JP2859658B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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【発明の詳細な説明】 [目次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術・・第6図〜第9図 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 第1実施例・・第1図〜第4図 (1)構成 (2)動作 (3)効果 第2実施例・・第5図 発明の効果 [概要] EPROM、EEPROM等、不揮発性半導体記憶装置のうち、
データの読み出しに関して、リファレンス方式を採用す
る不揮発性半導体記憶装置に関し、 メモリ回路部とリファレンス回路部との対称化を図
り、メモリ回路部の寄生容量とリファレンス回路部の寄
生容量との差を殆ど同一にして、差動増幅器の一方及び
他方の入力端子に入力されてしまうノイズのレベル差を
殆どなくし、高速化を図ることができるようにすること
を目的とし、 メモリ回路部と、リファレンス回路部とは、データの
読み出し時、差動増幅器から見て対称的な回路となるよ
うに構成し、リファレンス・セル・トランジスタは、真
正のチャネル領域とダミーのチャネル領域とを設けて構
成し、前記リファレンス・セル・トランジスタのコント
ロール・ゲートとフローティング・ゲートとの容量結合
比を前記メモリ・セル・トランジスタの容量結合比より
も小さくし、前記リファレンス・セル・トランジスタの
ドレイン電流が前記メモリ・セル・トランジスタのドレ
イン電流の略1/2となるように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、EPROM、EEPROM等、不揮発性半導体記憶装
置のうち、データの読み出しに関して、リファレンス方
式を採用する不揮発性半導体記憶装置、即ち、メモリ・
セル・トランジスタを設けてなるメモリ回路部と、リフ
ァレンス・セル・トランジスタを設けてなるリファレン
ス回路部と、前記メモリ・セル・トランジスタの出力を
前記リファレンス・セル・トランジスタの出力と比較す
ることにより、前記メモリ・セル・トランジスタの記憶
内容を出力するようになされた差動増幅器とを具備して
なる不揮発性半導体記憶装置に関する。
一般に、不揮発性半導体記憶装置においては、リファ
レンス方式を採用することによって、その高速化を図る
ことができるが、差動増幅器に対するノイズの影響を低
減化することによって、更にその高速化を図ることが可
能となる。
[従来の技術] 従来、リファレンス方式を採用する不揮発性半導体記
憶装置として第6図にその要部を示すようなものが提案
されている。
この不揮発性半導体記憶装置はEPROMの例であって、
メモリ回路部1のほか、リファレンス回路部2と、差動
増幅器3とを設け、差動増幅器3において、メモリ回路
部1の出力電圧VMEMをリファレンス回路部2の出力電圧
VREFと比較することにより、データの読み出しを行うと
するものである。
ここに、メモリ回路部1は、電源電圧VCC、例えば5
[V]が供給される電源線11、負荷用のnチャネルMOS
トランジスタ(以下、nMOSという)12、ビット線バイア
ス用のnMOS13、センス線SL、ビット線選択用のnMOS140
〜14m、ビット線BL0〜BLm、ワード線WL0〜WLn、メモリ
・セル・トランジスタをなすEPROMセル1500〜15nmを設
けて構成されている。
nMOS12はデプリーション形のnMOSであって、そのドレ
インは電源線11に接続され、そのゲート及びソースは共
通接続され、その共通接続点(以下、ノードNMEMとい
う)は差動増幅器3の一方の入力端子31(反転入力端子
)及びnMOS13のドレインに接続されている。
また、nMOS13、140〜14mはエンハンスメント形のnMOS
であって、特にnMOS140〜14mは同一サイズ、同一特性と
されている。ここに、nMOS13はそのソースをセンス線SL
を介してnMOS140〜14mのドレインに接続され、nMOS1
40、141・・・14mは、それぞれそのソースをビット線BL
0、BL1・・・BLmを介して第1例のEPROMセル1500〜15n0
のドレイン、第2列のEPROMセル1501〜15n1のドレイ
ン、・・・第m列のEROMセル150m〜15nmのドレインに接
続されている。
