JP2864882B2 - 磁気浮上式の搬送設備 - Google Patents

磁気浮上式の搬送設備

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JP2864882B2
JP2864882B2 JP4197342A JP19734292A JP2864882B2 JP 2864882 B2 JP2864882 B2 JP 2864882B2 JP 4197342 A JP4197342 A JP 4197342A JP 19734292 A JP19734292 A JP 19734292A JP 2864882 B2 JP2864882 B2 JP 2864882B2
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    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles
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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動経路に沿って設け
られた磁性体に対して吸引作用する浮上用電磁石を有
し、この浮上用電磁石の吸引作用により浮上し、リニア
モータによって駆動されて移動し、荷を搬送する移動体
を備えた磁気浮上式の搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記磁気浮上式の搬送設備の一例
を、図8〜図10にしたがって説明する。この設備は、ク
リーンルーム内の物品用搬送用の移動体Aの移動経路に
沿って、移動体Aが浮上移動する案内レールBが設けら
れている。移動体Aは磁気浮上し、かつリニアモータに
よって駆動されて、荷移載用のステーションST間に渡
って移動させるように構成されている。
【0003】案内レールBの本体部1は、アルミニウム
などの非磁性体を射出成形などによって上端面が長手方
向に沿って開口された角筒状に形成され、この案内レー
ルBの本体部1の開口部の長手方向に沿ってその上端部
裏面に、移動体Aの浮上用電磁石Maが下方から吸引作
用する左右一対の浮上用磁性体2が、横幅方向に間隔を
隔てて位置する状態で取り付けられている。また案内レ
ールBの本体部1は移動体Aの本体3をレール下部に収
納する状態で移動させるように構成されている。なお、
案内レールBの内側底部には、リニアモータの一次コイ
ル4が取り付けられている。
【0004】ただし、一次コイル4は、図10に示すよう
に、ステーションSTにおいて移動体Aを減速停止およ
び加速発進させるために、案内レールBの長手方向に沿
って間隔を隔てて複数個が設けられることになる。
【0005】また、ステーションST部の案内レールB
の本体部1内には、移動体Aを停止保持するために、移
動体Aに取付けられた停止用磁性体5を下方から吸引す
る停止用電磁石Mbが設けられている。停止用磁性体5
は、移動体Aの前後左右の各端部に各一個が設けられ、
停止用電磁石Mbは、停止用磁性体5に対して各別に作
用するように、停止用磁性体5の取付け位置に合わせて
合計4個が設けられている。
【0006】移動体Aは、その上端部に平板状の荷載置
部6が形成されるとともに、浮上用電磁石Maが浮上用
磁性体2を下方から上方に向かって吸引するように、移
動体Aの前後左右のそれぞれに各一個が設けられるとと
もに、一次コイル4に作用する、アルミニウムなどの非
磁性導体からなる二次導体7が、移動体Aの下端部にお
いて水平姿勢で位置するように、その横幅方向中央部
が、移動体Aの本体3の横幅方向中央に垂下された支柱
8に取り付けられている。なお、一次コイル4に作用す
る二次導体7の磁性体部分の鉄板9は、案内レールB側
でかつ一次コイル4の設置箇所のみに、二次導体7がこ
の鉄板9と一次コイル4の上面の空間を通過するように
設けられており、移動体Aにはこの空間を通過する間に
推力が与えられる。
【0007】浮上用電磁石Maは、浮上用磁性体2の下
面とこの浮上用電磁石Maの上面との間隔を検出するギ
ャップセンサ(図示せず)の情報に基づいて、この間隔
が設定範囲内に維持されるように、移動体Aの本体3に
設けられたバッテリ10から通電され、また停止用電磁石
Mbは移動体AをステーションSTに停止保持する間の
み通電される。
【0008】図8において、11は浮上用電磁石Maに対
する通電停止時に浮上用磁性体2と浮上用電磁石Maと
の上下方向での間隔を保つためのガイドローラ、12は移
動体Aと浮上用磁性体2の内側横面とが衝突しないよう
に案内レールBに対する横幅方向での間隔を設定値より
小に保持させるためのガイドローラである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の磁気浮上式の搬送設備では、移動体Aは、5〜6時
間毎にバッテリ10を交換、あるいは充電する必要が有
り、作業効率が悪いという問題があり、さらにバッテリ
10は定期的にメンテナンス(バッテリ管理)を行わなけ
ればならないという問題があった。
【0010】またこのような問題を解決するため、銅な
どの導電材にて形成される通電レールを案内レールBに
沿って敷設し、移動体Aに、この通電レールに接触して
給電される集電子を設け、この集電子からバッテリ10が
充電されるように構成することもできる。しかし、この
ような構成では、通電レールと集電子は互いの接触によ
り磨耗するため、メンテナンスが不可欠でおり、またゴ
ミがでることからクリーンルーム内では使用できないと
いう問題があった。
【0011】本発明は上記問題を解決するものであり、
長時間バッテリの交換を不要とし、作業効率を向上で
き、さらにクリーンルーム内で使用可能な磁気浮上式の
搬送設備を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明の磁気浮上式の搬送設備は、磁気浮上式の移動体
の移動経路に沿って高周波の正弦波電流を流す線路を所
定区間に敷設し、前記移動体に、前記移動経路に沿って
設けられた浮上用磁性体に対して吸引作用する浮上用電
磁石と、前記線路の周波数に共振し、起電力が生じる給
電用コイルと、この給電用コイルから充電されるバッテ
リとを設け、前記浮上用電磁石へは前記給電用コイルと
前記バッテリから給電し、前記移動体が前記所定区間を
移動中は、前記浮上用電磁石へは前記給電用コイルから
優先的に給電することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記発明の構成により、所定区間の線路に通電
(交流)されると、給電用コイルに起電力が発生するこ
とにより、移動体がこの所定区間の移動経路を移動中
に、前記給電用コイルから浮上用電磁石へは優先的に給
電され、かつバッテリが充電される。また、所定区間の
移動経路以外では、バッテリから浮上用電磁石へ給電さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例の図8〜図10の構成と同一の構成
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】図1は本発明の磁気浮上式の搬送設備の正
面図、図2は同磁気浮上式の搬送設備の切欠側面図、図
3は同磁気浮上式の搬送設備の案内レールのレイアウト
の概略平面図である。
【0016】案内レールBの内側面に沿ってその所定区
間に、長手方向に誘導線路ユニットXを設けている。こ
の誘導線路ユニットXは、図4に拡大して示すように、
磁界遮断部材であるアルミニウム部材から形成された、
横方向(案内レールBに沿う方向)に長い板状のブラケ
ット14と、このブラケット14に案内レールBに沿って所
定間隔置きに上下方向に水平に取付けられた一対のハン
ガー15と、各ハンガー15の先端に案内レールBに沿って
張設された樹脂製のダクト16と、それぞれのダクト16
に、図2に示す案内レールBの外方に設置された電源装
置Mに接続されて敷設された誘導線路17から構成されて
いる。また誘導線路17は、絶縁した細い素線を集めて形
成した撚線(以下、リッツ線と呼ぶ)を絶縁体、たとえ
ば樹脂材にてカバーして構成されている。上記所定区間
は、たとえば案内レールBの直線部である。
【0017】また、移動体Aの本体3の下部には、誘導
線路17が敷設されたブラケット14に対向する位置に給電
装置としてピックアップユニットPが設けられている。
ピックアップユニットPは、図5に示すように、断面が
E字状で横方向(案内レールBに沿う方向)に長い、磁
性部材であるフェライト18の中央突部18Aに、その上下
面に渡って、たとえば10〜20ターンの上記リッツ線を巻
いてピックアップコイル19を形成し、フェライト18の側
部の両端に板状の取付け部材20を垂直に取付けて構成さ
れている。またフェライト18の各突部18A,18B,18C
の先端にはそれぞれ内方に向かって垂直に突起18Dが設
けられている。また取付け部材20には、図5(c) に示
すように、両端が半円状の縦長の取付け孔20Aが設けら
れている。この取付け部材20と、移動体Aから案内レー
ルB側に突出された一対の支持部材21を、それぞれの取
付け孔20A,21A間を貫通したボルト22Aにより連結
し、移動体Aが所定浮上位置に浮上した際に、ピックア
ップユニットPのフェライト18の中心Lがほぼ誘導線路
ユニットXの一対のダクト16の中央で、ブラケット14に
対して垂直に位置するように、上下方向に移動させて調
整し、ピックアップユニットPを矢印で示すように回転
させ、かつフェライト18の上下の突部18B,18Cがそれ
ぞれ誘導線路ユニットXの一対のダクト16の上下に位置
するように、上下方向に移動させて調整し、ナット22B
を締めつけることで固定している。上記取付けにより、
図4に示すように、一対のダクト16はそれぞれフェライ
ト18のピックアップコイル19とフェライト18の上下の突
部18B,18Cのほぼ中央に位置される。なお、ピックア
ップユニットPは、移動体Aが浮上していないときに、
フェライト18、ピックアップコイル19がダクト16、およ
びブラケット14に接触しないように構成されている。
【0018】また、移動体Aの本体3の上面には、図3
に示すように、ピックアップコイル19に発生する起電力
を電源とする受電ユニット23、浮上用電磁石Maへ給電
するバッテリ10、浮上用電磁石Maの通電を制御する制
御装置24が設けられている。制御装置24は、ギャップセ
ンサ(図示せず)の検出信号を入力して、移動体Aの浮
上位置を確認し、浮上用電磁石Maの通電制御信号を形
成し、この通電制御信号を、図6に示す受電ユニット23
内に設けられた、浮上用電磁石Maのパワー回路25へ出
力する。
【0019】電源装置Mと受電ユニット23の詳細な回路
構成を図6の回路図にしたがって説明する。電源装置M
は、AC200 V3相の交流電源41と、コンバータ42
と、正弦波共振インバータ43と、過電流保護用のトラン
ジスタ44およびダイオード45とを備えている。コンバー
タ42は全波整流用のダイオード46と、フィルタを構成す
るコイル47とコンデンサ48と抵抗49とこの抵抗49を短絡
するトランジスタ50とから構成され、正弦波共振インバ
ータ43は、図中に示すように交互に発振される矩形波信
号により駆動されるトランジスタ51,52と、電流制限用
のコイル53と、トランジスタ51,52に接続される電流供
給用のコイル54と、誘導線路17と並列共振回路を形成す
るコンデンサ55とから構成されている。なお、トランジ
スタ制御装置は省略している。
【0020】また受電ユニット23は、ピックアップコイ
ル19に並列に接続され、ピックアップコイル19と誘導線
路17の周波数に共振する共振回路を構成するコンデンサ
31を設け、この共振回路のコンデンサ31に並列に整流用
のダイオード32を接続し、このダイオード32にダイオー
ド32の出力を所定直流電圧に制御する安定化電源回路33
を接続し、この安定化電源回路33にダイオード34を介し
て浮上用電磁石Maの通電を調整するパワー回路25を接
続して構成されている。また、安定化電源回路33にダイ
オード26を介してバッテリ10の正極に接続され、このバ
ッテリ10の正極はさらに前記ダイオード34と高値優先回
路を形成する2個のダイオード27を介してパワー回路34
に接続されている。このパワー回路25に浮上用電磁石M
aが接続される。安定化電源回路33は、電流制限用のコ
イル35と出力調整用トランジスタ36と、フィルタを構成
するダイオード37およびコンデンサ38から構成されてい
る。なお、トランジスタ制御装置は省略している。ま
た、ダイオード34,26,27は同一特性のダイオードを使
用している。
【0021】上記電源装置Mと誘導線路17と移動体Aの
構成による作用を説明する。まず、交流電源41から出力
されるAC200 V3相の交流はコンバータ42により直
流に変換され、正弦波共振インバータ43により高周波、
たとえば10kHz の正弦波に変換されて誘導線路17に供
給される。また、制御装置24は、ギャップセンサの検出
信号を入力して、移動体Aの浮上位置を確認して、浮上
位置が所定位置になるように、受電ユニット23のパワー
回路25に通電制御信号を出力する。
【0022】また、誘導線路17が敷設された案内レール
Bの直線部では、誘導線路17に発生する磁束により、誘
導線路17の周波数に共振する移動体Aのピックアップコ
イル19に起電力が発生し、この起電力により発生した交
流電流は受電ユニット23のダイオード32で整流され、安
定化電源回路33により所定の直流電圧に整圧され、制御
装置22から入力した通電制御信号に応じてパワー回路25
により浮上用電磁石Maに通電されて移動体Aは浮上す
る。また、安定化電源回路33によりバッテリ10が充電さ
れる。なお、案内レールBの直線部では、バッテリ10か
らパワー回路25へはダイオード34,27による高値優先回
路により、電流は供給されない。この状態で移動体A
は、ステーションSTに設けられた一次コイル4によっ
て与えられる推力により移動する。
【0023】また、誘導線路17が敷設されていない案内
レールBのカーブ部では、移動体Aのピックアップコイ
ル19に起電力が発生しないことから、安定化電源回路33
から出力される電圧に0となり、バッテリ10からパワー
回路25へ給電され、制御装置24から入力した通電制御信
号に応じてパワー回路25により浮上用電磁石Maに通電
されて移動体Aは浮上する。
【0024】このように、案内レールBに沿って荷を搬
送中に移動体Aに無接触で給電でき、またバッテリ10を
充電できることから、従来のように5〜6時間毎にバッ
テリを交換する必要がなくなり、作業効率を向上するこ
とができ、さらにバッテリメンテナンスを交換を1年以
上実施する必要がなくなり、メンテナンス時間を大幅に
短縮することができる。また、移動体Aの移動方向に関
係なく給電することができる。
【0025】また、無接触で給電できることから、従来
のように通電レールと集電子の接触によるゴミが発生す
ることがなく、クリーンルームで使用することができ
る。またE字状のフェライト18の開口部がブラケット14
の横一側部に対向し、ピックアップコイル19が一対の誘
導線路17の中心に位置するように調整して、固定される
ことから、図4に示すように、ピックアップコイル19は
誘導線路17で発生する磁束密度が最も大きい位置に位置
し、最も大きい起電力が誘起され、効率よく給電でき
る。
【0026】また、案内レールBの直線部にのみに誘電
線路ユニットXを敷設することにより、カーブ部におけ
る誘電線路ユニットXとピックアップユニットPとの接
触を防止でき、ピックアップユニットPのフェライト18
の横方向の長さを自在に設定できる。なお、カーブ部の
曲がりが緩い場合は、誘電線路ユニットXを案内レール
Bに沿って連続して敷設することも可能である。
【0027】さらに、誘導線路17の長さはピックアップ
コイル19の長さに比較して長いため、誘導線路17の1次
側インダクタンスはほぼ一定となり、また電源装置Mの
コンデンサ55と誘導線路17は共振回路を構成しているこ
とから、誘導線路17にほぼ一定の大きな電流値で、高周
波で正弦波の1次側電流を流すことができ、またピック
アップコイル19の2次側が共振回路となることで、図7
に示すように、共振周波数fo で2次側に大きな電圧v
(図中では1000〜2000V)が発生し、誘導線路17とピッ
クアップコイル19との上下位置が移動体Aの浮上位置に
より変化しても、誘導線路17の周波数が多少変動して
も、さらに2次側の共振周波数が誘導線路17の周波数か
ら多少変動しても、周波数f1 〜f2 の範囲では所定値
(図中では300 V)以上の2次側電圧を発生すること
ができ、よって大きな電力を安定して供給することがで
きる。また、上記上下位置の調整をラフに行え、作業性
がよくなり製作を容易にすることができる。
【0028】さらに誘導線路17とピックアップコイル19
に絶縁体でカバーされたリッツ線を使用することによ
り、導電部の露出がなくなり、安全性を高めることがで
き、またスパークがでなくなることから、火災などの危
険がなくなり、また防爆エリアでも使用することが可能
となる。さらに、誘導線路17には正弦波が給電されるこ
とにより、高調波が発生せず、ラジオノイズの発生を無
くすことができる。
【0029】なお、本実施例では、1本のダクト16に1
本の誘導線路17を敷設する構成としているが、1本のダ
クト16内に2本以上の誘導線路17を敷設して、パワーア
ップを図ることもできる。また、受電ユニット23におい
て、安定化電源回路33にインバータを接続することによ
り、商用周波数の交流電流を取り出すことができ、移動
体Aの荷載置部6に移載用モータなどを設置する場合に
給電することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定区間の線路に通電(交流)されると、給電用コイルに
起電力が発生することにより、無接触で移動体にこの所
定区間の移動経路を移動中に給電でき、またバッテリを
充電できることから、従来のように5〜6時間毎にバッ
テリを交換する必要がなくなり、作業効率を向上するこ
とができ、さらにバッテリ交換を1年以上実施する必要
がなくなり、メンテナンス時間を大幅に短縮することが
できる。また、移動体の移動方向に関係なく給電するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気浮上式の搬送設備の正面図であ
る。
【図2】同磁気浮上式の搬送設備の切欠側面図である。
【図3】同磁気浮上式の搬送設備の案内レールのレイア
ウトの概略平面図である。
【図4】同磁気浮上式の搬送設備のピックアップユニッ
ト部の要部断面図である。
【図5】同磁気浮上式の搬送設備のピックアップユニッ
トの平面図、正面図、および側面図である。
【図6】同磁気浮上式の搬送設備の回路構成図である。
【図7】同磁気浮上式の搬送設備の2次側周波数−起電
力特性図である。
【図8】従来の磁気浮上式の搬送設備の正面図である。
【図9】従来の磁気浮上式の搬送設備の切欠側面図であ
る。
【図10】従来の磁気浮上式の搬送設備の案内レールの
レイアウトの概略平面図である。
【符号の説明】
A 移動体 B 案内レール M 電源装置 P ピックアップユニット X 誘導線路ユニット Ma 浮上用電磁石 Mb 停止用電磁石 2 浮上用磁性体 4 一次コイル 5 停止用磁性体 7 二次導体 9 鉄板 10 バッテリ 14 ブラケット 15 ハンガー 16 ダクト 17 誘導線路 18 フェライト 19 ピックアップコイル 20 取付け部材 23 受電ユニット 24 制御装置 31 ピックアップコイルと共振回路を形成するコンデ
ンサ 43 正弦波共振インバータ 55 誘導線路と共振回路を形成するコンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気浮上式の移動体の移動経路に沿って
    高周波の正弦波電流を流す線路を所定区間に敷設し、 前記移動体に、前記移動経路に沿って設けられた浮上用
    磁性体に対して吸引作用する浮上用電磁石と、前記線路
    の周波数に共振し、起電力が生じる給電用コイルと、こ
    の給電用コイルから充電されるバッテリとを設け、 前記浮上用電磁石へは前記給電用コイルと前記バッテリ
    から給電し、前記移動体が前記所定区間を移動中は、前
    記浮上用電磁石へは前記給電用コイルから優先的に給電
    することを特徴とする磁気浮上式の搬送設備。
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