JP2865286B2 - オンライン手書き文字認識装置 - Google Patents
オンライン手書き文字認識装置Info
- Publication number
- JP2865286B2 JP2865286B2 JP62235408A JP23540887A JP2865286B2 JP 2865286 B2 JP2865286 B2 JP 2865286B2 JP 62235408 A JP62235408 A JP 62235408A JP 23540887 A JP23540887 A JP 23540887A JP 2865286 B2 JP2865286 B2 JP 2865286B2
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- Japan
- Prior art keywords
- character
- mode
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- recognition device
- standard
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、座標入力装置を介して入力される文字、記
号を簡易に、且つ高精度に実時間認識することのできる
オンライン手書き文字認識装置に関する。 (ロ) 従来の技術 従来、キーボードなどの入力装置では、一つのキーに
複数の意味を持たせシフトキーなどを用いることによ
り、同じキーを押しても異なる文字が出力されるように
なっていた。 しかし、入力パターンと標準パターンとの間でマッチ
ング処理を行なって、マッチングのとれた標準パターン
に対応した文字コードを出力するオンライン手書き文字
認識装置においては、標準パターンと文字コードが一対
一に対応しているため、同じ文字を書いた場合は誤認識
しない限り同じ結果が出力され、筆記者の意図によって
異なる文字を出力させることは不可能であった。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上述の如き従来のオンライン手書き文字認識装置で
は、標準パターンと文字コードが一対一に対応している
ため、筆記者の意図によって異なる文字を出力させるた
めには、たとえ形状が非常に類似した文字についても、
それぞれ別の標準パターンを用意し、それぞれに対応し
た文字コードを持っておく必要がある。さらに、形状が
非常に類似した文字は、入力時の手書き変動などによっ
て誤認識されてしまう可能性があり、意図する認識結果
を出力できないことが起こる。 (ニ) 問題点を解決するための手段 複数の類似文字に対して、その中で中間的なパターン
を標準パターンとして用意しておき、入力モードを設定
する手段と入力モードに応じて標準パターンに対応する
文字コードを変更する手段を設け、文字記入枠内の筆記
位置に応じて入力モードを変えることによって、同じ文
字を書いても筆記者が意図する文字を出力することがで
きるようにする。 (ホ) 作用 本発明によれば、誤認識する可能性のある類似文字に
対しては標準パターンとして持たず、中間的な文字パタ
ーンのみを標準パターンとして持っておくため誤認識が
なくなり、入力モードの変更によって自動的に標準パタ
ーンに対応する文字コードが変わり、筆記者が意図する
文字を確実に出力できるので、安定した入力が行なえ
る。 (ヘ) 実施例 本発明によるオンライン手書き文字認識装置の実施例
を第1図に示す。 タブレット装置(1)に筆記入力された文字は、x,y
の2次元の座標列として前処理部(2)に送られ、位置
や大きさの正規化を施された後、特徴抽出部(3)にお
いて代表点の抽出を行なう。そして、距離計算部(4)
において、あらかじめ用意された標準パターン(5)と
の間でパターンマッチングが行なわれ、最も類似したパ
ターン番号が文字コード設定部(6)に送られる。ま
た、あらかじめ入力モード変更部(7)によって設定さ
れた入力モードに応じてコード変更部(8)では文字コ
ードテーブルの参照位置が変更される。そして、文字コ
ード設定部(6)では、変更された文字コードテーブル
を参照して文字コードを決定し、認識結果として出力す
る。 例えば、ひらがなを入力するモードをひらがなモード
とし、英記号を入力するモードを英記号モードとし、こ
れらのモードを切り変えるキーをモードキーとして、標
準パターンとしては{、}に対応した文字パターンのみ
を用意しておく。 そして、文字コードとしてはひらがなモードでは句点
{、}のコードを、英記号モードではカンマ{,}のコ
ードを参照するようにコードテーブルを作っておく。こ
れは、ひらがなモードでは句点{、}を使うことが頻繁
であり、英記号モードではカンマ{,}を使うことが頻
繁であるからである。以上のような規則を作っておくこ
とにより筆記者がひらがなモードで点{、}を書けば句
点{、}が出力され、英記号モードで点{、}を書けば
カンマ{,}が出力される。 また、入力タブレット上の入力位置を変えることによ
って、同じ文字を書いても異なる文字コードを出力する
ようにすることもできる。 この場合は入力例を第2図に示す。 ここでは一例として、カンマ{,}とアポストロフィ
