JP2863457B2 - 複数局間の通信同期方式 - Google Patents

複数局間の通信同期方式

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JP2863457B2
JP2863457B2 JP7072444A JP7244495A JP2863457B2 JP 2863457 B2 JP2863457 B2 JP 2863457B2 JP 7072444 A JP7072444 A JP 7072444A JP 7244495 A JP7244495 A JP 7244495A JP 2863457 B2 JP2863457 B2 JP 2863457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数局間の通信同期方
式、例えば移動体通信において移動しながら複数局間で
通信を継続するような場合の複数局間の通信同期方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、移動体通信における基地局変更
の動作を説明するための説明図である。移動体通信にお
いては図1に示すように、基地局1のサービスエリア1
0にある通信中の移動局3が基地局2のサービスエリア
20に移動する場合、基地局変更ポイント4で通信基地
局を基地局1から基地局2へ切り替える動作を行う。従
って移動局3と基地局2とは、は基地局変更ポイント4
で送受信符号の位相同期を取る必要がある。従来、この
ような場合の位相同期方式には、相手局から送られてく
る同期信号により自局のクロックの引き込みを行う方
式、あるいは相手局からの送信データを利用して同期を
取る方式等があるが、何れも同期に時間がかかり、その
間通信が一時的に途切れる現象が発生する。
【0003】図3は、同期信号を受信して自局のクロッ
クの引き込みを行う動作を説明するための説明図であ
り、(a)は相手局送信信号の位相波形、(b)はその
立ち上がり点、(c)は自局のクロック、(d)はその
立ち上がり点を示す。相手局から受信した同期信号の各
ビットおよび各フレームの立ち上がり点または立ち下が
り点を検出して自局のクロック(c)の位相修正動作を
行うが、自局のクロック(c)の引き込み動作を開始す
る時点では全く相関のない信号を出来るだけ早く引き込
む必要性から、一般的に最初にラフな引き込み動作を行
い、次に精密な修正動作が行われる。このため修正幅を
切り替えながら引き込み動作を行うが、この動作は、受
信機で信号波形(b)を検出し、この波形(b)と波形
(d)とを比較して位相差を検出し、この位相差がゼロ
に近づくように、クロック(c)の上位の分周期のパル
スを挿抜することにより行う。すなわち、クロック
(c)の位相を進めたい場合には一定周期のパルス列に
余分なパルスを挿入することにより行い、位相を遅らせ
たい場合には一定周期のパルス列からパルスを抜くこと
により行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の複
数局間の通信同期方式では、各局の送信符号の位相がバ
ラバラで相関が全くないため、通信相手局が変わるたび
にその相手局からの新たな同期信号の送信があるまでは
正常な通信ができない。また、同期信号ではなく相手局
の送信するデータにより同期を取る方式では、データ解
読の性質上、同期信号を用いる方式より更に引き込みに
時間がかかり、引き込みに数倍の時間が必要となるとい
う問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、引き込みに要する時間を無くし、あ
るいは極端に少なくして通信が途切れることのない複数
局間の通信同期方式を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる複数局間
の通信同期方式は、各通信局が共通の時間信号を無線に
より受信する手段を備え、この時間信号で通信同期用ク
ロックを共通にしたことを特徴とする。具体的には、G
NSS(Global Navigation Satelite System) から受信
する世界標準時に同期した時間信号で通信同期用クロッ
クを共通にした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本発明は複数局で共通に、同期を取るための時間基
準に、各通信局が共通の時間信号を無線により受信する
手段を備え、この時間信号で通信同期用クロックを共通
にする。具体的にはGNSS(Global Navigation Satel
ite System) から受信する世界標準時に同期した時間信
号を用いる。すなわち複数局にGNSS受信機をそれぞ
れ備えることで、1μSの誤差内のクロックが得られる
ため、このクロックを各局の同期用クロックに共通に用
いれば、ビット幅3μS以上(通信速度333.3Kb
ps以下)の通信速度であれば引き込み動作を必要とせ
ず各局間で通信を直ぐに開始でき、また、ビット幅3μ
S以下(通信速度333.3Kbps以上)の場合でも
同期引き込み動作を併用することにより、ごく短時間で
通信を開始できることになる。例えば、PHS(Persona
l Handy-Phone System) の伝送速度は384Kbpsで
あり上述の通信速度に近いため、同期引き込み動作は微
調のみで済み、瞬時に同期を取ることが可能である。
【0008】図2は本発明を説明するための装置構成例
を示すブロック図であり、図2(A)は送信機の構成例
で、100はGNSS受信機、101は送信用クロック
生成部、102はデータ処理部、103はデータ変調
部、104は周波数変換部、105は高周波増幅部を示
す。また、図2(B)は受信機の構成例で、200は高
周波増幅部、201は周波数変換部、202はデータ復
調部、203はデータ再生部、204はGNSS受信
機、205は同期用クロック生成部を示す。
【0009】送信機では、GNSSからの時間信号がG
NSS受信機100で受信され、GNSS受信機100
から時刻同期用信号PPS(Pulse For Second)が送信用
クロック生成部101に入力され、ここで送信用クロッ
クが生成されデータ処理部102に入力される。一方、
データ処理部102にはディジタル処理された送信デー
タ(例えばPHSではディジタル符号化データ)が入力
され、このデータのビット,フレームの位相が送信用ク
ロックと整合され、直列送信符号としてデータ変調部1
03へ出力され、周波数変換部104,高周波増幅部1
05を介して送信される。なお送信用クロックは、GN
SS受信機100が受信した時の時刻と実際にデータが
空中線より送信される時の時刻との時間差を補正したク
ロックとしている。
【0010】一方、受信機においても送信機と同様GN
SS受信機204でGNSSからの時刻信号が受信され
て時刻同期用信号PPSが同期用クロック生成部205
に入力され、この同期用クロック生成部205で、アン
テナから電波が入力して当該生成部205に至るまでの
時間遅れを補正した、世界時刻を基にするビット同期用
およびフレーム同期用クロックが生成され、データ再生
部203に出力される。一方、アンテナから入力された
無線信号は、高周波増幅部200,周波数変換部201
をへてデータ復調部202で復調され、ベースバンド信
号を得た後、データ再生部203で、同期用クロック発
生部205で生成されたクロックを用いて受信処理が行
われ、アナログ処理されて(PHSでは音声データに変
換されて)出力される。なお、一般的には図2(A)に
示す送信機と図2(B)に示す受信機とは、各無線局ご
とに内蔵され、従ってGNSS受信機等は送受信共通の
ものが使われることは言うまでもない。
【0011】また、図1に示すように各基地局はそれぞ
れ異なる地点に設置され、さらに移動局3は適宜移動す
るので、上述のようにGNSSからの時刻信号を共通の
同期クロックとする場合でも通信距離が変動することに
よるデータ送信時間のズレが生じる。従ってこの通信距
離の変動を補正する構成とする。すなわちGNSSから
は時刻信号の他に位置情報を入手できることが知られて
いる。従って座標上で各通信局共通な任意の地点を定
め、各通信局では予め同期クロックに座標上での当該地
点から自局位置までの距離による時間遅を補正しておく
構成とする。このようにすることで、各通信局は上記共
通の地点に位置していることと同様に電磁波を受信で
き、通信局間の距離による電磁波の遅を補正でき、各局
間の通信においても通信距離に起因する位相のズレを補
正できることになる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、GNSSからの
時刻信号で複数局共通の同期クロックを作成することに
より、複数局を切り替えて通信を継続する場合でも新た
に同期を取る必要がなく通信を継続でき、通信が途切れ
ることのない複数局間の通信同期方式が得られる。ま
た、GNSSからの位置情報を併用することで、通信距
離に起因する電磁波の遅の補正が容易に行え、各局での
同期クロックの整合をさらに正確にできる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体通信における基地局変更を説明するため
の図である。
【図2】本発明の装置構成例を示すブロック図である。
【図3】引き込み動作を説明するための図である。
【符号の説明】
100 GNSS受信機 101 送信用クロック生成部 102 データ処理部 203 データ再生部 204 GNSS受信機 205 同期用クロック生成部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先通信局を切り替えて無線通信を継
    続する場合の複数局間の通信同期方式において、各通信局にそれぞれGNSS(Global Navigation Satel
    ite System) 受信機を設け、各通信局がこのGNSS受
    信機で世界標準時に同期した共通の時間信号を受信し、
    この時間信号で各通信局共通な通信同期用クロックを生
    成する手段、 を備えた ことを特徴とする複数局間の通信同期方式。
  2. 【請求項2】 座標上で各通信局共通な任意の地点を想
    定し、各通信局は上記GNSS受信機で自局の位置情報
    を受信し、上記地点と自局位置との座標上の距離による
    到来電波の時間遅れを算出して上記通信同期用クロック
    をそれぞれ補正することにより、各通信局間での通信で
    距離による到来電波の時間遅れを補正する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項第1項記載の複数局間の通信同
    期方式。
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