JP2858438B2 - インク供給量調整方法 - Google Patents

インク供給量調整方法

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JP2858438B2 JP2085943A JP8594390A JP2858438B2 JP 2858438 B2 JP2858438 B2 JP 2858438B2 JP 2085943 A JP2085943 A JP 2085943A JP 8594390 A JP8594390 A JP 8594390A JP 2858438 B2 JP2858438 B2 JP 2858438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、印刷機のインク供給量調整方法に関する。
(従来の技術) 従来、特開平1−316270号公報に記載の印刷システム
が開示されている。この印刷システムは、刷版の仕事番
号(Job Number)等を表わす識別情報をバーコード等に
て予め刷版に付しておき、この刷版の各領域における絵
柄面積率を上記識別情報とともに記憶媒体に記憶させて
おく。そして、この刷版を用いる印刷時に、該刷版の識
別情報を読取り、この識別情報に対応する刷版の絵柄面
積率を記憶媒体から読出し、この刷版の各領域における
絵柄面積率に基づいて、印刷機が備えるインク供給量調
整装置のインク調整ねじの開度を調整し、印刷機による
印刷を行なうこととしている。
又、特開昭61−162355号公報に記載のインク調整ねじ
開度較正装置が開示されている。このインク調整ねじ開
度較正装置は、絵柄面積率と、絵柄面積率に基づいたイ
ンク調整ねじの最適ねじ開度の調整後に人手により微調
整して最終設定された最適ねじ開度(最適インク供給
量)とから、各絵柄面積率に対する最適ねじ開度の交換
カーブを算定するものである。
ところで、同一の刷版(前回の印刷で使用した刷版と
いう意味と、別個の刷版に同一絵柄を再度焼付けて作製
した同一内容の刷版という意味の2つの意味)を用い
て、ある時間経過後に再印刷を行なう場合がある。これ
は、例えば、増刷する場合、1年前に印刷したものと同
じものを再度何部か再印刷して欲しい如くの要求によ
る。
この場合、従来の印刷システムにあっては、下記又
はの方法を用いることになる。
再度絵柄面積率を測定し、前述の変換カーブを用いて
最適ねじ開度を演算により求め、この演算値に基づいて
インク調整ねじの開度設定を行なう。
絵柄面積率が保存されていれば、絵柄面積率を再測定
することなく、保有されている絵柄面積率から、前述の
変換カーブを介して最適ねじ開度を演算により求め、こ
の演算値に基づいてインク調整ねじの開度設定を行な
う。
(発明が解決しようとする課題) 然しながら、従来技術は以下の問題点がある。
上述のの方法は、再度絵柄面積率を測定しなければ
ならず、又、前回の印刷した刷版だと、印刷機の版ロー
ラに1度巻付けられたものであるために湾曲しており、
絵柄面積率の正確な測定が困難である。
上述の、の方法とも、絵柄面積率から前述の変換
カーブを用いて最適ねじ開度を演算する処理が必要であ
り、迅速な対応ができない。
本発明は、同一の刷版を用いる再印刷時に絵柄面積率
を再度測定することなく、又、変換カーブを用いて最適
インク供給量を再度求めることなく、即座に適正な印刷
を行なうことができるインク供給量調整方法を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1に記載の本発明は、絵柄面積率測定装置を用
いて刷版の絵柄面積率を測定する第1の工程と、刷版を
印刷機に装着し、第1の工程で得られた測定値に基づ
き、印刷機が備えるインク供給量調整装置によりインク
供給量を仮設定する第2の工程と、第2の工程で仮設定
されたインク供給量調整装置を微調整し、最適インク供
給量を最終設定する第3の工程とを有するインク供給量
調整方法において、最適インク供給量を記憶媒体に記憶
させておき、再印刷時には、この記憶媒体から呼出した
最適インク供給量に基づき、インク供給量調整装置によ
るインク供給量の設定を行なうようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、前記最適インク供給量
が、刷版の識別情報と対応されて記憶媒体に記憶される
ようにしたものである。
