JP2859703B2 - 開孔シートの製造方法及びその装置並びに開孔シート - Google Patents

開孔シートの製造方法及びその装置並びに開孔シート

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、衛生用ナプキン、オムツ等の如く肌に直接
接触する最表面材の性能と風合いを維持し、また、吸収
された血液や尿を流出させずに、液透過性の優れた開孔
シートの製造方法及びその装置並びに開孔シートに関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、衛生用ナプキン、オムツのうち肌に直接接触す
る表面材としては、乾式または湿式法により化学繊維や
天然繊維を交絡させた、いわゆる不織布を主として使用
している。
また、最近では、プラスチックフィルムに開孔部を設
けた開孔フィルムを表面材として使用した衛生用ナプキ
ン、オムツが提案され、衛生用ナプキン、オムツの装着
時に、開孔フィルムの開孔部を通して血液や尿を吸収さ
せるようにしたものである(特公昭57−17081号公報、
特開昭60−68928号公報等)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の不織布の如き繊維の集合体を衛
生用ナプキン、オムツの表面材として使用した場合に
は、衛生用ナプキン、オムツの着用時に不織布の繊維間
に形成された空間に吸収された血液、尿が残留し、着用
時に不織布が圧縮作用を受けると、空間に残った血液等
が表面に浸出して肌に付着するため、このような衛生用
ナプキン、オムツを着用した場合には、肌におけるべた
つき感等の不快感を伴うことが多い。
その点、上記開孔フィルムを衛生用ナプキン、オムツ
に表面材として使用した場合には、素材そのものに不織
布のような空間がないことから上述の如き現象はない反
面、フィルムの表面に対して垂直線上に開孔部を設けて
いるため、吸収された血液、尿がフィルムの開孔部から
容易に表面に浸出してしまい、素材としてのフィルムの
利点を十分に活用していない憾みがある。このような衛
生用ナプキン、オムツでは、その内部に吸収された血
液、尿が開孔部を介して直接視認されるために着用者に
とって好ましいこととは言い難いものであった。特に、
衛生用ナプキンについては、ウエットバック、カバーリ
ング性等による評価方式が採られているが、開孔フィル
ムを用いた場合であっても上記理由から必ずしも良好な
評価が得られていない。
従って、本発明の目的は、吸収性能が高く、ウエット
バックやカバーリング性を改善した開孔シートの製造方
法及びその装置並びに開孔シートを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、弾性ロールの面上に、引張応力に対する破
断時の限界伸び量の異なる材料からそれぞれなる少なく
とも2つのシート層によって構成された積層シートを載
せ、四角錐台形状又は円錐台形状の凸起部を有する押圧
ロールによって上記積層シートを上記弾性ロールに押圧
して、上記積層シートに凹陥部を発生させると共に該凹
陥部の側壁部における上記積層シートの少なくとも一つ
のシート層を破断開孔させることを特徴とする開孔シー
トの製造方法を提供することにより上記目的を達成した
ものである。
また、本発明は、上記開孔シートの製造方法を実施す
る際に好適に用いられる装置、即ち、引張応力に対する
破断時の限界伸び量の異なる材料からなる少なくとも2
つのシート層によって構成された積層シートに開孔部を
設けるロールユニットを具備した開孔シートの製造装置
であって、上記ロールユニットは、上記積層シートを載
せる弾性ロールと、四角錐台形状又は円錐台形状の凸起
部を表面に多数有する押圧ロールとを備え、上記弾性ロ
ールと上記押圧ロールとの間に上記積層シートを挟んで
これらのロールを回転させ、上記弾性ロールに上記積層
シートを上記四角錐台形状又は円錐台形状の凸起部によ
り押圧して上記積層シートに凹陥部を発生させると共に
上記積層シートの少なくとも一つのシート層を破断開孔
させるようになしてあることを特徴とする開孔シートの
製造装置を併せて提供するものである。
また、本発明は、上記開孔シートの製造装置によって
製造される好ましい開孔シートとして、引張応力に対す
る破断時の限界伸び量の異なる、液不透過性の表面シー
ト層と液透過性の裏面シート層とからなる積層シート
に、多数の凹陥部が形成されており、該凹陥部は、何れ
も四角錐台形状又は円錐台形状の凸起部に対応する形状
で且つ該凹陥部の底壁が該凸起部の頂面に対応する形状
であり、該凹陥部の側壁部上記表面シート層にのみ開孔
が形成されていることを特徴とする開孔シートを提供す
るものである。
〔作用〕
本発明の開孔シートの製造装置を用いた本発明の開孔
シートの製造方法によれば、押圧ロールによって積層シ
ートを弾性ロールの表面に押し付ける間に、押圧ロール
の四角錐台形状又は円錐台形状の凸起部が、圧縮弾性力
のある弾性ロールを弾性変形させながら積層シートと共
に弾性ロールに食い込み積層シートに凹陥部を形成させ
ると共に、凹陥部の側壁部において引張応力に対する破
断時の限界伸び量の小さなシート層を破断して開孔さ
せ、開孔部における破断時の限界伸び量の大きな他のシ
ート層は破断せずに塑性変形させ、その結果、開孔シー
トが製造される。
〔実施例〕 以下、本発明の開孔シートの製造方法の一実施態様
を、本発明の製造装置の一実施例と共に第1図〜第5図
を参照しながら説明する。尚、各図中、第1図は本発明
の開孔シートの製造方法を実施する際に好適に用いられ
る本発明の開孔シートの製造装置の一実施例の概要を示
す構成図、第2図は第1図に示す装置に適用される押圧
ロールを概念的に示す斜視図、第3図及び第4図はそれ
ぞれ第1図に示す装置における押圧ロールが弾性ロール
に食い込んで積層シートに凹陥部及び開孔部を形成する
状態を拡大して示す説明図、第5図は本発明の開孔シー
トの一実施例を示す要部断面図である。
まず、本発明の開孔シートの製造方法に好適に用いら
れる本発明の開孔シートの製造装置の一実施例を第1図
乃至第5図に基づいて説明する。
本実施例装置は、第1図に示す如く、ロールユニット
10から積層シート20′を供給すると、積層シート20′が
位置規制装置30を通過して積層シート20′に横振れのな
い状態で積層シート20′をロールユニット40に引き渡
し、ロールユニット40では積層シート20′が通過すると
その間に第5図に示す多数の凹陥部20A、及び各凹陥部2
0Aの側壁部に開孔部20Bを有する開孔シート20を成形し
てロールユニット40の下流側にある位置規制装置50へ引
き渡し、更に位置規制装置50から開孔シート20を次工程
へ引き渡すように構成されている。尚、第1図におい
て、60はロールユニット40に加圧力を付与する加圧装置
である。
次に、本実施例装置の要部をなすロールユニット40に
ついて説明すると、該ロールユニット40は、上述の如く
積層シート20′から開孔シート20を作る装置で、押圧ロ
ール41及び弾性ロール42を備えて構成されている。
即ち、ロールユニット40に配設された押圧ロール41
は、第3図に示す如く、ロールの表面に多数の凸起部41
Aを有している。各凸起部41Aは、押圧ロール41の周方向
及び軸方向にそれぞれ所定間隔をもってロールの表面に
縦横に規則正しく配列されている。そして、各凸起部41
Aは、略正方形の頂面41aと4つの壁面41bとを有し、相
対向する各壁面41b、41bは頂面41aにおける間隔よりも
それらのロールの表面41cにおける間隔の方が大きくな
るようにそれぞれ僅かに傾斜した略四角錐台形状を呈し
ている。また、各凸起部41Aは、高さが0.5〜2.0mm、互
いに隣接する凸起部41A、41Aの基部間の距離が、軸方向
において0.5〜1.5mm、周方向において0.5〜1.5mmにする
のが好ましい。一方、上記押圧ロール41に接触する弾性
ロール42は、表面が圧縮弾性力のある弾性体によってロ
ール状に形成されている。従って、上記押圧ロール41が
積層シート20′を挟んだ状態で上記弾性ロール42に接触
すると、上記各凸起部41Aが弾性ロール42の弾性力に抗
して第3図、第4図に示すように積層シート20′を変形
させながら、弾性ロール42に徐々に食い込むように構成
されている。この際、上記押圧ロール41の凸起部41Aと
弾性ロール42によって積層シート20′から開孔シート20
を確実に成形するには、凸起部41Aは、頂面41aと壁面41
bとの成す角θが90゜以上であることが好ましく、ま
た、上記弾性ロール42は、その表面がゴム・コットン・
樹脂によって形成され且つその表面硬度が環境温度20℃
下で測定したゴム硬さHs(JIS C)で5〜70度であるこ
とが好ましい。また、成形する際における加圧装置60に
よって両ロール41、42間に付与される加圧力は、線圧換
算値で15kg/cm以上あることが好ましく、20kg/cm〜80kg
/cmあることがより好ましい。
次に、上記開孔シートの製造装置を用いた本発明方法
の好ましい一実施態様について説明する。
まず、押圧ロール41と弾性ロール42の間に、引張応力
に対する破断時の限界伸び量の異なる材料から積層シー
ト20′が差し掛かると、押圧ロール41と弾性ロール42と
で積層シート20′を挟んだ状態で押圧ロール41の凸起部
41Aが弾性ロール42を弾性変形させながら弾性ロール42
に徐々に食い込む。これに伴って積層シート20′に凹陥
部20Aが発生すると共に凹陥部20Aの側壁部(シートの流
れ方向の側壁部)における引張応力に対する破断時の限
界伸び量の小さい表面シート層21が破断して開孔し、限
界伸び量の大きい裏面シート層22は破断しない開孔シー
ト20を製造することができる。この開孔シート20におけ
る凹陥部20A及び開孔部20Bの成形過程を第3図、第4図
に基づいて更に詳述すると、加圧装置60によって押圧ロ
ール41と弾性ロール42間に押し付け力を付与すると、押
圧ロール41の凸起部41Aが積層シート20′を介して弾性
ロール42に徐々に食い込む。この初期の状態では第3図
に示す如く上記凸起部41Aの肩部41dと弾性ロール42の一
部とで積層シート20′を挟むことによって積層シート2
0′を線状の固定部20′aとして固定する一方、積層シ
ート20′と弾性ロール42との間の接触摩擦によって積層
シート20′を固定部20′bとして弾性ロール42に略固定
する。両ロール41、42の回転に伴って上記凸起部41Aが
更に弾性ロール42に第4図に示すように食い込むと、固
定部20′aと固定部20′bとの間の距離が徐々に長くな
り、これら両者20′a、20′b間の非固定区域20′cに
おける積層シート20′に凸起部41Aの壁面41bの高さ方向
に沿った引張応力が加わり、非固定区域20′cを延伸す
る。この延伸によって非固定区域20′cの伸び量が材料
の伸び限界値を超えると非固定区域20′cで凸起部41A
の壁面41bに沿って第4図に示すように破断する。即
ち、引張応力に対する破断時の限界伸び量の小さい表面
シート層21は、凹陥部20Aの側壁部が第4図に示すよう
に破断して当該部に開孔部20Bが形成され、また、その
限界伸び量の大きい裏面シート層22は第4図に示すよう
に破断せず表面シート層21の開孔部20Bを閉塞した開孔
シート20が製造される。破断開孔した表面シート層21に
用いられる材料としては、引張応力に対する破断時の限
界伸び量が50〜150%のものが好ましく、破断開孔しな
い裏面シート層22に用いられる材料としては、その限界
伸び量が200〜500%のものが好ましい。このような表面
シート層21に用いられる材料としては、例えば、PE、PP
等の樹脂フィルムが挙げられ、破断開孔しない裏面シー
ト層22に用いられる材料としては、例えば、不織布及び
繊維集合体等の吸収性ウェブが挙げられる。そして、両
ロール41、42が更に回転して接触部位が非接触状態にな
ると、弾性ロール42がその弾性力によって凸起部41Aに
対応した凹部42Aが復元されて元のロール状になる。こ
のようにして開孔シート20を製造するとロールユニット
40の下流側にある位置規制装置50を経由して次工程へと
開孔シート20を引き渡す。尚、この際、押圧ロール41と
弾性ロール42の位置関係は逆の関係にしていてもよい。
従って、本実施例装置を用いた本発明方法の好ましい
一実施態様によれば、開孔シート、特に生理用ナプキ
