JP2863664B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2863664B2
JP2863664B2 JP4014053A JP1405392A JP2863664B2 JP 2863664 B2 JP2863664 B2 JP 2863664B2 JP 4014053 A JP4014053 A JP 4014053A JP 1405392 A JP1405392 A JP 1405392A JP 2863664 B2 JP2863664 B2 JP 2863664B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー感光材料を複数
種の光ビームによって走査露光するカラー画像記録装置
であって、高速での画像記録が可能な画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】主走査方向に偏向した光ビームによっ
て、主走査方向と略直交する副走査方向に移動する感光
材料を2次元的に走査露光して画像記録を行うラスター
スキャンによる画像記録装置が、カラーあるいはモノク
ロのプリンタ、印刷製版装置、複写機等の各種の用途に
実用化されている。
【0003】ラスタースキャンによる画像記録装置は、
例えば、半導体レーザ(LD)等の光ビーム光源より画
像情報に応じて変調された光ビームを、ポリゴンミラー
等の光偏向器に入射して主走査方向に一次元的に偏向す
る。主走査方向に偏向された光ビームは、fθレンズに
よって所定の位置に所定のビーム径で結像するように調
整され、感光材料上の所定の位置に入射する。
【0004】ここで、感光材料は前記主走査方向と略直
交する副走査方向に相対的に移動している。従って、主
走査方向に偏向される光ビームは、結果的に感光材料を
2次元的に走査し、これにより感光材料の全面を光ビー
ムによって走査して画像記録することが可能となる。
【0005】このような画像記録装置において、シアン
(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)等の色材
を含有するカラー感光材料にカラー画像を記録する画像
記録装置は、感光材料が含有する色材を発色させる波長
の光ビーム、例えばM発色に対応する波長670nm、C
発色に対応する波長750nm、およびY発色に対応する
波長810nmの3種の光ビームによって感光材料を走査
露光することによって、カラー画像の記録を行う。
【0006】カラー画像記録を行う画像記録装置の光学
系としては、複数の光ビームを合波して光偏向器に入射
する合波式の光学系と、複数の光ビームを別々の角度で
光偏向器に入射する非合波式の光学系(異角入射光学
系)とが知られている。
【0007】合波式の光学系においては、各光源より射
出された複数種の光ビームはダイクロイックミラー等を
用いる合波光学系によって合波され、1本の光ビームと
されて光偏向器に入射し、主走査方向に偏向されて感光
材料を走査露光する。
【0008】他方、光ビームの合波光学系を不要とし、
画像記録装置を安価かつ簡易な構成とすることができる
光学系として、異角入射光学系が知られている。異角入
射光学系による画像記録装置は、例えば、各光源を主走
査方向に異なる角度で配置する等の方法によって、各光
ビームを異なる角度で光偏向器の反射面の略同一点に入
射させる。光偏向器によって主走査方向に偏向された光
ビームは、それぞれ感光材料の主走査線上の別の位置に
結像し、この主走査線上を所定時間間隔おいて順次走査
し、感光材料を走査露光する。従って、3種の光ビーム
は異なる光路を進行して、それぞれ感光材料上の所定の
位置に入射する。
【0009】ところで、このような画像記録装置におい
て高画質な画像を記録するためには、記録画像に応じて
感光材料に含有される色材を十分な濃度に発色させる必
要がある。感光材料の発色濃度は感光材料の感度に大き
く依存するが、十分な発色濃度を得るためには、感光材
料の感度S[erg/cm2] に対する、露光パワーP0 [W] 、
露光時間T[sec] 、効率K(=光学系の効率×偏向効率
×変調効率)、および露光面積A[cm2] が下記式を満足
させる必要がある。 S≦(P0 ×T×K×107 )/A
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記式において、露光
パワーP0 は個々の光ビーム光源に固有の性能であり、
露光パワーP0 の調整(向上)には制約がある。そのた
め、感光材料の感度Sに対して露光パワーP0 が相対的
に低い場合には、上記式を満足させて十分な発色濃度を
得るためには、露光時間を長くする必要があり、画像記
録時間が長時間化してしまう。
【0011】特に、複数の光源を有するカラー画像の記
録装置において、ある光ビームが他の光ビームに比べ、
感光材料の感度Sに対して相対的に露光パワーP0 が低
い場合には、すべての色が記録画像に応じた十分な濃度
を有する高画質な画像を得るためには、露光パワーP0
