JP2865150B2 - エピマー不含糖アルコール類の製造方法 - Google Patents

エピマー不含糖アルコール類の製造方法

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JP2865150B2 JP2275123A JP27512390A JP2865150B2 JP 2865150 B2 JP2865150 B2 JP 2865150B2 JP 2275123 A JP2275123 A JP 2275123A JP 27512390 A JP27512390 A JP 27512390A JP 2865150 B2 JP2865150 B2 JP 2865150B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水素を用いた連続的接触水素により、対応
する糖類キシロース、α−D−グルコース、4−O−β
−D−ガラクトピラノシル−α−ソルビトール又は4−
O−α−D−グルコピラノシル−α−D−グリコピラノ
ールから、エピマー不含の形態でキシリトール、ソルビ
トール(D−グリシトール)、4−O−β−D−ガラク
トピラノシル−D−グルシトール及び4−O−α−D−
グルコピラノシル−D−ソルビトールよりなる群からの
糖アルコール類を製造する方法に関する。
反応の経路は下記反応方式により説明することができ
る: 4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコ
ピラノース(ラクトース) 4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−グルシトー
ル(ラクチトール) 4−O−α−D−グルコピラノシル−α−グルコピラノ
ース(マルトース) 4−O−α−D−グルコピラノシル−D−ソルビトール
(マルチトール) 本発明によりエピマー不含形態で製造されうる4種の
糖アルコールは公知であり、以下のように記述すること
ができる: キシリトール(xylitol)の甘味化効能は蔗糖(sucro
se)の甘味化効能(potency)の約80〜100%に達する。
例えばシクロヘキシルサルフアメート(cyclohexyl sul
phamate)又はメチルフエニルアラニン−アスパルテー
トの如き人工甘味料水溶液に添加することにより該効能
は増大し、該製品は共真空結晶化(joitnt vacuum crys
tallization)により結晶状態で得ることができる。し
かしながら該人工甘味料を固体状態で結晶化キシリトー
ルと混合することもできる。キシリトールは例えばマル
チトール(maltitol)、ラクチトール(lactitol)、ソ
ルビトール等の他の甘味炭化水物と液状又は固体状態で
混合することもできる。
その快適な甘味のために、キシリトールは糖尿病にお
ける砂糖代替物として、及び製菓及び経口薬剤における
非−カリエス誘発性甘味剤として好適である。糖尿病患
者の食事へのキシリトールの使用は規定食規則に従って
制限なしに許可されている(Federal German Law Gazet
te I 1982、第71頁)。
純粋なキシリトールは甘菓子やチユーインガムの如き
菓子において加工するのに特に好適である(Swiss Den
t.I(7/8)1980、第25〜27頁)。例えばねり歯磨、咽頭
炎錠剤、及び咳止めあめの如き口や咽頭腔を処置する製
品でさえ、益々キシリトールで甘くされている(Swiss
Dent.III(7/8)1982、第25〜30頁)。
人体においてはソルビトールはごく少量吸収されるの
みであり、その部分だけが分解される。それ故ソルビト
ールは糖尿病のための砂糖代替物として、且つ低カロリ
ー甘味剤として好適である。更にそれはグルコースや他
の糖類よりもカリエス誘発性が低い。
ソルビトールの効能はショ糖(sucrose)の効能の約5
0〜60%に達する。該効能は例えばシクロヘキシルフア
メートやメチルフエニルアラニンアスパルテートなどの
人工甘味料水溶液に添加することによって増大すること
が可能であり、該製品は共真空結晶化により結晶状態で
得ることができる。しかしながら固形の人工甘味料を結
晶化ソルビトールと混合することも可能である。ソルビ
トールは例えばマルチトール、ラクチトール、キシリト
ール等の他の甘味炭水化物と液状又は固体状態で混合す
ることもできる。
今まで、長期の検討においても何らの毒性効果も検証
することはできなかった(Ullmanns Encyklopadie der
technischen Chemie、Volume 24、Weinheim 1983、p77
4)。それ故糖尿病の製品及び砂糖不含の甘味料や低栄
養価食品の製造において食品分野における多くの好適な
応用が考えられる。
キシリトールやソルビトールはしばしば不連続プロセ
ス(回分プロセス)で製造され、そこでは粉状ニッケル
触媒が懸濁状態で用いられる。
人体内ではラクチトールは炭化水物として分解され
ず、小腸内で加水分解されたり吸収されたりしない。そ
れ故ラクチトールは糖尿病のための砂糖代替物として適
している。更にそれはショ糖よりカリエス誘発性が低
い。
ラクチトールの効能はショ糖の効能の約40%に達す
る。該効能は例えばシクロヘキシルスルフアメートやメ
チルフエニルアラニンアスパルテートなどの人工甘味料
水溶液に添加することによって増大することが可能であ
り、該製品は共真空結晶化により結晶状態で得ることが
できる。しかしながら固形の人工甘味料を結晶化ラクチ
トールと混合することも可能である。ラクチトールは例
えばフラクトース、ソルビトール、キシリトール等の他
の甘味炭水化物と液状又は固体状態で混合することもで
きる。
今まで長期の検討においても何らの毒性効果も検知す
