JP2858064B2 - 表面処理装置 - Google Patents

表面処理装置

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JP2858064B2
JP2858064B2 JP1076093A JP1076093A JP2858064B2 JP 2858064 B2 JP2858064 B2 JP 2858064B2 JP 1076093 A JP1076093 A JP 1076093A JP 1076093 A JP1076093 A JP 1076093A JP 2858064 B2 JP2858064 B2 JP 2858064B2
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surface treatment
track
traveling
shower
box
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和宏 坂野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被表面処理物の搬送と
洗浄機能を共有する表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表面処理装置においては、図4に
示すように表面処理後の被表面処理物7の洗浄を十分に
行うために表面処理槽08a,08bの後工程にそれぞ
れ2重の洗浄槽08c,08dを設置し、走行軌道1、
昇降軌道013上を移動する走行用搬送機3、昇降用搬
送機02により被表面処理物7を表面処理槽8a、洗浄
槽08c,08d、表面処理槽08b、洗浄槽08c,
08dと順次搬送し、所定の表面処理を行なっていた。
【0003】洗浄槽08c,08dには、表面処理槽0
8a,08bで付着した溶液等が混入するため、給水管
04により連続して清浄な洗浄液を給水し、混入溶液を
薄め、次の表面処理槽08bに、前の表面処理槽08a
の溶液が混入することを極力防止しなければならなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の表面処理装置に
おいて、表面処理槽で被表面処理物に付着した溶液等
は、次の洗浄槽で浸漬により洗い流す必要があった。
【0005】被表面処理物が浸漬される洗浄槽は溶液の
混入により汚染されるため、次の被処理物の効率的な洗
浄のためには、混入した溶液を早急に排出する必要があ
り、これに対しては大量の清浄な洗浄液を供給すること
で対処してきた。
【0006】また、十分な洗浄のためには洗浄槽を二
重、三重にする必要があり、そのため、洗浄液の供給量
が増大し、かつ洗浄槽設置の設備費用及び面積が必要と
なり、被処理物の移動距離が大きくなるという課題があ
った。
【0007】更に、洗浄槽までの走行に時間がかかるこ
とから、表面処理後、早急に洗浄が必要な処理の場合に
は適用できないという課題があった。本発明は上記の課
題を解決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の表面処理装置
は、順次配設された複数個の表面処理槽、同処理槽の上
方に設けられ同処理槽の列に沿って敷設された走行軌
道、同軌道に搭載され同軌道上を走行する走行用搬送
機、同搬送機に懸架された昇降軌道、同軌道に配設され
被表面処理物を懸架し同軌道を昇降する昇降用搬送機、
および上記昇降軌道に設けられた水洗装置を備え、上記
水洗装置が、上記昇降軌道に固定され上記昇降用搬送機
が通過する開口を下面に有するシャワーボックスと、同
ボックスの内面に配設された複数個のシャワーノズル
と、上記シャワーボックスの下方に設けられ排水口を有
し水平方向にスライド可能なドレンパンにより形成され
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記において、被表面処理物の表面処理を行う
場合、被表面処理物を昇降用搬送機に懸架して水洗装置
内に保持し、走行用搬送機により第1の表面処理槽上ま
で移動した後、ドレンパンをスライドさせてシャワーボ
ックスの下面を開き、昇降用搬送機を下降させて被表面
処理物を第1の表面処理槽内に浸漬し、表面処理を行
う。
【0010】上記表面処理が完了すると、昇降用搬送機
を上昇させて被表面処理物をシャワーボックス内に保持
し、ドレンパンをスライドさせてシャワーボックスの下
面を閉じ、シャワーノズルより洗浄液を噴射させて被表
面処理物の洗浄を行う。
【0011】なお、この洗浄は、水洗装置を走行用搬送
機により第2の表面処理装置上の位置まで移動させなが
ら、あるいは水洗装置の移動の前後で行う。また、使用
後の被表面処理物に付着した表面処理液を混合した洗浄
液はドレンパンに設けられた排出口より外部へ排出す
る。
【0012】上記水洗処理及び移動は、第2の表面処理
槽以降において表面処理された後の被表面処理物につい
ても同様に行われ、所定の表面処理工程を完了する。
【0013】上記のように、表面処理後の被表面処理物
はシャワーノズルから噴射する洗浄液により洗浄が行わ
れるため、洗浄液の供給は必要なときに必要な量だけ行
えばよく、この供給量を削減することができるととも
に、上記洗浄は走行用搬送機により移動する水洗装置の
シャワーボックス内で行われるため、設備費用及び面積
の大幅削減と処理時間の大幅短縮が可能となる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2により説明
する。図1及び図2に示す本実施例に係る装置は、一列
に配設された複数個の表面処理槽8a,8b、同処理槽
8a,8bの上方に設けられその敷設方向が上記処理槽
8a,8bの列と同一方向の走行軌道1、同軌道1上を
移動する走行用搬送機3、同搬送機3により懸架された
昇降軌道13、同軌道13に配設され同軌道を昇降する
