2を回動する。これにより、
アーム2の所定の回動角を得るためには、アームシリン
ダ4のストロークは、図20に示す従来技術に比して小
さくてよいので、第1リンク10の回動角は、アーム2
の回動角より小さくできる。
11とは、図2のごとく直列回路を構成しているため、
アームシリンダ4の伸びΔMに対応して、補正シリンダ
11の長さNはΔNだけ伸びて、N+ΔNとなる。この
伸びに対応して、点D1 は点D2 に移動するので、アー
ム2はさらにΔβだけ回動し、アーム2の回動角は、α
+Δβ=β となる。すなわち、アームシリンダ4のス
トロークがΔM変化したとき、第1リンク10の回動角
はαであるが、アーム2の回動角はβ(>α)となる。
このように、伸縮可能な補正シリンダ11を用いること
で、アームシリンダ4の伸縮による回動角を、補正シリ
ンダ11が増幅してアーム2を回動する。これにより、
アーム2の所定の回動角を得るためには、アームシリン
ダ4のストロークは、図20に示す従来技術に比して小
さくてよいので、第1リンク10の回動角は、アーム2
の回動角より小さくできる。
【0030】図5の(a)は従来技術を示し、図5の
(b)は第1実施例を示している。従来技術と第1実施
例との回動角の違いによる作動を表すものである。アー
ム2の回動角を同一のα2 とすると、従来技術ではアー
ム2がα2 回動するのに対して、本実施例の第1リンク
10の回動角は、α2 より小角度のα3 である。このこ
とは、例えば、最大回転モーメント半径Lmax となる回
動角φ(図20の従来技術参照)を中心とする場合、第
1リンク10の回動角変化が小さくても、所定のアーム
回転角が得られることになる。従って、図5の(a)に
示す従来技術の回転モーメント半径L1 に対して、本実
施例の回転モーメント半径はL3 と大きくなる。即ち、
図20の従来技術で説明した上記(1)式より、本実施
例の作業機は刃先力FE が大きくなる。
(b)は第1実施例を示している。従来技術と第1実施
例との回動角の違いによる作動を表すものである。アー
ム2の回動角を同一のα2 とすると、従来技術ではアー
ム2がα2 回動するのに対して、本実施例の第1リンク
10の回動角は、α2 より小角度のα3 である。このこ
とは、例えば、最大回転モーメント半径Lmax となる回
動角φ(図20の従来技術参照)を中心とする場合、第
1リンク10の回動角変化が小さくても、所定のアーム
回転角が得られることになる。従って、図5の(a)に
示す従来技術の回転モーメント半径L1 に対して、本実
施例の回転モーメント半径はL3 と大きくなる。即ち、
図20の従来技術で説明した上記(1)式より、本実施
例の作業機は刃先力FE が大きくなる。
【0031】この刃先力FE を示す図6において、曲線
Pは本実施例、曲線Qは従来技術である。図から明らか
なように、バケット7の掘削開始時のアーム高角度側の
アーム回転角θ4 の位置での刃先力FE は、FE1 から
FE2 に増大し、バケット7の掘削終了時のアーム低角
度側のアーム回転角θ2 の位置での刃先力FE は、FE3
からFE4 に増大している。従って、図22に示した一
点鎖線の理想線に近づくと共に、本実施例の作業機が有
用であることが分かる。
Pは本実施例、曲線Qは従来技術である。図から明らか
なように、バケット7の掘削開始時のアーム高角度側の
アーム回転角θ4 の位置での刃先力FE は、FE1 から
FE2 に増大し、バケット7の掘削終了時のアーム低角
度側のアーム回転角θ2 の位置での刃先力FE は、FE3
からFE4 に増大している。従って、図22に示した一
点鎖線の理想線に近づくと共に、本実施例の作業機が有
用であることが分かる。
【0032】次に、第1実施例の作業範囲について図
7,図8により説明する。前述の如く、アーム回転角θ
を従来と同一にする場合、第1リンク10の回動角を小
さくできる。したがって、図7の実線に示すように、従
来技術と同じアーム高角度側のアーム回転角θ4 の位置
でも、ブーム1とリンク10との干渉までには、距離S
なる余裕がある。即ち、アームシリンダ4のストローク
を更に小さくすることにより、点Cは点C2 に移動し
て、第1リンク10は角度γ回動する。同時に、補正シ
リンダ11ストロークの減少により、アーム2は角度Δ
γ回動する。従って、アーム2が、高角度側にγ+Δγ
回動することになる。図8に示すように、アーム高角度
側のアーム回転角θ4 の位置において、従来(曲線Q)
のθ4 に対して、本実施例(曲線P)では、更なる高ア
ーム回転角が得られる。これにより、図9に示すよう
に、従来の作業範囲Hより範囲h大きい作業範囲H1 と
なり、作業能率が向上する。
7,図8により説明する。前述の如く、アーム回転角θ
を従来と同一にする場合、第1リンク10の回動角を小
さくできる。したがって、図7の実線に示すように、従
来技術と同じアーム高角度側のアーム回転角θ4 の位置
でも、ブーム1とリンク10との干渉までには、距離S
なる余裕がある。即ち、アームシリンダ4のストローク
を更に小さくすることにより、点Cは点C2 に移動し
て、第1リンク10は角度γ回動する。同時に、補正シ
リンダ11ストロークの減少により、アーム2は角度Δ
γ回動する。従って、アーム2が、高角度側にγ+Δγ
回動することになる。図8に示すように、アーム高角度
側のアーム回転角θ4 の位置において、従来(曲線Q)
のθ4 に対して、本実施例(曲線P)では、更なる高ア
ーム回転角が得られる。これにより、図9に示すよう
に、従来の作業範囲Hより範囲h大きい作業範囲H1 と
なり、作業能率が向上する。
【0033】次に、本発明に係る油圧式バックホーの作
業機の第2実施例について図10乃至図12により説明
する。図10において、ブーム1の先端には、アーム2
の一端が第1支点となるピン3を介して、回動自在に装
着されている。また、ブーム1は、ピン3より車両本体
(図示せず)側位置で、第4支点となるピン35を介し
て、第1リンク32の一端を軸着している。アーム2
は、ピン3(第1支点)とは異なる他の一端に、第2支
点となるピン33を介して、第2リンク31の一端を軸
着している。この第2リンク31の他端と、第1リンク
32の他端は、第3支点となるピン34を介して、アー
ムシリンダ4の先端に連結されている。このアームシリ
ンダ4の後端は、ピン5を介して、ブーム1に軸着され
ている。以上により、アーム2とブーム1とを4節リン
ク機構で連結している。従って、アームシリンダ4の伸
縮により、アーム2は、第2リンク31及び第1リンク
32を介して、回動する。
業機の第2実施例について図10乃至図12により説明
する。図10において、ブーム1の先端には、アーム2
の一端が第1支点となるピン3を介して、回動自在に装
着されている。また、ブーム1は、ピン3より車両本体
(図示せず)側位置で、第4支点となるピン35を介し
て、第1リンク32の一端を軸着している。アーム2
は、ピン3(第1支点)とは異なる他の一端に、第2支
点となるピン33を介して、第2リンク31の一端を軸
着している。この第2リンク31の他端と、第1リンク
32の他端は、第3支点となるピン34を介して、アー
ムシリンダ4の先端に連結されている。このアームシリ
ンダ4の後端は、ピン5を介して、ブーム1に軸着され
ている。以上により、アーム2とブーム1とを4節リン
ク機構で連結している。従って、アームシリンダ4の伸
縮により、アーム2は、第2リンク31及び第1リンク
32を介して、回動する。
【0034】また、ピン3(第1支点)とピン33(第
2支点)との支点間距離をX、第2リンク31のピン3
3とピン34(第3支点)との軸中心間距離をY、第1
リンク32のピン34とピン35(第4支点)との軸中
心間距離をZとすると、X:Y:Zの比率(リンク比)
は、ほぼ2:2:3である。上記構成のリンク比は、従
来の刃先力性能線図(図22参照)に対して、掘削開始
となる最大アーム回転角θ4 をさらに大きくすると共
に、刃先力FE の増大を図るものである。従って、4節
リンクの従来作業機(図23参照)に示すブーム1に対
してアーム2を折りたたんだときのブーム1とアーム2
とのなす角度θA を小さくして、ブーム1の高さを低く
できると共に、全高の大きいアタッチメント(作業部
材)7cを装着状態で輸送性を向上させることとは、実
質的に異なる。
2支点)との支点間距離をX、第2リンク31のピン3
3とピン34(第3支点)との軸中心間距離をY、第1
リンク32のピン34とピン35(第4支点)との軸中
心間距離をZとすると、X:Y:Zの比率(リンク比)
は、ほぼ2:2:3である。上記構成のリンク比は、従
来の刃先力性能線図(図22参照)に対して、掘削開始
となる最大アーム回転角θ4 をさらに大きくすると共
に、刃先力FE の増大を図るものである。従って、4節
リンクの従来作業機(図23参照)に示すブーム1に対
してアーム2を折りたたんだときのブーム1とアーム2
とのなす角度θA を小さくして、ブーム1の高さを低く
できると共に、全高の大きいアタッチメント(作業部
材)7cを装着状態で輸送性を向上させることとは、実
質的に異なる。
【0035】図11は、第2実施例(曲線P1 )の刃先
力FE とアーム回転角θ範囲を示す刃先力性能線図であ
る。図に示す従来技術(曲線Q)に対する第2実施例
(曲線P1 )のリンク比をほぼ2:2:3としたときの
改良点を下記に示す。 (1)最大刃先力FEmax(第2実施例の曲線Pb 位置)
を1とした時に、従来と同じθ4 上の掘削開始となるθ
4 位置の刃先力FE5 (第2実施例の曲線Pa 位置)を
0.82としている。これに対して従来は最大刃先力F
Emax(従来の曲線Qb 位置)を1とした時に、掘削開始
となる刃先力FE1 (従来の曲線Qa 位置)は0.57
であり、本実施例の掘削開始の刃先力は、従来の0.5
7から本案の0.82に増加している。すなわち、従来
に比べて約45%増大している。また、本実施例におけ
る、刃先力曲線P1 の従来と同等の刃先力FE1 の位置
では、アーム高角度側へのアーム回転角θが従来のθ3
〜θ4 のEa に対して、本実施例ではθ3 〜θ5 のEc
となり約40%大きくしている。 (2)また、最大刃先力FEmax(第2実施例の曲線Pb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE6
(第2実施例の曲線PC 位置)を0.45としている。
従来は最大刃先力FEmax(従来の曲線Qb 位置)を1と
した時に、掘削終了となる刃先力FE3 (従来の曲線QC
位置)は0.39であり、従来の0.39から本案の
0.45に増加している。すなわち、従来に比べて約1
7%増大している。この第2実施例における、刃先力曲
線P1 の従来と同等の刃先力FE3 の位置ではアーム低
角度側へのアーム回転角θが従来のθ3 〜θ2 のEb に
対して、本実施例ではθ3 〜θ1 のEd となり約10%
大きくしてある。 (3)アームの回転角θは従来のE0 からE2 に大きく
して、特に、アーム高角度側への作業範囲を従来より広
げてバケットの食い込性を良くしてある。 上記(1)〜(3)に記載した本実施例は、図から明ら
かなように、バケット掘削時の刃先力を従来のFE1 か
らFE5 (Qa からPa 位置) へ約45%増大し、刃先
力FEmaxから掘削終了となるFE6 (Pb からPc 位置)
への刃先力低下を従来に対して上回るようにしてあ
り、即ち本実施例はアーム高角度側での刃先力を増大す
ることと、アームの作業範囲を大きくすることを重視し
ているものである。
力FE とアーム回転角θ範囲を示す刃先力性能線図であ
る。図に示す従来技術(曲線Q)に対する第2実施例
(曲線P1 )のリンク比をほぼ2:2:3としたときの
改良点を下記に示す。 (1)最大刃先力FEmax(第2実施例の曲線Pb 位置)
を1とした時に、従来と同じθ4 上の掘削開始となるθ
4 位置の刃先力FE5 (第2実施例の曲線Pa 位置)を
0.82としている。これに対して従来は最大刃先力F
Emax(従来の曲線Qb 位置)を1とした時に、掘削開始
となる刃先力FE1 (従来の曲線Qa 位置)は0.57
であり、本実施例の掘削開始の刃先力は、従来の0.5
7から本案の0.82に増加している。すなわち、従来