ることはできなかった(Ullmanns Encyklopadie der te
chnischen Chemie、Volume 24、Weinheim 1983、p.77
9)。それ故糖尿病の製品及び砂糖不含の甘味料や低栄
養価食品の製造において食品分野における多くの好適な
応用が考えられる。
EP39,981号は、今まで自然界で検知されていなかった
ラクチトールの製造のため不連続プロセス(回分プロセ
ス)を開示しており、この方法は粉状ニッケル触媒を懸
濁状態で用いる。
人体内ではマルチトールは澱粉加水分解酵素によっ
て、なんとかしてやっと(with difficulty)分解され
るだけである。それ故マルチトールはカロリー低減食事
及び糖尿病のための砂糖代替物として好適である(Ullm
ann′s Encyklopadir der technischen Chemie、Volume
24、Weinheim 1983、p771)。
マルチトールの効能はショ糖の効能と同程度である。
マルチトールは例えばフラクトース、ソルビトール、キ
シリトール等の他の甘味炭水化物と液状又は固体状態で
混合することもできる。飲料工業におけるマルチトール
の利用はその高い効能と、高濃度においても非常に結晶
化しにくいという性質との故に、特に有利である。
US3,741,776号は今まで自然界で検知されていなかっ
たマルチトールの製造のための不連続プロセス(回分プ
ロセス)を開示しており、この方法は粉状ニッケル触媒
を懸濁状態で用いる。
不連続プロセスは反応容積に比べてその能力が非常に
小さいという不利益があり、それ故大きな反応装置と貯
蔵タンクが必要である。エネルギー消費量は非経済的で
あり、人的必要量も比較的高い。
上述の不利益の一部は複数の段階的水素化反応器を用
いる連続的粉末触媒プロセスによって回避される。しか
し、反応生成物から粉状触媒を選択的に活性化し、循環
し、また定量的に濾別するという面倒な事がまだ残って
いる。触媒スラリーのポンプは高い機械的応力にさらさ
れる。粉状触媒を定量的に取り出すことは費用がかかる
(粗及び精密濾過装置の交互配置)。更に、付加的操作
により触媒が比較的速くその活性を失う危険性が高い
(高い触媒消費)。それ故1〜数年の比較的長期間保持
される高い比活性を有する固定床触媒の上で反応を進行
させるのが好ましい。というのも固定床反応の場合でも
頻繁な触媒交換は不経済であるからである。
固定床触媒においては、いくつかの反応器をつづけて
連結することも慣用されており、これは直列に連結され
た複数の反応領域を与えることになる(DE−A−3,214,
432)。
担体(SiO2/Al2O3上に担持させたニッケル触媒を用
いる場合、これらの触媒は140〜180m2/gの極めて高い活
性表面を有しており、従って該触媒は極めて活性である
ので、付加的な化学処理方法、例えば触媒表面上に酸素
単分子層を形成する酸素ガス吸着法により安定化されね
ばならない(DE−A−3,110,493)。しかしながら触媒
の不活性による安定化をすると糖類の水素化の反応温度
を高く(130〜180℃)する必要性が生じ、それによりカ
ラメル化による変色やメタノール及びメタンさえも生成
する程のサッカライドアルコール類の構造破壊的水素化
(水素化分解)の如き制御不可能な副反応が発生しう
る。更にこの種の反応によって、ニッケル、鉄又はコバ
ルトの如き重金属がイオンやコロイドの形態で連続的に
溶液中に入っていき、それにより一方では水素化生成物
をひきつづき活性炭で処理し、片やイオン交換剤を用い
て脱イオン化することが必要となる。
公知の水素化プロセスはpH7〜13に調整された糖溶液
において操作するものであるため、塩基性のアルカリ金
属化合物又はアルカリ土類金属化合物を出発溶液に添加
せねばならず、そして同様に最終生成物から困難な除去
を行わねばならない(DE−A−3,110,493;DE−A−3,21
4,432)。
更に該水素化条件下では相当量のエピ化(epimerizat
ion)が発生することが予期され、例えばD−キシロー
ス(xylose)はキシリトールだけでなくリキシリトール
(lyxitol)を与え{アラビニトール(arabinitol)と
リビトール(ribitol)};α−D−グルコースはソル
ビトールだけでなくアニトールを与えることが予期され
る。
更に、ラネーニツケル上での接触水素化の間に糖の炭
水化物鎖に対する分割効果(splitting effect)がある
ことが公知であり;DE−A−2,756,270はホルムアルデヒ
ドの自動縮合から得られる如き糖混合物へのこの効果を
記載しており、記載された実施態様の範囲で長い炭素鎖
長から短い炭素鎖長への相当量の変位が観測される。DE
−A−2,831,659によれば、この種の分割(splitting)
は亜族8の貴金属触媒上では観測されない。
EP152,779は固定床触媒上でのα−D−グルコピラノ
シド−1,6−フラクトースの水素化方法を開示してい
る。しかしこの方法では二種の還元生成物の混合物、特
に約1:1の割合のα−D−グルコピラノシド−1,6−マン
ニトール及びα−D−グルコピラノシド−1,6−ソルビ
トールが得られる。
それ故本発明において、エピ化及び炭素鎖分割を回避
し且つエーテルを形成する縮合反応による高分子量成分
の形成を回避して、糖類が実質的に完全に転化されるば
かりでなく、前述の反応式に記載した如く1種の糖アル
コールが得られるということは驚くべきことである。こ
れは食物成分として、更なる精製をせずに該製品を直接
利用するために重要である。
キシリトール、ソルビトール(D−グルシトール)、
4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−グルシトー
ル(ラクチトール)及び4−O−α−D−グルコピラノ
シル−D−ソルビトール(マルチトール)からなる群か
