JP2856058B2 - 車両用衝突センサ - Google Patents

車両用衝突センサ

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JP2856058B2 JP35007893A JP35007893A JP2856058B2 JP 2856058 B2 JP2856058 B2 JP 2856058B2 JP 35007893 A JP35007893 A JP 35007893A JP 35007893 A JP35007893 A JP 35007893A JP 2856058 B2 JP2856058 B2 JP 2856058B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両が他の
物体に衝突したことを検出するための車両用衝突センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車が障害物に衝突したとき、
車内に設置したエアバッグやシートベルト等の安全装置
を作動させたり、ブレーキ装置を作動させたりするた
め、その衝突を検知する衝突センサが従来より開発され
ている。その一例としては、例えば実開平2−1108
40号公報に記載されている「物体の接触力検出装置」
がある。これは、大きな押圧力を受けると撓み変形して
接点が閉じる感圧スイッチをテープ状に形成し、これを
無人搬送車のウレタンバンパーの内部に配設した構成で
ある。この構成で、無人搬送車が障害物に衝突すると、
ウレタンバンパーが圧縮変形して感圧スイッチを作動さ
せ、もって衝突検知信号が出力されて急ブレーキが掛け
られるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両におい
ては事故そのものを防止するため、或いは装飾性を高め
るために、例えばバンパー部分が光るように構成するこ
とが考えられており(例えば実開昭63−122139
号公報)、安全面や装飾性の面で一定の効果を挙げてい
る。このようにバンパー部分が自ら光りながら、それが
衝突感知機能も有するなら、いっそう有益な筈である。
【0004】しかしながら、上記した実開平2−110
840号等に示されている従来の衝突検知センサの構造
では、両者の機能を併せ持つことは不可能で、この点が
未解決の課題として残されていた。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
である。その目的は、車両の衝突を確実に感知すること
ができながら、しかも自らが発光して安全面や装飾性の
面でも優れた効果を発揮できる車両用衝突センサを提供
するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
両用衝突センサは、車両の外面部に沿って少なくとも一
部が露出して設けられた漏洩光ファイバと、この漏洩光
ファイバの一端側に光を入射させる投光部と、漏洩光フ
ァイバの他端側に設けられてそのファイバからの光を受
ける受光部と、この受光部への受光量が減少したときに
衝突検知信号を出力する検出回路とを備えた構成に特徴
を有する。
【0007】この場合、投光部に漏洩光ファイバへの入
射光の波長を選択するフィルタを設けてもよく(請求項
2の発明)、また、それらのフィルタは車両の走行状態
に応じていずれかを選択的に有効化する構成としてもよ
い(請求項3の発明)。また、漏洩光ファイバは、可撓
性を有する透光性チューブと、その内部に充填されて可
撓性を有し、屈折率が前記透光性チューブよりも低い透
光性コアとから構成することもできる(請求項4の発
明)。
【0008】
【作用】請求項1の発明において、投光部から漏洩光フ
ァイバに光が入射されると、一部は受光部に到達し、一
部はそのファイバから外に漏れ出る。漏洩光ファイバは
車両の外側面に沿って露出して設けられているから、車
両の外側からは、ファイバは自らが発光するように見
え、特に暗い場所での車両自体の視認性が著しく高くな
り、また、装飾的な効果も期待できる。万一、車両が障
害物と衝突して車両の外側面に位置するファイバに強い
力が作用すると、そのファイバの破断或いは圧縮等の変
形により、ファイバの一端側から入射した光が他端側に
到達しなくなり、或いは到達量が減少し、これに基づき
検知回路が作動して衝突検知信号が出力される。
【0009】請求項2の発明のように投光部にフィルタ
を設けると、漏洩光ファイバを所望の色で発光させるこ
とができ、さらに請求項3の発明のように、フィルタを
複数種設け、それらを車両の走行状態に応じて選択的に
有効化すると、漏洩光ファイバが発光する光の色によっ
て外部から車両の走行状態を視認することができるよう
になる。また、漏洩光ファイバを、請求項4の発明のよ
うな構成とすると、そのファイバ自体が可撓性に富むこ
とになるから、車両の外側面に沿わせて配置するに当た
り、外側面形状に対する追従性が高くなって配置上の自
由度が高くなる。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、車
両の衝突を確実に検知できながら、それ自体が発光する
ため、車両の視認性が高まって安全面に効果があり、し
かも装飾的な効果も期待できる。また、特に請求項2の
発明によれば漏洩光ファイバの発光色を所望な色とする
ことができるので、装飾性の面で一層価値が高まり、請
求項4の発明では、外部から車両の走行状態が確認でき
て安全面で一段と効果がある。更に、請求項3の構成と
すれば、漏洩光ファイバが柔軟であるから配置上の自由
度が高くなって一層使い易くなる。
【0011】
【実施例】以下本発明のいくつかの実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0012】<第1実施例>この実施例は、本発明の衝
突センサを乗用車における前方の衝突検知システムに適
用した例である。図1に示すように車体11の前部には
ポリウレタンにて一体成形した前部バンパー12が取り
付けられ、その前部バンパー12の外側面に車両の前部
から左右両側部にかけてファイバ収納溝13が形成され
ている(図2参照)。このファイバ収納溝13の全域に
は、漏洩光ファイバ14が図2に示すように一部を露出
させて収納されており、その両端は車両のエンジンルー
ム内に導入されている。
【0013】上述の漏洩光ファイバ14は次のようにし
て製造されたものである。すなわち、可撓性を有する透
光性チューブ14aとして透明なポリ塩化ビニルチュー
ブを利用し(例えば外径3mm、内径2mm)、その内部に
光透過性の液状シリコーンエラストマーを充填して硬化
させる。硬化したシリコーンエラストマーは可撓性を有
する透光性コア14bとなり、透光性チューブ14aと
共に漏洩光ファイバ14全体として柔軟で可撓性に富ん
だ構造となる。なお、この漏洩光ファイバ14は、図2
に示すように、内部の透光性コア14bを透光性チュー
ブ14aが包囲した二層構造となるが、通信等のための
光導波路として利用される通常の光ファイバとは逆に、
外側に位置するポリ塩化ビニルよりも内側に位置するシ
リコーンエラストマーの方が光の屈折率が低いから、透
光性コア14bから透光性チューブ14aへの境界では
全反射が起こらず、透光性コア14b内から透光性チュ
ーブ14a内へ容易に光が進入し、ここから外に相当量
の光が漏洩する。
【0014】さて、上記漏洩光ファイバ14の一端側は
エンジンルーム内に設けた投光ユニット20内に導入さ
れている。この投光ユニット20内には、図4に示すよ
うに反射鏡21を備えたハロゲンランプやキセノンラン
プ等の白熱灯形のランプ22が設けられると共に、その
反射鏡21の光軸と同軸になるように前記漏洩光ファイ
バ14の端部がホルダ23によって保持されている。ホ
ルダ23にはファイバ14と同軸に集光レンズ24が設
けられており、ランプ22からの光が漏洩光ファイバ1
4に平行に入射するようにされている。また、ホルダ2
3と反射鏡21との間には円形のフィルタ板25が反射
鏡21及びファイバ14の光軸から外した軸26を中心
に回転自在に設けられており、このフィルタ板25に形
成した4種類の円形のフィルタ25a〜25dがランプ
22とファイバ14との間に選択的に位置できるように
なっている。なお、図5において各フィルタ25a〜2
5dを区別するため、それらの部分に異なる斜線を付し
て表示してある。各フィルタ25a〜25dにて、ラン
プ22から漏洩光ファイバ14への入射光の波長が選択
され、フィルタ25a〜25dのいずれが対応するかに
よって特定波長の、すなわち特定色の光が漏洩光ファイ
バ14内に入射する。また、フィルタ板25の軸26は
モータ27により所定の定速度で回転されるようになっ
ており、従って、ファイバ14に入射される光の色は所
定の周期で繰り返し変化する。これらの構成は、漏洩光
ファイバ14の一端側に光を入射させる投光部を構成す
る。
【0015】一方、漏洩光ファイバ14の他端側は、や
はりエンジンルーム内に設けた受光ユニット30内に導
入され、ここに図6に示すような受光部が設けられてい
る。すなわち、ファイバ14の他端部が円筒状のホルダ
31内に挿入されて保持され、そのホルダ31の反対側
にフォトトランジスタ32が受光面をファイバ14の端
面側に向けて保持されている。そして、上記フォトトラ
ンジスタ32とファイバ14の端部との間にはホルダ3
3を介して集光レンズ34が固定されており、ファイバ
14の端部から放射される光を集光してフォトトランジ
スタ32に導くようになっている。
【0016】そして、上記フォトトランジスタ32は図
7に示すように検出回路40に接続されている。ここ
で、コンパレータ41は抵抗42,43により分圧され
た基準電圧と、フォトトランジスタ32のエミッタ電圧
とを比較するようになっており、フォトトランジスタ3
2への入射光量が減少してエミッタ電圧が低下すると、
コンパレータ41の出力端子がハイレベルに引き上げら
れて衝突検知信号Sが出力される。なお、この実施例で
は、この衝突検知信号Sは図示しないエアバッグの作動
回路に与えられてエアバッグのインフレータを作動させ
るようになっている。
【0017】次に、本実施例の作用について説明する。
車内の所定のスイッチを操作すると、投光ユニット20
のランプ22が点灯されると共に、モータ27が回転さ
れる。モータ27の回転によってフィルタ板25の4種
類のフィルタ25a〜25dがランプ22と漏洩光ファ
イバ14の端部との間に順に介在するようになる。この
とき、各フィルタ25a〜25dの境界部分では光が通
過しないから、4色の光が所定の周期で点滅しながら順
に漏洩光ファイバ14内に入射することになる。
【0018】ファイバ14内に入射した光は、そのファ
イバ14内を伝わるが、ファイバ14の透光性チューブ
14aは透光性コア14bよりも屈折率が大きいため、
その透光性コア14b内に閉じこめられることなく、他
端側に向けて伝わるうちに徐々に外部に漏洩することに
なる。従って、漏洩光ファイバ14を外から観察する
と、そのファイバ14自体が全域にわたって輝いて見
え、夜間でも車両を容易に視認できるようになり、ま
た、装飾的な機能も発揮する。しかも、特に本実施例で
は、フィルタ板25を回転させてファイバ14に4色の
光が順次入射するようにしたから、前部バンパー12部
分が様々な色で点滅することになり、車両の視認性が向
上して安全性が高まるうえ、装飾性も一段と高くなる。
【0019】一方、ファイバ14内に入射した光の一部
は、ファイバ14の他端部に到達し、受光ユニット30
内のフォトトランジスタ32内に入射される。漏洩光フ
ァイバ14の状態に変化がなければ、フォトトランジス
タ32に到達する光量に変化はないから、コンパレータ
41の出力はローレベルのままである。
【0020】ところが、万一、車両が障害物に衝突した
場合には、前部バンパー12に装備された漏洩光ファイ
バ14に大きな力が作用し、これが強く圧縮されたり、
破断したりする。ファイバ14が破断に至れば、勿論、
投光ユニット20からの光が受光ユニット30には到達
しなくなるから、フォトトランジスタ32へ光が入射し
ないようになり、検知回路40のコンパレータ41は反
転動作してハイレベルの衝突検知信号Sが出力されるこ
とになる。これにてエアバッグのインフレータが作動し
てエアバッグが膨張し、乗員の安全が確保される。
【0021】また、漏洩光ファイバ14が破断に至らな
くとも、同様に検知回路40から衝突検知信号Sが出力
される。すなわち、漏洩光ファイバ14の一端側から他
端側に向けて光が伝送されている場合において、そのフ
ァイバ14が圧力を受けて潰されると、漏洩光が大きく
増大する。その様子を図8のグラフに示した。このグラ
フは、直線状に配置した漏洩光ファイバ14の途中部分
を樹脂板にて挟み付け、その圧力を横軸にとると共に、
ファイバ14の入射光に対する減衰を測定してデシベル
単位で縦軸にとって表示したものである。ここからも漏
洩光ファイバ14が側圧を受けて圧縮されると、伝送光
の大きな減衰が生ずることが窺われる。従って、本実施
例では、上述のように車両の衝突事故が発生した場合に
あって、障害物が漏洩光ファイバ14に直接に衝突せ
ず、その破断に至らなかったときでも、そのファイバ1
4の異常な屈曲や圧縮等の変形によってフォトトランジ
スタ32への入射光量が大きく減少するから、検知回路
40のコンパレータ41から衝突検知信号Sが出力さ
れ、エアバッグが膨張して乗員の安全が確保されること
になる。
【0022】このように本実施例によれば、前部バンパ
ー12に装着した漏洩光ファイバ14が自ら発光するか
ら、夜間でも車両を容易に視認できて安全性が高くな
り、また装飾的な機能も発揮する。しかも、特に本実施
例では、前部バンパー12部分が様々な色に変化しなが
ら点滅するから、車両の視認性が向上するだけでなく、
装飾性も一層高くなる。また、このような視覚的効果だ
けでなく、万一、車両が衝突事故を起こして前部バンパ
ー12に衝撃が加わったときには、漏洩光ファイバ14
の破断或いは圧縮に基づいて検知回路40から衝突検知
信号Sを直ちに出力させることができ、衝突検知機能も
併せ持つ。
【0023】<第2実施例>図9及び図10は本発明の
第2実施例を示す。この実施例では、前記第1実施例と
同様の漏洩光ファイバ14を車体11の側部に装備して
車両側面の装飾性向上及び側突検出を同時に可能にした
ものである。従って、漏洩光ファイバ14、投光ユニッ
ト20、受光ユニット30及び検知回路40の構成は第
1実施例と同様であり、重複説明を省略して異なるとこ
ろを説明する(なお、同一部分には同一符号を付す)。
【0024】この実施例では、漏洩光ファイバ14は、
車両の左右両側部のフェンダー部、前部ドア部、後部ド
ア部及び後部トランク部にかけて前後方向にに一直線状
に延びるように装着されている(図9には車両左側のみ
に現れる)。その装着のために4本のプラスチック製の
ホルダ50が利用されている。このホルダ50は長い帯
状をなしており、図10に示すように外側面にファイバ
収容溝51が長手方向に沿って連続的に形成され、その
反対側の側面が車両のボディ外板に間欠的なボルト締め
(図示せず)によって固定されている(接着剤にて固定
することもできる)。ファイバ収納溝51には上記漏洩
光ファイバ14が半分を露出させた状態で嵌め込まれて
固定され、そのファイバ14の両端がボディ内部に導入
されている。各ファイバ14の両端部には、それぞれ投
光ユニット20及び受光ユニット30が連結され、前記
実施例と同様に投光ユニット20から4色の光が漏洩光
ファイバ14に順次入射され、受光ユニット30にて漏
洩光ファイバ14を伝送されてきた光が検出される。
【0025】この実施例によっても、車両の左右両側部
に装備された漏洩光ファイバ14部分が様々な色で光る
ことになり、車両の視認性が向上して安全性が高まり、
しかも装飾性も高くなる。また、万一、車両の側面部に
おいて衝突が発生した場合には、前記実施例と同様にフ
ァイバ14の破断或いは変形等に基づいて伝送光量が減
少し、これにて検知回路40から衝突検出信号Sが直ち
に出力されるようになる。
【0026】なお、本発明は上記両実施例に限定される
ものではなく、例えば次のような態様で実施することも
できる。
【0027】(イ)上記両実施例では、投光部に回転す
るフィルタ板25を設けて漏洩光ファイバ14に入射さ
せる光の波長を周期的に異ならせるようにしたが、これ
に限らず、例えば図11に示すようにフィルタを省略し
てランプ22からの白色光を反射鏡21にて集光し、こ
れを集光レンズ24を通して漏洩光ファイバ14の端部
から入射させる構成でもよく、また、図示はしないがフ
ィルタを固定的に設けてもよく、これらの構成も本発明
にいう「漏洩光ファイバの一端側に光を入射させる投光
部」の概念に含まれることは勿論である。
【0028】(ロ)また、投光部に複数種のフィルタを
設けて漏洩光ファイバに入射させる光の色を異ならせる
にしても、車両の走行状態に応じてそのフィルタのいず
れかを選択的に有効化させて漏洩光ファイバの発光色を
車両の走行状態に応じて変化させる構成としても良い。
この場合、例えば車両の走行速度を検出してその速度に
応じて漏洩光ファイバの発光色を異ならせる構成でも良
く、また通常の速度で走行しているときには例えば緑色
に発色させ、車両のブレーキが作動状態にあるときには
例えば赤色に発色させる構成でも良い。
【0029】(ハ)また、投光部には、必ずしも白熱灯
形のランプを利用せずとも、レーザーダイオードや発光
ダイオードを利用してもよい。例えばレーザーダイオー
ドを利用する場合には光が一方向に放射されるから、図
12に示すように、円筒状のホルダ61の一端部に漏洩
光ファイバ14の一端部を挿入して固定し、他端部にレ
ーザーダイオード62を挿入して固定する簡素な構造と
することができる。
【0030】(ニ)漏洩光ファイバとしては、必ずしも
前記各実施例のようにポリ塩化ビニルチューブとシリコ
ーンエラストマーとの組合わせに限らず、透光性チュー
ブの素材としてはポリエチレン、ポリエステル、シリコ
ンゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビ
ニリデン等が利用でき、透光性コアの素材としてはサー
モエラストマーや液状硬化物が利用できる。また、前記
実施例のように透光性チューブ及び透光性コア樹脂の双
方に可撓性を有する材料を使用すると漏洩光ファイバが
曲げ易くなって形状的な自由度が高まるという利点が得
られるが、必ずしもそのようにせずとも、例えば硬質の
アクリル樹脂やポリカーボネイト樹脂或いはガラス等の
硬質材料を透光性コア樹脂として使用してもよい。ま
た、必ずしも透光性チューブ及び透光性コア樹脂の二層
構造としなくとも、透光性材料の単層構造のファイバで
あってもよく、要するに光を漏洩させながら一端側から
他端側へと導くことができるならば、本発明の漏洩光フ
ァイバとして利用することができる。
【0031】(ホ)また、漏洩光ファイバとしては、フ
ァイバ中(二層構造とする場合には透光性チューブ中又
は透光性コア樹脂中)に光散乱用の微粒子を混入したも
のも利用でき、これにて光漏洩量が増大するからファイ
バの発光輝度が高まる。更に、この構成の場合、混入す
る微粒子の分布を光の入射端側ほど低密度となるような
傾斜密度分布とすれば、ファイバの光漏洩量を長さ方向
にわたって均一化してファイバ全体を均一に発光させる
ことができる。
【0032】その他、本発明は各実施例に示したような
乗用車に適用するに限らず、無人搬送車等の荷物搬送用
車両に適用する等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す車両の斜視図
【図2】バンパーの断面図
【図3】一部を断面にて示す漏洩光ファイバの斜視図
【図4】投光部の断面図
【図5】フィルタ板の正面図
【図6】受光部の断面図
【図7】検出回路の回路図
【図8】漏洩光ファイバの光減衰曲線
【図9】本発明の第2実施例を示す車両の斜視図
【図10】第2実施例での漏洩光ファイバの取り付け状
態を示す断面図
【図11】投光部の変形例を示す断面図
【図12】投光部の異なる変形例を示す断面図
【符号の説明】
12…前部バンパー 14…漏洩光ファイバ 14a…透光性チューブ 14b…透光性コア樹脂 20…投光ユニット 25…フィルタ板 25a〜25d…フィルタ 30…受光ユニット
フロントページの続き (72)発明者 河村 誠人 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−26342(JP,A) 特開 平3−202776(JP,A) 実開 昭63−122139(JP,U) 実開 平1−76348(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 B60R 19/00 - 21/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外面部に沿って少なくとも一部が
    露出して設けられた漏洩光ファイバと、この漏洩光ファ
    イバの一端側に光を入射させる投光部と、前記漏洩光フ
    ァイバの他端側に設けられてそのファイバからの光を受
    ける受光部と、この受光部への受光量が減少したときに
    衝突検知信号を出力する検出回路とを備えてなる車両用
    衝突センサ。
  2. 【請求項2】 投光部には漏洩光ファイバへの入射光の
    波長を選択するフィルタが設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の車両用衝突センサ。
  3. 【請求項3】 投光部には複数種のフィルタが設けら
    れ、これらは車両の走行状態に応じて選択的に有効化さ
    れることを特徴とする請求項2記載の車両用衝突セン
    サ。
  4. 【請求項4】 漏洩光ファイバは、可撓性を有する透光
    性チューブと、この透光性チューブ内に充填されて可撓
    性を有し、屈折率が前記透光性チューブより低い透光性
    コアとから構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の車両用衝突センサ。
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