JP2860532B2 - 発泡スラグの製造方法 - Google Patents

発泡スラグの製造方法

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JP2860532B2 JP7293571A JP29357195A JP2860532B2 JP 2860532 B2 JP2860532 B2 JP 2860532B2 JP 7293571 A JP7293571 A JP 7293571A JP 29357195 A JP29357195 A JP 29357195A JP 2860532 B2 JP2860532 B2 JP 2860532B2
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B5/00Treatment of  metallurgical  slag ; Artificial stone from molten  metallurgical  slag 
    • C04B5/06Ingredients, other than water, added to the molten slag or to the granulating medium or before remelting; Treatment with gases or gas generating compounds, e.g. to obtain porous slag
    • C04B5/065Porous slag

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡スラグの製造
方法に関し、更に詳細に説明すると、一般廃棄物焼却
灰、飛灰、産業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無
機性汚泥等を溶融炉で加熱溶融し、該加熱溶融された溶
融スラグを水槽内の冷却水中に流し込み、前記溶融スラ
グが冷却水により冷却・凝固される際に、溶融スラグと
冷却水の気化ガス等との接触により溶融スラグを発泡さ
せる発泡スラグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高炉等で発生した溶融スラグや、
一般廃棄物焼却灰を溶融して発生する溶融スラグは、徐
冷或いは水冷の何れかの方法で処理されている。徐冷或
いは水冷処理されたスラグは粉砕されてコンクリート用
粗骨材等に用いられている。
【0003】また近時、地球環境の視点から一般廃棄物
焼却灰等の廃棄物を適正・安全且つ円滑に処理していく
ために、社会システム作りも盛んに行われている。そこ
で、溶融スラグを発泡スラグ化し、植物栽培用培土、各
種フィルター、土質改良材、セメント材料、断熱成形材
料、調湿材等の材料に用いることが、種々試みられるよ
うになっている。
【0004】従来の溶融スラグを発泡スラグ化する方法
として、特開平1−239042号公報、特開平2−4
4047号公報、特開平6−154726号公報等が存
在する。これらの発泡スラグは粉砕されて、植物栽培用
培土、各種フィルター、土質改良材、セメント材料、断
熱成形材料、調湿材等の材料に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の溶融
スラグを発泡スラグ化する方法では、溶融スラグ温度を
1500℃以上と高温にしなければならず、また発泡化
の程度が極めて低く、水槽内の冷却水中に流し込んだ場
合に、水槽の底部の一箇所に沈降体が積層し、この沈降
体を水槽の底部から取り出さなければならず、連続した
発泡スラグ化が困難となる欠点を有していた。また一般
廃棄物焼却灰、飛灰、産業廃棄物燃えがら、有機性汚
泥、または無機性汚泥等の最終処分場の確保が非常に困
難となっており、更に溶融スラグから高品質、高歩留り
の発泡スラグを得ることができず、高品質、高歩留りの
建材、肥料、植物栽培用培土、各種フィルター、土質改
良材、セメント材料、断熱成形材料、調湿材等が得られ
ないものであった。
【0006】本発明は、上記従来の未解決の課題に着目
してなされたものであり、一般廃棄物焼却灰、飛灰、産
業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚泥等を