ら選ばれるエピマー不含糖アルコール類を、対応する糖
類、即ちD−キシロース、α−D−グルコース、4−O
−β−D−ガラクトピラガラクトピラノシル−α−D−
グルコピラノール又は4−O−α−D−グルコピラノシ
ル−α−D−グルコピラノースを高められた圧力及び高
められた温度で、水素を用いて水溶液中で接触的に水素
化することにより製造する方法が見出され、それは周期
律表の鉄族の1又はそれ以上の元素から作られた成形物
であつて、該成形物表面への圧縮強度が50N以上、好ま
しくは100〜400Nであり、且つ内表面積が10〜90m2/gで
ある無担体(carrier−free)成形物状態の水素化触媒
上で、固定床プロセスにより、反応領域での水素圧100
〜500バール及び温度60〜125℃で連続的に水素化を実施
することを特徴としている。
本発明の範囲では、エピマー不含(epimer free)と
は上記糖アルコール類の純度が、更なる精製ステツプを
要せずに西独薬局方(DAB)及び米国薬局方内(USP)及
び食用化学品法令(Food Chemicals Codex(FCC))に
あげられている商業的仕様(specification)に一致す
る糖アルコールとして許容される程度に、無視できるエ
ピマー含量であることを意味する。
本発明の方法においては、該糖アルコール類は実質的
に定量収率(quantitative yield)で得られる。このこ
とは特に重要である;というのは高分子量(エーテル形
成に起因する)又は低分子量(水素化分解に起因する)
の有害な不純物を、溶媒からの再結晶の如き付加的精製
プロセスによつて反応生成物から除去することは、通常
これらの不純物を廃棄するために相当の環境費用が必要
となるからである。キシリトールのエピマーであるリキ
シリトール型の糖アルコール(アラビニトール及びリビ
トール)は反応生成物中多くても痕跡量(全体<0.3
%)で検出される。ソルビトールのジアステレオマー、
マンニトールは反応生成物中最大で痕跡量(<0.3%)
存在する。ラクチトールのジアステレオマー;4−O−β
−D−ガラクトビラノシル−D−マンニトール及びマル
チトールのジアステレオマー;4−O−α−D−グルコピ
ラノシル−D−マンニトールはそれぞれ反応生成物中に
検出されない。
担体含有触媒とは対照的に、本発明に従つて用いられ
るべき固定床触媒は基質の溶液相中にイオン又はコロイ
ド状の触媒成分を移行させる、いわゆる“ブリード(br
eed)”する、傾向が無く、それ故環境コストとなる、
例えばイオン交換剤を用いて苦労して基質から除去され
るしかないのが通常と思われる重金属で基質が汚染され
ない。使用されつくした後は、該重金属は担体から困難
を伴って分離される必要がないので、用いられるべき触
媒を容易に処理することができる。さらにポリヒドロキ
シル化合物では、溶液から困難さを伴ってしか分離され
えない、重金属イオンとの錯体キレート化合物を形成す
る傾向が認められた。
従つて本発明による方法においては、特別の糖アルコ
ールを99%以上の純度で乾燥状態で製造することが可能
である。非転換糖の割合は0.2%又はそれ以下の値にし
かならない。ジサツカライド類中のグリコシドエーテル
結合はそのまま残るので、単糖アルコール類の割合はた
つたの0.3%又はそれ以下である。例えばDAB、USP又はF
CCによる如き糖アルコール類に対する商業的仕様に、一
般に更なる精製ステップを要せずに直接適合することが
できる。
本発明による方法のために用いられる出発化合物は、
純粋な結晶D−キシロース又は純粋なα−D−グルコー
ス又は純粋α−ラクトース又はα−ラクトース1水和物
又は純粋なマルトース(液状又はそのβ−形態で結晶1
水和物でもよい)である。該出発物質は酸素不含(oxyg
enfree)の脱イオン水に溶解し、pH3.5〜10.5の15〜45
%強度、好ましくは35〜40重量%強度の溶液を形成す
る。モノサツカライド溶液は好ましくはpH3.5〜8に調
整し、ジサツガライド溶液は好ましくはpH5.5〜10.5に
調整する。全ての出発物質に対して特に好ましいpH領域
は6〜7.5である。出発物質として選定された糖類は、p
H7の水に溶けたときは中性溶液を与えるか、又は糖酸
(sugar acid)を痕跡量形成することにより弱酸性溶液
を与える。しかしこの溶液は当業者公知の方法例えばソ
ルビン酸又はクエン酸を添加することにより所望のpHに
調整することができる。
本発明による水素化では予め100〜500バール、好まし
くは150〜300バールの圧力に加圧された純粋な水素を用
いる。該水素化は、固定床プロセスで、後に詳述する触
媒上で、水素化されるべき溶液を予め混合された水素と
一緒に水素化反応器中に充填された触媒上を上方に並流
で通過させる(並流法)か、水素化されるべき溶液の上
昇流を上方から導入される水素の流れと接触せしめる
(向流法)ことにより、連続的に実施される。
水素化反応器はスチール又はスチール合金から作られ
た単一の高圧管であつて、ある管断面においては皿(ワ
イヤーバスケツト又は類似のもの)上におかれた触媒が
有利に用いられもする、全体又は一部が触媒で充填され
たものであることもでき、或いはそれは、個々のチユー
ブが完全に又は部分的に触媒で充填された高圧チユーブ
のジヤケツト付バンク(bank)であることもできる。更
に比較的大きな単一の管型反応器のかわりに、カスケー
ドにつながつた複数の小さな単一管型反応器の組合せを
用いることも可能である。
該無担体触媒は、周期律表の鉄族の元素、特にニツケ
ル、コバルト又はそれらの混合物又は相互の或いは鉄と
の合金の金属粉から、特に好適にはニツケル又は少くと
も70%のニツケルを含有する混合物から成形物を形成す
るべく加工される。この目的のためには、個々の金属の
粉体又は破砕された上記金属の合金が用いられる。該成
形物は従来の方法で製造される;即ち例えば高圧下の錠
剤製造機で金属粉を圧縮して製造でき、また触媒を形成
する成分の全重量に対し0.5〜3重量%のグラフアイト
及び/又は接着剤をも用いることにより金属粒子の接着
性を改善することも可能である。該成形物は表面酸化を
避けるため無酸素(oxygen−free)雰囲気で製造され
る。成形物の例としては、直径3〜7mmのペレット、球
又は顆粒である。更にペレット状成形物は外表面を増加
させるため中心穴を設けることができる。巨視的にはこ
の種の成形物は平滑な表面を有している。
成形物の状態である本発明により用いられる触媒は、
当業者公知の方法で成形物表面の圧縮強度(compressiv
e strength)が約50N以上、好ましくは圧縮強度100〜40
0Nであるように製造されねばならない。圧縮強度が低い
と摩耗によつて成形物の破壊や浸蝕がおこり、それによ
り金属粉による反応生成物の有害な汚染が生起しうるの
で、この点は重大である。更に本発明により用いられる
べき触媒成形物は総計10〜90m2/gの特定の内表面(inte
rnal surface)を有する。製造された成形物はこの総計
での内表面積について、従つて本発明による方法におけ
る有用性について、F.M.Nelsen and F.T.Eggertsen,Ana
lyt.Chem.30(1958)、1387及びS.J.Gregg and S.W.Sin
g,Adsorption,Surface Area and Porosity,London 196
7,Chapter 2 and 8に記載された方法で試験される。
水素化は60〜125℃、好ましくは70〜115℃の温度で実
施される。これより低い温度では滞留時間が大きくなる
か、或いは糖の実質的定量的転化が達成されない。より
高い温度ではカラメル化、エーテル開裂又は分解的水素
化の如き制御不能の副反応がおこりやすく、これらの可
能性は変色や有害副生成物の形成をもたらす。
時間当りの空間速度は触媒1当り、出発化合物とし
て選定した糖類が25〜100gである。上記の反応条件を遵
守すると16,000時間以上の驚くべき高い触媒寿命が得ら
れ、最大0.1%又はそれ以下の相対触媒消費量が達成さ
れる。本発明の方法の工業的有利性は実質的に定量的な
転化率からもたらされる高収率並びに製造された製品の
純度によりもたらされる環境(対策)上の優位性のみで
なく、経済的な連続操作方式及び極めて低い触媒消費量
にも存在する。
圧力降下(この際過剰の水素を集めることができる)
した後、加圧し且つ更に水素補充して再利用でき、反応
器に出た糖アルコールの水溶液はこのまま液状で糖置換
に直接用いることができる。
しかしながら種々の方法、例えばスプレー乾燥器中
で、またロータリー乾燥法や凍結乾燥法によつてこの溶
液から水を除去することも可能である。得られた無色
の、ガラス的透明性の(glass−clear)糖アルコール溶
液を落下液膜式蒸発器や類似の機能を有する装置中で約
70〜80重量%の糖アルコール含量まで濃縮し、そして真
空結晶化装置中で更に蒸発した後、冷却して部分的又は
完全に結晶化することが有利であることが証明された。
該結晶物質は引きつづいて破砕処理し、随意篩分けする
ことにより均一な粒径にもつてゆくことができる。得ら
れる製品は自由流動性である。
キシリトールは融点が93〜94℃である。ソルビトール
の場合、結晶化条件によつて種々の結晶変形体が得ら
れ、それらの中で101℃の融点をもつγ−形が最も安定
である。
結晶化条件によりラクチトールは融点76〜78℃の2水
和物として、或いは融点121〜123℃の1水和物として得
られる。該2種の水和物の水への溶解度は異なり;1水和
物は2水和物より溶解しにくい。該水和物は非吸湿性で
あり、それ故他のポリオール類と比較して技術的優位性
を有する。無水ラクチトールは無水エタノールの溶液か
ら結晶形で得ることができる。それは融点146℃であ
り、吸湿性である。
無水マルチトールは無水エタノール溶液から非晶質粉
末として単離できる。それは融点146〜148℃であり、且
つ吸湿性である(Helv.Chim.Acta20,(1937),86−9
0)。
本発明により得られた糖アルコール全ては1ppm以下の
触媒成分含量を有する。
実施例1 垂直に立てられた断熱された、内径45mm、長さ1mのス
テンレス製高圧管に、ペレット円柱高さ5mm、径5mmであ
り、円柱外表面上の圧縮強度が147N、内表面積33m2/gで
ある、ニツケル粉末からペレット化することにより製造
された水素化触媒1.4lを充填した。pH7.0の脱イオン化
・無酸素飲料水中の40%強度D−キシロース溶液を250m
l/時間で、圧力300バールの高純度水素3倍モル量と共
に、この管中を特に上向きに連続的に送液した。
該水溶液と水素は予め一緒に熱交換器を通し、高圧管
に入る該成分が95℃の温度となるのを確実ならしめるに
適した温度まで加熱した。高圧管を出る水溶液と過剰水
素の混合物は、冷却器を通って分離器に入り、そこから
水素は消費量分を補った後新しいD−キシロース溶液と
共に再び予熱器に送液され、そこから再び高圧管に送液
された。
無色の清澄な水溶液は降圧され、流下液膜式蒸発器中
で約70%の糖アルコール含量まで濃縮され、そして更に
蒸発した後真空結晶化装置中で冷却して結晶化された。
こうして白色の、わずかに吸湿性の、無臭固体が得ら
れ、それは粉砕されて微細な結晶性粉末を与えた。その
上、得られたキシリトールは高度に純粋であり、安定な
斜方晶形で融点93〜94℃であつた。未水素化D−キシロ
ースの含量は0.1%であつた。Ni含量は<1ppmであつ
た。触媒の効率は5600時間運転後でさえ変化しなかつ
た。
実施例2 温度105℃、水素圧150バールで、同一量/時間のpH6.
5の40%強度D−キシロース水溶液を、D−キシロース
溶液の上昇流と一緒に水素を実施例1と反対の流れ方向
に導入して水素化するために、実施例1のものと同様の
高圧管を用いた。触媒はニッケル粉末をペレット化して
製造した。該ペレットは円柱高さ5mm、径5mm、円柱外表
面の圧縮強度149N及び内表面積62m2/gであった。
効率低下なしに2800時間運転後、D−キシロースの転
化率は99.9%であった。純度99.5%の結晶化キシリ
トール中の未水素化D−キシロースの含量は0.1%で
あった。Ni含量は<1ppmであった。
実施例3 温度115℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.5の40%強度D−キシロース水溶液を同一量/
時間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧
管を用いた。触媒は粉砕化ニッケル−鉄合金をペレット
化して得た。該合金をはニッケル中に15%の鉄を含有し
ていた。該ペレットは円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表
面の圧縮強度137Nで、内表面積83m2/gであった。種晶で
接種して真空晶析器中で得られた結晶キシリトールは
99.5%の純度であった。未転化D−キシロースの含量は
0.1%であった。NiとFeの両方の含量は<1ppmであっ
た。触媒の効率は5400時間の運転後も変化なかった。
実施例4 温度110℃、水素圧300バールで実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度D−キシロース水溶液を150ml/時
間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管
を用いた。触媒はコバルト粉末をペレット化して得た。
該ペレットは円柱高さ5mm、径5mm、円柱外表面の圧縮強
度225N及び内表面積19m2/gであった。真空ロータリー乾
燥器中で得られたキシリトールは0.2%の未転化D−
キシロース含量であった。コバルト含量は<1ppmであっ
た。触媒の効率は1000時間の運転後でも変化なかった。
実施例5(比較実施例) 温度110℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度D−キシロース水溶液を同一量/
時間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧
管を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径5mm)
をニッケル塩水溶液で処理し、水素気流中で還元するこ
とにより該ニッケルを金属状態に転化することにより製
造した。触媒のニッケル含量は20%であった。触媒の内
表面積140m2/gであった。真空結晶化装置内で得られた
キシリトールは96.8%の純度であった。未転化のD−キ
シロースの含量は1.5%であった。加えて他の糖成分が
1.7%の量で検出され、それ故、この方法で得られたキ
シリトールを製造されたその状態で、環境的に高価な精
製過程なしに糖代替物として用いることは不可能であっ
た。反応温度を110℃から120℃にあげることにより未転
化D−キシロースの割合は1.2%という値に低減させ得
たが有機質の不純物の割合が同時に3.2%という値に増
大し、これはリキシトールとアラビニトールを約1.4%
の量で含んでいた。更に反応精製物は36ppmのNiで汚染
されていた。実施例6(比較実施例) 温度115℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度D−キシロース水溶液を同一量/
時間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧
管を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径5mm)
をニッケル塩と鉄塩との水溶液で処理し、水素気流中で
還元することにより該ニッケルと鉄とを金属状態に転化
することにより製造した。触媒のニッケル含量は16%、
鉄含量は4%であった。触媒の内表面積155m2/gであっ
た。
真空結晶化装置内で蒸発して得られたキシリトールは
94.6%の純度であった。未転化D−キシロースの含量は
1.4%であった。加えて有機不純物が4.0%の量で検出さ
れ、32ppmのNi不純物及び11ppmのFe不純物も検出され、
従って環境的に高価な精製手段なしには得られた糖アル
コールを糖代替物として用いることは不可能であった。
たった750時間の運転で触媒活性における有意な低下が
観察された。
実施例7 ニッケル粉末からペレット化して製造した、ペレット
円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表面の圧縮強度147N、内
表面積33m2/gの水素化触媒1.4lを、実施例1のものと類
似の高圧管に充填した。pH7.0の脱イオン化・無酸素飲
料水中の40%強度α−D−グルコース溶液を250ml/時間
で圧力300バールの高純度水素3倍モル量と共に、この
管中を特に上向き連続的に送液した。
該水溶液と水素は予め一緒に熱交換器を通し、該高圧
管に入る該成分が95℃の温度になるのを確実ならしめる
に適した温度まで加熱した。高圧管を出る水溶液と過剰
水素の混合物は、冷却器を通って分離器に入り、そこか
ら水素は消費量分を補った後新しいα−D−グルコース
溶液と共に再び予熱器に送液され、そこから再び高圧管
に送液された。
無色澄明な水溶液は降圧され、流下液膜式蒸発器中で
約70%の糖アルコール含量まで濃縮され、そして更に蒸
発した後真空結晶化装置中で冷却して結晶化された。こ
うして白色の、僅かに吸湿性の、無菌固体が得られ、そ
れは粉砕されて微細な結晶性粉末を与えた。得られたソ
ルビトール(D−グルシトール)は他の点では高度に純
粋であり、安定なγ−形で融点101℃であった。未水素
化α−D−グルコースの含量は0.1%であった。Ni含
量は<1ppmであった。触媒の効率は9800時間運転後でも
変化しなかった。
実施例8 温度105℃、水素圧150バールで、pH6.5の40%強度α
−D−グルコース水溶液は同一量/時間で水素はα−D
−グルコース溶液の上昇流と一緒に実施例1におけるそ
れと反対方向に導入して水素化するために実施例1のも
のと同様の高圧管を用いた。触媒はニッケル粉末をペレ
ット化して製造した。該ペレットは円柱高さ5mm、径5m
m、円柱外表面の圧縮強度149N及び内表面積62m2/gであ
った。
効率低下なしに4200時間運転後、D−グルコースの転
化率は99.9%であった。純度99.5%の結晶化ソルビ
トール(D−グルコース)中の未水素化α−β−D−グ
ルコースの含量は0.1%であった。Ni含量は<1ppmで
あった。
実施例9 温度115℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.5の40%強度α−D−グルコース水溶液を同一
量/時間で水素化するために、実施例1のものと類似の
高圧管を用いた。触媒は粉砕化ニッケル−鉄合金をペレ
ット化して得た。該合金はニッケル中15%の鉄を含有し
ていた。該ペレットは円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表
面の圧縮強度137Nで、内表面積83m2/gであった。
真空結晶化装置中で得られた結晶ソルビトール(D−
グルシトール)は99.5%の純度であった。未転化α−
D−グルコースの含量は0.1%であった。NiとFeの両方
の含量は<1ppmであった。触媒の効率は8400時間の運転
後も変化しなかった。
実施例10 温度110℃、水素圧300バールで実施例1と同じ方法
で、pH6.5の35%強度α−D−グルコース水溶液は150ml
で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を
用いた。触媒はコバルト粉末をペレット化して得た。該
ペレットは円柱高さ5mm、径5mm、円柱外表面の圧縮強度
225N及び内表面積19m2/gであった。真空ロータリー蒸発
器中で得られたソルビトール(D−グルシトール)は
0.2%の未転化α−D−グルコース含量であった。コバ
ルト含量は<1ppmであった。触媒の効率は1000時間の運
転後でも変化なかった。
実施例11(比較実施例) 温度110℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度α−D−グルコース水溶液を同一
量/時間で水素化するために、実施例1のものと類似の
高圧管を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径5
mm)をニッケル塩水溶液で処理し、水素気流中で還元す
ることにより該ニッケルを金属状態に転化することによ
り製造した。触媒のニッケル含量は20%であった。触媒
の内表面積140m2/gであった。真空結晶化装置内で得ら
れたソルビトール(D−グルシトール)は94.9%の純度
であった。未転化のα−D−グルコースの含量は1.9%
であった。加えて他の糖成分が3.2%(1.2%のマニトー
ルも含む)の量で検出され、それ故、この方法で得られ
たソルビトールを製造されたその状態で、環境的に高価
な精製過程なしに糖代替物として用いることは不可能で
あった。反応温度を110℃から125℃にあげることにより
未転化α−D−グルコースの割合は0.6%という値に低
減させ得たが、有機質の不純物の割合が同時に6.3%
(3.9%のマニトールを含む)という値に増大した。更
に反応生成物は42ppmのNiで汚染されていた。
実施例12(比較実施例) 温度115℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度α−D−グルコース水溶液は同一
量/時間で水素化するために、実施例1のものと類似の
高圧管を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径5
mm)をニッケル塩と鉄塩との水溶液で処理し、水素気流
中で還元することにより該ニッケルと鉄とを金属状態に
転化することにより製造した。触媒のニッケル含量は16
%、鉄含量は4%であった。触媒の内表面積155m2/gで
あった。
真空結晶化装置内で蒸発して得られたソルビトール
(D−グルシトール)は93.8%の純度であった。未転化
α−D−グルコースの含量は1.6%であった。加えて有
機不純物が4.6%(2.9%のマニトールを含む)の量で検
出され、38ppmのNi不純物及び16ppmのFe不純物も検出さ
れ、従って環境的に高価な精製手段なしには得られた糖
アルコールを糖代替物として用いることは不可能であっ
た。たった800時間の運転で触媒活性における有意な低
下が観察された。
実施例13 ニッケル粉末からペレット化して製造した、ペレット
円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表面の圧縮強度147N、内
表面積33m2/gの水素化触媒1.4lを、実施例1のものと類
似の高圧管に充填した。pH7.0の脱イオン化・無酸素飲
料水中の40%強度4−O−β−ガラクトピラノシル−α
−D−グルコピラノース溶液を250ml/時間で、圧力300
バールの高純度水素3倍モル量と共に、この管中を特に
上向き連続的に送液した。
該水溶液と水素は予め一緒に熱交換器を通し、該高圧
管に入る該成分が90℃の温度になるのを確実ならしめる
に適した温度まで加熱した。高圧管を出る水溶液と過剰
水素の混合物は、冷却器を通って分離器に入り、そこか
ら水素は消費量分を補った後新しい4−O−β−D−ガ
ラクトピラノシル−α−D−グルコピラノース溶液と共
に再び予熱器に送液され、そこから再び高圧管に送液さ
れた。
無色澄明な水溶液は降圧され、流下液膜式蒸発器中で
約80%の糖アルコール含量まで濃縮され、そして更に蒸
発した後真空結晶化装置中で冷却して結晶化された。結
晶化条件及び濃縮溶液注の残存水含量に依存して、この
工程は融点76〜78℃の2水和物か、或いは融点121〜123
℃の1水和物を与えた。得られた4−O−β−D−ガラ
クトピラノシル−α−D−グルコピラノースは他の点で
は高純度(純度99.6%)であった。未水素化4−O−
β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピラノー
スの含量は0.1%であった。ソルビトールとダルシト
ール(dulcitol)の含量は0.1%であった。4−O−
β−D−ガラクトピラノシル−D−マニトール又はマニ
トールは検出できなかった。Ni含量は<1ppmであった。
触媒の効率は8700時間運転後でも変化しなかった。
実施例14 温度105℃、水素圧150バールで、pH6.5の40%強度4
−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピ
ラノース水溶液を実施例1のそれと時間当り等量で、水
素は実施例1で記載されたそれと反対流れ方向に、4−
O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピラ
ノースの上昇流と共に上昇して水素化するために実施例
1のものと同様の高圧管を用いた。触媒はニッケル粉末
をペレット化して製造した。該ペレットは円柱高さ5m
m、径5mm、円柱外表面の圧縮強度149N及び内表面積62m2
/gであった。
効率低下なしに2500時間運転した後、ロータリー蒸発
器中で蒸発乾燥された反応混合物の4−O−β−D−ガ
ラクトピラノシル−D−グルシトールの含量は99.4%で
あった。未水素化4−O−β−D−ガラクトピラノシル
−α−D−グルコピラノースの含量は0.1%であっ
た。ソルビトールとダルシトールの含量は0.1%であ
った。4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−マニ
トール又はマニトールは検出はできなかった。Ni含量は
<1ppmであった。
実施例15 温度115℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.5の40%強度4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノース水溶液を同一量/時間
で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を
用いた。触媒は粉砕化ニッケル−鉄合金をペレット化し
て得た。該合金をはニッケル中に15%の鉄を含有してい
た。該ペレットは円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表面の
圧縮強度137Nで、内表面積83m2/gであった。真空晶析器
中で得られた4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α
−D−グルシトールは99.3%の純度であった。未転化
4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコ
ースの含量は0.1%であった。ソルビトールとダルシト
ールの含量は0.1%であった、4−O−β−D−ガラク
トピラノシル−D−マニトール又はマニトールの検出は
できなかった。NiとFeの含量は<1ppmであった。触媒の
効率は8000時間の運転後も変化なかった。
実施例16 温度110℃、水素圧200バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の30%強度4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノース水溶液を同量/時間で
水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を用
いた。触媒は粉砕化ニッケル−コバルト合金をペレット
化して得た。この合金におけるニッケル中のコバルトの
割合は10%であった。該ペレットは円柱高さ5mm、径5m
m、円柱外表面の圧縮強度147N及び内表面積29m2/gであ
った。真空ロータリー蒸発器中で得られた4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコシトールは純
度99.1%であった。未転化4−O−β−D−ガラクトピ
ラノシル−α−D−グルコピラノースの含量は0.2%で
あった。ソルビトール含量は0.2%であった。ダルシト
ールの割合は0.15%であった。4−O−β−D−ガラク
トピラノシル−α−D−マニトールの検出はできなかっ
た。NiとCoの含量は<1ppmであった。触媒の効率は1000
時間の運転後でも変わらなかった。
実施例17(比較実施例) 温度100℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.0の40%強度4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノース水溶液を同一量/時間
で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を
用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径:5mm)を
ニッケル塩水溶液で処理し、水素気流中で還元すること
により該ニッケルを金属状態に転化することにより製造
した。触媒のニッケル含量は20%であった。触媒の内表
面積は145m2/gであった。真空結晶化装置内で得られた
4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グリシ
トールは93.5%の純度であった。未転化の4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−α−D−グリコピラノースの
含量は1.9%であった。ソルビトールとダルシトールの
含量はそれぞれ0.4と0.2%であった。加え他の糖成分が
3.6%の量で検出され、それは2.6%の量の4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−D−マントールを含んでい
た。それ故この方法で得られた4−O−β−D−ガラク
トピラノシル−α−D−グリシトールを製造されたその
状態で、環境的に高価な精製過程なしに糖代替物として
用いることが不可能であった。しかも、たった800時間
の運転の後で、触媒活性の低下が観られた。
反応温度を100℃から120℃にあげることにより未転化
4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グリコ
ピラノースの割合は0.6%という値に低減させ得たが、
不純物の割合が同時に6.4%という値に増大した。これ
は4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−マニトー
ルを3.2%の量で含んでいた。更に反応生成物は42ppmの
Niで汚染されていた。
実施例18(比較例) 温度100℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノースの水溶液を同一量/時
間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管
を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径:5mm)
をニッケル塩と鉄塩との水溶液で処理し、水素気流中で
還元することにより該ニッケルと鉄とを金属状態に転化
することにより製造した。触媒のニッケル含量は16%、
鉄含量は4%であった。触媒の内表面積は151m2/gであ
った。真空結晶化装置内で蒸発して得られた4−O−β
−D−ガラクトピラノシル−α−D−グリシトールの純
度は91.2%であった。未転化の4−O−β−D−ガラク
トピラノシル−α−D−グリコピラノースの含量は1.6
%であった。ソルビトールとダルシトールの含量はそれ
ぞれ0.3と0.1%であった。更に他の有機不純物が6.8%
で検出され、2.9%の4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−D−マニトールを含み、また36ppmのNi不純物及
び14ppmのFe不純物も検出され、従って環境的に高価な
精製手段なしに得られた糖アルコールを糖代替物として
用いることは不可能であった。
実施例19 ニッケル粉末からペレット化して製造した、ペレット
円柱高さ5mm、径5mmで、円柱外表面の圧縮強度174N、内
表面積33m2/gの水素化触媒1.4lを、実施例1のものと類
似の高圧管に充填した。pH7.0の脱イオン化・無酸素飲
料水中の40%強度4−O−α−D−グリコピラノシル−
α−D−グリコピラノース溶液を250ml/時で、圧力300
バールの高純度水素5倍モル量と共に、この管中を特に
上向きに連続的に送液した。
該水溶液と水素は予め一緒に熱交換器を通し、該高圧
管に入る該成分が80℃の温度になるのを確実ならしめる
に適した温度まで加熱した。高圧管を出る水溶液と過剰
水素の混合物は、冷却器を通って分離器に入り、そこか
ら水素は消費量分を補った後新しい4−O−α−D−グ
リコピラノシル−α−D−グリコピラノース溶液と共に
再び予熱器に送液され、そこから再び高圧管に送液され
た。
無色澄明な水溶液は降圧され、流下液膜式蒸発器中で
約80%の糖アルコール含量まで濃縮され、そして更に蒸
発した後真空結晶化装置中で冷却し且つ随意種晶を添加
して結晶化された。結晶4−O−α−D−グリコピラノ
シル−D−ソルビトールは99.6%の純度であった。未
転化4−O−α−D−グリコピラノシル−α−D−グリ
コピラノースの含量は0.1%であった。ソルビトール
含量は0.3%であった。マニトールは検出されなかっ
た。Ni含量は<1ppmであった。触媒の効率は6200時間運
転後でも変化なかった。
実施例20 温度85℃、水素圧150バールで、pH6.5の40%強度4−
O−α−D−グリコピラノシル−α−D−グリコピラノ
ース水溶液を実施例1のそれ同一量/時間で、水素は4
−O−α−D−グリコピラノシル−α−D−グリコピラ
ノースの上昇溶液と一緒に、実施例1で記載されたそれ
と反対の流れ方向で導入して水素化するために実施例1
のものと同様の高圧管を用いた。触媒はニッケル粉末を
ペレット化して製造した。該ペレットは円柱高さ5mm、
径5mm、円柱外表面の圧縮強度149N及び内表面積62m2/g
であった。
効率低下なしに2500時間運転後、ロータリー蒸発器中
で蒸発乾燥した反応混合物中の4−O−α−D−グリコ
ピラノシル−D−ソルビトールの含量は99.4%であっ
た。未水素化4−O−α−D−グリコピラノシル−α−
D−グリコピラノースの含量は0.1%であった。
ソルビトール含量は0.3%であった。Ni含量は<1ppm
であった。
実施例21 温度80℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.5の40%強度4−O−α−D−グリコピラノシ
ン−α−D−グリコピラノース溶液を同一量/時間で水
素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を用い
た。触媒は粉砕化ニッケル−鉄合金をペレット化して得
た。該合金はニッケル中に15%の鉄を含有していた。該
ペレットは円柱高さ5mm、径5mmで円形外表面の圧縮強度
137Nで、内表面積83m2/gであった。真空蒸発器中で得ら
れた4−O−α−D−グリコピラノシル−α−D−ソル
ビトールは99.3%の純度であった。未転化4−O−α−
D−グリコピラノシル−α−D−グルコースの含量は0.
1%であった。ソルビトール含量は0.3%であった。Niと
Feの含量は<1ppmであった。触媒の効率は4200時間の運
転後も変化なかった。
実施例22 温度100℃、水素圧200バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の30%強度4−O−α−D−グラコピラノシ
ル−α−D−グリコピラノースの水溶液を同一量で水素
化するために、実施例1のものと類似の高圧管の用い
た。触媒はコバルト粉末をペレット化して得た。該ペレ
ットは円柱高さ5mm、径5mm、円柱外表面の圧縮強度225N
及び内表面積19m2/gであった。真空ロータリー乾燥器中
で得られた4−O−α−D−グリコピラノシル−α−D
−ソルビトールは純度99.1%であった。未転化の4−O
−α−D−グリコピラノシル−α−D−グリコピラノー
スの含量は0.1%であった。ソルビトール含量は0.2%で
あった。コバルト含量は<1ppmであった。触媒の効率は
1000時間の運転後でも変化はなかった。
実施例23(比較実施例) 温度100℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH7.0の40%強度4−O−α−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グリコピラノースの水溶液を同一量/時
間で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管
を用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径:5mm)
をニッケル塩水溶液で処理し、水素気流中で還元するこ
とにより該ニッケルを金属状態に転化することにより製
造した。触媒のニッケル含量は20%であった。触媒の内
表面積は148m2/gであった。真空蒸発器内で得られた4
−O−α−D−グリコピラノシル−α−D−ソルビトー
ルの純度は92.9%であった。
未転化の4−O−α−D−グリコピラノシル−α−D
−グリコピラノースの含量は1.4%であった。ソルビト
ールの含量は3.6%であった。加えて未知の不純物が2.1
%の量で検出され、それ故この方法で得られた4−O−
α−D−グリコピラノシル−α−D−ソルビトールを製
造されたその状態で、環境的に高価な精製過程なしに糖
代替物として用いることは不可能であった。更に、たっ
たの700時間の運転後で触媒活性の低下がみられた。反
応温度を100から120℃にあげることにより未転化4−O
−α−D−グリコピラノシル−α−D−グリコピラノー
スの割合は0.2%という値に低減させ得たが、ソルビト
ールの割合が同時に4.2%という値に増大した。更に反
応生成物は48ppmのNiで汚染していた。
実施例24(比較実施例) 温度100℃、水素圧300バールで、実施例1と同じ方法
で、pH6.5の40%強度4−O−α−D−グリコピラノシ
ル−α−D−グリコピラノースの水溶液を同一量/時間
で水素化するために、実施例1のものと類似の高圧管を
用いた。触媒は不活性球形Al2O3担体(球の径:5mm)を
ニッケル塩と鉄塩との水溶液で処理し、水素気流中で還
元することにより該ニッケルと鉄とを金属状態に転化す
ることにより製造した。触媒のニッケル含量は16%、鉄
含量は4%であった。触媒の内表面積は151m2/gであっ
た。ロータリ蒸発器内で蒸発して得られた4−O−α−
D−グルコピラノシル−α−D−ソルビトールは純度9
3.4%であつた。未転化の4−O−α−D−グルコピラ
ノシル−α−D−グルコピラノースは1.0%であつた。
ソルビトール含量は4.3%であつた。加えて未知の有機
不純物が1.3%の量で検出され、31ppmのNi不純物及び12
ppmのFe不純物も検出され、従つて環境的に高価な精製
手段なしには得られた糖アルコールを糖代替物として用
いることは不可能であつた。
しかして本発明の主たる特徴及び実施態様を挙げれば
次のとおりである。
1.周期律表の鉄族の1又はそれ以上の元素から作られた
成形物であり、該成形物表面への圧縮強度が50N以上、
好ましくは100〜400Nであり、且つ内表面積が10〜90m2/
gである、無担体成形物の状態の水素化触媒上で、固定
床プロセスにより、反応領域内での水素圧100〜500バー
ル及び温度60〜125℃で連続的に水素化を実施すること
を特徴とする、高められた圧力及び高められた温度で、
水素を用いて、水溶液中で対応する糖D−キシロース、
α−D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノース又は4−O−α−D−
グルコピラノシル−α−D−グルコピラノースを接触的
に還元することによる、キシリトール、ソルビトール
(D−グルシトール)、4−O−β−D−ガラクトピラ
ノシル−α−D−グルシトール及び4−O−α−D−グ
ルコピラノシル−α−D−ソルビトールからなる群から
選ばれるエピマー不含糖アルコール類を製造する方法。
2.該成形物が、巨視的に平滑な表面を有する、ニツケ
ル、コバルト又はそれらの混合物、或いは相互間の又は
鉄との合金を含有してなる圧縮金属粉体から製造される
種類のものであることを特徴とする上記第1項の方法。
3.該水素化触媒が直径3−7mm円柱状又は球状成形物で
あることを特徴とする上記第1項の方法。4.該糖の水素
化がpH3.5〜10.5の15〜45%強度水溶液中で実施される
ことを特徴とする上記第1項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B01J 23/74 B01J 23/74 X C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (31)優先権主張番号 P4000839.8 (32)優先日 1990年1月13日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 31/26 C07C 31/18 C07H 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周期律表の鉄族の1種又はそれ以上の元素
    から作られた成形物であり、該成形物表面に対する圧縮
    強度が50N以上であり、且つ内表面積が10〜90m2/gであ
    る無担体成形物の形態の水素化触媒上で、固定床プロセ
    スにより、反応領域内における水素圧100〜500バール及
    び温度60〜125℃で連続的に水素化を実施することを特
    徴とする、高められた圧力及び高められた温度で、水素
    を用いて、水溶液中で、対応する糖D−キシロース、α
    −D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノシ
    ル−α−D−グルコピラノース又は4−O−α−D−グ
    ルコピラノシル−α−D−グルコピラノースを接触還元
    することによる、キシリトール、ソルビトール(D−グ
    リシトール)、4−O−β−D−ガラクトピラノシル−
    D−グルシトール及び4−O−α−D−グルコピラノシ
    ル−D−ソルビトールよりなる群からのエピマー不含糖
    アルコール類の製造方法。
  2. 【請求項2】該成形物表面に対する圧縮強度が100〜400
    Nである特許請求の範囲第1項記載の方法。
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