JP2858473B2 - 溶接位置保守装置 - Google Patents
溶接位置保守装置Info
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- JP2858473B2 JP2858473B2 JP2205305A JP20530590A JP2858473B2 JP 2858473 B2 JP2858473 B2 JP 2858473B2 JP 2205305 A JP2205305 A JP 2205305A JP 20530590 A JP20530590 A JP 20530590A JP 2858473 B2 JP2858473 B2 JP 2858473B2
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- JP
- Japan
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- control rod
- seal
- rod drive
- canopy
- carriage
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q9/00—Arrangements for supporting or guiding portable metal-working machines or apparatus
- B23Q9/0014—Portable machines provided with or cooperating with guide means supported directly by the workpiece during action
- B23Q9/0021—Portable machines provided with or cooperating with guide means supported directly by the workpiece during action the tool being guided in a circular path
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21D—NUCLEAR POWER PLANT
- G21D1/00—Details of nuclear power plant
- G21D1/02—Arrangements of auxiliary equipment
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F7/00—Shielded cells or rooms
- G21F7/06—Structural combination with remotely-controlled apparatus, e.g. with manipulators
- G21F7/066—Remotely manipulated tools
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/18—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
- F16H25/183—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions conveying only reciprocating motion, e.g. wedges
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 産業上の利用分野 本発明は、一般に、制御棒駆動機構が原子炉の容器蓋
ストーク(stalk)のアダプタ管に取着している部分の
オメガシール位置の保守に関し、特に、キャノピーシー
ルの保守に関するものである。ここで、キャノピーシー
ルとは、万が一オメガシールが損傷した場合に放出され
る恐れのある放射性蒸気を封ずるためにオメガシール位
置の回りに取り付けられているシールをいう。
ストーク(stalk)のアダプタ管に取着している部分の
オメガシール位置の保守に関し、特に、キャノピーシー
ルの保守に関するものである。ここで、キャノピーシー
ルとは、万が一オメガシールが損傷した場合に放出され
る恐れのある放射性蒸気を封ずるためにオメガシール位
置の回りに取り付けられているシールをいう。
従来の技術 近年の発電用原子炉の炉心は、一般に、下部炉心槽の
上方に配置された上部炉内構造物組立体を備えている。
下部炉心槽は、所定配列の燃料集合体を収容しており、
燃料集合体は、個々の燃料棒内の酸化ウランペレットで
生ずる制御核分裂反応の結果として熱を発生する。燃料
集合体で発生された熱を熱交換器に伝え、最終的にこの
熱を非放射性の利用可能な蒸気に変換するために、冷却
水が、下部炉心槽から上部炉内構造物を通り、上部炉心
槽の側壁に設けられた出口ノズルから流出するように、
常に循環されている。
上方に配置された上部炉内構造物組立体を備えている。
下部炉心槽は、所定配列の燃料集合体を収容しており、
燃料集合体は、個々の燃料棒内の酸化ウランペレットで
生ずる制御核分裂反応の結果として熱を発生する。燃料
集合体で発生された熱を熱交換器に伝え、最終的にこの
熱を非放射性の利用可能な蒸気に変換するために、冷却
水が、下部炉心槽から上部炉内構造物を通り、上部炉心
槽の側壁に設けられた出口ノズルから流出するように、
常に循環されている。
上部炉内構造物組立体は、原子炉の下部炉心槽と直列
に配列された上部炉心槽を有している。上部炉心槽の天
井部は上部支持板から形成されている。この支持板の周
縁部は上部炉心槽の上縁部に着座されている。支持板
と、その下側の上部炉心板とは、複数の穴を有してい
る。これらの穴は、燃料集合体から流出する高温加圧水
の流れを熱交換器に導くためのものであると共に、制御
棒組立体を導き入れるためのものである。上部支持板及
び上部炉心板の互いに整列された穴(下部炉心槽内の対
応の燃料集合体とも整列されている)間には、それぞ
れ、案内管が設けられている。これらの案内管は、制御
棒組立体の比較的に柔軟で長いロッドレット(rodlet)
を特定の燃料集合体内に整列させ案内することを目的と
する。
に配列された上部炉心槽を有している。上部炉心槽の天
井部は上部支持板から形成されている。この支持板の周
縁部は上部炉心槽の上縁部に着座されている。支持板
と、その下側の上部炉心板とは、複数の穴を有してい
る。これらの穴は、燃料集合体から流出する高温加圧水
の流れを熱交換器に導くためのものであると共に、制御
棒組立体を導き入れるためのものである。上部支持板及
び上部炉心板の互いに整列された穴(下部炉心槽内の対
応の燃料集合体とも整列されている)間には、それぞ
れ、案内管が設けられている。これらの案内管は、制御
棒組立体の比較的に柔軟で長いロッドレット(rodlet)
を特定の燃料集合体内に整列させ案内することを目的と
する。
燃料集合体で生ずる核分裂反応の割合は制御棒組立体
により調整される。各制御棒組立体は、銀、インジウム
又はカドミウム等の中性子吸収体を収容したステンレス
鋼管の配列から形成されている。このようなステンレス
鋼管(「ロッドレット」として周知)はスパイダ状ブラ
ケットから吊り下げられている。スパイダ状ブラケット
には往復動可能な駆動棒が連結され、制御棒組立体のロ
ッドレットを各燃料集合体内に深く挿入し或はそこから
引き抜き、その燃料集合体により発生される熱量を調節
するようになっている。これらの往復動可能な駆動棒は
制御棒駆動機構により駆動されるが、制御棒駆動機構と
しては、電磁式直線運動駆動型装置又は水圧駆動型装置
等が考えられ、炉心に対して制御棒をインクレメンタル
ステップで出し入れする。制御棒駆動機構の各々はアダ
プタ管により原子炉容器蓋に取り付けられており、制御
棒駆動機構は、オメガシール(断面がギリシャ文字のΩ
に似ていることからこのように呼ばれる)によってアダ
プタ管に対して封止されている。
により調整される。各制御棒組立体は、銀、インジウム
又はカドミウム等の中性子吸収体を収容したステンレス
鋼管の配列から形成されている。このようなステンレス
鋼管(「ロッドレット」として周知)はスパイダ状ブラ
ケットから吊り下げられている。スパイダ状ブラケット
には往復動可能な駆動棒が連結され、制御棒組立体のロ
ッドレットを各燃料集合体内に深く挿入し或はそこから
引き抜き、その燃料集合体により発生される熱量を調節
するようになっている。これらの往復動可能な駆動棒は
制御棒駆動機構により駆動されるが、制御棒駆動機構と
しては、電磁式直線運動駆動型装置又は水圧駆動型装置
等が考えられ、炉心に対して制御棒をインクレメンタル
ステップで出し入れする。制御棒駆動機構の各々はアダ
プタ管により原子炉容器蓋に取り付けられており、制御
棒駆動機構は、オメガシール(断面がギリシャ文字のΩ
に似ていることからこのように呼ばれる)によってアダ
プタ管に対して封止されている。
高温の放射性一次冷却水が制御棒駆動機構内に含まれ
ているので、運転中、腐食のために制御棒駆動機構とア
ダプタ管との間から漏れが生ずる恐れがある。このよう
な漏れは腐食を更に進行させ、漏れにより放出された放
射性蒸気のため、漏れ領域の周囲を汚染することとなろ
う。
ているので、運転中、腐食のために制御棒駆動機構とア
ダプタ管との間から漏れが生ずる恐れがある。このよう
な漏れは腐食を更に進行させ、漏れにより放出された放
射性蒸気のため、漏れ領域の周囲を汚染することとなろ
う。
ホースト・ウェック(Horst Kweck)により1989年7
月7日に出願されたウエスチングハウス・エレクトリッ
ク・コーポレーションに譲渡された米国特許願第376512
号明細書に開示されるように、制御棒駆動機構とアダプ
タ管との間で生ずる恐れのある全ての漏れを抑制するた
めに、オメガシール位置の回りにキャノピーシールを配
置して遠隔的に封止するシステムが開発された。しかし
ながら、このようなキャノピーシールも、取り付けられ
た後は、その端部の周囲に漏れを生ずる可能性があり、
保守の必要があることが分かっている。また、前記米国
特許願第376512号明細書にも述べられているように、制
御棒駆動機構同士間の空間上の制限によりキャノピーシ
ールを保守するのが困難であることを分かっている。更
に、制御棒駆動機構及びアダプタ管の表面がキャノピー
シールの配置及び溶接に先立って調整されている場合に
は、制御棒駆動機構及びアダプタ管の回りへのキャノピ
ーシールの最初の溶接が改善されることにも注意すべき
である。
月7日に出願されたウエスチングハウス・エレクトリッ
ク・コーポレーションに譲渡された米国特許願第376512
号明細書に開示されるように、制御棒駆動機構とアダプ
タ管との間で生ずる恐れのある全ての漏れを抑制するた
めに、オメガシール位置の回りにキャノピーシールを配
置して遠隔的に封止するシステムが開発された。しかし
ながら、このようなキャノピーシールも、取り付けられ
た後は、その端部の周囲に漏れを生ずる可能性があり、
保守の必要があることが分かっている。また、前記米国
特許願第376512号明細書にも述べられているように、制
御棒駆動機構同士間の空間上の制限によりキャノピーシ
ールを保守するのが困難であることを分かっている。更
に、制御棒駆動機構及びアダプタ管の表面がキャノピー
シールの配置及び溶接に先立って調整されている場合に
は、制御棒駆動機構及びアダプタ管の回りへのキャノピ
ーシールの最初の溶接が改善されることにも注意すべき
である。
以上から明らかな通り、原子炉保守業においては、キ
ャノピーシールを受け入れることができるよう制御棒駆
動機構及びアダプタ管の表面を効果的に且つ遠隔的に調
整できる装置であって、欠陥溶接ないし破損溶接を除去
するために利用可能な装置、更には保守作業に必要な検
査を促進するのに利用できる装置が必要とされている。
このような装置によれば、従来一般に1日に50万ドル以
上の損益を出す停止時間を低減でき、更に、放射能汚染
による保守作業員の被爆の恐れを減ずることができる。
ャノピーシールを受け入れることができるよう制御棒駆
動機構及びアダプタ管の表面を効果的に且つ遠隔的に調
整できる装置であって、欠陥溶接ないし破損溶接を除去
するために利用可能な装置、更には保守作業に必要な検
査を促進するのに利用できる装置が必要とされている。
このような装置によれば、従来一般に1日に50万ドル以
上の損益を出す停止時間を低減でき、更に、放射能汚染
による保守作業員の被爆の恐れを減ずることができる。
発明の概要 一般的に述べるならば、本発明は、キャノピーシール
及びオメガシールの位置に容易に接近できるように設計
された多機能保守装置である。この装置は、まず第1
に、予定溶接領域を清浄化することにより新しいキャノ
ピーシールの設置を容易化するのに利用される。更に、
この装置は、以前に配置され溶接されたキャノピーシー
ルの回りの欠陥溶接を検査し切削するのにも利用され
る。
及びオメガシールの位置に容易に接近できるように設計
された多機能保守装置である。この装置は、まず第1
に、予定溶接領域を清浄化することにより新しいキャノ
ピーシールの設置を容易化するのに利用される。更に、
この装置は、以前に配置され溶接されたキャノピーシー
ルの回りの欠陥溶接を検査し切削するのにも利用され
る。
この多機能装置の最重要点は、原子炉圧力容器のすぐ
上方に配置された制御棒駆動機構間の限られた領域に接
近できる点にある。この装置は、制御棒駆動機構の回り
に取り付けられた円筒形のカルーセル(carousel)によ
り制御棒駆動機構間で取り扱うことができる。このカル
ーセルは、前記米国特許願第376,512号に詳細に説明さ
れているが、本装置をキャノピーシールを中心として旋
回運動させることができるものである。
上方に配置された制御棒駆動機構間の限られた領域に接
近できる点にある。この装置は、制御棒駆動機構の回り
に取り付けられた円筒形のカルーセル(carousel)によ
り制御棒駆動機構間で取り扱うことができる。このカル
ーセルは、前記米国特許願第376,512号に詳細に説明さ
れているが、本装置をキャノピーシールを中心として旋
回運動させることができるものである。
この装置は、キャノピーシールの保守を進める上で色
々な機能を果たすようになっている。装置内に配置され
エアモータにより駆動されるアタッチメントは、所望の
特定保守機能しだいである。まず、制御棒駆動機構及び
アダプタ管の表面を清浄化処理するため、フラッパホイ
ールが用いられる。新しいキャノピーシールを適切に取
り付けるためには、オメガシール位置の周囲に蓄積した
ホウ素や他の不純物の全てを除去し、適所にキャノピー
シールを適正に溶接するのに必要な清浄金属面を露出さ
せなければならない。
々な機能を果たすようになっている。装置内に配置され
エアモータにより駆動されるアタッチメントは、所望の
特定保守機能しだいである。まず、制御棒駆動機構及び
アダプタ管の表面を清浄化処理するため、フラッパホイ
ールが用いられる。新しいキャノピーシールを適切に取
り付けるためには、オメガシール位置の周囲に蓄積した
ホウ素や他の不純物の全てを除去し、適所にキャノピー
シールを適正に溶接するのに必要な清浄金属面を露出さ
せなければならない。
キャノピーシールは、一旦適正に固定され使用状態と
された後は、これもまた漏れを起こす可能性がある。キ
ャノピーシールの溶接部に漏れがあるか否かを判断する
ための浸透試験中に、過剰な発色剤を洗浄除去するた
め、パシアタッチメント(pathi attachment)が装置内
に配置されることとなる。また、漏れが検出された場
合、第3のアタッチメント、即ち回転研石が装置内に配
置され、欠陥溶接を除去するクラインダーとして用いら
れる。恐らくは、無数のアタッチメントをこの装置に適
用できるであろう。
された後は、これもまた漏れを起こす可能性がある。キ
ャノピーシールの溶接部に漏れがあるか否かを判断する
ための浸透試験中に、過剰な発色剤を洗浄除去するた
め、パシアタッチメント(pathi attachment)が装置内
に配置されることとなる。また、漏れが検出された場
合、第3のアタッチメント、即ち回転研石が装置内に配
置され、欠陥溶接を除去するクラインダーとして用いら
れる。恐らくは、無数のアタッチメントをこの装置に適
用できるであろう。
この装置は、アタッチメントを垂直及び水平に移動さ
せることができると共に、前述したカルーセルによって
シールの回りで旋回運動もできる。2本のモータ駆動の
親ねじがアタッチメントの位置決めのために設けられて
いる。第1の親ねじは、装置の下部部分に取り付けられ
たエアモータマウントを選択的に上下させることによ
り、キャノピーシールの隣接位置にエアモータを垂直に
位置決めするように用いられる。第2の親ねじは、特定
のアタッチメントが取り付けられたエアモータを水平に
移動させることができる。この水平移動は、親ねじによ
り垂直方向に動かされ且つエアモータに固定されたカム
従動体と共働するカム面によって、得られる。カム面を
垂直に往復動させることにより、エアモータはそれに応
じて、制御棒駆動機構及びアダプタ管に対して水平に往
復動される。
せることができると共に、前述したカルーセルによって
シールの回りで旋回運動もできる。2本のモータ駆動の
親ねじがアタッチメントの位置決めのために設けられて
いる。第1の親ねじは、装置の下部部分に取り付けられ
たエアモータマウントを選択的に上下させることによ
り、キャノピーシールの隣接位置にエアモータを垂直に
位置決めするように用いられる。第2の親ねじは、特定
のアタッチメントが取り付けられたエアモータを水平に
移動させることができる。この水平移動は、親ねじによ
り垂直方向に動かされ且つエアモータに固定されたカム
従動体と共働するカム面によって、得られる。カム面を
垂直に往復動させることにより、エアモータはそれに応
じて、制御棒駆動機構及びアダプタ管に対して水平に往
復動される。
種々のアタッチメントを備える前記装置を提供するこ
とにより、制御棒駆動機構及びアダプタ管の溶接面は調
整され、欠陥溶接は、その漏れ位置から離れた遠隔位置
から修理され得る。更に、この装置により作業員が漏れ
位置の周囲を取り扱うことを可能とし、漏れ位置での保
守を効果的に且つ有効に行うことができる。これによ
り、原子炉容器停止時間は最小化され、或は多くの場
合、停止時間がなくなり、作業員の放射線被曝を相当に
減ずることができる。
とにより、制御棒駆動機構及びアダプタ管の溶接面は調
整され、欠陥溶接は、その漏れ位置から離れた遠隔位置
から修理され得る。更に、この装置により作業員が漏れ
位置の周囲を取り扱うことを可能とし、漏れ位置での保
守を効果的に且つ有効に行うことができる。これによ
り、原子炉容器停止時間は最小化され、或は多くの場
合、停止時間がなくなり、作業員の放射線被曝を相当に
減ずることができる。
好適な実施例の詳細な説明 図面、特に第4図を参照すると、圧力容器2をから構
成された原子炉1が示されており、この圧力容器2には
取外し可能な閉鎖蓋4が複数のボルト(図示しない)に
より取り付けられている。圧力容器2は、比較的高圧で
流体冷却材を収容するのに適した周知型式である。本実
施例において、用いられる冷却材は水であるが、望まれ
るならば他の流体を冷却材として用いることもできる。
圧力容器2は入口ノズル6と出口ノズル8を有してい
る。冷却材は、周知の態様で、原子炉圧力容器2を通っ
て循環される。燃料集合体10は圧力容器2内において下
部炉心板12と上部炉心板14との間に取り付けられ、炉心
を構成している。下部炉心板12は炉心槽16に溶接により
取り付けられ、炉心槽16は、圧力容器2の棚状突出部な
いしレッジ20に載置される上部フランジ18を有してい
る。上部炉心板14は複数の支持管24により上部支持板22
から支持されている。
成された原子炉1が示されており、この圧力容器2には
取外し可能な閉鎖蓋4が複数のボルト(図示しない)に
より取り付けられている。圧力容器2は、比較的高圧で
流体冷却材を収容するのに適した周知型式である。本実
施例において、用いられる冷却材は水であるが、望まれ
るならば他の流体を冷却材として用いることもできる。
圧力容器2は入口ノズル6と出口ノズル8を有してい
る。冷却材は、周知の態様で、原子炉圧力容器2を通っ
て循環される。燃料集合体10は圧力容器2内において下
部炉心板12と上部炉心板14との間に取り付けられ、炉心
を構成している。下部炉心板12は炉心槽16に溶接により
取り付けられ、炉心槽16は、圧力容器2の棚状突出部な
いしレッジ20に載置される上部フランジ18を有してい
る。上部炉心板14は複数の支持管24により上部支持板22
から支持されている。
原子炉1には制御棒駆動機構26が設けられている。こ
の制御棒駆動機構26は、炉心に対して制御棒をインクレ
メンタルステップで出し入れする電磁式直線運動駆動型
装置又は水圧駆動型装置を含む通常の型式である。前述
したように、制御棒駆動機構26は、アダプタ管28により
閉鎖蓋4に取り付けられ、また、第5図に明示するよう
に、オメガシール30により対応のアダプタ管28に対して
封止される。
の制御棒駆動機構26は、炉心に対して制御棒をインクレ
メンタルステップで出し入れする電磁式直線運動駆動型
装置又は水圧駆動型装置を含む通常の型式である。前述
したように、制御棒駆動機構26は、アダプタ管28により
閉鎖蓋4に取り付けられ、また、第5図に明示するよう
に、オメガシール30により対応のアダプタ管28に対して
封止される。
第5図から諒解される通り、オメガシール30はアダプ
タ管28と制御棒駆動機構26との間の第1のシールであ
る。更に、第5図を参照すると、半円形断面のキャノピ
ーシール32が、オメガシール30の全周を被包するように
配置され固定されている。新しいキャノピーシール32を
良好に取り付けるのに必要とされる清浄な金属面を露出
するために、オメガシール位置の回りにキャノピーシー
ル32を配置して固定する前に、その位置を完全に清浄処
理してその領域に蓄積したホウ素や他の汚染物を除去す
ることが有益である。更に、キャノピーシール32が適正
に固定された後、キャノピーシール32の回りの溶接に欠
陥が発見され、交換を必要とする場合も考えられる。
タ管28と制御棒駆動機構26との間の第1のシールであ
る。更に、第5図を参照すると、半円形断面のキャノピ
ーシール32が、オメガシール30の全周を被包するように
配置され固定されている。新しいキャノピーシール32を
良好に取り付けるのに必要とされる清浄な金属面を露出
するために、オメガシール位置の回りにキャノピーシー
ル32を配置して固定する前に、その位置を完全に清浄処
理してその領域に蓄積したホウ素や他の汚染物を除去す
ることが有益である。更に、キャノピーシール32が適正
に固定された後、キャノピーシール32の回りの溶接に欠
陥が発見され、交換を必要とする場合も考えられる。
上記機能を果たすために、第1図に示すようなキャノ
ピーシール清浄処理・切削工具(溶接位置保守装置)34
が提供される。このキャノピーシール清浄処理・切削工
具34は、キャノピーシールに容易に接近できるように設
計された多機能装置である。第1図から分かるように、
この工具34は2本のモータ駆動式親ねじ36、38を有し、
これらの親ねじ36、38は工具34に所望の動きを与える。
工具34それ自体は制御棒駆動機構に比して小型であり、
キャノピーシールの領域を保守するために制御棒駆動機
構間で容易に取り扱うことができるようになっている。
親ねじ36は固定ハウジング40の全長にわたり延設されて
いる。固定ハウジング40は、前記米国特許願第376,512
号で述べられているような制御棒駆動機構の回りに配置
された円筒形のカルーセルに固定連結されるようになっ
ている。ハウジング40は色々な方法でカルーセルに取り
付けられるが、いわゆるあり溝結合構造を使用すると、
必要な場合にキャノピーシール清浄処理・切削工具34を
カルーセルに容易に脱着することができるので、あり溝
結合構造の使用が好ましい。
ピーシール清浄処理・切削工具(溶接位置保守装置)34
が提供される。このキャノピーシール清浄処理・切削工
具34は、キャノピーシールに容易に接近できるように設
計された多機能装置である。第1図から分かるように、
この工具34は2本のモータ駆動式親ねじ36、38を有し、
これらの親ねじ36、38は工具34に所望の動きを与える。
工具34それ自体は制御棒駆動機構に比して小型であり、
キャノピーシールの領域を保守するために制御棒駆動機
構間で容易に取り扱うことができるようになっている。
親ねじ36は固定ハウジング40の全長にわたり延設されて
いる。固定ハウジング40は、前記米国特許願第376,512
号で述べられているような制御棒駆動機構の回りに配置
された円筒形のカルーセルに固定連結されるようになっ
ている。ハウジング40は色々な方法でカルーセルに取り
付けられるが、いわゆるあり溝結合構造を使用すると、
必要な場合にキャノピーシール清浄処理・切削工具34を
カルーセルに容易に脱着することができるので、あり溝
結合構造の使用が好ましい。
親ねじ36は、遠隔制御可能なモータ42により正逆両方
向に回転駆動される。親ねじ36には、往復台46に固定さ
れた従動体44が共働されるようになっている。親ねじ36
が正逆いずれかの方向に回転されると、往復台46がハウ
ジング40に対して垂直方向に上下動される。親ねじ36の
回転を可能とするために、親ねじ36の下端は軸受50によ
り支持板48内に取り付けられている。更に、親ねじ36
は、分割式ハグクランプ54により上部支持板52内に収容
されている。しかし、親ねじ36は、支持板48、52間で自
由に回転できるように、他のどのような方法で支持板4
8、52に取り付けられても良いことに注意されたい。更
に、指示板52はモータ42を支持しており、このモータ42
は、往復台46を作動させるために親ねじ46に必要な回転
運動を与える。
向に回転駆動される。親ねじ36には、往復台46に固定さ
れた従動体44が共働されるようになっている。親ねじ36
が正逆いずれかの方向に回転されると、往復台46がハウ
ジング40に対して垂直方向に上下動される。親ねじ36の
回転を可能とするために、親ねじ36の下端は軸受50によ
り支持板48内に取り付けられている。更に、親ねじ36
は、分割式ハグクランプ54により上部支持板52内に収容
されている。しかし、親ねじ36は、支持板48、52間で自
由に回転できるように、他のどのような方法で支持板4
8、52に取り付けられても良いことに注意されたい。更
に、指示板52はモータ42を支持しており、このモータ42
は、往復台46を作動させるために親ねじ46に必要な回転
運動を与える。
更に、支持板48、52間には、往復台46の垂直移動を案
内するために、案内ロッド56が設けられている。また、
往復台46の垂直移動を補助するために、往復台46に固定
された1対の案内ロッド従動体58、60が案内ロッド56に
沿って往復動するようになっている。
内するために、案内ロッド56が設けられている。また、
往復台46の垂直移動を補助するために、往復台46に固定
された1対の案内ロッド従動体58、60が案内ロッド56に
沿って往復動するようになっている。
第1図から諒解される通り、支持板52には中央穴62が
貫設されており、往復台46の垂直往復運動中に駆動モー
タ64を受け入れる。以下で詳説するが、駆動モータ64
は、駆動モータ42と同様であり、親ねじ38を回転運動さ
せる。
貫設されており、往復台46の垂直往復運動中に駆動モー
タ64を受け入れる。以下で詳説するが、駆動モータ64
は、駆動モータ42と同様であり、親ねじ38を回転運動さ
せる。
次に、第2図、第3A図及び第3B図を参照して、往復台
46について詳細に説明する。往復台46は、2つのピース
ハウジング、即ち、内側部分68と、第1図に示される親
ねじ38及びモータ64により内側部分66に対して往復動さ
れる外側部分68とから構成されている。親ねじ38は、内
側部分66内で、1対の分割式ハブクランプ74、76により
支持板70、72間で取り付けられている。外側部分68は、
ナット、フランジ78により内側部分66に対して往復動す
ることができ、このナット・フランジ78は外側部分68に
固定され、内側部分66に対して外側部分68を上下に駆動
するように親ねじ38のねじ部と共働するめねじ部を有し
ている。
46について詳細に説明する。往復台46は、2つのピース
ハウジング、即ち、内側部分68と、第1図に示される親
ねじ38及びモータ64により内側部分66に対して往復動さ
れる外側部分68とから構成されている。親ねじ38は、内
側部分66内で、1対の分割式ハブクランプ74、76により
支持板70、72間で取り付けられている。外側部分68は、
ナット、フランジ78により内側部分66に対して往復動す
ることができ、このナット・フランジ78は外側部分68に
固定され、内側部分66に対して外側部分68を上下に駆動
するように親ねじ38のねじ部と共働するめねじ部を有し
ている。
第3A図に示すように、外側部分68は、親ねじ38の軸線
に対して約22.5度の角度で傾斜された傾斜カム溝80を有
している。更に、内側部分66は、親ねじ38の垂直軸線に
直角に形成されたカム溝82を備えている。往復台46の下
部部分には、往復動可能なエアモータ84が取り付けら
れ、このエアモータ84は直線形軸受86に沿って水平方向
に移動できる。エアモータ84のハウジングの側壁面から
は、1対の軸受スタッド88が延設されている。軸受スタ
ッド88の主部分はカム溝82に収容されており、また、軸
受スタッド88の先端部分90はカム溝80内に延びそこに収
容されている。カム溝80内で軸受スタッド88が円滑に動
作するように、軸受スタッド88の先端部分90にはリング
軸受が設けられている。
に対して約22.5度の角度で傾斜された傾斜カム溝80を有
している。更に、内側部分66は、親ねじ38の垂直軸線に
直角に形成されたカム溝82を備えている。往復台46の下
部部分には、往復動可能なエアモータ84が取り付けら
れ、このエアモータ84は直線形軸受86に沿って水平方向
に移動できる。エアモータ84のハウジングの側壁面から
は、1対の軸受スタッド88が延設されている。軸受スタ
ッド88の主部分はカム溝82に収容されており、また、軸
受スタッド88の先端部分90はカム溝80内に延びそこに収
容されている。カム溝80内で軸受スタッド88が円滑に動
作するように、軸受スタッド88の先端部分90にはリング
軸受が設けられている。
エアモータ84は、そこに適用される種々の工具アタッ
チメント92を回転運動させる。工具34内に配置されエア
モータ84により駆動されるアタッチメント92は、所望の
特定保守機能により異なる。まず、制御棒駆動機構及び
アダプタ管の表面を清浄処理するためには、フラッパホ
イールが用いられる。新しいキャノピーシールを適切に
取り付けるために、オメガシール位置の周囲に蓄積した
ホウ素や他の不純物の全てを除去し、適所にキャノピー
シールを適正に溶接するために必要な清浄な金属面を露
出させなければならない。キャノピーシール32は、一旦
適正に固定され使用状態とされた後、漏れを起こす可能
性がある。キャノピーシールの溶接部に漏れがあるか否
かを判断するための浸透試験中に、過剰な発色剤を洗浄
除去するため、パシアタッチメントが工具34内に配置さ
れる。また、漏れが検出された場合、第3のアタッチメ
ント、即ち回転研石が工具34内に配置され、欠陥溶接を
除去するクラインダーとして用いられる。恐らくは、無
数のアタッチメントをこの工具34に適用できるであろ
う。
チメント92を回転運動させる。工具34内に配置されエア
モータ84により駆動されるアタッチメント92は、所望の
特定保守機能により異なる。まず、制御棒駆動機構及び
アダプタ管の表面を清浄処理するためには、フラッパホ
イールが用いられる。新しいキャノピーシールを適切に
取り付けるために、オメガシール位置の周囲に蓄積した
ホウ素や他の不純物の全てを除去し、適所にキャノピー
シールを適正に溶接するために必要な清浄な金属面を露
出させなければならない。キャノピーシール32は、一旦
適正に固定され使用状態とされた後、漏れを起こす可能
性がある。キャノピーシールの溶接部に漏れがあるか否
かを判断するための浸透試験中に、過剰な発色剤を洗浄
除去するため、パシアタッチメントが工具34内に配置さ
れる。また、漏れが検出された場合、第3のアタッチメ
ント、即ち回転研石が工具34内に配置され、欠陥溶接を
除去するクラインダーとして用いられる。恐らくは、無
数のアタッチメントをこの工具34に適用できるであろ
う。
第3A図及び第3B図から諒解される通り、親ねじ38に対
するナット・フランジ78の下方移動によって、カム溝80
も下方に移動する。そのようにすると、軸受スタッド88
の先端部分90はカム溝80によってカム溝82に沿って水平
方向に押し進められる。エアモータ84、そしてそこに適
用されたアタッチメント92を適当な所望位置に配置する
ために、親ねじ38は必要な方向に必要な量だけ回転され
る。
するナット・フランジ78の下方移動によって、カム溝80
も下方に移動する。そのようにすると、軸受スタッド88
の先端部分90はカム溝80によってカム溝82に沿って水平
方向に押し進められる。エアモータ84、そしてそこに適
用されたアタッチメント92を適当な所望位置に配置する
ために、親ねじ38は必要な方向に必要な量だけ回転され
る。
次に、キャノピーシール清浄処理・切削工具34の作動
について説明する。まず、工具34は、前述したようにカ
ルーセルの固定位置に固定される。この取付の後、工具
34は制御棒駆動機構の中心軸線を中心として回転可能と
なり、キャノピーシールの外周の所望位置に工具34を配
置することができる。次いで、従動体44により往復台46
を垂直方向に変位するよう親ねじ38を回転させる駆動モ
ータ42の作動によって、工具34は垂直方向に下降され
る。往復台46が所望の垂直位置に達したならば、往復台
46に対してエアモータ84を水平方向に位置決めするため
に、駆動モータ64が時計方向又は反時計方向に駆動され
る。駆動モータ64の回転により、親ねじ38も回転され、
ナット・フランジ78により往復台46の外側部分68が垂直
に移動される。外側部分68が上方又は下方に移動するこ
とにより、カム溝80がエアモータ84に対して移動され
る。この動作により、軸受スタッド88がカム軸82に沿っ
て水平方向に押動され、ひいてはエアモータ84が水平方
向に移動されて該エアモータ84に設けられたアタッチメ
ント92が適正に配置される。前述した動作の各々、即ち
エアモータ84及びアタッチメント92の旋回動作、垂直動
作及び水平動作は、作業工程中、所望の態様でアタッチ
メント92を移動させるために、同時に実行されても良
い。
について説明する。まず、工具34は、前述したようにカ
ルーセルの固定位置に固定される。この取付の後、工具
34は制御棒駆動機構の中心軸線を中心として回転可能と
なり、キャノピーシールの外周の所望位置に工具34を配
置することができる。次いで、従動体44により往復台46
を垂直方向に変位するよう親ねじ38を回転させる駆動モ
ータ42の作動によって、工具34は垂直方向に下降され
る。往復台46が所望の垂直位置に達したならば、往復台
46に対してエアモータ84を水平方向に位置決めするため
に、駆動モータ64が時計方向又は反時計方向に駆動され
る。駆動モータ64の回転により、親ねじ38も回転され、
ナット・フランジ78により往復台46の外側部分68が垂直
に移動される。外側部分68が上方又は下方に移動するこ
とにより、カム溝80がエアモータ84に対して移動され
る。この動作により、軸受スタッド88がカム軸82に沿っ
て水平方向に押動され、ひいてはエアモータ84が水平方
向に移動されて該エアモータ84に設けられたアタッチメ
ント92が適正に配置される。前述した動作の各々、即ち
エアモータ84及びアタッチメント92の旋回動作、垂直動
作及び水平動作は、作業工程中、所望の態様でアタッチ
メント92を移動させるために、同時に実行されても良
い。
以上から分かるように、キャノピーシール清浄処理・
切削工具34は、制御棒駆動機構及びアダプタ管の回りで
容易に取り扱われ、その領域を保守することができる。
このようなキャノピーシール清浄処理・切削工具34を提
供することにより、制御棒駆動機構及びアダプタ管の溶
接面をキャノピーシール固定前に調整することができ、
また、キャノピーシールの周囲に生じた欠陥溶接をその
漏れ位置から離れた所から補修することができる。これ
により、キャノピーシール位置の補修を効果的に且つ有
効に行うことができる。このような遠隔操作を可能とす
ることにより、原子炉容器停止時間は最小化され、或は
多くの場合、停止時間がなくなり、作業員の放射性被曝
を相当に減ずることができる。
切削工具34は、制御棒駆動機構及びアダプタ管の回りで
容易に取り扱われ、その領域を保守することができる。
このようなキャノピーシール清浄処理・切削工具34を提
供することにより、制御棒駆動機構及びアダプタ管の溶
接面をキャノピーシール固定前に調整することができ、
また、キャノピーシールの周囲に生じた欠陥溶接をその
漏れ位置から離れた所から補修することができる。これ
により、キャノピーシール位置の補修を効果的に且つ有
効に行うことができる。このような遠隔操作を可能とす
ることにより、原子炉容器停止時間は最小化され、或は
多くの場合、停止時間がなくなり、作業員の放射性被曝
を相当に減ずることができる。
第1図は、本発明の好適な実施例に従った溶接位置保守
装置、即ちキャノピーシール清浄処理・切削工具を示す
正面図、第2図は、本発明の好適な実施例に従った水平
移動用の機構を示す拡大正面図、第3A図は、第2図に示
される機構の側面図、第3B図は、第2図に示される機構
の側面図であり、水平に突出された状態を示す図、第4
図は、本発明が適用される原子炉の炉内構造を示す断面
図、第5図は、キャノピーシールが取り付けられている
状態を示す第4図のA部の拡大断面図である。図中、 26……制御棒駆動機構、28……アダプタ管 32……キャノピーシール 34……キャノピーシール清浄処理・切削工具(溶接位置
保守装置) 36,38……親ねじ、40……ハウジング 42,64……モータ、44……従動体 46……往復台、78……ナッフ・フランジ 80,82……カム溝、84……エアモータ 88……軸受スタッド、92……工具アタッチメント
装置、即ちキャノピーシール清浄処理・切削工具を示す
正面図、第2図は、本発明の好適な実施例に従った水平
移動用の機構を示す拡大正面図、第3A図は、第2図に示
される機構の側面図、第3B図は、第2図に示される機構
の側面図であり、水平に突出された状態を示す図、第4
図は、本発明が適用される原子炉の炉内構造を示す断面
図、第5図は、キャノピーシールが取り付けられている
状態を示す第4図のA部の拡大断面図である。図中、 26……制御棒駆動機構、28……アダプタ管 32……キャノピーシール 34……キャノピーシール清浄処理・切削工具(溶接位置
保守装置) 36,38……親ねじ、40……ハウジング 42,64……モータ、44……従動体 46……往復台、78……ナッフ・フランジ 80,82……カム溝、84……エアモータ 88……軸受スタッド、92……工具アタッチメント
Claims (1)
- 【請求項1】制御棒駆動機構の周囲の溶接位置を保守す
るための保守装置であって、 前記制御棒駆動機構の周囲を旋回されようになっている
ハウジングと、 前記ハウジング内に往復動可能に収容される往復台と、 第1の方向に前記往復台を往復動させるための第1の移
動手段と、 前記往復台内に往復動可能に収容される工具アタッチメ
ントと、 第2の方向に前記工具アタッチメントを往復動させるた
めの第2の移動手段と、 を備えており、前記工具アタッチメントが、前記第1の
移動手段及び前記第2の移動手段により、前記制御棒駆
動機構に対して位置決めされるようになっている溶接位
置保守装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/389,911 US5075071A (en) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | Cleaning and excavating tool for control rod canopy seals |
US389,911 | 1989-08-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387697A JPH0387697A (ja) | 1991-04-12 |
JP2858473B2 true JP2858473B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=23540272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2205305A Expired - Lifetime JP2858473B2 (ja) | 1989-08-04 | 1990-08-03 | 溶接位置保守装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5075071A (ja) |
EP (1) | EP0411870B1 (ja) |
JP (1) | JP2858473B2 (ja) |
ES (1) | ES2066135T3 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6522366B2 (ja) * | 2015-02-25 | 2019-05-29 | 三菱重工業株式会社 | 熱遮蔽体取付装置および取付方法 |
CN104979029B (zh) * | 2015-05-20 | 2017-04-19 | 中广核检测技术有限公司 | 核电站控制棒驱动机构ω焊缝超声检查装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3127050A (en) * | 1964-03-31 | Pressure vessel construction | ||
US3607629A (en) * | 1968-01-24 | 1971-09-21 | Westinghouse Electric Corp | Drive mechanism for control elements |
US3818786A (en) * | 1972-12-21 | 1974-06-25 | Combustion Eng | Remote cutting apparatus |
FR2459534A1 (fr) * | 1979-06-14 | 1981-01-09 | Commissariat Energie Atomique | Procede et dispositif de fixation d'un tube de guidage d'un assemblage combustible nucleaire aux plaques d'extremites dudit assemblage |
DE3310947A1 (de) * | 1983-03-23 | 1986-03-06 | Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim | Reparatureinrichtung fuer einen reaktordruckbehaelter |
US4830814A (en) * | 1987-06-29 | 1989-05-16 | Westinghouse Electric Corp. | Integrated head package for a nuclear reactor |
-
1989
- 1989-08-04 US US07/389,911 patent/US5075071A/en not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-07-30 EP EP90308355A patent/EP0411870B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-30 ES ES90308355T patent/ES2066135T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-03 JP JP2205305A patent/JP2858473B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2066135T3 (es) | 1995-03-01 |
EP0411870B1 (en) | 1994-12-07 |
JPH0387697A (ja) | 1991-04-12 |
EP0411870A1 (en) | 1991-02-06 |
US5075071A (en) | 1991-12-24 |
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