また、第1行のEPROMセル1500〜150m、第2行のEPROM
セル1510〜151m、・・・第n行のEPROMセル15n0〜15nm
は、それぞれそのコントロールゲートをワード線WL0、W
L1・・・WLnに接続されており、また、すべてのEPROMセ
ル1500〜15nmはそのソースを接地されている。
なお、EPROMセル1500〜15nmはすべて同一サイズに形
成されているが、これらEPROMセル1500〜15nmについ
て、EPROMセル1500を代表して示せば、第7図及び第8
図に、それぞれその平面図及び断面図を示すように構成
されている。ここに、16はp型シリコン基板、17はフィ
ールド酸化膜、1500Cはチャネル領域、18及び19はSiO2
膜、1500FGはフローティング・ゲート、1500CGはワード
線WL0中、コントロール・ゲートをなす部分、1500Dはド
レイン領域、1500Sはソース領域である。
また、このEPROMセル1500は、そのチャネル幅Wを1.5
μm、チャネル長Lを1.0μm、フローティング・ゲー
ト1500FQのチャネル領域1500Cからの張り出し長Aを0.6
μm、コントロール・ゲート1500CGとフローティング・
ゲート1500FGとの間の酸化膜圧tCF及びフローティング
・ゲート1500FGとチャネル領域1500Cとの間の酸化膜圧t
FSを共に300Åとされている。
ここに、コントロール・ゲート1500CGと、フローティ
ング・ゲート1500FGとの間の容量CCFは、 となり、フローティング・ゲート1500FGとチャネル領域
1500Cとの間の容量CFSは、 となる。但し、εSiO2はSiO2膜18、19の比誘電率、ε
は真空の誘電率である。
また、フローティング・ゲート1500FGの電圧VFGは、
コントロール・ゲート1500CGの電圧をVCG、フローティ
ング・ゲート1500FG中の電荷をQFGとすれば、 となる。したがって、フローティング・ゲート1500FG
に電荷がなければ、 となる。この式に式、式を代入すると、 となる。そこで、この式に、W=1.5μm、A=0.6μ
mを代入すると、 VFG=0.64・VCG …… となる。したがって、VCG=5[V]の場合には、V
FGは、 VFG=3.2[V] となる。
このように構成されたメモリ回路部1においては、nM
OS13のゲートにVBIAS、例えば2.5[V]が供給され、ビ
ット線BL0〜BLm、即ち、EPROMセル1500〜15nmのドレイ
ンは1[V]程度にバイアスされる。これは、EPROMセ
ル1500〜15nmのドレイン電圧をあまりに高くすると、デ
ータの読み出し中に、いわゆるソフト・ライト現象によ
って書き込みが行われてしまうので、これを防止する趣
旨である。
また、ワード線WL0〜WLnには、それぞれワード線選択
信号X0〜Xnが供給されて、行の選択が行われるととも
に、nMOS140〜14mのゲートには、それぞれビット線選択
信号Y0〜Ymが供給されて、列の選択が行われる。これら
ワード線選択信号X0〜Xn及びビット線選択信号Y0〜Ym
ともに、選択時、電源電圧VCC、即ち、5[V]、非選
択時、接地電圧VSS、即ち、0[V]である。
ここに、データの読み出し時、選択されたEPROMセル1
500、1501・・又は15nmがオン状態、即ち、論理「1」
を記憶している場合には、この選択されたEPROMセル15
00、1501・・・又は15nmにドレイン電流が流れる。逆
に、選択されたEPROMセル1500、1501・・・又は15nm
オフ状態、即ち、論理「0」を記憶している場合には、
この選択されたEPROMセル1500、1501・・・又は15nm
はドレイン電流が流れない。ここに、nMOS12、13、選択
されたnMOS140、141・・・又は14m及びEPROMセル1500
1501・・・又は15nmによって電流−電圧変換回路が構成
されるので、ドレイン電流の有無は、ノードNMEMの電圧
VMEMの変化として現れる。
ここに、第9図は、ドレイン・バイアスVDSが1
[V]の場合におけるEPROMセル1500〜15nmのIDS−VFG
特性を示しており、このEPROMにおいては、オン状態
時、前述したようにVFG=3.2[V]となるから、IDS=6
0[μA]となる。
他方、リファレンス回路部2は、電源電圧VCCが供給
される電源線21、負荷用のnMOS22、23、ビット線バイア
ス用のnMOS24、リファレンス・センス線RSL、リファレ