ン、オムツなどの吸収性物品の表面材として優れた開孔
シートを高速度且つ安価に製造することができる。
また、押圧ロール41及び/または弾性ロール42に熱や
超音波等のエネルギーを付与して熱可溶性素材である積
層シート20′に上述のような機械的な開孔とともに溶融
による開孔を付加してもよく、また、積層シート20′の
各材料間に接着力を付与してもよい。
更にまた、一般的にTダイ法、インフレーション法と
呼ばれている装置によって成形された未だ半溶融状態に
ある熱可塑性樹脂フィルムをシート材料の一部として不
織布等のウェブ上に積層した後、直接、本実施例装置に
かけて開孔シート20を成形することもできる。斯る方法
によって開孔シート20を製造する際に、半溶融状態にあ
る熱可塑性樹脂フィルムをシート材料の一部として不織
布等のウェブ上に積層した後、後工程のロールユニット
40の上流側と下流側でシートの流れ速度を適宜変えるこ
とによって凹陥部20Aの側壁部の破断を大きくすること
ができる。
上述のようにして製造された本実施例の好ましい開孔
シート20は、表面シート層21と裏面シート層22とからな
る二層構造を有し、各シート層21、22は、上述の如くそ
れぞれ引張応力に対する破断時の限界伸び量の異なる材
料によって形成されている。そして、表面シート層21は
液不透過性シートからなり、裏面シート層22は液透過性
シートからなっていることが好ましい。また、表面シー
ト層21は裏面シート層22よりも引張応力に対する破断時
の限界伸び量が小さいシートによって構成されている。
破断開孔した表面シート層21に用いられる材料として
は、引張応力に対する破断時の限界伸び量が50〜150%
のものが好ましく、破断開孔しない裏面シート層22に用
いられる材料としては、その限界伸び量が200〜500%の
ものが好ましい。このような表面シート層21に用いられ
る材料としては、例えば、PE、PP等の樹脂フィルムが挙
げられ、破断開孔しない裏面シート層22に用いられる材
料としては、例えば、不織布等の吸収性ウェブが挙げら
れる。また、シート材料の破断時の限界伸び量を、例え
ば、シート材料を延伸等することによって、シート材料
の流れ方向とその流れに垂直な方向とで異なる引張強度
を適宜調節して付与することにより、同一材料を用いて
も一つの凹陥部の側壁部で破断した側壁部と破断しない
側壁部を有するように適宜調節することができる。この
ように形成された開孔部20Bを凸起部41Aの進入方向と直
角に測定した時、それぞれの開孔20Bの間の間隔が少な
くとも2mmを超えないことが好ましく、0.5〜1.5mmの範
囲に凹陥部20Aを成形してあることがより好ましい。
尚、各凹陥部20Aの配列状態は前記実施装置における押
圧ロール41の凸起部41Aの配列状態を適宜変更すること
によって変更することができる。このような開孔シート
20を衛生ナプキン、オムツ等の吸収性物品の表面材とし
て用いると、液、尿等の体液を凹陥部20Aの側壁部にお
ける表面シート層21の開孔部20Bから当該部の液透過性
の裏面シート22を介して内部へ透過させて吸収体に血
液、尿等の体液を吸収体によって保持する一方、吸収さ
れた血液、尿等の体液は凹陥部20Aの底面及び側壁部に
よって内部が表面シート層21及び裏面シート層22によっ
て遮蔽されているために直接外部から内部が見えず、ま
た、着用時の加圧によって凹陥部20Aが容易に変形し、
これによって自ずと側壁部の開孔部20Bが僅かな細隙を
残す程度まで潰されて、吸収された血液、尿等の体液が
表面に浸出するのを抑制することができる。また、本開
孔シート20は、凹陥部20Aを多数有するため、肌に接触
した時の風合に優れている。
また、本発明の開孔シート20を製造する積層シート2
0′は、引張応力に対する破断時の限界伸び量の異なる
材料を3層以上有するものであってもよく、このような
場合には少なくとも破断開孔するシート層と破断開孔し
ないシート層それぞれの上記限界伸び量は少なくとも上
記のような関係にあれば複数のシート層のいずれかが凹
陥部20Aの側壁部において開孔した開孔シートを得るこ
とができる。
本発明の開孔シートにおける開孔部は、凹陥部のいず
れの側壁部に形成されたものであってもよい。
〔発明の効果〕
本発明の開孔シートの製造装置を用いた本発明の開孔
シートの製造方法によれば、吸収性能を維持しつつ、ウ
エットバックやカバーリング性を改善した開孔シート、
特に生理用ナプキンに好適な開孔シートを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の開孔シートの製造方法を実施する際に
好適に用いられる本発明の開孔シートの製造装置の一実
施例の概要を示す構成図、第2図は第1図に示す装置に
適用される押圧ロールを概念的に示す斜視図、第3図及
び第4図はそれぞれ第1図に示す装置における押圧ロー
ルが弾性ロールに食い込んで積層シートに凹陥部及び開
孔部を形成する状態を拡大して示す説明図、第5図は本
発明の開孔シートの一実施例を示す要部断面図である。 20′;積層シート、20;開孔シート 20A;凹陥部、20B;開孔部 21、22;シート層 41;押圧ロール 41A;凸起部 42;弾性ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−170565(JP,A) 特開 昭53−114861(JP,A) 特開 昭62−53820(JP,A) 特開 昭61−655(JP,A) 特開 昭64−77669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 59/00 - 59/04 B32B 1/00 - 35/00 A41B 13/00 - 13/10 A61F 13/16 - 13/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性ロールの面上に、引張応力に対する破
    断時の限界伸び量の異なる材料からそれぞれなる少なく
    とも2つのシート層によって構成された積層シートを載
    せ、四角錐台形状又は円錐台形状の凸起部を表面に多数
    有する押圧ロールによって上記積層シートを上記弾性ロ
    ールに押圧して、上記積層シートに凹陥部を発生させる
    と共に該凹陥部の側壁部における上記積層シートの少な
    くとも一つのシート層を破断開孔させることを特徴とす
    る開孔シートの製造方法。
  2. 【請求項2】上記積層シートが液不透過性の表面シート
    層と引張応力に対する破断時の限界伸び量が表面シート
    層よりも大きい液透過性の裏面シート層とからなり、上
    記表面シート層を破断開孔させる、請求項(1)記載の
    開孔シートの製造方法。
  3. 【請求項3】引張応力に対する破断時の限界伸び量の異
    なる材料からなる少なくとも2つのシート層によって構
    成された積層シートに開孔部を設けるロールユニットを
    具備した開孔シートの製造装置であって、上記ロールユ
    ニットは、上記積層シートを載せる弾性ロールと、四角
    錐台形状又は円錐台形状の凸起部を表面に多数有する押
    圧ロールとを備え、上記弾性ロールと上記押圧ロールと
    の間に上記積層シートを挟んでこれらのロールを回転さ
    せ、上記弾性ロールに上記積層シートを上記四角錐台形
    状又は円錐台形状の凸起部により押圧して上記積層シー
    トに凹陥部を発生させると共に上記積層シートの少なく
    とも一つのシート層を破断開孔させるようになしてある
    ことを特徴とする開孔シートの製造装置。
  4. 【請求項4】引張応力に対する破断時の限界伸び量の異
    なる、液不透過性の表面シート層と液透過性の裏面シー
    ト層とからなる積層シートに、多数の凹陥部が形成され
    ており、該凹陥部は、何れも四角錐台形状又は円錐台形
    状の凸起部に対応する形状で且つ該凹陥部の底壁が該凸
    起部の頂面に対応する形状であり、該凹陥部の側壁部に
    おける上記表面シート層にのみ開孔が形成されているこ
    とを特徴とする開孔シート。
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