JP3458331B2 - 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム - Google Patents

徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム

Info

Publication number
JP3458331B2
JP3458331B2 JP2000048541A JP2000048541A JP3458331B2 JP 3458331 B2 JP3458331 B2 JP 3458331B2 JP 2000048541 A JP2000048541 A JP 2000048541A JP 2000048541 A JP2000048541 A JP 2000048541A JP 3458331 B2 JP3458331 B2 JP 3458331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
rotary kiln
discharged
outlet
molten slag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000048541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001241861A (ja
Inventor
伸一 黒豆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000048541A priority Critical patent/JP3458331B2/ja
Publication of JP2001241861A publication Critical patent/JP2001241861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458331B2 publication Critical patent/JP3458331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/02Physical or chemical treatment of slags
    • C21B2400/022Methods of cooling or quenching molten slag
    • C21B2400/026Methods of cooling or quenching molten slag using air, inert gases or removable conductive bodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/05Apparatus features
    • C21B2400/052Apparatus features including rotating parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/05Apparatus features
    • C21B2400/052Apparatus features including rotating parts
    • C21B2400/056Drums whereby slag is poured on or in between
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/05Apparatus features
    • C21B2400/066Receptacle features where the slag is treated
    • C21B2400/072Tanks to collect the slag, e.g. water tank
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B2400/00Treatment of slags originating from iron or steel processes
    • C21B2400/05Apparatus features
    • C21B2400/066Receptacle features where the slag is treated
    • C21B2400/074Tower structures for cooling, being confined but not sealed

Landscapes

  • Furnace Details (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Manufacture Of Iron (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリーキルンシ
ステムに関し、特にスラグ排出口から排出される溶融ス
ラグを徐冷して徐冷スラグを得るための徐冷スラグの製
造方法及びそのためのロータリーキルンシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して、ロータリーキルンシス