に比べて約45%増大している。また、本実施例におけ
る、刃先力曲線P1 の従来と同等の刃先力FE1 の位置
では、アーム高角度側へのアーム回転角θが従来のθ3
〜θ4 のEa に対して、本実施例ではθ3 〜θ5 のEc
となり約40%大きくしている。 (2)また、最大刃先力FEmax(第2実施例の曲線Pb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE6
(第2実施例の曲線PC 位置)を0.45としている。
従来は最大刃先力FEmax(従来の曲線Qb 位置)を1と
した時に、掘削終了となる刃先力FE3 (従来の曲線QC
位置)は0.39であり、従来の0.39から本案の
0.45に増加している。すなわち、従来に比べて約1
7%増大している。この第2実施例における、刃先力曲
線P1 の従来と同等の刃先力FE3 の位置ではアーム低
角度側へのアーム回転角θが従来のθ3 〜θ2 のEb に
対して、本実施例ではθ3 〜θ1 のEd となり約10%
大きくしてある。 (3)アームの回転角θは従来のE0 からE2 に大きく
して、特に、アーム高角度側への作業範囲を従来より広
げてバケットの食い込性を良くしてある。 上記(1)〜(3)に記載した本実施例は、図から明ら
かなように、バケット掘削時の刃先力を従来のFE1 か
らFE5 (Qa からPa 位置) へ約45%増大し、刃先
力FEmaxから掘削終了となるFE6 (Pb からPc 位置)
への刃先力低下を従来に対して上回るようにしてあ
り、即ち本実施例はアーム高角度側での刃先力を増大す
ることと、アームの作業範囲を大きくすることを重視し
ているものである。
【0036】これにより、図12に示すように、作業範
囲は従来(H)に対してh1 大きいH2 であり、最大作
業高さが大きくなり、作業能率が向上する。
囲は従来(H)に対してh1 大きいH2 であり、最大作
業高さが大きくなり、作業能率が向上する。
【0037】次に、本発明に係る油圧式バックホーの作
業機の第3実施例について、図13乃至図15を参照し
て説明する。第3実施例は、従来技術の図19乃至図2
2と対比して説明する。図13に示す油圧式バックホー
50の車体重量WG,ブーム1の長さRB,アーム長さ
RA,アーム先端部からバケツト刃先までの長さRb,
ブーム先端部からバケツト刃先までの長さR,およびア
ームシリンダ4の長さWと推力F0 の基本構成は従来技
術の図19と同一とした時の本実施例による油圧式バッ
クホー50のアーム2の回転時の刃先力FE は、下記の
関係式となる。
業機の第3実施例について、図13乃至図15を参照し
て説明する。第3実施例は、従来技術の図19乃至図2
2と対比して説明する。図13に示す油圧式バックホー
50の車体重量WG,ブーム1の長さRB,アーム長さ
RA,アーム先端部からバケツト刃先までの長さRb,
ブーム先端部からバケツト刃先までの長さR,およびア
ームシリンダ4の長さWと推力F0 の基本構成は従来技
術の図19と同一とした時の本実施例による油圧式バッ
クホー50のアーム2の回転時の刃先力FE は、下記の
関係式となる。
【0038】図14の本実施例と図21の従来技術を比
較して説明する。先ず図14において、アームシリンダ
4の長さをW、第3支点34を中心としてピン5方向と
第4支点35方向とのなす角度をω1 、第3支点34を
中心として第2支点33方向と第4支点35方向とのな
す角度をω2 、第2支点33を中心として第1支点3方
向と第3支点34方向とのなす角度をω3 、第4支点3
5からアームシリンダ4の軸中心線への垂線の長さをL
4 、第4支点35から第2リンク31の軸中心線への垂
線の長さをL5 、第1支点3から第2リンク31の軸中
心線への垂線の長さをL6 、としてある。また、従来技
術の図20と同様に、アームシリンダ4の推力がF0 、
第1支点3からバケット7の先端までの距離がRであ
る。また、本実施例のリンク比1:0.87:1.25
を、1:k1 :k2 と表示する。かかる構成におけるバ
ケット7の刃先力FEP は、 FEP =F0 ×(L4 ×L6 )/(L5 ×R) =F0 ×(k2 ・Z・sin ω1 ×sin ω3 ・X)/(k2 ・Z・ sin ω2 ×R) ・・・・・(2) となる。
較して説明する。先ず図14において、アームシリンダ
4の長さをW、第3支点34を中心としてピン5方向と
第4支点35方向とのなす角度をω1 、第3支点34を
中心として第2支点33方向と第4支点35方向とのな
す角度をω2 、第2支点33を中心として第1支点3方
向と第3支点34方向とのなす角度をω3 、第4支点3
5からアームシリンダ4の軸中心線への垂線の長さをL
4 、第4支点35から第2リンク31の軸中心線への垂
線の長さをL5 、第1支点3から第2リンク31の軸中
心線への垂線の長さをL6 、としてある。また、従来技
術の図20と同様に、アームシリンダ4の推力がF0 、
第1支点3からバケット7の先端までの距離がRであ
る。また、本実施例のリンク比1:0.87:1.25
を、1:k1 :k2 と表示する。かかる構成におけるバ
ケット7の刃先力FEP は、 FEP =F0 ×(L4 ×L6 )/(L5 ×R) =F0 ×(k2 ・Z・sin ω1 ×sin ω3 ・X)/(k2 ・Z・ sin ω2 ×R) ・・・・・(2) となる。
【0039】一方、従来技術は図21において、アーム
シリンダ4の長さをW、ピン6を中心としてピン5方向
とピン3方向とのなす角度をω4 、とする。他の符号
は、図14と同じである。かかる構成におけるバケット
7の刃先力FE は、 FE =F0 ×r・sin ω4 /R ・・・・・(3) となる。ここで、本実施例の刃先力FE7 と従来の刃先
力FE との比をとると、(2)、(3)式より、 FEP /FE =(X・sin ω1 ・sin ω3 )/(r・sin ω4 ・sin ω2 ) となる。ところで、ω1 、ω2 、ω3 、ω4 は、X、k
1 、k2 、Wの関数として与えられる。従って、刃先力
FEP の相対的効果は、Wに対して、X、k1 、k2 、
即ちX、Y、Zにより決定される。
シリンダ4の長さをW、ピン6を中心としてピン5方向
とピン3方向とのなす角度をω4 、とする。他の符号
は、図14と同じである。かかる構成におけるバケット
7の刃先力FE は、 FE =F0 ×r・sin ω4 /R ・・・・・(3) となる。ここで、本実施例の刃先力FE7 と従来の刃先
力FE との比をとると、(2)、(3)式より、 FEP /FE =(X・sin ω1 ・sin ω3 )/(r・sin ω4 ・sin ω2 ) となる。ところで、ω1 、ω2 、ω3 、ω4 は、X、k
1 、k2 、Wの関数として与えられる。従って、刃先力
FEP の相対的効果は、Wに対して、X、k1 、k2 、
即ちX、Y、Zにより決定される。
【0040】図15は、第3実施例(曲線P2)の刃先
力FE とアーム回転角θ範囲を示す刃先力性能線図であ
る。図に示す従来技術(曲線Q)に対する第3実施例
(曲線P2)のリンク比をほぼ1:0.87:1.25
としたときの改良点を下記に示す。 (1)最大刃先力FEmax(第3実施例の曲線Pb 位置)
を1とした時に、従来と同じθ4 上の掘削開始となるθ
4 位置の刃先力FE7 (第3実施例の曲線Pa 位置)を
0.8としている。これに対して従来は最大刃先力F
Emax(従来の曲線Qb 位置)を1とした時に、掘削開始
となる刃先力FE1 (従来の曲線Qa 位置)は0.65
であり、従来の0.65から本案では0.8に増加して
いる。すなわち、本実施例の掘削開始の刃先力は従来に
比べて約20%増大している。 (2)また、最大刃先力FEmax(第3実施例の曲線Pb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE8
(第3実施例の曲線Pc 位置)を0.54としている。
これに対して従来は最大刃先力FEmax(従来の曲線Qb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE3
(従来の曲線Qc 位置)は0.5であり、従来の0.5
から本案では0.54に増加している。すなわち、本実
施例の掘削終了の刃先力は従来に比べて約10%増大し
ている。 (3)アームの回転角θは従来のE0 と同じにしている
が、従来はアーム回転角θがθ3b〜θ4 のEg,θ3b〜θ
2 のEh であり、本実施例はアーム回転角θがθ3a〜θ
4 のEe,θ3a〜θ2 のEf としたので刃先力が急激に低
下しないようにしてある。 上記(1)〜(3)に記載した本実施例は、図から明ら
かなように、バケット掘削時の刃先力を従来のFE1 か
らFE7 (Qa からPa 位置) へ約20%増大し、刃先
力FEmaxから掘削終了となるFE8 (Pb からPc 位置)
への刃先力低下を従来に対して10%上回るようにし
てあり、即ち本実施例はアーム高角度側での刃先力を増
大すること、掘削終了時のアーム刃先力の急激な低下が
ないようにしてある。
力FE とアーム回転角θ範囲を示す刃先力性能線図であ
る。図に示す従来技術(曲線Q)に対する第3実施例
(曲線P2)のリンク比をほぼ1:0.87:1.25
としたときの改良点を下記に示す。 (1)最大刃先力FEmax(第3実施例の曲線Pb 位置)
を1とした時に、従来と同じθ4 上の掘削開始となるθ
4 位置の刃先力FE7 (第3実施例の曲線Pa 位置)を
0.8としている。これに対して従来は最大刃先力F
Emax(従来の曲線Qb 位置)を1とした時に、掘削開始
となる刃先力FE1 (従来の曲線Qa 位置)は0.65
であり、従来の0.65から本案では0.8に増加して
いる。すなわち、本実施例の掘削開始の刃先力は従来に
比べて約20%増大している。 (2)また、最大刃先力FEmax(第3実施例の曲線Pb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE8
(第3実施例の曲線Pc 位置)を0.54としている。
これに対して従来は最大刃先力FEmax(従来の曲線Qb
位置)を1とした時に、掘削終了となる刃先力FE3
(従来の曲線Qc 位置)は0.5であり、従来の0.5
から本案では0.54に増加している。すなわち、本実
施例の掘削終了の刃先力は従来に比べて約10%増大し
ている。 (3)アームの回転角θは従来のE0 と同じにしている
が、従来はアーム回転角θがθ3b〜θ4 のEg,θ3b〜θ
2 のEh であり、本実施例はアーム回転角θがθ3a〜θ
4 のEe,θ3a〜θ2 のEf としたので刃先力が急激に低
下しないようにしてある。 上記(1)〜(3)に記載した本実施例は、図から明ら
かなように、バケット掘削時の刃先力を従来のFE1 か
らFE7 (Qa からPa 位置) へ約20%増大し、刃先
力FEmaxから掘削終了となるFE8 (Pb からPc 位置)
への刃先力低下を従来に対して10%上回るようにし
てあり、即ち本実施例はアーム高角度側での刃先力を増
大すること、掘削終了時のアーム刃先力の急激な低下が
ないようにしてある。
【0041】次に、本発明に係る油圧式バックホーの作
業機の第4実施例について、図16を参照して説明す
る。尚、図24と同一符号を付したものは同一であり説
明は省略する。
業機の第4実施例について、図16を参照して説明す
る。尚、図24と同一符号を付したものは同一であり説
明は省略する。
【0042】図16に示すアーム2の先端部に回転式掘
削機7b が取着されている。ブーム1のブラケット1c
は、従来のブラケット(図24の1bに相当する。)に
対して車両本体側に位置して固着し、アームシリンダ6
5のボトム側をピン5で取着している。このアームシリ
ンダ65は、従来のアームシリンダ(図24の4に相当
する。)に対して最大ストロークは長くしてある。すな
わち、図16に示す基準線90に対してアーム2が27
0°以下の範囲で回転するように設定したシリンダスト
ロークを持つアームシリンダ65としてある。また、ブ
ーム1の先端には、アーム2の一端が第1支点となるピ
ン3を介して、回動自在に装着されている。また、ブー
ム1は、ピン3より車両本体51側位置で、第4支点と
なるピン70aを介して、第1リンク70の一端を軸着
している。アーム2は、ピン3(第1支点)とは異なる
他の一端に、第2支点となるピン71aを介して、第2
リンク71の一端を軸着している。この第2リンク71
の他端と、第1リンク70の他端は、第3支点となるピ
ン70bを介して、アームシリンダ65の先端に連結さ
れている。このアームシリンダ65の後端は、ピン5を
介して、ブーム1に軸着されている。以上により、アー
ム2とブーム1とを4節リンク機構で連結している。従
って、アームシリンダ65の伸縮により、アーム2は、
第2リンク71及び第1リンク70を介して、回動す
る。
削機7b が取着されている。ブーム1のブラケット1c
は、従来のブラケット(図24の1bに相当する。)に
対して車両本体側に位置して固着し、アームシリンダ6
5のボトム側をピン5で取着している。このアームシリ
ンダ65は、従来のアームシリンダ(図24の4に相当
する。)に対して最大ストロークは長くしてある。すな
わち、図16に示す基準線90に対してアーム2が27
0°以下の範囲で回転するように設定したシリンダスト
ロークを持つアームシリンダ65としてある。また、ブ
ーム1の先端には、アーム2の一端が第1支点となるピ
ン3を介して、回動自在に装着されている。また、ブー
ム1は、ピン3より車両本体51側位置で、第4支点と
なるピン70aを介して、第1リンク70の一端を軸着
している。アーム2は、ピン3(第1支点)とは異なる
他の一端に、第2支点となるピン71aを介して、第2
リンク71の一端を軸着している。この第2リンク71
の他端と、第1リンク70の他端は、第3支点となるピ
ン70bを介して、アームシリンダ65の先端に連結さ
れている。このアームシリンダ65の後端は、ピン5を
介して、ブーム1に軸着されている。以上により、アー
ム2とブーム1とを4節リンク機構で連結している。従
って、アームシリンダ65の伸縮により、アーム2は、
第2リンク71及び第1リンク70を介して、回動す
る。
【0043】上記車両本体51のブラケット61にブー
ム1を取着するピン63とブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3とを結ぶ軸線を基準線として、ブーム
1の先端部とアーム2を取着するピン3とアーム2先端
部と回転式掘削機7bを連結するピン64を結ぶ軸線ま
でのアーム回転角θB を時計回り方向に180°以上回
転可能としている。また、ブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3を支点として回転するアームの回転角
θB を270°以下の範囲で回転可能としている。
ム1を取着するピン63とブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3とを結ぶ軸線を基準線として、ブーム
1の先端部とアーム2を取着するピン3とアーム2先端
部と回転式掘削機7bを連結するピン64を結ぶ軸線ま
でのアーム回転角θB を時計回り方向に180°以上回
転可能としている。また、ブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3を支点として回転するアームの回転角
θB を270°以下の範囲で回転可能としている。
【0044】このようであるから、車両本体51のブラ
ケット61にブームを取着するピン63とブーム1の先
端部とアーム2を取着するピン3とを結ぶ軸線90に対
して、ブーム1の先端部とアーム2を取着するピン3と
アームの先端部と回転式掘削機7bを連結するピン64
とを結ぶ軸線91までのアーム回転角θB を180°以
上としたから水道管工事やビル等の解体工事における障
害物がある場所においてもアームを上方へ屈折させて障
害物を回避して作業が可能となる。
ケット61にブームを取着するピン63とブーム1の先
端部とアーム2を取着するピン3とを結ぶ軸線90に対
して、ブーム1の先端部とアーム2を取着するピン3と
アームの先端部と回転式掘削機7bを連結するピン64
とを結ぶ軸線91までのアーム回転角θB を180°以
上としたから水道管工事やビル等の解体工事における障
害物がある場所においてもアームを上方へ屈折させて障
害物を回避して作業が可能となる。
【0045】更に、地下にあってブームを地面以下の所
定状態に下げた状態で水道管の下側の工事や、ビル等の
途中に低い障害物がある解体工事など場所においては、
アーム2がブーム1の先端部とアーム2を取着するピン
3を支点として、アーム2の回転角θB をより屈曲角度
の大きいバケットの掘削範囲である270°以下の範囲
まで回動可能としたから水道管工事の管埋設用の穴を掘
ったり、あるいは、ビル等の途中に低い障害物がある壁
でも、障害物の高さ以上の壁等の解体工事の作業を容易
に行うことが可能となる。
定状態に下げた状態で水道管の下側の工事や、ビル等の
途中に低い障害物がある解体工事など場所においては、
アーム2がブーム1の先端部とアーム2を取着するピン
3を支点として、アーム2の回転角θB をより屈曲角度
の大きいバケットの掘削範囲である270°以下の範囲
まで回動可能としたから水道管工事の管埋設用の穴を掘
ったり、あるいは、ビル等の途中に低い障害物がある壁
でも、障害物の高さ以上の壁等の解体工事の作業を容易
に行うことが可能となる。
【0046】本発明に係る油圧式バックホーの作業機の
第5実施例について、図17を参照して説明する。尚、
図16,図25と同一符号を付したものは同一であり説
明は省略する。
第5実施例について、図17を参照して説明する。尚、
図16,図25と同一符号を付したものは同一であり説
明は省略する。
【0047】図17に示すアーム2の先端部にブレーカ
7aが取着されている。ブーム1のブラケット1cは、
従来のブラケット(図25の1bに相当する。)に対し
て車両本体側に位置して固着し、アームシリンダ65の
ボトム側をピン5で取着している。このアームシリンダ
65は、従来のアームシリンダ(図25の4に相当す
る。)に対して最大ストロークは長くしてある。
7aが取着されている。ブーム1のブラケット1cは、
従来のブラケット(図25の1bに相当する。)に対し
て車両本体側に位置して固着し、アームシリンダ65の
ボトム側をピン5で取着している。このアームシリンダ
65は、従来のアームシリンダ(図25の4に相当す
る。)に対して最大ストロークは長くしてある。
【0048】上記車両本体51のブラケット61にブー
ム1を取着するピン63とブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3とを結ぶ軸線を基準線として、ブーム
1の先端部とアーム2を取着するピン3とアーム2先端
部とブレーカ7a を連結するピン64を結ぶ軸線までの
アーム回転角θD を時計回り方向に180°以上回転可
能としている。また、ブーム1の先端部とアーム2を取
着するピン3を支点として回転するアームの回転角θD
を270°以下の範囲で回転可能としている。
ム1を取着するピン63とブーム1の先端部とアーム2
を取着するピン3とを結ぶ軸線を基準線として、ブーム
1の先端部とアーム2を取着するピン3とアーム2先端
部とブレーカ7a を連結するピン64を結ぶ軸線までの
アーム回転角θD を時計回り方向に180°以上回転可
能としている。また、ブーム1の先端部とアーム2を取
着するピン3を支点として回転するアームの回転角θD
を270°以下の範囲で回転可能としている。
【0049】このようであるから、車両本体51のブラ
ケット61にブームを取着するピン63とブーム1の先
端部とアーム2を取着するピン3とを結ぶ軸線90に対
して、ブーム1の先端部とアーム2を取着するピン3と
アームの先端部とブレーカ7aを連結するピン64とを
結ぶ軸線92までのアーム回転角θD を180°以上と
したからビル等の解体工事における障害物がある場所に
おいてもアームを上方へ屈折させて障害物を回避して作
業が可能となる。
ケット61にブームを取着するピン63とブーム1の先
端部とアーム2を取着するピン3とを結ぶ軸線90に対
して、ブーム1の先端部とアーム2を取着するピン3と
アームの先端部とブレーカ7aを連結するピン64とを
結ぶ軸線92までのアーム回転角θD を180°以上と
したからビル等の解体工事における障害物がある場所に
おいてもアームを上方へ屈折させて障害物を回避して作
業が可能となる。
【0050】更に、ビル等の途中に低い障害物がある解
体工事など場所においては、アーム2がブーム1の先端
部とアーム2を取着するピン3を支点として、アーム2
の回転角θD をバケットの掘削範囲である270°以下
の範囲で回動可能としたからビル等の障害物がある狭い
場所においてもアームを上方へ回転させて障害物を回避
し、ブレーカ7aでビルの天井87a,柱の梁87b,
壁87dをブレーカ7aで破砕作業が可能となる。すな
わち、ビル等の途中に低い障害物がある壁でも、障害物
の高さ以上の壁等の解体工事の作業を容易に行うことが
可能となる。
体工事など場所においては、アーム2がブーム1の先端
部とアーム2を取着するピン3を支点として、アーム2
の回転角θD をバケットの掘削範囲である270°以下
の範囲で回動可能としたからビル等の障害物がある狭い
場所においてもアームを上方へ回転させて障害物を回避
し、ブレーカ7aでビルの天井87a,柱の梁87b,
壁87dをブレーカ7aで破砕作業が可能となる。すな
わち、ビル等の途中に低い障害物がある壁でも、障害物
の高さ以上の壁等の解体工事の作業を容易に行うことが
可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、アームシリンダ先
端及び第1リンク他端に共有に設けられてなる第3支点
と、アームの第2支点に軸着する第2リンクを油圧式の
補正シリンダとし、アームシリンダのヘツド側油室と補
正シリンダのボトム側油室とを接続する直列回路を構成
したため、アームシリンダを伸長すると補正シリンダも
それに対応して伸長するので第1リンクの回転角は小さ
くとも、アームの回転角を大きくすることができる。し
たがって、アームシリンダによる回転モーメント半径が
大きくなるので、アームの回転力が増大して刃先力が大
きくなると共に、アームの回転角も大きくなって作業範
囲も広くなり作業能率が向上する。
端及び第1リンク他端に共有に設けられてなる第3支点
と、アームの第2支点に軸着する第2リンクを油圧式の
補正シリンダとし、アームシリンダのヘツド側油室と補
正シリンダのボトム側油室とを接続する直列回路を構成
したため、アームシリンダを伸長すると補正シリンダも
それに対応して伸長するので第1リンクの回転角は小さ
くとも、アームの回転角を大きくすることができる。し
たがって、アームシリンダによる回転モーメント半径が
大きくなるので、アームの回転力が増大して刃先力が大
きくなると共に、アームの回転角も大きくなって作業範
囲も広くなり作業能率が向上する。
【0052】また、補正シリンダの替わりに第2リンク
を設けた場合に第1支点と第2支点との支点間距離と、
第2リンクの軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ2:2:3である構成としたからア
ームシリンダを伸縮し、4節リンク機構でアーム揺動を
行うとアーム回転力の増大に伴う刃先力の増大、アーム
回転角の増大に伴う作業範囲の拡大が得られるので作業
能率が向上する。
を設けた場合に第1支点と第2支点との支点間距離と、
第2リンクの軸中心間距離と、第1リンクの軸中心間距
離との比率が、ほぼ2:2:3である構成としたからア
ームシリンダを伸縮し、4節リンク機構でアーム揺動を
行うとアーム回転力の増大に伴う刃先力の増大、アーム
回転角の増大に伴う作業範囲の拡大が得られるので作業
能率が向上する。
【0053】更に、第1支点と第2支点との支点間距離
と、第2リンクの軸中心間距離と、第1リンクの軸中心
間距離との比率が、ほぼ1:0.87:1.25である
構成とすると、アーム掘削開始時のアーム回転角の高角
度側での刃先力が増大することができると共に、アーム
回転角の低角度側での刃先力も急激に低下しないので作
業能率が向上する。
と、第2リンクの軸中心間距離と、第1リンクの軸中心
間距離との比率が、ほぼ1:0.87:1.25である
構成とすると、アーム掘削開始時のアーム回転角の高角
度側での刃先力が増大することができると共に、アーム
回転角の低角度側での刃先力も急激に低下しないので作
業能率が向上する。
【0054】また、車両本体のブラケットにブームを取
着する軸とブームの先端部とアームを取着する軸とを結
ぶ軸線に対して、ブームの先端部とアームを取着する軸
とアームの先端部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線
までのアーム回転角θB (θD)を180°以上としたか
ら水道管工事やビル等の解体工事における障害物がある
場所においてもアームを上方へ屈折させて障害物を回避
して作業が可能となり作業能率が向上する。
着する軸とブームの先端部とアームを取着する軸とを結
ぶ軸線に対して、ブームの先端部とアームを取着する軸
とアームの先端部と作業部材を連結する軸とを結ぶ軸線
までのアーム回転角θB (θD)を180°以上としたか
ら水道管工事やビル等の解体工事における障害物がある
場所においてもアームを上方へ屈折させて障害物を回避
して作業が可能となり作業能率が向上する。
【0055】そして、水道管工事やビル等の解体工事に
おける障害物がある場所において、アームがブームの先
端部とアームを取着する軸を支点として、アームの回転
角θB (θD )を270°以下の範囲で回動可能とした
から水道管工事の管埋設用の穴を掘る作業やビル等の解
体工事での破砕作業が容易に行うことが可能となり作業
能率が向上する。
おける障害物がある場所において、アームがブームの先
端部とアームを取着する軸を支点として、アームの回転
角θB (θD )を270°以下の範囲で回動可能とした
から水道管工事の管埋設用の穴を掘る作業やビル等の解
体工事での破砕作業が容易に行うことが可能となり作業
能率が向上する。
【図1】第1実施例の油圧式バックホーの作業機の要部
側面図である。
側面図である。
【図2】第1実施例の油圧回路図である。
【図3】第1実施例の作業機の模式図である。
【図4】第1実施例の作業機の作動を説明するための模
式図である。
式図である。
【図5】第1実施例の作業機と従来の作業機の作動説明
図である。
図である。
【図6】第1実施例と従来の作業機の刃先力性能線図で
ある。
ある。
【図7】第1実施例の作業機の第1リンク作動説明図で
ある。
ある。
【図8】第1実施例と従来技術とにおけるアーム刃先力
性能線図である。
性能線図である。
【図9】第1実施例の作業機を装着した油圧式バックホ
ーの作業範囲説明図である。
ーの作業範囲説明図である。
【図10】第2実施例の油圧式バックホーの作業機の要
部側面図である。
部側面図である。
【図11】第2実施例と従来の作業機の刃先力性能線図
である。
である。
【図12】第2実施例の作業機を装着した油圧式バック
ホーの作業範囲説明図である。
ホーの作業範囲説明図である。
【図13】第3実施例の作業機説明図である。
【図14】第3実施例の作業機の作動を説明するための
模式図である。
模式図である。
【図15】第3実施例と従来の作業機の刃先力性能線図
である。
である。
【図16】第4実施例の作業機要部説明図である。
【図17】第5実施例の作業機要部説明図である。
【図18】従来の油圧式バックホーの上方掘削作業状態
説明図である。
説明図である。
【図19】従来の油圧式バックホーの作業機の要部側面
図である。
図である。
【図20】従来の油圧式バックホーの作業機の作動を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図21】従来の油圧式バックホーの作業機の作動を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図22】従来の作業機の刃先力性能線図である。
【図23】従来の油圧式バックホーの作業機側面図であ
る。
る。
【図24】従来の油圧式バックホーの作業状態の1例を
説明する図である。
説明する図である。
【図25】従来の油圧式バックホーの作業状態の他の例
を説明する図である。
を説明する図である。
1…ブーム、2…アーム、3,6,12,13,33,
34,35…ピン、4…アームシリンダ、10…第1リ
ンク、11…補正シリンダ、31…第2リンク、32…
第1リンク。
34,35…ピン、4…アームシリンダ、10…第1リ
ンク、11…補正シリンダ、31…第2リンク、32…
第1リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 正 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社 小松製作所 大阪工場内 (72)発明者 杉山 清 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社 小松製作所 大阪工場内 (56)参考文献 実開 昭52−86203(JP,U) 実開 昭55−31872(JP,U) 実開 平7−15848(JP,U) 実開 昭59−160660(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 3/32 E02F 3/38
Claims (7)
- 【請求項1】 車両本体のブラケットに取着したブーム
と、このブームの先端部の第1支点に連結されるアーム
と、アームの他端と連結する作業部材と、一端をブーム
に連結し、他端をアームシリンダに連結する第1リンク
と、一端をアームの一端側に設けた第2支点に、他端を
第1リンクの一端と連結する第2リンクからなる油圧式
バツクホーの作業機において、第1リンクの一端側はブ
ームの先端部あるいはブームの先端部より後方側で連結
すると共に、かつ、前記第2リンクは、油圧式の補正シ
リンダであることを特徴とする油圧式バックホーの作業
機。 - 【請求項2】 前記アームシリンダと前記補正シリンダ
との作動油圧回路が、前記アームシリンダのヘッド側油
室と前記補正シリンダのボトム側油室とを接続する回路
