JP2865303B2 - 生物学的支持体 - Google Patents

生物学的支持体

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JP2865303B2
JP2865303B2 JP1035970A JP3597089A JP2865303B2 JP 2865303 B2 JP2865303 B2 JP 2865303B2 JP 1035970 A JP1035970 A JP 1035970A JP 3597089 A JP3597089 A JP 3597089A JP 2865303 B2 JP2865303 B2 JP 2865303B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は酵素およびたん白質のような生物学的マクロ
分子を保持し保護するのに適する多孔質無機材料に関す
る。
〔発明の背景〕
生化学反応を行う場合、試剤または栄養素を含有する
液状または気体状媒質を生物学的マクロ分子の形の試剤
または触媒を固定させ離れた位置に実質的に均一に分布
させたチャンバー内に通すことをしばしば必要とする。
この目的は、媒質のチャンバーへの自由な通過を可能し
ながら生物学的マクロ分子を固定し保護する材料中に生
物学的マクロ分子を支持することが必要である。
ビーズ、果粒またはより不規則形状粒子の形の多孔質
無機材料を用いて生物学的マクロ分子を支持している。
無機材料を用いて生化学反応を商業的規模で実施する大
カラムを充填する場合には、その無機材料は十分に多孔
質であって、カラム中の充填材料の重量による破砕効果
に耐える十分な機械的強度を有しながら、生物学的マク
ロ分子を固定できるキャビティを与えることが必要であ
る。
〔従来技術〕
GB−2153807号はSiO2:Al2O3のモル比が少なくとも0.7
5:1のアルミノケイ酸塩材料を1000℃〜1800℃でカ焼さ
せてムライト結晶およびシリカを形成し、シリカをリー
チング除去して相互連結孔ネットワークを残存させるこ
とによって製造した多孔質粒状アルミノケイ酸塩材料に
関する。
EP−0130734号およびEP−0187007号は貴金属触媒用の
支持体として使用する多孔質ムライトの製造に関する。
可燃性材料を分布させたクレーを焼成することによっ
て多孔質材料を製造することについての当該技術の参考
例は存在しているけれども、その最終製品は相変らずミ
クロンおよびミリメーター範囲の比較的大きい孔を有し
ている。本発明者等が気付いているそのような参考例に
は英国特許明細書第1274735号、第1233220号、第769225
号、第638299号、第393246号および第266165号がある。
ボールクレーはセラミック物品の製造に使用できるけ
れども、そのような物品はクレーを1200℃より高い温度
で焼成しそれよって本質的にムライトからなる生成物を
生成させ欠陥(defect)スピネル構造を生成させないこ
とによって製造している。
〔発明の内容〕
本発明の第1の局面によれば、生物学的マクロ分子を
保持する支持体として使用するのに適する多孔質無機材
料の製造方法が提供され、この方法は、(a)約1000Å
より大きくない粒度を有する炭素質材料をクレーの5〜
25重量%分布させたカオリナイト系クレーを、該カオリ
ナイト系クレーの実質的部分を認知し得るムライトの形
成なしに多孔質の欠陥アルミニウム−ケイ素スピネルに
転化させるのに十分な温度でカ焼させること、このスピ
ネルが主として約100〜約1000Åの孔径範囲の孔の相互
連結配列を有すること;および上記の多孔質欠陥アルミ
ニウム−ケイ素スピネルをさらなるカ焼なしに単離する
ことを含む。
本発明の第2の局面によれば、欠陥アルミニウム−ケ
イ素スピネルの3次元ネットワークを含み、該ネットワ
ークが主として約100〜1000Åの孔径範囲の孔の相互連
結配列を形成している多孔質無機材料が提供される。
本発明の第3の局面によれば、主として約100〜1000
Åの孔径範囲の孔の相互連結配列を形成する欠陥アルミ
ニウム−ケイ素スピネルの3次元ネットワークを有する
多孔質無機材料内に生物学的マクロ分子を保持させる方
法が提供され、この方法は生物学的マクロ分子を上記相
互連結配列中に導入し生物学的マクロ分子を上記孔内に
分布せしめる工程を含む。
本発明の多孔質無機材料は、例えば、生化学反応を行
うチャンバー内で生物学的マクロ分子を保持し、保護し
あるいは固定するのに使用できる。
上記多孔質無機材料内に保持させた生物学的マクロ分
子はその後生物学的反応を行うのに使用できる。例え
ば、急速に進展しているバイオテクノロジー分野におい
ては、特異性酵素並びに特異性(またはモノクローナ
ル)抗体を有意の量で単離することが可能になってい
る。本発明の生物学的支持体はこれらの生物学的マクロ
分子を支持し得る特別に有効な手段を提供するものと確
信する。
本発明の多孔質無機材料はそれ自体チャンバー内に支
持できるもので、例えば、カラム内に充填できる。
カオリナイト系クレーを約550℃以上の温度に加熱す
る場合、吸熱反応が生じ、化学結合水は放出して一般に
メタカオリンとして知られる生成物を与える。しかしな
がら、温度を約925℃に上昇させた場合、発熱反応が明
らかに始まり、形成された物質はしばしば“特徴的発熱
反応を受けたカオリン”と称される。カオリナイト系ク
レーを約925〜約1050℃の範囲の温度でカ焼して得られ
た材料もまた欠陥アルミニウム−ケイ素スピネルまたは
ガンマーアルミナと称される。時たま使用される別名は
“初期ムライト”であるが、その結晶はムライト結晶と
極めて異なるので真正のムライトとは区別されるべきで
ある。本明細書においては、“欠陥アルミニウム−ケイ
素スピネル”または略した。“欠陥スピネル”なる用語
を全体に亘って使用する。欠陥スピネル材料を約1050℃
より高い温度にさらに加熱すると、真正のムライトが形
成される。本発明の方法は約925℃以上約1050℃以下の
温度で通常実施する。
天然カオリナイト系クレーは好ましくは10〜20重量%
の超微分割炭素質材料を含有する。炭素質材料は、例え
ば、カーボンブラックの形で人工的に添加し得る。しか
しながら、より好都合なのは天然の状態で所望量の炭素
質材料を含むカオリナイト系クレー、例えば、リグナイ
ト(亜炭)系ボールクレーを用いることである。
上記カオリナイト系クレーをカ焼するとき、炭素質材
料は燃焼し蒸発して所望の孔構造体を残存させる。微細
孔構造体を生成させるには、炭素質材料は1000Åより大
きくない最高粒度を有する粒子に微分割すべきである。
さらにまた、粒子はカオリナイト系クレーと緊密に混合
して比較的微細な孔の所望の狭い分布を与えるようにす
べきである。天然のリグナイト系ボールクレーは一般に
所定の分割状態の炭素質リグナイトを有しカオリナイト
系との緊密な混合物を含む。好ましいのは、超微細粒度
を有する天然ボールクレーを使用することである。その
ようなクレーはクレー粒子よりも幾分微細なリグナイト
粒子を含有する性質を有する。
球状たん白質または酵素タイプの生物学的触媒は一般
に10〜50オングストローム(Å)範囲の直径を有する。
多孔質無機材料がこれらの触媒マクロ分子を有効に固定
することができるためには、多孔質材料は主として100
〜1000Å(10〜100nm)孔径範囲の孔を有すべきであ
り、最も好ましくは、孔の大部分が孔径範囲200〜400Å
(20〜40nm)にあるべきであることを見い出した。
好ましいのは、カオリナイト系クレーは粒子の少なく
とも75重量%が2μmより小さい等価球径(e.s.d.)を
有し粒子の少なくとも65重量%が1μmより小さい(e.
s.d.)を有するような粒度分布を有するべきである。10
〜20重量%の炭素を含有し上述の粒度分布を有するリグ
ナイト系ボールクレーを925〜1050℃の温度でカ焼した
場合、炭素質材料の燃焼により形成された孔の直径は20
0〜400Å(20〜40nm)の比較的狭い分布に集中し、この
孔径分布がたん白質および酸素を固定するための理想的
な孔径範囲であることを見い出した。典型的には、孔の
少なくとも65容量%が100〜1000Åの広い範囲にあるの
に対し少なくとも40容量%は狭い200〜400Åの範囲にあ
る。炭素質材料の燃焼熱はカオリナイト系クレーの発熱
反応により発生した熱と共に一次カオリナイト粒子を一
緒に融合して硬質であるが反孔質の粒子を形成するもの
と信じている。粒子をアルカリでリーチング(浸出)し
て存在し得るシリカを除去する必要はない。
好ましくは、カオリナイト系クレーはカ焼前に0.2mm
〜3.5mm範囲の直径を有する成型体に成型する。カオリ
ナイト系クレーの水分は、成型体の形成前に、約1〜50
重量%の範囲好ましくは約28〜約35重量%の範囲にある
ように調整するのが有利である。
かくして可塑状態にあるカオリナイト系クレーは次い
でペグ型またはパン型造粒機により造粒するか、あるい
は押出加工してスパゲッティ状物に形成し次いでこれを
切断して所望範囲の粒子を得る。所望粒度範囲の直径を
有する成型体を上述の条件下でカ焼した場合、生成物は
生化学反応を行うためのカラムの充填材料としての用途
に適する粒度、形状および機械的性質を有する硬質の多
孔質粒子からなる。
天然カオリナイト系クレーは、好ましくは、所定範囲
の温度にカオリンまたはメタカオリンの実質的にすべて
を欠陥スピネル形に転化するのに十分であるが認知し得
る量のムライトを生成するには十分でない時間で暴露す
る。例えば、カ焼温度が925℃である場合、カオリナイ
ト系クレーはこの温度で約2時間暴露すべきである。し
かしながら、温度が1050℃である場合には、クレーをこ
の温度に暴露する時間は約1時間を越えるべきでない。
カ焼操作はバッチ法として実施でき、この場合、カオ
リナイト系クレーの温度は数時間に亘ってゆっくりと所
望値に上昇させ得るが、クレーを925〜1050℃の温度に
約1〜2時間よりも長くは滞留させない。
また、より好ましいのはカ焼を、例えば、回転または
流動床カ焼機を用いて連続的に行うことである。カ焼操
作中の雰囲気は好ましくは酸化性を有してカオリナイト
系クレーと混合した炭素質材料の燃焼を促進させるべき
である。
本発明の多孔質無機材料は、カ焼操作によって製造し
た条件において、あるいは特にアフィニティクロマトグ
ラフィ、イオン交換または生物学的マクロ分子の粒度除
外分離のようなある種の生化学分離目的の適当な反応性
層でコーティングしたのちに生物学的触媒支持体として
使用できる。該多孔質無機材料上にコーティングして反
応性層を形成できる物質の例には、高分子有機酸、高分
子第4級アンモニウム化合物またはポリエチレンイミン
のようなポリ酸性有機塩基があり、これらは欠陥スピネ
ル表面と直接の結合を形成するであろう。これらの物質
は疎水性基と親水性基の両方およびアニオンまたはカチ
オンイオン交換性を有し、たん白質を処理または分離す
るような生物学的用途において有用である。欠陥スピネ
ル上に直接コーティング他の物質にはポリスチレンおよ
び多糖類のような熱可塑性物質がある。有用な反応性層
を形成することが判明している置換多糖類物質の例はペ
ンダントジエチルアミンエチル基で置換した“DEAEデキ
ストラン”である:この物質はアニオン交換性を有する
親水性有機層を与える。
多孔質無機材料表面は疎水性とすることができ、ま
た、ジメチルジ(水素化牛脂)アンモニウムクロライド
またはポリジメチルジアリルアンモニウムクロライドの
ような10〜24個の炭素原子を有する炭化水素基を少なく
とも1個有する第4級アンモニウム化合物のコーティン
グを適用することによって全体に亘っての正電荷を与え
ることができる。また、粒度多孔質材料は、例えば、ス
ルホン化アクリル酸またはアクリルアミドのポリマーま
たはコポリマーのコーティングを適用することによって
全体的に亘っての負電荷を与えることもできる。
ある物質は欠陥スピネルを先ず結合剤でコーティング
したのちのみ反応性層を形成するのに使用できる。適当
な結合剤には置換シラン類、特に、欠陥スピネル表面上
のヒドロキシ基と結合するためのヒドロキシ、ヒドロキ
シアルキルまたはアルキル基の少なくとも1つと所望層
物質と結合するためのアミノアルキル、ジアゾまたはハ
ロアルキル基の少なくとも1つを有するものである。置
換シランとの結合を形成する反応性層物質には、核酸の
濃縮と分離に極めて有用であるアデニンのような核酸塩
基、およびアフィニティクロマトグラフィおよび酵素の
固定に極めて有用であるポリサクシンイミドがある。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1 80重量%が2μmより小さい等価球径を有する粒子か
らなり、70重量%が1μmより小さい等価球径を有する
粒子からなり、50重量%が0.5μmより小さい等価球径
を有する粒子からなるような粒度分布を有し、主として
リグナイト形の15重量%の炭素を含有する原料リグナイ
ト系ボールクレーを細断し、20重量%水含有量までに部
分乾燥させた。次いで、この部分乾燥細断クレーを高速
回転撹拌器およびパンの回転方向と反対方向に低速で回
転するパッドル刃とを備えたパン造粒機に供給した。微
細水スプレーにより造粒中のクレーを湿潤させた。生成
物は主として0.2mm〜3.5mm範囲の粒度の実質的に球状の
粒子および31重量%の水分とからなっていた。粒子をオ
ーブン中で18.7重量%まで乾燥させ、この部分乾燥粒子
を、それぞれ、0.5〜0.8mmおよび0.8〜1.6mmの各粒度画
分にふるい掛けすることによって分級した。次に、各粒
度画分をキルン内のバッチベース上でカ焼して多孔質欠
陥スピネル物質とした;キルンの温度は20℃から1000℃
に14.5時間で堅実に上昇させ、1000℃でキルンおよびそ
の内容物を冷却させる前に1時間保持した。各サンプル
の比表面は約20m2g-1であることが判った。
0.8〜1.6mm粒度画分の孔径分布は走査水銀ポロシメー
ターを用いて通常の水銀浸透多孔質測定法により測定し
た。得られた曲線は図中に示す。図示するように、スペ
クトルの大末端での空隙(voidage)は粒子内空隙とし
て無視すべきである。残りの空隙のうち、約78容量%が
孔径範囲100〜1000Åにあり、約50容量%が孔径範囲200
〜400Åにある。
実施例 2 実施例1で形成させた多孔質欠陥スピネル材料の2つ
の粒度画分からの各サンプルの破砕強度を単一粒子上に
0.5〜20kg範囲の大スチール重りを乗せ粒子が破砕なし
で支持できる最大重量を観察することによって測定し
た。各粒度画分において、破砕強度は約3kgであった。
実施例 3 本発明による多孔質無機材料へのたん白質の吸着度
を、1gの多孔質材料を15mgの100ppmミオグロビン含有水
溶液に加えて混合物をゆるやかなタンブリング作用の形
の緩撹拌に18時間供して平衡に達せしめることによって
試験した。次いで、混合物を5時間静置し、5分間3000
rpmで遠心して多孔質無機材料を未吸収たん白質溶液か
ら分離した。初期溶液および遠心により分離した未吸収
たん白質溶液の各たん白質を紫外線分光測定により測定
し、2つの測定値の差より1gの多孔質材料により吸着さ
れたmgでのミオグロビン量の値とした。多孔質材料の比
表面積もBET窒素吸収法により測定した。
上記の方法で試験した多孔質無機材料は次の如くであ
った: A.実施例1で調製した欠陥スピネル材料の0.5mm〜0.8mm
粒度画分; B.商業的に入手できる調整孔ガラス酵素支持材料; C.商業的に入手できる架橋有機マトリックス酵素支持材
料。
得られた結果は第1表に示す: 上記の結果から分るように、本発明の多孔質欠陥スピ
ネル材料はその比表面積が材料Bの比表面積よりも小さ
いにもかかわらず市販材料のいずれよりもg当りでより
多量のたん白質を吸着していた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の多孔質無機材料の多孔度を示すグラフであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 ロジャー ジエイムズ 英国 コーンウォール セイント オー ステル ボスコッパ ローラ ドライブ 17 (72)発明者 ニーゲル ポール グラッソン 英国 ドーシット BH20 5AA ウ ェアハム ストバラ コーフ ロード 18 (56)参考文献 特開 昭60−11280(JP,A) 特開 昭57−135721(JP,A) 特開 昭48−48511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 38/00 - 38/10

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 1000Åより大きくない粒度を有す
    る炭素質材料をクレーの5〜25重量%分布させたカオリ
    ナイト系クレーを、該カオリナイト系クレーの実質的部
    分が認知し得るムライトの形成なしに多孔質の欠陥アル
    ミニウム−ケイ素スピネルに転化するような温度と時間
    でカ焼させること、上記スピネルが主として100〜1000
    Åの孔径範囲の孔の相互連結配列を有すること;および (b) 上記の多孔質欠陥アルミニウム−ケイ素スピネ
    ルをさらなるカ焼なしに単離すること; を特徴とする生物学的マクロ分子固定用の支持体として
    使用するのに適する多孔質無機材料の製造方法。
  2. 【請求項2】カ焼温度が1050℃よりも高くない請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】カ焼温度が950℃よりも低くない請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】炭素質材料がクレーの重量基準で10〜20重
    量%の範囲の量で存在する請求項1,2または3のいずれ
    か1項記載の方法。
  5. 【請求項5】カオリナイト系クレーおよび炭素質材料を
    950℃以上の温度に2時間を越えない時間暴露する請求
    項3記載の方法。
  6. 【請求項6】多孔質材料中の孔の少なくとも60容量%が
    100〜1000Åの孔径範囲にある前記請求項のいずれか1
    項記載の方法。
  7. 【請求項7】多孔質材料中の孔の少なくとも40容量%が
    200〜400Åの孔径範囲にある前記請求項のいずれか1項
    記載の方法。
  8. 【請求項8】カ焼前に、炭素質材料を分布させたカオリ
    ナイト系クレーの水分を1〜50重量%の範囲にあるよう
    に調整する前記請求項のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】水分を20〜30重量%の範囲にあるように調
    整する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】カ焼前に、カオリナイト系クレーを0.2m
    m〜3.5mm範囲の直径を有する成型体に成型する前記請求
    項のいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】使用するカオリナイト系クレーがリグナ
    イト系ボールクレーである前記請求項のいずれか1項記
    載の方法。
  12. 【請求項12】欠陥アルミニウム−ケイ素スピネルの3
    次元ネットワークを含み、該ネットワークが主として10
    0〜1000Åの孔径範囲の孔の相互連結配列を形成する多
    孔質無機材料。
  13. 【請求項13】多孔質材料中の孔の少なくとも65容量%
    が100〜1000Åの孔径範囲にある請求項12記載の多孔質
    無機材料。
  14. 【請求項14】多孔質材料中の孔の少なくとも40容量%
    が200〜400Åの孔径範囲にある請求項13記載の多孔質無
    機材料。
  15. 【請求項15】3次元固形ネットワークが欠陥スピネル
    以外にさらに遊離のシリカを含む請求項12,13または14
    のいずれか1項記載の多孔質無機材料。
  16. 【請求項16】0.2mm〜3.5mm範囲の直径を有する成型体
    を含む請求項12〜14のいずれか1項記載の多孔質材料。
  17. 【請求項17】3次元固形ネットワークを反応性層でコ
    ーティングする請求項12〜16のいずれか1項記載の多孔
    質無機材料。
  18. 【請求項18】主として100〜1000Åの孔径範囲の孔の
    相互連結配列を形成している欠陥アルミニウム−ケイ素
    スピネルの3次元ネットワークを有する多孔質無機材料
    中に生物学的マクロ分子を保持させる方法において、 生物学的マクロ分子を上記孔の相互連結配列中に導入し
    て上記マクロ分子を上記孔内に分布せしめることを特徴
    とする上記方法。
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