JP2860607B2 - 部品供給方法及び装置 - Google Patents
部品供給方法及び装置Info
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- JP2860607B2 JP2860607B2 JP2412094A JP41209490A JP2860607B2 JP 2860607 B2 JP2860607 B2 JP 2860607B2 JP 2412094 A JP2412094 A JP 2412094A JP 41209490 A JP41209490 A JP 41209490A JP 2860607 B2 JP2860607 B2 JP 2860607B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面装着IC等の部品を
テープ上に整列支持してなる部品保持テープを用いた部
品供給方法及び装置に係り、とくに部品供給後の排出テ
ープの処理を改善した部品供給方法及び装置に関する。
テープ上に整列支持してなる部品保持テープを用いた部
品供給方法及び装置に係り、とくに部品供給後の排出テ
ープの処理を改善した部品供給方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板に装着する電子部品の装
着方法として、面装着IC等の部品をテープ上に整列支
持してなる電子部品保持テープを用いる方法が知られて
いる。図8及び図9はこの種の電子部品保持テープの一
例を示す。これらの図において、電子部品保持テープ1
は、本テープ2に一定間隔で形成した開孔3上に面装着
IC等の電子部品4を載置し、本テープ2の背面側に貼
り付けた粘着性副テープ5で電子部品4を粘着支持した
構成であり、本テープ2には一定間隔で送り孔6が形成
されている。そして、電子部品4の供給時には副テープ
5を剥がして電子部品4を解放するようにしている。
着方法として、面装着IC等の部品をテープ上に整列支
持してなる電子部品保持テープを用いる方法が知られて
いる。図8及び図9はこの種の電子部品保持テープの一
例を示す。これらの図において、電子部品保持テープ1
は、本テープ2に一定間隔で形成した開孔3上に面装着
IC等の電子部品4を載置し、本テープ2の背面側に貼
り付けた粘着性副テープ5で電子部品4を粘着支持した
構成であり、本テープ2には一定間隔で送り孔6が形成
されている。そして、電子部品4の供給時には副テープ
5を剥がして電子部品4を解放するようにしている。
【0003】さて、上述の如き電子部品保持テープを使
用した電子部品供給装置としては、特開昭62−191
370号に提案されている装置が知られている。この従
来装置は、部品保持テープの間欠送りと副テープの剥が
し動作を同時に開始し、吸着ピンによる部品吸着位置に
部品が到着する途中において部品保持テープから部品を
解放し、吸着ピンによる部品の吸着保持後に副テープを
再び本テープ背面側に貼り付ける機構となっている。
用した電子部品供給装置としては、特開昭62−191
370号に提案されている装置が知られている。この従
来装置は、部品保持テープの間欠送りと副テープの剥が
し動作を同時に開始し、吸着ピンによる部品吸着位置に
部品が到着する途中において部品保持テープから部品を
解放し、吸着ピンによる部品の吸着保持後に副テープを
再び本テープ背面側に貼り付ける機構となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、副テープ5
を図10の如く面装着IC等の部品保持状態と同じ位置
(本テープ中央)に再接着した場合、本テープ2の開孔
3から図11のように副テープ5が飛び出し、その副テ
ープ5の粘着面が排出ガイド板等に貼り着き、電子部品
保持テープ1のピッチ送りを妨げ、ひいては吸着ピンに
よる部品取り込みミスが発生する恐れがあった。
を図10の如く面装着IC等の部品保持状態と同じ位置
(本テープ中央)に再接着した場合、本テープ2の開孔
3から図11のように副テープ5が飛び出し、その副テ
ープ5の粘着面が排出ガイド板等に貼り着き、電子部品
保持テープ1のピッチ送りを妨げ、ひいては吸着ピンに
よる部品取り込みミスが発生する恐れがあった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、吸着ピンによ
る部品取り込み後に副テープを本テープ背面側に再接着
する場合に、副テープを本テープの側縁寄りにずらせて
貼り合わせることにより、本テープの開孔より副テープ
が飛び出すことを防止し、ひいては副テープの粘着面が
排出ガイド等に貼り着くのを防いで部品供給の信頼性を
向上させ得る部品供給方法及び装置を提供することを目
的とする。
る部品取り込み後に副テープを本テープ背面側に再接着
する場合に、副テープを本テープの側縁寄りにずらせて
貼り合わせることにより、本テープの開孔より副テープ
が飛び出すことを防止し、ひいては副テープの粘着面が
排出ガイド等に貼り着くのを防いで部品供給の信頼性を
向上させ得る部品供給方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の方法は、本テープの開孔上に部品を載置
し、該本テープの背面側に貼り付けた粘着性副テープで
前記部品を整列支持してなる部品保持テープを吸着ピン
による部品吸着位置まで間欠移送し、前記副テープを前
記本テープより剥離して部品を前記部品保持テープから
解放する場合において、前記部品解放後に前記副テープ
を前記本テープの側縁寄りにずらせて貼り合わせるよう
にしている。
に、本発明の方法は、本テープの開孔上に部品を載置
し、該本テープの背面側に貼り付けた粘着性副テープで
前記部品を整列支持してなる部品保持テープを吸着ピン
による部品吸着位置まで間欠移送し、前記副テープを前
記本テープより剥離して部品を前記部品保持テープから
解放する場合において、前記部品解放後に前記副テープ
を前記本テープの側縁寄りにずらせて貼り合わせるよう
にしている。
【0007】また、本発明の装置は、本テープの開孔上
に部品を載置し、該本テープの背面側に貼り付けた粘着
性副テープで前記部品を整列支持してなる部品保持テー
プを吸着ピンによる部品吸着位置まで間欠移送するピッ
チ送り機構と、前記本テープから副テープを剥離する剥
離機構と、前記本テープの側縁寄り位置に前記副テープ
を貼り合わせて送出するテープ排出機構と、前記ピッチ
送り機構を駆動する駆動手段とを備えた構成としてい
る。
に部品を載置し、該本テープの背面側に貼り付けた粘着
性副テープで前記部品を整列支持してなる部品保持テー
プを吸着ピンによる部品吸着位置まで間欠移送するピッ
チ送り機構と、前記本テープから副テープを剥離する剥
離機構と、前記本テープの側縁寄り位置に前記副テープ
を貼り合わせて送出するテープ排出機構と、前記ピッチ
送り機構を駆動する駆動手段とを備えた構成としてい
る。
【0008】
【作用】本発明の場合、部品保持テープの副テープを本
テープから剥離して部品保持テープ上の部品を解放し、
吸着ピンによって部品をピックアップした後、副テープ
を幅方向にずらせて前記本テープの側縁寄り位置に再接
着して排出テープとして送出することができる。この結
果、副テープの粘着面の大部分は本テープの開孔の無い
部分に貼り合わされることになり、開孔からの副テープ
の飛び出しを防止できる。このため、部品取り出し後の
排出テープが排出ガイド等に付着して部品保持テープの
ピッチ送りの妨げになる事態を未然に防止して部品供給
の信頼度を上げることができる。
テープから剥離して部品保持テープ上の部品を解放し、
吸着ピンによって部品をピックアップした後、副テープ
を幅方向にずらせて前記本テープの側縁寄り位置に再接
着して排出テープとして送出することができる。この結
果、副テープの粘着面の大部分は本テープの開孔の無い
部分に貼り合わされることになり、開孔からの副テープ
の飛び出しを防止できる。このため、部品取り出し後の
排出テープが排出ガイド等に付着して部品保持テープの
ピッチ送りの妨げになる事態を未然に防止して部品供給
の信頼度を上げることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る部品供給方法及び装置の
実施例を図面に従って説明する。
実施例を図面に従って説明する。
【0010】図1乃至図5において、10は電子部品装
着機上に立設固定されるフレームであり、該フレーム1
0に電子部品保持テープ1の底面側を水平に支える受け
ガイド11が一体に形成されている。また、受けガイド
11上を走行する電子部品保持テープ1の上面を押さえ
て所要の走行抵抗を与える押さえ板12が支点Pで枢着
され、さらに押さえ板12はばね13で受けガイド上の