ンス・ビット線選択用のnMOS250〜25m(但し、nMOS250
〜25m-1はダミー用のnMOSである)、リファレンス・ビ
ット線RBL、リファレンス・セル・トランジスタをなすE
PROMセル260〜26nを設けて構成されている。
ここに、nMOS22、23はnMOS12と同一サイズ、同一特性
のデプリーション形のnMOSであって、これらnMOS22、23
は並列接続されている。即ち、それぞれのドレインは電
源線21に接続され、そのゲート及びドレインは共通接続
され、その共通接続点(以下、ノードNREFという)は差
動増幅器3の他方の入力端子32(非反転入力端子)及
びnMOS24のドレインに接続されている。
また、nMOS24はnMOS13と同一サイズ、同一特性のエン
ハンスメント形のnMOSであり、そのソースはリファレン
ス・センス線RSLを介してnMOS250〜25mのドレインに接
続されている。これらnMOS250〜25mはnMOS140〜14mと同
一サイズ、同一特性のエンハンスメント形のnMOSであ
る。
これらnMOS250〜25mのうち、特に、nMOS250〜25
m-1は、そのソースを接地されており、そのゲートには
0[V]が供給され、常にオフ状態となるようにされて
いる。これに対し、nMOS25mは、そのソースをリファレ
ンス・ビット線RBLを介してEPROMセル260〜26nのドレイ
ンに接続されており、そのゲートには5[V]が供給さ
れ、常にオン状態となるようにされている。
なお、nMOS24のゲートにはnMOS13の場合と同様にV
BIAS、例えば2.5[V]が供給され、リファレンス・ビ
ット線RBL、即ち、EPROMセル260〜26nのドレインは1
[V]程度にバイアスされる。
また、EPROMセル260〜26nは、EPROMセル1500〜15nm
同一サイズ、同一特性を有するEPROMセルであって、そ
れぞれそのゲートをワード線WL0〜WLnに接続され、その
ソースを接地されている。なお、これらEPROMセル260
26nは、そのフローティングゲートに電子を注入されて
おらず、コントロールゲートに電源電圧VCCが供給され
た場合、オン状態となり、メモリ回路部1のEPROMセル1
500〜15nmのいずれかがオン状態とされた場合に流れる
ドレイン電流と同一量のドレイン電流が流れるように構
成されている。
このように構成されたリファレンス回路部2において
は、nMOS22、23、nMOS24及びEPROMセル260、261・・又
は26nによって、電流−電圧変換回路が構成されるが、n
MOS22、23は並列接続され、その負荷抵抗の値がメモリ
回路部1の負荷抵抗の値の1/2となるように構成されて
いるので、ノードNREFの電圧VREFは、ノードNMEMの電圧
VMEMの最大値と最小値の中間値に設定される。かかるEP
ROMは、この電圧VREFを基準電圧として使用するもので
ある。
なお、差動増幅器3は、ノードNMEMをその一方の入力
端子31(反転入力端子)に接続され、ノードNREFを他
方の入力端子32(非反転入力端子)に接続されている
ので、VMEM>VREFのときは、その出力端子33ローレベル
“L"(接地電圧0[V])を出力し、VMEM<VREFのとき
は、ハイレベル“H"(電源電圧VCC)を出力する。この
場合、VMEMとVREFとの電圧差は50[mV]程度あれば足
り、メモリ回路部1の出力電圧をハイレベル“H"(電源
電圧VCC)ないしローレベル“L"(接地電圧0[V])
にする必要はない。換言すれば、ノードNMEMに僅か100
[mV]の電圧変化があれば、データの読み出しを行うこ
とができる。
したがって、リファレンス方式を採用するEPROMにお
いては、アクセス時間の短縮化を図ることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、かかるリファレンス方式を採用するEPROM
においては、VMEMとVREFとの電圧差が50[mV]よりも小
さい場合であっても、差動増幅器3がその差を検出でき
れば、その動作を従来以上に高速化することが可能とな
る。
しかしながら、第6図従来例のEPROMにおいては、デ
ータの読み出し時、メモリ回路部1とリファレンス回路
部2とは、非対称的な回路構成となってしまい、差動増
幅器3の一方の入力端子31からメモリ回路部1をみた場
合の寄生容量と、差動増幅器3の他方の入力端子32から
リファレンス回路部2をみた場合の寄生容量に差が生じ
てしまう。このため、例えば出力回路(図示せず)から
発生するノイズが差動増幅器3の一方及び他方の入力端
子31及び32に入力されてしまう場合に、そのレベルに差
が生じてしまう。この結果、VMEMとVREFとの電圧差を例
えば50[mV]よりも小さくし、高速化を図ろうとする
と、ノイズの影響を受け易くなり、誤読み出しを行うよ
うになるので、この点を改善しない限り、高速化を図る
ことができないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、メモリ回路部とリファレ
ンス回路部との対称化を図り、データの読み出し時、差
動増幅器から見たメモリ回路部の寄生容量とリファレン
ス回路部の寄生容量とを殆ど同一にして差動増幅器の一
方及び他方の入力端子に入力されてしまうノイズのレベ
ル差を殆どなくし、高速化を図ることができるようにし
たリファレンス方式を採用する不揮発性半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、メモリ・セル・
トランジスタを設けてなるメモリ回路部と、リファレン
ス・セル・トランジスタを設けてなるリファレンス回路
部と、前記メモリ・セル・トランジスタの出力を前記リ
ファレンス・セル・トランジスタの出力と比較すること
により、前記メモリ・セル・トランジスタの記憶内容を
出力するようになされた差動増幅器とを具備してなる不
揮発性半導体記憶装置において、メモリ回路部と、リフ
ァレンス回路部とは、データの読み出し時、差動増幅器
から見て対称的な回路となるように構成し、前記リファ
レンス・セル・トランジスタは、真正のチャネル領域と
ダミーのチャネル領域とを設けて構成し、前記リファレ
ンス・セル・トランジスタの容量結合比: (但し、CCFはコントロール・ゲートとフローティング
・ゲートとの間の容量、CFSは前記フローティング・ゲ
ートと基板との間の容量である)を前記メモリ・セル・
トランジスタの容量結合比よりも小さくし、前記リファ
レンス・セル・トランジスタのドレイン電流が前記メモ
リ・セル・トランジスタのドレイン電流の略1/2となる
ようにしたものである。
[作用] 本発明においては、リファレンス・セル・トランジス
タは、そのドレイン電流がメモリ・セル・トランジスタ
のドレイン電流の略1/2となるように構成されるので、
リファレンス回路部の負荷抵抗の値をメモリ回路部の負
荷抵抗の値に一致させることによって基準電圧を生成す
ることが可能となる。即ち、負荷抵抗を構成するトラン
ジスタとして同数、かつ、同一サイズ、同一特性のトラ
ンジスタをリファレンス回路及びメモリ回路部に設ける
ことが可能となる。
また、本発明においては、リファレンス・セル・トラ
ンジスタにダミーのチャネル領域を設けることによっ
て、その容量結合比を小さくしているので、リファレン
ス・ビット線の寄生容量には何ら影響を与えない。即
ち、データの読み出し時、差動増幅器から見たリファレ
ンス・セル・トランジスタの寄生容量とメモリ・セル・
トランジスタの寄生容量とを殆ど同一にすることができ
る。
そして、本発明によれば、メモリ回路部と、リファレ
ンス回路部とは、データの読み出し時、差動増幅器から
見て対称的な回路となるように構成されるので、データ
の読み出し時、差動増幅器から見たメモリ回路部の寄生
容量とリファレンス回路部の寄生容量とを殆ど同一に
し、差動増幅器の一方及び他方の入力端子に入力されて
しまうノイズのレベル差を殆どなくすことができる。
[実施例] 以下、第1図ないし第5図を参照して、本発明の第1
実施例及び第2実施例につき説明する。
なお、これら第1実施例及び第2実施例は、第6図従
来例と同様に、本発明をEPROMに適用した場合である。
そこで、第1図及び第5図において第6図に対応する部
分に同一符号を付し、その重複説明は省略する。
第1実施例 (1)構成 第1図は第1実施例の要部を示す回路図であり、かか
る第1実施例はメモリ回路部1、リファレンス回路部4
及び差動増幅器3を設けて構成されており、構成上、第
6図従来例のEPROMと異なる部分は、リファレンス回路
部4の部分である。
ここに、リファレンス回路部4は、電源線21、負荷用
のnMOS22、リファレンス・ビット線バイアス用のnMOS2
4、リファレンス・センス線RSL、リファレンス・ビット
線選択用のnMOS250〜25m、リファレンス・ビット線RB
L、リファレンス・セル・トランジスタをなすEPROMセル
410〜41nを設けて構成されており、このリファレンス回
路部4において、第6図従来例と異なる部分は、負荷用
のnMOS22及びEPROMセル410〜41nの部分である。
即ち、本実施例においては、負荷用のnMOSとしては、
メモリ回路部1のnMOS12と同一サイズ、同一特性の1個
のnMOS22のみが設けられ、その負荷抵抗の値は、メモリ
回路部1の負荷抵抗の値と同一とされている。
また、EPROMセル410〜41nは第2図に平面図を示すよ
うに構成されている。ここに、410C〜413C、410DC〜41
3DC、410FG〜413FG、410CG〜413CGは、それぞれEPROMセ
ル410、411、412、413の真正のチャネル領域、ダミーの
チャネル領域、フローティング・ゲート、コントロール
・ゲート、42はドレイン領域、43はソース領域、44はコ
ンタクトホールである。
また、EPROMセル410〜41nはすべて同一サイズに形成
されている。そこで、これらEPROMセル410〜41nにつきE
PROMセル410を代表して詳しく述べれば、EPROMセル410
は第3図及び第4図にそれぞれその平面図及び断面図を
示すように構成されている。なお、45、46はSiO2膜、41
0Dはドレイン領域、410Sはソース領域、47、48はN+拡散
層である。
また、このEPROMセル410は、その真正及びダミーのチ
ャネル領域410C及び410DCのチャネル幅Wを1.5μm、真
正のチャネル領域410Cのチャネル長Lを1.0μm、ダミ
ーのチャネル領域410DCのチャネル幅Xを40μm、フロ
ーティング・ゲート410FGの、真正及びダミーのチャネ
ル領域410C及び410DCからの張り出し長Aを0.6μm、真
正のチャネル領域410Cとダミーのチャネル領域410CD
の間隔Bを2.8μm、コントロール・ゲート410CGとフロ
ーティング・ゲート410FGとの間の酸化膜圧tCF及びフロ
ーティング・ゲート410FGとチャネル領域410Cとの間の
酸化膜圧tFSを共に300Åとされている。
(2)動作 まず、EPROMセル410〜41nについてコントロール・ゲ
ートとフローティング・ゲートとの間の容量CCFは、 となる。また、フローティング・ゲートと基板との間の
容量CFSは、 となる。ここに、式及び式を式に代入すると、 となる。そこで、この式にW=1.5μm、A=0.6μ
m、B=2.8μm、X=40μmを代入すると、 VFG=0.52VCG となる。即ち、VCG=5[V]であれば、 VFG=2.6[V] となって、EPROMセル410〜41nのドレイン電流IDSは35
[μA]となり、EPROMセル1500〜15nmのドレイン電流
の略1/2となる。
このように、この第1実施例においては、リファレン
ス回路部4の負荷用のnMOSは1個のnMOS22で構成され、
その負荷抵抗値をメモリ回路部1の負荷抵抗値と同一と
されているが、他方において、EPROMセル410〜41nはそ
のドレイン電流がEPROMセル1500〜15nmのドレイン電流
の略1/2となるように構成されているので、ノードNREF
の電圧VREFは第6図従来例の場合と略同一電圧になる。
即ち、ノードNREFの電圧VREFはノードNMEMの電圧VMEM
最大値と最小値の中間値に設定される。したがって、第
6図従来例の場合と同様にメモリ回路部1のEPROMセル1
500〜15nmの記憶データを読み出すことができる。
また、本実施例においては、例えば、nMOS14mがオン
状態とされ、ビット線BLmが選択された場合を考える
と、nMOS140〜14m-1はオフ状態にあるから、メモリ回路
部1とリファレンス回路部4とは、全く対称的な回路と
なる。即ち、負荷用のnMOS12の部分の寄生容量と負荷用
のnMOS22の部分の寄生容量、センス線SLの寄生容量とリ
ファレンス・センス線RSLの寄生容量、ビット線選択用
のnMOS140〜14mの部分の寄生容量とリファレンス・ビッ
ト線選択用のnMOS250〜25mの部分の寄生容量、ビット線
BLmの寄生容量とリファレンス・ビット線RBLの寄生容量
は、すべて同一容量になる。この結果、差動増幅器3の
一方の入力端子31からメモリ回路部1をみた寄生容量
と、差動増幅器3の他方の入力端子32からみたリファレ
ンス回路部4の寄生容量とは略同一となる。他のnMOS14
0〜14m-1が選択された場合についても同様である。した
がって、差動増幅器3の一方の入力端子31(反転入力端
子)に入力されるノイズと、他方の入力端子32(非反
転入力端子)に入力されるノイズとのレベル差は殆ど
なくなり、かかるノイズは差動増幅器3で相殺されてし
まい、EPROMセル1500〜15nmのデータの読み出しには殆
ど影響を与えない。即ち、誤読み出しが防止される。
(3)効果 以上のように、第1実施例においては、差動増幅器3
に対するノイズの影響を大幅に小さくし、ノードNMEM
電圧変化が小さい場合でも、EPROMセル1500〜15nmのデ
ータの読み出しを行うことができるので、第6図従来例
以上の高速化を図ることができるという効果がある。
第2実施例 第5図は本発明の第2実施例の要部を示す平面図であ
り、51はグランド線、5200、5201、5202、5203はメモリ
・セル・トランジスタをなすEPROMセルである。
かかる第2実施例においては、EPROMセル410〜41n
ダミーのチャネル領域410DC〜41nDCをソース領域43のコ
ンタクト部分に設けたので、第1実施例に比較して、メ
モリセルアレイを小さく構成することができるという格
別の効果がある。
なお、上述の実施例においては、本発明をEPROMに適
用した場合につき述べたが、その他、本発明はEEPROM
等、フローティング・ゲートを有する種々の不揮発性半
導体記憶装置に適用することができるものである。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、データの読み出し
時、差動増幅器から見たメモリ回路部の寄生容量とリフ
ァレンス回路部の寄生容量とを殆ど同一にし、差動増幅
器の一方及び他方の入力端子に入力されてしまうノイズ
のレベル差を殆どなくすことができるので、差動増幅器
に対するノイズの影響を小さくし、その高速化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をEPROMに適用した場合の第1実施例の
要部を示す回路図、 第2図は本発明の第1実施例のメモリ回路部及びリファ
レンス回路部の一部を示す平面図、 第3図は本発明の第1実施例のリファレンス・セル・ト
ランジスタをなすEPROMセルを示す平面図、 第4図は第3図のIV−IV′線断面図、 第5図は本発明をEPROMに適用した場合の第2実施例の
要部を示す平面図、 第6図は従来のEPROMの一例の要部を示す回路図、 第7図は本発明の第1実施例のメモリ・セル・トランジ
スタをなすEPROMセルを示す平面図、 第8図は第7図のVIII−VIII′線断面図、 第9図はEPROMセルのIDS−VFG特性を示す図である。 12……負荷用のnMOS 13……ビット線バイアス用のnMOS 140〜14m……ビット線選択用のnMOS 1500〜15nm……メモリ用のEPROMセル 22……負荷用のnMOS 24……リファレンス・ビット線バイアス用のnMOS 250〜25m……リファレンス・ビット線選択用のnMOS 410〜41n……リファレンス用のEPROMセル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ・セル・トランジスタを設けてなる
    メモリ回路部と、 リファレンス・セル・トランジスタを設けてなるリファ
    レンス回路部と、 前記メモリ・セル・トランジスタの出力を前記リファレ
    ンス・セル・トランジスタの出力と比較することによ
    り、前記メモリ・セル・トランジスタの記憶内容を出力
    するようになされた差動増幅器とを具備してなる不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記メモリ回路部と、前記リファレンス回路部とは、デ
    ータの読み出し時、前記差動増幅器から見て対称的な回
    路となるように構成し、 前記リファレンス・セル・トランジスタは、真正のチャ
    ネル領域とダミーのチャネル領域とを設けて構成し、 前記リファレンス・セル・トランジスタの容量結合比: (但し、CCFはコントロール・ゲートとフローティング
    ・ゲートとの間の容量、CFSは前記フローティング・ゲ
    ートと基板との間の容量である)を前記メモリ・セル・
    トランジスタの容量結合比よりも小さくし、 前記リファレンス・セル・トランジスタのドレイン電流
    が前記メモリ・セル・トランジスタのドレイン電流の略
    1/2となるようにしたことを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
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