JP2866036B2 - 建具枠の取付調整方法と建具枠 - Google Patents

建具枠の取付調整方法と建具枠

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JP2866036B2
JP2866036B2 JP23713195A JP23713195A JP2866036B2 JP 2866036 B2 JP2866036 B2 JP 2866036B2 JP 23713195 A JP23713195 A JP 23713195A JP 23713195 A JP23713195 A JP 23713195A JP 2866036 B2 JP2866036 B2 JP 2866036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、建造物に開設さ
れた開口部に取付けてドアを片開き状に建付ける建具枠
の取付調整方法と建具枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物、例えばマンション型式の
建造物に形成される開口部Wの壁納まりとしては図27
(a)(b)(c) のものがあり、(a) は柱1対柱1、(b) は柱
1対壁2また(c) は壁2対壁2を示すもので、この開口
部Wの内法幅W1 は建築モジュールによりほぼ統一され
ており、図示のように壁厚tの通り芯のモジュールMは
900mm〜950mmの範囲で10mm間隔で設定され、こ
の各通り芯のモジュールMに対し壁厚tは70mm(壁下
地t151mm、壁板t29.5mm×2)、65mm(壁下地t1
40mm、壁板t212.5mm×2)、60mmは(壁下地t1
41mm、壁板t29.5mm×2)の3段階にそれぞれ設定
されている。これにより開口部Wの内法幅W1 は、 内法幅W1 =モジュールM−壁厚t で図26に示すモジュールM−壁厚tの表に示すように
決定されており、これにより建造物は統一施工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この建
築モジュールに対処するためには壁厚tに対して3種類
の建具枠5を用意し、とくに、ドアDにおいては数種類
のドア幅のものを用意しなければならない問題があり、
また、壁と建具枠との間に袖壁をつくる必要があり、こ
のため現場作業に手数を要する問題があった。本発明
は、上記従来の問題点を解決するためになされたもの
で、壁厚に対応する建具枠による取付調整あるいは壁厚
に調整対処できる建具枠の取付調整を行うことで袖壁を
作る必要がなく、かつ1種類のドアで建付施工できる建
具枠の取付調整方法および建具枠を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、複数段階の通り芯間モジュールで形成
され、各モジュール毎に3種類の壁厚で形成されて、複
数の壁内法寸法で形成される開口部に、ドアを建付ける
建具枠の取付調整方法において、前記壁内法寸法の最大
寸法と最小寸法から求められる内法調整範囲から所定の
ドア幅の標準ドアを設定し、この標準ドア幅より同標準
ドアを建付る建具枠の左右の縦枠の枠内法寸法を設定す
るとともに、この左右の縦枠の枠内法寸法と各モジュー
ルの壁内法寸法とから各調整寸法を求め、この最小調整
寸法を基準寸法とし、かつこの最小調整寸法を縦枠の厚
さ寸法となし、この左右の縦枠の外側面と各モジュール
の壁内法面とで形成される間隔を調整可能とする調整部
材を前記縦枠に取付けて壁内法面に取付調整する構成と
したことにより、壁厚の通り芯間の各モジュールに対す
る異なる壁厚により形成される開口部に対し、1種類の
標準ドアを建付けた建具枠を調整部材を介して容易に取
付調整することができ、1標準ドアによりコストの低減
を計ることができる。また、建具枠の縦枠は各壁厚寸法
に対応する見込み幅で所定の厚さ寸法に形成され、その
一方の側面には壁厚の幅で通常の縦枠の見付け幅をとっ
た深さの凹部を長手方向に凹設し、かつこの凹部の中央
には壁厚の下地幅と対応する幅の基板を取付けて、その
両側に調整溝を形成し、前記調整部材は前記調整溝にス
ライド可能に嵌込み可能とする調整脚とこの両調整脚を
連結する連結板とにより嵌込み凹部を有する断面略コ字
形状の調整枠と、前記嵌込み凹部に取外し可能に嵌込ま
れた複数枚の所定厚さの調整板とにより形成して縦枠を
構成したことにより、壁厚の通り芯間の各モジュールに
対する異なる壁厚により形成される開口部に対し、標準
ドアを建付けた建具枠の縦枠の外枠面と壁面との間に形
成される各種寸法の隙間に対し、調整部材を介して取付
調整することができると共に、袖壁をつくる必要がなく
現場施工を省力的に行うことができる。また、前記建具
枠の縦枠は固定枠と調整枠および戸当枠との3部材より
形成して調整枠を固定枠に接離可能に設け、この一方の
側面には調整枠を固定枠に突合せした状態で、モジュー
ルにおける最小壁厚幅で通常の縦枠の見付け幅をとった
深さの凹部を長手方向に凹設し、この凹部にはその縁面
間に嵌込み固定することで凹部幅をモジュールにおける
各壁厚に設定可能とするプレート治具と、このプレート
治具の嵌込み状態で凹部の縁面との間に所定幅の調整溝
を形成可能とする基板治具とよりなる基板プレート治具
を介装するとともに、この基板プレート治具に対し、前
記調整溝にスライド可能に嵌込み可能とする調整脚とこ
の両調整脚を連結する連結板とにより嵌込み凹部を有す
る断面略コ字形状の調整枠と、前記嵌込み凹部に取外し
可能に嵌込まれた複数枚の所定厚さの調整板とより調整
部材を形成して縦枠を構成したことにより、壁厚の通り
芯間の各モジュールに対する異なる壁厚により形成され
る開口部に対し、1種類の建具枠で異なる壁厚に対処す
ることができと共に、建具枠の縦枠の外枠面と壁面との
間に形成される各種寸法の隙間に対し、調整部材を介し
て取付調整することができ、袖壁を作る必要がなく現場
施工を省力的に行うことができる。さらに、前記基板プ
レート治具は前記モジュールに対する壁厚の幅寸法を中
心を所定の角度間隔で通る線分に対し、直交する縁で形
成される略変形六角形状の板状に形成され、また、基板
治具はモジュールに対する壁厚の下地幅寸法を前記中心
を通る線分に対し、直交する縁で形成されて前記プレー
ト治具と相似形状に形成され、かつこの基板治具の縁に
は前記縦枠の凹部の深さと対応する縁面が形成されてプ
レート治具とにより略ハット形状に一体形成して、前記
固定枠と調整枠を調整可能に接続固定する構成としたこ
とにより、縦枠の組み付けを異なる壁厚に対し、1基板
プレート治具により対処して組み付けることができる。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例を以下に説明する。先
ず、標準ドアDの設定について説明する。例えば図1に
示す壁2対壁2において、建設モジュールの通り芯のモ
ジュールMの900mm〜950mmにおける壁内法W1 の
最小寸法Ws は、 (M)900mm−(t)70mm =830mm で、最大寸法Wh は、 (M)950mm−(t)60mm =890mm であり、壁内法の調整範囲は、 890m−830mm =60mm である(図26の表参照)。ここで、一般的なドアDの
幅寸法Dw は700〜800mmであり、建具枠5の左右
の縦枠6の枠見付け幅6aを25mmと仮定すると枠内法
寸法5W2が800mmの場合、建具枠5の枠外寸法5W1は
850mmとなり、壁内法寸法830〜845mmには対応
できない問題がある(図26の表参照)。そこで、例え
ばワンランク下のドア幅Dw 740mmのものを標準ドア
Dとして採用することで壁内法寸法W1 830〜845
mmに対応することができる。この場合の建具枠5の枠内
寸法5W2は標準ドアDのドア幅Dw 740mmに左右の嵌
込み代4mm×2が含められて建具枠5の標準枠内寸法5
W2は748mmとなる。
【0006】次に、建具枠5の枠外調整について説明す
る。ここで壁内法W1 の最小寸法Ws は(M)900mm−(t)7
0mm =830mm であり、この最小壁内法寸法Ws における
標準枠内寸法5W2との差は830mm−748mm=82mm
で片側調整代Aは41mmである。また、壁内法W1 の最
大寸法Wh は(M)950mm−(t)60mm =890mm であり、この
最大壁内法寸法Wh における標準枠内寸法5W2との差は
890mm−748mm=142mmで片側調整代Aは71mm
である。
【0007】そして、建具枠5の左右の縦枠6とこれに
附設する調整部材11とは、基本的には図2(a) に示す
ように、図26の表から最小壁内法寸法Ws (M900
−t70)を基準とすると、最大の片側調整代Aに対す
る縦枠6の厚さ6a(基本寸法)は41mmとなり、調整
寸法すなわち調整部材11の厚さA1 は30mmとなる。
ここで通り芯のモジュールMの950mmは関東地区の一
部で採用されているのみで、したがって、モジュールM
=950mmを除外すると、モジュールM=940mmの壁
内法寸法Wh =(M) 940mmー(t)60mm =880mmで、
標準枠内寸法5W2との差は880mm−748mm=132
mmで片側調整代Aは66mmとなり、図2(b) に示すよう
に縦枠6の厚さ6aの基準幅41mmをとると調整幅A1
は25mmとなり、さらに、この縦枠6の厚さ6aの基本
幅41mmにおいて縦枠6本来の見付け幅6b,25mmを
とることで、基本幅6a内での調整幅A2 は16mmを得
ることとなる。
【0008】そこで、建具枠5の縦枠6および調整部材
11による調整幅A1(25mm)を調整するため、以下の
ように構成した。すなわち、この縦枠6は木材あるいは
合成樹脂材等からなるもので、図3に示すように、同縦
枠6は所定の幅Hで所定の厚さ6a(41mm)に形成さ
れ、その一方の側面の長手方向には幅t(モジュールM
に対する壁厚t寸法)で所定の深さA2(調整幅16mm)
の凹部7が凹設されて断面略コ字形状に形成されてい
る。また、この凹部7の中央部の長手方向には壁厚tの
下地幅t1と対応する幅h1 を有し、凹部7の深さA2 と
同高さの断面略長方形状の基板8が止めビスあるいは接
着剤等により同一面に止着されて、この基板8の長手方
向の両側には調整溝9が形成されている。
【0009】このように形成された縦枠6を柱1あるい
は壁2に取付調整する調整部材11は以下のように構成
されている。この調整部材11は木材あるいは合成樹脂
材等からなる調整枠12と、複数枚の合板からなる調整
板16とより構成され、この調整枠12は縦枠6の調整
溝9に嵌込み可能とする厚さで幅寸法は調整幅A1 と同
寸法の幅に形成された調整脚13と、この両調整脚13
を連結する所定の厚さ(10mm)で基板8の幅と対応す
る幅h1 の連結板14とにより所定の深さ(15mm)の
嵌込み凹部15を有する断面略コ字形状で、縦枠6とほ
ぼ対応する長さに形成され、この嵌込み凹部15には所
定の厚さ(2.5mm)の合板からなる複数枚(6枚)の
調整板16がタッカー止め等により順次重合状に取付け
られて、嵌込み凹部15に同一面に取付けられ、外側よ
り順次1枚づつ取外して調整脚13を調整溝9に嵌込む
ことにより調整幅A1 を調整するように設けられてい
る。
【0010】このように形成された縦枠6および調整部
材11は図4(a)(b)(c) に示すように壁厚t=60mm用
として縦枠6Aと調整部材11Aが、また、壁厚=65
mm用として縦枠6Bと調整部材11Bが、また、壁厚=
70mm用として縦枠6Cと調整部材11Cが用意され、
図4(a) は壁厚60mm用の縦枠6Aは、その縦枠幅H=
80mm、凹部7および調整部材11Aの調整枠12の幅
t=60mm、基板8および調整部材11Aの調整板16
および連結板14の幅h1 =41mm、調整溝9の幅=
9.5mmに形成され、縦枠6Aの他方の面の所定位置の
長手方向には戸当り部材17が取付けられている。その
他の調整幅A方向の寸法は上記と同様である。
【0011】また、図4(b) は壁厚65mm用の縦枠11
Bは、その縦枠幅H=85mm、凹部7および調整部材1
1Bの調整枠12の幅t=65mm、基板8および調整部
材11Bの調整板16および連結板14の幅h1 =40
mm、調整溝9の幅=12.5mmに形成され、縦枠6Bの
他方の面の所定位置の長手方向には戸当り部材17が取
付けられている。その他の調整幅A方向の寸法は上記と
同様である。
【0012】また、図4(c) は壁厚70mm用の縦枠11
Cは、その縦枠幅H=90mm、凹部7および調整部材1
1Cの調整枠12の幅t=70mm、基板8および調整部
材11Cの調整板16および連結板14の幅h1 =51
mm、調整溝9の幅=9.5mmに形成され、縦枠6Cの他
方の面の所定位置の長手方向には戸当り部材17が取付
けられている。その他の調整幅A方向の寸法は上記と同
様である。
【0013】次に、上記のように構成された縦枠6を調
整部材11により取付調整する場合について図26の表
を参照して説明すると、図5はモジュールM=900m
m、壁厚t=70mm、壁内法寸法W1 =830の基準寸
法、すなわち、壁内法寸法が最小寸法で調整代A1 =0
で柱1あるいは壁2に対し縦枠6Cのみが対応して止着
され、枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付けられ
る。なお、以下、縦枠および調整部材の取付は壁2の内
側より釘等により止着される。
【0014】また、図6はモジュールM=900mm、壁
厚t=65mm、壁内法寸法W1 =835mmの場合で、こ
の場合の縦枠6Bの調整代A1 =2.5mmで壁2との間
隔が極めて小さなことから、この場合、縦枠6Bと壁2
との間隔はコーキングにより処理され、枠内法寸法は7
48mmで標準ドアDが取付けられる。
【0015】次に、図7は図26の表からモジュールM
=900mm、壁厚t=60mmとモジュールM=910m
m、壁厚t=70mmの場合であって、ともに壁内法寸法
W1 =840mmで調整代A1 =5mmである。この場合、
図示のように一方の縦枠6A(6C)に調整部材11A
(11C)を並設し、他方は縦枠6A(6C)のみとし
て取付けるもので、この調整部材11A(11C)にお
いてはその6枚の調整板16が取外されて同調整代A1
=10mm(連結板14の厚さ10mm)としたもので、調
整枠12の調整脚13を調整溝9に挿入した状態で縦枠
6A(11C)に釘等で止着されて壁2側に取付けられ
る。この場合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取
付けられる。
【0016】また、図8はモジュールM=910mm、壁
厚t=65mm、壁内法寸法W1 =845mmの場合で、こ
の場合の縦枠6Bの調整代A1 =7.5mmである。この
場合も上記と同様に一方の縦枠6Bに調整部材11Bを
並設し、他方は縦枠6Bのみとしたもので、この調整部
材11Bにおいては、その調整板16が4枚取外されて
調整代A1 =連結板14(10mm)+調整板16(2.
5×2)=15mmとしたもので、調整脚13を調整溝9
に挿入した状態で縦枠6Bに釘等で止着されて壁2側に
取付けられる。この場合も枠内法寸法は748mmで標準
ドアDが取付けられる。
【0017】また、図9は図26の表からモジュールM
=910mm、壁厚t=60mmとモジュールM=920m
m、壁厚t=70mmの場合であって、ともに壁内法寸法
W1 =850mmで調整代A1 =10mmである。この場
合、図示のように両方の縦枠6A(6C)に調整部材1
1A(11C)が並設され、この調整部材11A(11
C)においてはその6枚の調整板16が取外されて同調
整代A1 =10mm(連結板14の厚さ10mm)としたも
ので、調整枠12の調整脚13を調整溝9に挿入した状
態で縦枠6A(11C)に釘等で止着されて壁2側に取
付けられる。この場合も枠内法寸法は748mmで標準ド
アDが取付けられる。
【0018】また、図10はモジュールM=920mm、
壁厚t=65mm、壁内法寸法W1 =855mmの場合で、
この場合の縦枠6Bの調整代A1 =12.5mmである。
この場合も上記と同様に両方の縦枠6Bに調整部材11
Bが並設され、この調整部材11Bにおいては、その調
整板16が5枚取外されて調整代A1 =連結板14(1
0mm)+調整板16(2.5mm)=12.5mmとしたも
ので、調整脚13を調整溝9に挿入した状態でそれぞれ
縦枠6Bに釘等で止着されて壁2側に取付けられる。こ
の場合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付けら
れる。
【0019】また、図11は図26の表からモジュール
M=920mm、壁厚t=60mmとモジュールM=930
mm、壁厚t=70mmの場合であって、ともに壁内法寸法
W1=860mmで調整代A1 =15mmである。この場
合、図示のように両方の縦枠6A(6C)に調整部材1
1A(11C)が並設され、この調整部材11A(11
C)においてはその4枚の調整板16が取外されて同調
整代A1 =連結板14(10mm)+調整板16(2.5
×2)=15mmとしたもので、調整枠12の調整脚13
を調整溝9に挿入した状態でそれぞれ縦枠6A(11
C)に釘等で止着されて壁2側に取付けられる。この場
合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付けられ
る。
【0020】また、図12はモジュールM=930mm、
壁厚t=65mm、壁内法寸法W1 =865mmの場合で、
この場合の縦枠6Bの調整代A1 =17.5mmである。
この場合も上記と同様に両方の縦枠6Bに調整部材11
Bが並設され、この調整部材11Bにおいては、その調
整板16が3枚取外されて調整代A1 =連結板14(1
0mm)+調整板16(2.5×3)=17.5mmとした
もので、調整脚13を調整溝9に挿入した状態でそれぞ
れ縦枠6Bに釘等で止着されて壁2側に取付けられる。
この場合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付け
られる。
【0021】また、図13は図26の表からモジュール
M=930mm、壁厚t=60mmとモジュールM=940
mm、壁厚t=70mmの場合であって、ともに壁内法寸法
W1=870mmで調整代A1 =20mmである。この場
合、図示のように両方の縦枠6A(6C)に調整部材1
1A(11C)が並設され、この調整部材11A(11
C)においてはその2枚の調整板16が取外されて同調
整代A1 =連結板14(10mm) +調整板16(2.5
×4)=20mmとしたもので、調整枠12の調整脚13
を調整溝9に挿入した状態でそれぞれ縦枠6A(11
C)に釘等で止着されて壁2側に取付けられる。この場
合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付けられ
る。
【0022】また、図14はモジュールM=940mm、
壁厚t=65mm、壁内法寸法W1 =875mmの場合で、
この場合の縦枠6Bの調整代A1 =22.5mmである。
この場合も上記と同様に両方の縦枠6Bに調整部材11
Bが並設され、この調整部材11Bにおいては、その調
整板16が3枚取外されて調整代A1 =連結板14(1
0mm)+調整板16(2.5×5)=22.5mmとした
もので、調整脚13を調整溝9に挿入した状態でそれぞ
れ縦枠6Bに釘等で止着されて壁2側に取付けられる。
この場合も枠内法寸法は748mmで標準ドアDが取付け
られる。
【0023】また、図15はモジュールM=940mm、
壁厚t=60mm、壁内法寸法W1 =880mmの場合で、
この場合の縦枠6Aの調整代A1 =25mmである。この
場合も上記と同様に両方の縦枠6Aに調整部材11Aが
並設され、この調整部材11Aにおいては、その調整板
16はそのままの取付けた状態で調整代A1 =連結板1
4(10mm)+調整板16(2.5×6)=25mmとし
たもので、調整部材11Aはその調整板16部分を基板
8に重合した状態でそれぞれ縦枠6Aに釘等で止着され
て壁2側に取付けられる。この場合も枠内法寸法は74
8mmで標準ドアDが取付けられる。
【0024】このように、複数段階の通り芯間モジュー
ルMで形成され、各モジュールM毎に3種類の壁厚t
(60, 65,70mm) で形成されて、複数の壁内法寸
法W1で形成される開口部Wに、ドアDを建付ける建具
枠5の取付る場合において、壁内法寸法W1 の最大寸法
Wh と最小寸法Ws から求められる内法調整範囲(82
〜132mm)から所定のドア幅Dw の標準ドアDを設定
し、この標準ドア幅Dwより同標準ドアDを建付る建具
枠5の左右の縦枠6の枠内法寸法5w2を設定するととも
に、この左右の縦枠6の枠内法寸法5w2と各モジュール
Mの壁内法寸法W1 とから各調整寸法A(41〜66m
m)を求め、この最小調整寸法を基準寸法0とし、かつ
この最小調整寸法A(41mm)を縦枠6の厚さ寸法と
し、この左右の縦枠6の外側面と各モジュールMの壁内
法面とで形成される間隔A1 を調整可能とする調整部材
11を縦枠6に取付けて壁内法面に取付調整する構成す
るとともに、建具枠5の縦枠6は各壁厚tに対応する見
込み幅Hで所定の厚さAに形成され、その一方の側面に
は壁厚tの幅で通常の縦枠の見付け幅6b(25mm)を
とった深さの凹部7を長手方向に凹設し、かつこの凹部
7の中央には壁厚tの下地幅t1 と対応する幅h1 の基
板8を取付けて、その両側に調整溝9を形成し、調整部
材11は調整溝9にスライド可能に嵌込み可能とする調
整脚13とこの両調整脚13を連結する連結板14とに
より嵌込み凹部15を有する断面略コ字形状の調整枠1
2と、嵌込み凹部15に取外し可能に嵌込まれた複数枚
の所定厚さの調整板16とにより形成して縦枠6を構成
しものである。したがって、各モジュールMの各壁厚t
で形成される各壁内法寸法W1 に対し、調整部材11を
介して建具枠5の枠内寸法を統一することができて単一
のドアを取付けるとができるので、ドアの生産性を向上
することのできる経済性を有するとともに、その取付調
整においても、縦枠6に調整部材の調整板16を取外す
ことで間隔A1を極めて省力的に調整することができ、
これにより袖壁を作る必要がなく、現場施工が省力化さ
れてコストの低減を計ることができる。
【0025】上記実施例においては壁厚t=60mm, 6
5mm, 70mmに対してそれぞれの縦枠6A,6B,6C
を設ける構成としたものであるが、以下に述べる実施例
ではこの壁厚t=60mm, 65mm, 70mmに対し調整可
能な建具枠21により対処することができて上記実施例
と同様に各モジュールMにおける壁内法間に取付調整す
るものである。
【0026】次に、この調整建具枠21について以下に
説明する。上述したように各モジュールMに対応して形
成される壁厚tは、図17(a)(b)(c) に示すように、 壁厚tは70mm(壁下地t1, 51mm+壁板t2, 9.5mm
×2) 65mm(壁下地t1, 40mm+壁板t2, 12.5mm×2) 60mm(壁下地t1, 41mm+壁板t2, 9.5mm×2) である。ここで、この建具枠21の縦枠22を図16に
(a) に示すように固定枠23と調整枠24と戸当枠25
との3部材で構成し、戸当枠25を固定枠23に固定す
るとともに、調整枠24を戸当枠25を介してスライド
可能に構成する。このように3部材で構成した縦枠22
の見込み幅方向において壁厚60〜70mmに対するチリ
を10mmとすると、見込み幅に関しては80〜90mmと
なり、見込み幅方向の調整代Sは10mmとなり、図16
(a)(b)(c) に示すように見込み幅HはH1 =80mm, H
2 =85mm, H3 =90mmの3段階に調整される。これ
を壁厚tに対応させると図17(a)(b)(c) に示す納まり
となる。
【0027】ここで、この縦枠22をモジュールMに対
する壁内法寸法に対する取付調整を考慮すると、上記実
施例の縦枠6の形状から、縦枠22の断面形状は図18
に示す形状となる。すなわち、固定枠23と調整枠24
とを突き合わせた状態で調整幅H1 =80mmに形成さ
れ、縦枠幅22a(41mm),見付け幅(25mm)でその
戸当枠25の反対側の側面の長手方向には壁厚t=60
mmで所定の深さA2(調整幅16mm)の凹部26が凹設さ
れて、調整枠24を戸当枠25に沿ってスライドするこ
とで、壁厚t=65mm, 70mmに対処するように形成さ
れている。
【0028】ここで、この固定枠23と調整枠24とを
壁厚t=60mm, 65mm, 70mmに対する納まりは図1
7(a)(b)(c) に示すように決まっている。そこで、この
凹部26を壁厚t=60mm, 65mm, 70mm(縦枠22
の見込み幅80mm, 85mm,90mm)に設定するプレー
ト治具31が必要であり、また、上記各縦枠6A,6
B,6Cに取付けた基板8相当の下地幅t1 =41mm,
40mm, 51mmに対応して上記実施例の枠外調整の調整
部材11と同種の調整部材41のための基板治具32が
必要で、この両治具31,32を一体とする基板プレー
ト治具30が必要となる。
【0029】そこで、この基板プレート治具30は図1
9(a)(b)(c) に示す基本構成とした。すなわち、図19
