JP2867201B2 - 硬貨包装機における包装紙確認装置 - Google Patents
硬貨包装機における包装紙確認装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、設定された処理金種
に適合する包装紙が用意されていることを確認して硬貨
包装処理を実行可能とした硬貨包装紙における包装紙確
認装置に関するものである。
に適合する包装紙が用意されていることを確認して硬貨
包装処理を実行可能とした硬貨包装紙における包装紙確
認装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の硬貨包装安全装置として
は、例えば、特公昭５８−３７１７８号公報（公知例）
のものが提案されている。
は、例えば、特公昭５８−３７１７８号公報（公知例）
のものが提案されている。
【０００３】この公知例の内容の要点としては、硬貨包
装処理作業に当って、処理金種が変更された際にこの金
種に適合する包装紙をセットしなければならないにも拘
らずこれを失念し、硬貨が正常に包装され得ないという
不具合を招くのを未然防止するために、包装紙を支持す
る手段を１度操作しなければ、硬貨包装機の動作を禁止
するように構成し、硬貨包装処理の安全性の向上を図っ
たものであるという点にある。
装処理作業に当って、処理金種が変更された際にこの金
種に適合する包装紙をセットしなければならないにも拘
らずこれを失念し、硬貨が正常に包装され得ないという
不具合を招くのを未然防止するために、包装紙を支持す
る手段を１度操作しなければ、硬貨包装機の動作を禁止
するように構成し、硬貨包装処理の安全性の向上を図っ
たものであるという点にある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知例のものに
あっては、処理金種の設定が変更された際には、包装紙
を支持する手段を操作した後でなければ、少なくとも硬
貨包装処理は実行できないこととなり、包装紙の交換を
義務付ける一助となり、包装処理の安全性に寄与できる
ものであるが、この公知例のものにあっては、包装紙の
支持手段が操作されたか否かを検出するに止まるもので
あって、新たに設定された処理金種に適合する紙巾を有
する包装紙が装填されたか否かを積極的に確認しうるも
のではないため、例えば、予期しない保守点検その他の
何らかの事情で包装紙の支持手段が操作されただけであ
って、包装紙の適切な交換処理が実行されない場合にあ
っても、硬貨包装処理は実行されることとなり、確実に
信頼性のある硬貨包装処理をなすことは必ずしも保障さ
れ得ないという未解決の課題が残されており、ユーザ側
からは、安全で、品質の優れた硬貨包装処理の達成が信
頼できる装置の提供が要請されていた。
あっては、処理金種の設定が変更された際には、包装紙
を支持する手段を操作した後でなければ、少なくとも硬
貨包装処理は実行できないこととなり、包装紙の交換を
義務付ける一助となり、包装処理の安全性に寄与できる
ものであるが、この公知例のものにあっては、包装紙の
支持手段が操作されたか否かを検出するに止まるもので
あって、新たに設定された処理金種に適合する紙巾を有
する包装紙が装填されたか否かを積極的に確認しうるも
のではないため、例えば、予期しない保守点検その他の
何らかの事情で包装紙の支持手段が操作されただけであ
って、包装紙の適切な交換処理が実行されない場合にあ
っても、硬貨包装処理は実行されることとなり、確実に
信頼性のある硬貨包装処理をなすことは必ずしも保障さ
れ得ないという未解決の課題が残されており、ユーザ側
からは、安全で、品質の優れた硬貨包装処理の達成が信
頼できる装置の提供が要請されていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の目的とすると
ころは、前記のユーザニーズに十分に応えることができ
るものを提供することであって、この発明の構成上の特
徴とするところは、次の通りである。
ころは、前記のユーザニーズに十分に応えることができ
るものを提供することであって、この発明の構成上の特
徴とするところは、次の通りである。
【０００６】（１）積層状の硬貨群を包装処理する硬貨
包装機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種