効率よく減容化することができ、これらを無害化、再資
源化することができ、発泡化効率を向上させて高品質、
高歩留りの発泡スラグを連続して得ることができ、高品
質、高歩留りの建材、肥料、植物栽培用培土、各種フィ
ルター、土質改良材、セメント材料、断熱成形材料、調
湿材等を得ることのできる発泡スラグの製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発泡スラグの製造方法は、
溶融炉で加熱溶融された溶融スラグを水槽内の冷却水中
に流し込み、前記溶融スラグが冷却水により冷却・凝固
される際に、溶融スラグと冷却水の気化ガス等との接触
により溶融スラグを発泡させる発泡スラグの製造方法に
おいて、前記水槽内に流し込まれた溶融スラグを前記水
槽に設けられた気泡発生装置より供給される気泡により
強制的に浮上させることを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明においては、水槽内に
流し込まれた溶融スラグを前記水槽に設けられた気泡発
生装置より供給される気泡により強制的に浮上させるこ
とができ、水槽内で発生し、上方に浮上してくる冷却水
の気化ガス等との接触を増大させ、溶融スラグ中に気化
ガス等が十分に閉じ込められ、発泡化が促進され、発泡
化効率を向上させることができる。
【0009】本発明の請求項2に係る発泡スラグの製造
方法は、溶融炉で加熱溶融された溶融スラグを水槽内の
冷却水中に流し込み、前記溶融スラグが冷却水により冷
却・凝固される際に、溶融スラグと冷却水の気化ガス等
との接触により溶融スラグを発泡させる発泡スラグの製
造方法において、前記溶融スラグを前記溶融炉で窒素ガ
ス雰囲気中で加熱溶融し、該溶融スラグを水槽内の冷却
水中に流し込み、溶融スラグと冷却水の気化ガスとの接
触及び溶融スラグ中の窒素ガス等により溶融スラグを発
泡させて発泡スラグを形成し、該発泡スラグを前記水槽
の側部に設けられた気泡発生装置より側部方向に供給さ
れる気泡により側部方向に移動させて強制的に浮上させ
ることを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明においては、溶融スラ
グを前記溶融炉で窒素ガス雰囲気中で加熱溶融し、該溶
融スラグを水槽内の冷却水中に流し込み、溶融スラグと
冷却水の気化ガスとの接触及び溶融スラグ中の窒素ガス
等からなる気化ガスとの接触により溶融スラグを発泡さ
せて発泡スラグを形成し、該発泡スラグを前記水槽の側
部に設けられた気泡発生装置より側部方向に供給される
気泡により側部方向に移動させて強制的に浮上させてい
るので、発泡スラグを気泡発生装置より供給される気泡
により側部方向に移動させて強制的に浮上させることが
でき、水槽内で発生し、上方に浮上してくる冷却水の気
化ガス、溶融スラグ中の窒素ガス等からなる気化ガスと
の接触を増大させ、溶融スラグ中にこれらの気化ガス等
が十分に閉じ込められ、発泡化が促進され、発泡化効率
を向上させることができ、この発泡化を連続して得るこ
とができる。
【0011】本発明の請求項3に係る発泡スラグの製造
方法は、溶融スラグを前記溶融炉で窒素ガス雰囲気中で
1400℃以上に加熱溶融し、前記溶融スラグの流し込
み速度が50kg/min以下で、溶融スラグを水槽内の冷却
水の水面に近接した位置より流し込むことを特徴とす
る。
【0012】この請求項3の発明においては、溶融スラ
グを前記溶融炉で窒素ガス雰囲気中で1400℃以上に
加熱溶融し、前記溶融スラグの流し込み速度が50kg/m
in以下で、溶融スラグを水槽内の冷却水の水面に近接し
た位置より流し込んでいるので、溶融炉の温度を従来に
比較し下げることができ、溶融炉の小型化ができ、発泡
化が促進され、発泡化効率を向上させて品質の向上を図
ることができる。
【0013】本発明の請求項4に係る発泡スラグの製造
方法は、溶融スラグが一般廃棄物焼却灰、飛灰、産業廃
棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚泥の何れか
1つまたはこれらの混合物からなることを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明においては、溶融スラ
