JP2856111B2 - 電源入力回路 - Google Patents

電源入力回路

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JP2856111B2
JP2856111B2 JP7154888A JP15488895A JP2856111B2 JP 2856111 B2 JP2856111 B2 JP 2856111B2 JP 7154888 A JP7154888 A JP 7154888A JP 15488895 A JP15488895 A JP 15488895A JP 2856111 B2 JP2856111 B2 JP 2856111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】交流(AC)電源を入力し、整流
ダイオードと平滑コンデンサにて直流電圧を得る電源の
入力回路において、特に、AC電源投入時に生じる突入
電流を抑制するための突入電流抑圧回路を有する電源入
力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源入力回路では、図に示す様
にAC電源1と全波整流器10と平滑コンデンサ11と
負荷12を備えた一般的な整流回路において、AC電源
1用スイッチ20を投入した時に発生する突入電流を制
限する為の突入電流制限抵抗2と、定常時にこの突入電
流制限抵抗2に電流が流れることにより余計な電力を消
費することを改善する為、突入電流制限抵抗2と並列に
接続したリレー接点3’と負荷側回路の短絡等の事故に
より突入電流制限抵抗の焼損を防ぐ為に電源側に設け
た、リレー接点3’を駆動させる為のリレー3と、リレ
ー3の駆動電圧を得る為の整流用ダイオード4とリレー
3への電流制限抵抗5とリレー3に生じるサージ吸収用
ダイオード6とリレー3用に定電圧を得る為の定電圧ダ
イオード7とリレー3の立上り時間を決定する為の時定
数設定用コンデンサ8にて構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術によれ
ば、AC電源1のスッチ20を断にした後瞬時にスイ
ッチ20を再投入しAC電源を入力するような時、リレ
ーの時定数設定用に設けたコンデンサ8の放電回路がな
い為に、リレー接点が閉じた状態でAC電源が入ること
により突入電流が主経路に流れてしまい、主経路の電気
部品の寿命劣化等を発生する問題を発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電源入力回路
は、交流電源入力及び全波整流回路と平滑コンデンサと
の間に設けられ、前記交流電源入力の突入電流を制限す
る突入電流制限抵抗と、前記交流電源入力が定常状態の
場合に、前記突入電流制限抵抗をバイパスするリレー接
点と、前記交流電源入力より整流ダイオードと抵抗との
直列回路とをコンデンサ,ツェナーダイオードと前記リ
レーとの並列回路に接続された前記リレー駆動回路とを
有する電源入力回路において、前記並列回路にサーミス
タを並列に取り付けたことを特徴としている。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0006】図1は、本発明の第1の実施例のブロック
図を示している。
【0007】本図において、図の従来の電源入力回路
と同一構成については、同一符号を付してある。図
異なるのはサーミスタ9が時定数設定用コンデンサ8と
並列に接続された点にある。
【0008】図1は、AC電源1がスイッチ20を投入
された時に発生する突入電流を制限する為の突入電流制
限抵抗2と、定常時にこの突入電流制限抵抗2に電流が
流れることにより余計な電力を消費することを改善する
為、突入電流制限抵抗2と並列に接続したリレー接点
3’と負荷側回路の短絡等の事故により突入電流制限抵
抗2の焼損を防ぐ為に電源側に設けた、リレー接点3’
を駆動させる為のリレー3と、リレー3の駆動電圧を得
る為の整流用ダイオード4とリレー3への電流制限抵抗
5とリレー3に生じるサージ吸収用ダイオード6とリレ
ー3用に定電圧を得る為の定電圧ダイオード7と、リレ
ー3の立上り時間を決定する為の時定数設定用コンデン
サ8と、リレー3と並列にサーミスタ9を接続した回路
構成からなっている。
【0009】ここで、サーミスタ9は、AC電源1が一
度断となった後リレー3の立上り時間を決定している時
定数設定用コンデンサ8に充電されている電荷を発熱に
より抵抗値を下げ、瞬時にリレー3が復帰電圧以下にな
るよう放電するように機能している。
【0010】また、定電圧ダイオード7のツェナー電位
は、リレー3を駆動する定格電圧値に選ばれる。
【0011】さらに、本発明の動作をさらに詳細に図を
用いて説明する。
【0012】 図2は、図1の突入電流制限回路に関す
る部分の機能ブロック図である。AC電源1を投入後、
リレー3の立ち上がり時間を決定する時定数設定用のコ
ンデンサ8に充電される。次に、電源を投入後サーミス
タ9に通電されると、サーミスタ9の抵抗値が発熱によ
って小さくなる。このサーミスタ9には発熱時のサーミ
スタ内部抵抗値が、リレー3の内部抵抗値3”よりも小
さくなるものを選択する。この結果、電源を断とした
時、短時間の間サーミスタ9の抵抗値が発熱によって、
並列に接続されているリレー3の内部抵抗3”よりも低
い値を維持しているため、コンデンサ8に充電されてい
る電荷を急速に放電する。
【0013】図3は、図2に示す電位VR 、の時間的変
化を示す図である。
【0014】本図において、縦軸はVR 、すなわち、リ
レー3に加えられる電圧を表し、横軸は経過時間を表
す。また、Aはリレー3の両端にかかる定格電圧、Bは
リレーの復帰電圧、Cはサーミスタ9がなかった場合の
リレー3の電位が定格電圧から復帰電圧に達するまでの
時間、C’は本発明におけるリレー3の電位が定格電圧
から復帰電圧に達するまでの時間を表す。
【0015】図4は、AC電源1を一定周期で短時間に
オン,オフしてリレー3の電位VRを図1に示す場合と
図5に示す場合とについて示したものである。
【0016】図におけるVR はAC電源1がオンから
オフになってもコンデンサ8に充電された電圧が放電す
のに長時間要するため、リレー後復帰電圧に達する前
に次のAC電源1の投入がなされている。このため、リ
レー3は常にオン状態となったままになっている。
【0017】一方、図1におけるVR は、AC電源がサ
ーミスタ9の抵抗により放電されリレー復帰電圧以下に
なるため、確実にリレー3がオン,オフしている。
【0018】以上説明した実施例では、サーミスタ9を
用いてコンデンサ8の充電電圧を放電したがこの結果、
サーミスタ9が発熱により抵抗値が低くなることによ
り、リレー3の電位が定格電圧から復帰電圧に達するま
での時間が短縮化され、従来技術よりも早くリレーの復
帰電圧以下となるので、電源再投入時においてもリレー
接点3’が開放している為、確実に突入電流を突入電流
制限抵抗に流すことができる。
【0019】以上サーミスタを用いた実施例について説
明したが、他の実施例について以下に説明する。
【0020】図5は、本発明の第2の実施例の主要構成
を示した図である。
【0021】本図において、図1に示した機能と同一の
ものは、同一符号を付してある。
【0022】図5において、電源入力部に、整流ダイオ
ード21,電源制限用抵抗22,コンデンサ8の充放電
時間を制御するためのリレー25,AC電源の再投入時
の立上り時間を決定する時定数設定用コンデンサ23,
リレー保護用ダイオード24を設けている。
【0023】そして、リレー25の接点25’は抵抗2
6と直列接続し、抵抗26の開閉を行なっている。
【0024】本図の場合において、AC電源が投入され
突入電流が発生した時に、コンデンサ8が充電されてリ
レー3がオンとなる。また、コンデンサ23が充電され
てリレー25もオンとなる。その後、電源を断とした場
合に、コンデンサ8よりもコンデンサ23の方が先に放
電を完了してリレー25をオフさせ、リレー接点25’
がショートされる。この結果、コンデンサ8の電圧は抵
抗26を介して瞬時に放電することができる。この場合
抵抗26はできる限り小さな抵抗値にするのが望まし
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の突入電流
抑圧回路は、AC電源が一度断となった後リレーの立上
り時間を決定している時定数設定用コンデンサに充電さ
れている電荷を発熱により抵抗値の下がったサーミスタ
により瞬時にリレーが復帰電圧以下になるよう放電させ
るようにしたことによって、確実に突入電流を突入電流
制限抵抗に流すことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の主要回路を示す図であ
る。
【図2】図1の一部を示す図である。
【図3】リレーの両端電圧対放電時間の関係を示す図で
ある。
【図4】電源ON/OFF時のコンデンサ充放電特性を
示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の主要回路を示す図であ
る。
【図6】従来の電源入力回路を示す図である。
【符号の説明】
1 AC電源 2 突入電流吸収用抵抗 3 リレー 3’ リレー接点 3” リレー抵抗 4 整流ダイオード 5 抵抗 6 サージ吸収用ダイオード 7 定電圧ダイオード 8 コンデンサ 9 サーミスタ 10 全波整流ダイオード 11 平滑コンデンサ 12 負荷 20 電源スイッチ 21 ダイオード 22 抵抗 23 コンデンサ 24 ダイオード 25 リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 9/02 H02J 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源入力及び全波整流回路と平滑コ
    ンデンサとの間に設けられ、 前記交流電源入力の突入電流を制限する突入電流制限抵
    抗と、 前記交流電源入力が定常状態の場合に、前記突入電流制
    限抵抗と並列接続されて、前記突入電源制限抵抗をバイ
    パスするリレー接点と、 前記交流電源入力より整流ダイオードと抵抗との直列回
    路を、コンデンサ,ツェナーダイオードと前記リレーと
    の並列回路に接続された前記リレー駆動回路とを有する
    電源入力回路において、 前記並列回路にサーミスタを並列に取り付けたことを特
    徴とする電源入力回路。
  2. 【請求項2】 交流電源入力及び全波整流回路と平滑コ
    ンデンサとの間に設けられ、 前記交流電源入力の突入電流を制限する突入電流制限抵
    抗と、 前記交流電源入力が定常状態の場合に、前記突入電流制
    限抵抗と並列接続されて前記突入電流制限抵抗をバイパ
    スする第1のリレー接点と、 前記交流電源入力より第1の整流ダイオードと第1の抵
    抗との第1の直列回路を第1のコンデンサ,ツェナーダ
    イオードと前記第1のリレーとの第1の並列回路に接続
    した第1のリレー駆動回路とを有する電源入力回路にお
    いて、 前記並列回路に第2の抵抗と第2のリレー接点との直列
    回路を並列に接続し、前記第1のリレー駆動回路の前段
    に、第2の整流ダイオードと第2の抵抗との第1の直列
    回路を第2のコンデンサと第2のリレーとの第2の並列
    回路に接続した第2のリレー駆動回路とを有することを
    特徴とする電源入力回路。
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CN101263439B (zh) * 2005-09-15 2010-08-04 皇家飞利浦电子股份有限公司 浪涌电流限制器设备和包括该设备的功率因数控制电路
DE102018208292A1 (de) * 2018-02-19 2019-08-22 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Entladevorrichtung, elektrische Einheit und Entladeverfahren
CN113765080A (zh) * 2021-08-31 2021-12-07 长春捷翼汽车零部件有限公司 抑制电源启动浪涌的电路、方法、充电装置及存储介质

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