の低い光ビームによる発色が十分となるような露光時間
を確保して、十分な露光量を得る必要がある。また、ラ
スタースキャンによる画像記録装置においては、合波系
および異角入射光学系共に、全ての光ビームが共通の光
偏向器によってほぼ同時に偏向されるので、走査速度を
光ビームによって変更することはできない。
【0012】従って、高画質な画像記録を行うために
は、露光時間を感度Sに対する相対的に露光パワーP0
が最も低い光ビーム(光源)に合わせて設定する必要が
あるため、これが律速となってしまい、迅速な画像記録
を行うことができない。
【0013】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、感光材料の感度が低い、光ビーム
光源の出力が低い等の理由で、感光材料の感度に対して
相対的に光ビームの露光パワーが弱く、通常の画像記録
装置では画像記録に時間がかかる場合であっても、十分
な発色濃度を有する高画質な画像を迅速に記録すること
が可能な画像記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、感光材料を主走査方向と略直交する副走
査方向に搬送し、主走査方向に偏向される複数の光ビー
ムを互いに異なる角度で光偏向器に入射し、前記感光材
料上の単一もしくは複数の走査線上の異なる位置に結像
させて、この単一もしくは複数の走査線上において時間
差をおいて順次走査し、前記感光材料を走査露光する画
像記録装置であって、同一色を発色させる光源を複数有
し、この同一色を発色させる複数の光源を互いに独立に
変調する複数の変調手段、およびこれらの複数の変調手
段に前記時間差を置いて同一画像記録用信号を供給する
手段とを有し、前記感光材料の少なくとも一色の発色を
前記同一色を発色させる複数の光源より射出される複数
の光ビームによって行うことを特徴とする画像記録装置
を提供する。
【0015】また、前記感光材料がカラー感光材料であ
るのが好ましい。
【0016】
【発明の作用】本発明の画像記録装置は、主走査方向に
偏向した光ビームによって、副走査方向に移動する感光
材料を2次元的に走査露光して画像記録を行うラスター
スキャンによる画像記録装置であって、感光材料の感度
に対する相対的な露光パワーの不足する光ビームによる
露光を、複数の光源より射出される複数の光ビームによ
って行うことにより、迅速な画像記録を行うことを可能
とする。
【0017】前述のように、十分な発色濃度を有する画
像を記録するためには、感光材料の感度Sに対して、露
光パワーP0 、露光時間T、効率K、および露光面積A
が下記式を満足させる必要がある。 S≦(P0 ×T×K×107 )/A ここで、露光パワーP0 は個々の光ビーム光源に固有の
性能であり、露光パワーP0 の調整(向上)には制約が
あるので、感光材料の感度Sに対する相対的な露光パワ
ー(以下、単に露光パワーとする)P0 が低い場合は、
高画質画像を記録するためには露光時間を長くして十分
な濃度に色材を発色する必要があり、画像記録時間が長
時間化してしまう。
【0018】また、カラー画像記録装置、例えば、シア
ン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の等色
材を含有するカラー感光材料を、M発色に対応する波長
670nm、C発色に対応する波長750nm、およびY発
色に対応する波長810nm等の3種の光ビームによって
露光してカラー画像記録を行う装置において、他の色材
に対してY色材の感度が低く、他の光ビームに対して相
対的に波長810nmの光ビームの露光パワーが低い場合
に、すべての色が十分に発色された高画質な画像記録を
行うためには、この光ビームによる発色が十分に行われ
る露光時間に合わせて画像記録時間を設定する必要があ
り、これが律速となって迅速な画像記録を行うことがで
きない。
【0019】これに対し、本発明の画像記録装置は、感
光材料の感度に対して十分な露光パワーが得られない光
ビームによる露光を、複数の光源より射出される複数の
光ビームによって行うことにより、十分な露光パワーを
確保して迅速な画像記録を行うことを可能としたもので
あり、カラー画像の記録装置において、前述のように他
の光ビームに比してY発色に対応する波長810nmの光
ビームの露光パワーが低い場合には、波長810nmの光
ビームを射出する光ビーム光源を複数用い、複数の光ビ
ームによってY発色を行う。
【0020】そのため、感光材料の感度に対して十分な
光ビームの露光パワーを確保することができ、露光時間
を短縮して、迅速な画像記録を行うことができる。
【0021】
【実施態様】以下、本発明の画像記録装置について、添
付の図面に示される好適実施例をもとに詳細に説明す
る。
【0022】図1に、本発明の画像記録装置の一例の斜
視図が概念的に示される。
【0023】画像記録装置10は、C(シアン)、M
(マゼンタ)、およびY(イエロー)の色材を含有する
感光材料Aを、C発色に対応する波長750nmの光ビー