テムについて説明する。ロータリーキルンシステムは、
スラグ排出型ロータリーキルン溶融炉(以下、ロータリ
ーキルンと呼ぶ)100と、二次燃焼塔200とを有す
る。この種のロータリーキルンシステムは、例えば、投
入された処理物を自己熱及び燃料によって燃焼させ、焼
却残渣は溶融スラグとして回収するシステム等に適用さ
れる。
【0003】ロータリーキルン100は、前端口(図示
せず)から投入された廃棄物を後方に移動させつつ燃
焼、溶融し、後端のスラグ排出口101の下方に向けて
形成されたスラグ排出ダクト205から溶融スラグを下
方に排出する。一方、スラグ排出口101の上方に向け
て構成されたガスダクト210から排ガスを排出する。
廃棄物は、都市ごみ、下水汚泥等の一般廃棄物並びに産
業廃棄物の消却残渣等である。ガスダクト210の上方
には、ガスダクト210から上昇してくる排ガスを集め
て燃焼させる二次燃焼室220が構成されている。
【0004】図3では明らかでは無いが、二次燃焼塔2
00はロータリーキルン100のスラグ排出口101か
ら排出される排ガスをダイレクトに受けることができる
ように、スラグ排出口101にダイレクトに連結されて
いる。
【0005】スラグ排出ダクト205の下端部は、そこ
から排出されて下降する溶融スラグを受け入れて冷却
(急冷)する水槽230内に浸漬されている。これは、
二次燃焼塔200内、ひいてはロータリーキルン100
内に大気が侵入することを防止するためである。なお、
水槽230内には、急冷固化されたスラグを水槽230
外に排出するためのスラグコンベアが設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロータリー
キルンで溶融したスラグを固化する方法としては、上記
のように溶融スラグを直接水中に投入する水砕スラグ化
方法の他に、溶融スラグを大気中で放冷する空冷スラグ
化方法、溶融スラグの冷却速度を調整する徐冷スラグ化
方法が知られている。
【0007】水砕スラグ化方法は生成した水砕スラグが
ガラス質で且つ急冷のため内部に残留応力があり、強度
が弱い。このため、水砕スラグは空冷、徐冷スラグに比
べると利用分野が限定され、コンクリート細骨材、アス
ファルトの砂代替え等の用途が主たるものである。
【0008】空冷スラグ化方法は、表1(b)に示すよ
うな水砕スラグに比べるとはるかに強度は高く、上記の
水砕スラグの利用分野に加え、路盤材等の利用へ分野が
拡大する。一方、製造面でも場合によっては表面と内部
の冷却速度の調整が難しく、品質が均一ではない等の欠
点があった。
【0009】
【表1】
【0010】徐冷スラグ化方法は前2者に較べて強度も
高く、利用範囲も上記の分野に加えて、上層路盤材、砕
石の範囲まで格段に広がる。ところが、冷却速度を調整
する手段、例えば、溶融炉の後に冷却速度調整用の保持
炉が必要であったりして、設備的に過大なものとなって
いた。
【0011】そこで、本発明の課題は、徐冷スラグ化方
法を適用して徐冷スラグを製造する方法において、製造
されるスラグをより高強度なものとし得る徐冷スラグの
製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の課題は、スラグを高強度とす
るための冷却速度の調整、結晶化の促進を外部加熱装置
を用いずに実現できる徐冷スラグの製造方法を提供する
ことにある。
【0013】本発明の更に他の課題は、上記の製造方法
に適したロータリーキルンシステムを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決する手段】本発明による徐冷スラグの製造
方法は、ロータリーキルン内において廃棄物を溶融処理
して生成される溶融スラグをロータリーキルンの排出口
から排出し、排出された溶融スラグを徐冷して徐冷スラ
グを得る徐冷スラグの製造方法であり、該ロータリーキ
ルンの排出口の周囲に該排出口より大きな空間を規定す
る出口室を形成し、該出口室はその下部に開口を有し
て、該開口直下に置かれた可動のスラグ溜め容器に前記
溶融スラグが排出され、該スラグ溜め容器を前記開口直
下に置く時間を調整して、該スラグ溜め容器に排出され
た溶融スラグを外部からの熱量によらず、前記出口室の
内壁面からの輻射、前記排出口から排出される排ガスの
輻射及び排出された溶融スラグの熱量で該溶融スラグの
冷却速度を結晶化速度の範囲に保持することにより高強
度の徐冷スラグを製造することを特徴とする。
【0015】本発明によればまた、ロータリーキルン内
において廃棄物を溶融処理して生成される溶融スラグを
ロータリーキルンの排出口から下方に排出し、前記排出
口から排出される排ガスは二次燃焼室に導入するように
構成されたロータリーキルンシステムにおいて、前記ロ
ータリーキルンの排出口の周囲に該排出口より大きな空
間を規定する出口室を形成し、該出口室はその下部に開
口を有して、該開口直下の保温ゾーンに置かれた可動の
スラグ溜め容器に前記溶融スラグが排出されるように構
成されており、前記スラグ溜め容器を前記開口直下に置
く時間を調整して、該スラグ溜め容器に排出された溶融
スラグを外部からの熱量によらず、前記出口室の内壁面
からの輻射、前記排出口から排出される排ガスの輻射及
び排出された溶融スラグの熱量で該溶融スラグの冷却速
度を結晶化速度の範囲に保持することにより高強度の徐
冷スラグを製造することができるようにしたことを特徴
とするロータリーキルンシステムが提供される。
【0016】前記スラグ溜め容器は、溶融スラグの持つ
自己熱による保温、徐冷効果の関係から前記排出口から
排出される溶融スラグの2時間分以上の容量を持つこと
が望ましい。
【0017】また、前記保温ゾーン内にある前記スラグ
溜め容器は、シール機構により大気からシールされるよ
うに構成されている。
【0018】更に、前記二次燃焼室は、前記ロータリー
キルンの前記排出口の延長線上から外れた、前記出口室
の側方位置において前記排ガスを受け入れ可能に連結さ
れていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1、図2を参照して、本発明の
実施の形態によるロータリーキルンシステムについて説
明する。図1において、ロータリーキルン10の前端口
(図示せず)から投入された廃棄物はロータリーキルン
10内で溶融され、溶融スラグ20として排出口11か
らスラグ溜め容器30に装入される。一方、図2に示さ
れるように、排出口11からの排ガスは出口室12を経
由して二次燃焼室40に導入され、ボイラーの熱交換器
41等で熱回収されてから、図示しない排ガス処理系に
導かれる。本形態によるロータリーキルンシステムは、
図3で説明したロータリーキルンシステムとは異なり、
ロータリーキルン10の排出口11の周囲に出口室12
が形成され、この出口室12の側方において二次燃焼室
40が連結されている。出口室12は、上部内壁12
a、側部内壁12b、後部内壁12cとで規定され、側
部内壁12bとは反対側の連結口12dに二次燃焼室4
0が連結されている。これは、二次燃焼室40が排出口
11の延長線上から外れた位置にあることを意味する。
また、出口室12の下方は横方向に関する幅が大きくな
るように形成されている。この幅は、スラグ溜め容器3
0の2台分程度のサイズである。
【0020】このようにして、ロータリーキルン10と
二次燃焼室40との間、すなわち出口室12に排ガスの
滞留する空間を設けている。出口室12を設ける理由は
以下の通りである。第1の理由は、二次燃焼室40の壁
面に付着したダストが落下してスラグ溜め容器30に混
入することを防止するためである。第2の理由は、出口
室12を、二次燃焼室40の空間に比べて小さい空間に
して高温に保つことによって、直下のスラグ溜め容器3
0への熱輻射効率を良くするためである。本形態におい
ては、二次燃焼室40の壁面に付着したダストが落下し
た場合は、二次燃焼室40の底部に配置されたダスト溜
め部42にて受けられる。
【0021】スラグ溜め容器30は、無端式チェーン機
構等により定間隔で連結された状態で出口室12の下部
開口直下を移動可能にされている。出口室12の下部開
口直下においてスラグ溜め容器30の進入側及び退出側
にはそれぞれシール機構13が設置されている。シール
機構13は、ロータリーキルン10及び出口室12内を
大気とシールするためのものである。このことから、出
口室12の下部開口直下はスラグの保温ゾーンと呼ばれ
ても良い。
【0022】スラグ溜め容器30はまた、その本体に対
してモールドと呼ばれるスラグ受けが転動可能に構成さ
れている。モールドの内容量は、ロータリーキルン10
から排出されるスラグ量2〜6時間分とする。これは、
出口室12の下部開口直下の保温ゾーンにスラグ溜め容
器30を4時間以上滞留させるためである。
【0023】図2において、P1の位置にあるスラグ溜
め容器30は、P2の位置に移動して流下する溶融スラ
グを受ける。このスラグ溜め容器30は、溶融スラグが
ほぼ充填される一定時間後にP3の位置に移動する。P
2並びにP3の位置では、溶融スラグの顕熱と排ガスに
よる伝熱、上部内壁12a、側部内壁12b、後部内壁
12cからの輻射熱により保温されており、溶融スラグ
は徐々に冷却される。更に念のため、P4の位置に移動
したスラグ溜め容器30は、シール機構13により大気
とシールされた状態で冷却される。
【0024】以上の方法により、排出口11から排出さ
れた溶融スラグは、結晶成長が著しい850〜1050
℃の領域を0.3〜2℃/minの冷却速度で徐冷さ
れ、結晶化した徐冷スラグとなる。
【0025】P4の位置より保温ゾーン外へ出たスラグ
溜め容器30は、モールドを転動させる等の方法で徐冷
スラグを排出する。排出された徐冷スラグは、用途に必
要な粒度まで破枠される。徐冷スラグを排出した後のス
ラグ溜め容器30は再びP1の位置の手前に準備され
る。
【0026】
【実施例】以下に、具体的な実施例をあげる。
【0027】(1)処理物:都市ゴミ焼却灰 (2)溶融炉:スラグ排出型ロータリキルン(Φ1.2
m(内径)×7m(長さ)) (3)スラグ排出量:約400kg/h (4)冷却速度:1200℃〜700℃の温度間を毎分
0.5℃で冷却する (5)結果は前出の表1(a)に示される通りである。
【0028】表1(a)より、本発明により得られる徐
冷スラグは、アスファルト舗装の表層材、上層路盤材、
下層路盤材、道路用砕石、コンクリート用砕石、細砂の
全ての規格を満足している。
【0029】以上のように、本発明においては、加熱源
を別途設けることなく、ロータリーキルンで廃棄物を溶