を設定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種
の硬貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテ
ーブル１８と、自重により昇降してターンテーブル１８
上の包装紙の巾方向側縁に当接可能とした検出レバー２
００と、当該検出レバー２００の移動量を検出するロー
タリーエンコーダ２０５とを備えた包装紙検出手段１０
４と、基準紙巾データを格納・読み出し可能とした包装
紙基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設定
手段１０１における金種設定に基づいて選択された包装
紙基準データ記憶手段１０５からの基準紙巾データと、
前記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙巾とを包
装紙判定手段１０３において比較し、ターンテーブル１
８上に装填された包装紙が前記設定された金種の硬貨に
適合するか否かを判定するように構成した硬貨包装機に
おける包装紙確認装置。
包装機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種
を設定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種
の硬貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテ
ーブル１８と、自重により昇降してターンテーブル１８
上の包装紙の巾方向側縁に当接可能とした検出レバー２
００と、当該検出レバー２００の移動量を検出するロー
タリーエンコーダ２０５とを備えた包装紙検出手段１０
４と、基準紙巾データを格納・読み出し可能とした包装
紙基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設定
手段１０１における金種設定に基づいて選択された包装
紙基準データ記憶手段１０５からの基準紙巾データと、
前記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙巾とを包
装紙判定手段１０３において比較し、ターンテーブル１
８上に装填された包装紙が前記設定された金種の硬貨に
適合するか否かを判定するように構成した硬貨包装機に
おける包装紙確認装置。
【０００７】（２）積層状の硬貨群を包装処理する硬貨
包装機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種
を設定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種
の硬貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテ
ーブル１８と、発光部３０１とイメージセンサ３０２と
からなるターンテーブル１８上の包装紙の模様の検出手
段と、基準紙模様データを格納・読み出し可能とした包
装紙基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設
定手段１０１における金種設定に基づいて選択された包
装紙基準データ記憶手段１０５からの基準紙模様データ
と、前記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙の模
様とを包装紙判定手段１０３において比較し、ターンテ
ーブル１８上に装填された包装紙が前記設定された金種
の硬貨に適合するか否かを判定するように構成した硬貨
包装機における包装紙確認装置。
包装機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種
を設定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種
の硬貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテ
ーブル１８と、発光部３０１とイメージセンサ３０２と
からなるターンテーブル１８上の包装紙の模様の検出手
段と、基準紙模様データを格納・読み出し可能とした包
装紙基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設
定手段１０１における金種設定に基づいて選択された包
装紙基準データ記憶手段１０５からの基準紙模様データ
と、前記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙の模
様とを包装紙判定手段１０３において比較し、ターンテ
ーブル１８上に装填された包装紙が前記設定された金種
の硬貨に適合するか否かを判定するように構成した硬貨
包装機における包装紙確認装置。
【０００８】前記のように構成したこの包装紙確認装置
によれば、包装紙の巾もしくは模様により包装処理され
る指定金種の硬貨に適合する包装紙が装填されたか否か
が包装処理の実行以前に予め確認出来るので、不適な包
装紙による包装処理を未然防止することが出来るもので
ある。
によれば、包装紙の巾もしくは模様により包装処理され
る指定金種の硬貨に適合する包装紙が装填されたか否か
が包装処理の実行以前に予め確認出来るので、不適な包
装紙による包装処理を未然防止することが出来るもので
ある。
【０００９】とした点にある。
【００１０】
【作 用】この発明の構成は前記の通りであるか
ら、予め包装処理硬貨の金種を設定すると、包装紙検出
手段によって、現実に装填されている包装紙の紙巾もし
くは模様が検出され、この包装紙情報が包装紙判定手段
に通報され、別途当該判定手段に提供された包装紙の紙
巾もしくは模様に関する基準データと前記包装紙情報と
が比較され、これらが一致した際にのみ硬貨包装手段が
始動可能となり、不一致の際には硬貨包装手段の始動が
禁止されるものであり、設定硬貨に適合する包装紙によ
ってのみ処理硬貨は、安全に包装処理されるものであ
る。
ら、予め包装処理硬貨の金種を設定すると、包装紙検出
手段によって、現実に装填されている包装紙の紙巾もし
くは模様が検出され、この包装紙情報が包装紙判定手段
に通報され、別途当該判定手段に提供された包装紙の紙
巾もしくは模様に関する基準データと前記包装紙情報と
が比較され、これらが一致した際にのみ硬貨包装手段が
始動可能となり、不一致の際には硬貨包装手段の始動が
禁止されるものであり、設定硬貨に適合する包装紙によ
ってのみ処理硬貨は、安全に包装処理されるものであ
る。
【００１１】
【実 施 例】次に、この発明の内容を、実施例に示す
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【００１２】図１には、実施例１および２に共通する構
成が示されており、その内容について見れば、硬貨包装
手段（１）に制御指令手段（１００）を適用してなるも
のであって、前記の硬貨包装手段（１）については、従
来広く知られている如くに、回転円板（１１）上で付勢
され、案内枠（１２）によって矢印に示すように通路
（１３）内に案内された硬貨は、搬送ベルト（１４）に
より推進されつつ適宜選別されて、設定された処理硬貨
（Ｃ）のみが、一対の集積ドラム（１５），（１５）間
に搬入され、当該ドラム（１５），（１５）の外周に突
設した螺旋ガイド（１６），（１６）上で次々に積層さ
れつつ順次降下され、所定枚数、例えば、５０枚の硬貨
が図示しないシャッター上に集積されると、別途用意し
た図示略の担持部材により、この硬貨群を３本の包装ロ
ーラ（１７）間に挿入させ、当該包装ローラ（１７）を
同方向に旋回させて、硬貨群を、その対向方向に回動さ
せた状態とし、別設のターンテーブル（１８）上に担持
したロール状の包装紙（Ｓ）を、一対の繰出しロール
（１９），（１９）によって搬出し、前記硬貨群の外周
上に供給して硬貨群の旋回運動を利用してその外周上に
巻装し、カッター（２０）で切断し、図示しないカシメ
手段によって包装紙の側縁部にカシメ処理を施し、包装
硬貨（ＣＲ）状となし、後続の収納手段などに繰出しう
るものである。
成が示されており、その内容について見れば、硬貨包装
手段（１）に制御指令手段（１００）を適用してなるも
のであって、前記の硬貨包装手段（１）については、従
来広く知られている如くに、回転円板（１１）上で付勢
され、案内枠（１２）によって矢印に示すように通路
（１３）内に案内された硬貨は、搬送ベルト（１４）に
より推進されつつ適宜選別されて、設定された処理硬貨
（Ｃ）のみが、一対の集積ドラム（１５），（１５）間
に搬入され、当該ドラム（１５），（１５）の外周に突
設した螺旋ガイド（１６），（１６）上で次々に積層さ
れつつ順次降下され、所定枚数、例えば、５０枚の硬貨
が図示しないシャッター上に集積されると、別途用意し
た図示略の担持部材により、この硬貨群を３本の包装ロ
ーラ（１７）間に挿入させ、当該包装ローラ（１７）を
同方向に旋回させて、硬貨群を、その対向方向に回動さ
せた状態とし、別設のターンテーブル（１８）上に担持
したロール状の包装紙（Ｓ）を、一対の繰出しロール
（１９），（１９）によって搬出し、前記硬貨群の外周
上に供給して硬貨群の旋回運動を利用してその外周上に
巻装し、カッター（２０）で切断し、図示しないカシメ
手段によって包装紙の側縁部にカシメ処理を施し、包装
硬貨（ＣＲ）状となし、後続の収納手段などに繰出しう
るものである。
【００１３】又、前記の制御指令手段（１００）につい
て見れば、包装処理される所要の金種をマニュアル操作
によって設定するとともに、この金種に整合する所望の
包装紙の種類を指定する金種設定手段（１０１）と、前
記の金種設定手段（１０１）により操作される硬貨包装
制御手段（１０２）、ならびに包装紙判定手段（１０
３）とが設けられており、前記の硬貨包装制御手段（１
０２）により、投入された各種の硬貨の内で、設定され
た処理硬貨（Ｃ）のみが通路（１３）を通過して包装処
理され、設定された硬貨（Ｃ）以外の硬貨などは、当該
通路（１３）から、他の経路に排出されるように構成さ
れている。
て見れば、包装処理される所要の金種をマニュアル操作
によって設定するとともに、この金種に整合する所望の
包装紙の種類を指定する金種設定手段（１０１）と、前
記の金種設定手段（１０１）により操作される硬貨包装
制御手段（１０２）、ならびに包装紙判定手段（１０
３）とが設けられており、前記の硬貨包装制御手段（１
０２）により、投入された各種の硬貨の内で、設定され
た処理硬貨（Ｃ）のみが通路（１３）を通過して包装処
理され、設定された硬貨（Ｃ）以外の硬貨などは、当該
通路（１３）から、他の経路に排出されるように構成さ
れている。
【００１４】又、包装紙判定部（１０３）には、現実に
ターンテーブル（１８）上に担持されている包装紙
（Ｓ）に関する情報が後述する包装紙検出手段（１０
４）から通報されると共に、別途用意した包装紙基準デ
ータ記憶手段（１０５）からの包装紙の基準紙巾もしく
は基準模様情報などが提供され、更に金種設定手段（１
０１）からの設定金種情報も提供されるものであり、当
該包装紙判定手段（１０３）によって比較判定処理を実
行し、包装許可信号もしくは包装禁止信号が発生され、
これらの信号が硬貨包装制御手段（１０２）に報知され
てそれぞれ包装処理が許可もしくは禁止されるように構
成されている。
ターンテーブル（１８）上に担持されている包装紙
（Ｓ）に関する情報が後述する包装紙検出手段（１０
４）から通報されると共に、別途用意した包装紙基準デ
ータ記憶手段（１０５）からの包装紙の基準紙巾もしく
は基準模様情報などが提供され、更に金種設定手段（１
０１）からの設定金種情報も提供されるものであり、当
該包装紙判定手段（１０３）によって比較判定処理を実
行し、包装許可信号もしくは包装禁止信号が発生され、
これらの信号が硬貨包装制御手段（１０２）に報知され
てそれぞれ包装処理が許可もしくは禁止されるように構
成されている。
【００１５】次に、図２に示す包装紙検出手段（１０
４）に関する第１の実施例について説明する。
４）に関する第１の実施例について説明する。
【００１６】この実施例は、言わば包装紙（Ｓ）の巾寸
法を検知し、包装紙（Ｓ）の種類を検出しうるものであ
って、ターンテーブル（１８）上に担持された包装紙
（Ｓ）の側縁部に、自重によって当接された昇降自在の
検出レバー（２００）の基部ブロック（２０１）をガイ
ド杆（２０２）上で摺動して上下移動可能とすると共
に、この基部ブロック（２０１）に連結されたラック
（２０３）に噛合するギア（２０４）の回転量をロータ
リーエンコーダ（２０５）によって検出させるように構
成しており、予め検出レバー（２００）がターンテーブ
ル（１８）に当接する位置を初期高さに設定しておくこ
とにより、検出レバー（２００）が上昇した高さ分だけ
これをギア（２０４）の回転量として検出し、検出レバ
ー（２００）の高さ位置に応じた包装紙（Ｓ）の紙巾に
関する情報を前記の包装紙判定手段（１０３）に通報し
うるものである。
法を検知し、包装紙（Ｓ）の種類を検出しうるものであ
って、ターンテーブル（１８）上に担持された包装紙
（Ｓ）の側縁部に、自重によって当接された昇降自在の
検出レバー（２００）の基部ブロック（２０１）をガイ
ド杆（２０２）上で摺動して上下移動可能とすると共
