JP2858392B2 - 緊急遮断弁 - Google Patents

緊急遮断弁

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JP2858392B2 JP15962094A JP15962094A JP2858392B2 JP 2858392 B2 JP2858392 B2 JP 2858392B2 JP 15962094 A JP15962094 A JP 15962094A JP 15962094 A JP15962094 A JP 15962094A JP 2858392 B2 JP2858392 B2 JP 2858392B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上水道などで、配水
池・調整池より下流側の管路で水需要者へ上水を供給す
る施設において、その配水池・調整池の直後の管路に電
動弁を設置し、地震による感震器の作動で、それに対応
して緊急遮断をする際、弁を全閉とせず、管路が空にな
らない最小圧力まで管内圧力を下げて、その管内圧力を
一定に保持し、配水池・調整池の飲料水の流出を防止
し、保有する目的の緊急遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、各地の水道施設において一般
に、配水池・調整池より下流側の管路には、緊急遮断弁
の設置がない。または、設置があつても、弁が全閉とな
つてしまい、弁より下流側の管路が空となり、管路内に
空気が充満してしまう。
【0003】そのため、次の通水のとき、その空気を強
制的に排除する必要がある。更に、次の通水のときに、
管内が空になつているため、水が奔流となり、管内の沈
殿物が押し流されて、水道で最も嫌われる赤水の水道と
なる。
【0004】このように、従来は、緊急遮断弁の設置が
ないか、又は設置があつても全閉となり、管路が空とな
り、空気の排除と水質の復旧に多大な時間と費用を要
し、水需要者に大きな損害と迷惑をもたらす原因となつ
てしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、この発
明は、上記事例に鑑み、配水池・調整池の直後の管路
に、弁の下流側を最小圧力に保持するための手段をもつ
緊急遮断弁を設置して、上記したようないろいろな悪影
響の惹起を防止しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここにおいて請求項1に
記載の発明においては、地震による震動で作動する感震
器と、この感震器に電気ケーブルで電気的に連結されて
いる電動弁において、前記感震器の作動による緊急遮断
の際、前記電動弁を全閉とせず、その下流側において最
小圧力を保持させる手段を備え、かつこの手段は前記感
震器の作動による信号を伝達される制御盤と、この制御
盤に備えられてあらかじめ最小圧力を設定される圧力指
示調節計と、前記制御盤に接続される電源により電動弁
を作動する駆動電動機と、この電動弁の下流側の圧力を
前記圧力指示調節計にフイードバツクする圧力電送計と
から主として構成することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成の感震器と、この感震器に電気的ケー
ブルにて連結されている電動弁において、地震による震
動で感震器が作動し、それを電気ケーブルで電動弁が応
答して、緊急遮断する。このとき、弁は全閉とせず、弁
の下流側が最小圧力を保持する。更に、全閉としないた
め断水にならないので緊急遮断弁としての平時の試験運
転もできる。
【0008】
【実施例】以下に、添付図面に基づいて、この発明の一
実施例を説明する。図1は、この実施例の全体の構成を
示すもので、配水池・調整池1の出口に、流出管2があ
り、配水池・調整池1の直後に、流出管2を挟んで電動
弁3があり、この電動弁3の下流側に、配水本管4が接
続されている。
【0009】感震器5と制御盤6と電動弁3は、電気ケ
ーブル7で電気的に連結されており、なお停電のとき使
用される蓄電池8が制御盤6に内蔵されている。圧力指
示調節計9は制御盤6の盤面に組み込まれている。
【0010】前記電動弁3の下流側の圧力検出口10か
ら圧力電送器11を経て、制御盤6の圧力指示調節計9
に電気ケーブル12で電気的に連結されている。外部商
用電源13が制御盤6に接続されていて、この外部商用
電源13が通電されているときに、制御盤6内の蓄電池
8に蓄電する。前記制御盤6、圧力指示調節計9、後述
の駆動電動機19、圧力電送器11をもつて最小圧力を
保持させる手段Aを構成する。
【0011】ここに図2によつて前記電動弁の構成の概
要を説明すると、この図2において、14は弁ボデイで
あり、この弁ボデイ14には流入口15と吐出口16が
構成され、前記流入口15は配水池・調整池1に流出管
2を介して連通し、吐出口16は配水本管4に連通す
る。前記弁ボデイ14に内設される弁体17は、弁棒1
8を介して駆動電動機19に連結される。
【0012】次に、この発明の緊急遮断弁の作動を説明
する。地震が発生し、その震動で作動する感震器5が働
くと、その作動による信号が制御盤6に伝達され、そし
て電動弁3の駆動電動機19が駆動されて、電動弁3を
弁閉止方向へ緊急遮断する。
【0013】この場合、圧力指示調節計9であらかじ
め、最小圧力を設定しておくことにより電動弁3は、全
閉止せずに設定された最小圧力の弁開度で閉止作動は停
止する。
【0014】この作動は、下流側の圧力が、圧力検出口
10から圧力電送器11を経て、制御盤6の圧力指示調
節計9にフイードバツクされる。下流側の圧力は設定最
小圧力となり、その設定最小圧力に一定に保持される。
【0015】そして、下流側の配水本管4内には、空気
は侵入せず、最小圧力による最小流量の流出に保持さ
れ、配水池・調整池1の飲料水の流出を極力少なくし
て、飲料水の確保をはかり、地震後の水需要者(いわゆ
る市民)の需要に応ずることができるわけである。
【0016】この電動弁3の作動後に、人為的にこの電
動弁3を必要により全閉にしたり、全開したり、又は任
意の開度にすることはできる。なお、上記の構成中の圧
力指示調節計9をコンピユータに置き換えて制御するこ
ともできるものである。
【0017】更に、地震の震動により、下流側の配水本
管4が破裂又は破壊した場合は、圧力検出口10で、配
水本管4の異常圧力低下を検出し、それを制御盤6で感
受して、電動弁3を緊急遮断することもできる。この場
合も、下流側は最小圧力にすることであり、必要により
電動弁3を全閉止することもできる。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上述べたとおり、地震に
よる震動で作動する感震器と、それに電気ケーブルで電
気的に連結されている電動弁において、感震器の作動に
よる緊急遮断のとき、前記電動弁の下流側を最小圧力に
保持するための装置をもつ緊急遮断弁により、下流側の
管路が空になつて、空気が充満することなく、したがつ
て、空気の排除のための時間と費用は不要となり、更に
それに従つての水道水の赤水化も防止できる。そのた
め、地震のための復旧も早くなり、配水池・調整池内の
飲料水の流出を極力少なくして、飲料水の確保をはか
り、地震後の水需要者に大きな損害と迷惑をかけること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】電動弁の一例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】 3 電動弁 5 感震器 6 制御盤 9 圧力指示調節計 11 圧力電送器 19 駆動電動機 A 最小圧力を保持させる手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震による震動で作動する感震器と、こ
    の感震器に電気ケーブルで電気的に速結されている電動
    弁において、前記感震器の作動による緊急遮断の際、前
    記電動弁を全閉とせず、その下流側において管路内を最
    小圧力を保持させる手段を備え、かつこの手段は前記感
    震器の作動による信号を伝達される制御盤と、この制御
    盤に備えられてあらかじめ最小圧力を設定される圧力指
    示調節計と、前記制御盤に接続される電源により電動弁
    を作動する駆動電動機と、この電動弁の下流側の圧力を
    前記圧力指示調節計にフイードバツクする圧力電送計と
    から主として構成することを特徴とする緊急遮断弁。
JP15962094A 1994-06-20 1994-06-20 緊急遮断弁 Expired - Fee Related JP2858392B2 (ja)

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