(作用) 請求項1に記載の本発明によれば、下記のの作用が
ある。
絵柄面積率に基づいてインク供給量調整装置を調整し
インク供給量(インク調整子の開度)を仮設定した後、
該インク供給量調整装置を微調整する。そして、微調整
後に最終設定された最適インク供給量(インク調整子の
最適開度)を記憶媒体に記憶させておく。再印刷時に
は、当該刷版に対応する最適インク供給量を記憶媒体か
ら呼出し、呼出されたデータに基づいてインク供給量調
整装置によるインク供給量の設定を行なう。呼出された
データは、前回印刷時に最終設定された最適インク供給
量であるため、基本的には当該最適インク供給量の設定
後そのまま印刷することで前回と同様な状態で印刷する
ことができる。必要に応じて当該インク供給量を更に微
調整しても良いが、その調整量は従来に比して少なくて
も済み、調整のための試し印刷で無駄になる印刷工数を
低減できる。
即ち、本発明によれば、再印刷時、当該刷版に対応す
る最適インク供給量を記憶媒体から呼出し、呼出された
データに基づいてインク供給量の調整を行なうため、絵
柄面積率を再度測定することなく、又、変換カーブを用
いて最適インク供給量を再度求めることもなく、前回印
刷時と同様な条件で即座に適正な印刷を行なうことがで
きる。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
最適インク供給量が、刷版の識別情報と対応されて記
憶媒体に記憶されている。従って、刷版と、これに対応
する最適インク供給量データとが識別情報を介して結び
つけられているから、刷版と記憶媒体とを分離して取扱
う場合にも、当該刷版の最適インク供給量を直ちにかつ
確実に入手できる。
(実施例) 第1図は本発明が適用された印刷システムの一例を示
す模式図、第2図は印刷機のインク供給量調整装置を示
す模式図である。
印刷システム10は、第1図に示す如く、焼付装置11、
現像装置12、絵柄面積率測定装置13、及び主制御装置14
(データターミナル)を製版室に設置し、複数の印刷機
15、印刷機制御装置19及び制御装置16(データインプッ
ト・アウトプットユニット)を印刷工場に設置してあ
る。尚、主制御装置14はバーコードプリンタ17を付帯的
に備え、制御装置16はバーコードリーダ18を付帯的に備
える。
焼付装置11は、原画フィルムの画像を刷版21に焼付け
る。この時、焼付装置11は、刷版21の絵柄面積率測定時
に用いられるキャリブレーションマークも焼付ける。
又、オペレータは、バーコードプリンタ17にてプリント
アウトされたバーコード23を該刷版21に付する。尚、バ
ーコード23は、当該刷版21の識別情報としての仕事番号
をコード化したものである。
現像装置12は、焼付装置11にて焼付処理された刷版21
を現像、定着する。この時、現像装置12は、バーニング
処理、ガム引処理等を行なうものであっても良い。
絵柄面積率測定装置13は、例えば特開平1−316270号
公報に記載の如くに構成されている。絵柄面積率測定装
置13の制御部は、刷版21に付されているバーコード23を
読取り、このバーコード23が表わしている仕事番号に対
応する印刷機15、当該印刷機15が備えるインク供給量調
整装置のキー幅(インク帯域幅)、キー数(インク帯域
数)、当該刷版21のエフェクトサイズ(刷版21の上下方
向での有効絵柄領域長)、ボイドサイズ(刷版21の下端
エッジから有効絵柄領域までの間隔)、リテクトポイン
ト(刷版21の左右方向での先端エッジから有効絵柄領域
までの間隔)、トータルレングス(刷版21の左右方向で
の全長)等のデータに基づき、当該刷版21の有効絵柄領
域即ち測定範囲を判定し、結果として検出ヘッド24にお
いて使用すべき光センサを選定する。そして、絵柄面積
率測定装置13の制御部は、検出ヘッド24の検出結果に基
づき、有効絵柄領域内においてインク供給量調整装置の
各インク帯域に対応する各領域の絵柄面積率を演算処理
する。
主制御装置14は、印刷機15毎に、その印刷機番号と対
応してキー幅、キー数、刷版の各種データ等を入力され
て記憶する。主制御装置14は、この入力データを絵柄面
積率測定装置13の制御部にも転送して該制御部の記憶部
に記憶せしめる。絵柄面積率測定装置13は、この記憶デ
ータを絵柄面積率測定時に上述の如く使用可能とする。
又、主制御装置14は、刷版21毎に、その仕事番号と
使用すべき印刷機番号とを対応して入力されて記憶し、