ム16C、M発色に対応する波長670nmの光ビーム1
6M、Y発色に対応する波長810nmの光ビーム16Y
1 および16Y2 の3種類で計4本の光ビームによって
走査露光することによって、前記感光材料Aにカラー画
像を記録する画像記録装置であって、前記4本の光ビー
ム16を主走査方向に偏向する光学系と、感光材料Aを
副走査方向に搬送する副走査搬送系、および前記光学系
を制御する電気制御系とより構成される。
【0024】このような画像記録装置10は、副走査搬
送系によって感光材料Aを副走査方向(図中矢印b方
向)に搬送しつつ、主走査方向(図中矢印a方向)に偏
向した光ビーム16によって走査することにより、結果
的に感光材料Aを各光ビームで2次元的に走査し、画像
露光を行うラスタースキャンによる画像記録装置であっ
て、前記4本の光ビーム16(16C,16M,16Y
1 および16Y2 )をポリゴンミラー22の反射面22
aの略同一点に少しずつ異なる角度で入射して、主走査
方向に偏向し、感光材料A上の同一の走査線SL上に異
なる位置に結像し、時間的に間隔をあけて主走査線上を
順次走査する異角入射光学系(非合波方式の光学系)に
よるものである。
【0025】ここで、図示例の画像記録装置10におい
ては、一例として、810nmの光ビームに対する感光
材料のY色材の発色感度が低く、感光材料の感度に対す
る相対的な露光パワー(以下、露光パワーとする)が低
い。そのため、他の光ビームの露光パワーに対して十分
な露光パワーを確保するために、Y発色に対応する露光
は、1ライン分の各画素の全Y発色の露光量を均分した
同一記録信号によって変調された、2本の光ビーム16
および16Yによって行う。なお、本発明はこれ
に限定されないのはもちろんであり、C色材の発色感度
が低い場合にはC発色に対応する光ビームを、M色材の
発色感度が低い場合にはM発色に対応する光ビームを、
それぞれ複数有する構成とすればよい。また、光ビーム
は2本には限定はされず、各光ビームによる露光量配分
も均等でなくてもよい。
【0026】画像記録装置10において、光学系は前述
の4本の光ビーム16(16C,16M,16Y1 およ
び16Y2 )を射出する半導体レーザ12(12C,1
2M,12Y1 および12Y2 )と、これらの半導体レ
ーザ(LD)12から射出された光ビーム16の進行方
向に沿って、コリメータレンズ14(14C,14M,
14Y1 および14Y2 )と、シリンドリカルレンズ1
8(18C,18M,18Y1 および18Y2 )と、反
射ミラー20と、ポリゴンミラー22と、fθレンズ2
4と、シリンドリカルミラー26とを有する。
【0027】前述のように、光学系は、所定の狭帯域波
長の光を射出する光源として、光ビーム16(16C,
16M,16Y1 および16Y2 )を射出する、3種類
4つのLD12(12C,12M,12Y1 および12
2 )を有する。
【0028】ここで、図示例においては、一例として感
光材料AはY色材の発色感度が他の色材(CおよびM色
材)に比べて低い。そのためY発色に対応する光ビーム
は1本では露光パワーが低く、十分な発色を得るために
は長い露光時間が必要となり、迅速な画像記録を行うこ
とができない。
【0029】本発明にかかる画像記録装置10は、2本
の光ビーム16Y1 および16Y2によってY発色に対
応する露光を行うことにより、上記問題点を解消して迅
速な露光を可能としたものであり、図示例においては、
感光材料A上のC色材を発色させるためのLD12Cは
波長750nmの光を射出するものが、感光材料AのM
色材を発色させるためのLD12Mは波長670nmの
光を射出するものが、そして、感光材料AのY色材を発
色させるためのLD12Y1 および12Y2 は波長81
0nmの光を射出するものが、それぞれ用いられてい
る。
【0030】なお、色材の発色感度は高いが、光ビーム
の光量が低い等によって結果的に露光パワーが低くなっ
てしまう場合には、これに対応する光源を複数設けるの
が好ましい。
【0031】図示例の画像記録装置10は異角入射光学
系を用いたものであるので、LD12は射出した光ビー
ム16が所定の角度でポリゴンミラー22に入射し、感
光材料A上の走査線SL上に異なる角度で結像し、時間
的に間隔をあけて走査線SL上を順次走査するように、
互いに若干異なる角度で配置される。
【0032】このようなLD12は、電気制御系によっ
て制御されるが、異角入射光学系による画像記録装置1
0においては、各LD12は走査線SL上における光ビ
ーム16の入射間隔に対応する走査時間差分だけ時間間
隔をあけて、それぞれの記録画像情報に基づいて駆動
(発光)される。また、LD12Y1 および12Y2
この時間間隔で同一の画像情報に基づいて駆動される。
この点については後に詳述する。
【0033】各LD12より射出された光ビーム16
は、次いで、それぞれの光ビームに対応して配置される
コリメータレンズ14(14C,14M,14Y1 およ
び14Y2 )に入射する。コリメータレンズ14は、L
