JP2862934B2 - 酸素センサ及びその製造方法 - Google Patents
酸素センサ及びその製造方法Info
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- JP2862934B2 JP2862934B2 JP2031768A JP3176890A JP2862934B2 JP 2862934 B2 JP2862934 B2 JP 2862934B2 JP 2031768 A JP2031768 A JP 2031768A JP 3176890 A JP3176890 A JP 3176890A JP 2862934 B2 JP2862934 B2 JP 2862934B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、地下室の酸欠事故防止、ボイラなどの燃
焼管理等に使用される限界電流式のセラミック酸素セン
サの改良に関する技術である。
焼管理等に使用される限界電流式のセラミック酸素セン
サの改良に関する技術である。
「従来の技術」 近年、安定化ジルコニアからなる固体電界質を用いた
限界電流式の酸素センサが実用化されている。
限界電流式の酸素センサが実用化されている。
この酸素センサは、第4図に示すように、平面から視
た形状が円形に形成され、かつ中央部に気体拡散孔100
を有する安定化ジルコニア(例えば、ZrO2−8Y2O3)等
の固体電解質101と、この固体電解質1の両面に設けら
れて、一定のセンサ監視電圧が印加される多孔質の白金
電極102・102と、前記固体電解質101の一方側の面に設
けられ、その内側に一定容積の空間を形成するガラス封
止材103とから構成されたものである。
た形状が円形に形成され、かつ中央部に気体拡散孔100
を有する安定化ジルコニア(例えば、ZrO2−8Y2O3)等
の固体電解質101と、この固体電解質1の両面に設けら
れて、一定のセンサ監視電圧が印加される多孔質の白金
電極102・102と、前記固体電解質101の一方側の面に設
けられ、その内側に一定容積の空間を形成するガラス封
止材103とから構成されたものである。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のように構成された酸素センサでは、
円形に形成された固体電解質101の単体に対して個々に
白金ペーストを塗布し、更にこれを焼成することにより
白金電極102・102を形成させることにより構成されるも
のであり、しかも、前記白金ペーストを固体電解質101
に塗布するに際しては高い精度の位置決めを行って、前
記白金ペーストを固体電解質101の略中央部に位置させ
るようにしている。
円形に形成された固体電解質101の単体に対して個々に
白金ペーストを塗布し、更にこれを焼成することにより
白金電極102・102を形成させることにより構成されるも
のであり、しかも、前記白金ペーストを固体電解質101
に塗布するに際しては高い精度の位置決めを行って、前
記白金ペーストを固体電解質101の略中央部に位置させ
るようにしている。
しかしながら、上記のように作製される酸素センサで
は、白金ペーストを固体電解質101の単体に塗布するに
際し、逐一位置決めを行うようにしているので、電極形
成に時間が掛かり量産性に乏しいという問題が生じてい
た。
は、白金ペーストを固体電解質101の単体に塗布するに
際し、逐一位置決めを行うようにしているので、電極形
成に時間が掛かり量産性に乏しいという問題が生じてい
た。
また、前記固体電解質101には貫通孔である気体拡散
孔100が設けられており、これによって、前記白金ペー
ストはこの気体拡散孔100を避けるように塗布すること
になり、この点においても、白金ペーストの個々の塗布
に際して高い位置決めが要求され、その結果、量産性が
悪くなるという問題が発生していた。
孔100が設けられており、これによって、前記白金ペー
ストはこの気体拡散孔100を避けるように塗布すること
になり、この点においても、白金ペーストの個々の塗布
に際して高い位置決めが要求され、その結果、量産性が
悪くなるという問題が発生していた。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、複数のイオン導電体に対して、一度の位置決めによ
り白金ペーストを確実に塗布することが可能であり、同
時に気体拡散孔を形成する作業を簡単に行うことが可能
であり、かつ、酸素の取り込み量も任意に調整可能な酸
素センサ及びその製造方法の提供を目的とする。
て、複数のイオン導電体に対して、一度の位置決めによ
り白金ペーストを確実に塗布することが可能であり、同
時に気体拡散孔を形成する作業を簡単に行うことが可能
であり、かつ、酸素の取り込み量も任意に調整可能な酸