グが一般廃棄物焼却灰、飛灰、産業廃棄物燃えがら、有
機性汚泥、または無機性汚泥の何れか1つまたはこれら
の混合物からなるので、これら一般廃棄物焼却灰、飛
灰、産業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚
泥を効率よく減容化することができ、これらを無害化、
再資源化することができ、発泡化効率を向上させて高品
質、高歩留りの建材の材料、肥料、植物栽培用培土、各
種フィルター、土質改良材、セメント材料、断熱成形材
料、調湿材等を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発泡スラグの
製造方法を図面を参照して詳述する。図1には本発明に
係る発泡スラグの製造方法に適用される発泡スラグの製
造装置1の概略が示されている。この発泡スラグの製造
装置1は溶融炉としての電気炉2を有し、この電気炉2
の側部下方に出滓口5が形成され、この出滓口5に溶融
スラグ6を5〜50kg/minで、水槽11内の冷却水12
の水面に流し込むことができるようになされた溶融スラ
グ調整装置7が設けられている。
【0016】前記出滓口5に出滓樋8が連結され、この
出滓樋8の先端8aの下方に冷却水12を収納する上部
開口された水槽11が配設されている。水槽11の一側
部に気泡発生装置13が設けられ、水槽11の一側部か
ら略水平方向の他側部に向かって水流を発生し得るよう
になされている。
【0017】前記気泡発生装置13には空気混合バルブ
15が設けられている。気泡発生装置13により気泡1
9が混合された水が水槽11内の冷却水12に供給され
る。また水槽11の一側部の気泡発生装置13に近接す
る側に、例えばメッシュが1mm〜3mmのステンレス製金
網17が上下方向に延びて設けられ、水槽11が金網1
7により仕切られて、水槽本体11aが形成されてい
る。前記金網17のメッシュの大きさは適宜設定するこ
とができ、このメッシュの大きさに応じて水槽本体11
a側に供給される気泡19の大きさを調整することがで
きる。
【0018】前記水槽本体11aの他側部側にはコンベ
アー21が設けられ、このコンベアー21は水槽本体1
1aの冷却水12の水面より下方に挿入された下部コン
ベアー部21aと、この下部コンベアー部21aの端部
より斜め上方に傾斜し、冷却水12の水面より上方に延
びる傾斜コンベアー部21bと、この傾斜コンベアー部
21bの上端より水槽11の外側方向に延びる上部コン
ベアー部21cとから形成されている。
【0019】前記コンベアー21は一例として0〜10
m/min に変速でき、幅が500mmの無端体23を備えて
いる。尚、コンベアー21の無端体23の駆動ローラ、
従動ローラ、及び減速機構等の駆動機構はこれを省略す
る。
【0020】次に、本発明に係る発泡スラグの製造方法
を発泡スラグの製造装置1を用いて説明する。前記溶融
炉としての電気炉2で窒素ガス雰囲気中で1400℃以
上に溶融スラグ6を加熱溶融し、前記溶融スラグ6を溶
融スラグ調整装置7により、流し込み速度が50kg/min
以下で、出滓樋8の先端8aより溶融スラグ6を流し込
む。前記出滓樋8の先端8aは水槽11の水槽本体11
aの冷却水12の水面に近接した位置、例えば冷却水1
2の水面より約15cm〜25cm上方に位置し、この出滓
樋8の先端8aより溶融スラグ6を静かに流し込む。
【0021】前記溶融スラグ6を冷却水12の水面に静
かに流し込むと、前記溶融スラグ6が冷却水12により
冷却・凝固される際に、溶融スラグ6と冷却水12の気
化ガスとの接触及び溶融スラグ6中の窒素ガス等の気化
ガスとの接触により溶融スラグ6の気泡化が連続的に発
生し、発泡化が促進され、発泡スラグ31が形成され
る。
【0022】前記水槽本体11a内に流し込まれた溶融
スラグ6は前記水槽11の一側部に設けられた気泡発生
装置13より金網17を介して他側部方向に噴出状態で
供給される気泡19により側部方向に移動しながら発泡
化を進行させながら発泡スラグ31に形成される。
【0023】次いで、コンベアー21の水槽本体11a
の冷却水12の水面より下方に挿入された下部コンベア
ー部21aの無端体23の上面に気泡19の側部方向へ
の移動により強制的に浮上させられた発泡スラグ31が
載置され、発泡スラグ31がコンベアー21の無端体2
3の回転駆動により、順次傾斜コンベアー部21bより
水槽11の外側方向に延びる上部コンベアー部21cに
移動される。
【0024】前記上部コンベアー部21cに移動された
発泡スラグ31は、上部コンベアー部21cより粗粉砕
機(図示せず)に供給され、粗粉砕された発泡スラグ3
1は乾燥されて貯留される。
【0025】
【実施例】電気炉2に焼却灰及び飛灰200kgを投入
し、窒素ガス雰囲気中で1300℃、1400℃、及び
1500℃以上に夫々保持し、これら各温度調整された
溶融スラグ6を溶融スラグ調整装置7により、流し込み
速度が20kg/min、及び40kg/minの流量で、水槽11
の水槽本体11aの冷却水12の水面の上方約20cmの
位置より静かに流し込む。前記溶融スラグ6の化学成分
を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】前記水槽11内の冷却水12は室温であ
る。また水槽11の大きさは、長さ5000mm×幅70
0mm×高さ600mmである。また気泡発生装置13によ
り気泡19が混合された水を40l/minの流量で水槽1
1内の冷却水12に供給する。またステンレス製金網1
7のメッシュは2mmである。コンベアー21の無端体2
3は2m/min の緩やかな速度で回転駆動させた。
【0028】本発明の記条件による1〜の実施例に
より得られた発泡スラグの嵩比重(単位容積当たりの重
量:kg/1)を測定した。この嵩比重及び歩留り(嵩
比重1.0以下の発泡スラグ重量÷流し込んだ溶融スラ
グ重量×100)(%)を比較例と共に表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】本発明の1〜の実施例によれば、溶融ス
ラグの嵩比重は0.1〜0.4kg/lであり、従来の
方法で得られる発泡スラグの嵩比重、0.41〜0.7
5kg/lに比較して極めて低く、十分に発泡化されて
いることがわかる。また溶融スラグの加熱溶融温度は1
400℃以上の場合に、比較例に比較し嵩比重及び歩留
りにおいて優れた結果が得られた。更に空気混合装置に
より気泡が混合された水を供給することにより歩留りが
向上した。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、水槽内に流し込まれた溶融スラグから形成され
る発泡スラグを前記水槽に設けられた気泡発生装置より
供給される気泡により強制的に浮上させることができ、
水槽内で発生し、上方に浮上してくる冷却水の気化ガス
等との接触を増大させ、溶融スラグ中に気化ガス等が十
分に閉じ込められ、発泡化が促進され、発泡化効率を向
上させることができる。
【0032】請求項2の発明においては、溶融スラグを
前記溶融炉で窒素ガス雰囲気中で加熱溶融し、該溶融ス
ラグを水槽内の冷却水中に流し込み、溶融スラグと冷却
水の気化ガスとの接触及び溶融スラグ中の窒素ガス等か
らなる気化ガスとの接触により溶融スラグを発泡させて
発泡スラグを形成し、該発泡スラグを前記水槽の側部に
設けられた気泡発生装置より側部方向に供給される気泡
により側部方向に移動させて強制的に浮上させているの
で、発泡スラグを気泡発生装置より供給される気泡によ
り側部方向に移動させて強制的に浮上させることがで
き、水槽内で発生し、上方に浮上してくる冷却水の気化
ガス、溶融スラグ中の窒素ガス等からなる気化ガスとの
接触を増大させ、溶融スラグ中にこれらの気化ガス等が
十分に閉じ込められ、発泡化が促進され、発泡化効率を
向上させることができ、この発泡化を連続して得ること
ができる。
【0033】請求項3の発明においては、溶融スラグを
前記溶融炉で窒素ガス雰囲気中で1400℃以上に加熱
溶融し、前記溶融スラグの流し込み速度が50kg/min以
下で、溶融スラグを水槽内の冷却水の水面に近接した位
置より流し込んでいるので、溶融炉の温度を従来に比較
し下げることができ、溶融炉の小型化ができ、発泡化が
促進され、発泡化効率を向上させて品質の向上を図るこ
とができる。
【0034】請求項4の発明においては、溶融スラグが
一般廃棄物焼却灰、飛灰、産業廃棄物燃えがら、有機性
汚泥、または無機性汚泥の何れか1つまたはこれらの混
