JP2860730B2 - 体液吸収用当て材 - Google Patents

体液吸収用当て材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、汗や経血やおりもの
等或いは失禁尿などの体液の吸収用当て材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すように、汗や経血
やおりもの等或いは失禁尿などの体液を吸収させるため
に着用する体液吸収用当て材が知られている(この明細
書では、当て材により吸収させるべきものを体液と総称
する)。
【0003】この体液吸収用当て材の表面は身体への着
用面1とし、裏面は下着等へ装着面2としている。身体
への着用面1には複数の凹凸10が形成されている。こ
れらの凹凸10により当て材と肌との間の通風性を向上
させ着用時の肌への不快なムレ/密着感を軽減してい
る。
【0004】ところが、上記従来の体液吸収用当て材を
着用した場合、歩く際などに前記の凹凸10が内股に擦
れごわごわとした感触がして不快感を伴うことがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明では
肌触りが改善され従来より不快感を軽減しうる体液吸収
用当て材を提起することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0007】即ちこの発明の体液吸収用当て材では、そ
の身体への着用面1から汗や経血やおりもの等或いは失
禁尿などの体液を吸収させるための体液吸収用当て材に
おいて、前記身体への着用面1に複数の凹凸10を有す
るとともに、着用面1における体液を主に吸収すべき域
13に形成された凹凸10と比較して、前記域13から
偏縁部16に向かうに従い凹凸10はその度合いが次第
に小さく設定されていくか又はその凹凸10が形成され
いないことを特徴とする
【0008】前記凹凸10の凹部11に透孔12が形成
されていることとしてもよい。
【0009】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。
【0010】この発明の体液吸収用当て材では、身体へ
の着用面1における体液を主に吸収すべき域13に形成
された凹凸10と比較して、前記域13から偏縁部16
に向かうに従い凹凸10はその度合いを次第に小さく設
定しているか又はその凹凸10を形成していない。即
ち、身体への着用面1の体液を主に吸収すべき域13外
に存している、内股に対応すべき域の凹凸10の度合い
は従来よりも小さいか又はその凹凸10が形成されてい
ない。
【0011】前記凹凸10の凹部11に透孔12が形成
されているように構成すると、上記の作用を有するとと
もに次の作用を有する。凹凸10の凹部11に形成した
透孔12を介して内層側に体液を移動させうるので、体
液吸収の速度を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係る体液吸収用当て材を実
施例として示した図面に従って説明する。
【0013】図1及び図2はこの発明に係る体液吸収用
当て材の第1実施例を示したもので、この体液吸収用当
て材の身体への着用面1は不織布により陸上競技のトラ
ック状に形成されている。他に長円形状等でもよい。こ
の身体への着用面1から汗や経血やおりもの等或いは失
禁尿などの体液を吸収させる。一方、下着等への装着面
2(図3参照)には下着等へ貼着して装着するために公
知の粘着剤3が塗布されるとともに、その上方には剥離
紙4が貼付されている。
【0014】この実施例では当て材として、合成樹脂繊
維製の不織布を使用しているが、その他の材質として
綿、パルプ、レーヨン等を用いてもよいしその他の形態
としてフィルム状のものや紙等を使用してもよい。
【0015】身体への着用面1には公知のエンボス加工
により凹凸10を形成している。この着用面1の凹凸1
0により当て材と肌との間の通風性を向上させて肌への
不快なムレ/密着感を軽減させるとともに、着用面1の
実質的な表面積を増大せしめて体液吸収の速度を向上さ
せている。
【0016】また、凹凸10の凹部11には透孔12を
形成している。この透孔12を介して吸収すべき体液を
身体への着用面1から内層側に導く。着用面1の内層側
に他の吸収材(図示せず)を配しておいてもよい。こう
すれば体液吸収の速度を向上させることができるととも
に、吸収可能な体液の容量を増大せしめることができ
る。
【0017】身体への着用面1における体液を主に吸収
すべき域13に形成された凹凸10と比較して、前記域
外14の凹凸10はその度合いを小さく設定している。
この実施例では凹凸10の単位面積当たりの数を同様と
し、各凹凸10の夫々の径を小さくすることにより前記
の様に構成している。このように、この実施例では前記
域外14にも径の小さな凹凸10を形成しているが、凹
凸10自体を前記域外14に形成しなくてもよい。
【0018】基本的には体液を主に吸収すべき域13に
形成された凹凸10と比較して、前記域外14に存して
いる内股に対応すべき域の凹凸10の度合いを小さく設
定すれば足りる。即ち、特にこの内股に対応すべき域の
凹凸10の度合いが小さく設定されていれば、域外14
に於ける内股に対応すべき域以外の域の凹凸の度合い
は、体液を主に吸収すべき域13の凹凸10の度合いと
同様でもよい。
【0019】図3に示すように、この実施例の体液吸収
用当て材は次のようにして形成する。この当て材は身体
への着用面1を形成する不織布と、この不織布の裏面に
シールする合成樹脂製シート5と、この合成樹脂製シー
ト5に塗布される粘着剤3と、前記粘着剤3を被覆する
剥離紙4とから成る。
【0020】適宜の形状に切断された不織布には公知の
エンボス加工により既述したような凹凸10と透孔12
とを形成する。次いで同図に示すように、この不織布の
両側を内側に折り込み、次いで合成樹脂製シート5を被
せて前後端15をシールする。この合成樹脂シート5に
より体液の下着等への浸潤を防止する。そして、合成樹
脂シート5に粘着剤3を塗布してこの上方に剥離紙4を
貼付する。
【0021】この体液吸収用当て材は、裏面に貼付され
ている剥離紙4を剥がし下着等に貼着して使用する。身
体への着用面1における体液を主に吸収すべき域13外
に存する内股に対応すべき域の凹凸10の度合いは従来
よりも小さいので、この域における肌触りを改善でき不
快感を軽減しうる。特に、歩く際などの内股の不快感を
従来よりも軽減しうる。また、前記域外14は体液の吸
収性に関して体液を主に吸収すべき域13より重要度が
劣るものであり、この当て材の体液の吸収性は従来とほ
ぼ同様に維持することができる。
【0022】図4はこの発明に係る体液吸収用当て材の
第2実施例を示したもので、第1実施例との相違点を中
心に説明する。この実施例では凹凸10の径を同様とし
凹凸10の単位面積当たりの数を少なく設定することに
より、身体への着用面1における体液を主に吸収すべき
域13の両側の凹凸10の度合いを、前記体液を主に吸
収すべき域13の凹凸10の度合いよりも小さく設定し
ている。また、この実施例では当て材の前後端15近傍
の凹凸10の度合いは体液を主に吸収すべき域13の凹
凸10の度合いと同様に設定している。この前後端15
近傍は内股に擦れることが殆どないので凹凸10が有っ
ても歩く際に特に不都合がないからである。また、凹凸
10の凹部11には第1実施例と同様に透孔12を貫通
させている。
【0023】図5はこの発明に係る体液吸収用当て材の
第3実施例を示したもので、上記の実施例との相違点を
中心に説明する。この当て材では、その左右方向の対称
軸に該当する線から偏縁部16へ向けて凹凸10を所謂
グラデーション状に次第に小さく形成していくことによ
り、着用面1における体液を主に吸収すべき域13に形
成された凹凸10と比較して、前記域13から偏縁部1
6に向かうに従い凹凸10のの度合いを次第に小さく設
定している。また、凹凸10の凹部11には上記の実施
例と同様に透孔12を貫通させている。
【0024】このように凹凸10をグラデーション状に
形成しておくと、その着用時に当て材の多少のズレの影
響を少なくできるという利点がある。
【0025】図6はこの発明に係る体液吸収用当て材の
第5実施例を示したもので、この当て材では、凹凸10
をその前後方向及び左右方向にグラデーション状に形成
している。従って、内股及びその前後の肌触りを改善で
きる。
【0026】次に、この発明に係る体液吸収用当て材の
第6実施例(図示せず)を説明する。この実施例では、
太鼓状に湾曲させたエンボス・ロールを用いて両側のプ
レス圧を軽くなるようにすることにより、体液を主に吸
収すべき域から偏縁部に向かうに従い凹凸の度合いを次
第に小さく設定していっている。エンボス・ロールの両
側のプレス圧が中央部側と比較して相対的に小さいの
で、当て材の偏縁部へ向かうに従い厚み方向の凹凸の度
合いが小さくなっている。
【0027】
【発明の効果】この発明に係る体液吸収用当て材は上述
のような構成を有するものであり、身体への着用面1の
体液を主に吸収すべき域13外に存する内股に対応すべ
き域の凹凸10の度合いは従来よりも小さいので、この
域における肌触りを改善でき、従来より不快感を軽減し
うる体液吸収用当て材を提起できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の体液吸収用当て材の第1実施例を示
す表面側から見た斜視図。
【図2】図1の体液吸収用当て材のA−A断面図。
【図3】図1の体液吸収用当て材の組立て方を示すため
裏面側から見た分解斜視図。
【図4】この発明の体液吸収用当て材の第2実施例を示
す表面側から見た斜視図。
【図5】この発明の体液吸収用当て材の第3実施例を示
す表面側から見た斜視図。
【図6】この発明の体液吸収用当て材の第5実施例を示
す表面側から見た斜視図。
【図7】従来の体液吸収用当て材を示す表面側から見た
斜視図。
【符号の説明】
1 着用面 10 凹凸 11 凹部 12 透孔 13 体液を主に吸収すべき域 14 域外 16 偏縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 13/15 A61F 13/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その身体への着用面1から汗や経血やお
    りもの等或いは失禁尿などの体液を吸収させるための体
    液吸収用当て材において、前記身体への着用面1に複数
    の凹凸10を有するとともに、着用面1における体液を
    主に吸収すべき域13に形成された凹凸10と比較し
    て、前記域13から偏縁部16に向かうに従い凹凸10
    はその度合いが次第に小さく設定されていくか又はその
    凹凸10が形成されていないことを特徴とする体液吸収
    用当て材。
  2. 【請求項2】 前記凹凸10の凹部11に透孔12が形
    成されている請求項1記載の体液吸収用当て材。
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