JP2865890B2 - 上塗りクリヤー塗料組成物及び塗装方法 - Google Patents

上塗りクリヤー塗料組成物及び塗装方法

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JP2865890B2
JP2865890B2 JP5955391A JP5955391A JP2865890B2 JP 2865890 B2 JP2865890 B2 JP 2865890B2 JP 5955391 A JP5955391 A JP 5955391A JP 5955391 A JP5955391 A JP 5955391A JP 2865890 B2 JP2865890 B2 JP 2865890B2
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孝一 清家
嗣男 根津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属部材とプラスチック
部材からなる自動車外板に塗装する上塗りクリヤー塗料
組成物及びその塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属部材で構成されていた自動車
外板はこの一部がプラスチック部材に代き替えられるよ
うになって来た。
【0003】従来、このような金属部材及びプラスチッ
ク部材からなる自動車外板への塗装には、金属部材に要
求される塗膜機能(耐食性、耐酸性など)とプラスチッ
ク部材に要求される塗膜機能(低温硬化性、機械的性質
など)が異なるため、両部材に塗装される塗料の種類の
異なったものが使用されていた。このために、通常、両
部材を別々に塗装し最終的に自動車外板として組立てら
れるが金属部材とプラスチック部材との塗膜の仕上り外
観(特に2コート1ベーク方式によるメタリック調仕上
げ)を一致させることが難かしいといる欠点があった。
また、金属部材とプラスチック部材とが1体化された部
材に対しては、両部材に要求される塗膜機能をともに満
足させるものが得られていないのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、金属部材
及びプラスチック部材に共用できる上塗りクリヤー塗料
組成物及びこの塗装方法を開発することを目的としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記した
欠点を解消するために鋭意研究を重ねた結果、金属部材
及びプラスチック部材に塗布する上塗りクリヤー塗料組
成物として特定塗料組成物を用いると前記した欠点を全
て解消することを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】即ち、本発明は金属部材とプラスチック部
材からなる自動車外板に塗布する上塗りクリヤー塗料組
成物であって、該組成物がシラノール基及び珪素原子に
直接結合した加水分解性基から選ばれる少なくとも1種
の基及びエポキシ基を官能基成分として含有する樹脂及
び硬化触媒を必須成分として含有する上塗りクリヤー塗
料組成物(以下、「クリヤー塗料」と略すことがあ
る。)並びに金属部材とプラスチック部材からなる自動
車外板に着色ベース塗料組成物を塗布し着色ベース塗膜
を形成させ、次いで該塗面に上記クリヤー塗料を塗装す
る塗装方法に関する。
【0007】本発明において、クリヤー塗料はシラノー
ル基及び/又は珪素原子に直接結合した加水分解性基、
エポキシ基及び好ましくは水酸基を含有する樹脂(以下
「クリヤー用樹脂」と略すことがある。)及び硬化触媒
を必須成分として含有する塗料組成物である。
【0008】上記クリヤー用樹脂が有する加水分解性基
は、水の存在下で加水分解してヒドロキシシラン基を生
成する残基であり、例えばC1 5 のアルコキシ基;フ
ェノキシ基、トリルオキシ基、パラメトキシフェノキシ
基、パラニトロフェノキシ基、ベンジルオキシ基などの
アリールオキシ基;アセトキシ基、プロピオニルオキシ
基、ブタノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、フェニ
ルアセトキシ基、ホルミルオキシ基などのアシロキシ基
及び−N(R1 2 、−ON(R1 2 、−ON=C
(R1 2 、−NR2 COR1 (式中、それぞれR1
同一もしくは異なってC1 8 のアルキル基、アリール
基、アラルキル基を示し、R2 はH、C1 8 のアルキ
ル基を示す。)で表わされる残基などがある。
【0019】上記クリヤー用樹脂としては、例えば、
水酸基含有樹脂(A)、エポキシ基含有樹脂(B)、
シラノール基及び/又は珪素原子に直接結合した加水分
解性基を含有する樹脂(C)の3成分を含有する樹脂混
合物(以下、「樹脂」と略す。)、 エポキシ基含
有樹脂(B)、シラノール基及び/又は珪素原子に直接
結合した加水分解性基を含有する樹脂(C)の2成分の
樹脂混合物であって、かつ樹脂(B)及び樹脂(C)の
いずれか一方もしくは両方に水酸基を含有する樹脂混合
物(以下、「樹脂」と略す。)、 水酸基、エポキ
シ基、シラノール基及び/又は珪素原子に直接結合した
加水分解性基を含有する樹脂(以下、「樹脂」と略
す。」などが挙げられる。
【0010】樹脂: 水酸基含有樹脂(A)としては、1分子中に平均2個以
上の水酸基を有し、好ましくは数平均分子量が1,00
0〜200,000、好ましくは3,000〜80,0
00のものが使用できる。水酸基が平均2個より少ない
と硬化性(ゲル分率)が劣るものとなるので好ましくな
い。水酸基の数は、仕上り性、耐水性などの観点から、
平均400個以下であることが好ましい。数平均分子量
が1,000未満では物性(耐衝撃性)、耐水性等が劣
るものとなり、一方200,000を上回ると他の成分
との相溶性が低下して、その結果、硬化が不均一で仕上
りが劣るものとなるので好ましくない。
【0011】水酸基含有樹脂(A)としては、従来から
公知の樹脂が使用できるが、特に耐候性、仕上り性など
の観点からビニル系重合体を用いることが好ましい。
【0012】該ビニル系重合体としては、例えば下記水
酸基含有重合性不飽和単量体(a)及び必要に応じてそ
の他の重合性不飽和単量体(b)をラジカル重合して得
られる(共)重合体が使用できる。
【0013】水酸基含有重合性不飽和単量体(a)とし
ては、例えば(a−1)〜(a−5)が挙げられる。 (a−1)ヒドロキシアルキルビニルエーテル:ヒドロ
キシブチルビニルエーテルなど、 (a−2)アリルアルコール及びメタリルアルコール、 (a−3)(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエ
ステル:ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレートなど、 (a−4)(ポリ)アルキレングリコールモノアクリレ
ート:エチレングリコールモノアクリレート、ポリエチ
レングリコールモノアクリレートなど、 (a−5)(a−1)〜(a−4)とラクトン類(例え
ばε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン)との付加
物など。
【0014】また、その他の重合性不飽和単量体(b)
としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキ
シル(メタ)アクリレートなどの如き(メタ)アクリル
酸のC1 24個のアルキル又はシクロアルキルエステル
類;スチレン、ビニルトルエンなどの如きビニル芳香族
化合物類;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレ
ート、パーフルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレ
ート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレー
トなどの如きパーフルオロアルキル(メタ)アクリレー
ト類及び(メタ)アクリロニトリル類、オレフィン類、
フルオロオレフィン類、ビニルエステル類、シクロヘキ
シル又はアルキルビニルエーテル類、アリールエーテル
類などが挙げられる。
【0015】エポキシ基含有樹脂(B)は、1分子中に
平均2個〜300個のエポキシ基を有し、好ましくは数
平均分子量が120〜200,000、好ましくは24
0〜80,000のものである。エポキシ基の数が平均
2個より少ないと硬化性、耐衝撃性が劣るものとなるの
で好ましくない。数平均分子量が120未満の化合物を
得ることは困難であり、一方、数平均分子量が200,
000を上回ると他の成分との相溶性が劣り、その結果
得られる塗膜の耐候性、仕上り性などが低下するので好
ましくない。
【0016】エポキシ基含有樹脂(B)としては、前記
脂環族ポリエポキシド架橋剤、オキシラン基含有重合性
不飽和単量体(c)(例えば特開平2−160879号
公報に記載される一般式(4)〜(18)の脂環族ビニ
ルモノマーなど)の単独重合体もしくは前記その他の重
合性不飽和単量体(b)との共重合体などが好適に使用
できる。
【0017】シラノール基及び/又は珪素原子に直接結
合した加水分解性基を含有する樹脂(C)としては、例
えばγ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリシラノー
ル、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、2−スチリルエチルトリメトキシシラン、
アリルトリエトキシシランなどの如きシラン化合物(d
−1);該シラン化合物(d−1)及びトリアルコキシ
又はトリヒドロキシシラン化合物(例えばメチルトリメ
トキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルト
リシラノール)との反応物(d−2)(例えば特開平2
−160879号公報に記載されるポリシロキサン系マ
クロモノマー)の単独重合体もしくはその他の重合性不
飽和単量体(b)との共重合体などが好適に使用でき
る。
【0018】上記樹脂(A)、(B)及び(C)の配合
割合は、これら3成分の総合計量で樹脂(A)5〜95
重量%、好ましくは20〜80重量%、樹脂(B)95
〜5重量%、好ましくは80〜20重量%、樹脂(C)
0.1〜80重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲
が硬化性及び塗膜仕上り性などの点から好ましい。
【0019】樹脂: エポキシ基含有樹脂(B)、シラノール基及び/又は珪
素原子に直接結合した加水分解性基を含有する樹脂
(C)としては前記と同様のものが使用できる。
【0020】また、樹脂においては、樹脂(B)及び
樹脂(C)のいずれか一方もしくは両方に水酸基を有す
るが、該樹脂(B)及び樹脂(C)中に水酸基を導入す
る方法としては、例えば単量体成分として前記水酸基含
有重合性不飽和単量体(a)を必須単量体成分として用
いることにより行なえる。この場合の水酸基の数は、1
分子中に平均1個以上、好ましくは平均400個以下含
有させるのが好ましい。また水酸基を導入した樹脂の数
平均分子量はそれぞれ1,000〜200,000、好
ましくは3,000〜80,000のものが望ましい。
【0021】また、上記樹脂(B)及び(C)の配合割
合は、これら2成分の総合計量で樹脂(B)5〜95重
量%、好ましくは20〜80重量%、樹脂(C)95〜
5重量%、好ましくは80〜20重量%の範囲が硬化性
及び塗膜仕上り性などの点から好ましい。
【0022】樹脂には必要に応じて前記水酸基含有樹
脂(A)を配合することができる。
【0023】樹脂 該樹脂は、1分子中に平均1個以上、好ましくは平均
2〜40個のシラノール基及び/又は珪素原子に直接結
合した加水分解性基、1分子中に平均1個以上、好まし
くは2〜40個のエポキシ基及び1分子中に平均2〜2
00個の水酸基を有することが、硬化性及び塗膜仕上り
性などの点から好ましい。
【0024】樹脂は例えば前記水酸基含有重合性不飽
和単量体(a)、前記オキシラン基含有重合性不飽和単
量体(c)、前記シラン化合物(d−1)及び/又は反
応物(d−2)、必要に応じてその他の重合性不飽和単
量体(b)との共重合体が好適に使用できる。
【0025】該単量体(a)〜(d−2)の配合割合
は、樹脂中の官能基が前記範囲内に入るように配合する
ばよい。
【0026】また樹脂の数平均分子量は1,000〜
200,000、好ましくは3,000〜80,000
のものが望ましい。
【0027】樹脂には必要に応じて前記水酸基含有樹
脂(A)を配合することができる。
【0028】上記樹脂は、例えばトルエン、キシレン等
の炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル系溶剤、ジオキサン、エチレングリコール
ジエチルエーテル等のエーテル系溶剤、ブタノール、プ
ロパノール等のアルコール系溶剤、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン等の脂肪族系炭化水素等に、溶解又は分散
した溶液型、分散型、非水分散型などの形態で使用され
る。
【0029】該非水分散型の樹脂組成物は、前記樹脂を
分散安定剤とし、該分散安定剤の存在下に、1種以上の
ラジカル重合性不飽和単量体と重合開始剤とを該単量体
と分散安定剤とは溶解するが、その単量体から得られる
重合体粒子は溶解しない有機溶剤中に添加し、重合反応
を行なわせることにより非水分散液を製造することがで
きる。非水分散液の粒子成分となるポリマーを形成する
のに用い得る単量体の種類としては既に記載したすべて
の単量体を使用することができる。好ましくは粒子成分
となるポリマーは使用している有機溶剤に溶解してはな
らないので、高極性の単量体を多く含む共重合体であ
る。すなわちメチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、2−ヒ
ドロキシ(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、スチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレン、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミドなどのモノマーを多く含んでいるこ
とが好ましい。又、非水分散液の粒子は必要に応じ架橋
させておくことができる。粒子内部を架橋させる方法の
一例としてはジビニルベンゼンやエチレングリコールジ
メタクリレート等の多官能モノマーを共重合することに
よって行なえる。
【0030】非水分散液に用いる有機溶剤には該重合に
より生成する分散重合体粒子は実質的に溶解しないが、
上記分散安定剤及びラジカル重合性不飽和単量体に対し
ては、良溶媒となるものが包含される。一般には、脂肪
族炭化水素を主体とし、これに適宜芳香族炭化水素や上
記の如きアルコール系、エーテル系、エステル系または
ケトン系溶剤を組合わせたものが好適に使用される。さ
らに、トリクロロトリフルオロエタン、メタキシレンヘ
キサフルオライド、テトラクロロヘキサフルオロブタン
なども必要により使用できる。
【0031】上記単量体の重合はラジカル重合開始剤を
用いて行なわれる。使用可能なラジカル重合開始剤とし
ては、例えば、2,2′−アゾイソブチロニトリル、
2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル
などのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキシド、ラウリ
ルパーオキシド、tert−ブチルパーオクトエートな
どの過酸化物系開始剤が挙げられ、これら重合開始剤は
一般に、重合に供される単量体100重量部当り0.2
〜10重量部範囲内で使用することができる。上記重合
の際に存在させる分散安定剤樹脂の使用配合は、該樹脂
の種類に応じて広い範囲から選択できるが、一般には該
樹脂100重量部に対してラジカル重合性不飽和単量体
を3〜240重量部程度、好ましくは5〜82重量部と
するのが適当である。
【0032】本発明においては、分散安定剤樹脂と重合
体粒子とを結合させることもできる。
【0033】上記した非水分散液の樹脂組成物は有機溶
剤に分散安定剤樹脂が溶解した液相中にラジカル重合性
不飽和単量体が重合した重合体粒子である固相が安定に
分散した非水分散液であって、塗装時の固形分を大幅に
上昇させることができ、しかも塗装後の粘度が高くなる
ためにタレ、流れ等のない仕上り外観に優れた膜が形成
できる。更にその形成された被膜は、被膜の連続相がシ
ロキサン結合を有する光、化学的に安定な被膜であり、
更に該被膜中の重合体粒子成分が該連続相により安定化
されているとともに被膜が粒子成分により補強されてい
るので、耐衝撃性等の機械的特性に優れた被膜が形成で
きる。
【0034】クリヤー塗料で用いる硬化触媒は樹脂中の
シラノール基、珪素原子に直接結合した加水分解性基、
エポキシ基、水酸基の反応を促進するために使用するも
のであって、例えばアルミニウム、チタニウム、ジルコ
ニウム、カルシウム、バリウムなどの金属類にアルコキ
シ基が結合した金属アルコキシド類;該金属アルコキシ
ド類にケト・エノール互変異性体を構成し得るキレート
化合物が配位した金属キレート化合物類;AlCl3
Al(C2 5 2 Cl、TiCl4 、ZrCl4 、S
nCl4 、FeCl4 、BF3 、BF3 :(OC
2 5 2 などの如きルイス酸類;有機プロトン酸(メ
タスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸など)、無機プロトン酸(リン酸、亜リン酸、ホ
スフィン酸、硫酸など)のプロトン酸類;ケイ酸アルミ
ニウムなどの如きSi−O−Al結合を有する化合物な
どが好適に使用できる。上記した中でも金属キレート化
合物が好ましく、更にはジイソプロポキシエチルアセト
アセテートアルミニウム、トリス(エチルアセトアセテ
ート)アルミニウム、イソプロポキシ・ビス(エチルア
セトアセテート)アルミニウム、モノアセチルアセトナ
ート・ビス(エチルアセトアセテート)アルミニウム、
トリス(n−プロピルアセトアセテート)アルミニウ
ム、トリス(n−ブチルアセトアセテート)アルミニウ
ム、モノエチルアセトアセテート・ビス(アセチルアセ
トナート)アルミニウム、トリス(アセチルアセトナー
ト)アルミニウム、トリス(プロピオニルアセトナー
ト)アルミニウム、アセチルアセトナート・ビス(プロ
ピオニルアセトナート)アルミニウムなどの如きアルミ
ニウムキレート化合物類;ジイソプロポキシ・ビス(エ
チルアセトアセテートチタニウム、ジイソプロポキシ・
ビス(アセチルアセトナート)チタニウムなどの如きチ
タニウムキレート化合物類;テトラキス(n−プロピル
アセトアセテート)ジルコニウム、テトラキス(アセチ
ルアセトナート)ジルコニウム、テトラキス(エチルア
セトアセテート)ジルコニウムなどの如きジルコニウム
キレート化合物類などが好適である。
【0035】硬化触媒の配合割合は前記クリヤー用樹脂
100重量部に対して、0.01〜30重量部、好まし
くは0.1〜10重量部とする。硬化触媒が0.01重
量部未満では硬化性が低下し、30重量部を上回ると塗
膜の耐水性が低下するので好ましくない。
【0036】更に、クリヤー塗料には1分子中に少なく
とも2個のエポキシ基を含有する数平均分子量2000
以下のポリエポキシ化合物を用いることができる。該化
合物を用いると、このものがクリヤー塗料の反応性希釈
剤として作用するので塗料の度化及び高固形分化を設る
ことができ、また、硬化時の副生成物がないので均一硬
化性に優れた塗膜を得ることができるという利点があ
る。該化合物の配合量は前記クリヤー用樹脂固形分10
0重量部に対して、通常、数0〜100重量部、好まし
くは数5〜60重量部とすることが望ましい。
【0037】上記ポリエポキシ化合物としては、例えば
【化1】 と下記したポリイソシアネート化合物との付加物(使用
し得るポリイソシアネート化合物としては、例えばヘキ
サメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネー
ト類;水素添加キシリレンジイソシアネートもしくはイ
ソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジイソシア
ネート類;トリレンジイソシアネートもしくは4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族ジイ
ソシアネート類の如き有機ジイソシアネートそれ自体、
またはこれらの各有機ジイソシアネートと多価アルコー
ル、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加
物、あるいは上記した如き各有機ジイソシアネート同志
の重合体、さらにはイソシアネート・ビウレット体等が
挙げられるが、それらの代表的な市販品の例としては
「バーノックD−750、−800、DN−950、−
970もしくは15−455」〔以上、大日本インキ化
学工業株式会社製品〕、「デスモジュールL、NHL、
ILもしくはN3390」〔西ドイツ国バイエル社製
品〕、「タケネートD−102、−202、−110N
もしくは−123N」〔武田薬品工業株式会社製品〕、
「コロネートL、HL、EHもしくは203」〔日本ポ
リウレタン工業株式会社製品〕または「デュラネート2
4A−90CX」〔旭化成工業株式会社製品〕等であ
る);
【化2】 等の不飽和基を有するエステル化物(例えば、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、トリメチロールプロパン及び1,4
−ブタンジオール等をエステル化反応して得られる数平
均分子量900のエステル化物)を過酢酸等で酸化させ
て得られるもの等が挙げられる。
【0038】また上記したような脂環式オキシラン基を
有する化合物以外にも、脂環式でないオキシラン基を有
する化合物、例えば、ジグリシジルエーテル、2−グリ
シジルフェニルグリシジルエーテル等も使用できる。
【0039】また、クリヤー塗料には、透明性を阻害さ
せない程度に金属フレーク、マイカ粉末、着色顔料、体
質顔料(例えばシリカ、重合体微粒子、バリタ、タルク
など)など及び必要に応じてセルロースアセテートブチ
レート、表面調整剤、紫外線吸収剤、その他塗料用添加
剤などが使用できる。
【0040】本発明において、上記クリヤー塗料を塗装
する自動車外板部は金属部材とプラスチック部材とから
なっている外板である。例えば、バンパー、フェイシ
ア、フェンダー、ドアパネル、パネルフード、パネルル
ーフ、パネルトランクリッドなどの各パーツもしくはこ
れらを2種以上組み合わせて一体化したものなどであ
る。つまり、個々のパーツ自体がプラスチック部と金属
部とからなるもの、金属部からなるパーツとプラスチッ
ク部からなるパーツと組み合せて一体化したものなどが
あげられる。また、金属部は主として鉄、もしくは鉄を
含む合金であり、プラスチック部はポリウレタン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネートなどで構成されている。
【0041】そして、本発明において、自動車用外板
「自動車」とは、所謂、乗用車のみに限定されず、オー
トバイ、トラック、サファリカーなども含むと理解すべ
きである。
【0042】本発明塗装方法は、自動車外板の金属部材
及びプラスチック部材に着色ベース塗料を塗装し、両部
材表面に着色ベース塗膜を形成させ、次いで形成された
塗膜表面に上記クリヤー塗料を塗装しクリヤー塗膜を形
成させ、続いて着色ベース塗膜及びクリヤー塗膜を同時
に硬化させることによって行なわれる。
【0043】また、自動車外板に着色ベース塗料を塗装
するにあたり、あらかじめ金属部材およびプラスチック
部材にそれぞれ表面処理ならびにプライマー塗装などの
前処理を必要に応じて行なっておくことが好ましい。す
なわち、金属部はリン酸亜鉛、リン酸鉄などで表面処理
し、ポリブタジエン系、ポリエステル系、エポキシ系な
どのアニオン型もしくはカチオン型の電着プライマーを
塗装し、次いで、中塗り塗料(たとえばアミノ・アルキ
ド樹脂系など)を塗装しておくことが好ましい。一方、
プラスチック部は溶剤蒸気脱脂、研磨、酸処理、コロナ
放電などで表面処理を行ない、適宜のプライマーを塗装
しておくことが好ましい。
【0044】まず、上記ベースコートは、金属フレーム
およびまたはマイカ粉末を配合してなるメタリック調仕
上げ用の硬化性塗料であって、このようなベースコート
自体すでに公知であり、これまでに自動車の鋼板部もし
くはプラスチック部に塗装されていたものが使用でき
る。具体的には、アクリル樹脂、ポリステル樹脂、アク
リル・ポリエステル樹脂などを基体樹脂とし、アミノ樹
脂、無黄変性ポリイソシアネート(例えば、ヘキサメチ
レンジイソシアネートなど)など架橋剤とし、さらに必
要ならば、セルロースアセテートブチレート、アルキド
樹脂などを顔料の分散性を改良するために配合してなる
ビヒクルと金属フレークおよびまたはマイカ粉末とを主
要成分とする有機溶液型(ハイソリッド、非水分散液型
などを含む)、水系型、粉体型の硬化性塗料があげられ
る。
【0045】着色ベース塗料で使用する金属フレーク粉
末としては、アルミニウムフレーク、ニッケルフレー
ク、銅フレーク、真鍮フレーク及びクロムフレークなど
が挙げられ、また、マイカ粉末としてはパールマイカ、
着色パールマイカなどが挙げられる。これらの粉末の使
用量は要求される用途に応じて適宜選択できるが、着色
ベース用樹脂及び架橋剤の総合計100重量部に対し
て、通常、1〜30重量部、好ましくは2〜20重量部
配合できる。
【0046】着色ベース塗料には、上記した以外にも着
色顔料(例えばカーボンブラック、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、キナクリドンレッド、酸
化チタン)、体質顔料(例えばシリカ、バリタ、タル
ク、重合体微粒子)、セルロースアセテートブチレー
ト、沈降防止剤、タレ止め防止剤、表面調整剤、紫外線
吸収剤及びその他塗料用添加剤などが使用できる。
【0047】上記着色ベース塗料及びクリヤー塗料の塗
装は、特に限定されず従来から公知の手段を適宜選択し
て実施できるが、好ましくは例えば静電塗装(ベル型、
REA型等)、エアースプレー塗装等によって行なうこ
とができる。これらの塗料は、通常、約12〜35秒
(フォードカップNo.4、20℃)に希釈して塗装さ
れる。また、着色ベース塗料の膜厚は乾燥膜厚で約10
〜30μm、好ましくは約10〜25μmの範囲が望ま
しく、そしてクリヤー塗料の膜厚は乾燥膜厚で約20〜
70μm、好ましくは約30〜50μmの範囲が望まし
い。
【0048】着色ベース塗膜及びクリヤー塗膜を同時に
硬化させる条件としては、特に限定されず適宜選択する
ことができる。また、本発明組成物で形成させた着色ベ
ース塗膜は40℃〜100℃程度の温度では5分間〜3
時間程度、約100℃〜180℃の温度では5分間〜3
0分間程度で硬化が可能である。
【0049】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。
【0050】 クリヤー塗料a 下記 メチルトリメトキシシラン 2720g (20mol) γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 256g (1mol) 脱イオン水 1134g 6%塩酸 2g ハイドロキノン 1g 混合物を80℃、5時間反応させポリシロキサン系マク
ロモノマーを得た。得られたポリシロキサン系マクロモ
ノマーの数平均分子量は2000、平均的に1分子当り
1個のビニル基(重合性不飽和結合)と4個の水酸基を
有していた。
【0051】次に 上記ポリシロキサン系マクロモノマー 200g メチルメタクリレート 100g n−ブチルアクリレート 300g
【化3】 2−ヒドロキシエチルアクリレート 200g アゾビスイソブチロニトリル 10g の混合物をブタノールとキシレンの等重量混合物100
0g中に滴下し120℃で重合させ透明な固形分50%
共重合体を得た。共重合体の数平均分子量は約4000
0であった。
【0052】続いて、上記共重合体(固形分)500
g、トリス(アセチルアセテート)アルミニウム2g、
シリコンオイルKP−322(信越化学工業株式会社社
製、商標名)0.025gの混合物をディスパーで均一
に撹拌混合し、更にキシレンでスプレー粘度まで希釈し
てクリヤー塗料aを得た。
【0053】 クリヤー塗料b 下記 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 150g スチレン 200g
【化4】 n−ブチルアクリレート 300g 2−ヒドロキシエチルアクリレート 150g アゾビスイソブチロニトリル 10g の混合物をブタノールとキシレンの等重量混合物100
0gに滴下し、120℃で反応を行ない固形分50%、
共重合体数平均分子量数20000の透明な共重合体を
得た。
【0054】次に、上記共重合体(固形分)500g、
テトラキス(アセチルアセトン)ジルコニウム2g、シ
リコンオイルKP−322(前記と同様のもの)0.0
25gの混合物をディスパーで均一に撹拌混合し、更に
キシレンでスプレー粘度まで希釈してクリヤー塗料bを
得た。
【0055】実施例1 部材Iに着色ベース塗料アを乾燥膜厚が15〜20μm
になるようにスプレー塗装し、続いて5〜10分間スプ
ラッシュオフして部材I表面に着色ベース塗膜を形成さ
せた。次に、該着色ベース塗膜表面にクリヤー塗料aを
乾燥膜厚35〜40μmになるようにスプレー塗装し、
室温で10分間セッティングしたのち140℃で30分
間加熱を行なって着色ベース塗膜表面にクリヤー塗膜を
形成させた。
【0056】部材IIに着色ベース塗料イを乾燥膜厚が1
5〜20μmになるようにスプレー塗装し、続いて5〜
10分間スプラッシュオフして部材II表面に着色ベース
塗膜を形成させた。次に、該着色ベース塗膜表面にクリ
ヤー塗料aを乾燥膜厚35〜40μmになるようにスプ
レー塗装し、室温で10分間セッティングしたのち12
0℃で30分間加熱を行なって着色ベース塗膜及びクリ
ヤー塗膜を順次形成させた。
【0057】実施例2〜4 実施例1と同様にして表−1に記載の条件で金属部材及
びプラスチック部材の表面に着色ベース塗膜及びクリヤ
ー塗膜を順次形成させた。
【0058】比較例1〜3 実施例1と同様にして表−1に記載の条件で金属部材及
びプラスチック部材の表面に着色ベース塗膜及びクリヤ
ー塗膜を順次形成させた。
【0059】実施例及び比較例の塗装作業効率、色調一
致性及び塗膜性能を表−1にまとめて示した。
【0060】
【表1】
【0061】(*1)部材 部材I(金属部材):自動車外板ボディー用鋼板をパー
ルボンド3020〔日本パーカライジング株式会社リン
酸亜鉛系表面処理剤〕で表面処理し、さらにカチオン電
着塗料〔関西ペイント株式会社商品名「エレクロン#9
000」〕を乾燥膜厚が25μmになるように電着塗装
し、180℃で80分焼付けた後、アミノ・アルキド樹
脂系中塗り塗料〔関西ペイント株式会社「アミラックシ
ーラー」〕をスプレー塗装し(膜厚30〜35μm)、
140℃で30分焼付乾燥して鋼板の試験片とした。
【0062】部材II(プラスチック部材):トリクロー
ルエタンで蒸気脱脂したR−RIM(Rein For
ced−Reaction Injection Mo
lding)ウレタンプラスチックに、ウレタンエラス
トマー樹脂系グレー塗色プライマー〔関西ペイント株式
会社「ソクレックスNo.1000」プライマー〕を乾
燥膜厚で15〜20μmになるようにスプレー塗装し、
80℃で30分間焼付乾燥してプラスチックの試験片と
した。
【0063】(*2)着色ベース塗料 ア:マジクロン#100 メタリックベースコート(商
標名、関西ペイント社製、アクリル/メラミン系樹脂) イ:ソフレックスNo.1400 メタリックベースコ
ート(商標名、関西ペイント社製、メラミン硬化系樹
脂) ウ:ソフレックスNo.400 メタリックベースコー
ト(商標名、関西ペイント社製、2液型ウレタン硬化系
樹脂) ア〜ウをスプレー粘度まで希釈して使用した。
【0064】(*3)クリヤー塗料組成物 c:マジクロン#100 クリヤー(商標名、関西ペイ
ント社製、アクリル/メラミン系樹脂) d:ソフレックスNo.1600 クリヤー(商標名、
関西ペイント社製、メラミン系樹脂) e:ソフレックスNo.500 クリヤー(商標名、関
西ペイント社製、2液型ウレタン硬化系樹脂) c〜eをスプレー粘度まで希釈して使用した。
【0065】(*4)塗装作業効率:着色ベース塗料、
クリヤー塗料共に一液型塗料を使用している塗装ライン
の作業効率と比較した。 ○は良好である。 △はクリヤーコートのみ、二液型塗料とした場合、一系
統のラインで硬化剤調合、ポットライフ管理等の工数が
増えて劣る。 ×はベースコート、クリヤーコート塗料共に二液型塗料
とした場合、塗色数に応じたメンテナンスが必要で工数
が著しく増えて劣る。
【0066】(*5)色調一致性:金属部材とプラスチ
ック部材との色調の差を、S&M Colour Co
mputer Model 4(スガ試験機株式会社
製)を用いて測定し、下記の基準で評価した。 ◎はΔE0.5以下を示す。 ○はΔE0.5〜1.0を示す。 △はΔE1.0〜3.0を示す。 ×はΔE3.0以上を示す。
【0067】(*6)耐酸性:塗装試験板に40重量%
2 SO4 を0.5ccスポットし、50℃の雰囲気に
30分放置した後、水洗、自然乾燥し、塗面の状態を観
察し、下記の基準で評価した。 ◎は塗面に全く変化が認められないものを示す。 ○はスポット部にわずかに痕跡の認められたものを示
す。 △はスポット部にツヤビケを生じたものを示す。 ×はスポット部にフクレ、チヂミを生じたものを示す。
【0068】(*7)耐候性:塗装試験板を沖永良部島
の暴露台上に、南面22°の角度に12ヶ月設置後、水
洗して60°グロスを測定し、下記の基準で評価した。 ◎は初期グロスに対する光沢保持率が95%以上のもの
を示す。 ○は初期グロスに対する光沢保持率が80〜95%のも
のを示す。 △は初期グロスに対する光沢保持率が60〜80%のも
のを示す。 ×は初期グロスに対する光沢保持率が60%以下のもの
を示す。
【0069】(*8)耐候汚染性:上記(*7)の耐候
性試験後塗板を初期塗板と比較して両者の色差を(*
5)の方法にて測定した。また同時に目視での評価も行
なった。判定基準は下記の通りである。 ◎はΔE1.0以下で雨ジミ跡が認められないものを示
す。 ○はΔE1.0〜2.0でわずかに雨ジミ跡が認められ
るものを示す。 △はΔE2.0〜5.0で雨ジミ跡が黒ずんでいるもの
を示す。 ×はΔE5以上で黒しみが顕著なものを示す。
【0070】(*9)低温屈曲性:塗装試験板を−20
℃の雰囲気に4時間放置後、これを直径20mmの鉄の
棒にはさんで180°折り曲げる。屈曲部の塗膜にひび
割れ、割れなどの欠陥の無いものを合格、ひび割れ、割
れなどの欠陥が発生したものを不合格とした。
【0071】(*10)研磨性:塗装試験板を、木製研
磨台の上に固定し、#360耐水研磨紙をゴムパットに
あてて、試験板の塗面を一様な力と速度で研ぐ。 ○は研磨に支障が全くないものを示す。 △は研磨紙に塗膜がつくものを示す。 ×は研磨紙の目がつまるものを示す。
【0072】
【発明の効果】本発明上塗りクリヤー塗料組成物及び塗
装方法は、以上述べたことから下記した効果をもつもの
である。 物性、耐水性、耐候性、耐薬品性、耐スリ
キズ性に優れた性質をもつ塗膜であることから金属部及
びプラスチック部の両部材に共用できる。 両部材に
共用できることから、塗装工数を低減させ、かつ色一致
性に優れた塗膜が形成できる。 低温硬化が可能なこ
とからプラスチック部材の適用範囲が拡大できる。
1液型で毒性の問題がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−170485(JP,A) 特開 平2−228381(JP,A) 特開 平4−18967(JP,A) 特開 平3−76771(JP,A) 特開 平3−277624(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 163/00 - 163/10 B05D 1/36 B05D 7/14 C09D 201/10 C08G 59/68 - 59/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材とプラスチック部材からなる自
    動車外板に塗布する上塗りクリヤー塗料組成物であっ
    て、該組成物がシラノール基及び珪素原子に直接結合し
    た加水分解性基から選ばれる少なくとも1種の基及びエ
    ポキシ基を官能基成分として含有する樹脂及び硬化触媒
    を必須成分として含有することを特徴とする上塗りクリ
    ヤー塗料組成物。
  2. 【請求項2】 金属部材とプラスチック部材からなる自
    動車外板に着色ベース塗料組成物を塗布し、着色ベース
    塗膜を形成させ、次いで該塗面に1項記載のクリヤー塗
    料組成物を塗装することを特徴とする塗装方法。
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