ー{’}、ピリアド{.}と中点{・}を区別して出力
することを考える。 第2図に示すように文字枠を4分割し、左下のエリア
に{,}を書いたときはカンマ{,}を出力し、左上に
{,}を書いたときはアポストロフィー{’}を出力す
る。同様に右下に{.}を書いたときはピリオド{.}
を出力し、右上に{.}を書いたときは中点{・}を出
力する。 このようにすれば、筆記者は同じ文字を入力しても、
それを書く位置によって出力する文字を変えることがで
きる。 尚、この例では4分割で説明したが、これに限ったわ
けではなく、どのように分割してもよい。 (ト) 発明の効果 本発明は以上の説明から明らかな如く、類似文字に対
する標準パターンは最小限の数だけ用意しておけばよい
ので、辞書がコンパクトになるために認識率が向上す
る。更に、文字記入枠内の筆記位置に対応した文字認識
結果を得ることが出来る。
号を簡易に、且つ高精度に実時間認識することのできる
オンライン手書き文字認識装置に関する。 (ロ) 従来の技術 従来、キーボードなどの入力装置では、一つのキーに
複数の意味を持たせシフトキーなどを用いることによ
り、同じキーを押しても異なる文字が出力されるように
なっていた。 しかし、入力パターンと標準パターンとの間でマッチ
ング処理を行なって、マッチングのとれた標準パターン
に対応した文字コードを出力するオンライン手書き文字
認識装置においては、標準パターンと文字コードが一対
一に対応しているため、同じ文字を書いた場合は誤認識
しない限り同じ結果が出力され、筆記者の意図によって
異なる文字を出力させることは不可能であった。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 上述の如き従来のオンライン手書き文字認識装置で
は、標準パターンと文字コードが一対一に対応している
ため、筆記者の意図によって異なる文字を出力させるた
めには、たとえ形状が非常に類似した文字についても、
それぞれ別の標準パターンを用意し、それぞれに対応し
た文字コードを持っておく必要がある。さらに、形状が
非常に類似した文字は、入力時の手書き変動などによっ
て誤認識されてしまう可能性があり、意図する認識結果
を出力できないことが起こる。 (ニ) 問題点を解決するための手段 複数の類似文字に対して、その中で中間的なパターン
を標準パターンとして用意しておき、入力モードを設定
する手段と入力モードに応じて標準パターンに対応する
文字コードを変更する手段を設け、文字記入枠内の筆記
位置に応じて入力モードを変えることによって、同じ文
字を書いても筆記者が意図する文字を出力することがで
きるようにする。 (ホ) 作用 本発明によれば、誤認識する可能性のある類似文字に
対しては標準パターンとして持たず、中間的な文字パタ
ーンのみを標準パターンとして持っておくため誤認識が
なくなり、入力モードの変更によって自動的に標準パタ
ーンに対応する文字コードが変わり、筆記者が意図する
文字を確実に出力できるので、安定した入力が行なえ
る。 (ヘ) 実施例 本発明によるオンライン手書き文字認識装置の実施例
を第1図に示す。 タブレット装置(1)に筆記入力された文字は、x,y
の2次元の座標列として前処理部(2)に送られ、位置
や大きさの正規化を施された後、特徴抽出部(3)にお
いて代表点の抽出を行なう。そして、距離計算部(4)
において、あらかじめ用意された標準パターン(5)と
の間でパターンマッチングが行なわれ、最も類似したパ
ターン番号が文字コード設定部(6)に送られる。ま
た、あらかじめ入力モード変更部(7)によって設定さ
れた入力モードに応じてコード変更部(8)では文字コ
ードテーブルの参照位置が変更される。そして、文字コ
ード設定部(6)では、変更された文字コードテーブル
を参照して文字コードを決定し、認識結果として出力す
る。 例えば、ひらがなを入力するモードをひらがなモード
とし、英記号を入力するモードを英記号モードとし、こ
れらのモードを切り変えるキーをモードキーとして、標
準パターンとしては{、}に対応した文字パターンのみ
を用意しておく。 そして、文字コードとしてはひらがなモードでは句点
{、}のコードを、英記号モードではカンマ{,}のコ
ードを参照するようにコードテーブルを作っておく。こ
れは、ひらがなモードでは句点{、}を使うことが頻繁
であり、英記号モードではカンマ{,}を使うことが頻
繁であるからである。以上のような規則を作っておくこ
とにより筆記者がひらがなモードで点{、}を書けば句
点{、}が出力され、英記号モードで点{、}を書けば
カンマ{,}が出力される。 また、入力タブレット上の入力位置を変えることによ
って、同じ文字を書いても異なる文字コードを出力する
ようにすることもできる。 この場合は入力例を第2図に示す。 ここでは一例として、カンマ{,}とアポストロフィ
ー{’}、ピリアド{.}と中点{・}を区別して出力
することを考える。 第2図に示すように文字枠を4分割し、左下のエリア
に{,}を書いたときはカンマ{,}を出力し、左上に
{,}を書いたときはアポストロフィー{’}を出力す
る。同様に右下に{.}を書いたときはピリオド{.}
を出力し、右上に{.}を書いたときは中点{・}を出
力する。 このようにすれば、筆記者は同じ文字を入力しても、
それを書く位置によって出力する文字を変えることがで
きる。 尚、この例では4分割で説明したが、これに限ったわ
けではなく、どのように分割してもよい。 (ト) 発明の効果 本発明は以上の説明から明らかな如く、類似文字に対
する標準パターンは最小限の数だけ用意しておけばよい
ので、辞書がコンパクトになるために認識率が向上す
る。更に、文字記入枠内の筆記位置に対応した文字認識
結果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のオンライン手書き文字認識装置
のブロック図、第2図は本発明実施例を説明するための
模式図である。 (1)……タブレット装置、(2)……前処理部、
(3)……特徴抽出部、(4)……距離計算部、(5)
……標準パターン、(6)……文字コード設定部、
(7)……入力モード変更部、(8)……文字コード変
更部。
のブロック図、第2図は本発明実施例を説明するための
模式図である。 (1)……タブレット装置、(2)……前処理部、
(3)……特徴抽出部、(4)……距離計算部、(5)
……標準パターン、(6)……文字コード設定部、
(7)……入力モード変更部、(8)……文字コード変
更部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−81688(JP,A)
特開 昭62−24382(JP,A)
特開 昭58−75278(JP,A)
特開 昭61−32187(JP,A)
特開 昭61−272889(JP,A)
特開 昭60−128579(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.タブレット上に記入された文字パターンとあらかじ
め用意した標準パターンとの間でマッチングをとり、最
も類似した標準パターンに基づいて認識文字の文字コー
ドを出力するオンライン手書文字認識装置において、 モードの異なる複数の類似文字に対し一つの中間的な標
準パターンを準備すると共に、当該標準パターンと前記
モード毎の類似文字に対する文字コードとを連係させる
テーブル手段と、前記モードを設定するためのモード設
定手段とを配し、 前記タブレットに記入された文字パターンと前記標準パ
ターンとを比較し最も類似する標準パターンを抽出し、
当該標準パターンに対する文字コードの内から、前記モ
ード設定手段により設定されたモードの文字コードを認
識文字の文字コードとして採用することを特徴とする手
書文字認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62235408A JP2865286B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | オンライン手書き文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62235408A JP2865286B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | オンライン手書き文字認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6476378A JPS6476378A (en) | 1989-03-22 |
JP2865286B2 true JP2865286B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16985652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62235408A Expired - Fee Related JP2865286B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | オンライン手書き文字認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865286B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081688A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-09 | Canon Inc | 情報認識方式 |
JPH0756666B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1995-06-14 | キヤノン株式会社 | 情報認識方法 |
JPS61272889A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-03 | Canon Inc | 手書文字認識装置 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP62235408A patent/JP2865286B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6476378A (en) | 1989-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |