JP2856662B2 - 厚さ検出機構 - Google Patents
厚さ検出機構Info
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- JP2856662B2 JP2856662B2 JP32679893A JP32679893A JP2856662B2 JP 2856662 B2 JP2856662 B2 JP 2856662B2 JP 32679893 A JP32679893 A JP 32679893A JP 32679893 A JP32679893 A JP 32679893A JP 2856662 B2 JP2856662 B2 JP 2856662B2
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- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- displacement sensor
- control unit
- paper sheet
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚さ検出機構に関し、
特に、反射型変位センサによる紙葉類の厚さ検出機構に
関する。
特に、反射型変位センサによる紙葉類の厚さ検出機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反射型変位センサによる厚さ検出
機構は、図5に示すように、紙葉類2をガイドするため
の上部ガイド15と下部ガイド16を有し、紙葉類2を
挾持し搬送することができる搬送ローラ対17,18の
間に反射型変位センサ19を有している。反射型変位セ
ンサ19の直下は下部ガイド16が湾曲したふくらみを
持つように構成されている。
機構は、図5に示すように、紙葉類2をガイドするため
の上部ガイド15と下部ガイド16を有し、紙葉類2を
挾持し搬送することができる搬送ローラ対17,18の
間に反射型変位センサ19を有している。反射型変位セ
ンサ19の直下は下部ガイド16が湾曲したふくらみを
持つように構成されている。
【0003】次にこの従来例の動作について説明する。
紙葉類2は搬送ローラ対17,18によって搬送される
とき、搬送ローラ対17は周速F1で図中矢印方向に回
転し、搬送ローラ対18は周速F2で図中矢印方向に回
転する。ここで、周速F2>周速F1となるように構成
してあるので、紙葉類2は反射型変位センサ19の直下
の下部ガイド16の湾曲したふくらみに押し付けられ
る。ここで、反射型変位センサ19で紙葉類2までの距
離を測定すれば、用紙がないときのガイドまでの距離は
あらかじめ分かっているので、紙葉類2の厚さを検出で
きる。
紙葉類2は搬送ローラ対17,18によって搬送される
とき、搬送ローラ対17は周速F1で図中矢印方向に回
転し、搬送ローラ対18は周速F2で図中矢印方向に回
転する。ここで、周速F2>周速F1となるように構成
してあるので、紙葉類2は反射型変位センサ19の直下
の下部ガイド16の湾曲したふくらみに押し付けられ
る。ここで、反射型変位センサ19で紙葉類2までの距
離を測定すれば、用紙がないときのガイドまでの距離は
あらかじめ分かっているので、紙葉類2の厚さを検出で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の厚さ検
出機構では、検出対象の紙葉類のバタツキを押える必要
があり、それを除去するために反射型変位センサの前後
の搬送ローラ対に周速差を与え湾曲したガイドに紙葉類
を張っているために、温湿度の変化,紙粉による搬送ロ
ーラの摩擦係数の変化、紙葉類の腰の強さやくせの変化
の影響を受けバタツキを生じやすく、安定した厚さ検出
が困難であるとともに搬送系が複雑になるという問題点
がある。
出機構では、検出対象の紙葉類のバタツキを押える必要
があり、それを除去するために反射型変位センサの前後
の搬送ローラ対に周速差を与え湾曲したガイドに紙葉類
を張っているために、温湿度の変化,紙粉による搬送ロ
ーラの摩擦係数の変化、紙葉類の腰の強さやくせの変化
の影響を受けバタツキを生じやすく、安定した厚さ検出
が困難であるとともに搬送系が複雑になるという問題点
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の厚さ検出機構
は、紙葉類の表側と裏側に対応した2個の反射型変位セ
ンサと、前記反射型変位センサの出力を演算し紙葉類の
厚さを判断する制御部とを具備することを特徴とする。
は、紙葉類の表側と裏側に対応した2個の反射型変位セ
ンサと、前記反射型変位センサの出力を演算し紙葉類の
厚さを判断する制御部とを具備することを特徴とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1(A)は本発明の一実施例を示す説明
図であり、図1(B)は本発明の他の実施例の説明図で
ある。図2はこの実施例の動作を示す流れ図である。
図であり、図1(B)は本発明の他の実施例の説明図で
ある。図2はこの実施例の動作を示す流れ図である。
【0008】反射型変位センサ1aと反射型変位センサ
1bは距離xだけ離れて正対するように配置されてい
る。この反射型変位センサ1a,1bはそれぞれ制御部
21に接続されている。この制御部21に、図1(A)
では制御部21の電源のオン,オフにかかわらず記憶が
可能な記憶機構22が接続され、図1(B)では補正機
構23が接続されている。反射型変位センサ1a,1b
の間にあるガイド3aとガイド3bの間に紙葉類2が入
る構造となっている。
1bは距離xだけ離れて正対するように配置されてい
る。この反射型変位センサ1a,1bはそれぞれ制御部
21に接続されている。この制御部21に、図1(A)
では制御部21の電源のオン,オフにかかわらず記憶が
可能な記憶機構22が接続され、図1(B)では補正機
構23が接続されている。反射型変位センサ1a,1b
の間にあるガイド3aとガイド3bの間に紙葉類2が入
る構造となっている。
【0009】図3は図1の実施例に用いられる一般的な
反射型変位センサの一例を示す。図3(A)はその構成
の模式図で、図3(B)はその特性図である。LED4
から発した光が被検出物7に当たり、その間接反射光が
ホルダ6のスリットから入り位置検出素子5に当たるよ
うに、LED4,位置検出素子5,ホルダ6は構成され
ている。
反射型変位センサの一例を示す。図3(A)はその構成
の模式図で、図3(B)はその特性図である。LED4
から発した光が被検出物7に当たり、その間接反射光が
ホルダ6のスリットから入り位置検出素子5に当たるよ
うに、LED4,位置検出素子5,ホルダ6は構成され
ている。
【0010】ここで、被検出物7と反射型変位センサの
距離yを変化させると、反射型変位センサの出力電圧v
は変化する。ここでyとvの関係は図3(B)のように
なり、距離yと出力電圧vの関係が線形に近似できる距
離yが存在する。この距離yの最小値をymin とし、こ
の距離yの最大値をymax とする。
距離yを変化させると、反射型変位センサの出力電圧v
は変化する。ここでyとvの関係は図3(B)のように
なり、距離yと出力電圧vの関係が線形に近似できる距
離yが存在する。この距離yの最小値をymin とし、こ
の距離yの最大値をymax とする。
【0011】図1において、反射型変位センサ1aから
ガイド3aまでの距離はymax より近くに配置している
ので、反射型変位センサ1aの出力電圧vと紙葉類2と
の距離の関係は線形に近似できる。反射型変位センサ1
bについても同様である。
ガイド3aまでの距離はymax より近くに配置している
ので、反射型変位センサ1aの出力電圧vと紙葉類2と
の距離の関係は線形に近似できる。反射型変位センサ1
bについても同様である。
【0012】次にこの実施例の動作について説明する。
図1のガイド3a,3bの間に紙葉類2を挿入する。す
ると、反射型変位センサ1a,1bの出力電圧は変化す
る。前述したとおり、出力電圧と距離の関係は線形に近
似できるので、反射型変位センサ1aの出力電圧を制御
部21により認識すれば、反射型変位センサ1aと紙葉
類2の距離y1 は容易に知ることができる。同様に、反
射型変位センサ1bと紙葉類2の距離y2 も容易に知る
ことができる。反射型変位センサ1aと反射型変位セン
サ1bの距離xはあらかじめ知られているので、紙葉類
2の厚さtは t=x−y1 −y2 で表わされ、検出することが可能である。
図1のガイド3a,3bの間に紙葉類2を挿入する。す
ると、反射型変位センサ1a,1bの出力電圧は変化す
る。前述したとおり、出力電圧と距離の関係は線形に近
似できるので、反射型変位センサ1aの出力電圧を制御
部21により認識すれば、反射型変位センサ1aと紙葉
類2の距離y1 は容易に知ることができる。同様に、反
射型変位センサ1bと紙葉類2の距離y2 も容易に知る
ことができる。反射型変位センサ1aと反射型変位セン
サ1bの距離xはあらかじめ知られているので、紙葉類
2の厚さtは t=x−y1 −y2 で表わされ、検出することが可能である。
【0013】また、組立初期のように反射型変位センサ
1aと反射型変位センサ1bの距離xが知られていない
場合や、何らかの原因で距離xが変化した場合には、既
知の厚さの物体をガイド3a,3bの間に入れ制御部2
1で厚さを検出し、そのずれ(既知の厚さと検出された
厚さと差)を制御部21で検出された紙葉類の厚さt
(t=x−y1 −y2 )に前記ずれを加算して補正する
ことで、次回から容易に紙葉類の厚さを正しく検出する
ことができる。そのずれを記憶機構22に記憶すれば制
御部21の電源をオン,オフされても、記憶機構22を
参照することで電源オフ前と同様に補正することができ
る。
1aと反射型変位センサ1bの距離xが知られていない
場合や、何らかの原因で距離xが変化した場合には、既
知の厚さの物体をガイド3a,3bの間に入れ制御部2
1で厚さを検出し、そのずれ(既知の厚さと検出された
厚さと差)を制御部21で検出された紙葉類の厚さt
(t=x−y1 −y2 )に前記ずれを加算して補正する
ことで、次回から容易に紙葉類の厚さを正しく検出する
ことができる。そのずれを記憶機構22に記憶すれば制
御部21の電源をオン,オフされても、記憶機構22を
参照することで電源オフ前と同様に補正することができ
る。
【0014】また、この補正をディップスイッチのよう
な補正機構23によっても同様に補正効果が得られる。
な補正機構23によっても同様に補正効果が得られる。
【0015】次に本発明の厚さ検出機構を用いた一応用
例を説明する。図4は、主に地方自治体が発行する証明
書類を印字し発行する証明書プリンタに応用した例を示
す。これは、証明書を繰り出す複数の繰り出し部8と、
印字機構9,回収部10,本発明の厚さ検出機構11を
備え、複数の証明書を発行する場合にその綴じを行なう
ための契印部12を備え、されらが、搬送路14によっ
て接続され、また、接客口13から証明書を排出できる
ように構成されている。
例を説明する。図4は、主に地方自治体が発行する証明
書類を印字し発行する証明書プリンタに応用した例を示
す。これは、証明書を繰り出す複数の繰り出し部8と、
印字機構9,回収部10,本発明の厚さ検出機構11を
備え、複数の証明書を発行する場合にその綴じを行なう
ための契印部12を備え、されらが、搬送路14によっ
て接続され、また、接客口13から証明書を排出できる
ように構成されている。
【0016】次にこの応用例の動作について説明する。
繰り出し部8から繰り出された証明書は印字機構9によ
り印字され厚さ検出機構11まで搬送される。厚さ検出
機構11により証明書の厚さを測定し、重送されていな
いかを検出する。もし、2枚以上重なって搬送されてい
ることが分かれば、回収部10に回収する。1枚のみで
あることが検出されれば接客口13を通して外部に証明
書を放出する。
繰り出し部8から繰り出された証明書は印字機構9によ
り印字され厚さ検出機構11まで搬送される。厚さ検出
機構11により証明書の厚さを測定し、重送されていな
いかを検出する。もし、2枚以上重なって搬送されてい
ることが分かれば、回収部10に回収する。1枚のみで
あることが検出されれば接客口13を通して外部に証明
書を放出する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2個の
反射型変位センサを用いて紙葉類の厚さを検出するよう
にしたので、紙葉類のバタツキに影響されずに厚さ検出
ができ、かつバタツキを押える搬送系を必要としないた
めに構造が簡単で信頼性の高い厚さ検出ができるという
効果を奏する。
反射型変位センサを用いて紙葉類の厚さを検出するよう
にしたので、紙葉類のバタツキに影響されずに厚さ検出
ができ、かつバタツキを押える搬送系を必要としないた
めに構造が簡単で信頼性の高い厚さ検出ができるという
効果を奏する。
【0018】また、本発明は、既知の厚さの紙葉類の厚
さを検出したときの反射型変位センサの出力の演算結果
とのずれを認識し記憶する機能を付加、またはそれを外
部から補正可能な補正機構を付加したので、簡単に調整
できるとう効果を奏する。
さを検出したときの反射型変位センサの出力の演算結果
とのずれを認識し記憶する機能を付加、またはそれを外
部から補正可能な補正機構を付加したので、簡単に調整
できるとう効果を奏する。
【図1】分図(A),(B)は本発明の一実施例,他の
実施例を示す構成図である。
実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例の動作を示す流れ図である。
【図3】分図(A),(B)は図1中の反射型変位セン
サを例示する構成図,特性図である。
サを例示する構成図,特性図である。
【図4】本発明の一応用例を示す構成図である。
【図5】従来例を示す構成図である。
1a 反射型変位センサ 1b 反射型変位センサ 2 紙葉類 3a ガイド 3b ガイド 4 LED 5 位置検出素子 6 ホルダ 7 被検出物 8 繰り出し部 9 印字機構 10 回収部 11 厚さ検出機構 12 契印部 13 接客口 14 搬送路 15 上部ガイド 16 下部ガイド 17 搬送ローラ対 18 搬送ローラ対 19 反射型変位センサ 21 制御部 22 記憶機構 23 補正機構 24 制御部
Claims (2)
- 【請求項1】 紙葉類の表側と裏側に対応した2個の反
射型変位センサと,前記反射型変位センサの出力を演算
し紙葉類の厚さを判断する制御部と,既知の厚さの物体
の厚さを検出したときの前記反射型変位センサの出力の
演算結果と前記物体との厚さのずれを電源の断続にかか
わらず記憶できる記憶機構とを具備し,前記ずれを前記
記憶機構に記憶した後に電源が切断されてから再投入さ
れた場合も含め前記反射型変位センサの出力に前記ずれ
による補正を加える機能を前記制御部が有することを特
徴とする厚さ検出機構。 - 【請求項2】 紙葉類の表側と裏側に対応した2個の反
射型変位センサと,前記反射型変位センサの出力を演算
し紙葉類の厚さを判断する制御部と,既知の厚さの物体
の厚さを検出したときに前記反射型変位センサの出力の
演算結果と前記物体の厚さにずれがある場合、その差を
外部から補正するための補正機構とを具備し、前記補正
機構を参照して前記反射型変位センサの出力の演算に補
正を加える機能を前記制御部が有することを特徴とする
厚さ検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32679893A JP2856662B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 厚さ検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32679893A JP2856662B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 厚さ検出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07181017A JPH07181017A (ja) | 1995-07-18 |
JP2856662B2 true JP2856662B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=18191829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32679893A Expired - Fee Related JP2856662B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 厚さ検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856662B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32679893A patent/JP2856662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07181017A (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981027 |
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