D12から射出された光ビーム16をそれぞれ整形して
平行光とするものである。次いで配置されるシリンドリ
カルレンズ18(18C,18M,18Y1 および18
2 )と、fθレンズ24およびシリンドリカルミラー
26は面倒れ補正光学系を構成し、ポリゴンミラー22
の面倒れを補正する。
【0034】シリンドリカルレンズ18を通過した光ビ
ーム16は、反射ミラー20によって所定の方向に反射
され、ポリゴンミラー22の反射面22aの略同一点
に、互いに少しずつ異なる角度で入射して反射され、主
走査方向(図中矢印a方向)偏向される。
【0035】fθレンズ24は、各光ビーム16を走査
線SLのいずれの位置においても正しく結像させるため
のものである。なお、fθレンズ24は、波長が67
0,750,810nmの光に対して色収差が許容範囲
内に収まるように補正(設計)されている。
【0036】シリンドリカルミラー26は、シリンドリ
カルレンズ18とfθレンズ24ともに面倒れ補正光学
系を構成する他、各光ビーム16をいずれも立下げて、
副走査搬送される感光材料A上の副走査方向と略直交す
る走査線SLに向け、感光材料Aに入射させる。
【0037】シリンドリカルミラー26によって下方に
反射された光ビーム16は、走査線SLにおいて感光材
料Aを走査し、これを走査露光する。ここで、感光材料
Aは、ニップローラ対、ベルトコンベア等の図示しない
副走査搬送手段によって副走査方向に搬送されているの
で、主走査方向に偏向した光ビーム16は、結果的に2
次元的に感光材料Aを走査し、画像露光を行う。
【0038】このようなLD12より射出される光ビー
ム16による画像露光の制御、つまり、LD12による
の発光の制御は、制御回路28と、データ遅延回路40
(40C,40M,40Y1 および40Y2 )と、各L
D12の変調回路32(32C,32M,32Y1 およ
び32Y2 )と、各LD12の駆動回路34(34C,
34M,34Y1 および34Y2 )と、始点検出センサ
36と、タイミング制御回路38とを有する電気制御系
によって行われる。
【0039】制御回路28は、LUTや各種の処理回路
によって構成され、画像処理装置、画像読取装置、コン
ピュータ、ビデオ機器、光ディスク機器等の画像信号源
より画像情報、つまりR(レッド)信号、G(グリー
ン)信号、およびB(ブルー)信号の情報を受け、この
画像情報信号に応じて、様々な露光量補正や信号処理を
行って、各色について1ライン分の各画素の露光量の演
算を行い、CおよびMの露光についてはそれぞれLD1
2CおよびLD12Mについて1ライン分の各画素の露
光量を決定し、Y露光については1ライン分の各画素の
全Y発色の露光量を均分して同一信号として、2つのL
D12Y1 ,12Y2 による1ライン分の各画素の露光
量を決定し、この画像信号を各データ遅延回路40に送
る。
【0040】異角入射光学系による画像記録装置10に
おいては、各光ビーム16は走査線SL上を入射位置の
違いに略相当する時間差で順次走査するため、各LD1
2による画像記録はこの時間間隔をおいて順次開始され
る。また、光ビーム16Y1および16Y2 は共にY発
色に対応するので、前記時間間隔をおいて、前記同一画
像情報信号に基づいて変調され感光材料Aを露光する。
データ遅延回路40(40C,40M,40Y1 および
40Y2 )は、制御回路28より転送された画像信号
を、各光ビーム16の走査線SL上を入射位置の違いに
略相当する時間差をおいて各LD12の変調回路32に
送り、前記時間差をおいて各LD12(光ビーム16)
による発光(露光)を行うように制御するものである。
【0041】このデータ遅延回路40には、始点検出セ
ンサ36からの電気信号を受けるタイミング制御回路3
8が接続される。図示例の画像記録装置10において、
走査線SLの走査開始方向の延長線上には始点検出セン
サ36が配置されており、走査線SLを最初に走査する
光ビーム、つまり図示例においては光ビーム16Y1
始点検出センサ36が通過すると検出信号をタイミング
制御回路38に送る。なお、始点検出センサ36には特
に限定はなく、各種の公知の光検出器がいずれも適用可
能である。
【0042】始点検出センサ36によって検出されるの
は、走査線SLを最初に走査する光ビームには限定はさ
れないが、検出を誤差なく(ほかの光ビームと間違いな
く)確実かつ容易に行うことができる、各光ビームの記
録開始位置の制御が容易である等の点で、始点検出セン
サ36は先頭で好ましくは最も光強度の高い光ビームを
検出する構成とするのが好ましい。
【0043】タイミング制御回路38は、始点検出セン
サ36からの光ビーム16Y1 の検出信号を処理して、
走査開始信号(トリガー信号)としてデータ遅延回路4
0へ送る。
【0044】トリガー信号を受けたデータ遅延回路40
(40C,40M,40Y1 および40Y2 )は、制御
回路28より受けた画像信号を走査線SL上における走
査時間差に応じた時間だけ遅らせて、各光ビーム16の
走査開始位置を合わせて、つまり行同期して変調回路3
2に送る。
【0045】具体的には、図示例の画像記録装置10に
おいては図2に示されるように、最初に走査する光ビー
ム16Y1 に対応するLD12Y1 に接続されるデータ
遅延回路40Y1 は、タイミング制御回路38より送ら
れたトリガー信号(SOS)を受けてt1 時間後に画像
記録(走査)を開始するように変調回路32Y1 に画像
信号を転送し、以下同様に、LD12Y2 に接続される
データ遅延回路40Y 2 は、SOS信号を受けてt2
間後に画像記録を開始するように、LD12Mに接続さ
れるデータ遅延回路40Mは、SOS信号を受けてt3
時間後に画像記録を開始するように、LD12Cに接続
されるデータ遅延回路40Cは、SOS信号を受けてt
4 時間後に画像記録を開始するように、SOS信号を受
けた後、それぞれ時間t1 ,t2 ,t3 およびt4 だけ
送らせて、個々に接続される変調回路32に画像信号を
転送する。
【0046】変調回路32(32C,32M,32Y1
および32Y2 )は、制御回路28によって決定された
1ラインの各画素の露光量に応じて、予め設定された所
定繰り返し周期、例えば、1回当りの露光時間や画素周
期においてLD12の発光をパルス幅変調するものであ
る。この画像露光方式におけるパルス幅変調では、光源
であるLD12の光出力を一定に設定しておき、各画素
毎に1画素周期内においてLD12を連続発光させる時
間すなわち1回(1画素)の連続露光時間をそれぞれ駆
動回路34に出力する。
【0047】駆動回路34(34C,34M,34Y)
は、LD12を駆動するための駆動回路であって、パル
ス幅変調の場合、各画素に対して設定された時間だけ、
各LD毎に予め設定された光出力に対する駆動電流をL
D12に流す。この結果LD12は、それぞれ各LD毎
に予め設定された光出力で各LDについてi画素に応じ
て決定された時間だけ発光する。これが1ラインに渡っ
て行われてLD12は1ラインの露光を行う。ここで、
異角入射光学系による画像記録装置10においては、各
光ビーム16は走査線SL上を入射位置の違いに略相当
する時間差で順次走査する。そのため、各LD12によ
る画像記録はこの時間差(時間t,t,tおよび
)をおいて行同期されて順次開始され、また、光ビ
ーム16Yおよび16Yは共にY発色に対応するの
で、前記時間差で同一画像情報に応じて変調され、感光
材料Aを露光するのは前述のとおりである。なお、光ビ
ーム16Y および16Y による露光量は均一であっ
ても異なるものであってもよい。
【0048】図1に示される画像記録装置10において
は、先頭を走査する光ビーム16が最長波長の光ビーム
(波長810nmの光ビーム16Y1 )であったが、本発
明はこれに限定はされず、最長波長以外の光ビーム(図
示例においては、波長750nmの光ビーム16C、波長
670nmの光ビーム16M)を先頭を走査する光ビーム
としてもよい。
【0049】図1に示される画像記録装置10は、4つ
LD12を直線状に並べて4本の光ビーム16をすべて
同一走査線SL上に入射する構成であったが、本発明は
これには限定はされず、同一色を発色させる複数の光源
うち少なくとも1つをLD12の配列方向(主走査方向
に対応)の上方あるいは下方(副走査方向に対応)に配
置する構成、例えば図示例のように、Y色材の発色に対
応するLD12を複数有する場合には、図3に示される
ように、光ビーム16Y2 を射出するLD12Y2 をL
D12C,12M,12Y1 の配列方向に対して上方
(あるいは下方)に配置して、同一走査線SLではなく
異なる走査線に入射して、複数のLD12からの光ビー
ム16によって1つの色材を発色させる構成であっても
よい。以下、図1に示される画像記録装置10と同様、
Y色材の発色を複数のLD12Y1 および12Y2 より
射出された光ビーム16Y1 および16Y2 で露光する
場合をその代表例として説明する。
【0050】図4に、Y色材の発色を複数のLD12Y
1 および12Y2 からの光ビーム16Y1 および16Y
2 で露光する例において、図3に示されるように、LD
12Y2 をLD12Y1 の上方(副走査方向下流に相
当)に配置した際の、光ビーム16Y1 および16Y2
の光路を模式的に示す。なお、光ビーム16Cおよび1
6Mの光路(図4の例では光ビーム16Y1 も)は、前
述の図1に示される画像記録装置10と同様である。
【0051】LD12Y1 および12Y2 から射出され
た光ビーム16Y1 および16Y2は、それぞれに対応
して配置されるコリメータレンズ14Y1 および14Y
2 によって平行光に整形され、面倒れ補正光学系を構成
するシリンドリカルレンズ18Y1 および18Y2 に入
射する。
【0052】シリンドリカルレンズ18Y1 および18
2 を通過した光ビーム16Y1 および16Y2 は、次
いで、ポリゴンミラー22に入射するが、光ビーム16
2の入射位置は、光ビーム16Y1 (および光ビーム
16Cおよび16M)の入射位置に対して上方(副走査