(b) に示すプレート治具31には中心Pを通る線P1,P
2,P3 が所定の角度で刻設され、この線P1 には中心P
より振り分けに壁厚t=60mmの寸法で同線P1 に直交
して所定の長さの当接縁E1 が対応して形成され、ま
た、線P2 には中心Pより振り分けに壁厚t=65mmの
寸法で同線P2 に直交して当接縁E2 が形成され、ま
た、線P3 には中心Pより振り分けに壁厚t=70mmの
寸法で同線P3 に直交して当接縁E3 が形成されて、変
形六角形状に形成されるとともに、各線P1,P2,P3 に
はそれぞれ「壁厚60」「壁厚65」「壁厚70」の表
示が付されている。
【0030】また、図19(c) に示す基板治具32は上
記プレート治具31と相似形状に形成されるもので、線
P1 には中心Pより振り分けに下地幅t1 =41mmの寸
法で同線P1 に直交して所定の長さの当接縁Ea が対応
して形成され、また、線P2には中心Pより振り分けに
下地幅t1 =40mmの寸法で同線P2 に直交して当接縁
Eb が形成され、また、線P3 には中心Pより振り分け
に下地幅t1 =51mmの寸法で同線P3 に直交して当接
縁Ec が形成されて、図19(a) に示すようにプレート
治具31と各線P1,P2,P3 を整合して重ね状にすると
相似形状の変形六角形状に形成されている。そして、こ
の基板治具32は凹部26の縁面26aとの間に調整溝
35a,35b,35cを成形するため(図23,2
4,25参照)、図20に示すように同縁面26aと対
応するため各当接縁Ea,Eb,Ec には幅A2 =16mmの
縁面33a,33b,33cが形成されて、同縁面33
a,33b,33cを介してプレート治具31と一体に
形成されて、図示のように基板プレート治具30は略ハ
ット形状に形成されている。このように形成された基板
プレート治具30の基板治具32に対するプレート治具
31の張出し幅は線P1 では壁厚t=60mmの壁板t2
=9.5mmに、また、線P2 では壁厚t=65mmの壁板
t2 =12.5mmに、また、線P3 では壁厚t=70mm
の壁板t2 =9.5mmにそれぞれ張出し形成されてお
り、この各張出し縁には線P1,P2,P3 を中心として所
定の間隔で皿もみされた取付孔34が貫設されている。
【0031】このように形成された基板プレート治具3
0は図21(a)(b)に示すように、縦枠22の凹部26の
上下の所定の箇所に取付けられるもので、例えばプレー
ト治具31の「壁厚60」の縁E1を縦枠22の凹部2
6の縁面26a間に嵌込んで取付孔34を介して釘等に
より止着することにより、縦枠22は見込み幅H1=80
mmに形成されるとともに、基板治具32の縁面33aと
凹部26の縁面26aとの間には幅9.5mmの調整溝3
5aが形成される。また、同様に「壁厚65」の縁E2
を縦枠22の凹部26の縁面26a間に嵌込んで取付孔
34を介して釘等により止着することにより、縦枠22
は見込み幅H2=85mmに形成されるとともに、基板治具
32の縁面33bと凹部26の縁面26aとの間には幅
12.5mmの調整溝35bが形成され、また、「壁厚7
0」の縁E3 を縦枠22の凹部26の縁面26a間に嵌
込んで取付孔34を介して釘等により止着することによ
り、縦枠22は見込み幅H3=90mmに形成されるととも
に、基板治具32の縁面33cと凹部26の縁面26a
との間には幅9.5mmの調整溝35cが形成される(図
23,24,25参照)。なお、この基板プレート治具
30を凹部26に嵌込み固定した場合に基板治具32の
頂面が凹部26の側面と同一面とするため、同凹部26
の底面側はプレート治具31の板厚分深く形成されてい
る。
【0032】上記のように基板プレート治具30を取付
けた縦枠22を所定のモジュールMで形成された柱1,
壁2で形成される開口部Wの壁内法寸法W1 に取付け調
整する調整部材41は上記実施例の調整部材11とほぼ
同様に形成されるもので、この調整部材41は図22
(a)(b)(c) に示すものがあり、図22(a)の調整部材
41Aは壁厚t=60mm用のもので、調整枠42と複数
枚の合板からなる調整板46とより構成され、この調整
枠42は縦枠22の凹部26に取付けられた基板プレー
ト治具30により形成される調整溝35a(9.5mm)
に嵌込み可能とする厚さで幅寸法は上記実施例の調整幅
A1 (25mm)と同寸法の幅に形成された調整脚43
と、この両調整脚43を連結する所定の厚さ(10mm)
で基板治具32の縁Ea 間の幅41mmと対応する幅の連
結板44とにより所定の深さ(15mm)の嵌込み凹部4
5を有する断面略コ字形状で幅60mmに形成されて、縦
枠22とほぼ対応する長さに形成され、この嵌込み凹部
45には所定の厚さ(2.5mm)の合板からなる複数枚
(6枚)の調整板46がタッカー止め等により順次重合
状に取付けられて、嵌込み凹部45に同一面に取付けら
れ、外側より順次1枚づつ取外して調整脚43を調整溝
35aに嵌込むことにより柱1、壁2に対する調整幅A
1 を調整するように設けられている。
【0033】また、図22(b) は壁厚65mm用の調整部
材41Bであって、その調整枠42の幅は65mm、調整
板46および連結板44の幅は基板治具32の縁Eb 間
の幅40mm、調整脚43の幅は12.5mmに形成され、
嵌込み凹部45には所定の厚さ(2.5mm)の合板から
なる複数枚(6枚)の調整板46がタッカー止め等によ
り順次重合状に取付けられて、嵌込み凹部45に同一面
に取付けられ、外側より順次1枚づつ取外して調整脚4
3を調整溝35aに嵌込むことにより柱1、壁2に対す
る調整幅A1 を調整するように設けられている。
【0034】また、図22(c) は壁厚70mm用の縦枠4
1Cであって、その調整枠42の幅は70mm、調整板4
6および連結板44の幅は51mm、調整脚43の幅は
9.5mmに形成され、嵌込み凹部45に同一面に取付け
られ、外側より順次1枚づつ取外して調整脚43を調整
溝35cに嵌込むことにより柱1、壁2に対する調整幅
A1 を調整するように設けられている。
【0035】このように形成された縦枠22と基板プレ
ート治具30と調整部材41A,41B,41Cは図2
3,図24および図25に示すように組合わせされて図
26の表に示すモジュールM−壁厚t−調整代Aによ
り、壁厚tに対してはプレート治具31の「壁厚60」
「壁厚65」「壁厚70」を凹部26に嵌込むことで縦
枠22の見込み幅H=80,85,90mmに調整できる
とともに、凹部26を60,65,70mmに調整するこ
とができ、調整部材41A,41B,41Cの各調整脚
43の調整溝35a,35b,35cがそれぞれ形成さ
れる。そして、図の表に基づいて、上記実施例と同様に
調整部材41A,41B,41Cの調整板46を取外す
ことで調整幅A1 を調整できて調整代AをモジュールM
と壁厚tに応じて取付け調整することができる。
【0036】このように構成したものであるから、上記
実施例とほぼ同等の作用効果を奏するとともに、とく
に、縦枠22を固定枠22と調整枠23および戸当枠2
4の3部材により構成して基板プレート治具30によ
り,各壁厚t=60,65,70mmに対応した容易に組
み付けることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したもので
あるから、壁厚の通り芯間の各モジュールに対する異な
る壁厚により形成される開口部に対し、1種類の標準ド
アを建付けた建具枠を調整部材を介して容易に取付調整
することができ、1標準ドアによりコストの低減を計る
ことができる。また、壁厚の通り芯間の各モジュールに
対する異なる壁厚により形成される開口部に対し、標準
ドアを建付けた建具枠の縦枠の外枠面と壁面との間に形
成される各種寸法の隙間に対し、調整部材を介して取付
調整することができると共に、これにより袖壁を作る必
要がなく、現場施工を省力的に行うことができる。ま
た、1種類の建具枠で異なる壁厚に対処することができ
と共に、建具枠の縦枠の外枠面と壁面との間に形成され
る各種寸法の隙間に対し、調整部材を介して取付調整す
ることができ、袖壁を作る必要がなく現場施工を省力的
に行うことができる。また、縦枠の組み付けを異なる壁
厚に対し、1基板プレート治具により対処して組み付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各モジュールおよび壁厚から標準ドア幅および
建具枠の枠内法寸法設定の説明図である。
【図2】(a)(b)縦枠および調整部材の各部寸法設定の説
明図である。
【図3】縦枠および調整部材の断面図である。
【図4】(a) 壁厚=60mm用の縦枠および調整部材の断
面図である。 (b) 壁厚=65mm用の縦枠および調整部材の断面図であ
る。 (c) 壁厚=70mm用の縦枠および調整部材の断面図であ
る。
【図5】壁内法寸法830mmに対する縦枠、調整部材の
取付調整の説明である。
【図6】壁内法寸法835mmに対する縦枠、調整部材の
取付調整の説明である。
【図7】壁内法寸法840mmに対する縦枠、調整部材の
取付調整の説明である。
【図8】壁内法寸法845mmに対する縦枠、調整部材の
取付調整の説明である。
【図9】壁内法寸法850mmに対する縦枠、調整部材の
取付調整の説明である。
【図10】壁内法寸法855mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図11】壁内法寸法860mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図12】壁内法寸法865mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図13】壁内法寸法870mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図14】壁内法寸法875mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図15】壁内法寸法880mmに対する縦枠、調整部材
の取付調整の説明である。
【図16】(a)(b)(c) 調整建具枠の縦枠の見込み幅調整
の説明図である。
【図17】(a)(b)(c) 調整建具枠の縦枠の壁厚に対する
納まりの説明図である。