又、その仕事番号と対応して当該刷版21毎の文字形式
によるメモ情報(″全体的に赤を濃い目に印刷す
る″、″依頼人名″、″納期年月日″等の情報)も入力
されて記憶する。絵柄面積率測定装置13は、主制御装置
14に記憶されているこの記憶データも絵柄面積率測定時
に上述の如く使用可能とする。尚、主制御装置14は、付
帯のバーコードプリンタ17により、前述の如く、仕事番
号を付したバーコード23をプリントアウトし、このバー
コード23は、オペレータが対応する刷版21に添付せしめ
る。
印刷機15は、第2図に示す如くのインク供給量調整装
置31を備えている。インク供給量調整装置31は、刷版21
の前述した各領域における絵柄面積率に応じて、それら
各領域に対応する各インク帯域におけるインク供給量を
調整する。即ち、インク供給量調整装置31は、インク元
ローラ32に相対するインクブレード33と、インク元ロー
ラ32の長手方向に区分される各インク帯域に対応して設
けられ、各インク帯域に対するインクブレード33の進退
度合を調整して各インク帯域のインク供給量を調整する
複数のインク調整子(インク調整ねじ)34と、インク調
整子34の現在の設定量を検出するポテンショメータ35
と、各インク調整子34を駆動するインク調整子駆動モー
タ36とからなる。尚、モータ36の回転はギヤ37A、37B、
37Cを介してポテンショメータ35に伝えられる。又、イ
ンク調整子34は手動によって微調整できる。
尚、主制御装置14は、前述の絵柄面積率測定装置13の
測定結果に基づき後述する変換カーブを用いて上記イン
ク供給量調整装置31の各インク帯域におけるインク調整
子34の最適ねじ開度(最適インク供給量)を設定する。
そして、制御装置16は、このインク調整子34の最適ねじ
開度データを主制御装置14から転送されて、印刷機制御
装置19をして各モータ36を制御する。
然るに、主制御装置14は、刷版21の各領域に対するイ
ンク調整子34の最適ねじ開度を以下の如く設定する(特
開昭61−162355号公報参照)。
主制御装置14は、各絵柄面積率に対して最適ねじ開度
を定める変換カーブを予め設定されており、刷版21の各
領域の絵柄面積率に上記変換カーブを用いて、それら各
領域に対応するインク調整子34の仮開度を算定する。主
制御装置14は、算出した仮開度データを制御装置16を介
して印刷機制御装置19に転送し、印刷機制御装置19にお
いてこの仮開度を実現するように各モータ36を制御せし
め、仮印刷を行なう。次に、オペレータは、上記仮印刷
による印刷結果に基づき、より良好な印刷状態を得るべ
き各インク調整子34の開度を微調整し、再び印刷する。
この微調整、再印刷を繰り返した後、印刷結果を「良」
とするインク調整子34の最適ねじ開度が最終設定される
と、この最適ねじ開度データは印刷機制御装置19で読取
られ、制御装置16を介して主制御装置14に転送される。
主制御装置14では、刷版21の絵柄面積率データと、当該
刷版21について上述の如くにより得られた最適ねじ開度
データから、各絵柄面積率に対する最適ねじ開度の変換
カーブを較正する。
以下、上記印刷システム10を用いた本発明方法につい
て説明する。
(1)現像工程 焼付装置11、現像装置12において、刷版21の焼付、現
像、バーニング処理、ガム引処理等を行なう。
(2)絵柄面積率の測定工程 処理(1)にバーコード23を付された刷版21が絵柄面
積率測定装置13に搬入される。絵柄面積率測定装置13の
制御部は、バーコード23から仕事番号を判別し、この判
別信号を主制御装置14に転送する。主制御装置14では、
その記憶部から当該仕事番号に対応する印刷機番号を絵
柄面積率測定装置13の制御部に転送する。そこで該制御
部では、当該印刷機番号に対応するキー幅、キー数、当
該刷版21の各種サイズ等の絵柄面積率の測定に必要なデ
ータを該絵柄面積率測定装置13の記憶部から検索する。
尚、これらの絵柄面積率の特定に必要なデータは前述の
如く主制御装置14から絵柄面積率測定装置13に予め転送
されている。
上記にて検索されたデータに基づき、刷版21の絵柄
面積率を測定する。測定された絵柄面積率は、主制御装
置14に転送され、ここに当該刷版21の仕事番号と対応し
て記憶せしめれる。
主制御装置14では、上記で記憶した絵柄面積率に、
前述の如く較正して備えてある変換カーブを用いて、今
回の刷版21の各領域のために設定されるべきインク供給
量調整装置31の各インク帯域におけるねじ開度を算出す
る。そして、主制御装置14は、当該刷版21の仕事番号と
対応して上記ねじ開度を記憶する。
(3)印刷工程 制御装置16は、印刷機15に投入される刷版21のバーコ
ード23を、該制御装置16に付帯されているバーコードリ
ーダ18にて読取り、当該刷版21の仕事番号を知る。そし
て、この読取データを主制御装置14に転送する。刷版21
は印刷機15に装着される。
主制御装置14は仕事番号に対応して記憶している前述
のねじ開度を読出し、この読出データを制御装置16に返
送する。制御装置16は、このねじ開度データに基づき、
印刷機制御装置19を介してインク供給量調整装置31を制
御し、今回の刷版21の絵柄面積率に基づくインク調整子
34の調整を行ない、インク供給量を仮設定し、ひいては
仮印刷を行なう。
尚、主制御装置14は仕事番号に対応する当該刷版21の
メモ情報も制御装置16に転送する。このメモ情報は制御
装置16の表示部に表示され、必要に応じて制御装置16の
プリンタから出力させることもできる。オペレータはメ
モ情報を確認しながら印刷機15をオペレートできる。
尚、この時、主制御装置14から転送された当該仕事番号
に対応するねじ開度も表示部に表示、又はプリンタから
出力させるようにしても良い。
上記仮印刷後に、オペレータにてインク供給量調整装
置31のインク調整子34を微調整し最適印刷結果を提供す
るインク調整子34の最適ねじ開度(最適インク供給量)
を最終決定する。
上記にて得られた最適ねじ開度データが、印刷機制
御装置19で読取られ、このデータは制御装置16を介して
主制御装置14に転送され、主制御装置14にて仕事番号と
対応して記憶される。
(4)再印刷工程 同一刷版21を用いる再印刷時に、制御装置16は、該刷
版21のバーコード23を、該制御装置16に付帯されている
バーコードリーダ18に読取り、当該刷版21の仕事番号を
知る。そして、この読取データを主制御装置14に転送す
る。
主制御装置14では、仕事番号に対応する最適ねじ開
度、及びメモ情報等を検索し、検索結果を制御装置16に
転送する。
制御装置16は、最適ねじ開度データに基づき、印刷機
制御装置19を介してインク供給量調整装置31によるイン
ク供給量の自動設定を行なう。
基本的には、このインク供給量設定状態で印刷を行な
えば、当該刷版21による前回印刷時と同様に印刷でき
る。但し、必要に応じて、オペレータによる微調整を加
えることもできる。
尚、主制御装置14は仕事番号に対応する当該刷版21の
メモ情報を制御装置16に転送し、制御装置16の表示部に
このメモ情報を表示、或いはプリンタから出力させるこ
とができる。これにより、オペレータはメモ情報を確認
しながら印刷機15をオペレートできる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
印刷システム10にあっては、絵柄面積率に基づいてイ
ンク供給量調整装置31を調整しインク供給子34のねじ開
度を仮設定した後、該インク供給量調整装置31を微調整
する。そして、微調整後に最終設定された最適ねじ開度
を主制御装置14に記憶させておく。再印刷時には、当該
刷版21に対応する最適ねじ開度を主制御装置14から呼出
し、呼出されたデータに基づきインク供給量調整装置31
によるインク供給量の設定を行なう。呼出されたデータ
は、前回印刷時に最終設定された最適ねじ開度であるた
め、基本的には当該最適ねじ開度の設定後そのまま印刷
することで前回と同様な状態で印刷することができる。
必要に応じて当該インク供給量を更に微調整しても良い
が、その調整量は従来に比して少なくて済み、調整のた
めの試し印刷で無駄になる印刷工数を低減できる。
即ち、上記実施例によれば、再印刷時、当該刷版21に
対応する最適ねじ開度を主制御装置14から呼出し、呼出
されたデータに基づいてインク供給量の調整を行なうた
め、絵柄面積率を再度測定することなく、又、変換カー
ブを用いて最適ねじ開度を再度求めることもなく、前回
印刷時と同様な条件で即座に適正な印刷を行なうことが
できる。
最適ねじ開度が、刷版21に付されたバーコード23が表
わす仕事番号と対応されて主制御装置14に記憶されてい
る。従って、刷版21と、これに対応する最適ねじ開度デ
ータとが仕事番号を介して結びつけられているから、刷
版21に当該最適ねじ開度を付帯させて保管させておく必
要がなく、当該刷版21の最適ねじ開度を直ちにかつ確実
に入手できる。
尚、前述の文字形式によるメモ情報を刷版21自体に付
しておく場合には、そのメモ情報の字数に制限がある。
従って、従来においては、刷版21自体に付しきれなかっ
た情報は、当該刷版21による印刷時までオペレータが記
憶しておかなければならなかった。
ところが、上記実施例では、刷版21に関するメモ情報
を仕事番号に対応させて主制御装置14に記憶させておく
ことができ、長いメモ情報を記憶させておくことができ
るとともに、刷版21の仕事番号と対応させてそのメモ情
報を呼出し、表示し、必要に応じてプリントアウトでき
るので、オペレータが記憶するという負担を軽減でき、
印刷作業の合理化をより推進できる。
尚、刷版の仕事番号をバーコードリーダで読取る例で
説明したが、制御装置16が備える入力キーからオペレー
タが入力するようにしても良い。
又、上記実施例において、刷版の識別情報として仕事
番号を設定したが、これは例えば客個有番号、刷版番号
等でも良い。
又、バーコードに刷版の識別情報とともに、印刷機番
号を記録しておいても良い。この場合、絵柄面積率測定
装置自体が印刷機番号を読取ることとなる以外は、上記
した実施例と同様に行なえる。
又、識別情報をバーコードにして刷版に添付した例で
説明したが、これに限られるわけではなく、磁気テー
プ、色別シール等でも良く、又製版工程で焼付けても良
い。
更に、メモ情報としては、前述した以外に、使用する
印刷機番号、印刷受付年月日、印刷実行年月日、作業者
名等の印刷管理情報、或いは印刷紙の紙質、使用インク
のメーカー名、インクの種類でも良い。又、今回の印刷
が再版の場合は、今回印刷のメモ情報として、前回の仕
事番号(識別情報)を入力すると良い。尚、この場合
は、一例として先ず、読取った今回の刷版の識別情報に
対応する以前(前回又は前々回等のことで、選択はオペ
ータによる)の印刷時における識別情報を主制御装置は
検索し、該識別情報に対応する最適ねじ開度データを制
御装置16に転送することとなる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、同一の刷版を用いる再
印刷時に絵柄面積率を再度測定することなく、又、変換
カーブを用いて最適インク供給量を再度求めることな
く、即座に適正な印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された印刷システムの一例を示す
模式図、第2図は印刷機のインク供給量調整装置を示す
模式図である。 13……絵柄面積率測定装置、14……主制御装置(記憶媒
体)、15……印刷機、16……制御装置、21……刷版、23
……バーコード、31……インク供給量調整装置、34……
インク調整子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−162355(JP,A) 特開 昭62−267138(JP,A) 特開 平2−6133(JP,A) 特開 平2−92639(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 31/02 B41F 33/00,33/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄面積率測定装置を用いて刷版の絵柄面
    積率を測定する第1の工程と、刷版を印刷機に装着し、
    第1の工程で得られた測定値に基づき、印刷機が備える
    インク供給量調整装置によりインク供給量を仮設定する
    第2の工程と、第2の工程で仮設定されたインク供給量
    調整装置を微調整し、最適インク供給量を最終設定する
    第3の工程とを有するインク供給量調整方法において、
    最適インク供給量を記憶媒体に記憶させておき、再印刷
    時には、この記憶媒体から呼出した最適インク供給量に
    基づき、インク供給量調整装置によるインク供給量の設
    定を行なうことを特徴とするインク供給量調整方法。
  2. 【請求項2】前記最適インク供給量が、刷版の識別情報
    と対応されて記憶媒体に記憶される請求項1記載のイン
    ク供給量調整方法。
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