を備えた直列回路を構成することを特徴とする請求項1
記載の油圧式バックホーの作業機。 - 【請求項3】 前記第1リンクの他端とアームシリンダ
とを連結する第3支点は、アームシリンダと第1リンク
とを連結する支点と、補正シリンダと第1リンクとを連
結する支点とが所定量離間した二つの支点であることを
特徴とする請求項1記載の油圧式バックホーの作業機。 - 【請求項4】 車両本体のブラケットに取着したブーム
と、このブームの先端部の第1支点に連結されるアーム
と、アームの他端と連結する作業部材と、一端をブーム
の先端部より後方側に、他端をアームシリンダに連結す
る第1リンクと、一端をアームの一端側に設けた第2支
点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2リンクか
らなる油圧式バツクホーの作業機において、前記第1支
点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2リンクの
軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距離との比
率が、ほぼ2:2:3であることを特徴とする油圧式バ
ックホーの作業機。 - 【請求項5】 車両本体のブラケットに取着したブーム
と、このブームの先端部の第1支点に連結されるアーム
と、アームの他端と連結する作業部材と、一端をブーム
の先端部より後方側に、他端をアームシリンダに連結す
る第1リンクと、一端をアームの一端側に設けた第2支
点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2リンクか
らなる油圧式バツクホーの作業機において、前記第1支
点と前記第2支点との支点間距離と、前記第2リンクの
軸中心間距離と、前記第1リンクの軸中心間距離との比
率が、ほぼ1:0.87:1.25であることを特徴と
する油圧式バックホーの作業機。 - 【請求項6】 車両本体のブラケットに取着したブーム
と、このブームの先端部の第1支点に連結されるアーム
と、アームの他端と連結する作業部材と、一端をブーム
の先端部より後方側に、他端をアームシリンダに連結す
る第1リンクと、一端をアームの一端側に設けた第2支
点に、他端を第1リンクの一端と連結する第2リンクか
らなる油圧式バツクホーの作業機において、前記車両本
体のブラケットにブームを取着する軸とブームの先端部
とアームを取着する軸とを結ぶ軸線の基準線からブーム
の先端部とアームを取着する軸とアームの先端部と作業
部材を連結する軸とを結ぶ軸線のアーム回転角を時計回
り方向に180°以上としたことを特徴とする油圧式バ
ックホーの作業機。 - 【請求項7】 請求項6において、ブームの先端部とア
ームを取着する軸を支点として回動するアームの回転角
を270°以下としたことを特徴とする油圧式バックホ
ーの作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28611094A JP2867221B2 (ja) | 1993-10-27 | 1994-10-27 | 油圧式バックホーの作業機 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-291236 | 1993-10-27 | ||
JP5-62547 | 1993-10-27 | ||
JP6254793 | 1993-10-27 | ||
JP29123693 | 1993-10-27 | ||
JP28611094A JP2867221B2 (ja) | 1993-10-27 | 1994-10-27 | 油圧式バックホーの作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173852A JPH07173852A (ja) | 1995-07-11 |
JP2867221B2 true JP2867221B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=27297870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28611094A Expired - Lifetime JP2867221B2 (ja) | 1993-10-27 | 1994-10-27 | 油圧式バックホーの作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867221B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103953083A (zh) * | 2013-12-09 | 2014-07-30 | 曹振迎 | 一种地下通道土方阶梯施工挖掘机 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102402184B1 (ko) * | 2020-07-27 | 2022-05-27 | 주식회사 케이씨피 | 콘크리트펌프카 스윙레그 및 제어방법 |
CN112982539A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-06-18 | 三一重机有限公司 | 挖掘机的工作臂、挖掘机的工作臂的控制方法及挖掘机 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP28611094A patent/JP2867221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103953083A (zh) * | 2013-12-09 | 2014-07-30 | 曹振迎 | 一种地下通道土方阶梯施工挖掘机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07173852A (ja) | 1995-07-11 |
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