融する際のいわば排熱を利用して、溶融スラグの冷却速
度を所定の範囲内に保持することによって、スラグ内の
結晶成長を促進し、外観が天然石風で強度の大きい徐冷
スラグを製造することができる。
【0030】勿論、本発明は、産業廃棄物、一般廃棄物
すべての分野において適用可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0032】(1)強度が弱く、また粒径が小さいため
用途が制限される水砕スラグに対して高強度で且つ大粒
径の徐冷スラグが得られる。
【0033】(2)加熱装置を別途設置する必要が無
く、設備コスト、運転コスト共に削減できる。
【0034】(3)(1)、(2)により安価、容易に
徐冷スラグ生成が可能になり、利用用途拡大と共に、ス
ラグ排出型ロータリキルンの付加価値の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロータリーキルンシステムにおけ
るロータリーキルンの一部と二次燃焼室の構造を示した
断面図である。
【図2】図1に示された構造を、ロータリーキルンの排
出口側から見た断面図である。
【図3】従来のロータリーキルンシステムにおけるロー
タリーキルンの一部と二次燃焼室の構造を示した断面図
である。
【符号の説明】
10、100 ロータリーキルン 11、101 排出口 12 出口室 13 シール機構 20 溶融スラグ 30 スラグ溜め容器 40 二次燃焼室 41 熱交換器 42 ダスト溜め部 200 二次燃焼塔 205 スラグ排出ダクト 210 ガスダクト 220 二次燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−329423(JP,A) 特開 平10−324546(JP,A) 特開 平3−267187(JP,A) 特開2000−351979(JP,A) 特開2001−226719(JP,A) 特開2000−266470(JP,A) 特開2001−99572(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27D 15/02 F23J 1/02 F23J 1/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリーキルン内において廃棄物を溶
    融処理して生成される溶融スラグをロータリーキルンの
    排出口から排出し、排出された溶融スラグを徐冷して徐
    冷スラグを得る徐冷スラグの製造方法において、 該ロータリーキルンの排出口の周囲に該排出口より大き
    な空間を規定する出口室を形成し、 該出口室はその下部に開口を有して、該開口直下に置か
    れた可動のスラグ溜め容器に前記溶融スラグが排出さ
    れ、 該スラグ溜め容器を前記開口直下に置く時間を調整し
    て、該スラグ溜め容器に排出された溶融スラグを外部か
    らの熱量によらず、前記出口室の内壁面からの輻射、前
    記排出口から排出される排ガスの輻射及び排出された溶
    融スラグの熱量で該溶融スラグの冷却速度を結晶化速度
    の範囲に保持することにより高強度の徐冷スラグを製造
    することを特徴とする徐冷スラグの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の徐冷スラグの製造方法
    において、前記スラグ溜め容器の容量が前記排出口から
    排出される溶融スラグの2時間分以上であることを特徴
    とする徐冷スラグの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2に記載の徐冷スラグ
    の製造方法において、前記ロータリーキルンは、前記排
    出口からの排ガスを処理する二次燃焼室と共にロータリ
    ーキルンシステムを構成しており、前記二次燃焼室は、
    前記ロータリーキルンの前記排出口の延長線上から外れ
    た、前記出口室の側方位置において前記排ガスを受け入
    れ可能に連結されていることを特徴とする徐冷スラグの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 ロータリーキルン内において廃棄物を溶
    融処理して生成される溶融スラグをロータリーキルンの
    排出口から下方に排出し、前記排出口から排出される排
    ガスは二次燃焼室に導入するように構成されたロータリ
    ーキルンシステムにおいて、 前記ロータリーキルンの排出口の周囲に該排出口より大
    きな空間を規定する出口室を形成し、 該出口室はその下部に開口を有して、該開口直下の保温
    ゾーンに置かれた可動のスラグ溜め容器に前記溶融スラ
    グが排出されるように構成されており、 前記スラグ溜め容器を前記開口直下に置く時間を調整し
    て、該スラグ溜め容器に排出された溶融スラグを外部か
    らの熱量によらず、前記出口室の内壁面からの輻射、前
    記排出口から排出される排ガスの輻射及び排出された溶
    融スラグの熱量で該溶融スラグの冷却速度を結晶化速度
    の範囲に保持することにより高強度の徐冷スラグを製造
    することができるようにしたことを特徴とするロータリ
    ーキルンシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のロータリーキルンシス
    テムにおいて、前記保温ゾーン内にある前記スラグ溜め
    容器は、シール機構により大気からシールされるように
    構成されていることを特徴とするロータリーキルンシス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項4あるいは5に記載のロータリー
    キルンシステムにおいて、前記二次燃焼室は、前記ロー
    タリーキルンの前記排出口の延長線上から外れた、前記
    出口室の側方位置において前記排ガスを受け入れ可能に
    連結されていることを特徴とするロータリーキルンシス
    テム。
JP2000048541A 2000-02-25 2000-02-25 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム Expired - Fee Related JP3458331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048541A JP3458331B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000048541A JP3458331B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001241861A JP2001241861A (ja) 2001-09-07
JP3458331B2 true JP3458331B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18570617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000048541A Expired - Fee Related JP3458331B2 (ja) 2000-02-25 2000-02-25 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3458331B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115231316B (zh) * 2022-09-22 2022-12-20 山东大学 基于废气携废渣激冷钢渣的流态化粉料供送系统及方法
CN115747392A (zh) * 2022-11-16 2023-03-07 中冶南方都市环保工程技术股份有限公司 回转窑窑渣处理系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001241861A (ja) 2001-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100252722B1 (ko) 용광로슬래그를사용하여시멘트클링커를제조하는방법및장치
EP0626349B1 (en) Apparatus for making crystallized glass
JP3458331B2 (ja) 徐冷スラグの製造方法及びそのためのロータリーキルンシステム
CN106277886A (zh) 一种粉煤灰熔融资源化利用的方法
JP3135046B2 (ja) 焼却灰溶融スラグからの人工砂利製造方法および装置
JPH10167783A (ja) 焼却灰からのコンクリート用人工骨材の製造法および製造装置
JP3628556B2 (ja) ガラス発泡体の製造方法とこの製造方法に使用する製造装置
JP3695504B2 (ja) 溶融スラグの結晶化物製造装置
JP2905953B2 (ja) 多孔質スラグの製造法
JPH11139854A (ja) モルタル・コンクリート用混和材及びモルタル・コンク リート組成物
JP2000000769A (ja) 研掃材および研掃材の製造法
JP3624033B2 (ja) 人工軽量骨材
JP6672052B2 (ja) 溶融製品の製造方法
JP7095674B2 (ja) コンクリートの製造方法
JPH09156991A (ja) 焼却灰溶融スラグからの人工岩石合成処理法および装置
JP3508071B2 (ja) コンクリート用粒状人工骨材の製造法および製造装置
JP3508072B2 (ja) コンクリート用塊状人工骨材の製造法および製造装置
JP2963274B2 (ja) 廃棄物溶融炉から抽出した溶融物の冷却方法
JPS621344B2 (ja)
JPH09194240A (ja) 焼却灰溶融スラグからの人工岩石合成処理法
JPH0717757A (ja) 焼却灰を用いた焼結物の製造方法
JP3670848B2 (ja) 結晶化スラグの製造方法
JP2004216243A (ja) 塩基度調整として貝殻を使用する廃棄物の溶融処理方法および装置
KR101625138B1 (ko) 로타리 킬른의 폐열을 이용한 슬래그 응집제 제조 장치
JP2003212640A (ja) 無機系発泡体、無機系発泡体組成物及び無機系発泡体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees