JP2859571B2 - 相容性のポリマー混合物より成る物体 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモノマーとしてシク
ロヘキシル(メタ)アクリレートを含有するポリマー成
分及びモノマーとしてα−メチルスチロールを含有する
ポリマー成分よりなる相容性のポリマー混合物(ポリマ
ーブレンド)の使用に関する。 【0002】 【従来の技術】通例は異なった種類のポリマーは相互に
非相容性であると認められており、すなわち異なった種
類のポリマーは、一般には1成分の僅少割合まで、成分
の完全な混合可能性によって特徴付けられる均質相を生
成しない。 【0003】この規則の特定の例外について、特にこの
現象の理論的解釈に係わる当業者は次第に強い関心を示
した。 【0004】ポリマーの完全な相容性の混合は全ての混
合割合で完全な溶解性(混合可能性)を示す。屡々混合
可能性の証明のために、ガラス転移温度Tg又はいわゆ
る“光学的方法”(ポリマー混合物の均質溶液から注型
成形された薄膜の透明性)が引合に出された[ブランド
ルプ−インマーグト(Brandrup−Immerg
ut)、ポリマー・ハンドブック(Polymer H
andbook)、第2版、III−211−213参
照]。 【0005】相互に異なったポリマーの混合可能性につ
いてのもう1つの試験として、下部臨界溶解温度[(L
ower Critical Solution Te
mperature=LCST)]の出現が引合いに出
される(西ドイツ国特許公開(DE−A)第34364
76.5号明細書及び西ドイツ国特許公開(DE−A)
第3436477.3号明細書参照)。 【0006】LCSTの出現は、そこまで透明、均質な
ポリマー混合物が、加熱の際に相に分離しかつ視覚的に
不透明にまで濁るという現象に基づく。この挙動は、文
献に依れば、最初のポリマー混合物が唯一の、平衡で存
在する均質相から成っていたということについての明白
な証明である。現存の混合可能性の例は、例えば弗化ポ
リビニリデンとポリメチルメタクリレート(PMMA)
又はポリエチルメタクリレートとの系である(米国特許
(US−PS)第3253060号明細書、米国特許
(US−PS)第3458391号明細書、米国特許
(US−PS)第3459843号明細書)。“ポリマ
ー・ブレンズ(Polymer Blends)”及び
その可能な用途に関するより新しい結果は、ロベソン
(L.M.Robeson)により、ポリマー・エンジ
ニアリング・アンド・サイエンス(Polym.Eng
ineering & Science)24巻(8)
587〜597頁(1984年)に報告されている。 【0007】α−メチルスチロール及び無水マレイン酸
よりなる、並びにα−メチルスチロール及びアクリルニ
トリルよりなるコポリマーは、一定の条件下でポリメチ
ルメタクリレートと相容性である。相容性はアクリルニ
トリルと酢酸ビニル及びα−メチルスチロールとのコポ
リマーよりなる一定の二成分及び三成分系においても見
出される[バジル(C.Vasile)等著、CA9
0:39511a]。α−メチルスチロール及びアクリ
ルニトリルよりなるコポリマーの相容性はポリエチルメ
タクリレートとでも得られる。これに反してポリ−n−
プロピルメタクリレート、ポリ−イソプロピルメタクリ
レート及びポリシクロヘキシルメタクリレートは、α−
メチルスチロール及びアクリルニトリルよりなるコポリ
マーとも非相容性である[ゴー(S.H.Goh)等
著、ポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエン
ス、第22巻、34頁(1982年)参照]。 【0008】従って、α−メチルスチロール及び無水マ
レイン酸よりなるコポリマー及びα−メチルスチロール
及びアクリルニトリルよりなるコポリマーは、スチロー
ル及び無水マレイン酸よりなるコポリマー及びスチロー
ル及びアクリルニトリルよりなるコポリマーと同様に挙
動する。スチロール及び非常に極性のモノマー(例えば
アクリルニトリル、無水マレイン酸)よりなるコポリマ
ーは一定の条件下(例えばコポリマー組成)でPMMA
と相容性であるが、このことはポリスチロール自体につ
いては当はまらない。 【0009】すなわちシャウ(M.T.Shaw)及び
ソマニ(R.H.Somani)に依れば、PMMAに
ついてほんの3.4ppm(分子量160000を有す
るPMMA)もしくは7.5ppm(分子量75000
を有するPMMA)とポリスチロールとの混合可能性が
記載されている[Adv.Chem.Ser.1984
年、206(Polymer Blends Comp
os.Multiphase Syst.、33〜4
2)、CA101:73417e]。 【0010】他のポリメタクリレート及びポリアクリレ
ートはポリスチロールと混合して透明なプラスチックに
なるのはほとんど不可能である。このことは、例えばポ
リエチルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリ
イソブチルメタクリレート、ポリヘキシルメタクリレー
トについてあてはまる[同様にソマニ及びシャウ著、マ
クロモレキュールス(Macromolecules)
14巻 1549〜1554頁(1981年)参照]。 【0011】ポリ−α−メチルスチロール及びポリ(メ
タ)アクリレートよりなる混合物も同様に挙動する。す
なわちクルセ(W.A.Kruse)等に依れば[Ma
kromol.Chem.177巻、1149〜116
0頁(1976年)]、ポリメチルメタクリレートは、
ポリ−α−メチルスチロールと分子分散的には混合不可
能である。 【0012】特別な実験では、ポリ−α−メチルスチロ
ールはポリメチルメタクリレート及びポリエチルメタク
リレートと室温で相容性を示す。しかしながら約130
℃に加熱する際には混合分離が起る。すなわちこのポリ
マー混合物はLCST−挙動(LCST=ロウアー・ク
リティカル・ソリューション・テンペラチャー(Low
er Critical Solution Temp
erature)を示す。ポリブチルメタクリレートと
も一定の、僅かな相容性が見出される。この際、実験さ
れた混合物例におけるLCSTは約80℃である。従っ
て、ポリマー混合物:α−メチルスチロール及びアクリ
ルニトリルよりなるコポリマー/ポリメタクリレートに
おいて記載されたように、エステル基の鎖長が増すと減
少する相容性が示唆される[ゴー(S.H.Goh)等
著、ポリマー・エンジニヤリング・アンド・サイエン
ス、22巻、34頁(1982年)参照]。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ポリマーの機械的混合
物(ポリブレンド)は、プラスチック工業の一定の場合
及び一定の範囲で特性に従って改善されたプラスチック
製品をもたらした(キルク−オスマー(Kirk−Ot
hmer)、3版、18巻、443〜478頁、ウイリ
ー(J.Wiley)1982年参照)。そのような
“ポリブレンド”の物理的特性は、通例、結局個々のポ
リマーの特性に対する改善を意味しうる妥協(Komp
romiss)である。その際、多層ポリマー混合物は
相容性混合物よりも遥かに大きな商業的重要性を得た
(キルク−オスマー著、前記引用文、449頁参照)。
従って多相ポリマー混合物及び相容性ポリマー混合物は
それらの物理的並びにそれらの使用技術的に重要な、特
にその光学的特性(透明性、澄明性等)に関して厳密に
区別しなければならない。前記の如く、屡々不足の相容
性は、改善される総特性スペクトルを得るための目的で
狭い限界を設定する。これはポリスチロール及びポリア
ルキル(メタ)アクリレートの両ポリマー群にもあては
まると思われた[クルセ(W.A.Kruse)等著、
マクロモレキュラーレ・ヒエミー(Makromol.
Chem.)177巻、1145頁(1976年)並び
にソマニ(Somani)及びシャウ(Shaw)著、
マクロモレキュールス、14巻、1549〜54頁(1
981年)参照]。ところで意外にも、ポリ−α−メチ
ルスチロール及びポリシクロヘキシルメタクリレート又
はポリシクロヘキシルアクリレートよりなる混合物が相
互に相容性であることが判明した。この際ポリシクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとポリ−α−メチルスチロ
ールとの間の相容性は極めて良好であるので、澄明なポ
リマー混合物を解離(混合分離)することなしに、その
分解点にまで加熱することができる。 【0014】 【課題を解決するための手段】従って本発明は、2種の
異なったポリマー成分: A) 少なくとも20重量%がα−メチルスチロールか
ら構成されているポリ−α−メチルスチロール(=ポリ
マー1)1〜99.9重量% 及び B) 少なくとも2重量%がI式: 【0015】 【化3】 【0016】[式中R1は水素原子又はメチル基を表わ
す]のモノマーから構成されているポリマー(=ポリマ
ーP2)99〜0.1重量%から成る相容性ポリマー混
合物PMに関する。 【0017】殊にポリマー成分A)+B)の和は、混合
物PM中の総ポリマーの100%になる。しかし場合に
より、添加量においてPMと相容性である他のポリマー
PWを添加することもできる。 【0018】本発明によれば、A)及びB)から形成さ
れる混合物の相容性は極めて良好であるので、200℃
及びそれ以上の温度では解離は起こらない。 【0019】特にポリマー成分A)としてポリ−α−メ
チルスチロール及びポリマー成分B)としてポリシクロ
ヘキシルアクリレート及び/又はポリシクロヘキシルメ
タクリレートよりなるポリマー混合物(=ポリマー混合
物PM1)が挙げられる。このポリマー混合物PM1の
優れた相容性は、混合割合並びに混合成分に関して広汎
な変域を可能にする。すなわち一方ではポリマー成分
B)を適当なモノマーとの共重合により広汎に変えるこ
とができる。他方、ポリマー成分A)を一定の範囲で、
適当なモノマーとの共重合により、相容性を失なうこと
なく変えることもできる。 【0020】成分B)の適当なコモノマーはアクリル−
もしくはメタクリル酸エステル、一般に炭素原子1〜1
2個を有する非脂環式アルコール、特にアルカノールの
それである。その他に環中に炭素原子4、5、7、8、
9、10、11又は12個を有する、置換されていてよ
い環状アルコールのアクリル−及びメタクリル酸エステ
ル並びに置換されたシクロヘキサノールのアクリル−及
びメタクリル酸エステルであり、この際、置換基とは、
殊に炭素原子1〜3個を有するアルキル基である。 更
に、シクロヘキシル(メタ)アクリレートと共重合可能
な他のモノマーがコモノマーとして重要である。すなわ
ち例えば一般に50重量%以下の割合及び有利に20重
量%以下の割合の場合により置換されたスチロールであ
る。特にポリマーB)のコモノマーとして、シクロヘキ
シル(メタ)アクリレートとは異なった(メタ)アクリ
ル酸のエステル、特に式II: 【0021】 【化4】 【0022】[式中R2はメチル基、エチル基、プロピ
ル基及びn−ブチル基を表わす]のそれ、すなわちメチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメ
タクリレート及びn−ブチルメタクリレートが挙げられ
る。ポリマーP2におけるこのモノマーの割合は有利な
実施態様においては少なくとも40重量%である。 【0023】更に、ポリマーP2におけるシクロヘキシ
ルメタクリレート及び/又はシクロヘキシルアクリレー
トの割合は少なくとも5重量%になることが有利であ
る。ポリマーP2において少なくとも10重量%の含量
が特に有利であるか又は20〜80重量%の含量が全て
特別に有利である。更に、ポリマーP1中にα−メチル
スチロール少なくとも20重量%及び式IIのモノマー
少なくとも40重量%を含有するようなポリマー混合物
が有利である。 【0024】ポリマーP1として、式III: 【0025】 【化5】 【0026】[式中R3は置換されていてよい芳香族
基、殊にフェニル基又は基: 【0027】 【化6】 【0028】を表わし、この際、R4は炭素原子1〜1
8個を有する脂肪族又は芳香族炭化水素基を表わす]の
モノマー少なくとも1重量%、通例2〜40重量%又は
より良好には3〜20重量%を含有するコポリマーを含
有するようなポリマー混合物PMが有利である。 【0029】特に、ポリマーP1として少なくとも20
重量%がα−メチルスチロールから及び少なくとも20
重量%が付加的に、α−メチルスチロールとは異なった
他の、場合により芳香環のみが置換されたスチロールか
ら構成されているようなポリマー混合物PMが挙げられ
る。この際、スチロールとしてはなかんずくスチロール
自体、p−及びm−アルキルスチロールが挙げられ、こ
の際、アルキルは、殊に炭素原子1〜3個を有するアル
キル基である。同様にα−メチルスチロールはアクリル
酸及びメタクリル酸のエステルにより部分的に代えられ
る。式IIのメタクリル酸エステルが40〜80重量%
に相応する場合には、メタクリル酸エステルの有利な量
は10〜80重量%である。更に僅少量のα−メチルス
チロールを他のビニル化合物、特にビニルエステルによ
り代えることができる。この場合、ポリマー成分Aにお
けるα−メチルスチロール含量は少なくとも20重量
%、有利には少なくとも30重量%、特に有利に少なく
とも40重量%及び全く特別に有利に少なくとも55重
量%になるように注意すべきである。 【0030】ポリマー成分Aは他の疎水性ビニル化合物
で極めて広汎に変性され得るので、極めて極性のモノマ
ー、例えばアクリルニトリル、無水マレイン酸、マレイ
ン酸イミド、p−(2−ヒドロキシヘキサフルオロイソ
プロピル)スチロール又はアリルアルコールの割合は非
常に限られている。この極性モノマーの割合は、ポリス
チロール−成分A)の10重量%以下、より良好には5
重量%以下でなければならない。この極性モノマーを
0.1重量%よりも少なく含有するようなポリマーA)
が特に有利である。 【0031】この際、変化は全ての規定においてその都
度の使用範囲の必要性に左右される。すなわち、例えば
純粋なポリ−α−メチルスチロールの屈折率を変えるた
めに高い重量割合で使用されねばならないポリマーBの
シクロヘキシルアクリレート及び/又はシクロヘキシル
メタクリレート含量は高く、一般に、20重量%より大
きいか又はポリマーAと例えば室温では相容性である
が、高めた温度では再び相解離(すなわち非相容性)を
示すポリマーBのシクロヘキシル(メタ)アクリレート
含量よりも明らかに有利に明らかに30重量%よりも大
きい。 【0032】通例ポリマーAとポリマーBとの相容性
は、ポリマーAがシクロヘキシル(メタ)アクリレート
及び/又はポリマーBが同様にα−メチルスチロールを
含有する場合でもなお与えられる。しかしながら、この
場合にはポリマーAのα−メチルスチロール含量はポリ
マーBのα−メチルスチロール含量よりも明らかに高
い。通例α−メチルスチロール含量の差(ポリマーA中
のα−メチルスチロール重量%−ポリマーB中のα−メ
チルスチロール重量%)は10重量%よりも大きく、有
利に20重量%よりも大きく、特に有利に30重量%よ
りも大きくかつ全く特に有利に50重量%よりも大き
い。同様にポリマーBのシクロヘキシル(メタ)アクリ
レート含量は、ポリマーAのシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート含量よりも明らかに高い。すなわちポリマー
Aは、通例、シクロヘキシル(メタ)アクリレートを2
重量%よりも少なく、有利に<0.1重量%よりも少な
く含有する。ポリマーAもシクロヘキシル(メタ)アク
リレートを含有する場合には、商(ポリマーB中のシク
ロヘキシル(メタ)アクリレート含量/ポリマーA中の
シクロヘキシル(メタ)アクリレート含量)は>2、有
利に>5及び全く特に有利に>10であることがあては
まる。更にポリマーP2中の式Iのモノマーの含量及び
ポリマーP1中のα−メチルスチロールの含量は、特
に、ポリマー1中及びポリマー2中の残余モノマー成分
が化学的に充分に一致する場合に、僅少であり得ること
があてはまる。 【0033】相容性混合物としての本発明によるポリマ
ー混合物PMの特徴付けは一般に知られた基準により行
なわれる(キルク−オスマー著、前記引用文、18巻、
457〜460頁参照)。 【0034】A) 光学的方法を適用する際には、本発
明によりポリマー混合物PMにおいて、両ポリマー成分
A)及びB)のそれらの間にある特有の屈折率を観察す
る。 【0035】B) ポリマー混合物PMは特有のガラス
転移温度Tg(ポリマー成分のそれらの間にある)を有
する。 【0036】ポリマーA)及びB)の製造 ポリマーA)及びB)の製造は、重合の公知規則及び公
知方法により行なうことができる。A)型のポリマー
は、例えば、ホウベン−ウェイル著、メトーデン・デア
・オルガニッシェン・ヒエミー第4版、XIV/1巻、
ゲオルグ・ティーメ−出版(1961年)により製造す
ることができる。これは適当な形で市販で得ることもで
きる。この際、殊にラジカル重合法、しかし同様にイオ
ン重合法を使用することができる。本発明により使用さ
れるポリマーA)の分子量Mは、通例3000以上、有
利に5000〜1000000の範囲、特に有利に20
000〜500000の範囲にある(光分散により測
定)。 【0037】それに拘らず、分子量は非相容性のポリマ
ー混合物PM中の成分としての適性を絶対的には影響し
ないらしいことが強調される。これはA)型及びB)型
のホモ−並びにコポリマーにもあてはまる。ポリマーP
1及びポリマーP2の良好な相容性にとってはポリマー
のタクチシティが確実に重要である。通例、特にアイソ
タクチック三つ組元素(例えばラジカル重合により得ら
れるような)の僅少分を有するポリマーP2は、特別な
イオン重合により生成されるような、高いアイソタクチ
ック分を有するポリマーに比べて有利である。 【0038】ホモ−もしくはコポリマーB)の製造は、
公知方法により行なわれる。原則的に陰イオン重合又は
原子団転移重合(ウェブスター(O.W.Webste
r)等著、ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサエティー(J.Am.Chem.Soc.)1
05巻、5706頁(1983年)参照)による製造が
可能であるが、有利な製造形態はラジカル重合である。
ポリマーBの分子量Mは、通例3000以上、一般に1
0000〜1000000、殊に20000〜3000
00である。B)でコモノマーとして使用すべきモノマ
ー成分の選択の際には、得られるポリマーのガラス転移
温度Tgが総系PMの工業的使用可能性を限定的に影響
しないことに注意しなければならない。 【0039】ポリマー混合物PMよりなる成形体の製造
のためには、この使用のためにポリマー混合物PMがガ
ラス転移温度Tg>90℃を有することが有利であるの
で、ポリマーP1及びP2の少なくとも1方がガラス転
移温度Tg>90℃を有しなければならない。この制限
はポリマー混合物PMよりなる射出成形、圧縮成形もし
くは押出成形された物体の製造に有利にあてはまる。ビ
カー軟化温度>115℃、特に有利に>125℃及び全
く特に有利に>135℃を有する、ポリマー混合物から
製造された成形体が有利である。従って、(未公開の)
西ドイツ国特許出願第P3612773.6号明細書に
より入手される成形材料も特に有利である。この場合、
シクロヘキシルアクリレートを多く含むポリマーの使用
は、特に高熱形状安定性材料の改善された光学系を生じ
る(実施例8及び9参照)。特に良好な加工性に関して
は、このポリマー混合物PMが通例TD−値>260℃
又は有利に>280℃であることを特徴とする良好な熱
安定性を有することが必要である。この際、TD−値と
は、ポリマー試料が真空中、5℃/分の加熱速度で2%
重量−損失を被るような温度とみなす。しかし他の適用
範囲、例えばラッカー、エラストマー又は可逆性熱互変
ガラス化(加熱の際に混濁点を有するポリマー混合
物)、同様に西ドイツ国特許公開(DE−A)第343
6477.3号明細書による使用のためには、ガラス転
移温度Tg<40℃又は有利に<20℃を有するポリマ
ー成分P2を有するポリマー混合物PMが有利である。
しかしながらこのポリ−α−メチルスチロールを含有す
るポリマー混合物の有利な使用範囲は高い熱形状安定性
を有するプラスチックの範囲に見られる。 【0040】混合物PMの製造 相容性混合物PMは種々の方法により製造することがで
き、例えば押出機等中で溶融状態の成分A)及びB)を
強力に機械的に混合することによって得られるか又はこ
れらを共通の溶剤からいわゆる“ソリューション・キャ
スト・ポリブレンド(solution cast p
olyblends)”として製造することができる
(キルク−オスマー(Kirk−Othmer)著、
“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジ
イ(Encyclopedia ofChemical
Technology)”第3版、18巻、443〜
478頁、ウイリー(J.Wiley)、1982年参
照)。ポリマーAを他のポリマーBのモノマー混合物中
に溶かし、引続きポリマーBをポリマーP1の存在で生
成させるように行なうこともできる。当然逆にポリマー
AをポリマーBの存在で生成させることもできる。同様
にポリマー混合物を共通の沈殿剤から生成させることも
できる。混合法は無制限である。相容性混合物PMは場
合により更にその他の慣用の添加剤、例えば可塑剤、滑
剤、安定剤を、それらが成分の混合可能性もしくは混合
物の単相特性を害しない限り、含有することができる。
一般に混合物PMにおけるその割合は20重量%以下、
有利に3重量%以下である。その際殊に次の様に行なう
ことができる:通例先ず成分A)及びB)の混合物を生
成させ、その際、有利に例えば粒状ポリマー又は顆粒の
形の固体から、徐々に作動する混合装置、例えばドラム
−、レーン車(Roehnrad)、二重室−鋤刃混合
機の使用下で出発する。徐々に作動する混合装置は、相
界を保持することなしに、機械的混合をひきおこす[ウ
ルマンス・エンサイクロペディエ・デア・テヒニッシェ
ン・ヒエミー(Ullmann′s Encyklop
adie der Technischen Chem
ie)4版、2巻、282〜311頁、ヒエミー出版
(Verlag Chemie)参照]。 【0041】引続き熱可塑性仕上げを、加熱可能な混合
装置の使用下で溶融状態での均質混合によりそれに適し
た温度、例えば150℃〜約300℃で捏和機又は殊に
押出機、例えば単軸又は多軸スクリュー押出機又は場合
により振動スクリュー及びナイフを備えた押出機中で行
なう(例えばブスコ(BUSSCO)−捏和機中で)。
この方法により等粒顆粒(例えばホットペレット、立方
形、丸粒)を製造することができる。この際顆粒の粒度
は、2〜5mmの範囲にある。ポリマー混合物PMを得
るためのもう1つの簡単な方法は、ポリマー成分A)を
含有するポリマー分散液及びポリマー成分Bを含有する
ポリマー分散液の十分な混合である。この分散液混合物
を一緒に凝集させ、一緒に噴霧乾燥し又は一緒に押出機
で押出すことができる。 【0042】そのつどのポリマー分散液の製造は自体公
知である(ホウベン−ウイル著、前記引用文参照)。 【0043】混合物PMの有利な作用 本発明による相容性ポリマー混合物PMは、相応する工
業的使用可能性を示唆する次の利点を有し、この際“ポ
リ−α−メチルスチロール”もしくは“ポリシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート”は、そのつどポリマーA)
もしくはB)に属する可能性に関して代理的に呈示す
る。 【0044】1) 先ず、ポリマー混合物は(他のポリ
(メタ)アクリレート及びポリ−α−メチルスチロール
よりなる混合物に相違して)相容性である。すなわち本
発明によるポリマー混合物は、非相容性ポリ−α−メチ
ルスチロール/ポリ(メタ)アクリレート−混合物に相
違して非着色状態ではガラス様透明である(これは光散
乱を示さず、すなわち通例曇り度は<10%である)。
しかし本発明により、室温でのみ相容性である混合物も
温度上昇では解離を示す(LCST−挙動)。 【0045】2) ポリ−α−メチルスチロール及びポ
リシクロヘキシル(メタ)アクリレートよりなる混合物
は、ポリ−α−メチルスチロール及びポリシクロヘキシ
ルアクリレートもしくはα−メタクリレート自体のよう
に僅少の水吸収を示す。 【0046】3) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートとの混合によりポリ−α−メチルスチロールの複
屈折を減少することができる。 【0047】4) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートとの混合によりポリ−α−メチルスチロールの屈
折率を減少することもできる。 【0048】例えばポリ−α−メチルスチロールをポリ
シクロヘキシル(メタ)アクリレートとの混合により、
ポリ−α−メチルスチロール/ポリシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート混合物の屈折率を挿入されたゴム相の
屈折率に適応させるように、屈折率において変えること
ができる。この方法で透明な、衝撃強いプラスチックを
得ることができる。ポリマーP1のポリマーP2に対す
る混合割合は通例両ポリマーの極めて良好な相容性に依
りかなり自由に選択することができる。 【0049】例えば屈折率の一致のためにポリマーP1
又はポリマーP2において比較的に多量を使用するが、
これは他の適用には必要ない。通例ポリマー混合物はポ
リマーP1 1〜99.9重量%及びポリマーP2 9
9〜0.1重量%から成り;ポリマーP1 10〜99
重量%及び相応してポリマーP2 90〜1重量%を含
有するポリマー混合物PMが有利であり、特にポリマー
P1 40〜95重量%及びポリマーP2 60〜5重
量%を含有する混合物PMが有利であり、結局ポリマー
P1 60〜90重量%及びポリマーP2 40〜10
重量%及びポリマーP2 40〜10重量%の混合割合
が全く特に有利である。 【0050】5) 約40〜99重量%有利に70〜9
5重量%がポリマー混合物PMから及び60〜1重量
%、有利に30〜5重量%がP1及びP2とは化学的に
区別可能なもう1つのポリマーP3から成るポリマーコ
ンパウンドも重要であり、この場合ポリマーP3はポリ
マーP1、P2と及び混合物PMと非相容性である。こ
の場合、通例、ポリマー混合物PMの組成を、ポリマー
P3の屈折率が混合物PMの屈折率と一致するようにす
なわち通例室温で、 【0051】 【外1】 【0052】があてはまるように選択する。 【0053】通例、PMと非相容性のポリマーP3は、
Tg<20℃を有し、ポリマー混合物PMの成分の少な
くとも1つ、すなわちP1又はP2と少なくとも部分的
に共有結合をしている。更にポリマーP3は架橋結合し
ていて良い。ポリマーP3がポリブタジエン又はポリイ
ソプレンである場合が全く特に有利である。 【0054】PM40〜99重量%及びP3 1〜60
重量%から構成されるポリマーコンパウンドは、特にP
3がTg<20℃を有する場合に、純粋なPMに比較し
て改善された衝撃強さを特徴とする。 【0055】6) ポリ−α−メチルスチロールをポリ
シクロヘキシル(メタ)アクリレートで被覆することに
よって光学的階調繊維(Optischen Grad
ientenfaser)の製造が可能である。 【0056】この場合次のデータが得られる: 核:ポリ−α−メチルスチロール 屈折率nD=1.61 被覆:ポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート nD=1.51 通例被覆として(ポリシクロヘキシルメタクリレートの
高い脆弱性のためだけで)シクロヘキシル(メタ)アク
リレートを含有するコモノマー(例えばMMAと)が使
用され、それによって被覆の屈折率はなおより低くな
る。 【0057】経過:連続的 この種の繊維は例えば光誘導ケーブルとして使用するこ
とができる。 【0058】7) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる、特に(重合導入された)UV−吸収剤
と共にポリシクロヘキシル(メタ)アクリレートよりな
る薄い被覆を有するポリ−α−メチルスチロールよりな
る目的物が得られる。被覆されないポリスチロールと反
対にこのような目的物は露候作用に対して安定である。
廃物は良好な相容性に依り再び導入することができるの
で、不均一に被覆されたプラスチック廃物の再利用のさ
もなくば増大される問題はなくなる。通例、ポリ−α−
メチルスチロールよりなるもしくはポリマー混合物PM
よりなる目的物は射出、圧縮、押出、ローラーがけ又は
流し込みにより製造される。ポリマーP2よりなる被覆
は、通例ラッカー塗布により又は同時押出により塗布さ
れる。この場合、特に良好な露候安定性と結びついた高
い熱形状安定性を必要とする目的物、例えば投光散乱板
が考えられる。 【0059】8) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる被覆を有するポリ−α−メチルスチロー
ルよりなるプレートを製造することができる。このよう
な構造を有するプレートは、未処理のポリ−α−メチル
スチロールプレートに比べて約2%程改善された光透過
性を有する。通例、ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる被覆を有するプレートは、より良好な引
掻き強度及び変化された耐蝕性を示す。 【0060】9) 加工技術的利点は、ポリ−α−メチ
ルスチロール>90重量%及びポリシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート<10重量%よりなる混合物PMの使
用の際に得られる。この場合には、ポリ(メチル)−ア
クリレートは熱的に屡々不安定なポリ−α−メチルスチ
ロールに対する加工助剤の機能を受けもつ。 【0061】10) ポリマーP1及びポリマーP2は
比較的類似していて、この際、勿論、ポリマーP2はシ
クロヘキシルアクリレート一定の割合、例えば2〜10
重量%を含有し、かつポリマーP1は明らかに最低2重
量%のシクロヘキシルアクリレート小割合を有すること
を特徴とするポリマー混合物PMも特に重要である。こ
のようなポリマー混合物は、例えばα−メチルスチロー
ル、メチルメタクリレート及びシクロヘキシルアクリレ
ートを含有するモノマー混合物の回分重合により簡単に
製造することができる。この際、種々の共重合パラメー
ターに基づき最終重合の際に、シクロヘキシルアクリレ
ートを多く含有するモノマー混合物含有量が増えるが、
これはメチルアクリレートを多く含有するポリマーの場
合のようにα−メチルスチロールの多いポリマーP1と
の非相容性にならず、相容性の澄明な製品になる(実施
例参照)。 【0062】11) 更にポリ−α−メチルスチロール
と、ポリマーP2との又は有利にモノマー/開始剤−混
合物を含有するシクロヘキシルアクリレートとの接着を
実施することができる。この場合、アクリレートの高い
重合速度を良好なポリ−α−メチルスチロール相容性と
組合せることができる。 【0063】 【実施例】次の実施例につき本発明を説明し、かつ特に
相容性ポリマー混合物PMにより改善された露候安定
性、より良好な光学系及びより良好な加工安定性を有す
る製品をいかに得るかを示す。 【0064】ビカー軟化温度の測定はDIN53460
により行なう。 【0065】還元粘度(ηspec/c)の測定は、D
IN1342、DIN51562及びDIN7745に
依る。 【0066】光透過性の測定は(他の記載のない限り)
DIN5036により行なうことができる。 【0067】混濁(曇り度)は%(ASTM D 10
03)で挙げる。 【0068】例1 ポリ−α−メチルスチロール(=ポリマーP1)及びポ
リシクロヘキシルメタクリレート(=ポリマーP2)よ
りなる相容性ポリマー混合物PM。 【0069】有機性溶液から相容性ポリマー薄膜の製
造。 【0070】ポリ−α−メチルスチロール(M.W.5
0000、供給元:アルドリッチ−ヒエミー(Aldr
ich−Chemie GmbH)社、D−7924ス
タインハイム(Steinheim))をトルオール中
に溶かし、20重量%にする。 同様に、ポリシクロヘ
キシルメタクリレート(ηspec/c=29ml/
g)から、トルオール中の20%の溶液を製造する。溶
液を第1表に挙げた混合物割合で混合する。この混合物
から薄膜を注型成形し、真空中で乾燥し、引続き視覚的
に評価する。 【0071】全混合物は、澄明な無色の薄膜を生成する
(第1表も参照)。 【0072】 【表1】【0073】例2(参考例) ポリ−α−メチルスチロール(=ポリマーP1)及びポ
リシクロヘキシルアクリレート(=ポリマーP2)より
なる相容性ポリマー混合物PM ポリ−α−メチルスチロール(例1に依る)をポリシク
ロヘキシルアクリレート(ηspec/c=23ml/
g)と例1に依り混合する。結果:98/2〜2/98
の全混合物PMは完全に相容性である。 【0074】例3(参考例) 高めた温度における相容性の試験 例1〜4で得る相容性ポリマー混合物(20/80、5
0/50、80/20)の選出試料を加熱台上で加熱す
る。結果:ポリマー混合物はポリ−α−メチルスチロー
ルの分解温度まで相容性である。解離は認められない。 【0075】例4〜6 ポリ−α−メチルスチロールと式IIのモノマーから構
成されるポリマーとの部分的相容性 例4 ポリメチルメタクリレートを例1に記載したようにトル
オール中に溶かし、ポリ−α−メチルスチロール(M.
W.50000)の20%の溶液と1/1の割合で混合
する。澄明なポリマー薄膜を得る。約120℃に薄膜を
加熱する際に解離がおこる。 【0076】例5 ポリエチルメタクリレートを例4におけるようにポリ−
α−メチルスチロールと混合する。澄明なポリマー薄膜
が得られ、これは約120℃に加熱の際に白色になる。 【0077】例6 ポリブチルメタクリレートを例4におけるようにポリ−
α−メチルスチロールと混合する。澄明なポリマー薄膜
が得られ、これは約100℃に加熱の際に白色になる。 【0078】例7 ポリ−α−メチルスチロール(M.W.50000)を
メチルメタクリレート60重量%及びシクロヘキシルメ
タクリレート40重量%よりなるコポリマーと1/1の
割合で混合する。澄明なポリマー薄膜が得られ、これは
分解点まで加熱した際に解離を示さない。 【0079】例8 良好な透明性を有する高熱形状安定性の成形材料の製
造。 【0080】極めて種々の共重合パラメーターを有する
モノマーの使用による相容性ポリマー混合物の現場製
造、特に重合の初期相におけるα−メチルスチロールを
多く含有するポリマー(=ポリマー1)及び重合の最終
相におけるシクロヘキシルアクリレートを多く含有する
ポリマー(=ポリマー2)の製造。 【0081】実験的実施 4l入り平面すり合せ反応器中に保護気体(アルゴン)
下で次のものを前もって装入する: 蒸留水 2000g テトラデカン−及びヘキサデカンスルホン酸よりなる 混合物のナトリウム塩 5g FeSO4 0.004g これに次のものを乳化させる: メチルメタクリレート 1188g α−メチルスチロール 540g シクロヘキシルアクリレート 72g 2−エチルヘキシルチオグリコレート 11g。 【0082】ペルオキソ二硫酸カリウム0.45g及び
重亜硫酸ナトリウム0.18gを用いて反応を開始し、
80℃で重合する。開始剤添加は必要に応じてくり返
す。同様にして分散液の安定化のために他の乳化剤を添
加することができる。反応時間:80℃で約10時間、
次いで徐々に室温に冷却。 【0083】ポリマー固体を凍結凝固及び次いで吸引濾
過及び蒸留水での洗浄により得る。 【0084】成形材料を得て、それからガラス様に澄明
なプレートを射出成形する。 【0085】ビカー軟化温度:136℃ 曇り度 :1.8% 熱安定性 :TD=295℃ 例9(比較例) 例8におけるように行なうが、他の材料組成を選ぶ: メチルメタクリレート 1188g α−メチルスチロール 540g メチルアクリレート 72g 2−エチルヘキシルチオグリコレート 11g 例8における方法と同様にして混濁した成形材料(曇り
度>12%)を得、これは例8に依るポリマー混合物の
ビカー軟化温度に関しても明らかに劣る。 【0086】例10 例8による澄明な高熱形状安定性の成形材料から3mm
厚のプレートを押出成形する。このプレート上に、メチ
ルメタクリレート60%、シクロヘキシルメタクリレー
ト35%、メチルアクリレート5%の組成で、UV−吸
収剤として2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン0.05%の添加下のコポリマー(=ポリマー2)
よりなる10μm厚の層をラッカー塗布する。 【0087】澄明なプレートが得られ、これはラッカー
塗布されないプレートに比べて約1%より高い光透過性
を示す。プレートは改善された風化安定性を示す。 【0088】例11 廃物の再加入 例8に依る成形材料に被覆されたプレート断片の粉砕プ
レート廃物を20重量%まで混ぜる。この混合物を3m
m厚の澄明なプレートに押出成形する。このプレートを
例10に記載したようにラッカー塗布する。そうして得
るプレートの特性は例10に依り得るプレートのそれに
相応する。 【0089】結論 実施例は、ポリ−α−メチルスチロールとポリシクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとの極めて良好な相容性を
証明する。良好な相容性は、純粋なポリ−α−メチルス
チロール及び純粋なポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる相容性混合物を製造するばかりでなく、
変性されたポリ−α−メチルスチロール及びほんの僅か
にシクロヘキシル(メタ)アクリレートで変性されてい
る他のポリマー(特にポリ(メタ)アクリレート)より
なる相容性混合物を製造することを可能にする。このこ
とは純粋なポリシクロヘキシル(メタ)アクリレートが
良好な機械特性を示さないだけになおさら重要である。
経費の理由からだけでも、ポリマーP2のシクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート含量をできるだけ僅かに保つ。
このことは最も重要な本発明による適用範囲がすなわち
ポリ−α−メチルスチロールもしくはポリ−α−メチル
スチロールコポリマーの、例えばポリマーP2でのラッ
カー塗布による表面保護であることからだけでも判明す
る。丁度この場合、ポリマーP2の最少量、例えばポリ
マーP1に対して0.5重量%が十分であり、従って再
加入の場合にはポリマーP1のほんの極めて僅少量を加
入しなければならない。 【0090】通例ポリマーP1として純粋でないポリ−
α−メチルスチロールも使用される。それというのもこ
れは一般に他のモノマーとの共重合なしでは熱安定性で
はないからである。 【0091】すなわちポリマーP2によるポリマーP1
の露候保護のほかに殊にポリマーP2の使用はポリマー
P1用の加工助剤として重要である。
ロヘキシル(メタ)アクリレートを含有するポリマー成
分及びモノマーとしてα−メチルスチロールを含有する
ポリマー成分よりなる相容性のポリマー混合物(ポリマ
ーブレンド)の使用に関する。 【0002】 【従来の技術】通例は異なった種類のポリマーは相互に
非相容性であると認められており、すなわち異なった種
類のポリマーは、一般には1成分の僅少割合まで、成分
の完全な混合可能性によって特徴付けられる均質相を生
成しない。 【0003】この規則の特定の例外について、特にこの
現象の理論的解釈に係わる当業者は次第に強い関心を示
した。 【0004】ポリマーの完全な相容性の混合は全ての混
合割合で完全な溶解性(混合可能性)を示す。屡々混合
可能性の証明のために、ガラス転移温度Tg又はいわゆ
る“光学的方法”(ポリマー混合物の均質溶液から注型
成形された薄膜の透明性)が引合に出された[ブランド
ルプ−インマーグト(Brandrup−Immerg
ut)、ポリマー・ハンドブック(Polymer H
andbook)、第2版、III−211−213参
照]。 【0005】相互に異なったポリマーの混合可能性につ
いてのもう1つの試験として、下部臨界溶解温度[(L
ower Critical Solution Te
mperature=LCST)]の出現が引合いに出
される(西ドイツ国特許公開(DE−A)第34364
76.5号明細書及び西ドイツ国特許公開(DE−A)
第3436477.3号明細書参照)。 【0006】LCSTの出現は、そこまで透明、均質な
ポリマー混合物が、加熱の際に相に分離しかつ視覚的に
不透明にまで濁るという現象に基づく。この挙動は、文
献に依れば、最初のポリマー混合物が唯一の、平衡で存
在する均質相から成っていたということについての明白
な証明である。現存の混合可能性の例は、例えば弗化ポ
リビニリデンとポリメチルメタクリレート(PMMA)
又はポリエチルメタクリレートとの系である(米国特許
(US−PS)第3253060号明細書、米国特許
(US−PS)第3458391号明細書、米国特許
(US−PS)第3459843号明細書)。“ポリマ
ー・ブレンズ(Polymer Blends)”及び
その可能な用途に関するより新しい結果は、ロベソン
(L.M.Robeson)により、ポリマー・エンジ
ニアリング・アンド・サイエンス(Polym.Eng
ineering & Science)24巻(8)
587〜597頁(1984年)に報告されている。 【0007】α−メチルスチロール及び無水マレイン酸
よりなる、並びにα−メチルスチロール及びアクリルニ
トリルよりなるコポリマーは、一定の条件下でポリメチ
ルメタクリレートと相容性である。相容性はアクリルニ
トリルと酢酸ビニル及びα−メチルスチロールとのコポ
リマーよりなる一定の二成分及び三成分系においても見
出される[バジル(C.Vasile)等著、CA9
0:39511a]。α−メチルスチロール及びアクリ
ルニトリルよりなるコポリマーの相容性はポリエチルメ
タクリレートとでも得られる。これに反してポリ−n−
プロピルメタクリレート、ポリ−イソプロピルメタクリ
レート及びポリシクロヘキシルメタクリレートは、α−
メチルスチロール及びアクリルニトリルよりなるコポリ
マーとも非相容性である[ゴー(S.H.Goh)等
著、ポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエン
ス、第22巻、34頁(1982年)参照]。 【0008】従って、α−メチルスチロール及び無水マ
レイン酸よりなるコポリマー及びα−メチルスチロール
及びアクリルニトリルよりなるコポリマーは、スチロー
ル及び無水マレイン酸よりなるコポリマー及びスチロー
ル及びアクリルニトリルよりなるコポリマーと同様に挙
動する。スチロール及び非常に極性のモノマー(例えば
アクリルニトリル、無水マレイン酸)よりなるコポリマ
ーは一定の条件下(例えばコポリマー組成)でPMMA
と相容性であるが、このことはポリスチロール自体につ
いては当はまらない。 【0009】すなわちシャウ(M.T.Shaw)及び
ソマニ(R.H.Somani)に依れば、PMMAに
ついてほんの3.4ppm(分子量160000を有す
るPMMA)もしくは7.5ppm(分子量75000
を有するPMMA)とポリスチロールとの混合可能性が
記載されている[Adv.Chem.Ser.1984
年、206(Polymer Blends Comp
os.Multiphase Syst.、33〜4
2)、CA101:73417e]。 【0010】他のポリメタクリレート及びポリアクリレ
ートはポリスチロールと混合して透明なプラスチックに
なるのはほとんど不可能である。このことは、例えばポ
リエチルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリ
イソブチルメタクリレート、ポリヘキシルメタクリレー
トについてあてはまる[同様にソマニ及びシャウ著、マ
クロモレキュールス(Macromolecules)
14巻 1549〜1554頁(1981年)参照]。 【0011】ポリ−α−メチルスチロール及びポリ(メ
タ)アクリレートよりなる混合物も同様に挙動する。す
なわちクルセ(W.A.Kruse)等に依れば[Ma
kromol.Chem.177巻、1149〜116
0頁(1976年)]、ポリメチルメタクリレートは、
ポリ−α−メチルスチロールと分子分散的には混合不可
能である。 【0012】特別な実験では、ポリ−α−メチルスチロ
ールはポリメチルメタクリレート及びポリエチルメタク
リレートと室温で相容性を示す。しかしながら約130
℃に加熱する際には混合分離が起る。すなわちこのポリ
マー混合物はLCST−挙動(LCST=ロウアー・ク
リティカル・ソリューション・テンペラチャー(Low
er Critical Solution Temp
erature)を示す。ポリブチルメタクリレートと
も一定の、僅かな相容性が見出される。この際、実験さ
れた混合物例におけるLCSTは約80℃である。従っ
て、ポリマー混合物:α−メチルスチロール及びアクリ
ルニトリルよりなるコポリマー/ポリメタクリレートに
おいて記載されたように、エステル基の鎖長が増すと減
少する相容性が示唆される[ゴー(S.H.Goh)等
著、ポリマー・エンジニヤリング・アンド・サイエン
ス、22巻、34頁(1982年)参照]。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ポリマーの機械的混合
物(ポリブレンド)は、プラスチック工業の一定の場合
及び一定の範囲で特性に従って改善されたプラスチック
製品をもたらした(キルク−オスマー(Kirk−Ot
hmer)、3版、18巻、443〜478頁、ウイリ
ー(J.Wiley)1982年参照)。そのような
“ポリブレンド”の物理的特性は、通例、結局個々のポ
リマーの特性に対する改善を意味しうる妥協(Komp
romiss)である。その際、多層ポリマー混合物は
相容性混合物よりも遥かに大きな商業的重要性を得た
(キルク−オスマー著、前記引用文、449頁参照)。
従って多相ポリマー混合物及び相容性ポリマー混合物は
それらの物理的並びにそれらの使用技術的に重要な、特
にその光学的特性(透明性、澄明性等)に関して厳密に
区別しなければならない。前記の如く、屡々不足の相容
性は、改善される総特性スペクトルを得るための目的で
狭い限界を設定する。これはポリスチロール及びポリア
ルキル(メタ)アクリレートの両ポリマー群にもあては
まると思われた[クルセ(W.A.Kruse)等著、
マクロモレキュラーレ・ヒエミー(Makromol.
Chem.)177巻、1145頁(1976年)並び
にソマニ(Somani)及びシャウ(Shaw)著、
マクロモレキュールス、14巻、1549〜54頁(1
981年)参照]。ところで意外にも、ポリ−α−メチ
ルスチロール及びポリシクロヘキシルメタクリレート又
はポリシクロヘキシルアクリレートよりなる混合物が相
互に相容性であることが判明した。この際ポリシクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとポリ−α−メチルスチロ
ールとの間の相容性は極めて良好であるので、澄明なポ
リマー混合物を解離(混合分離)することなしに、その
分解点にまで加熱することができる。 【0014】 【課題を解決するための手段】従って本発明は、2種の
異なったポリマー成分: A) 少なくとも20重量%がα−メチルスチロールか
ら構成されているポリ−α−メチルスチロール(=ポリ
マー1)1〜99.9重量% 及び B) 少なくとも2重量%がI式: 【0015】 【化3】 【0016】[式中R1は水素原子又はメチル基を表わ
す]のモノマーから構成されているポリマー(=ポリマ
ーP2)99〜0.1重量%から成る相容性ポリマー混
合物PMに関する。 【0017】殊にポリマー成分A)+B)の和は、混合
物PM中の総ポリマーの100%になる。しかし場合に
より、添加量においてPMと相容性である他のポリマー
PWを添加することもできる。 【0018】本発明によれば、A)及びB)から形成さ
れる混合物の相容性は極めて良好であるので、200℃
及びそれ以上の温度では解離は起こらない。 【0019】特にポリマー成分A)としてポリ−α−メ
チルスチロール及びポリマー成分B)としてポリシクロ
ヘキシルアクリレート及び/又はポリシクロヘキシルメ
タクリレートよりなるポリマー混合物(=ポリマー混合
物PM1)が挙げられる。このポリマー混合物PM1の
優れた相容性は、混合割合並びに混合成分に関して広汎
な変域を可能にする。すなわち一方ではポリマー成分
B)を適当なモノマーとの共重合により広汎に変えるこ
とができる。他方、ポリマー成分A)を一定の範囲で、
適当なモノマーとの共重合により、相容性を失なうこと
なく変えることもできる。 【0020】成分B)の適当なコモノマーはアクリル−
もしくはメタクリル酸エステル、一般に炭素原子1〜1
2個を有する非脂環式アルコール、特にアルカノールの
それである。その他に環中に炭素原子4、5、7、8、
9、10、11又は12個を有する、置換されていてよ
い環状アルコールのアクリル−及びメタクリル酸エステ
ル並びに置換されたシクロヘキサノールのアクリル−及
びメタクリル酸エステルであり、この際、置換基とは、
殊に炭素原子1〜3個を有するアルキル基である。 更
に、シクロヘキシル(メタ)アクリレートと共重合可能
な他のモノマーがコモノマーとして重要である。すなわ
ち例えば一般に50重量%以下の割合及び有利に20重
量%以下の割合の場合により置換されたスチロールであ
る。特にポリマーB)のコモノマーとして、シクロヘキ
シル(メタ)アクリレートとは異なった(メタ)アクリ
ル酸のエステル、特に式II: 【0021】 【化4】 【0022】[式中R2はメチル基、エチル基、プロピ
ル基及びn−ブチル基を表わす]のそれ、すなわちメチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメ
タクリレート及びn−ブチルメタクリレートが挙げられ
る。ポリマーP2におけるこのモノマーの割合は有利な
実施態様においては少なくとも40重量%である。 【0023】更に、ポリマーP2におけるシクロヘキシ
ルメタクリレート及び/又はシクロヘキシルアクリレー
トの割合は少なくとも5重量%になることが有利であ
る。ポリマーP2において少なくとも10重量%の含量
が特に有利であるか又は20〜80重量%の含量が全て
特別に有利である。更に、ポリマーP1中にα−メチル
スチロール少なくとも20重量%及び式IIのモノマー
少なくとも40重量%を含有するようなポリマー混合物
が有利である。 【0024】ポリマーP1として、式III: 【0025】 【化5】 【0026】[式中R3は置換されていてよい芳香族
基、殊にフェニル基又は基: 【0027】 【化6】 【0028】を表わし、この際、R4は炭素原子1〜1
8個を有する脂肪族又は芳香族炭化水素基を表わす]の
モノマー少なくとも1重量%、通例2〜40重量%又は
より良好には3〜20重量%を含有するコポリマーを含
有するようなポリマー混合物PMが有利である。 【0029】特に、ポリマーP1として少なくとも20
重量%がα−メチルスチロールから及び少なくとも20
重量%が付加的に、α−メチルスチロールとは異なった
他の、場合により芳香環のみが置換されたスチロールか
ら構成されているようなポリマー混合物PMが挙げられ
る。この際、スチロールとしてはなかんずくスチロール
自体、p−及びm−アルキルスチロールが挙げられ、こ
の際、アルキルは、殊に炭素原子1〜3個を有するアル
キル基である。同様にα−メチルスチロールはアクリル
酸及びメタクリル酸のエステルにより部分的に代えられ
る。式IIのメタクリル酸エステルが40〜80重量%
に相応する場合には、メタクリル酸エステルの有利な量
は10〜80重量%である。更に僅少量のα−メチルス
チロールを他のビニル化合物、特にビニルエステルによ
り代えることができる。この場合、ポリマー成分Aにお
けるα−メチルスチロール含量は少なくとも20重量
%、有利には少なくとも30重量%、特に有利に少なく
とも40重量%及び全く特別に有利に少なくとも55重
量%になるように注意すべきである。 【0030】ポリマー成分Aは他の疎水性ビニル化合物
で極めて広汎に変性され得るので、極めて極性のモノマ
ー、例えばアクリルニトリル、無水マレイン酸、マレイ
ン酸イミド、p−(2−ヒドロキシヘキサフルオロイソ
プロピル)スチロール又はアリルアルコールの割合は非
常に限られている。この極性モノマーの割合は、ポリス
チロール−成分A)の10重量%以下、より良好には5
重量%以下でなければならない。この極性モノマーを
0.1重量%よりも少なく含有するようなポリマーA)
が特に有利である。 【0031】この際、変化は全ての規定においてその都
度の使用範囲の必要性に左右される。すなわち、例えば
純粋なポリ−α−メチルスチロールの屈折率を変えるた
めに高い重量割合で使用されねばならないポリマーBの
シクロヘキシルアクリレート及び/又はシクロヘキシル
メタクリレート含量は高く、一般に、20重量%より大
きいか又はポリマーAと例えば室温では相容性である
が、高めた温度では再び相解離(すなわち非相容性)を
示すポリマーBのシクロヘキシル(メタ)アクリレート
含量よりも明らかに有利に明らかに30重量%よりも大
きい。 【0032】通例ポリマーAとポリマーBとの相容性
は、ポリマーAがシクロヘキシル(メタ)アクリレート
及び/又はポリマーBが同様にα−メチルスチロールを
含有する場合でもなお与えられる。しかしながら、この
場合にはポリマーAのα−メチルスチロール含量はポリ
マーBのα−メチルスチロール含量よりも明らかに高
い。通例α−メチルスチロール含量の差(ポリマーA中
のα−メチルスチロール重量%−ポリマーB中のα−メ
チルスチロール重量%)は10重量%よりも大きく、有
利に20重量%よりも大きく、特に有利に30重量%よ
りも大きくかつ全く特に有利に50重量%よりも大き
い。同様にポリマーBのシクロヘキシル(メタ)アクリ
レート含量は、ポリマーAのシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート含量よりも明らかに高い。すなわちポリマー
Aは、通例、シクロヘキシル(メタ)アクリレートを2
重量%よりも少なく、有利に<0.1重量%よりも少な
く含有する。ポリマーAもシクロヘキシル(メタ)アク
リレートを含有する場合には、商(ポリマーB中のシク
ロヘキシル(メタ)アクリレート含量/ポリマーA中の
シクロヘキシル(メタ)アクリレート含量)は>2、有
利に>5及び全く特に有利に>10であることがあては
まる。更にポリマーP2中の式Iのモノマーの含量及び
ポリマーP1中のα−メチルスチロールの含量は、特
に、ポリマー1中及びポリマー2中の残余モノマー成分
が化学的に充分に一致する場合に、僅少であり得ること
があてはまる。 【0033】相容性混合物としての本発明によるポリマ
ー混合物PMの特徴付けは一般に知られた基準により行
なわれる(キルク−オスマー著、前記引用文、18巻、
457〜460頁参照)。 【0034】A) 光学的方法を適用する際には、本発
明によりポリマー混合物PMにおいて、両ポリマー成分
A)及びB)のそれらの間にある特有の屈折率を観察す
る。 【0035】B) ポリマー混合物PMは特有のガラス
転移温度Tg(ポリマー成分のそれらの間にある)を有
する。 【0036】ポリマーA)及びB)の製造 ポリマーA)及びB)の製造は、重合の公知規則及び公
知方法により行なうことができる。A)型のポリマー
は、例えば、ホウベン−ウェイル著、メトーデン・デア
・オルガニッシェン・ヒエミー第4版、XIV/1巻、
ゲオルグ・ティーメ−出版(1961年)により製造す
ることができる。これは適当な形で市販で得ることもで
きる。この際、殊にラジカル重合法、しかし同様にイオ
ン重合法を使用することができる。本発明により使用さ
れるポリマーA)の分子量Mは、通例3000以上、有
利に5000〜1000000の範囲、特に有利に20
000〜500000の範囲にある(光分散により測
定)。 【0037】それに拘らず、分子量は非相容性のポリマ
ー混合物PM中の成分としての適性を絶対的には影響し
ないらしいことが強調される。これはA)型及びB)型
のホモ−並びにコポリマーにもあてはまる。ポリマーP
1及びポリマーP2の良好な相容性にとってはポリマー
のタクチシティが確実に重要である。通例、特にアイソ
タクチック三つ組元素(例えばラジカル重合により得ら
れるような)の僅少分を有するポリマーP2は、特別な
イオン重合により生成されるような、高いアイソタクチ
ック分を有するポリマーに比べて有利である。 【0038】ホモ−もしくはコポリマーB)の製造は、
公知方法により行なわれる。原則的に陰イオン重合又は
原子団転移重合(ウェブスター(O.W.Webste
r)等著、ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサエティー(J.Am.Chem.Soc.)1
05巻、5706頁(1983年)参照)による製造が
可能であるが、有利な製造形態はラジカル重合である。
ポリマーBの分子量Mは、通例3000以上、一般に1
0000〜1000000、殊に20000〜3000
00である。B)でコモノマーとして使用すべきモノマ
ー成分の選択の際には、得られるポリマーのガラス転移
温度Tgが総系PMの工業的使用可能性を限定的に影響
しないことに注意しなければならない。 【0039】ポリマー混合物PMよりなる成形体の製造
のためには、この使用のためにポリマー混合物PMがガ
ラス転移温度Tg>90℃を有することが有利であるの
で、ポリマーP1及びP2の少なくとも1方がガラス転
移温度Tg>90℃を有しなければならない。この制限
はポリマー混合物PMよりなる射出成形、圧縮成形もし
くは押出成形された物体の製造に有利にあてはまる。ビ
カー軟化温度>115℃、特に有利に>125℃及び全
く特に有利に>135℃を有する、ポリマー混合物から
製造された成形体が有利である。従って、(未公開の)
西ドイツ国特許出願第P3612773.6号明細書に
より入手される成形材料も特に有利である。この場合、
シクロヘキシルアクリレートを多く含むポリマーの使用
は、特に高熱形状安定性材料の改善された光学系を生じ
る(実施例8及び9参照)。特に良好な加工性に関して
は、このポリマー混合物PMが通例TD−値>260℃
又は有利に>280℃であることを特徴とする良好な熱
安定性を有することが必要である。この際、TD−値と
は、ポリマー試料が真空中、5℃/分の加熱速度で2%
重量−損失を被るような温度とみなす。しかし他の適用
範囲、例えばラッカー、エラストマー又は可逆性熱互変
ガラス化(加熱の際に混濁点を有するポリマー混合
物)、同様に西ドイツ国特許公開(DE−A)第343
6477.3号明細書による使用のためには、ガラス転
移温度Tg<40℃又は有利に<20℃を有するポリマ
ー成分P2を有するポリマー混合物PMが有利である。
しかしながらこのポリ−α−メチルスチロールを含有す
るポリマー混合物の有利な使用範囲は高い熱形状安定性
を有するプラスチックの範囲に見られる。 【0040】混合物PMの製造 相容性混合物PMは種々の方法により製造することがで
き、例えば押出機等中で溶融状態の成分A)及びB)を
強力に機械的に混合することによって得られるか又はこ
れらを共通の溶剤からいわゆる“ソリューション・キャ
スト・ポリブレンド(solution cast p
olyblends)”として製造することができる
(キルク−オスマー(Kirk−Othmer)著、
“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジ
イ(Encyclopedia ofChemical
Technology)”第3版、18巻、443〜
478頁、ウイリー(J.Wiley)、1982年参
照)。ポリマーAを他のポリマーBのモノマー混合物中
に溶かし、引続きポリマーBをポリマーP1の存在で生
成させるように行なうこともできる。当然逆にポリマー
AをポリマーBの存在で生成させることもできる。同様
にポリマー混合物を共通の沈殿剤から生成させることも
できる。混合法は無制限である。相容性混合物PMは場
合により更にその他の慣用の添加剤、例えば可塑剤、滑
剤、安定剤を、それらが成分の混合可能性もしくは混合
物の単相特性を害しない限り、含有することができる。
一般に混合物PMにおけるその割合は20重量%以下、
有利に3重量%以下である。その際殊に次の様に行なう
ことができる:通例先ず成分A)及びB)の混合物を生
成させ、その際、有利に例えば粒状ポリマー又は顆粒の
形の固体から、徐々に作動する混合装置、例えばドラム
−、レーン車(Roehnrad)、二重室−鋤刃混合
機の使用下で出発する。徐々に作動する混合装置は、相
界を保持することなしに、機械的混合をひきおこす[ウ
ルマンス・エンサイクロペディエ・デア・テヒニッシェ
ン・ヒエミー(Ullmann′s Encyklop
adie der Technischen Chem
ie)4版、2巻、282〜311頁、ヒエミー出版
(Verlag Chemie)参照]。 【0041】引続き熱可塑性仕上げを、加熱可能な混合
装置の使用下で溶融状態での均質混合によりそれに適し
た温度、例えば150℃〜約300℃で捏和機又は殊に
押出機、例えば単軸又は多軸スクリュー押出機又は場合
により振動スクリュー及びナイフを備えた押出機中で行
なう(例えばブスコ(BUSSCO)−捏和機中で)。
この方法により等粒顆粒(例えばホットペレット、立方
形、丸粒)を製造することができる。この際顆粒の粒度
は、2〜5mmの範囲にある。ポリマー混合物PMを得
るためのもう1つの簡単な方法は、ポリマー成分A)を
含有するポリマー分散液及びポリマー成分Bを含有する
ポリマー分散液の十分な混合である。この分散液混合物
を一緒に凝集させ、一緒に噴霧乾燥し又は一緒に押出機
で押出すことができる。 【0042】そのつどのポリマー分散液の製造は自体公
知である(ホウベン−ウイル著、前記引用文参照)。 【0043】混合物PMの有利な作用 本発明による相容性ポリマー混合物PMは、相応する工
業的使用可能性を示唆する次の利点を有し、この際“ポ
リ−α−メチルスチロール”もしくは“ポリシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート”は、そのつどポリマーA)
もしくはB)に属する可能性に関して代理的に呈示す
る。 【0044】1) 先ず、ポリマー混合物は(他のポリ
(メタ)アクリレート及びポリ−α−メチルスチロール
よりなる混合物に相違して)相容性である。すなわち本
発明によるポリマー混合物は、非相容性ポリ−α−メチ
ルスチロール/ポリ(メタ)アクリレート−混合物に相
違して非着色状態ではガラス様透明である(これは光散
乱を示さず、すなわち通例曇り度は<10%である)。
しかし本発明により、室温でのみ相容性である混合物も
温度上昇では解離を示す(LCST−挙動)。 【0045】2) ポリ−α−メチルスチロール及びポ
リシクロヘキシル(メタ)アクリレートよりなる混合物
は、ポリ−α−メチルスチロール及びポリシクロヘキシ
ルアクリレートもしくはα−メタクリレート自体のよう
に僅少の水吸収を示す。 【0046】3) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートとの混合によりポリ−α−メチルスチロールの複
屈折を減少することができる。 【0047】4) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートとの混合によりポリ−α−メチルスチロールの屈
折率を減少することもできる。 【0048】例えばポリ−α−メチルスチロールをポリ
シクロヘキシル(メタ)アクリレートとの混合により、
ポリ−α−メチルスチロール/ポリシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート混合物の屈折率を挿入されたゴム相の
屈折率に適応させるように、屈折率において変えること
ができる。この方法で透明な、衝撃強いプラスチックを
得ることができる。ポリマーP1のポリマーP2に対す
る混合割合は通例両ポリマーの極めて良好な相容性に依
りかなり自由に選択することができる。 【0049】例えば屈折率の一致のためにポリマーP1
又はポリマーP2において比較的に多量を使用するが、
これは他の適用には必要ない。通例ポリマー混合物はポ
リマーP1 1〜99.9重量%及びポリマーP2 9
9〜0.1重量%から成り;ポリマーP1 10〜99
重量%及び相応してポリマーP2 90〜1重量%を含
有するポリマー混合物PMが有利であり、特にポリマー
P1 40〜95重量%及びポリマーP2 60〜5重
量%を含有する混合物PMが有利であり、結局ポリマー
P1 60〜90重量%及びポリマーP2 40〜10
重量%及びポリマーP2 40〜10重量%の混合割合
が全く特に有利である。 【0050】5) 約40〜99重量%有利に70〜9
5重量%がポリマー混合物PMから及び60〜1重量
%、有利に30〜5重量%がP1及びP2とは化学的に
区別可能なもう1つのポリマーP3から成るポリマーコ
ンパウンドも重要であり、この場合ポリマーP3はポリ
マーP1、P2と及び混合物PMと非相容性である。こ
の場合、通例、ポリマー混合物PMの組成を、ポリマー
P3の屈折率が混合物PMの屈折率と一致するようにす
なわち通例室温で、 【0051】 【外1】 【0052】があてはまるように選択する。 【0053】通例、PMと非相容性のポリマーP3は、
Tg<20℃を有し、ポリマー混合物PMの成分の少な
くとも1つ、すなわちP1又はP2と少なくとも部分的
に共有結合をしている。更にポリマーP3は架橋結合し
ていて良い。ポリマーP3がポリブタジエン又はポリイ
ソプレンである場合が全く特に有利である。 【0054】PM40〜99重量%及びP3 1〜60
重量%から構成されるポリマーコンパウンドは、特にP
3がTg<20℃を有する場合に、純粋なPMに比較し
て改善された衝撃強さを特徴とする。 【0055】6) ポリ−α−メチルスチロールをポリ
シクロヘキシル(メタ)アクリレートで被覆することに
よって光学的階調繊維(Optischen Grad
ientenfaser)の製造が可能である。 【0056】この場合次のデータが得られる: 核:ポリ−α−メチルスチロール 屈折率nD=1.61 被覆:ポリシクロヘキシル(メタ)アクリレート nD=1.51 通例被覆として(ポリシクロヘキシルメタクリレートの
高い脆弱性のためだけで)シクロヘキシル(メタ)アク
リレートを含有するコモノマー(例えばMMAと)が使
用され、それによって被覆の屈折率はなおより低くな
る。 【0057】経過:連続的 この種の繊維は例えば光誘導ケーブルとして使用するこ
とができる。 【0058】7) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる、特に(重合導入された)UV−吸収剤
と共にポリシクロヘキシル(メタ)アクリレートよりな
る薄い被覆を有するポリ−α−メチルスチロールよりな
る目的物が得られる。被覆されないポリスチロールと反
対にこのような目的物は露候作用に対して安定である。
廃物は良好な相容性に依り再び導入することができるの
で、不均一に被覆されたプラスチック廃物の再利用のさ
もなくば増大される問題はなくなる。通例、ポリ−α−
メチルスチロールよりなるもしくはポリマー混合物PM
よりなる目的物は射出、圧縮、押出、ローラーがけ又は
流し込みにより製造される。ポリマーP2よりなる被覆
は、通例ラッカー塗布により又は同時押出により塗布さ
れる。この場合、特に良好な露候安定性と結びついた高
い熱形状安定性を必要とする目的物、例えば投光散乱板
が考えられる。 【0059】8) ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる被覆を有するポリ−α−メチルスチロー
ルよりなるプレートを製造することができる。このよう
な構造を有するプレートは、未処理のポリ−α−メチル
スチロールプレートに比べて約2%程改善された光透過
性を有する。通例、ポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる被覆を有するプレートは、より良好な引
掻き強度及び変化された耐蝕性を示す。 【0060】9) 加工技術的利点は、ポリ−α−メチ
ルスチロール>90重量%及びポリシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート<10重量%よりなる混合物PMの使
用の際に得られる。この場合には、ポリ(メチル)−ア
クリレートは熱的に屡々不安定なポリ−α−メチルスチ
ロールに対する加工助剤の機能を受けもつ。 【0061】10) ポリマーP1及びポリマーP2は
比較的類似していて、この際、勿論、ポリマーP2はシ
クロヘキシルアクリレート一定の割合、例えば2〜10
重量%を含有し、かつポリマーP1は明らかに最低2重
量%のシクロヘキシルアクリレート小割合を有すること
を特徴とするポリマー混合物PMも特に重要である。こ
のようなポリマー混合物は、例えばα−メチルスチロー
ル、メチルメタクリレート及びシクロヘキシルアクリレ
ートを含有するモノマー混合物の回分重合により簡単に
製造することができる。この際、種々の共重合パラメー
ターに基づき最終重合の際に、シクロヘキシルアクリレ
ートを多く含有するモノマー混合物含有量が増えるが、
これはメチルアクリレートを多く含有するポリマーの場
合のようにα−メチルスチロールの多いポリマーP1と
の非相容性にならず、相容性の澄明な製品になる(実施
例参照)。 【0062】11) 更にポリ−α−メチルスチロール
と、ポリマーP2との又は有利にモノマー/開始剤−混
合物を含有するシクロヘキシルアクリレートとの接着を
実施することができる。この場合、アクリレートの高い
重合速度を良好なポリ−α−メチルスチロール相容性と
組合せることができる。 【0063】 【実施例】次の実施例につき本発明を説明し、かつ特に
相容性ポリマー混合物PMにより改善された露候安定
性、より良好な光学系及びより良好な加工安定性を有す
る製品をいかに得るかを示す。 【0064】ビカー軟化温度の測定はDIN53460
により行なう。 【0065】還元粘度(ηspec/c)の測定は、D
IN1342、DIN51562及びDIN7745に
依る。 【0066】光透過性の測定は(他の記載のない限り)
DIN5036により行なうことができる。 【0067】混濁(曇り度)は%(ASTM D 10
03)で挙げる。 【0068】例1 ポリ−α−メチルスチロール(=ポリマーP1)及びポ
リシクロヘキシルメタクリレート(=ポリマーP2)よ
りなる相容性ポリマー混合物PM。 【0069】有機性溶液から相容性ポリマー薄膜の製
造。 【0070】ポリ−α−メチルスチロール(M.W.5
0000、供給元:アルドリッチ−ヒエミー(Aldr
ich−Chemie GmbH)社、D−7924ス
タインハイム(Steinheim))をトルオール中
に溶かし、20重量%にする。 同様に、ポリシクロヘ
キシルメタクリレート(ηspec/c=29ml/
g)から、トルオール中の20%の溶液を製造する。溶
液を第1表に挙げた混合物割合で混合する。この混合物
から薄膜を注型成形し、真空中で乾燥し、引続き視覚的
に評価する。 【0071】全混合物は、澄明な無色の薄膜を生成する
(第1表も参照)。 【0072】 【表1】【0073】例2(参考例) ポリ−α−メチルスチロール(=ポリマーP1)及びポ
リシクロヘキシルアクリレート(=ポリマーP2)より
なる相容性ポリマー混合物PM ポリ−α−メチルスチロール(例1に依る)をポリシク
ロヘキシルアクリレート(ηspec/c=23ml/
g)と例1に依り混合する。結果:98/2〜2/98
の全混合物PMは完全に相容性である。 【0074】例3(参考例) 高めた温度における相容性の試験 例1〜4で得る相容性ポリマー混合物(20/80、5
0/50、80/20)の選出試料を加熱台上で加熱す
る。結果:ポリマー混合物はポリ−α−メチルスチロー
ルの分解温度まで相容性である。解離は認められない。 【0075】例4〜6 ポリ−α−メチルスチロールと式IIのモノマーから構
成されるポリマーとの部分的相容性 例4 ポリメチルメタクリレートを例1に記載したようにトル
オール中に溶かし、ポリ−α−メチルスチロール(M.
W.50000)の20%の溶液と1/1の割合で混合
する。澄明なポリマー薄膜を得る。約120℃に薄膜を
加熱する際に解離がおこる。 【0076】例5 ポリエチルメタクリレートを例4におけるようにポリ−
α−メチルスチロールと混合する。澄明なポリマー薄膜
が得られ、これは約120℃に加熱の際に白色になる。 【0077】例6 ポリブチルメタクリレートを例4におけるようにポリ−
α−メチルスチロールと混合する。澄明なポリマー薄膜
が得られ、これは約100℃に加熱の際に白色になる。 【0078】例7 ポリ−α−メチルスチロール(M.W.50000)を
メチルメタクリレート60重量%及びシクロヘキシルメ
タクリレート40重量%よりなるコポリマーと1/1の
割合で混合する。澄明なポリマー薄膜が得られ、これは
分解点まで加熱した際に解離を示さない。 【0079】例8 良好な透明性を有する高熱形状安定性の成形材料の製
造。 【0080】極めて種々の共重合パラメーターを有する
モノマーの使用による相容性ポリマー混合物の現場製
造、特に重合の初期相におけるα−メチルスチロールを
多く含有するポリマー(=ポリマー1)及び重合の最終
相におけるシクロヘキシルアクリレートを多く含有する
ポリマー(=ポリマー2)の製造。 【0081】実験的実施 4l入り平面すり合せ反応器中に保護気体(アルゴン)
下で次のものを前もって装入する: 蒸留水 2000g テトラデカン−及びヘキサデカンスルホン酸よりなる 混合物のナトリウム塩 5g FeSO4 0.004g これに次のものを乳化させる: メチルメタクリレート 1188g α−メチルスチロール 540g シクロヘキシルアクリレート 72g 2−エチルヘキシルチオグリコレート 11g。 【0082】ペルオキソ二硫酸カリウム0.45g及び
重亜硫酸ナトリウム0.18gを用いて反応を開始し、
80℃で重合する。開始剤添加は必要に応じてくり返
す。同様にして分散液の安定化のために他の乳化剤を添
加することができる。反応時間:80℃で約10時間、
次いで徐々に室温に冷却。 【0083】ポリマー固体を凍結凝固及び次いで吸引濾
過及び蒸留水での洗浄により得る。 【0084】成形材料を得て、それからガラス様に澄明
なプレートを射出成形する。 【0085】ビカー軟化温度:136℃ 曇り度 :1.8% 熱安定性 :TD=295℃ 例9(比較例) 例8におけるように行なうが、他の材料組成を選ぶ: メチルメタクリレート 1188g α−メチルスチロール 540g メチルアクリレート 72g 2−エチルヘキシルチオグリコレート 11g 例8における方法と同様にして混濁した成形材料(曇り
度>12%)を得、これは例8に依るポリマー混合物の
ビカー軟化温度に関しても明らかに劣る。 【0086】例10 例8による澄明な高熱形状安定性の成形材料から3mm
厚のプレートを押出成形する。このプレート上に、メチ
ルメタクリレート60%、シクロヘキシルメタクリレー
ト35%、メチルアクリレート5%の組成で、UV−吸
収剤として2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン0.05%の添加下のコポリマー(=ポリマー2)
よりなる10μm厚の層をラッカー塗布する。 【0087】澄明なプレートが得られ、これはラッカー
塗布されないプレートに比べて約1%より高い光透過性
を示す。プレートは改善された風化安定性を示す。 【0088】例11 廃物の再加入 例8に依る成形材料に被覆されたプレート断片の粉砕プ
レート廃物を20重量%まで混ぜる。この混合物を3m
m厚の澄明なプレートに押出成形する。このプレートを
例10に記載したようにラッカー塗布する。そうして得
るプレートの特性は例10に依り得るプレートのそれに
相応する。 【0089】結論 実施例は、ポリ−α−メチルスチロールとポリシクロヘ
キシル(メタ)アクリレートとの極めて良好な相容性を
証明する。良好な相容性は、純粋なポリ−α−メチルス
チロール及び純粋なポリシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートよりなる相容性混合物を製造するばかりでなく、
変性されたポリ−α−メチルスチロール及びほんの僅か
にシクロヘキシル(メタ)アクリレートで変性されてい
る他のポリマー(特にポリ(メタ)アクリレート)より
なる相容性混合物を製造することを可能にする。このこ
とは純粋なポリシクロヘキシル(メタ)アクリレートが
良好な機械特性を示さないだけになおさら重要である。
経費の理由からだけでも、ポリマーP2のシクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート含量をできるだけ僅かに保つ。
このことは最も重要な本発明による適用範囲がすなわち
ポリ−α−メチルスチロールもしくはポリ−α−メチル
スチロールコポリマーの、例えばポリマーP2でのラッ
カー塗布による表面保護であることからだけでも判明す
る。丁度この場合、ポリマーP2の最少量、例えばポリ
マーP1に対して0.5重量%が十分であり、従って再
加入の場合にはポリマーP1のほんの極めて僅少量を加
入しなければならない。 【0090】通例ポリマーP1として純粋でないポリ−
α−メチルスチロールも使用される。それというのもこ
れは一般に他のモノマーとの共重合なしでは熱安定性で
はないからである。 【0091】すなわちポリマーP2によるポリマーP1
の露候保護のほかに殊にポリマーP2の使用はポリマー
P1用の加工助剤として重要である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1. A)α−メチルスチロールモノマー 少なくとも20重量%及び スチロール及び芳香環のみがアルキルで置換されたスチロール、 アクリル酸及びメタクリル酸のエステル及びビニルエステルの群から選択され た疎水性ビニル化合物、 アクリロニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸イミド、p−(2−ヒドロキシ ヘキサフルオロイソプロピル)スチロール又はアリルアルコールの群から選択さ れた極性コモノマー の群から選択された他のコモノマー 80〜0重量% から構成されている(但し、極性モノマー分は10重量%より少ないことを条件 とする)ポリマーP1 1〜99.9重量% 及びB)被覆としての、式I:[式中R1は水素原子又はメチル基である]のモノマー 少なくとも2重量%及び 炭素原子数1〜12を有する非脂環式アルコールとのアクリル酸−又はメタク リル酸エステル、 環中に炭素原子数4、5、7、8、9、10、11又は12を有する置換され ていてよい環状アルコールとのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル、 置換シクロヘキサノールとのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル 及びα−メチルスチロールの群 から選択された他のコモノマー 98〜0重量% から構成されているポリマーP2 99〜0.1重量% (但し、ポリマーP1のα−メチルスチロール含量はポ
リマーP2中におけるそれよりも少なくとも10重量%
だけ大きいことを条件とする)よりなる相容性のポリマ
ー混合物より成る物体。 2.2種のポリマー成分: A)α−メチルスチロールモノマー 少なくとも20重量%及び スチロール及び芳香環のみがアルキル基で置換されたスチロール、 アクリル酸及びメタクリル酸のエステル及びビニルエステルの群から選択され た疎水性ビニル化合物、 アクリロニトリル、無水マレイン酸、マレイン酸イミド、p−(2−ヒドロキシ ヘキサフルオロイソプロピル)スチロール又はアリルアルコールの群から選択さ れた極性コモノマー の群から選択された他のコモノマー 80〜0重量% から構成されている(但し、極性モノマー分は10重量%より少ないことを条件 とする)ポリマーP1 1〜99.9重量% 及びB)式I: [式中R1は水素又はメチル基である]のモノマー少なくとも2重量%及び 炭素原子数1〜12を有する非脂環式アルコールとのアクリル酸−又はメタク リル酸エステル、 環中に炭素原子数4、5、7、8、9、10、11又は12を有する置換され ていてよい環状アルコールとのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル、 置換シクロヘキサノールとのアクリル酸−又はメタクリル酸エステル 及びα−メチルスチロールの群 から選択された他のコモノマー 98〜0重量% から構成されているポリマーP2 99〜0.1重量% (但し、ポリマーP1のα−メチルスチロール含量はポ
リマーP2中におけるそれよりも少なくとも10重量%
だけ大きいことを条件とする)よりなる相容性のポリマ
ー混合物の上に、ポリマーP2よりなる被覆を有する、
相容性のポリマー混合物より成る物体。
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