電子部品保持テープ1を押圧する向きに付勢されてい
る。
着機上に立設固定されるフレームであり、該フレーム1
0に電子部品保持テープ1の底面側を水平に支える受け
ガイド11が一体に形成されている。また、受けガイド
11上を走行する電子部品保持テープ1の上面を押さえ
て所要の走行抵抗を与える押さえ板12が支点Pで枢着
され、さらに押さえ板12はばね13で受けガイド上の
電子部品保持テープ1を押圧する向きに付勢されてい
る。
【0011】一方、図8及び図9に示す電子部品4が一
定間隔で配置された電子部品保持テープ1を電子部品装
着機の吸着ピン20による部品吸着位置Zまで間欠移送
するピッチ送り機構は、ピッチ送りピン付きホイール2
1、ピッチ送り用スプロケット22及びピッチ送り用レ
バー23を有している。前記ピッチ送りピン付きホイー
ル21はフレーム10に固定された支点軸Qで軸支(回
転自在に支持)され、該ホイール21に前記スプロケッ
ト22が同軸に一体化されている。ピッチ送りピン付き
ホイール21は電子部品保持テープ1の送り孔6に係合
するピンを外周縁に有するものである。さらに、支点軸
Qでは前記ピッチ送り用レバー23が枢支され、該レバ
ー23の後端部には送り用ラチェット爪24が枢着さ
れ、該送り用ラチェット爪24はばねにより前記ピッチ
送り用スプロケット22に圧接する向きに付勢されてい
る。また、その送り用ラチェット爪24は所定のピッチ
送り角度だけ移動するとストッパ26に突き当たるよう
になっている。さらに、フレーム10には逆転防止ラチ
ェット爪25が枢着され、該爪25はばねにより前記ス
プロケット22に圧接する向きに付勢されている。
定間隔で配置された電子部品保持テープ1を電子部品装
着機の吸着ピン20による部品吸着位置Zまで間欠移送
するピッチ送り機構は、ピッチ送りピン付きホイール2
1、ピッチ送り用スプロケット22及びピッチ送り用レ
バー23を有している。前記ピッチ送りピン付きホイー
ル21はフレーム10に固定された支点軸Qで軸支(回
転自在に支持)され、該ホイール21に前記スプロケッ
ト22が同軸に一体化されている。ピッチ送りピン付き
ホイール21は電子部品保持テープ1の送り孔6に係合
するピンを外周縁に有するものである。さらに、支点軸
Qでは前記ピッチ送り用レバー23が枢支され、該レバ
ー23の後端部には送り用ラチェット爪24が枢着さ
れ、該送り用ラチェット爪24はばねにより前記ピッチ
送り用スプロケット22に圧接する向きに付勢されてい
る。また、その送り用ラチェット爪24は所定のピッチ
送り角度だけ移動するとストッパ26に突き当たるよう
になっている。さらに、フレーム10には逆転防止ラチ
ェット爪25が枢着され、該爪25はばねにより前記ス
プロケット22に圧接する向きに付勢されている。
【0012】図2乃至図4の如く、電子部品保持テープ
1の粘着性副テープ5を本テープ2より剥離して最先端
位置(部品吸着位置Z)の電子部品4を前記電子部品保持
テープ1から解放するための剥離機構は、フレーム10
側に固定、支持された支持板30、該支持板30にピン
31で枢着された剥ぎ取りリンク32、該剥ぎ取りリン
ク32の先端に枢着された剥がしローラー33、及び前
記剥ぎ取りリンク32の後端に係合する剥ぎ取りレバー
34を具備している。ここで、前記剥がしローラー33
は、前記ピッチ送りピンの設けられたホイール21の両
側の外縁部分の中間に位置し、本テープ2と副テープ5
との間に入り込んで副テープ5を本テープ2から引き剥
がすものである。前記剥ぎ取りレバー34はピン35で
支持板30に枢着されており、該レバー34の先端に固
着された係合ピン36は前記剥ぎ取りリンク32の長穴
37に係合している。また、レバー34の後端とフレー
ム10間には伸長ばね38が設けられ、リンク32が左
回りに回動した図3実線位置となる如くレバー34を付
勢している。なお、受けガイド11には副テープ5の剥
離量を規制する剥離ストッパ部39が形成されている。
1の粘着性副テープ5を本テープ2より剥離して最先端
位置(部品吸着位置Z)の電子部品4を前記電子部品保持
テープ1から解放するための剥離機構は、フレーム10
側に固定、支持された支持板30、該支持板30にピン
31で枢着された剥ぎ取りリンク32、該剥ぎ取りリン
ク32の先端に枢着された剥がしローラー33、及び前
記剥ぎ取りリンク32の後端に係合する剥ぎ取りレバー
34を具備している。ここで、前記剥がしローラー33
は、前記ピッチ送りピンの設けられたホイール21の両
側の外縁部分の中間に位置し、本テープ2と副テープ5
との間に入り込んで副テープ5を本テープ2から引き剥
がすものである。前記剥ぎ取りレバー34はピン35で
支持板30に枢着されており、該レバー34の先端に固
着された係合ピン36は前記剥ぎ取りリンク32の長穴
37に係合している。また、レバー34の後端とフレー
ム10間には伸長ばね38が設けられ、リンク32が左
回りに回動した図3実線位置となる如くレバー34を付
勢している。なお、受けガイド11には副テープ5の剥
離量を規制する剥離ストッパ部39が形成されている。
【0013】前記ピッチ送り機構及び剥離機構を駆動す
る駆動手段は、図1に示すように、フレーム10に固着
された付加フレーム40に支点軸Rで枢支された駆動力
受けレバー41、前記ピッチ送り用レバー23とともに
支点軸Qにて枢支される剥離駆動用レバー52、支点軸
Qに固定された押え板53に支点軸Sで枢支されたピッ
チ送り駆動用レバー42、及びレバー41,52間を連
結する連結リンク43を備えている。ここで、前記連結
リンク43はピン49で駆動力受けレバー41に枢着さ
れ、ピン50で剥離駆動用レバー52に枢着されてい
る。前記剥離駆動用レバー52の外側に重ねて配置され
たピッチ送り駆動用レバー42には前記ピン50に係合
する係合溝54が形成されるとともにカム穴44が形成
され、ピッチ送りレバー23には該カム穴44に係合す
るローラー(カムフォロア)45が枢着され、ローラー
45とカム穴44との係合によりレバー42の回転動作
がピッチ送り用レバー23の所定量の回転を引き起こす
ようになっている。前記剥離駆動用レバー52の内側面
には図3及び図4にて示した前記剥離機構における剥ぎ
取りレバー34後端部の折り曲げ部47に係合する剥離
駆動用ピン48が固定されている。また、駆動力受けレ
バー41は伸長ばね51により、右回りに回動する向き
に付勢されている。
る駆動手段は、図1に示すように、フレーム10に固着
された付加フレーム40に支点軸Rで枢支された駆動力
受けレバー41、前記ピッチ送り用レバー23とともに
支点軸Qにて枢支される剥離駆動用レバー52、支点軸
Qに固定された押え板53に支点軸Sで枢支されたピッ
チ送り駆動用レバー42、及びレバー41,52間を連
結する連結リンク43を備えている。ここで、前記連結
リンク43はピン49で駆動力受けレバー41に枢着さ
れ、ピン50で剥離駆動用レバー52に枢着されてい
る。前記剥離駆動用レバー52の外側に重ねて配置され
たピッチ送り駆動用レバー42には前記ピン50に係合
する係合溝54が形成されるとともにカム穴44が形成
され、ピッチ送りレバー23には該カム穴44に係合す
るローラー(カムフォロア)45が枢着され、ローラー
45とカム穴44との係合によりレバー42の回転動作
がピッチ送り用レバー23の所定量の回転を引き起こす
ようになっている。前記剥離駆動用レバー52の内側面
には図3及び図4にて示した前記剥離機構における剥ぎ
取りレバー34後端部の折り曲げ部47に係合する剥離
駆動用ピン48が固定されている。また、駆動力受けレ
バー41は伸長ばね51により、右回りに回動する向き
に付勢されている。
【0014】電子部品4を外した後の本テープ2と副テ
ープ5とを再度貼り合わせて排出するためのテープ排出
機構は、フレーム10側に枢支された第1ローラー55
と、これにテープ2,5をはさんで圧接する第2ローラ
ー56とを有している。この第2ローラー56はフレー
ム10の先端側に枢着された取付アーム57に枢支され
ており、該取付アーム57とフレーム10との間には図
1の如く伸長ばね65が配設され、取付アーム57の先
端を下方に引っ張っている。取付アーム57にはさらに
電子部品取り出し後の本テープ2をピッチ送りピン付き
ホイール21に沿わせて送るための押えガイド66が固
着されている。図2乃至図4の如く第1ローラー55は
フレーム10に固定された副テープガイド部材70に軸
支され、この第1ローラー55にはベルト車67が同心
に一体化され、またホイール21にはベルト車68が同
心に一体化されている。そして、ベルト車67,68間
にタイミングベルト69が巻掛けられている。ホイール
21は逆転しない機構であるから、このホイール21に
連動する第1ローラー55も左回りのみに回転して逆転
しない機能を持つ。前記副テープガイド部材70は、第
1及び第2ローラー55,56で本テープ2と副テープ
5とを貼り合わせる前段階で前記剥離機構にて剥離され
た副テープ5を幅方向にずらすために、第5図のように
部分的にテーパー72(又は湾曲面)が付けられた副テ
ープガイド面71を備えている。
ープ5とを再度貼り合わせて排出するためのテープ排出
機構は、フレーム10側に枢支された第1ローラー55
と、これにテープ2,5をはさんで圧接する第2ローラ
ー56とを有している。この第2ローラー56はフレー
ム10の先端側に枢着された取付アーム57に枢支され
ており、該取付アーム57とフレーム10との間には図
1の如く伸長ばね65が配設され、取付アーム57の先
端を下方に引っ張っている。取付アーム57にはさらに
電子部品取り出し後の本テープ2をピッチ送りピン付き
ホイール21に沿わせて送るための押えガイド66が固
着されている。図2乃至図4の如く第1ローラー55は
フレーム10に固定された副テープガイド部材70に軸
支され、この第1ローラー55にはベルト車67が同心
に一体化され、またホイール21にはベルト車68が同
心に一体化されている。そして、ベルト車67,68間
にタイミングベルト69が巻掛けられている。ホイール
21は逆転しない機構であるから、このホイール21に
連動する第1ローラー55も左回りのみに回転して逆転
しない機能を持つ。前記副テープガイド部材70は、第
1及び第2ローラー55,56で本テープ2と副テープ
5とを貼り合わせる前段階で前記剥離機構にて剥離され
た副テープ5を幅方向にずらすために、第5図のように
部分的にテーパー72(又は湾曲面)が付けられた副テ
ープガイド面71を備えている。
【0015】なお、電子部品装着機の装着ヘッド60は
下端に吸着ピン20を昇降自在に具備し、電子部品保持
テープ1上の部品吸着位置Zに来た最先端の電子部品4
を吸着保持して移送するようになっている。また、装着
ヘッド60は前記駆動力受けレバー41の先端部を押し
下げるための駆動ロッド(図示省略)を備えている。
下端に吸着ピン20を昇降自在に具備し、電子部品保持
テープ1上の部品吸着位置Zに来た最先端の電子部品4
を吸着保持して移送するようになっている。また、装着
ヘッド60は前記駆動力受けレバー41の先端部を押し
下げるための駆動ロッド(図示省略)を備えている。
【0016】以上の実施例の構成において、電子部品保
持テープ1の本テープ2は、ホイール21のピッチ送り
ピンに送り孔6が係合した状態でテープ排出機構の相互
に圧接している第1及び第2ローラー55,56の間を
通して外部に引き出され、また本テープ2より剥がされ
た粘着性副テープ5は剥離機構の剥がしローラー33に
引っ掛けられてから前記ローラー55,56の間を通し
て外部に引き出されように初期設定される。
持テープ1の本テープ2は、ホイール21のピッチ送り
ピンに送り孔6が係合した状態でテープ排出機構の相互
に圧接している第1及び第2ローラー55,56の間を
通して外部に引き出され、また本テープ2より剥がされ
た粘着性副テープ5は剥離機構の剥がしローラー33に
引っ掛けられてから前記ローラー55,56の間を通し
て外部に引き出されように初期設定される。
【0017】さて、図1の状態は電子部品保持テープ1
上の部品吸着位置Zの電子部品4が取り出されて空きと
なり、装着ヘッド60側の吸着ピン20が上昇位置で次
の電子部品4が部品吸着位置Zに送られて来るのを待機
している状態である。
上の部品吸着位置Zの電子部品4が取り出されて空きと
なり、装着ヘッド60側の吸着ピン20が上昇位置で次
の電子部品4が部品吸着位置Zに送られて来るのを待機
している状態である。
【0018】今、ヘッド60側に設けられた駆動ロッド
が下降動作を開始し、これにより駆動手段側の駆動力受
けレバー41が矢印Tの如く押し下げられると、レバー
41に接続された連結リンク43を介してピッチ送り駆
動用レバー42が支点軸Sを中心に左回転し、そのカム
穴44に係合するローラー45(カムフォロア)を持つ
ピッチ送り用レバー23が左回転する。そして、レバー
23に取り付けられた送り用ラチェット爪24によりピ
ッチ送り用スプロケット22が所定のピッチ分回転し、
受けガイド11上の電子部品保持テープ1を電子部品4
の配列間隔分だけ前進させ、電子部品4を吸着ピン20
の真下、すなわち部品吸着位置Zに送り出す。その後、
下降を開始していた吸着ピン20の下端面が電子部品4
の上面に接し、吸着ピン20の真空吸着がオンとなる。
但し、剥離駆動用レバー52の剥離駆動用ピン48は図
3のように剥ぎ取りレバー34後端部の折り曲げ部47
に当接し始めた所であり部品吸着位置Zの電子部品裏面
の副テープ5は未だ剥離されていない。
が下降動作を開始し、これにより駆動手段側の駆動力受
けレバー41が矢印Tの如く押し下げられると、レバー
41に接続された連結リンク43を介してピッチ送り駆
動用レバー42が支点軸Sを中心に左回転し、そのカム
穴44に係合するローラー45(カムフォロア)を持つ
ピッチ送り用レバー23が左回転する。そして、レバー
23に取り付けられた送り用ラチェット爪24によりピ
ッチ送り用スプロケット22が所定のピッチ分回転し、
受けガイド11上の電子部品保持テープ1を電子部品4
の配列間隔分だけ前進させ、電子部品4を吸着ピン20
の真下、すなわち部品吸着位置Zに送り出す。その後、
下降を開始していた吸着ピン20の下端面が電子部品4
の上面に接し、吸着ピン20の真空吸着がオンとなる。
但し、剥離駆動用レバー52の剥離駆動用ピン48は図
3のように剥ぎ取りレバー34後端部の折り曲げ部47
に当接し始めた所であり部品吸着位置Zの電子部品裏面
の副テープ5は未だ剥離されていない。
【0019】前記ピッチ送り用レバー23の回転は停止
しても剥離駆動用レバー52はさらに回転を継続し、剥
離駆動用ピン48は剥離駆動用レバー52の回転継続に
伴い剥ぎ取りレバー34を図3の状態から左回りに回動
させ、剥ぎ取りリンク32を右回りに揺動させて図3の
仮想線位置とする。この結果、剥がしローラー33の右
方向の動きにより部品吸着位置Zの電子部品裏面の副テ
ープ5を剥離して電子部品4を電子部品保持テープ1か
ら解放する。しかる後、吸着ピン20は電子部品4を吸
着保持して回路基板上に移送する動作を実行する。
しても剥離駆動用レバー52はさらに回転を継続し、剥
離駆動用ピン48は剥離駆動用レバー52の回転継続に
伴い剥ぎ取りレバー34を図3の状態から左回りに回動
させ、剥ぎ取りリンク32を右回りに揺動させて図3の
仮想線位置とする。この結果、剥がしローラー33の右
方向の動きにより部品吸着位置Zの電子部品裏面の副テ
ープ5を剥離して電子部品4を電子部品保持テープ1か
ら解放する。しかる後、吸着ピン20は電子部品4を吸
着保持して回路基板上に移送する動作を実行する。
【0020】前記吸着ピン20及び装着ヘッド側駆動ロ
ッドの上昇位置への復帰に伴い駆動力受けレバー41が
伸長ばね51の力で図1の実線位置に戻ると、剥離駆動
用レバー52等も図1の状態に戻り、剥ぎ取りリンク3
2は図4の左回りに揺動した状態に復帰する。このとき
剥ぎ取られた副テープ5は次のピッチ送りまでの間たる
んだ状態であり、副テープガイド部材70の副テープガ
イド面71にて当該副テープに無理な負荷をかけること
無く幅寄せされる(対向する本テープ2の片側に寄せら
れる)。そして、次の電子部品保持テープ1のピッチ送
り動作に伴ったピッチ送りピン付きホイール21の回転
がタイミングベルト69を介して第1ローラー55に伝
達され、第1ローラー55とこれに圧接している第2ロ
ーラー56とによって本テープ2の背面側に副テープ5
が再接着される。その際、副テープガイド面71にて予
め副テープ5が本テープ2の片側(一方の側縁寄り位
置)に寄せられているので、本テープ2と副テープ5と
は図6の状態となった排出テープ1Aとして排出される
ことになる。この場合、副テープ5の粘着面の大部分は
本テープ2の開孔3の無い部分に貼り合わされ、開孔3
に露出する副テープ5の粘着面は僅かであり、しかも図
7のように副テープ6が開孔3から飛び出さないため、
排出ガイド等に部品取り出し後の排出テープが付着した
りする不都合を未然に防止できる。
ッドの上昇位置への復帰に伴い駆動力受けレバー41が
伸長ばね51の力で図1の実線位置に戻ると、剥離駆動
用レバー52等も図1の状態に戻り、剥ぎ取りリンク3
2は図4の左回りに揺動した状態に復帰する。このとき
剥ぎ取られた副テープ5は次のピッチ送りまでの間たる
んだ状態であり、副テープガイド部材70の副テープガ
イド面71にて当該副テープに無理な負荷をかけること
無く幅寄せされる(対向する本テープ2の片側に寄せら
れる)。そして、次の電子部品保持テープ1のピッチ送
り動作に伴ったピッチ送りピン付きホイール21の回転
がタイミングベルト69を介して第1ローラー55に伝
達され、第1ローラー55とこれに圧接している第2ロ
ーラー56とによって本テープ2の背面側に副テープ5
が再接着される。その際、副テープガイド面71にて予
め副テープ5が本テープ2の片側(一方の側縁寄り位
置)に寄せられているので、本テープ2と副テープ5と
は図6の状態となった排出テープ1Aとして排出される
ことになる。この場合、副テープ5の粘着面の大部分は
本テープ2の開孔3の無い部分に貼り合わされ、開孔3
に露出する副テープ5の粘着面は僅かであり、しかも図
7のように副テープ6が開孔3から飛び出さないため、
排出ガイド等に部品取り出し後の排出テープが付着した
りする不都合を未然に防止できる。
【0021】なお、テープ排出機構において、本テープ
2はピッチ送りピン付きホイール21の回転と第1ロー
ラー55に対する第2ローラー56の押し付け力により
所定ピッチ送られ、副テープ5はホイール21とタイミ
ングベルト69を介して同期している第1ローラー55
で所定ピッチ送られる。仮に、ホイール21と連動して
順送りと逆転しない機能をもつ第1ローラー55と第2
ローラー56の位置が反対で第2ローラー56が副テー
プ5に接する側の構成としたときは、ローラー56と副
テープ5との間の滑り等によって副テープ5の送りが安
定しないことが考えられる。したがって、図示の如くホ
イール21に連動する第1ローラー55側が副テープ5
に対接する構成の方が排出テープの送り量の安定化して
いることが判明した。
2はピッチ送りピン付きホイール21の回転と第1ロー
ラー55に対する第2ローラー56の押し付け力により
所定ピッチ送られ、副テープ5はホイール21とタイミ
ングベルト69を介して同期している第1ローラー55
で所定ピッチ送られる。仮に、ホイール21と連動して
順送りと逆転しない機能をもつ第1ローラー55と第2
ローラー56の位置が反対で第2ローラー56が副テー
プ5に接する側の構成としたときは、ローラー56と副
テープ5との間の滑り等によって副テープ5の送りが安
定しないことが考えられる。したがって、図示の如くホ
イール21に連動する第1ローラー55側が副テープ5
に対接する構成の方が排出テープの送り量の安定化して
いることが判明した。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品取り出しの際に剥離した副テープを本テープ背面側
に再接着する際に、副テープを本テープの一方の側縁に
寄せて貼り合わせることができる。この結果、副テープ
の粘着面の大部分は本テープの開孔の無い部分に貼り合
わされることになり、開孔からの副テープの飛び出しを
防止でき、ひていは部品取り出し後の排出テープが排出
ガイド等に付着して部品保持テープのピッチ送りの妨げ
になる事態を未然に防止して部品供給の信頼度を向上さ
せることができる。
部品取り出しの際に剥離した副テープを本テープ背面側
に再接着する際に、副テープを本テープの一方の側縁に
寄せて貼り合わせることができる。この結果、副テープ
の粘着面の大部分は本テープの開孔の無い部分に貼り合
わされることになり、開孔からの副テープの飛び出しを
防止でき、ひていは部品取り出し後の排出テープが排出
ガイド等に付着して部品保持テープのピッチ送りの妨げ
になる事態を未然に防止して部品供給の信頼度を向上さ
せることができる。
【図1】本発明に係る部品供給方法及び装置の実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】実施例の主要部の平面図である。
【図3】実施例の動作説明のためのもので電子部品ピッ
アップ前の状態を示す要部正面図である。
アップ前の状態を示す要部正面図である。
【図4】実施例の動作説明のためのもので電子部品ピッ
アップ後の状態を示す要部正面図である。
アップ後の状態を示す要部正面図である。
【図5】実施例で用いる副テープガイド部材周辺部分の
拡大平面図である。
拡大平面図である。
【図6】実施例において本テープに副テープが再接着さ
れた排出テープを示す平面図である。
れた排出テープを示す平面図である。
【図7】同正断面図である。
【図8】電子部品保持テープの1例を示す平面図であ
る。
る。
【図9】同拡大正断面図である。
【図10】従来の場合における本テープに副テープが再
接着された排出テープを示す平面図である。
接着された排出テープを示す平面図である。
【図11】同正断面図である。
1 電子部品保持テープ 2 本テープ 3 開孔 4 電子部品 5 副テープ 10 フレーム 11 受けガイド 20 吸着ピン 21 ピッチ送りピン付きホイール 23 ピッチ送り用レバー 32 剥ぎ取りリンク 33 剥がしローラー 34 剥ぎ取りレバー 41 駆動力受けレバー 42 ピッチ送り駆動用レバー 43 連結リンク 52 剥離駆動用レバー 55,56 ローラー 60 装着ヘッド 70 副テープガイド部材 71 副テープガイド面
Claims (4)
- 【請求項1】 本テープの開孔上に部品を載置し、該本
テープの背面側に貼り付けた粘着性副テープで前記部品
を整列支持してなる部品保持テープを吸着ピンによる部
品吸着位置まで間欠移送し、前記副テープを前記本テー
プより剥離して部品を前記部品保持テープから解放する
部品供給方法において、前記部品解放後に前記副テープ
を前記本テープの側縁寄りにずらせて貼り合わせること
を特徴とする部品供給方法。 - 【請求項2】 本テープの開孔上に部品を載置し、該本
テープの背面側に貼り付けた粘着性副テープで前記部品
を整列支持してなる部品保持テープを吸着ピンによる部
品吸着位置まで間欠移送するピッチ送り機構と、前記本
テープから副テープを剥離する剥離機構と、前記本テー
プの側縁寄り位置に前記副テープを貼り合わせて送出す
るテープ排出機構と、前記ピッチ送り機構を駆動する駆
動手段とを備えたことを特徴とする部品供給装置。 - 【請求項3】 前記テープ排出機構が前記剥離機構にて
剥離された前記副テープを幅方向にずらすガイド部材を
有している請求項2記載の部品供給装置。 - 【請求項4】 前記テープ排出機構が前記ピッチ送り機
構に連動する第1のローラーと、前記本テープ及び副テ
ープを挟んで前記第1のローラーに圧接する第2のロー
ラーとを有している請求項2記載の部品供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2412094A JP2860607B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 部品供給方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2412094A JP2860607B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 部品供給方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04217399A JPH04217399A (ja) | 1992-08-07 |
JP2860607B2 true JP2860607B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18520980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2412094A Expired - Fee Related JP2860607B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 部品供給方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860607B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3982914B2 (ja) * | 1998-07-22 | 2007-09-26 | 松下電器産業株式会社 | 電子部品供給装置および電子部品供給方法 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2412094A patent/JP2860607B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04217399A (ja) | 1992-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981013 |
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