方向下流側)となる。
【0053】ポリゴンミラー22によって主走査方向に
反射された光ビーム16Yおよび16Yは、同様に
fθレンズ24の上下に入射して、シリンドリカルミラ
ー26によって記録材料Aに入射し、走査する。ここ
で、LD12Yは、LD12Yに対して上方に配置
されているので、光ビーム16Yは光ビーム16Y
とは異なる、光ビーム16Yの入射位置は光ビーム1
6Yに対して副走査方向の下流側(あるいは上流側)
の走査線に入射する。なお、このような場合にも光ビー
ム16Y および16Y による露光量は均一であって
も異なるものであってもよい。
【0054】図5に、複数のLD12を上下に配置する
態様の別の例が示される。図4に示される例では、コリ
メータレンズおよびシリンドリカルレンズは各光ビーム
のそれぞれに対応して配置されたが、図5に示される例
においては、2つの光ビームに対して1つのコリメータ
レンズおよびシリンドリカルレンズ、例えば、光ビーム
16Y1 および16Y2 に共用のコリメータレンズ14
Yおよびシリンドリカルレンズ18Yを用いて、光ビー
ム16Y1 および16Y2 の光学系を構成する。なお、
この例においても、光ビーム16Cおよび16Mの光路
は、前述の図1に示される画像記録装置10と同様であ
る。
【0055】図5に示されるように、LD12Y1 およ
び12Y2 から射出された光ビーム16Y1 および16
2 は両者に共用のコリメータレンズ14に入射し、平
行光に整形される。ここで、両光ビームは、コリメータ
レンズ14の光軸ではなく、光軸に対して上下方向(副
走査方向)にズレた位置に入射するので、両光ビームは
その入射位置に応じて屈折されて、コリメータレンズ1
4の光軸より下方に入射する光ビーム16Y1 は上方
へ、同上方に光ビーム16Y2 は下方へ進行し、光路の
上下が入れ替わる。
【0056】コリメータレンズ14を通過した光ビーム
16Y1 および16Y2 は、次いで、面倒れ補正光学系
を構成する両者に共通のシリンドリカルレンズ18Yに
入射する。ここで、前述のように両光ビームはコリメー
タレンズ14によって屈折されているので、シリンドリ
カルレンズ18Y上下方向に斜めに、かつ光軸を外れて
入射し、LD12Y1 および12Y2 より射出された当
初の進行方向に平行な光路となる。
【0057】後は前述の図4に示される例と同様に、両
光ビームはポリゴンミラー22によって主走査方向に偏
向され、fθレンズ24およびシリンドリカルミラー2
6を経て記録材料Aに入射し、これを走査する。ここ
で、LD12Y2 はLD12Y1 の上方に配置される
が、前述のように光ビーム16Y1 と16Y2 とは途中
で上下が入れ替わっているので、光ビーム16Y2 の入
射位置は光ビーム16Y1 に対して副走査方向の上流側
となる。
【0058】LD12Y1 に対するLD12Y2 の配置
位置は、図3に示されるようにLD12の配列に対して
LD12Y1 の垂直線上に配置されるものに限定はされ
ず、LD12の配列に対して、LD12Y1 の斜め上方
(下方)にLD12Y2 を配置しても良い。ここで、図
3に示されるようにLD12の配列に対して、LD12
1 の垂直上にLD12Y2 を配置した際には、記録材
料A上における光ビーム16Y2 の入射位置は、図6
(a)に示されるように光ビーム16Y1 と主走査方向
は同位置となるが、垂直線上ではなく斜め上(下)方に
配置した場合には、図6(b)に示されるように、光ビ
ーム16Y1 に対して主走査方向に下流側(あるいは上
流側)となる。
【0059】上述の例では、光ビーム16Y1 と16Y
2 とは異なる走査線に入射するので、光ビームの副走査
方向の入射位置ズレを補正する必要がある。つまり、光
ビーム16Y1 および16Y2 は互いに異なる走査線に
入射し、時間差をおいて同一の画像を記録するものであ
り、従って、LD12Y1 およびLD12Y2 はこの時
間差に応じて同一画像を記録(従って、同時記録するの
は別画像)するように変調される。
【0060】図7に、このような入射位置ズレを補正す
る補正回路の一例を示し、また、この補正回路の作用の
タイミングチャートを図8に示す。図7に示される補正
回路50は、基本的に、メモリ52と、LUT54と、
バッファ56および58と、メモリ入出力アドレス制御
部(以下、アドレス制御部とする)60と、バッファ入
出力制御部62とより構成され、制御回路28より送ら
れた画像情報に応じて、光ビーム16Y1 および16Y
2 の変調回路32Y 1 および32Y2 による変調制御量
を決定する。
【0061】補正回路50において、制御回路28から
の画像情報は図8に示されるように、一度メモリ52に
記憶される。アドレス制御部60は、画像信号供給源で
あるホストコンピュータ等からの画像データ転送信号を
受け、メモリ52にアドレス信号を、他方バッファ56
および58にそれぞれクロック信号を送り、バッファ5
6および58が空いていれば、メモリ52に記憶された
画像情報より所定の2走査線分の画像情報をバッファ5