に、この基部ブロック（２０１）に連結されたラック
（２０３）に噛合するギア（２０４）の回転量をロータ
リーエンコーダ（２０５）によって検出させるように構
成しており、予め検出レバー（２００）がターンテーブ
ル（１８）に当接する位置を初期高さに設定しておくこ
とにより、検出レバー（２００）が上昇した高さ分だけ
これをギア（２０４）の回転量として検出し、検出レバ
ー（２００）の高さ位置に応じた包装紙（Ｓ）の紙巾に
関する情報を前記の包装紙判定手段（１０３）に通報し
うるものである。
【００１７】次に、この第１の実施例についての硬貨包
装処理作用については、以下の通りである。
装処理作用については、以下の通りである。
【００１８】まずオペレータがマニュアル操作により包
装処理される硬貨の金種について、金種設定手段（１０
１）を設定すると、硬貨包装制御手段（１０２）及び包
装紙判定手段（１０３）へ設定金種情報が出力され、硬
貨包装制御手段により通路（１３）の巾員が処理硬貨
（Ｃ）のみの通過を許容するように調整されると共に、
包装紙判定手段（１０３）により、包装紙基準データ記
憶手段（１０５）から設定金種に対応する基準紙巾デー
タが選択される。
装処理される硬貨の金種について、金種設定手段（１０
１）を設定すると、硬貨包装制御手段（１０２）及び包
装紙判定手段（１０３）へ設定金種情報が出力され、硬
貨包装制御手段により通路（１３）の巾員が処理硬貨
（Ｃ）のみの通過を許容するように調整されると共に、
包装紙判定手段（１０３）により、包装紙基準データ記
憶手段（１０５）から設定金種に対応する基準紙巾デー
タが選択される。
【００１９】一方、包装紙検出手段（１０４）において
は、現実に装填されている包装紙（Ｓ）の紙巾情報を、
検出レバー（２００）によって検出し、ラック（２０
３），ギア（２０４）を経由して、これをロータリーエ
ンコーダ（２０５）に通報し、更に包装紙判定手段（１
０３）に通知する。
は、現実に装填されている包装紙（Ｓ）の紙巾情報を、
検出レバー（２００）によって検出し、ラック（２０
３），ギア（２０４）を経由して、これをロータリーエ
ンコーダ（２０５）に通報し、更に包装紙判定手段（１
０３）に通知する。
【００２０】ところで、この包装紙判定手段（１０３）
には、包装紙基準データ記憶手段（１０５）より、設定
金種に対応する基準紙巾データが提供されているので、
現実の紙巾情報と基準紙巾データとを比較し、これらが
一致すれば前記硬貨包装制御手段（１０２）へ包装許可
信号が通報されることとなり、硬貨包装作業が開始可能
な状態でスタンバイする。
には、包装紙基準データ記憶手段（１０５）より、設定
金種に対応する基準紙巾データが提供されているので、
現実の紙巾情報と基準紙巾データとを比較し、これらが
一致すれば前記硬貨包装制御手段（１０２）へ包装許可
信号が通報されることとなり、硬貨包装作業が開始可能
な状態でスタンバイする。
【００２１】他方、前記の判定処理の結果、現実の紙巾
情報と、基準紙巾データとが一致しない場合について見
れば、ターンテーブル（１８）上には設定硬貨（Ｃ）に
整合しない包装紙（Ｓ）が待機していることが明白とな
るので、包装禁止信号が硬貨包装制御手段（１０２）に
通報され、硬貨包装処理は不可能な状態のままである。
情報と、基準紙巾データとが一致しない場合について見
れば、ターンテーブル（１８）上には設定硬貨（Ｃ）に
整合しない包装紙（Ｓ）が待機していることが明白とな
るので、包装禁止信号が硬貨包装制御手段（１０２）に
通報され、硬貨包装処理は不可能な状態のままである。
【００２２】従って、この状態にあっては、必然的にタ
ーンテーブル（１８）上の包装紙（Ｓ）の交換操作が不
可欠となり、新たに装填された包装紙（Ｓ）の紙巾を検
出レバー（２００）により再度検出し、この情報が基準
紙巾データと整合する場合、即ち、設定硬貨（Ｃ）に適
合する包装紙（Ｓ）がターンテーブル（１８）上に用意
されていることが確認されて、はじめて包装処理の開始
が許可されるものであるので、これにより、例えば、不
用意に処理硬貨（Ｃ）を、これと整合しない包装紙
（Ｓ）により巻装して、品質不良の包装硬貨（ＣＲ）が
搬出されるおそれがないことが安全に保障されるもので
ある。
ーンテーブル（１８）上の包装紙（Ｓ）の交換操作が不
可欠となり、新たに装填された包装紙（Ｓ）の紙巾を検
出レバー（２００）により再度検出し、この情報が基準
