JP2864869B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP2864869B2
JP2864869B2 JP12079692A JP12079692A JP2864869B2 JP 2864869 B2 JP2864869 B2 JP 2864869B2 JP 12079692 A JP12079692 A JP 12079692A JP 12079692 A JP12079692 A JP 12079692A JP 2864869 B2 JP2864869 B2 JP 2864869B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の運転中に
吸気バルブ或いは排気バルブの作動タイミングを可変に
するバルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、例えば特
開昭61−279713号公報に開示されているよう
に、カムシャフトとタイミングプーリとの間にヘリカル
歯を有する筒状歯車(リングギヤ)を介在させた装置が
一般的に知られている。しかしながら、この技術では、
カムシャフトとタイミングプーリとの回転位相を変える
際に、リングギヤがカムシャフトの軸方向へ移動される
構造となっていた。そのため、カムシャフトとタイミン
グプーリとの回転位相の可変範囲を拡大しようとした場
合に、リングギヤの移動ストロークを拡大させるか、リ
ングギヤにおけるヘリカル歯の捩じり角を大きくする必
要があった。そのことから、カムシャフトの軸方向にお
いて、装置の寸法が大型化して車両に対する装置の搭載
性が損なわれたり、リングギヤの作動抵抗が大きくなっ
て装置としての作動応答性が損なわれたりする問題があ
った。
【0003】そこで、上記の不具合に対処するために、
本出願人により、特願平3−221889号において画
期的な技術が提案された。この技術では、カムシャフト
と一体回転可能な外歯ロータと、タイミングプーリと一
体回転可能な内歯ロータとからなるトロコイドギヤ対が
用いられている。そして、カムシャフトとタイミングプ
ーリとの回転位相を変える際に、内歯ロータの外歯ロー
タに対する偏心位置が外歯ロータの中心周りに移動され
るようになっている。即ち、この動作により、リングギ
ヤ等の作動部材を用いてそれをカムシャフトの軸方向へ
移動させることなく、カムシャフトとタイミングプーリ
との回転位相を可変とすることができるようになってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の特願
平3−221889号における技術では、トロコイドギ
ヤ対の構造上、内歯ロータの回転中心と外歯ロータの回
転中心とが互い偏心していた。そのため、外歯ロータに
対する内歯ロータの公転運動に伴い、内歯ロータと一体
回転可能なタイミングプーリが、カムシャフトの回転中
心の周りで公転することになった。
【0005】従って、カムシャフトのタイミングプーリ
とクランクシャフトのプーリとの間にタイミングベルト
が掛け渡された状態では、タイミングプーリの公転に起
因してタイミングベルトの懸架長さが変化し、タイミン
グベルトにかかるベルトテンションが変化することとな
った。この不具合に対処するために、ベルトテンショナ
を付加し、それによりタイミングプーリの公転に伴うベ
ルトテンションの変化を補うことが考えられる。しか
し、この場合には、ベルトテンショナに対し、タイミン
グベルトの懸架長さの変化を吸収し、しかも良好な追従
性を達成させるといった高負担が強いられることにな
り、問題点となっていた。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、作動部材をカムシャフトの
軸方向へ移動させることなく回転位相を可変とすること
と、軸方向の小型化を図るべく、カムシャフトと一体回
転可能な外歯ロータと内歯ロータとから構成されるトロ
コイドギヤ対を用いたバルブタイミング制御装置におい
て、タイミングプーリをカムシャフトと同一な回転中心
で回転させることの可能な内燃機関のバルブタイミング
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、内燃機関のシリンダヘッド
にて回転可能に支持されたバルブ駆動用のカムシャフト
と、そのカムシャフトの一端部にてそのカムシャフトと
同一の回転中心上にて相対回転可能に設けられ、内燃機
関に駆動連結されたタイミングプーリと、カムシャフト
と一体回転可能に設けられた外歯ロータと、外歯ロータ
に連結されてその外歯ロータと共にトロコイドギヤ対を
構成する内歯ロータと、カムシャフトにタイミングプー
リに対する捩じりを付与すべく、内歯ロータの外歯ロー
タに対する偏心位置を外歯ロータの中心周りに移動させ
るために内歯ロータを公転させる内歯ロータ公転手段
と、内歯ロータをタイミングプーリに対し、その径方向
への移動を許容しながら連結するスライダとを備えてい
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、内歯ロータ公転手段の非
作動状態において、内燃機関により駆動されたタイミン
グプーリの回転が、スライダ、内歯ロータ及び外歯ロー
タを介してカムシャフトに伝達される。そして、カムシ
ャフトがタイミングプーリとトロコイドギヤ対のギヤ比
で決定される位相変化(変速比)一定の条件下で所定の
位相関係をもって回転される。
【0009】一方、内歯ロータ公転手段を作動させて内
歯ロータを公転させることにより、トロコイドギヤ対の
機構により内歯ロータの外歯ロータに対する偏心位置が
外歯ロータの中心周りで移動される。この移動により、
内歯ロータと外歯ロータとの噛み合い点が変更され、軸
方向への移動を伴うことなくカムシャフトにタイミング
プーリに対する捩じりが付与される。よって、タイミン
グプーリとカムシャフトとの回転位相が変更されてバル
ブタイミングが変更される。ここでは、内歯ロータとタ
イミングプーリとの連結がスライダにより径方向の動き
を許容されることから、内歯ロータが公転されるときに
は、その径方向への動きがスライダによって吸収され
る。そして、カムシャフトの回転中心を中心とする内歯
ロータの回転力のみが、スライダによってタイミングプ
ーリへと伝達される。
【0010】
【実施例】以下、この発明における内燃機関のバルブタ
イミング制御装置を具体化した一実施例を図1〜図9に
基づいて詳細に説明する。
【0011】図1はこの実施例における内燃機関のバル
ブタイミング制御装置の構造を示す断面図である。図示
しない吸気バルブ或いは排気バルブを駆動するためのカ
ムシャフト1は、そのカムジャーナル2にてシリンダヘ
ッド3の軸受部4とベアリングキャップ5との間で回転
可能に支持されている。そして、カムシャフト1の先端
部にはタイミングプーリアッシィ6が設けられている。
【0012】このタイミングプーリアッシィ6は、一側
に収容凹部7を有するケーシング8と、そのケーシング
8に隣接して配置され、外周に複数の外歯9を有するタ
イミングプーリ10と、ケーシング8との間でタイミン
グプーリ10を挟むように配置されたカバー11とを備
えている。ケーシング8及びタイミングプーリ10は、
それぞれカムシャフト1に相対回転可能に支持されてい
る。又、カバー11はカムシャフト1の先端にてキャッ
プ12を介してボルト13により締付け固定されてい
る。カバー11とカムシャフト1との間、カバー11と
タイミングプーリ10とケーシング8との間には、シー
ル部材14,15がそれぞれ介在されてシールが施され
ている。
【0013】ケーシング8の収容凹部7において、カム
シャフト1上には外歯ロータ16が一体回転可能に設け
られている。又、収容凹部7において、外歯ロータ16
の周りには内歯ロータ17が設けられている。図2及び
図3(A),(B)は図1のA−A線におけるタイミン
グプーリアッシィ6の断面を示している。これらの図か
らも分かるように、ケーシング8の収容凹部7の回転中
心P1はカムシャフト1の回転中心P2に対して偏心し
て設けられている。そして、そのカムシャフト1上に
て、外周に4つの外歯16aを有する外歯ロータ16が
設けられている。又、その外歯ロータ16の各外歯16
aに噛み合うように、5つの内歯17aを有する内歯ロ
ータ17が設けられている。そして、この内歯ロータ1
7と外歯ロータ16とによりトロコイドギヤ対18が構
成されている。
【0014】このトロコイドギヤ対18において、内歯
ロータ17の歯形は円弧で、外歯ロータ16の歯形はト
ロコイド曲線上に中心を有する円弧群の包絡線により形
成されている。そして、外歯ロータ16と内歯ロータ1
7との歯面の滑り速度が小さいことから、両者16,1
7の間の摩擦が少なくなっている。又、外歯ロータ16
の中心がカムシャフト1の回転中心P2と同一になって
いる。それに対し、内歯ロータ17の中心が収容凹部7
の回転中心P1と同一となっている。この構成により、
内歯ロータ17が外歯ロータ16に対して偏心して設け
られている。つまり、外歯ロータ16と内歯ロータ17
との噛み合いにおいて、両者16,17の間で常に一定
の偏心量eが保持されるようになっている。そして、そ
の偏心量eを保持しながら、外歯ロータ16と内歯ロー
タ17とが互いの噛み合い点を変えながら同方向へ回転
するようになっている。又、タイミングプーリ10の中
心はカムシャフト1の回転中心P2と同一になってい
る。
【0015】上記のように、カムシャフト1及びタイミ
ングプーリ10と回転中心P2を同じくする外歯ロータ
16に対し、内歯ロータ17が偏心量eだけずれた状態
を保持するように、外歯ロータ16と内歯ロータ17と
が収容凹部7に装着されている。この構成により、収容
凹部7が回転中心P2に対して偏心量eだけ偏心されて
いる。そのため、トロコイドギヤ対18の回転におい
て、外歯ロータ16及びタイミングプーリ10はカムシ
ャフト1の回転中心P2を中心に回転され、内歯ロータ
17は収容凹部7の回転中心P1を中心に回転される。
【0016】図4及び図5(A),(B)は図1のB−
B線におけるタイミングプーリアッシィ6の断面を示し
ている。図1,4,5において、回転中心P2,P1を
異にするタイミングプーリ10と内歯ロータ17とを一
体的に回転駆動させるために、タイミングプーリ10の
中間部分には、半径方向へ延びる長穴19が形成されて
いる。又、内歯ロータ17の一側面には、ピン20が圧
入固定され、その先端が長穴19に組み付けられると共
に、その長穴19に沿って移動可能となっている。更
に、ピン20の先端にはスライド駒21が相対回転可能
に取り付けられている。このスライド駒21により、長
穴19とピン20との間の摺動性と耐摩耗性の向上が図
られている。そして、長穴19、ピン20及びスライド
駒21により、内歯ロータ17をタイミングプーリ10
に対し、その径方向への移動を許容しながら連結するス
ライダ22が構成されている。
【0017】前述したトロコイドギヤ対18において、
内歯ロータ17と外歯ロータ16との間の歯室23には
潤滑油が供給充填されており、トロコイドギヤ対18が
トロコイドポンプとしての作用を呈するようになってい
る。
【0018】即ち、図6は図1のA−A線におけるケー
シング8のみの断面を示している。この図からも分かる
ように、収容凹部7の底壁には、カムシャフト1を貫通
させるシャフト穴7aが形成されており、そのシャフト
穴7aを挟んで吸入溝7b及び吐出溝7cが形成されて
いる。又、それら各溝7b,7cには、潤滑油の吸入ポ
ート24及び吐出ポート25がそれぞれ開口されてい
る。これら吸入ポート24及び吐出ポート25はタイミ
ングプーリ10、つまりは内歯ロータ17の回転方向Z
に対応して、潤滑油の吸入・吐出が行われるように配置
されている。図7は図1のC−C線におけるケーシング
8の断面を示している。この図からも分かるように、吸
入ポート24と吐出ポート25との間には、吐出ポート
25から吸入ポート24へ潤滑油を循環をさせるための
循環油路26が形成されている。又、その循環油路26
の途中には、潤滑油の流れをある程度だけ制限する絞り
27が形成されている。
【0019】従って、内歯ロータ17が回転されて外歯
ロータ16が同方向へ回転されることにより、内歯ロー
タ17と外歯ロータ16の噛み合いのズレにより歯室2
3にて潤滑油が加圧され、その加圧された潤滑油が吐出
ポート25から循環油路26を通じて吸入ポート24へ
と循環供給される。
【0020】このように、このトロコイドギヤ対18で
はそれ自体で潤滑油の吸入・吐出が循環するようになっ
ている。それに加え、この実施例では、歯室23や収容
凹部7の各部からの多少の潤滑油洩れに対処すべく、歯
室23へ潤滑油を補充してその油量を常に満たしておく
ための構成が設けられている。
【0021】即ち、図1に示すように、カムシャフト1
には、その軸線方向に沿ってシャフト油路28が形成さ
れている。このシャフト油路28の先端側はボール29
により閉鎖されており、その近傍にはシャフト油路28
からケーシング8側へ延びる分岐油路30が形成されて
いる。又、図6,8に示すように、ケーシング8の吸入
溝7bには、トロコイドギヤ対18の歯室23に潤滑油
を補充するための補充ポート31が形成されている。
又、ケーシング8には、その補充ポート31に連通する
補充油路32が形成されており、その補充油路32がカ
ムシャフト1の分岐油路30を介してシャフト油路28
に連通されている。そして、それら各油路30,32,
31を通じ、各歯室23にはシャフト油路28から補充
のための潤滑油が供給されるようになっている。
【0022】この実施例において、潤滑油は図示しない
オイルパン、オイルポンプ及びオイルフィルタ等を含む
油圧回路からシャフト油路28に供給されるようになっ
ている。一方、トロコイドギヤ対18の歯室23や収容
凹部7の各部から洩れる潤滑油を回収するために、図1
に示すように、カバー11、タイミングプーリ10、ケ
ーシング8及びシリンダヘッド3には、互いに連通する
ドレン油路33,34,35,36がそれぞれ形成され
ている。又、ケーシング8とシリンダヘッド3との間に
は、ケーシング8のドレン油路35からシリンダヘッド
3のドレン油路36へ導出される潤滑油の洩れを防ぐべ
く、シール部材37が設けられている。そして、シリン
ダヘッド3のドレン油路36が、図示しないオイルパン
に連通されている。
【0023】従って、内燃機関の運転中に油圧回路から
シャフト油路28へ潤滑油が供給されることにより、分
岐油路30、補充油路32及び補充ポート31を通じて
潤滑油がトロコイドギヤ対18の歯室23へと供給さ
れ、補充される。そして、その歯室23や収容凹部7の
各部から洩れる潤滑油は、各ドレン油路33〜36を通
じて油圧回路のオイルパンへとドレンされる。
【0024】そして、この実施例では、上記の構成にお
けるトロコイドギヤ対18を作動させ、任意のタイミン
グでカムシャフト1にタイミングプーリ10に対する捩
じりを付与して、両者1,10の間の回転位相を可変と
するための機構が設けられている。即ち、図1に示すよ
うに、ケーシング8の外周縁には外歯38が形成されて
いる。又、シリンダヘッド3には、同ヘッド3を覆うヘ
ッドカバー39が設けられている。このヘッドカバー3
9の内側にはモータ40が支持固定されており、その出
力軸40aがヘッドカバー39を貫通してケーシング8
側へ突出配置されている。そして、その出力軸40a上
には、ケーシング8の外歯38に噛み合うピニオンギヤ
41が設けられている。そして、このようにピニオンギ
ヤ41及び外歯38で連結されるモータ40及びケーシ
ング8により、内歯ロータ17の外歯ロータ16に対す
る偏心位置を外歯ロータ16の中心周りに移動させるた
めに内歯ロータ17を公転させる内歯ロータ公転手段が
構成されている。
【0025】従って、モータ40が所定量駆動されるこ
とにより、ピニオンギヤ41及び外歯38の噛み合いに
よってケーシング8が所定量だけ廻される。それに伴
い、内歯ロータ17の回転中心が外歯ロータ16の回転
中心の周りで公転され、内歯ロータ17と外歯ロータ1
6との回転位相が可変となる。更に、内歯ロータ17に
よりスライダ22を介してタイミングプーリ10が所定
量だけ回転され、それに伴ってタイミングプーリ10と
カムシャフト1との回転位相が進角又は遅角される。
【0026】図1に示すように、タイミングプーリ10
の外歯9にはタイミングベルト42が掛装されており、
そのタイミングベルト42を介してタイミングプーリ1
0が内燃機関に駆動連結されている。図9はタイミング
ベルト42の掛装レイアウトを示している。この図から
も分かるように、本実施例では、内燃機関がダブルオー
バヘッドカムタイプのものであるとして、その右側に前
述したカムシャフト1が設けられており、同シャフト1
にバルブタイミング制御装置を構成するタイミングプー
リアッシィ6(タイミングプーリ10)が設けられてい
る。又、左側に設けられたカムシャフト43には別のタ
イミングプーリ44が設けられている。そして、それら
タイミングプーリ10,44が、クランクシャフト45
に設けられたクランクプーリ46に対してタイミングベ
ルト42を介して駆動連結されている。
【0027】この実施例では、内歯ロータ17の歯数が
「5」であるのに対し、カムシャフト1と一体回転され
る外歯ロータ16の歯数が「4」となっている。そのた
め、タイミングプーリ10が回転駆動されることによ
り、スライダ22、内歯ロータ17を介して外歯ロータ
16へは、変速比「5/4」のもとで回転が伝えられ
る。この動作により、内歯ロータ17と外歯ロータ16
との間で変速が起こり、両者17,16の回転位相が常
に移り変わることになる。つまり、タイミングプーリ1
0が1回転される間に、カムシャフト1は外歯ロータ1
6の1歯分の角度だけ回転が進むことになり、タイミン
グプーリ10とカムシャフト1との間の回転にズレが生
じる。そこで、この実施例では、内歯ロータ17と外歯
ロータ16との間の変速比をキャンセルさせさるべく、
クランクプーリ46と左側のタイミングプーリ10との
間の歯数の比を設定し、クランクシャフト45と右側の
カムシャフト1との間で定常的な位相変化を生じさせな
いようにしている。即ち、タイミングプーリ10とカム
シャフト1との間の回転ズレを補うために、左側のタイ
ミングプーリ10の外径(歯数)を右側のタイミングプ
ーリ44のそれに対して「5/4倍」とし、両者10,
44に対する入力の回転速度を調整するようにしてい
る。
【0028】更に、この実施例では、タイミングベルト
42に掛かるベルトテンションの変化を補ってほぼ一定
に保つためのベルトテンショナ47が設けられている。
このベルトテンショナ47は、タイミングベルト42に
係合するテンションアイドラ48と、同アイドラ48を
タイミングベルト42へ押圧付勢するスプリング49と
から構成されている。
【0029】従って、クランクプーリ46からタイミン
グベルト42を介して各タイミングプーリ44,10に
駆動力が伝達されることにより、左側のタイミングプー
リ44では、同プーリ44とカムシャフト43とが一体
的に回転駆動される。又、右側のタイミングプーリ10
では、スライダ22とトロコイドギヤ対18の噛み合い
を介して、同プーリ10とカムシャフト1とがトロコイ
ドギヤ対18のギヤ比で決定される位相変化(変速比)
一定の条件下で所定の位相関係をもって回転駆動され
る。
【0030】次に、上記のように構成した内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置の作用について説明する。図3
(A)は内歯ロータ17と外歯ロータ16との偏心位置
が固定された状態であり、タイミングプーリ10とカム
シャフト1との回転位相関係が同一のまま固定された状
態を示している。ここでは、上記の状態から、内燃機関
の運転中にタイミングプーリ10とカムシャフト1の回
転位相を変化させる場合について説明する。
【0031】今、図3(A)の状態において、モータ4
0を駆動せてケーシング8を時計方向Xへ「180°」
だけ廻すと、内歯ロータ17と外歯ロータ16との噛み
合い点が移り変わりながら、両者17,16の間の歯数
の差に起因して外歯ロータ16がわずかに自転する。こ
の場合、ケーシング8を「180°」だけ廻しているこ
とから、図3(B)に示すように、外歯ロータ16に内
歯ロータ17の1歯の半分に相当する所定角度(この実
施例では「36°」)θの自転が生じる。この時、タイ
ミングプーリ10の回転方向も時計方向Xであることか
ら、内歯ロータ17を基準にして、外歯ロータ16が1
歯の半分に相当する位相遅れを生じることになる。
【0032】その結果、カムシャフト1に捩じりが付与
され、カムシャフト1とタイミングプーリ10との回転
位相が変えら、吸気バルブ或いは排気バルブの作動タイ
ミング、即ちバルブタイミングが遅角される。しかも、
このとき、内歯ロータ17とタイミングプーリ10との
連結がスライダ22により径方向の動きを許容されるこ
とから、内歯ロータ17が公転されるときには、その径
方向への動きがスライダ22によって吸収される。そし
て、カムシャフト1の回転中心P2を中心とする内歯ロ
ータ17の回転力のみがスライダ22によってタイミン
グプーリ10へと伝達される。
【0033】図5(A),(B)に2点鎖線で示すスラ
イダ22はその基準位置を示し、図3(A)において内
歯ロータ17と外歯ロータ16との偏心位置が固定され
た状態に対応するものである。そして、図5(A)に実
線で示すスライダ22はその作用位置(「第1作用位
置」とする)を示し、基準位置から内歯ロータ17を時
計方向Xへ「90°」だけ廻したときの状態に相当して
いる。この図からも明らかなように、第1作用位置にお
けるスライド駒21は基準位置におけるそれよりも回転
中心P2へ向けて若干スライドしていることが分かる。
そして、この状態で、内歯ロータ17とタイミングプー
リ10との間には若干の揺動βが発生しているのである
が、その揺動βはピン20とスライド駒21との相対回
動によって吸収されている。一方、図5(B)に実線で
示すスライダ22はその作用位置(「第2作用位置」と
する)を示し、基準位置から内歯ロータ17を時計方向
Xへ「180°」だけ廻したときの状態に相当してい
る。この図から明らかなように、第2作用位置における
スライド駒21は基準位置におけるそれよりも回転中心
P2へ向けて更にスライドしていることが分かる。そし
て、このときのスライド量は最大となっており、偏心量
eの2倍に相当している。
【0034】上記のように、この実施例では、内歯ロー
タ17と外歯ロータ16との偏心位置を決定するケーシ
ング8を、偏心位置固定状態からモータ40によって廻
すことにより、カムシャフト1の回転中心P2を中心に
して公転させるようにしている。この構成により、ケー
シング8の収容凹部7がカムシャフト1の回転中心P2
に対して振り廻され、即ちその収容凹部7の回転中心P
1の偏心位置が、カムシャフト1の回転中心P2に対し
て公転される。この時、内歯ロータ17は収容凹部7で
拘束されていることから、その偏心位置の公転に伴って
外歯ロータ16との間で噛み合い点が変えられ、内歯ロ
ータ17には公転に伴う所定角度θの自転が強要され
る。そして、トロコイドギヤ対18では、公転1回転に
対する外歯ロータ16と内歯ロータ17との相対回転関
係において、歯数の差で1個分の回転位相差が生まれ
る。
【0035】従って、この実施例では、モータ40によ
りケーシング8を時計方向X或いは反時計方向Yへ廻す
ことにより、その偏心位置を公転させて、カムシャフト
1にタイミングプーリ10に対する捩じりを付与し、も
って、カムシャフト1におけるバルブタイミング位相を
遅角或いは進角させることができる。しかも、この実施
例では、ケーシング8の回転方向に加わえ、その回転角
をモータ40の駆動量によって任意に可変制御すること
ができるので、これによってその回転角に見合った位相
変化量をうることができる。その結果、カムシャフト1
におけるバルブタイミング位相を任意の量だけ連続的に
可変制御することができる。又、この実施例では、バル
ブタイミングを可変にするための駆動源をモータ40と
している。そのため、この実施例では、油圧を駆動源と
した一般的な従来例とは異なり、装置の作動応答性が速
やかとなり、バルブタイミング制御の応答性を向上させ
ることができる。
【0036】そして、この実施例では、一般的な従来例
におけるリングギヤを廃止して、カムシャフト1と一体
回転可能な外歯ロータ16と、スライダ22を介してタ
イミングプーリ10に連結された内歯ロータ17とによ
りトロコイドギヤ対18を構成している。そして、カム
シャフト1とタイミングプーリ10との回転位相を可変
にする際には、モータ40によるケーシング8の公転に
よって内歯ロータ17の外歯ロータ16に対する偏心位
置を外歯ロータ16の中心周りに移動させるようにして
いる。つまり、カムシャフト1とタイミングプーリ10
との回転位相を可変にするために、カムシャフト1の周
りで内歯ロータ17と外歯ロータ16との噛み合い点を
変更させるようにしている。
【0037】そのため、この実施例では、カムシャフト
とタイミングプーリとの回転位相を可変にするために、
リングギヤをカムシャフトの軸方向へ移動させる構造の
一般的な従来例とは異なり、カムシャフト1の軸方向に
沿った作動ストロークを考慮する必要がなくなる。よっ
て、バルブタイミング制御装置としての軸方向の小型化
を図ることができる。しかも、この実施例では、カムシ
ャフト1の周りにおけるケーシング8の回転角を制御す
るだけでカムシャフト1とタイミングプーリ10との回
転位相の可変範囲を拡大することができ、装置として軸
方向のサイズアップを伴うことなく可変範囲の拡大を実
現することができる。即ち、この実施例では、カムシャ
フト1におけるバルブタイミング位相の可変幅を拡大す
る要求に対し、ケーシング8を廻すこと自体にスペース
上の拘束条件はほとんどない。そのため、リングギヤの
使用から搭載性の観点で制限のあった一般的な従来例と
は異なり、バルブタイミング位相の可変幅を容易に拡大
させることができる。
【0038】その結果、バルブタイミング制御装置とし
て非常にコンパクトなものにすることができ、車両に対
する装置の搭載性を容易に向上させることができる。
尚、この実施例において、ケーシング8を廻すためにモ
ータ40を設けたが、そのモータ40はヘッドカバー3
9の内側に位置しているので、モータ40によって搭載
性が損なわれることは全くない。
【0039】又、この実施例では、内歯ロータ17がカ
ムシャフト1の回転中心P2の周りで公転されるとき
に、その回転のみがスライダ22を介してタイミングプ
ーリ10へと伝達され、タイミングプーリ10が廻され
る。その結果、タイミングプーリ10がカムシャフト1
の回転中心P2の周りで公転することはなく、タイミン
グプーリ10をカムシャフト1と同一な回転中心P2で
回転させることができる。このため、図9に示すタイミ
ングベルト42の掛装状態において、タイミングプーリ
10の回転によってタイミングベルト42の懸架長さが
変化することはない。その結果、タイミングベルト42
にかかるベルトテンションが変化することはなく、ベル
トテンショナ47に対し、タイミングベルト42の懸架
長さの変化を吸収したり、良好な追従性を達成させたり
するといった高負担が強いられることは全くない。
【0040】しかも、この実施例では、特願平3−22
1889号に提案された技術とは異なり、タイミングプ
ーリ10と内歯ロータ17とが分離されて別部材により
構成されている。そのため、内歯ロータ17の加工精度
を高めることができ、もってトロコイドギヤ対18とし
ての形成精度を保証し易いものとすることができ、加工
作製上の管理を容易にすることができる。又、トロコイ
ドギヤ対18、タイミングプーリ10のそれぞれについ
て、機能、環境及び各種負荷条件下に対し、各々最適な
材質、表面仕上げ等の技術を自由に選択することができ
る。
【0041】更に、この実施例では、バルブタイミング
制御装置がトロコイドギヤ対18における比較的大型の
外歯16a及び内歯17aの噛み合いの上で成立してい
る。そのため、タイミングプーリ10とカムシャフト1
との間で、比較的大きくて確実なトルク伝達を実現する
ことができ、バルブタイミング制御に狂いが生じる観点
での信頼性に低下のおそれがない。
【0042】併せて、この実施例では、トロコイドギヤ
対18の歯室23において潤滑油を吸入・吐出させる吸
入ポート24、吐出ポート25及び循環油路26を形成
して、運転時の歯室23の変化に伴い潤滑油の吸入・吐
出の循環を図っている。そして、ここでは内歯ロータ1
7の回転方向に対応して吸入ポート24と吐出ポート2
5を配置していることから、潤滑油の吐出側に位置する
歯室23が高圧になるのを回避することができる。
【0043】ここで、カムシャフト1の回転はトルク脈
動を伴うのであるが、その脈動成分が内歯ロータ17と
外歯ロータ16との間のトルク伝達の噛み合い点で歯打
ち騒音となるおそれもある。しかし、この実施例では、
循環油路26の途中の絞り27が脈動ダンパとして機能
し、所定の圧力発生のもとでカムシャフト1のトルク脈
動を抑えることができ、歯打ち騒音の発生を抑えること
ができる。しかも、カムシャフト1に固着された外歯ロ
ータ16は、潤滑油の吸入側と吐出側との二つの歯室2
3に挟まれることになるので、双方の歯室23をトルク
脈動を抑えるダンパとして機能させることができる。つ
まり、トロコイドポンプの作用を呈するトロコイドギヤ
対18を、カムシャフト1のトルク脈動を緩衝するため
のダンパとして機能させることができ、新たなダンパ機
構を付与する必要がなくなる。従って、その意味から
も、バルブタイミング制御装置としてのコンパクト化、
低コスト化を図ることができる。
【0044】加えて、この実施例では、トロコイドギヤ
対18の歯室23等を常に満たすだけの潤滑油を補充す
るだけでよい。そのため、潤滑油の供給のためにその油
圧を高くする必要がない。又、この実施例では、リング
ギヤに潤滑油を制御油圧として供給するようにした一般
的な従来例とは異なり、潤滑油を供給制御するための制
御回路等が不要となり、それらを省略することかでき
る。
【0045】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、ダブルオーバヘッドカムタイプ
の内燃機関において、二つのタイミングプーリ10,4
4をタイミングベルト42によって一体的に回転駆動さ
せるように構成したが、タイミングプーリ10が公転し
ないことから、そのタイミングプーリ10をシザーズギ
ヤを構成する一方のギヤに置き換えて、シザーズギヤを
使用したタイプの内燃機関にバルブタイミング制御装置
を適用することもできる。
【0046】(2)前記実施例では、トロコイドギヤ対
18を構成する内歯ロータ17の歯数を「5」とし、外
歯ロータ16の歯数を「4」としたが、内歯ロータと外
歯ロータとの間に1歯の差を持たせながら、両ロータの
歯数を任意に増減することもできる。
【0047】(3)前記実施例では、ケーシング8をモ
ータ40の駆動によって廻すようにしたが、ケーシング
8をモータ以外のアクチュエータによって廻すようにし
てもよい。
【0048】(4)前記実施例では、タイミングプーリ
10をタイミングベルト42を介してクランクプーリ4
6に駆動連結する場合に具体化したが、タイミングプー
リをチェーンを介してクランクプーリに駆動連結する場
合に具体化してもよい。又、それに合わせて、タイミン
グプーリ10、ケーシング8及びカムシャフト1等の形
状を適宜に変更してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、カムシャフトと一体回転可能に設けられた外歯ロー
タと、内歯ロータとによりトロコイドギヤ対を構成し、
カムシャフトにタイミングプーリに対する捩じりを付与
して両者の間の回転位相を可変とする際には、内歯ロー
タ公転手段により内歯ロータの外歯ロータに対する偏心
位置を外歯ロータの中心周りに移動させるようにしてい
るので、リングギヤ等の作動部材をカムシャフトの軸方
向へ移動させることなく回転位相を可変とすることがで
き、軸方向の小型化を図ることができ、もって車両の搭
載性を向上させることができる。又、内歯ロータとタイ
ミングプーリとの間を、スライダにより径方向への移動
を許容しながら連結しているので、タイミングプーリを
カムシャフトと同一な回転中心で回転させることができ
るという優れた効果を併せて発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例における内燃機
関のバルブタイミング制御装置の構造を示す断面図であ
る。
【図2】一実施例において図1のA−A線断面図であ
る。
【図3】一実施例において図1のA−A線断面図であ
り、(A)は内歯ロータと外歯ロータとの偏心位置固定
状態を示す図であり、(B)は内歯ロータにその1歯の
半分に相当する所定角度の自転が生じた状態を示す図で
ある。
【図4】一実施例において図1のB−B線断面である。
【図5】一実施例において図1のB−B線断面であり、
(A)はタイミングプーリを図4の状態から「90°」
だけ回転させた状態を示す図であり、(B)はタイミン
グプーリを図4の状態から「180°」だけ回転させた
状態を示す図である。
【図6】一実施例において図1のA−A線におけるケー
シングの断面図である。
【図7】一実施例において図1のC−C線におけるケー
シングの断面図である。
【図8】一実施例においてケーシングの補助ポート及び
補助油路等を示す部分断面図である。
【図9】一実施例においてタイミングベルトの掛装レイ
アウトを示す図である。
【符号の説明】
1…カムシャフト 3…シリンダヘッド 10…タイミ
ングプーリ、16…外歯ロータ、17…内歯ロータ、1
8…トロコイドギヤ対、8…ケーシング、40…モータ
(8,40は内歯ロータ公転手段を構成している)、1
9…長穴、20…ピン、21…スライダ駒、22…スラ
イダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−206209(JP,A) 特開 平2−67405(JP,A) 特開 平5−59915(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 1/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドにて回転可能
    に支持されたバルブ駆動用のカムシャフトと、 前記カムシャフトの一端部にてそのカムシャフトと同一
    の回転中心上にて相対回転可能に設けられ、前記内燃機
    関に駆動連結されたタイミングプーリと、 前記カムシャフトと一体回転可能に設けられた外歯ロー
    タと、 前記外歯ロータに連結されてその外歯ロータと共にトロ
    コイドギヤ対を構成する内歯ロータと、 前記カムシャフトに前記タイミングプーリに対する捩じ
    りを付与すべく、前記内歯ロータの前記外歯ロータに対
    する偏心位置を前記外歯ロータの中心周りに移動させる
    ために前記内歯ロータを公転させる内歯ロータ公転手段
    と、 前記内歯ロータを前記タイミングプーリに対し、その径
    方向への移動を許容しながら連結するスライダとを備え
    たことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装
    置。
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US07/934,252 US5293845A (en) 1991-09-02 1992-08-25 Control mechanism for engine valve timing
EP92307888A EP0532214B1 (en) 1991-09-02 1992-08-28 Control mechanism for engine valve timing
DE69205933T DE69205933T2 (de) 1991-09-02 1992-08-28 Ventilzeiteinstellmechanismus für Brennkraftmaschine.

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