昇降用搬送機2、および、上記昇降軌道13に固定され
給水管4と排水溝6が接続された水洗装置5により形成
されている。
【0015】上記水洗装置5は、洗浄液の飛散防止と、
水洗状況の観察を可能とするため、透明塩ビ板と鋼材の
枠組みにより形成されたシャワーボックス12を備えて
いる。
【0016】このシャワーボックス12の内面には、給
水管4に接続され、自由に向きを変えることができるシ
ャワーノズル9が下面を除く他の5面に多数配置されて
おり、これらのシャワーノズル9はシャワーボックス1
2内で任意の方向に洗浄液を噴射することができる。こ
のシャワーボックス12は昇降軌道13に固定されてお
り、昇降用搬送機2は被表面処理物7を吊り下げてシャ
ワーボックス12内を昇降することができる。
【0017】また、上記シャワーボックス12は、その
下面に水平方向に移動するスライド式ドレンパン11を
備えており、シャワー洗浄中はこのドレンパン11によ
りシャワーボックス12の下部で洗浄液を受け止めるこ
とができる。
【0018】なお、上記ドレンパン11については、被
表面処理物7の昇降の際に側方にスライドさせることが
できる機構を有している。ドレンパン11で受けた洗浄
液は排水口10を通し、表面処理槽8a,8b上面に設
置された排水溝6へ排水され、表面処理槽8a,8bへ
の洗浄液の混入を防止すると共に、走行中でも排水を可
能にしている。
【0019】次に、本実施例の装置を用いた表面処理の
要領について、図3(a)乃至(d)により以下に説明
する。まず図3(a)に示すように、昇降用搬送機2に
被表面処理物7を吊し、水洗装置5内に保持した状態で
表面処理槽8a上まで走行用搬送機3を移動させる。そ
して、昇降用搬送機2で被表面処理物7を表面処理槽8
a内に下降させ、所定の表面処理を行う。
【0020】表面処理槽8aでの処理が終了した後は、
図3(b)に示すように昇降用搬送機2により被表面処
理物7を上昇させ、シャワーボックス12内に保持す
る。そして、スライド式ドレンパン11をシャワーボッ
クス12下まで移動させる。
【0021】次に、図3(c)に示すように、走行用搬
送機3を次の表面処理槽8b上まで走行させると共に、
給水バルブ14を開くことによりシャワーノズル9から
シャワー状の噴流を被表面処理物7に向けて噴射し、表
面処理槽8aで付着した溶液を清浄な水で洗浄する。洗
浄後の洗浄液はスライド式ドレンパン11で受け、ドレ
ンパン11に取り付けた排水口10を通し、表面処理槽
上に設置した排水溝6へ排水する。なお、上記水洗装置
5による洗浄は、走行用搬送機3が走行中・停止中にか
かわらず可能である。
【0022】そして、搬送機3を表面処理槽8b上に移
動させ、十分な洗浄が終了した後、給水バルブ14を閉
じ、シャワー水洗を停止させると共に、図3(d)に示
すようにスライド式ドレンパン11をシャワーボックス
12下より側方に移動させる。次に、図3(e)に示す
ように、昇降用搬送機2で被表面処理物7を表面処理槽
8b内に下降させ、所定の表面処理を行う。
【0023】上記により、連続した表面処理と洗浄が被
表面処理物の短距離の移動で可能となり、洗浄液の混入
を発生することなくかつ必要最少限の液量で行うことが
可能となった。
【0024】
【発明の効果】本発明の表面処理装置は、複数個の表面
処理槽が順次配設され、同処理槽の上方をその配設方向
に沿って走行する走行用搬送機に懸架された昇降軌道に
水洗装置が固定され、同水洗装置が内面にシャワーノズ
ルを有し下面に水平にスライドするドレンパンを有する
シャワーボックスにより形成され、上記昇降軌道を昇降
する昇降用搬送機に懸架された被表面処理物の上記シャ
ワーボックス下面の通過を可能とすることによって、表
面処理後の被表面処理物はシャワーノズルから噴射する
洗浄液により行われるため、洗浄液の供給は必要なとき
に必要な量だけ行えばよく、この供給量を削減すること
ができるとともに、上記洗浄は走行用搬送機により移動
する水洗装置のシャワーボックス内で行われるため、設
備費用及び面積の大幅削減と処理時間の大幅短縮が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る表面処理装置の斜視図
である。
【図2】上記一実施例に係る表面処理装置の要部拡大斜
視図である。
【図3】上記一実施例に係る作用説明図である。
【図4】従来の表面処理装置の説明図である。
【符号の説明】
1 走行軌道 2 昇降用搬送機 3 走行用搬送機 4 給水管 5 水洗装置 6 排水溝 7 被表面処理物 8a,8b 表面処理槽 9 シャワーノズル 10 排水口 11 スライド式ドレンパン 12 シャワーボックス 13 昇降軌道 14 給水バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次配設された複数個の表面処理槽、同
    処理槽の上方に設けられ同処理槽の列に沿って敷設され
    た走行軌道、同軌道に搭載され同軌道上を走行する走行
    用搬送機、同搬送機に懸架された昇降軌道、同軌道に配
    設され被表面処理物を懸架し同軌道を昇降する昇降用搬
    送機、および上記昇降軌道に設けられた水洗装置を備
    え、上記水洗装置が、上記昇降軌道に固定され上記昇降
    用搬送機が通過する開口を下面に有するシャワーボック
    スと、同ボックスの内面に配設された複数個のシャワー
    ノズルと、上記シャワーボックスの下方に設けられ排水
    口を有し水平方向にスライド可能なドレンパンにより形
    成されたことを特徴とする表面処理装置。
JP1076093A 1993-01-26 1993-01-26 表面処理装置 Expired - Lifetime JP2858064B2 (ja)

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