紙巾データと整合する場合、即ち、設定硬貨（Ｃ）に適
合する包装紙（Ｓ）がターンテーブル（１８）上に用意
されていることが確認されて、はじめて包装処理の開始
が許可されるものであるので、これにより、例えば、不
用意に処理硬貨（Ｃ）を、これと整合しない包装紙
（Ｓ）により巻装して、品質不良の包装硬貨（ＣＲ）が
搬出されるおそれがないことが安全に保障されるもので
ある。
【００２３】従って、この状態で、制御指令手段（１０
０）の図示しない始動指令手段をオンにすることによ
り、処理硬貨（Ｃ）がこれに適合する包装紙（Ｓ）によ
り安全に包装され、包装硬貨（ＣＲ）として搬出されう
るものである。
０）の図示しない始動指令手段をオンにすることによ
り、処理硬貨（Ｃ）がこれに適合する包装紙（Ｓ）によ
り安全に包装され、包装硬貨（ＣＲ）として搬出されう
るものである。
【００２４】次に、図３に示す、包装紙検出手段（１０
４）の第２の実施例について説明する。
４）の第２の実施例について説明する。
【００２５】この実施例は、各種の寸法の包装紙（Ｓ）
に施された特有の模様を検知し、包装紙（Ｓ）の種類を
検出する方式のものである。
に施された特有の模様を検知し、包装紙（Ｓ）の種類を
検出する方式のものである。
【００２６】即ち、市販の包装紙（Ｓ）にあっては、オ
ペレータが包装処理される硬貨の種類に適合する寸法の
包装紙を誤操作なく選出して包装装置に装填しうるよう
に、通常、包装する硬貨の種類に応じた特有の模様が印
刷などにより表示され、オペレータの視認により包装紙
の選定ミスが発生しないように配慮されていることに着
目して、この実施例にあっては、この模様を判定して包
装処理の信頼性を向上させるように工夫したものであ
る。
ペレータが包装処理される硬貨の種類に適合する寸法の
包装紙を誤操作なく選出して包装装置に装填しうるよう
に、通常、包装する硬貨の種類に応じた特有の模様が印
刷などにより表示され、オペレータの視認により包装紙
の選定ミスが発生しないように配慮されていることに着
目して、この実施例にあっては、この模様を判定して包
装処理の信頼性を向上させるように工夫したものであ
る。
【００２７】即ち、この第２の実施例は、図１および図
３に示すものであって、特に図１に示す構成において、
その制御指令手段（１００）における包装紙基準データ
記憶手段（１０５）には、金種別の包装紙（Ｓ）の基準
模様データが記憶されている以外の点では、前記第１の
実施例で説明した内容と共通しているので、重複説明を
割愛し、図３を中心として、これを説明すると以下の通
りである。
３に示すものであって、特に図１に示す構成において、
その制御指令手段（１００）における包装紙基準データ
記憶手段（１０５）には、金種別の包装紙（Ｓ）の基準
模様データが記憶されている以外の点では、前記第１の
実施例で説明した内容と共通しているので、重複説明を
割愛し、図３を中心として、これを説明すると以下の通
りである。
【００２８】即ち、包装紙（Ｓ）は、発光部（３０１）
と受光部をなすイメージセンサ（３０２）により、その
模様が認識され、一組の繰出しロール（１９）により搬
出され、更にガイド部材（３０３）に案内されて３本の
包装ローラ（１７）位置において、処理硬貨（Ｃ）の外
周上に巻装され、カッター（２０）により切断されて包
装硬貨（ＣＲ）を形成するものであるが、前記包装紙
（Ｓ）の模様を認識したイメージセンサ（３０２）から
の包装紙（Ｓ）の模様情報が前記の包装紙判定手段（１
０３）に通報され、しかも、この包装紙判定手段（１０
３）には、設定金種に対応する基準模様データが提供さ
れているため、この判定手段（１０３）においてこれら
を比較し、包装許可もしくは、禁止信号を発生させ、硬
貨包装制御手段（１０２）に報知させうるものであり、
その後の手順については、前記した第１の実施例のもの
と格別には異なるものではないのでその説明は省略す
る。
と受光部をなすイメージセンサ（３０２）により、その
模様が認識され、一組の繰出しロール（１９）により搬
出され、更にガイド部材（３０３）に案内されて３本の
包装ローラ（１７）位置において、処理硬貨（Ｃ）の外
周上に巻装され、カッター（２０）により切断されて包
装硬貨（ＣＲ）を形成するものであるが、前記包装紙
（Ｓ）の模様を認識したイメージセンサ（３０２）から
の包装紙（Ｓ）の模様情報が前記の包装紙判定手段（１
０３）に通報され、しかも、この包装紙判定手段（１０
３）には、設定金種に対応する基準模様データが提供さ
れているため、この判定手段（１０３）においてこれら
を比較し、包装許可もしくは、禁止信号を発生させ、硬
貨包装制御手段（１０２）に報知させうるものであり、
その後の手順については、前記した第１の実施例のもの
と格別には異なるものではないのでその説明は省略す
る。
【００２９】以上の通り、これらの実施例によれば、処
理硬貨（Ｃ）に適合する包装紙（Ｓ）の待機が確認され
た後、安全に硬貨の包装処理を実行できるものであっ
て、その具体的手法として、包装紙の紙巾もしくは特有
の模様の差異に着眼したものを例示したものであるが、
この実施例に限定されるものではなく、包装される各硬
貨に適合できる各種の包装紙の具備する個有の特性の差
異を検出可能な手段であれば、この発明思想に包含され
るものであることは、具体例を示すまでもなく当然のこ
とである。
理硬貨（Ｃ）に適合する包装紙（Ｓ）の待機が確認され
た後、安全に硬貨の包装処理を実行できるものであっ
て、その具体的手法として、包装紙の紙巾もしくは特有
の模様の差異に着眼したものを例示したものであるが、
この実施例に限定されるものではなく、包装される各硬
貨に適合できる各種の包装紙の具備する個有の特性の差
異を検出可能な手段であれば、この発明思想に包含され
るものであることは、具体例を示すまでもなく当然のこ
とである。
【００３０】
【発明の効果】 この発明は、以上の通りであるか
ら、硬貨包装機に装填された包装紙が、包装処理のため
に設定された硬貨の金種に適合するか否かを、包装紙毎
の特性を検出して予め確認し、処理硬貨に適合する包装
紙が用意されたことが確認された場合にのみ硬貨包装処
理作業を実行するものであって包装処理の安全と品質の
向上を図ることが出来る（請求項１、２）。 又、自重で移動する検出レバーとロータリーエンコ
ーダによって包装紙の巾員を検出出来るので構造が簡素
で故障のおそれが少ない（請求項１）。 更に包装紙や模様を発光部とイメージセンサによっ
て検出するように構成したので検出処理の際の振動や騒
音の発生がなく静粛なものが得られる（請求項２）。
ら、硬貨包装機に装填された包装紙が、包装処理のため
に設定された硬貨の金種に適合するか否かを、包装紙毎
の特性を検出して予め確認し、処理硬貨に適合する包装
紙が用意されたことが確認された場合にのみ硬貨包装処
理作業を実行するものであって包装処理の安全と品質の
向上を図ることが出来る（請求項１、２）。 又、自重で移動する検出レバーとロータリーエンコ
ーダによって包装紙の巾員を検出出来るので構造が簡素
で故障のおそれが少ない（請求項１）。 更に包装紙や模様を発光部とイメージセンサによっ
て検出するように構成したので検出処理の際の振動や騒
音の発生がなく静粛なものが得られる（請求項２）。
【図１】この発明の実施例の機能ブロックを含んだ装置
の説明図。
の説明図。
【図２】図１における包装紙検出手段の第１の実施例を
示す部分側面図。
示す部分側面図。
【図３】図１における包装紙検出手段の第２の実施例を
示す部分平面図。
示す部分平面図。
１ 硬貨包装手段 １００ 制御指令手段 １０２ 硬貨包装制御手段 １０３ 包装紙判定手段 １０４ 包装紙検出手段 １０５ 包装紙基準データ記憶手段 ２００ 検出レバー ３０１ 発光部 ３０２ イメージセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−240625（ＪＰ，Ａ) 特公 昭55−28927（ＪＰ，Ｂ２) 実願 昭54−37141号（実開 昭55− 139008号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】 積層状の硬貨群を包装処理する硬貨包装
機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種を設
定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種の硬
貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテーブ
ル１８と、自重により昇降してターンテーブル１８上の
包装紙の巾方向側縁に当接可能とした検出レバー２００
と、当該検出レバー２００の移動量を検出するロータリ
ーエンコーダ２０５とを備えた包装紙検出手段１０４
と、基準紙巾データを格納・読み出し可能とした包装紙
基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設定手
段１０１における金種設定に基づいて選択された包装紙
基準データ記憶手段１０５からの基準紙巾データと、前
記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙巾とを包装
紙判定手段１０３において比較し、ターンテーブル１８
上に装填された包装紙が前記設定された金種の硬貨に適
合するか否かを判定するように構成した硬貨包装機にお
ける包装紙確認装置。 - 【請求項２】 積層状の硬貨群を包装処理する硬貨包装
機において、少なくとも包装処理を行う硬貨の金種を設
定する金種設定手段１０１と、前記設定された金種の硬
貨に適合する包装紙を交換可能に担持するターンテーブ
ル１８と、発光部３０１とイメージセンサ３０２とから
なるターンテーブル１８上の包装紙の模様の検出手段
と、基準紙模様データを格納・読み出し可能とした包装
紙基準データ記憶手段１０５とを具備し、前記金種設定
手段１０１における金種設定に基づいて選択された包装
紙基準データ記憶手段１０５からの基準紙模様データ
と、前記包装紙検出手段１０４で検出された包装紙の模
様とを包装紙判定手段１０３において比較し、ターンテ
ーブル１８上に装填された包装紙が前記設定された金種
の硬貨に適合するか否かを判定するように構成した硬貨
包装機における包装紙確認装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061280A JP2867201B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 硬貨包装機における包装紙確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061280A JP2867201B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 硬貨包装機における包装紙確認装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06255608A JPH06255608A (ja) | 1994-09-13 |
| JP2867201B2 true JP2867201B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=13166643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5061280A Expired - Fee Related JP2867201B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 硬貨包装機における包装紙確認装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2867201B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3868642B2 (ja) | 1998-11-30 | 2007-01-17 | グローリー株式会社 | 硬貨包装機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5951943B2 (ja) * | 1978-08-21 | 1984-12-17 | キツセイ薬品工業株式会社 | 新規なイミダゾ−ル誘導体 |
| JPS6014648Y2 (ja) * | 1979-03-22 | 1985-05-10 | ロ−レルバンクマシン株式会社 | 硬貨包装機 |
| JPS60240625A (ja) * | 1984-04-28 | 1985-11-29 | グローリー工業株式会社 | 硬貨包装機の包装内容識別表示装置 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5061280A patent/JP2867201B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06255608A (ja) | 1994-09-13 |
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