JP2866689B2 - 二色像形成法及びその装置 - Google Patents

二色像形成法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、二色像形成に関する。
背景技術 カラー像形成装置では、二種類以上の重なった色を別
々な操作で基体上に印刷することが知られている。例え
ば、印刷事項を二色でタイプしてもよいような報告書、
二色印刷された文房具の場合の如く、重要な部分を目立
たせたい場合、二色で印刷するのが有効である。二色以
上で印刷(又は複写)するためには、二工程を組込み、
二つ以上の重なった色の正確な整合を用いた方法を一般
に必要とする。
米国特許第4,068,938号明細書〔ロバートソン(Rober
tson)〕には、二色と背景の原画から二色と背景の複写
を得る方法が記載されている。ロバートソンの考えによ
れば、静電潜像が形成される光導電性表面の呼応特性に
従って、対になった色が選択される。即ち、静電潜像
は、色の一つの局部的な均一な領域に対応する高い電
位、第二の色の局部的に均一な領域に対応する中間的電
位及び背景の局部的に均一な領域に対応する低い電位を
もつことを特徴とする。
この方法による像の形成には二つの工程が存在する:
(1)一つの色の粒子を高電位の静電潜像の領域に付着
させ、そして(2)第二の色の粒子を低電位の領域に付
着させる。この方法は実際上別々の浴中に異なったイン
クを入れ、静電潜像の二つの異なった領域を別々の工程
で現像することに依存することが分かるであろう。
米国特許第4,264,185号明細書(太田)には、原本の
二色に対応して静電潜像の領域を現像する方法が記載さ
れている。太田の方法は別々の機構を用いて潜像に異な
った色及び極性のトナーを適用している。一つの現像装
置から他の不必要なトナー粒子を反発させるため、反対
極性のバイアス電圧をその現像装置に適用し、またその
逆を行う。
太田の方法は二つのトナーの別々な浴を用いるか、又
は単一の仕切られた浴で、それらの室の間に液体が流通
する浴を用いている。単一の仕切られた浴を用いた場
合、潜像は二つの明確な工程で現像される。この特許を
記載からでは、背景を奇麗にする問題をどのように処理
するかに付いては全く不明である。
米国特許第4562,129号明細書(田中)には、高抵抗磁
気キャリヤー及び摩擦電気により帯電することができる
非磁性トナーからなる現像剤を用いて単色また二色の複
写像を形成する方法が記載されており、トナー及びキャ
リヤーが、少なくとも三つの水準の電位を有する静電潜
像の第一及び第二像部分に付着する結果を得ている。
田中の実験例1では、14μの平均粒径及び、少なくと
も1015Ωcmの固有抵抗を有し、正の極性に摩擦電気によ
り帯電することができるトナーは、スチレン・アクリル
共重合体(100)及び赤色電荷制御用顔料(5)からな
るのに対し、20μの平均粒径及び少なくとも1014Ωcmの
固有抵抗に有し、負の極性に摩擦電気により帯電するこ
とができるキャリヤーは、スチレン・アクリル共重合体
(100)、磁性微粉末(200)、カーボンブラック
(4)、及びシリカ流動化剤(1.5)からなる〔( )
の中に記載した部は重量による〕。現像剤はトナーとキ
ャリヤーの1:9混合物からなる。
米国特許第4,068,938号、第4,264,185号、他及び第4,
562,129号明細書の記載は参考のためここに入れてあ
る。
米国特許第4,411,976号明細書には、液体現像された
間隙転写電子写真像の密度を増大する方法及びそれに用
いるための現像用組成物が記載されており、その場合キ
ャリヤーシートは転写前又は転写後、トナー粒子を形成
する結合剤又は重合体が転写像中に含まれている液体を
溶媒和(solvate)する100℃よりも低い温度へ加熱し、
像の密度を増大している。
電子写真の分野の次の米国特許、第3,907,423号、第
4,068,938号、第4,264,185号、及び第4,562,129号を参
照する(それらの記載は参考のためここに入れてあ
る)。
本発明の要約 本発明は、改良された像形成装置及び方法を与えるも
のである。
従って、本発明の好ましい態様に従い、表面に潜像を
形成するための機構で、前記潜像が高水準の静電気電荷
を有する第一部分と、低水準の静電気電荷を有する第二
部分と、中間的水準の静電気電荷を有する第三部分とを
有し、前記第一、第二、及び第三部分の電荷は同じ極性
を持っている潜像形成機構、及び第一極性の電荷を有す
る第一型着色(pigmented)粒子と、反対の極性の電荷
を有する第二型着色粒子が混合された絶縁性非極性液体
を含有し、前記第一型着色粒子が前記第一部分上に付着
され、前記第二型着色粒子が前記第二部分へ付着される
液体トナー組成物と潜像とを接触させることにより潜像
を現像するための機構を有する像形成装置が与えられ
る。
本発明の更に別な好ましい態様に従い、表面に潜像を
形成するための機構で、前記潜像が高水準の静電気電荷
を有する第一部分と、低水準の静電気電荷を有する第二
部分と、中間的水準の静電気電荷を有する第三部分とを
有する潜像形成機構、及び第一極性の電荷を有する第一
型着色粒子と、反対の極性の電荷を有する第二型着色粒
子とが混合された絶縁性非極性液体を含有し、前記第一
型着色粒子が前記第一部分上に付着され、前記第二型着
色粒子が前記第二部分へ付着される液体トナー組成物と
潜像とを接触させることにより潜像を現像するための機
構、及び前記液体トナー組成物中の少なくとも一種類の
電荷指定剤(charge director)の濃度を調節するため
の機構を具えた像形成装置が与えられる。
本発明の更に別な好ましい態様に従い、表面に潜像を
形成するための機構で、前記潜像が高水準の静電気電荷
を有する第一部分と、低水準の静電気電荷を有する第二
部分と、中間的水準の静電気電荷を有する第三部分とを
有する潜像形成機構、及び第一極性の電荷を有する第一
型着色粒子と、反対の極性の電荷を有する第二型着色粒
子とが混合された絶縁性非極性液体を含有し、前記第一
型着色粒子が前記第一部分上に付着され、前記第二型着
色粒子が前記第二部分へ付着される液体トナー組成物と
潜像とを接触させることにより潜像を現像するための機
構、及び現像された像の前記第三部分によって定められ
た領域から望ましくない着色粒子を除去するための機構
で、前記第三部分から前記第一型着色粒子を除去するた
めの、(i)前記第三部分の平均表面電位と(ii)前記
第一部分の電位との間の電位にバイアスされた第一除去
手段と、前記第三部分から前記第二型着色粒子を除去す
るための、(i)前記第三部分の平均表面電位と(ii)
前記第二部分の電位との間の電位にバイアスされた第二
除去手段とを有する除去機構を具えた像形成装置が与え
られる。
本発明の更に別な好ましい態様に従い、表面に潜像を
形成するための機構で、前記潜像が高水準の静電気電荷
を有する第一部分と、低水準の静電気電荷を有する第二
部分と、中間的水準の静電気電荷を有する第三部分とを
有する潜像形成機構、及び少なくとも一種類の電荷指定
剤と、第一極性の電荷を有する第一型着色粒子と、反対
の極性の電荷を有する第二型着色粒子とが混合された絶
縁性非極性液体を含有し、前記第一型着色粒子が前記第
一部分上に付着され、前記第二型着色粒子が前記第二部
分へ付着され、前記少なくとも一種類の電荷指定剤が第
一及び第二電荷指定剤からなり、前記第一型着色粒子の
第一極性の電荷が前記第一電荷指定剤によって誘発さ
れ、前記第二型着色粒子の反対極性の電荷が前記第二電
荷指定剤によって誘発される液体トナー組成物と潜像と
を接触させることにより潜像を現像するための機構を具
えた像形成装置が与えられる。
本発明の更に好ましい態様に従えば、トナー組成物は
少なくとも一種類の電荷指定剤を含み、装置も液体トナ
ー組成物中の少なくとも一種類の電荷指定剤の濃度を調
節するための機構を具えている。
本発明の更に別の好ましい態様に従えば、装置は、第
三部分によって定められた現像された像の領域から不必
要な着色粒子を除去するための機構で、前記第三部分か
ら前記第一型着色粒子を除去するための、(i)前記第
三部分の平均表面電位と(ii)前記第一部分の電位との
間の電位にバイアスされた第一除去手段と、前記第三部
分から前記第二型着色粒子を除去するための、(i)前
記第三部分の平均表面電位と(ii)前記第二部分の電位
との間の電位にバイアスされた第二除去手段とを有する
不必要な着色粒子を除去する機構を具えている。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤は、第一及び第二電荷指定剤からなり、
前記第一型着色粒子の第一極性の電荷が前記第一電荷指
定剤によって誘発され、前記第二型着色粒子の反対極性
の電荷が前記第二電荷指定剤によって誘発される。
更に本発明の好ましい態様によれば、現像するための
機構は、静電気電荷の中間的水準の表面電位に近い静電
気電位水準にバイアスされた現像電極を有する。
更に本発明の好ましい態様によれば、第一型着色粒子
の第一極性の電荷と、第二型着色粒子の反対極性の電荷
が少なくとも一種類の電荷指定剤により誘発される。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤が第一及び第二電荷指定剤からなり、液
体トナー組成物中の少なくとも一種類の電荷指定剤の濃
度を調節するための機構が、第一及び第二電荷指定剤の
濃度を別々に調節するための機構からなる。
本発明の更に好ましい態様によれば、表面に潜像を形
成する工程で、前記潜像が高水準の静電気電荷を有する
第一部分と、低水準の静電気電荷を有する第二部分と、
中間的水準の静電気電荷を有する第三部分とを有し、前
記第一、第二、及び第三部分の電荷は同じ極性を持って
いる潜像形成工程、及び第一極性の電荷を有する第一型
着色粒子と、反対の極性の電荷を有する第二型着色粒子
が混合された絶縁性非極性液体を含有し、前記第一型着
色粒子が前記第一部分上に付着され、前記第二型着色粒
子が前記第二部分へ付着される液体トナー組成物と潜像
とを接触させることにより潜像を現像する工程からなる
造形成方法が与えられる。
本発明の更に好ましい態様によれば、夫々第一及び第
二型の顔料樹脂を含む隣接した第一及び第二領域で、前
記第一及び第二型の樹脂を比較的含まない第三領域によ
って望ましくなく分離された第一及び第二領域を有する
像を形成し、前記像を前記第三領域中へ流動され、それ
によって前記第三領域を少なくとも部分的に解消する諸
工程からなる二色像形成法が与えられる。
更に本発明の好ましい態様によれば、流動させる工程
が像を加熱する工程からなる。
更に本発明の好ましい態様によれば、反対の電荷を有
する二つの異なった粒状顔料が混合された絶縁性非極性
液体を含む液体トナー組成物を用いることにより像が形
成される。
更に本発明の好ましい態様によれば、粒状顔料は少な
くとも一種類の結合剤ワックスを含む。
更に本発明の好ましい態様によれば、粒状顔料は少な
くとも一種類の重合体材料も含む。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の重合体材料は、カルボン酸官能性を有するエチレン
共重合からなる。
本発明の別の態様によれば、互いに反対の電荷を有す
る二つの異なった粒状顔料が混合された絶縁性非極性非
毒性液体を含む、静電像形成法で静電気潜像を現像する
のに用いられる液体トナー組成物が与えられ、その組成
物は、夫々反対の意味で二種類の粒状顔料の帯電を促進
する少なくとも一種類の電荷指定剤も含んでいる。
更に本発明の好ましい態様によれば、組成物は粒状顔
料のための少なくとも一種類の重合体キャリヤーも含
む。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤は単一の電荷指定剤からなる。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤は、二種類の粒状顔料の一方を方に帯電
させ、二種類の粒状顔料の他方を負に帯電させるのに有
効な二種類の電荷指定剤からなる。
本発明の更に別の態様によれば、第一及び第二型の着
色粒子及び少なくとも一種類の電荷指定剤を一緒にして
液体トナー組成物を与える工程を含み、然も、前記第一
型着色粒子が第一極性の電荷を得、前記第二型着色粒子
が前記第一極性とは反対の第二極性の電荷を得る液体ト
ナー組成物の製造方法が与えられる。
更に本発明の好ましい態様によれば、一緒にする工程
が、第一及び第二型の着色粒子を分極させ、それによっ
て前記第一型着色粒子が第一極性の電荷を得、前記第二
型着色粒子が第二極性の電荷を得させる工程を含む。
更に本発明の好ましい態様によれば、分極工程は、第
一及び第二型の着色粒子を互いに一緒にする前、一緒に
する間、或いは一緒にした後に行われる。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤は第一型の着色粒子に第一極性の電荷を
得させ、第二型着色粒子に第二極性の電荷を得させるよ
うに働く。
更に本発明の好ましい態様によれば、少なくとも一種
類の電荷指定剤が二種類の電荷指定剤からなり、それら
が第一型の着色粒子に第一極性の電荷を得させ、第二型
着色粒子に第二極性の電荷を得させるように働く。
本発明の更に好ましい態様によれば、着色粒子を含む
トナー組成物中に懸濁した第一及び第二の電荷指定剤の
夫々第一及び第二の濃度を夫々与えられた第一及び第二
の値に維持するための方法で、次の工程:(a)前記ト
ナー組成物を用いて少なくとも一種類のカラー斑点(pa
tch)を現像し、その少なくとも一種類のカラー斑点の
光学的密度を測定する工程、(b)トナー組成物の伝導
度を測定し、その伝導度測定値を基準値(reference)
と比較する工程、(c)トナー組成物の試料から着色粒
子を除去し、その試料の少なくとも一つの与えられた波
長の光の吸収量を測定する工程;の中の少なくとも二つ
の工程と、トナー組成物中の第一及び第二電荷指定剤の
第一及び第二濃度を夫々与えられた第一及び第二の値へ
回復させるために組成物へ添加しなければならない第一
及び第二電荷指定剤の各量を決定する工程と、第一及び
第二電荷指定剤の各量の0でない量のものを組成物へ添
加する工程とからなる電荷指定剤濃度維持方法が与えら
れる。
図面の簡単な説明 本発明は、図面に関連して述べる次の詳細な記述から
一層完全に理解され、認識されるであろう。図中、 第1図は、本発明の方法を実施するのに有用な装置を
例示する概略的断面図である。
第2A図〜第2D図は、本発明の態様による二色静電気像
を形成する種々の工程を概略的に示す図である。
第3図は、現像された像の背景を清浄するための第1
図に示した装置の概略的拡大断面図である。
第4図は、第1図に示した装置に伴われる有用な着色
粒子補充系の概略的図である。
第5図は、第4図に示した着色粒子補充系で有用なマ
イクロプロセッサー装置の作動経路図である。
第6図は、望ましくない非着色領域を存在させること
になる、像を有する表面上の二つの異なった着色領域の
間の境界を例示するグラフである。
本発明の詳細な記述 第1図に関し、そこには二つの反対に帯電した異なっ
た色の着色粒子を含む液体トナー組成物を用いた静電的
像形成装置が示されている。そこには金属円筒(2)が
示されており、それは光導電体(4)を有し、円板
(6)によって軸(8)へ取付けられており、その軸へ
は円板が鍵(10)で固定され、その結果光を通さない囲
い(図示されていない)中に与えられた図示の組立体が
軸(8)を回転するように作動する。
軸(8)は矢印(9)の方向に適当なやり方(図示さ
れていない)で駆動され、光導電体(4)の表面を帯電
させるのに用いられるコロナ放電装置(12)を通る。複
写すべき像はレンズ(14)により帯電した光導電体の上
に焦点を結ぶ。軸(8)は(17)で接地されており、円
板(6)は導電性であり、光に当たった領域は電荷又は
その一部分を接地へ通ずるので、それによって静電潜像
を形成する。このやり方の静電潜像の形成は第2A図に示
されている。
ここに記載したような二種類の異なった着色粒子を含
む現像用液体は、適当な源(図示されていない)から管
(16)を通り現像皿(18)へ循環され、そこから管(2
0)を通って引き出され、再循環される。当業者に知ら
れているように適当にバイアスが印加された現像電極
(22)が、静電潜像が現像用液体と接触していく時のト
ナー付着を促進する。
第2図に関し、キャリヤー液体中に懸濁した(23)及
び(25)で示した帯電トナー粒子は電気泳動により静電
潜像へ移動する。第2B図に示したように、もし光導電体
(4)が正に帯電していると、例えば、セレン光導電体
が用いられた場合、負に帯電した着色粒子(23)は、一
般に最も高い正電位、ここでは1000Vとして示されてい
る電位を有する静電潜像領域へ移動するのに対し、正に
帯電した着色粒子(25)は一般に0Vに近い、典型的には
50V〜100Vの最も近い正電位を有する潜像領域へ移動す
るであろう。背景は典型的には500Vの電荷を有すること
に注意する。幾らかの正及び負に帯電したトナー粒子
(25)及び(25)は夫々それらへ付着する。
もし光導電体が負に帯電していると、例えば硫化カド
ミウム光導電体が用いられた場合、負に帯電した着色粒
子は一般に最も低い負の電位を有する静電潜像領域へ移
動するのに対し、正に帯電した着色粒子は一般に最も高
い負の電位を有する潜像領域へ移動する。
第1図に示したように、背景清浄化機構(30)によっ
て過剰の液体が除去され、夫々正及び負の電荷を有する
異なった色に着色した領域を含む現像された後は、コロ
ナ放電装置(44)の下を通り、それによって例えば、負
のDC電気放電を受け、正に帯電していた像領域を負の帯
電へ変化し、負に帯電していた像領域を比較的大きな負
の帯電へ転化する。
第2C図に示した例に特に関連し、粒子(23)は前より
も大きな負の電荷を有し、前に正の電荷を持っていた粒
子(25)は比較的小さな負の電荷を持つようになる。全
体の現像された像は今度は唯一つの極性の電荷しか持た
ないので、後に詳細に記述するように、像のキャリヤー
シート(100)(第1図)への転写は、現像された像の
極性とは反対の極性へシートを帯電させる働きをする単
一のコロトロン(corotron)を配備することにより行う
ことができる。
別の態様として、負のDC電気放電を、AC電気放電と組
合せ、異なった色に着色した領域の表面電位の差を狭く
する(又はもし望むならば0まで減少させる)ようにし
てもよい。
第1図に示したように、一対の整合ローラー(32)及
び(34)を用いて、現像された像を受けるキャリヤーシ
ート(100)を転写場所へ供給し、そこで第2D図に特に
示したように、コロナ放電装置(46)を作動させて、コ
ロナ放電装置(44)による像の電気的処理の後に像を形
成しているトナー粒子の極性とは反対の極性の電荷をキ
ャリヤーシートの背後に印加する。これにより現像され
た像は電気泳動によりキャリヤーシートの方へ引かれ
る。ローラー(32)及び(34)は、夫々軸(36)及び
(38)に取付けられ、それと共に回転するように固定さ
れている。
剥離部材(48)は、現像された像を有するキャリヤー
シートを光導電体から離すのに役立つ。次に像はキャリ
ヤーシート(100)上へ定着された後、出口皿へ運ばれ
る。
清浄化ローラー(56)は、この目的に達した当分野で
知られたどのような合成樹脂から形成されていてもよい
が、光導電体とは反対の回転方向に駆動され、その表面
を擦って奇麗にする。この作用を助けるため、絶縁性非
極性液体を管(58)を通って清浄化ローラー(56)の表
面へ供給してもよい。拭き取りブレード(60)は光導電
体表面の清浄化を完結させる。光導電体円筒上に残って
いた残留電荷は、光導電体表面にランプ(62)から光を
一杯に当てることにより中和される。
第3図に示したように、全体的に(30)で示した背景
清浄化装置は、例示した態様に従い、一対のローラー
(74)及び(76)を有し、それらは夫々軸(78)及び
(80)上で、光導電体表面(4)の方向〔矢印(9)〕
とは反対の図示した方向に夫々回転する(図示されてい
ない手段により)。背景清浄化装置(30)は、第3図に
示したように逆回転するローラー(74)により表面導電
体表面(4)から過剰の液体を除去する働きもする。過
剰の液体を除去するため逆回転するローラーを用いるこ
とは米国特許第3,907,423号明細書に記載されている
(その記載は参考のためここに入れてある)。
例として、像は1000Vの正電位で現像された負の黒色
トナー粒子の領域と、0に近い電位で現像された正の赤
色トナー粒子の領域と、幾らかの赤色及び黒色トナー粒
子が付着した500Vの電位を有する背景領域を有するもの
と思われる。
ローラー(74)には例えば、600Vの正の電位を帯電さ
せ、それによって像から赤色トナー粒子を剥がすことな
く背景から黒色粒子を引き付ける。しかし、ローラー
(76)は例えば400Vの正電位に帯電させ、それによって
像から黒色トナー粒子を剥がすことなく背景から赤色粒
子を引き付ける。ローラー(74)及び(76)には、夫々
拭き取りブレード(82)及び(84)が、付着した着色粒
子を除去して循環絶縁性非極性液体へそれを移すため与
えられており、その液体は管(70)を通って清浄化装置
へ送られ、管(72)を通ってそこから取り出されるよう
にしてもよい。
別の態様によれば、液体が図示した方向に管(72)を
通過する時、液体中に懸濁していた全ての着色粒子をフ
ィルター(31)で除去する。そのフィルターはこの目的
に適したどのような型の慣用的過装置でもよい。過
された液体は続いて管(70)を通り清浄化装置(30)へ
循環されてもよい。ローラー(74)及び(75)のそれら
の間及び光導電体表面(4)との間の領域での清浄化作
用が効果的であるため、過されていない液体トナーを
管(70)を通って供給することも可能であることは認め
られるであろう。
幾らかの黒色粒子がローラー(76)から光導電体表面
(4)の方へ反発されることが実際には予想されるであ
ろう。そのような粒子はそこからローラー(74)の操作
により背景領域上の他の黒色粒子と一緒に除去される。
ローラー(74)及び(76)は約50〜200μ離れてお
り、その結果ローラー(74)により反発される赤色粒子
はローラー(76)へ引き付けられ、ローラー(76)によ
って反発された黒色粒子はローラー(74)の方へ引き付
けられる。
上記第3図の構造でローラー(74)と(76)の操作
は、光導電体表面の400〜600Vの間の電圧を有する領域
から粒子を除去する働きをする。
今度は第6図に関し、Aで例示したように、二つの隣
接した着色領域について光導電体電圧の変化は必ずしも
鋭いものではなく、もっと正確には曲線Aで示したよう
になっていることが認められている。即ち、黒色領域と
赤色領域との間の転移部分として電圧が400〜600Vの間
に入る領域が定まる。これらの領域の幅はDで示されて
いる。これらの領域では背景除去装置の作動が、赤色及
び黒色トナー粒子の両方を除去する効果を持ち、それに
よってこれらの領域に望ましくない非着色領域を生ず
る。
幅Dは比較的小さいにも拘わらず、その望ましくない
非着色領域が色転移部分で起きるため、それらは人間の
目によって認められる。
トナー粒子のための媒体として用いられ、またここに
記載したような他の任意的目的のための媒体として用い
られる絶縁性非極性液体は約109Ωcmを越える固有抵抗
及び約3.0より低い誘電定数を有するのが好ましい。適
当なそのような液体は、炭化水素、好ましくは脂肪族炭
化水素であり、一層好ましくは異性化脂肪族炭化水素、
例えば、イソパール(ISOPAR−G)、イソパール−H、
イソパール−L及びイソパール−Mの如き商標名でエク
ソン社(Exxon Corp.)から市販されているものであ
り、それらは好ましい固有抵抗及び誘電体条件を満足す
る。着色粒子のための結合剤として有用な重合体は熱可
塑性のものでよい。現在好ましい重合体は、E.I.デュポ
ン・ド・ヌマー・アンド・カンパニーにより製造され、
商標名エルバックス(ELVAX)IIとして知られているも
のである。エルバックスII系のものは、カルボン酸官能
性、高分子量、及び熱安定性を共に有するエチレン共重
合体である。
現在好ましいエルバックスII樹脂は、5720及び5610の
番号を有するものである。用いることができる他の重合
体はエルバックス重合体、及びユニオン・カーバイド社
製のエチレン/エチルアクリレート系のもので、例え
ば、DPD 6169、DPDA 6182ナチュラル(Natural)及びDT
DA 9169ナチュラルの記号が付けられたものである。ユ
ニオン・カーバイド社により製造された更に別な有用な
重合体は、DQDA 6479ナチュラル7及びDQDA 6832ナチュ
ラル7と呼ばれるものである。これらはエチレン/酢酸
ビニル樹脂である。
重合体は、潜像を二色で見れるようにするため着色す
る。顔料は一般に重合体の重量に関し、1〜60重量%の
量で存在してもよい。以下の記載で列挙される例及び
(又は)当分野で別に知られているものから二種類の顔
料を選択することは、当業者によって容易に行うことが
できるであろう。
上で記述したように、二つの色はトナー液体組成物を
用いることにより同時に現像され、そのトナー液体組成
物は反対の電荷を有する二種類の異なった顔料粒子が混
合された絶縁性非極性液体からなる。着色粒子の色の選
択は、その方法を行う人の全く意のままに行われ、唯そ
れら着色粒子が同じ媒体中で反対に帯電するように用い
られなければならないと言う条件に従いさえすえばよい
ことを特に指摘しておきたい。
使用可能な適切な顔料の例は、キャボット・モガル
(Cabot Mogul)L(黒)、モナストラル・ブルー(Mon
astral Blue)G(C.I.青色顔料15、C.I.No.74160)、
クゥィンド・マゼンタ(Quindo Magenta)(赤色顔料12
2、インド・ブリリアント・スカーレット・トナー(Ind
o Brilliant Scarlet Toner)(赤色顔料123、C.I.No.7
1145)、ダラマー・イェロー(Dalamar Yellow)(黄色
顔料74、C.I.No.11741)、青色顔料BT−383D(デュポ
ン)、黄色顔料YT−717D(デュポン)、赤色顔料RT−45
5D(デュポン)及び青色顔料ヘリエヒト・ブルー(Heli
oecht Blue)GO(バイエル)。
もし望むならば、二つの顔料の一方は、微粒強磁性材
料、例えば、マピコ(Mapico)ブラックにしてもよい。
他の適当な材料は、鉄、コバルト、ニッケルを含めた金
属、Fe2O3及びFe3O4を含めた種々の磁性酸化物、及び他
の当分野で知られているものである。既知の磁性材料の
混合物を用いてもよい。
一般に用いられる液体トナー組成物は;夫々反対の極
性の電荷を得るように用いられる二種類の顔料を、好ま
しくはその顔料のための熱可塑性重合体結合剤と一緒に
不活性媒体中で、均質になるまで、また希望の粒径範囲
及び繊維構造からなる群から選択された予め定められた
特性を分散した固体が持つようになるまで、別々に湿式
粉砕し;そして得られた湿式粉砕組成物中の着色粒子を
分極し、それによって着色粒子が夫々反対の極性の電荷
を得るようにする;諸工程からなる方法によって製造す
ることができる。
分極工程は、ここで別に記述するように、一種類の又
は二種類の電荷指定剤を湿式粉砕組成物へ添加すること
により行われるのが好ましい。
特に液体トナー組成物は、(例えば)最初に適当な重
合体を可塑剤と、二種類の選択された顔料の各々と別々
に均一になるまで混合する。次に混合物を撹拌を続けな
がら冷却させる。混合温度は約65〜約100℃の範囲、好
ましくは約90℃であろう。冷却する前の混合時間は典型
的には約90分であり、約10分〜3時間の範囲にすること
ができる。ロス(Ross)二軸遊星連動混合機(double p
lanetary mixer)〔ニューヨーク州ホゥパゥジ(Hauppa
uge)のチャールス・ロス・アンド・サン(Charles Ros
s & Son)製〕の如き適当な混合又は混和装置を用いて
もよい。
混合物を冷却した後、擦り潰し機、円板粉砕機、サン
ドミル、羽根型摩耗粉砕機、振動エネルギー粉砕機等へ
いれる。粉砕操作中用いられる液体は、例えば、イソパ
ール−Hでもよく、それは重合体に対し70〜90重量%の
量で存在する。粉砕中、粒径は、遠心分離分析により決
定され、例えば、カリフォルニア州アービンの堀場製作
所製CAPA500型堀場遠心分離粒径分析器を用いて行われ
る。
各顔料の粉砕材料を次にイソパール−H中に分散さ
せ、電荷指定剤と混合し、約0.5〜約3重量%の固体含
有量を有する実用分散物を形成する。電荷指定剤の量は
その特性及び問題の粒状トナーを使用する条件に依存す
る。次に両方の顔料の実用分散物を一緒にするか、又は
別法として、電荷指定剤と混合する前にそれらを一緒に
してもよい。
上述の如く、電荷指定剤は二つのやり方のいずれか一
方で用いることができ、その一つとして二種類の異なっ
た着色粒子に夫々反対の電荷を誘発させる単一の電荷指
定剤が用いられる。二種類の適当な着色粒子を選択する
ことと一緒に単一の電荷指定剤を用いることは、例え
ば、下の実施例のあるもので例示されているように行う
ことができる。
別法として、同じ組成物中に同時に二種類の電荷指定
剤を用い、それによって一つの種類の粒子に正電荷を、
他方の種類の粒子に負の電荷を誘発させる。二種類の電
荷指定剤を用いる例は、下の実施例のあるもので与えら
れている。
同じ液体トナー組成物中に反対に帯電したトナー粒子
が存在できる現像は、本発明に関連して実際に利用され
る。
従来技術により負の電荷を誘発するものと考えられて
いる電荷指定剤の例は、マグネシウム、カルシウム、及
びバリウムのペトロネート(petronate)、ステアリン
酸アルミニウム、金属ジアルキルスルホスクシネート、
オレイン酸銅の如き他の金属石鹸、及びレシチンであ
る。
従来技術により正電荷を誘発するものと見做されてい
る電荷指定剤の例は、例えば、ナフテン酸マンガン、マ
ンガンオクトエート(octoate)、ジルコニウムオクト
エート、及びコバルトオクトエートである。
着色粒子の帯電機構は完全には理解されていないこと
は当業者によって認められるであろう。着色粒子上の極
性及び帯電度の決定は、通常試行錯誤により実験的に決
定される。
二種類の異なった顔料粒子を含むトナー液体を用いた
場合、液体中の夫々の濃度を希望の水準へ上昇させるた
めに添加する必要がある夫々の量を知るために、どの特
定の時点でもそれら着色粒子の量を検出できるのが明ら
かに有利である。
第4図を参照して、そこには二種類の着色粒子を検出
し補充する装置が示されている。例えば、トナー液体が
現像皿供給管(16)(第1図も参照)を通過する時その
光学密度を測定することにより検出を行うことができ
る。これは、二種類の異なった波長の光を発する(92)
及び(94)で示した二つのLED(発光ダイオード)及び
夫々(96)及び(98)で示した一対の接続された光検出
器によって行うことができる。
異なった光の波長の強度がデジタル式でマイクロプロ
セッサー(90)へ送られる。そのマイクロプロセッサー
には、異なった光の波長の強度を二種類の着色粒子の濃
度に関係付けるのに役立つ情報が含まれている。マイク
ロプロセッサーに含まれているその情報は、既知の濃度
の二種類の着色粒子を含む同様な液体についての研究に
より集積されたものである。
例として黒と青の着色粒子が用いられ、青の着色粒子
は青色光を透過し、赤色光を吸収するものとする。例え
ば、青色光を用いた検出器(96)を用いて黒色着色粒子
の濃度を決定し、一方赤色光を用いた検出器(98)を用
いて同様に二種類の着色粒子の全濃度を決定する。この
ようにしてトナー液体中の両方の着色粒子の濃度を決定
することができる。
更に第5図に関し、マイクロプロセッサー(90)は、
記述した如く、検出器(96)及び(98)からの入力を受
け、着色粒子の一方又は両方の濃度が希望の濃度より低
く落ちたことを決定すると、夫々(101)及び(102)で
示した着所粒子ポンプの一方又は両方を作動するように
プログラムされている。このようにして着色粒子の連続
的調節及び、もし必要ならば、補充を行うことができ
る。
与えられたトナー液体中の電荷指定剤の量を、補充に
必要な量を知るため、即ちトナー液体中のその濃度を希
望の水準へ持って行くため、検出出来ることも明らかに
有利である。例として、これはトナー液の伝導度を、そ
の中の特定の電荷指定剤の種々の濃度に関連付ける表を
集積し、必要になった時、操作トナー液体の伝導度を測
定し、それらの表を参照して電荷指定剤濃度を決定する
ことにより行われる。
特定の態様に従い、同じトナー液体中に、濃度が必ず
しも同じ速度で変化ない二種類の電荷指定剤を用いた
場、伝導度測定だけでは、濃度について行われる調節の
性質に関して必要な情報を与えることができないように
思える。従って、その場合には、異なった物理的性質、
例えば、透明液体(その試料は、例えば電気泳動的に調
製することができる)に対する特定の波長の光の吸収量
(%)を測定することが必要になるであろう。得られた
光吸収についての情報も、予め作られた表と関係付けら
れるべきである。伝導度と光吸収測定との併用により、
液体に添加すべき各電荷指定剤の量を決定することがで
き、そのような測定及び決定も当業者の常用手段に入る
ことは明らかである。
更に、トナー液体中の電荷指定剤(単数又は複数)が
欠乏したことの指示は、各色の斑点を現像し、それらの
光学的密度を測定することにより得ることができる。光
学的密度が余りにも高いと電荷指定剤(単数又は複数)
の欠乏を示すのに対し、その反対は光学的密度が低すぎ
ることによって示される。そのような情報は、伝導度測
定から得られるもの、また適用可能な場合、光測定から
得られたものと一緒にして用いることができる。
現像するために二色系トナー組成物を用いた場合、現
像すべき静電潜像は、高、低、及び中間の水準の静電気
帯電領域を有することが必要である。これら三つの水準
の帯電を発生させるため、例えば、慣用的光学的手段に
よってホトレセプターへの映像することができる白黒型
領域の如き白と黒の領域の外、均一な灰色の背景を有す
る被複写物を使って出発するのが最も便利であろう。
この例では、灰色は中間的帯電水準により潜像として
表されるのに対し、白及び黒の領域は他の二つの水準の
帯電によって表されるであろう。印刷機では、例えば、
露光レーザービームの電力(レーザープリンターの場
合)を変調させるか、又は潜像を保持する基体に供給さ
れる電荷量(静電又はイオノグラフプリンターの場合)
を変えることにより、それら三つの電荷水準を発生させ
ることができるであろう。
従って、一般的用語として、ここに記載する装置は、
カラー原本の色と同じ色を複写するように適用されると
は限らない。当業者は気が付いているように、同じ色の
複写を含む方法は、カラーフィルター、読取り素子、及
びプリントヘッドを併用することにより実現することが
でき、カラー原本を記憶し、希望の三つの水準の潜像を
与えるように利用することができるデジタル情報の形で
用いる結果を伴う。
本発明を次の実施例により例示するが、それに限定さ
れるものではない。実施例の配合物が用いて白黒レトラ
セット(Letraset)原画から灰色又はカラー背景を有す
る潜像を現像した。光導電体の静電的像形成処理に応じ
て、約1300V(第一カラー)及び50V(第二カラー)の領
域と、600Vの背景領域とからなる潜像が得られる。現像
バイアスは約600Vに設定された。
実施例1〜4の配合物を用いた時、現像された像は、
サビン(Savin)870複写機中のスコッチテープの光導電
体表面から除去された。実施例5〜7の配合物を用いた
場合、現像された像は、標準サピン870複写機構造で付
加的前転写コロトロンを用いて紙へ転写した。実施例1
〜7では、背景清浄化機構は用いなかった。
実施例8の配合物を用いた場合、現像された像は試験
複写機構造の付加的前転写コロトロンを用いて紙に転写
され、更にここに記載するような透明液体導入物を用い
た別の背景清浄化場所を用いた。この例では、光導電体
の静電的像形成作動に応じて、約1000V(第一カラー)
及び50V(第二カラー)の領域と、500Vの背景領域とか
らなる潜像が得られた。現像バイアスは約600Vに設定
し、清浄化ローラー(74)多び(76)を夫々+600V及び
400Vに設定した。
本発明により、どの場合の現像された像も、隣接した
ローラー間の望ましくない比較的色の付いていな領域を
除去するため、約120℃以上の溶融温度へ加熱板溶融機
上で加熱した。同じ結果を達成する別の方法として、ロ
ール溶融機構造をいくらか圧力をかけて約100℃で用い
る。
そのような加熱は望ましくない比較的色の付いていな
い領域の一部又は全部を解消するが、そのような領域の
幅は狭いので、最少量の像の流れがあればよく、そのよ
うな像の流れは解像力に実質的な影響を与えないことが
認められている。
これらの温度は結合剤としてエルバックスIIを使用す
ることに関するが、他の重合体結合剤の場合には、非着
色領域を解消するのに必要な適切な温度は当業者によっ
て容易に確かめられるであろう。重合体結合剤の一部分
をワックスで置き換えると、本発明の目的を達成するた
めに必要な温度、即ち、白色の縁を解消するのに必要な
温度が低下することが見出されている。この目的に適し
たワックスは、例えば、次の表に記載されているもので
あり、表中に列挙した物理的性質は大略の値と見做すべ
きである: 実施例1〜4及び実施例6は、トナー組成物中の二種
類の着色粒子を反対に帯電させるのに一種類の電荷指定
剤で充分である場合の本発明の態様を例示している。実
施例5、7及び8は、トナー組成物中の二種類の着色粒
子を反対に帯電させるのに二種類の電荷指定剤が用いら
れる場合の本発明の態様を例示している。
実施例1 (a)1000gのエルバックスII 5720樹脂(デュポン)、
及び500gのイソパールLを、ロス二軸遊星連動混合機中
で1時間90℃で混合し、次に250gのモガルLカーボンブ
ラック(キャボット)で、500gのイソパールLで湿潤さ
せたものを添加した後更に1時間、そして最後に予め11
0℃へ加熱したイソパールLを2000g添加した後更に1時
間混合した。加熱せずに温度が40℃に達するまで撹拌を
続けた。得られた混合物3050gをスエコ(Sweco)M−18
振動ミル(0.5″円柱状アルミナが入ったもの)中で400
0gのイソパールLと共に34℃で20時間粉砕した。生成物
の平均粒径は2.4μであった。
(b)1200gのエルバックスII 5720(デュポン)、及び
1000gのイソパールLを、ロス二軸遊星連動混合機中で
1時間90℃で混合し、次に2600gの予熱したイソパール
Lを次に添加し、更に30分間100℃で混合を続けた。混
合物を、温度が40℃に達するまで撹拌を続けながら冷却
した。
(c)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−O擦り
潰し機に、(b)からの生成物125g、青色顔料BT−383D
(デュポン)2.5g、ニグロシン〔ソルベント・ブラック
(Solventblack)7、バイエル〕0.2g、及びイソパール
L80gを入れた。混合物を15時間粉砕し、最終平均粒径は
2.6μであった。
(d)(c)の生成物をイソパールHで固形物含有量1.
5%へ希釈し、その800gを(a)の希釈生成物800gと混
合した。その(a)の希釈生成物は、イソパールH及び
6%のジルコニウムオクトエート〔ICNバイオメディカ
ルズK+Kラボラトリーズ(ICN Biomedicals K+K Lab
s.)〕15mlで固形物含有量1.5%へ前以て別に希釈して
おいたものである。この混合物では、ジルコニウムオク
トエート電荷指定剤は黒色着色粒子を負に帯電させ、青
色着色粒子を正に帯電させる。
実施例2 (a)500gのエルバックスII 5720(デュポン)、及び5
00gのイソパールLを、ロス二軸遊星連動混合機中で1
時間90℃で混合した。次に80gのキャブ・O・シル(Cab
−O−Sil)M5(キャボット)、58.6gのYT−717D黄色顔
料を添加し、混合を30分間続けた。次に予熱したイソパ
ールLを1000g添加し、そして更に1時間混合した。温
度が40℃に達するまで撹拌を続けながら混合物を冷却し
た。
(b)(a)の生成物535g及びイソパールL803gをスエ
コM−18/5VM−2振動ミル(0.5″アルミナ粉砕媒体が
入ったもの)中で250℃時間粉砕した。生成物の平均粒
径は1.96μであった。
(c)(b)の生成物をイソパールHで固形物含有量1.
5%へ希釈し、その800gを実施例1の(a)の希釈生成
物800gと混合した。その(a)の希釈生成物は、イソパ
ールH及び6%のジルコニウムオウトエート(ICNバイ
オメディカルK+Kラボラトリーズ)8mlで固形物含有
量1.5%へ前以て別に希釈しておいたものである。この
混合物では、ジルコニウムオクトエート電荷指定剤は黒
色着色粒子を負に帯電させ、黄色着色粒子を正に帯電さ
せる。
実施例3 (a)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−O擦り
潰し機に、実施例1の(b)からの生成物100g、赤色顔
料RT−455D(デュポン)2g、ニグロシン(ソルベント・
ブラック7、バイエル)0.2g、及びイソパールL80gを入
れた。混合物を24時間粉砕し、最終平均粒径は1.6μで
あった。
(b)(a)の生成物をイソパールHで固形物含有量1.
5%へ希釈し、その750gを実施例1の(a)の希釈生成
物750gと混合した。その(a)の希釈生成物は、イソパ
ールH及び6%のナフテン酸マンガン(ICNバイオメデ
ィカルズK+Kラボラトリーズ)15mlで固形物含有量1.
5%へ前以て別に希釈しておいたものである。この混合
物では、ナフテン酸マンガン電荷指定剤は黒色着色粒子
を負に帯電させ、赤色着色粒子を正に帯電させる。
実施例4 (a)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−O擦り
潰し機に、実施例1の(b)からの生成物100g、赤色顔
料RT−455D(デュポン)2g、ジマニン(Dimanine)(第
四アンモニウム塩、バイエル)0.2g、及びイソパールL8
0gを入れた。混合物を24時間粉砕し、最終平均粒径は1.
6μであった。
(b)(a)の生成物をイソパールHで固形物含有量1.
5%へ希釈し、その1200gを実施例1の(a)の希釈生成
物1200gと混合した。その(a)の希釈生成物は、イソ
パールH及び6%のナフテン酸マンガン(ICNバイオメ
ディカルズK+Kラボラトリーズ)12mlで固形物含有量
1.5%へ前以て別に希釈しておいたものである。この混
合物では、ナフテン酸マンガン電荷指定剤は黒色着色粒
子を負に帯電させ、赤色着色粒子を正に帯電させる。
実施例5 (a)1000gのエルバックスII 5720(デュポン)、及び
1000gのイソパールLを、ロス二軸遊星連動混合機中で
1時間90℃で混合した。次に60.2gのキャブ・O・シルM
5(キャボット)、189.75gのRT−455D赤色顔料(デュポ
ン)を添加し、混合を30分間続けた。次に予熱したイソ
パールLを1000g添加し、そして混合を1時間続けた。
温度が40℃に達するまで撹拌を続けながら混合物を冷却
した。
(b)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−1擦り
潰し機に、(a)からの生成物940g及びイソパールL940
gを入れた。混合物を22時間粉砕し、最終平均粒径は1.6
μであった。
(c)(b)の生成物をイソパールHで固形物含有量3.
0%へ希釈し、その750gを実施例1の(a)の希釈生成
物750gと混合した。その(a)の希釈生成物は、イソパ
ールH及び18%のジルコニウムオクトエート〔ヌクスト
ラ(Nuxtra)、ヌオディックス社(Nuodex Inc.)〕10m
l及びOLOA 1200〔シェブロン・エミカル社(Chevron Ch
emical Co.)のオロナイト(Oronite)部門〕3mlで固形
物含有量3.0%へ前以て別に希釈しておいたものであ
る。この混合物では、ジルコニウムオクトエート及びOL
OAの両方が電荷指定剤として働き、黒色着色粒子を負に
帯電させ、赤色着色粒子を正に帯電させる。二種類の電
荷指定剤の作用の機構は現在完全には理解されていない
が、一方の電荷指定剤が黒色着色粒子を負に帯電させ、
他方の電荷指定剤が赤色着色粒子を正に帯電させるもの
と考えられる。
実施例6 (a)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−O擦り
潰し機に、実施例1の(b)からの生成物100g、青色顔
料BT−383D(デュポン)2.8g、蓚酸0.56g、及びイソパ
ールL80gを入れた。混合物を21時間粉砕し、最終平均粒
径は2.7μであった。
(b)(a)の生成物をイソパールHで固形物含有量3.
0%へ希釈し、その800gを実施例1の(a)の希釈生成
物800gと混合した。その(a)の希釈生成物は、イソパ
ールH、及びイソパールHの中にレシチンを入れた10%
溶液〔フィッシャー・サイエンティフィック社(Fisher
Scientific Co.)〕10mlで固形物含有量3.0%へ前以て
別に希釈しておいたものである。この混合物では、レシ
チン電荷指定剤は黒色着色粒子を負に帯電させ、青色着
所粒子を正に帯電させる。
実施例7 (a)1000gのエルバックスII 5720樹脂(デュポン)、
及び500gのイソパールLを、ロス二軸遊星連動混合機中
で1時間90℃で混合し、次に250gのモガルLカーボンブ
ラック(キャボット)で、500gのイソパールLで湿潤さ
せたものを添加した後更に1時間、そして最後に予め11
0℃へ加熱したイソパールLを2000g添加した後更に1時
間混合した。加熱せずに温度が40℃に達するまで撹拌を
続けた。得られた混合物3050gをスエコM−18振動ミル
(0.5″円柱状アルミナが入ったもの)中で4000gのイソ
パールLと共に40℃で20時間粉砕した。生成物の平均粒
径は2.5μであった。
(b)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−O擦り
潰し機に、実施例1の(b)からの生成物100g、赤色顔
料RT−455D(デュポン)2.8g、及びイソパールL70gを入
れた。混合物を22時間粉砕し、最終平均粒径は1.6μで
あった。
(c)(a)の生成物をイソパールHで固形物含有量3.
0%へ希釈し、その1000gを、イソパールHの中にレシチ
ンを入れた10%溶液(フィッシャー・サイエンティフィ
ック社)10mlと混合した。
(d)(b)の生成物をイソパールHで固形物含有量3.
0%へ希釈し、その1000gを、SN−6535B〔フィリップ(P
hilip)A.ハントケミカル社(Hunt Chemical Corp.)〕
1mlと混合した。
(e)(c)及び(d)の生成物を1時間後に一緒に混
合した。この混合物では、レシチン及びSN−6535Bが電
荷指定剤として働き、黒色着色粒子を負に帯電させ、赤
色着色粒子を正に帯電させる。二種類の電荷指定剤の作
用の機構は現在完全には理解されないが、一方の電荷指
定剤が黒色着色粒子を負に帯電させ、他方の電荷指定剤
が赤色着色粒子を正に帯電させるものと考えられる。
実施例8 (a)3/16″のステンレス鋼ボールを用いたS−1擦り
潰し機に、実施例1の(b)からの生成物1000g、ヘリ
エヒト・ブルーGO青色顔料(バイエル)28g、及びイソ
パールL700gを入れた。混合物を21時間粉砕した。最終
平均粒径は2.1μであった。
(b)実施例7の(a)の生成物をイソパールHで固形
物含有量3.0%へ希釈し、その1500gを、イソパールHの
中にレシチンを入れた10%溶液(フィッシャー・サイエ
ンティフィック社)6mlと混合した。
(c)実施例8の(a)の生成物をイソパールHで固形
物含有量3.0%へ希釈し、その1500gを、SN−6535B(フ
ィリップA.ハントケミカル社)0.75mlと混合した。
(d)(b)及び(c)の生成物を3時間後に一緒に混
合した。この混合物では、レシチン及びSN−6535Bが電
荷指定剤として働き、黒色着色粒子を負に帯電させ、青
色着色粒子を正に帯電させる。二種類の電荷指定剤の作
用の機構は現在完全には理解されていないが、一方の電
荷指定剤が黒色着色粒子を負に帯電させ、他方の電荷指
定剤が青色着色粒子を正に帯電させるものと考えられ
る。
本発明を或る態様に関して特に記述してきたが、多く
の修正及び変更を行えることは当業者認められるであろ
う。従って、本発明は、単に例示に過ぎないそのような
態様に限定されるものと見做してはならない。むしろ本
発明は、請求の範囲に従ってのみ規定されるものであ
る。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 202,551 (32)優先日 1988年6月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 202,569 (32)優先日 1988年6月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 202,677 (32)優先日 1988年6月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 202,688 (32)優先日 1989年6月6日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 268,855 (32)優先日 1989年11月8日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 グロシンガー,イスラエル イスラエル国76100 レホボット,ヤー コブ ストリート 19 (72)発明者 アダム,ヨッシ イスラエル国76100 レホボット,デレ ック ヤブネ,57 (72)発明者 レバノン,モッシェ イスラエル国76100 レホボット,デレ ック ヤブネ,11/10 (56)参考文献 特開 昭54−58032(JP,A) 特公 昭62−56508(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 13/10 G03G 15/10 - 15/11

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一水準の静電気電荷を有する第一部分
    と、第二水準の静電気電荷を有する第二部分と、前記第
    一水準と第二水準の中間の水準の電荷を有する第三部分
    とを有し、前記第一、第二、及び第三部分の電荷は同じ
    極性を持っている潜像を形成する機構、及び 第一極性の電荷を有する第一型着色粒子と、反対の極性
    の電荷を有する第二型着色粒子が混合された絶縁性非極
    性液体を含有し、前記第一型着色粒子が前記第一部分上
    に付着され、前記第二型着色粒子が前記第二部分へ付着
    される液体トナー組成物と潜像とを接触させることによ
    り潜像を現像するための機構、 を具えた像形成装置において、 前記第三部分によって定められた現像された像の領域か
    ら不必要な着色粒子を除去するための機構を有すること
    を特徴とする像形成装置。
  2. 【請求項2】第一水準の静電気電荷を有する第一部分
    と、第二水準の静電気電荷を有する第二部分と、前記第
    一水準と第二水準の中間的水準の電荷を有する第三部分
    とを有する潜像を形成する機構、 第一極性の電荷を有する第一型着色粒子と、反対の極性
    の電荷を有する第二型着色粒子が混合された絶縁性非極
    性液体を含有し、前記第一型着色粒子が前記第一部分上
    に付着され、前記第二型着色粒子が前記第二部分へ付着
    される液体トナー組成物と潜像とを接触させることによ
    り潜像を現像するための機構を具えた像形成装置におい
    て、 前記液体トナー組成物が前記第一型及び第二型の着色粒
    子に前記電荷を誘発する異なった第一及び第二電荷指定
    剤を含むことを特徴とする像形成装置。
  3. 【請求項3】装置が、第三部分によって定められた現像
    された像の領域から不必要な着色粒子を除去するための
    機構も具えている請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】装置が、第一及び第二電荷指定剤の濃度を
    別々に調節する電荷指定剤調節機構も具えている請求項
    2又は3に記載の装置。
  5. 【請求項5】除去するための機構が、 (i)第三部分の平均表面電位と(ii)第一部分の電位
    との間の電位にバイアスされた第一除去手段で、前記第
    三部分から第一型着色粒子を除去するための、第一除去
    手段と、 (i)第三部分の平均表面電位と(ii)前記第二部分の
    電位との間の電位にバイアスされた第二除去手段で、前
    記第三部分から第二型着色粒子を除去するための第二除
    去手段、 とを有する請求項1又は3に記載の装置。
  6. 【請求項6】第一及び第二除去手段が互に離れており、
    第二型着色粒子が前記第一除去手段から反発され、然る
    後、前記第二除去手段へ引き付けられる請求項5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】不必要な着色粒子を除去するための機構
    が、 第一及び第二除去手段に伴われた液体維持容器と、 前記容器内の液体を前記第一及び第二除去手段の周りに
    循環させる機構、 とを更に具えている請求項5又は6に記載の装置。
  8. 【請求項8】不必要な着色粒子を除去するための機構
    が、除去された着色粒子を循環液体へ機械的に移動させ
    るための手段を有する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】不必要な着色粒子を除去するための機構
    が、着色粒子を循環液体から濾過する手段を有する請求
    項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】電荷指定剤調節機構が (a)トナー組成物を用いて少なくとも一種類のカラー
    斑点を現象し、その少なくとも一種類のカラー斑点の光
    学的密度を測定するための手段、 (b)トナー組成物の伝導度を測定し、その伝導度測定
    値を基準値と比較するための手段、 (c)トナー組成物の試料から着色粒子を除去し、前記
    試料による少なくとも一つの与えられた波長の光の吸収
    量を測定する、 (a)、(b)及び(c)の内の少なくとも二つと、 前記組成物へ添加しなければならない前記第一及び第二
    電荷指定剤組成物の各量を決定し、そして 前記第一及び第二電荷指定剤組成物の各量を添加する、
    ことを含む請求項4に記載の装置。
  11. 【請求項11】第一部分と第二部分が接しており、不必
    要な着色粒子を除去する機構が、前記第一及び第二部分
    の境界で、前記第一及び第二部分の間の望ましくない比
    較的粒子を含まない色のない境界領域を形成している境
    界部分から着色粒子を除去し、更に、 前記境界領域への像の流動を起こさせ、それによって前
    記色のない境界領域を少なくとも部分的に解消するため
    の機構を具えた請求項1、3、5〜9のいずれか1項に
    記載の装置。
  12. 【請求項12】流動を起こさせるための機構が像の流動
    を起こさせるのに充分に像を加熱するための手段を有す
    る請求項1に記載の像形成装置。
  13. 【請求項13】加熱するための手段が加熱板溶融器から
    なり、温度が約120℃より低い請求項12に記載の像形成
    装置。
  14. 【請求項14】加熱するための手段が加圧ローラー溶融
    器からなり、温度が100℃より低い請求項12に記載の像
    形成装置。
  15. 【請求項15】第一及び第二型着色粒子の濃度を調節す
    るための機構を具えている請求項1〜14のいずれか1項
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】着色粒子の濃度を調節するための機構
    が、 二つの異なった波長の光で液体トナー組成物の光吸収率
    を測定するための手段、 前記液体トナー組成物中の第一及び第二型着色粒子の濃
    度を決定するための手段、及び 前記液体トナー組成物中の前記第一及び第二型着色粒子
    の少なくとも一方の型のものを選択的に補充するための
    手段、 を有する請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】着色粒子が樹脂も含む請求項1〜16のい
    ずれか1項に記載の装置。
  18. 【請求項18】第一水準の静電気電荷を有する第一部分
    と、第二水準の静電気電荷を有する第二部分と、前記第
    一水準と第二水準の中間の水準の電荷を有する第三部分
    とを有し、前記第一、第二、及び第三部分の電荷は同じ
    極性を持っている潜像を形成し、そして 第一極性の電荷を有する第一型着色粒子と、反対の極性
    の電荷を有する第二型着色粒子が混合された絶縁性非極
    性液体を含有し、前記第一型着色粒子が前記第一部分上
    に付着され、前記第二型着色粒子が前記第二部分へ付着
    される液体トナー組成物と潜像とを接触させることによ
    り潜像を現像する、 諸工程からなる像形成方法において、 前記第三部分によって定められた現像された像の領域か
    ら不必要な着色粒子を除去する、 工程も含むことを特徴とする像形成方法。
  19. 【請求項19】第一水準の静電気電荷を有する第一部分
    と、第二水準の静電気電荷を有する第二部分と、前記第
    一水準と第二水準の中間的水準の電荷を有する第三部分
    とを有する潜像を形成し、そして 第一極性の電荷を有する第一型着色粒子と、反対の極性
    の電荷を有する第二型着色粒子とが混合された絶縁性非
    極性液体を含有し、前記第一型着色粒子が前記第一部分
    上に付着され、前記第二型が前記第二部分へ付着される
    液体トナー組成物と潜像とを接触させることにより潜像
    を現像する、 諸工程からなる像形成方法において、 前記液体トナー組成物が前記第一型及び第二型の着色粒
    子に前記電荷を誘発する異なった第一及び第二電荷指定
    剤を含むことを特徴とする像形成方法。
  20. 【請求項20】第三部分によって定められた現像された
    像の領域から不必要な着色粒子を除去する工程も含む請
    求項19に記載の像形成方法。
  21. 【請求項21】第一及び第二電荷指定剤の濃度を別々に
    調節する工程も含む請求項19又は20に記載の像形成方
    法。
  22. 【請求項22】別々に調節する工程が、 (a)トナー組成物を用いて少なくとも一種類のカラー
    斑点を現象し、その少なくとも一種類のカラー斑点の光
    学的密度を測定する、 (b)トナー組成物の伝導度を測定し、その伝導度測定
    値を基準値と比較する、 (c)トナー組成物の試料から着色粒子を除去し、前記
    試料による少なくとも一つの与えられた波長の光の吸収
    量を測定する、 (a)、(b)及び(c)の内の少なくとも二つの工程
    を含み、 更に 前記組成物へ添加しなければならない前記第一及び第二
    電荷指定剤組成物の各量を決定し、そして 前記第一及び第二電荷指定剤組成物の各量を添加する、
    工程を含む請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】第一部分と第二部分が接しており、不必
    要な着色粒子を除去する工程で、前記第一及び第二部分
    の境界で、前記第一及び第二部分の間の望ましくない比
    較的粒子を含まない色のない境界領域を形成している境
    界部分から着色粒子を除去し、更に、 前記境界領域への像の流動を起こさせ、それによって前
    記色のない境界領域を少なくとも部分的に解消する、工
    程を含む請求項18又は20に記載の像形成方法。
  24. 【請求項24】流動を起こさせる工程が、像の流動を起
    こさせるのに充分に像を加熱する工程からなる請求項23
    に記載の像形成方法。
  25. 【請求項25】第一及び第二型着色粒子の濃度を調節す
    る工程も含む請求項18〜24のいずれか1項に記載の像形
    成方法。
  26. 【請求項26】着色粒子の濃度を調節するための機構
    が、 二つの異なった波長の光で液体トナー組成物の光吸収率
    を測定するための手段、 前記液体トナー組成物中の第一及び第二型着色粒子の濃
    度を決定するための手段、及び 前記液体トナー組成物中の前記第一及び第二型着色粒子
    の少なくとも一方の型のものを選択的に補充するための
    手段、 を有する請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】着色粒子が樹脂も含む請求鏡18〜26のい
    ずれか1項に記載の装置。
  28. 【請求項28】静電潜像形成法の現像で用いるための液
    体トナー組成物で、 (a)第一及びそれとは異なった第二型の着色粒子で、
    夫々他方の型の極性の電荷を有する着色粒子と混合され
    た絶縁性非極性液体、及び (b)前記第一及び第二型着色粒子の反対の極性への帯
    電を促進するのに有効な二種類の異なった帯電指定剤、
    からなる液体トナー組成物。
  29. 【請求項29】第一型着色粒子が、重合体結合剤と第一
    顔料とからなり、第二型着色粒子が重合体結合剤と第二
    顔料からなる請求項28に記載の組成物。
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