6および58に順次読み込ませる。
【0062】ここで、図示例においては、仮に光ビーム
16Y2 は光ビーム16Y1 に対して1走査線分遅れて
画像を記録する。従って、図8に示されるように、バッ
ファ56に走査線2の画像情報が読み込まれている際に
は、バッファ58には1走査線前の走査線1の画像情報
が、同様に、バッファ56に走査線3の画像情報が読み
込まれている際には、バッファ58には1走査線前の走
査線2の画像情報が読み込まれている。なお、図8にお
いては、同時点でのバッファ56および58への上方の
読み込みには、若干の時間差が生じているが、本発明は
特にこれには限定はされず、同時でもよい。
【0063】メモリ52と、バッファ56および58と
の間にはLUT54が配置され、メモリからの画像情報
は、途中でLUT54によって、画像情報に応じた露光
量が決定され、さらに、これに応じた変調回路制御量が
決定される。
【0064】一方、タイミング制御回路38より送られ
たトリガー信号(SOS)は、バッファ入出力制御部6
2に送られる。SOSを受けたバッファ入出力制御部6
2は、SOSを受けた後所定時間後に画像情報読出しの
クロック信号をバッファ56および58に送り、メモリ
52からの画像書込みが終了していればバッファ56お
よび58から画像情報が読出され、それぞれに対応する
変調回路32Y1 および32Y2 に送られる。ここで、
バッファ56および58に読み込まれた画像情報は、前
述のように1走査線分差があるので、同時に読出される
(記録される)画像は異なるものであり、バッファ58
は、次の動作でここでバッファ56が処理した画像情報
を処理する。従って、記録材料A上の同一位置には同一
の画像が記録される。
【0065】バッファ入出力制御部62よりバッファ5
6および58に出力されるクロック信号は、記録材料A
上における光ビーム16Y1 および16Y2 の入射位置
によって、若干異なるタイミングで発生される必要があ
る。
【0066】つまり、図6(a)に示されるように光ビ
ーム16Y2 が光ビーム16Y1 と主走査方向の同位置
に入射する場合には、LD12Y1 および12Y2 によ
る画像記録は同時に開始されるので、バッファ入出力制
御部62よりバッファ56および58には同時にクロッ
ク信号が送られ、読出しは同時に行われる。これに対
し、図6(b)に示されるように、光ビーム16Y1
16Y2 との入射位置が主走査方向に下流側(あるいは
上流側)である場合には、その差に応じて若干異なるタ
イミングでクロック信号が送られる必要があり、例え
ば、図6(b)に示されるように、光ビーム16Y2
若干主走査方向に遅れた位置に入やする場合には、この
差に応じて、図8に示されるようにバッファ58からの
読出しは、バッファ56に対して若干遅れて行われる。
【0067】図示例の補正回路50は、LUT54がメ
モリ52とバッファ56および58との間に配備される
構成を有するものであり、変調回路32やLD12によ
る光ビーム16の変調特性が同一であると見なせる場合
に対応する。これが同一と見なせない場合、つまり、誤
差等により変調回路32やLD12の特性に差があり、
LD12Y1 および12Y2 の変調特性が同一と見なせ
ない場合には、LUT54を設けず、図7に点線で示す
ように、LUT54Y1 および54Y2 を、バッファ5
6と変調回路32Y1 との間、およびバッファ58と変
調回路32Y2 との間のそれぞれに配備した構成でもよ
い。また、LUT54と、LUT54Y1 および54Y
2 との両方を配備し、LUT54によって両LDの変調
特性に左右されない画像信号に応じた露光量の決定を行
い、LUT54Y1 および54Y2 によって、前記露光
量に応じた変調回路の制御量を決定する構成であっても
よい。
【0068】本発明の画像記録装置において、複数の光
源より射出する光ビームは、感光材料に含有される色材
の発色感度や、光ビームの光量等の露光パワーによって
適宜決定すればよく、図示例のように最長波長の光ビー
ムを複数とする(複数の光源より射出する)構成であっ
てもよいし、あるいは他の波長の光ビームを複数用いる
構成であってもよい。用いる光ビーム光源の数も2つに
は限定はされず、3つあるいはそれ以上の光ビーム光源
を用い、多数の光ビームによって露光を行う構成であっ
てもよい。
【0069】また、図示例のように、1つの発色を2本
の光ビームで行い、ほかの発色は1本の光ビームで行う
ものに限定はされず、2色あるいは3色の発色を複数の
光ビームによって行ってもよい。この場合、複数の光ビ
ームによる露光は同数の光ビームであってもよく、ある
いは、例えば、波長810nmの光ビームを4本、波長7
50nmの光ビームを2本、波長670nmの光ビームを1
本等、異なる数の光ビームであってもよい。
【0070】あるいは、SHG素子によって光ビームの
2次高調波を得る波長変換器を用い、可視領域の波長を
有する光ビームによってある色材の発色を行い、これ以
外に対応する色材の発色、つまり、最長波長のLDによ
