JP2855571B2 - 自転車の衝突試験装置 - Google Patents

自転車の衝突試験装置

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JP2855571B2 JP8248497A JP24849796A JP2855571B2 JP 2855571 B2 JP2855571 B2 JP 2855571B2 JP 8248497 A JP8248497 A JP 8248497A JP 24849796 A JP24849796 A JP 24849796A JP 2855571 B2 JP2855571 B2 JP 2855571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行している自転
車に自動車が衝突した時の状態を現実的に具現させる
転車の衝突試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダミー人形をロープでブランコのように
吊り下げて、これに自動車を衝突させるようにした定置
式の衝突試験装置は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】走行している自転車に
自動車が衝突する事故も多々発生している。その多くは
幼児、学童が一時停止や安全確認を怠る場合に発生して
おり、その事故の怖さを教えなくてはならない。そのた
めには、衝突したときに、人体や自転車がどのようにダ
メージを受け、どのように飛び跳ね状態になるかを現実
的に具現させる必要があり、また、その教育のために衝
突試験装置を幼稚園の園庭や小学校の校庭等に持ち運ん
で容易に組立、分解可能にすることが理想的である。
【0004】上記従来の衝突試験装置では定置式であり
組立、分解、持ち運びは不可能で、しかもロープでブラ
ンコのように吊り下げられて静止しているダミー人形に
衝突したとき、吊り下げられたロープの許容範囲内での
ダミー人形の飛び跳ね状態が具現されるだけであり現実
性がない。
【0005】本発明の目的は、組立、分解、持ち運びが
可能であり、走行している自転車に自動車が衝突したと
きの状態を現実的に具現させる自転車の衝突試験装置
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の要旨は、台座によって直立した左右一対の
支柱に水平方向に掛け渡されたガイドレールと、前記ガ
イドレールに走行可能に案内された一対の滑車に切断可
能な吊り下げ紐を介して吊り下げられ、ダミー人形を分
離可能に乗せた自転車と、前記ガイドレールと平行に張
設し、かつ左右の支柱に沿って垂れ下げられ、前記滑車
と結合した滑車移動用ロープとを備え、前記自転車はウ
レタン材の車体フレームとゴム材のハンドルとゴムタイ
ヤを装着したウレタン材の車輪とから構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1において、1,2は台座3,4によ
って直立した左右一対の支柱である。この支柱1,2は
下部支柱1a,2aと、この下部支柱1a,2aにボル
ト蝶ナット1c,2cで締付結合する上部支柱1b,2
bとから構成され、張りロープ5,6とアンカー7,8
とによって直立状態が固定される。
【0008】前記左右の支柱1,2の間にはガイトレー
ル9が水平方向に掛け渡される。このガイトレール9は
パイプでもよいし、図2で示すようにガイドロープ9a
の何れでもよい。
【0009】前記ガイドレール9は所定の間隔で一対の
滑車10が走行可能に案内されている。この一対の滑車
10にはダミー人形16を分離可能に乗せた自転車14
が切断可能な吊り下げ紐15を介して吊り下げられる。
前記切断可能な吊り下げ紐15はダミー人形16を乗せ
た自転車14の吊り下げ荷重には耐え、衝突荷重では切
れるような強度を持った紙紐等が適当である。
【0010】さらに、前記ガイドレール9の下面には前
記滑車10と結合して平行に張設された滑車移動用ロー
プ11が設けられている。この滑車移動用ロープ11
は、その左右を支柱1,2に取り付けられている滑車1
2,13を介して支柱1,2に沿って垂れ下げられ、こ
の垂れ下げ部分11a,11bを把持して引張操作する
ようにしている。
【0011】前記自転車14は図3及び図4で示すよう
に、ウレタン材の車体フレーム14aとゴム材のハンド
ル14fとゴムタイヤ14d,14eを装着したウレタ
ン材の前輪14b及び後輪14cとから構成されてい
る。