素センサ及びその製造方法の提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、 第1の発明では、イオン導電体の各面に所定電圧が印
加される電極を設け、この電極間に流れるイオン電流の
電流値から、周囲の酸素濃度が測定される酸素センサに
おいて、前記イオン導電体の一方側の面上の電極の上方
に、該電極との間に一定容積の空間を形成する封止材を
設け、この封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向
けて、少なくとも一対の気体拡散孔を設けるようにし
て、酸素センサを構成させるようにしている。
加される電極を設け、この電極間に流れるイオン電流の
電流値から、周囲の酸素濃度が測定される酸素センサに
おいて、前記イオン導電体の一方側の面上の電極の上方
に、該電極との間に一定容積の空間を形成する封止材を
設け、この封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向
けて、少なくとも一対の気体拡散孔を設けるようにし
て、酸素センサを構成させるようにしている。
第2の発明では、イオン導電体の上面を区画し、この
区画したイオン導電体の各個所に白金ペーストを塗布し
た後、これを焼成して電極を形成する工程と、前記イオ
ン導電体上に形成された電極上に、カーボン等の空間形
成材を塗布し、更に、前記電極及び空間形成材を全体的
に覆うように結晶化ガラス等の封止材を塗布する工程
と、前記電極上に塗布された空間形成材と封止材とを共
に経由するように有機繊維を配置した後、これを焼成す
る工程とから、酸素センサを製造させるようにしてい
る。
区画したイオン導電体の各個所に白金ペーストを塗布し
た後、これを焼成して電極を形成する工程と、前記イオ
ン導電体上に形成された電極上に、カーボン等の空間形
成材を塗布し、更に、前記電極及び空間形成材を全体的
に覆うように結晶化ガラス等の封止材を塗布する工程
と、前記電極上に塗布された空間形成材と封止材とを共
に経由するように有機繊維を配置した後、これを焼成す
る工程とから、酸素センサを製造させるようにしてい
る。
「作用」 第1の発明に示す酸素センサによれば、イオン導電体
上の封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向けて、
少なくとも一対の気体拡散孔を配置させる構成であるの
で、製造段階において、電極上に塗布されたカーボン等
の空間形成材と、結晶化ガラス等の封止材とを共に経由
するように有機繊維を配置しこれを焼成することによっ
て、前記気体拡散孔を簡易に形成させることができる。
上の封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向けて、
少なくとも一対の気体拡散孔を配置させる構成であるの
で、製造段階において、電極上に塗布されたカーボン等
の空間形成材と、結晶化ガラス等の封止材とを共に経由
するように有機繊維を配置しこれを焼成することによっ
て、前記気体拡散孔を簡易に形成させることができる。
そして更に、前記有機繊維の数を調整することによ
り、気体拡散孔の数、つまり酸素の取り込み量も任意に
調整できる。
り、気体拡散孔の数、つまり酸素の取り込み量も任意に
調整できる。
第2の発明に示す酸素センサの製造方法によれば、イ
オン導電体を、例えば溝等のブレークラインにより複数
の箇所に区画し、この区画した箇所にそれぞれ電極を配
置させるようにしたので、この電極を配置させるための
白金ペーストの塗布作業において、前記イオン導電体を
一括して位置決めし、前記白金ペーストを一括して塗布
することが可能である。
オン導電体を、例えば溝等のブレークラインにより複数
の箇所に区画し、この区画した箇所にそれぞれ電極を配
置させるようにしたので、この電極を配置させるための
白金ペーストの塗布作業において、前記イオン導電体を
一括して位置決めし、前記白金ペーストを一括して塗布
することが可能である。
「実施例」 第1図(A)〜第3図(B)を参照して酸素センサの
製造方法について工程順に説明する。
製造方法について工程順に説明する。
(1) 安定化ジルコニア(例えば、ZrO2−8Y2O3)等
の固体電解質からなる焼結シート1を、グリーンシート
を用いて、大きさが100mm×120mm、厚さが0.15mmとなる
ように作製する。
の固体電解質からなる焼結シート1を、グリーンシート
を用いて、大きさが100mm×120mm、厚さが0.15mmとなる
ように作製する。
前記グリーンシートは、前記安定化ジルコニアを分散
層とし水を分散媒とするコロイドを調整し、このコロイ
ドからその分散媒を脱離してゲルを生成させ、更にこの
ゲルを焼成後3mm以下の厚さとなるようにシート状に成
形してなるものである。なお、このグリーンシートには
必要に応じて有機バインダを添加しても良い。
層とし水を分散媒とするコロイドを調整し、このコロイ
ドからその分散媒を脱離してゲルを生成させ、更にこの
ゲルを焼成後3mm以下の厚さとなるようにシート状に成
形してなるものである。なお、このグリーンシートには
必要に応じて有機バインダを添加しても良い。
そして、このようにして形成されたグリーンシートに
は、第1図(A)に示すように、矢印A−B方向に対し
て5mm、矢印C−D方向に対して6mmの間隔を有するよう
に平行な溝を機械的に多数形成させておき、更に、焼成
することにより、安定化ジルコニアの焼結シート1を得
るものである。
は、第1図(A)に示すように、矢印A−B方向に対し
て5mm、矢印C−D方向に対して6mmの間隔を有するよう
に平行な溝を機械的に多数形成させておき、更に、焼成
することにより、安定化ジルコニアの焼結シート1を得
るものである。
なお、前記ブレークラインとしての溝はグリーンシー
トの段階で形成させても良く、グリーンシートが焼結さ
れた焼結シート1に対して形成させても良い。
トの段階で形成させても良く、グリーンシートが焼結さ
れた焼結シート1に対して形成させても良い。
(2) 前記溝により格子状に区画した焼結シート1に
おいて、区画した各箇所(このものを抽出した図を第2
図(A)に示す)の上面及び下面に白金ペーストを塗布
した後これを焼成し、これら焼結シート1の区画した各
箇所に多孔質な電極2を形成させる(第2図(B)参
照)。
おいて、区画した各箇所(このものを抽出した図を第2
図(A)に示す)の上面及び下面に白金ペーストを塗布
した後これを焼成し、これら焼結シート1の区画した各
箇所に多孔質な電極2を形成させる(第2図(B)参
照)。
なお、前記各電極2の大きさは3mm×4mmの大きさに設
定する。
定する。
(3) 第2図(C)で示すように、前記焼結シート1
に形成された一方側(上面側)の電極2上にカーボンで
ある空間形成材3を塗布し、更に、第2図(D)で示す
ように、この空間形成材3と前記電極2・2・・との双
方を全体的に覆うように封止材4を塗布する。
に形成された一方側(上面側)の電極2上にカーボンで
ある空間形成材3を塗布し、更に、第2図(D)で示す
ように、この空間形成材3と前記電極2・2・・との双
方を全体的に覆うように封止材4を塗布する。
なお、このときの封止材4としては、ステアタイトと
結晶化ガラス(旭ガラス;AP5750)とを5:3の重量比で混
合したものが使用される。
結晶化ガラス(旭ガラス;AP5750)とを5:3の重量比で混
合したものが使用される。
更に、第2図(D)及び第3図(A)である第2図
(D)のIII−III線に沿う断面図に示すように、前記焼
結シート1上に重ねて塗布された空間形成材3と封止材
4とに、それらの内部を経由するように揮散性糸状物5
としてカーボ繊維を設置する。
(D)のIII−III線に沿う断面図に示すように、前記焼
結シート1上に重ねて塗布された空間形成材3と封止材
4とに、それらの内部を経由するように揮散性糸状物5
としてカーボ繊維を設置する。
なお、前記揮散性糸状物5は、第1図(B)の全体図
に示すように、焼結シート1を区画した各箇所に設けら
れた、複数の空間形成材3と封止材4とに対して連続的
に配置し、かつ略水平となるように配置する。
に示すように、焼結シート1を区画した各箇所に設けら
れた、複数の空間形成材3と封止材4とに対して連続的
に配置し、かつ略水平となるように配置する。
(4) 前記空間形成材3、封止材4が塗布され、かつ
揮散性糸状物5が配置された焼結シート1を焼成する。
揮散性糸状物5が配置された焼結シート1を焼成する。
これによって、第3図(B)に示すように前記封止材
4は焼成されて硬化し、また、前記揮散性糸状物5は起
算し、その結果として前記封止材4に対して貫通孔であ
る気体拡散孔4A・4Aが形成される。また、前記空間形成
材3は、前記揮散性糸状物5と同様に揮散し、更にこの
とき生じたガスは前記気体拡散孔4A・4Aを通じて外部に
放出され、その結果、封止材4の内側に空間部6が形成
されるものである。
4は焼成されて硬化し、また、前記揮散性糸状物5は起
算し、その結果として前記封止材4に対して貫通孔であ
る気体拡散孔4A・4Aが形成される。また、前記空間形成
材3は、前記揮散性糸状物5と同様に揮散し、更にこの
とき生じたガスは前記気体拡散孔4A・4Aを通じて外部に
放出され、その結果、封止材4の内側に空間部6が形成
されるものである。
(5) 第1図(C)の全体図に示すように、焼結シー
ト1上に溝により区画された各箇所に、電極2と、空間
部6及び気体拡散孔4A・4Aを有する封止材4とが形成さ
れてなる酸素センサMを、区画された溝に沿って前記焼
結シートを割ることによりそれぞれ切り放す。これによ
って、多数の酸素センサMが得られる。
ト1上に溝により区画された各箇所に、電極2と、空間
部6及び気体拡散孔4A・4Aを有する封止材4とが形成さ
れてなる酸素センサMを、区画された溝に沿って前記焼
結シートを割ることによりそれぞれ切り放す。これによ
って、多数の酸素センサMが得られる。
以上説明したように本実施例に示す酸素センサの製造
方法によれば、イオン導電体により形成される焼結シー
ト1を溝により複数の箇所に区画し、この区画した箇所
にそれぞれ電極2を配置させるようにしたので、この電
極2を配置させるための白金ペーストの塗布作業におい
て、前記イオン導電体を一括して位置決めし、前記白金
ペーストを一括して塗布することが可能であり、これに
よって量産性が増し、電極形成のための作業時間を短縮
化することが可能となる。
方法によれば、イオン導電体により形成される焼結シー
ト1を溝により複数の箇所に区画し、この区画した箇所
にそれぞれ電極2を配置させるようにしたので、この電
極2を配置させるための白金ペーストの塗布作業におい
て、前記イオン導電体を一括して位置決めし、前記白金
ペーストを一括して塗布することが可能であり、これに
よって量産性が増し、電極形成のための作業時間を短縮
化することが可能となる。
また、前記電極2上に塗布された空間形成材3と封止
材4とを共に経由するように揮散性糸状物5を配置した
後、これを焼成して該揮散性糸状物5を揮散させるよう
にしたので、該揮散性糸状物5が配置されていた位置に
気体拡散孔4Aを簡易に形成させることができる。
材4とを共に経由するように揮散性糸状物5を配置した
後、これを焼成して該揮散性糸状物5を揮散させるよう
にしたので、該揮散性糸状物5が配置されていた位置に
気体拡散孔4Aを簡易に形成させることができる。
そして、この場合、前記揮散性糸状物5を、焼結シー
ト1を区画した箇所にそれぞれ設けられた空間形成材3
及び封止材4に対して順次経由させることにより、前記
気体拡散孔4Aの形成作業をも一括して行うことができ、
この点においても量産性の向上(従来と比較して10倍の
効率で量産化できる)を図ることができる硬化が得られ
る。
ト1を区画した箇所にそれぞれ設けられた空間形成材3
及び封止材4に対して順次経由させることにより、前記
気体拡散孔4Aの形成作業をも一括して行うことができ、
この点においても量産性の向上(従来と比較して10倍の
効率で量産化できる)を図ることができる硬化が得られ
る。
製造段階において、電極2上に塗布された空間形成材
3と封止材4とを共に経由するカーボン繊維5の数、位
置等を調整することにより、外部からの酸素の取り込み
量も調整でき、これによって酸素センサの出力値をも任
意に調整可能であるという効果が得られる。
3と封止材4とを共に経由するカーボン繊維5の数、位
置等を調整することにより、外部からの酸素の取り込み
量も調整でき、これによって酸素センサの出力値をも任
意に調整可能であるという効果が得られる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、 第1の発明に示す酸素センサによれば、イオン導電体
上の封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向けて、
少なくとも一対の気体拡散孔を配置させる構成であるの
で、製造段階において、前記気体拡散孔を形成させる有
機繊維の数を適宜調整することにより、該気体拡散孔の
数、つまり酸素の取り込み量も任意に調整でき、これに
よって酸素センサの出力値をも任意に調整可能であると
いう効果が得られる。
上の封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向けて、
少なくとも一対の気体拡散孔を配置させる構成であるの
で、製造段階において、前記気体拡散孔を形成させる有
機繊維の数を適宜調整することにより、該気体拡散孔の
数、つまり酸素の取り込み量も任意に調整でき、これに
よって酸素センサの出力値をも任意に調整可能であると
いう効果が得られる。
第2の発明に示す酸素センサの製造方法によれば、イ
オン導電体を複数の箇所に区画し、この区画した箇所に
それぞれ電極を配置させるようにしたので、この電極を
配置させるための白金ペーストの塗布作業において、前
記イオン導電体を一括して位置決めし、前記白金ペース
トを一括して塗布することが可能であり、これによって
量産性が増し、電極形成のための作業時間を短縮化する
ことが可能となる。
オン導電体を複数の箇所に区画し、この区画した箇所に
それぞれ電極を配置させるようにしたので、この電極を
配置させるための白金ペーストの塗布作業において、前
記イオン導電体を一括して位置決めし、前記白金ペース
トを一括して塗布することが可能であり、これによって
量産性が増し、電極形成のための作業時間を短縮化する
ことが可能となる。
また、前記電極上に塗布された空間形成材と封止材と
を共に経由するように有機繊維を配置し、更にこの有機
繊維を複数の空間形成材及び封止材に対して経由させる
ことにより、前記気体拡散孔の形成作業をも一括して行
うことができ、この点においても量産性の向上を図るこ
とができるという効果が得られる。
を共に経由するように有機繊維を配置し、更にこの有機
繊維を複数の空間形成材及び封止材に対して経由させる
ことにより、前記気体拡散孔の形成作業をも一括して行
うことができ、この点においても量産性の向上を図るこ
とができるという効果が得られる。
第1図(A)〜第3図(B)は本発明の一実施例を示す
図であって、第1図(A)〜第1図(C)は製造工程を
順次示す全体斜視図、第2図(A)〜第2図(D)は第
1図(A)〜第1図(C)に対応した製造工程の要部を
示す斜視図、第3図(A)は第2図(D)のIII−III線
に沿う断面図、第3図(B)は最終焼成後の酸素センサ
の構造を示す断面図、第4図は従来の酸素センサを示す
断面図である。 1……焼結シート(イオン導電体)、2……電極、3…
…空間形成材、4……封止材、4A……気体拡散孔、5…
…揮散性糸状物、6……空間部、M……酸素センサ。
図であって、第1図(A)〜第1図(C)は製造工程を
順次示す全体斜視図、第2図(A)〜第2図(D)は第
1図(A)〜第1図(C)に対応した製造工程の要部を
示す斜視図、第3図(A)は第2図(D)のIII−III線
に沿う断面図、第3図(B)は最終焼成後の酸素センサ
の構造を示す断面図、第4図は従来の酸素センサを示す
断面図である。 1……焼結シート(イオン導電体)、2……電極、3…
…空間形成材、4……封止材、4A……気体拡散孔、5…
…揮散性糸状物、6……空間部、M……酸素センサ。
Claims (2)
- 【請求項1】イオン導電体の各面に所定電圧が印加され
る電極を設け、この電極間に流れるイオン電流の電流値
から、周囲の酸素濃度が測定される酸素センサにおい
て、 前記イオン導電体の一方側の面上の電極の上方に、該電
極との間に一定容積の空間を形成する封止材を設け、こ
の封止材に、同一軸線上にかつ略水平方向に向けて、少
なくとも一対の気体拡散孔を設けたことを特徴とする酸
素センサ。 - 【請求項2】イオン導電体の上面を区画し、この区画し
たイオン導電体の各箇所に白金ペーストを塗布した後、
これを焼成して電極を形成する工程と、 前記イオン導電体上に形成された電極上に、カーボン等
の空間形成材を塗布し、更に、前記電極及び空間形成材
を全体的に覆うように結晶化ガラス等の封止材を塗布す
る工程と、 前記電極上に塗布された空間形成材と封止材を共に経由
するように有機繊維を配置した後、これを焼成する工程
とからなる酸素センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031768A JP2862934B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 酸素センサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031768A JP2862934B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 酸素センサ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235053A JPH03235053A (ja) | 1991-10-21 |
JP2862934B2 true JP2862934B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=12340225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2031768A Expired - Fee Related JP2862934B2 (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 酸素センサ及びその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862934B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP2031768A patent/JP2862934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH03235053A (ja) | 1991-10-21 |
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