合物からなるので、これら一般廃棄物焼却灰、飛灰、産
業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚泥を効
率よく減容化することができ、これらを無害化、再資源
化することができ、発泡化効率を向上させて高品質、高
歩留りの建材の材料、肥料、植物栽培用培土、各種フィ
ルター、土質改良材、セメント材料、断熱成形材料、調
湿材等を得ることができる。
【0035】本発明によれば、一般廃棄物焼却灰、飛
灰、産業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚
泥等を効率よく減容化することができ、これらを無害
化、再資源化することができ、発泡化効率を向上させて
高品質、高歩留りの発泡スラグを連続して得ることがで
き、高品質、高歩留りの建材、肥料、植物栽培用培土、
各種フィルター、土質改良材、セメント材料、断熱成形
材料、調湿材等を得ることのできる発泡スラグの製造方
法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡スラグの製造方法を実施する
ための発泡スラグの製造装置の概略を示す説明図。
【符号の説明】
1 発泡スラグの製造装置 2 溶融炉としての電気炉 5 出滓口 6 溶融スラグ 7 溶融スラグ調整装置 8 出滓樋 8a 出滓樋の先端 11 水槽 11a 水槽本体 12 冷却水 13 気泡発生装置 15 空気混合バルブ 17 金網 19 気泡 21 コンベアー 23 無端体 31 発泡スラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 5/00 - 5/02 B09B 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融炉で加熱溶融された溶融スラグを水
    槽内の冷却水中に流し込み、前記溶融スラグが冷却水に
    より冷却・凝固される際に、溶融スラグと冷却水の気化
    ガス等との接触により溶融スラグを発泡させる発泡スラ
    グの製造方法において、前記水槽内に流し込まれた溶融
    スラグを前記水槽に設けられた気泡発生装置より供給さ
    れる気泡により強制的に浮上させることを特徴とする発
    泡スラグの製造方法。
  2. 【請求項2】 溶融炉で加熱溶融された溶融スラグを水
    槽内の冷却水中に流し込み、前記溶融スラグが冷却水に
    より冷却・凝固される際に、溶融スラグと冷却水の気化
    ガス等との接触により溶融スラグを発泡させる発泡スラ
    グの製造方法において、前記溶融スラグを前記溶融炉で
    窒素ガス雰囲気中で加熱溶融し、該溶融スラグを水槽内
    の冷却水中に流し込み、溶融スラグと冷却水の気化ガス
    との接触及び溶融スラグ中の窒素ガス等からなる気化ガ
    スとの接触により溶融スラグを発泡させて発泡スラグを
    形成し、該発泡スラグを前記水槽の側部に設けられた気
    泡発生装置より側部方向に供給される気泡により側部方
    向に移動させて強制的に浮上させることを特徴とする発
    泡スラグの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記溶融スラグを前記溶融炉で窒素ガス
    雰囲気中で1400℃以上に加熱溶融し、前記溶融スラ
    グの流し込み速度が50kg/min以下で、溶融スラグを水
    槽内の冷却水の水面に近接した位置より流し込むことを
    特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の発
    泡スラグの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶融スラグが一般廃棄物焼却灰、飛
    灰、産業廃棄物燃えがら、有機性汚泥、または無機性汚
    泥の何れか1つまたはこれらの混合物からなることを特
    徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の発泡スラ
    グの製造方法。
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