【0012】また、前記自転車14にダミー人形16を
分離可能に乗せる手段は図3及び図4で示すように、ダ
ミー人形16の両手部,両足部及び尻部とを自転車14
に対しタッチ・クローズ型ファスナー17a,17b,
17cで接合及び分離可能としている。
【0013】本発明は上記の通りの構成であるから、支
柱1,2及びガイドレール9は分解して幼稚園の園庭や
小学校の校庭等に持ち運び、組み立てて張りロープ5,
6とアンカー7,8とによって固定し、ダミー人形16
を乗せた自転車14を滑車10から垂れ下がっている吊
り下げ紐15にバランスして吊り下げることにより準備
が完了される。
【0014】その後、自動車を自転車14に向けて発進
させ、同時に滑車移動用ロープ11の垂れ下げ部分11
a又は11bを把持して引張操作し、適当な早さで滑車
10を介してダミー人形16を乗せた自転車14を左又
は右方向に移動してこれに自動車を衝突させる。
【0015】自動車がダミー人形16を乗せた自転車1
4に衝突すると、吊り下げ紐15が切断し、ダミー人形
16は自転車14から分離して自転車14及びダミー人
形16は何れも飛び跳ねる。
【0016】このとき、ダミー人形16を乗せた自転車
14を左又は右方向に移動行速度や自動車の走行速度、
あるいはダミー人形16を乗せた自転車14に対する自
動車の衝突方向等によってダミー人形16及び自転車1
4の飛び跳ね状態が変化するが、何れにしてもダミー人
形16と自転車14は分離して飛び跳ねるため、ダミー
人形16と自転車14が自動車のボンネット上やフロン
トガラスに当たったりして路面上に投げ出され、走行し
ている自転車に自動車が衝突したときの状態を現実的に
具現させる。
【0017】従って、幼児、学童に対し一時停止や安全
確認を怠ると、その事故の怖さをリアルに教えることが
でき、交通安全教育に役立つのである。
【0018】また、ダミー人形16は勿論のこと、自転
車14はウレタン材の車体フレーム14aとゴム材のハ
ンドル14fとゴムタイヤ14d,14eを装着したウ
レタン材の前輪14b及び後輪14cとから構成されて
いるため、自動車が衝突しても自転車14が破損するこ
とがなくダミー人形16と共に反復して使用することが
でき、自動車も傷や破損をすることがない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の自転車の衝突
試験装置によると、組立、分解、持ち運びが可能であ
り、走行している自転車に自動車が衝突した時の状態を
現実的に具現させることができ、殊に幼児、学童に対し
一時停止や安全確認を怠ることによる事故の怖さをリア
ルに教え交通安全教育に供する利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図
【図2】本発明の他の実施例を示す正面図
【図3】本発明に用いられるダミー人形と自転車の側面
【図4】本発明に用いられるダミー人形と自転車の正面
【符号の説明】
1 支柱 1a 下部支柱 1b 上部支柱 1c ボルト蝶ナット 2 支柱 2a 下部支柱 2b 上部支柱 2c ボルト蝶ナット 3 台座 4 台座 5 引張ロープ 6 引張ロープ 7 アンカー 8 アンカー 9 ガイドレール 9a ガイドロープ 10 滑車 11 滑車移動用ロープ 11a 垂れ下げ部分 11b 垂れ下げ部分 12 滑車 13 滑車 14 自転車 14a ウレタン材の車体フレーム 14b ウレタン材の前輪 14c ウレタン材の後輪 14d ゴムタイヤ 14e ゴムタイヤ 14f ゴム材のハンドル 15 吊り下げ紐 16 ダミー人形 17a タッチ・クローズ型ファスナー 17b タッチ・クローズ型ファスナー 17c タッチ・クローズ型ファスナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座によって直立した左右一対の支柱に
    水平方向に掛け渡されたガイドレールと、 前記ガイドレールに走行可能に案内された一対の滑車に
    切断可能な吊り下げ紐を介して吊り下げられ、ダミー人
    形を分離可能に乗せた自転車と、 前記ガイドレールと平行に張設し、かつ左右の支柱に沿
    って垂れ下げられ、前記滑車と結合した滑車移動用ロー
    プとを備え、 前記自転車はウレタン材の車体フレームとゴム材のハン
    ドルとゴムタイヤを装着したウレタン材の車輪とから構
    成されていることを特徴とする自転車の衝突試験装置。
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