る光ビームの発色を複数の光源より射出される複数の光
ビームによって行ってもよい。例えば、C色材の露光を
波長950nmの光ビームをSHG素子による波長変換装
置によって得られた波長475nmの光ビームで、M色材
の露光を波長1064nmの光ビームを同波長変換装置に
よって得られた波長532nmの光ビームでそれぞれ行
い、Y色材の露光を複数の光源より射出された複数の波
長670nmの光ビームで行う構成等が例示される。
【0071】本発明は図示例のようなカラー画像記録装
置に限定はされず、モノクロ画像の記録装置であっても
良い。この場合、例えば、図1に示される画像記録装置
10において、C発色およびM発色に対応する光ビーム
光学系、および電気制御系を除いたような構成とすれば
よい。なお、この場合においても、2本の光ビームによ
って画像記録を行うものには限定はされず、3本、ある
いはこれ以上の光ビームによって画像記録を行っても良
いのはもちろんである。
【0072】また、カラー画像記録装置あるいはモノク
ロ画像記録装置のいずれの場合においても、異なる波長
を有する2本の光ビームによって一色の発色に対応する
色材を発色してもよい。
【0073】以上、本発明の画像記録装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像記録装置によれば、感光材料の感度が低い、光ビーム
光源の出力が低い等の理由で、感光材料の感度に対して
相対的に光ビームの露光パワーが弱く、従来の画像記録
装置では画像記録に長時間を要する場合であっても、十
分な発色濃度を有する高画質な画像を迅速に記録するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像記録装置の一例を示す概略斜視
図である。
【図2】 図1に示される画像記録装置における、1走
査あたりの画像記録開始のタイミングチャートの一例で
ある。
【図3】 本発明の画像記録装置の別の例における半導
体レーザの配置例を示す概略斜視図である。
【図4】 図3に示される半導体レーザの配置例を適用
する画像記録装置の光学系を概念的に示す線図である。
【図5】 図3に示される半導体レーザの配置例を適用
する画像記録装置の別の例の光学系を概念的に示す線図
である。
【図6】 (a)および(b)は、図4および図5に示
される画像記録装置における記録材料上の光ビーム入射
位置の例を概念的に示す図である。
【図7】 図4および図5に示される画像記録装置に用
いられる補正回路を概念的に示す線図である。
【図8】 図7に示される補正回路の作用を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12(12C,12M,12Y1 ,12Y2 ) 半導
体レーザ(LD) 14(14C,14M,14Y1 ,14Y2 ,14Y)
コリメータレンズ 16(16C,16M,16Y1 ,16Y2 ) 光ビ
ーム 18(18C,18M,18Y1 ,18Y2 ,18Y)
シリンドリカルレンズ 20 ミラー 22 ポリゴンミラー 24 fθレンズ 26 シリンドリカルミラー 28 制御回路 32(32C,32M,32Y1 ,32Y2 ) 変調
回路 34(34C,34M,34Y1 ,34Y2 ) 駆動
回路 36 視点検出センサ 38 タイミング制御回路 40(40C,40M,40Y1 ,40Y2 ) デー
タ遅延回路 50 補正回路 52 メモリ 54,54Y1 ,54Y2 LUT 56,58 バッファ 60 メモリ入出力アドレス制御部 62 バッファ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 - 1/207 G02B 26/10 - 26/10 109 G03B 27/73

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を主走査方向と略直交する副走査
    方向に搬送し、主走査方向に偏向される複数の光ビーム
    を互いに異なる角度で光偏向器に入射し、前記感光材料
    上の単一もしくは複数の走査線上の異なる位置に結像さ
    せて、この単一もしくは複数の走査線上において時間差
    をおいて順次走査し、前記感光材料を走査露光する画像
    記録装置であって、 同一色を発色させる光源を複数有し、この同一色を発色
    させる複数の光源を互いに独立に変調する複数の変調手
    段、およびこれらの複数の変調手段に前記時間差を置い
    て同一画像記録用信号を供給する手段とを有し、前記感
    光材料の少なくとも一色の発色を前記同一色を発色させ
    る複数の光源より射出される複数の光ビームによって行
    うことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記感光材料がカラー感光材料である請求
    項1に記載の画像記録装置。
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