【図18】調整建具枠の縦枠の断面図である。
【図19】(a)(b)(c) 基板プレート治具のプレート治具
と基板治具との組合せ説明図である。
【図20】基板プレート治具の斜視図である。
【図21】(a)(b)調整建具枠の縦枠と基板プレート治具
との組付け説明図である。
【図22】(a)(b)(c) 調整部材の断面図である。
【図23】(a)(b)壁厚=60mm用の縦枠、基板プレート
治具および調整部材の組付け・取付調整の説明図であ
る。
【図24】(a)(b)壁厚=65mm用の縦枠、基板プレート
治具および調整部材の組付け・取付調整の説明図であ
る。
【図25】(a)(b)壁厚=70mm用の縦枠、基板プレート
治具および調整部材の組付け・取付調整の説明図であ
る。
【図26】各モジュールの壁厚における壁内法寸法、調
整寸法の表である。
【図27】(a)(b)(c) 従来の建造物の開口部に建具枠を
取付ける説明図である。
【符号の説明】
5,21 建具枠 6,22 縦枠 7,26 凹部 8 基板 9,35a,35b,35c 調整溝 11A,11B,11C,41A,41B,41C 調
整部材 12,42 調整枠 13,43 調整脚 14,44 連結板 15,45 嵌込み凹部 16,46 調整板 23 固定枠 24 調整枠 25 戸当り枠 30 基板プレート治具 31 プレート治具 32 基板治具 M モジュール t 壁厚 W 開口部 W1 壁内法寸法 Ws 壁内法最小寸法 Wh 壁内法最大寸法 D 標準ドア

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段階の通り芯間モジュールで形成さ
    れ、各モジュール毎に3種類の壁厚で形成されて、複数
    の壁内法寸法で形成される開口部に、ドアを建付ける建
    具枠の取付調整方法において、 前記壁内法寸法の最大寸法と最小寸法から求められる内
    法調整範囲から所定のドア幅の標準ドアを設定し、この
    標準ドア幅より同標準ドアを建付る建具枠の左右の縦枠
    の枠内法寸法を設定するとともに、 この左右の縦枠の枠内法寸法と各モジュールの壁内法寸
    法とから各調整寸法を求め、この最小調整寸法を基準寸
    法とし、かつこの最小調整寸法を縦枠の厚さ寸法とな
    し、 この左右の縦枠の外側面と各モジュールの壁内法面とで
    形成される間隔を調整可能とする調整部材を前記縦枠に
    取付けて壁内法面に取付調整する構成としたことを特徴
    とする建具枠の取付調整方法。
  2. 【請求項2】 前記建具枠の縦枠は各壁厚寸法に対応す
    る見込み幅で所定の厚さ寸法に形成され、その一方の側
    面には壁厚の幅で通常の縦枠の見付け幅をとった深さの
    凹部を長手方向に凹設し、かつこの凹部の中央には壁厚
    の下地幅と対応する幅の基板を取付けて、その両側に調
    整溝を形成し、前記調整部材は前記調整溝にスライド可
    能に嵌込み可能とする調整脚とこの両調整脚を連結する
    連結板とにより嵌込み凹部を有する断面略コ字形状の調
    整枠と、前記嵌込み凹部に取外し可能に嵌込まれた複数
    枚の所定厚さの調整板とにより形成して縦枠を構成した
    ことを特徴とする請求項1の建具枠。
  3. 【請求項3】 前記建具枠の縦枠は固定枠と調整枠およ
    び戸当枠との3部材より形成して調整枠を固定枠に接離
    可能に設け、この一方の側面には調整枠を固定枠に突合
    せした状態で、モジュールにおける最小壁厚幅で通常の
    縦枠の見付け幅をとった深さの凹部を長手方向に凹設
    し、この凹部にはその縁面間に嵌込み固定することで凹
    部幅をモジュールにおける各壁厚に設定可能とするプレ
    ート治具と、このプレート治具の嵌込み状態で凹部の縁
    面との間に所定幅の調整溝を形成可能とする基板治具と
    よりなる基板プレート治具を介装するとともに、この基
    板プレート治具に対し、前記調整溝にスライド可能に嵌
    込み可能とする調整脚とこの両調整脚を連結する連結板
    とにより嵌込み凹部を有する断面略コ字形状の調整枠
    と、前記嵌込み凹部に取外し可能に嵌込まれた複数枚の
    所定厚さの調整板とより調整部材を形成して縦枠を構成
    したことを特徴とする請求項1の建具枠。
  4. 【請求項4】 前記基板プレート治具は前記モジュール
    に対する壁厚の幅寸法を中心を所定の角度間隔で通る線
    分に対し、直交する縁で形成される略変形六角形状の板
    状に形成され、また、基板治具はモジュールに対する壁
    厚の下地幅寸法を前記中心を通る線分に対し、直交する
    縁で形成されて前記プレート治具と相似形状に形成さ
    れ、かつこの基板治具の縁には前記縦枠の凹部の深さと
    対応する縁面が形成されてプレート治具とにより略ハッ
    ト形状に一体形成して、前記固定枠と調整枠を調整可能
    に接続固定する構成としたことを特徴とする請求項3の
    建具枠。
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