JP2855514B2 - 天井取付型エアコンデショナーの熱交換器の自動洗浄装置 - Google Patents

天井取付型エアコンデショナーの熱交換器の自動洗浄装置

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JP2855514B2
JP2855514B2 JP8017815A JP1781596A JP2855514B2 JP 2855514 B2 JP2855514 B2 JP 2855514B2 JP 8017815 A JP8017815 A JP 8017815A JP 1781596 A JP1781596 A JP 1781596A JP 2855514 B2 JP2855514 B2 JP 2855514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務室、遊戯場、
喫茶点等の天井に据付けられる天井取付型エアコンデシ
ョナーの熱交換器の自動洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に、下面を解放した筐
体内に、略環状にフィン付熱交換器を配した天井取付型
のエアコンデショナーの筐体の下部を覆うカバーと、上
下動並びに垂直軸を中心に回転しつつカバーの上方で前
記フィン付熱交換器に向かって洗浄液その他の液を吹き
付ける液体噴射ノズルと空気を吹き付けるための空気噴
射ノズルとを備えた天井設置部と、液体噴射ノズルに洗
浄液その他の液の供給並びにカバー上に回収される洗浄
液その他の液の回収を行う液供給回収装置と、空気噴射
ノズルに空気を供給する空気供給装置とを台車上に用意
した床置部とを備え、液供給回収装置から液体噴射ノズ
ルに洗浄液その他の液を供給しつつ該液供給回収装置に
カバー上の回収されるドレンを回収しつつ洗浄作業その
他の作業と、空気供給装置から空気噴射ノズルに空気を
供給して、フィン付熱交換器に空気を吹付けて液切り作
業とを自動的に行うようにした熱交換器の洗浄装置を提
案した(特願平7−143705号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この熱交換器洗浄装置
を用いて複数台のエアコンデショナーが設置されている
ところの各フィン付き熱交換器を率良く洗浄するには、
各天井設置部とこれに対応する数の床置部を持込んで作
業を行うを要する。しかし天井取付型エアコンデショナ
ーが設置されている室の床面に机等の備品が設置されて
おり、コンプレッサー、高圧モータ、液タンク等を備え
る大型の床置部を複数台持込むことは難いのみならず、
床置部は重量もあり持ち運びが不便である。そこで、床
置部をコンパクトに纏めると共に数少ない床置部を有効
に利用して熱交換器の洗浄を行えるようにすることが望
まれる。本発明は、かかる要望を充したフィン付熱交換
器の自動洗浄装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、下面を解放した筐体内に、略環状にフィン付
熱交換器を配した天井取付型のエアコンデショナーの筐
体の下部を覆うカバーと、上下動並びに垂直軸を中心に
回転されつつ該カバーの上方で、前記フィン付熱交換器
に向かって洗浄液その他の液を吹き付ける液体噴射ノズ
ルと液切りのために空気を吹き付ける空気噴射ノズルと
を備えた天井設置部と、該液体噴射ノズルに洗浄液その
他の液の供給並びにカバー上に回収される洗浄液その他
の液の回収を行う液供給回収装置を載せた台車と空気噴
射ノズルに空気を供給する空気供給装置を載せた台車と
を一方の台車に他方の台車を載架組付自在とした床置部
とを備え、該液体噴射ノズルとカバーに設けたドレン回
収口とを着脱自在のホースを介して液供給回収装置を接
続すると共に、空気噴射ノズルと空気供給装置とを着脱
自在のホースを介して接続したことを特徴とし、かかる
構成を備えることで、液供給回収装置と空気供給装置を
それぞれ別位置に運んで、先に液体噴射ノズルから洗浄
液その他の液を吹き付けて洗浄処理が済んだフィン付熱
交換器に対し空気による液切作業を行なっている間に、
別のフィン付熱交換器に取付けた液体噴射ノズル並びに
カバーに設けたドレン回収口とにホースを介して液供給
回収装置に接続して洗浄等の作業を行うことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明実施の形態を図に示すもの
に付き説明する。図1において、Aは天井取付型のエア
コンデショナーを示し、該エアコンデショナーAは、下
面を解放した筐体B内に環状、または図2に示すごとく
略環状のフィン付熱交換器Cを備え、且つ該フィン付熱
交換器Cの中央の空間にブロワDを備え、且つ該筐体B
の下面のパッキンE(図3に示す)に密着する着脱自在
の蓋部材Fを備える。この蓋部材Fには、中央に吸気口
Gを周囲の4箇所に吹出口Hを備える。尚、Jは筐体B
を天井スラブに吊るステーボルトを示す。本洗浄装置
は、このエアコンデショナーAのフィン付熱交換器C並
びに筐体Bの内面を洗浄するためのものである。尚、そ
の洗浄は、洗浄に先立って蓋部材FとブロワDを取外し
た後行う。
【0006】本洗浄装置は、上記エアコンデショナーA
の筐体Bの下部を覆うカバー2と、駆動装置7によって
上下動並びに垂直軸を中心に回転しつつ該カバー2の上
方で、自動的に前記フィン付熱交換器Cに向かって洗浄
液その他の液を吹き付ける液体噴射ノズル3aと、自動
的に液切りのために空気を吹き付ける空気噴射ノズル3
bとを備える天井設置部4と、該液体噴射ノズル3aに
洗浄液その他の液の供給並びにカバー2上の洗浄液その
他の液の回収を行う液供給回収装置5を載せた台車Xと
空気噴射ノズル3bに空気を供給する空気供給装置6を
載せた台車Yとを一方の台車Yに他方の台車Xを載架組
付自在とした床置部8とを備え、該液体噴射ノズル3a
とカバー2に設けたドレン回収口2dとを着脱自在のホ
ース9,10を介して液供給回収装置5に接続すると共
に、空気噴射ノズル3bと空気供給装置6とを着脱自在
のホース11を介して接続させるようにしたもので、こ
れを説明すると、該カバー2は図3に示すように合成樹
脂等の板材で、前記駆動装置7並びに駆動装置7によっ
て上下動並びに垂線を中心に回転する液体噴射ノズル3
aと空気噴射ノズル3bを支持する中央部2Aと、該中
央部2Aに付替え自在に取付けた外周部2Bとで全体と
して皿状に構成した。これを更に説明すると、該カバー
2の中央部2Aは、中央に透孔2aを備え該透孔2aの
周囲には上方に立上がる立上壁2bを備えると共に、該
透孔2aを上面から覆う蓋2cを備える皿状とし、外周
部2Bは、中央に円形の開口2eを備え、その周縁部に
該中央部2Aと一部で重なる重なり部2fを備え、外周
には立上壁2gを設けた。なお、外周部2Bの外周の形
状は、円形、八角形、変形六角形その他の洗浄する熱交
換器Cの横断面形状、したがってこれに対応する該筐体
Bの外周形状に対応する形状を有するものに構成し、外
周部2Bのみを熱交換器Cの形状に応じて取替えること
で各種形状の熱交換器を備えるエアコンデショナーの洗
浄に使用できるようにした。なお、中央部2Aと外周部
2Bとは、その重なり部2g間にパッキン2hを介在さ
せてボルトナット2jで締付け固定する。また、支持杆
12、13が該蓋2cを挿通するする部分には、シール
材とベヤリングからなる支持部材12bを設け、その外
周にゴムカバー12cを施した。
【0007】前記液体噴射ノズル3aは、前記透孔2a
を通して該カバー2の下からカバー2の上部に臨ませた
支持杆12(図3に示す)の上部に、空気噴射ノズル3
bも同様に、カバー2の透孔2aを通して該カバー2の
下からカバー2の上部に臨ませた支持杆13の上部に、
それぞれ両噴射ノズル3a、3bから洗浄液並びに空気
がフィン付熱交換器Cに向かって吹付けられるように横
向きに取付け、各支持杆12,13は、アルミその他の
金属パイプで構成し該金属パイプ内を液体、空気の流体
通路とした。なお、液体噴射ノズル3aは、これを図6
に示すごとく、該液体噴射ノズル3aを先端に取付けた
ノズル本体3a−1で、支持杆12の上部に設けたブラ
ケット12aに上下に首振自在に軸14で軸支させると
ともに、該ノズル本体3a−1の液体噴射ノズル3aの
取付側をコイルスプリングダンパ15に支承させて該ノ
ズル本体3a−1とこれの先端の噴射ノズル3aを通常
は水平状態に保ち、下動したとき該ノズル本体3a−1
の他端から下方に突出する突棒16が金属板19の上面
に当接し更に下動するとき、コイルスプリングダンパ1
5に抗して液体噴射ノズル3aの後端が押上げられて、
液体噴射ノズル3aは水平状態から下方に向かってスイ
ングするようにした。これによって、後述する駆動装置
7の一部を構成するラック杆23aを覆う蛇腹18等に
よって液体噴射ノズル3aの下動が制限され、熱交換器
Cの下部位置まで洗浄液を吹付け難いという不具合を解
消した。なお、上記突棒16はその下端部に螺合する調
節ねじ16aを有し、支持杆12、13とラック杆23
aとを連結する連片24を上下に貫通させてその上端部
で上記ノズル本体3a−1に連結させてなり、該連片2
4と下面と調整ねじ16aとの間に該突棒16を囲撓す
るコイルスプリング16bで該突棒16を下方に付勢さ
せた。なお突棒16の上端はノズル本体3a−1から突
出する板片3a−1´に設けたばか孔に挿通連結させる
ことで該ノズル本体3a−1のスイングによる傾きを許
容させるようにした。なお、液体噴射ノズル3aのスイ
ングは図7に示すごとき手段によっても達成出来る。こ
れを説明すると、前記連片24に支持させて連片24か
ら下方に第1エアシリンダ20aを突出させると共に、
ブラケット12aから突出する板片12a´に下端を軸
支させて第2エアシリンダ20bを設け、該第2エアシ
リンダ20bのピストン20bー1の上端をノズル本体
3a−1に連結させ、両エアシリンダ20a、20bを
クイックエキゾースト弁21aを介在させたホース21
を連通させる。かくすることで、液体噴射ノズル3aが
下動し第1エアシリンダ20aのピストン20aー1の
下端が金属板19に当った状態から更に下がると、該ピ
ストン20aー1が押し上げられ、エアピストンシリン
ダ20a内の空気を圧縮する。この空気圧で第2エアピ
ストンシリンダ20bのピストン20bー1が押し上げ
られ、これに伴って液体噴射ノズル3aは水平状態から
下方に向かってスイングする。そして、最下端位置でク
イックエキゾースト弁21aを動作させることで、第2
エアピストンシリンダ20b内の空気が抜けることで、
液体噴射ノズル3aはコイルスプリングダンパ15に押
されて水平位置に復帰し、その後第1エアピストンシリ
ンダ20aのピストン20aー1がばね20aー2によ
って下方に弾かれることで、第1エアピストンシリンダ
20a内に空気が満たされる。
【0008】上記駆動装置7は、前記噴射ノズル3a、
3bを垂直軸を中心に回転させる駆動部22と、噴射ノ
ズル3a、3bを上下動させる駆動部23とから成る。
回転用の駆動部22は、前記カバー2の下面に間隔を存
して設けた上下一対のボールベヤリング22a、22a
と、該下方のボールベヤリング22aのアウタレース2
2a-1の下面に取付けた内歯歯車22bと,下方のボー
ルベヤリング22aのインナレース22a-2に支持させ
て、上下のボールベヤリング22a、22a間に設けた
モータ22cと,該内歯歯車22bと噛合う該モータ2
2cの回転軸上のギヤ22dとで構成され、上下のアウ
タレース22a-1は3本の連結杆22eでカバー2に連
結され、また上下のインナレース22a-2は連結杆22
fで互いに連結される。尚、ボールベヤリング22aは
水密構造とした。
【0009】昇降動用の駆動部23は、支持杆12,1
3に連結したラック杆23aと、該ラック杆23a昇降
動させるモータ23bとで構成させ、該モータ23bは
前記下方のボールベヤリング22aのインナレース22
a-2上に設けた支持部材に支持させて上下のボールベヤ
リング22a,22a間に設けた。また、該支持杆1
2,13並びにラック杆23aが蓋2cを挿通する部分
には金属板19を取付け、該金属板19で該蓋2cを構
成する樹脂板の補強を図った。
【0010】回転用のモータ22cの制御は、カバー2
の下部に設けた回転位置を検出する光センサEX1 を用
いて行い、昇降動用のモータ23bの制御は、カバー2
の下部に設けた噴射ノズル3aの下動位置を検出する光
センサEX2 と支持杆12の上端位置に設けた防水型の
リミットスイッチLMSで行うもので、その作動を図8
に示す回路図に従って説明する。モータ22cの制御基
盤24に接続した制御用端子線24aに設けた運転スイ
ッチSW1 を閉じると、モータ22cが駆動されて液体
噴射ノズル3aを図4に示す矢印方向に回転させる。そ
の回転で光センサEX1 が内歯歯車22bに設けた孔2
5と対向する位置に来ると、光センサEX1 に信号を得
て、その信号で交互リレー82Xが作動し、制御基盤2
4に接続した制御用端子線24bに設けたその接点82
xを閉じる。これによってモータ22cの回転方向が矢
印方向と逆(以下反転と称する)になる。そして反転に
伴って液体噴射ノズル3aが一回転して再び光センサE
X1 がラック杆23aに設けた孔26と対向する位置に
来ると、光センサEX1 に信号を得て、その信号で交互
リレー82Xを作動させ、駆動部22に接続した制御用
端子線22bに設けたその接点82xを開く。このため
モータ22cの回転方向が再び変わって液体噴射ノズル
3aを図14に示す矢印方向に回転させる。この回転動
作中に噴射ノズル3a、3bを上下動を繰返すもので、
その動作は、液体噴射ノズル3aが下動位置にきて、光
センサEX2 がラック杆23aに設けた孔26と対向す
ると、光センサEX2 に信号を得てその信号でリレー7
2Xを励磁させる。すると、モータ23bの切換を行う
リレー72Xの可動接点72x1がモータ23bの正転
回路側に切換わると共に、自己保持接点72x2 が閉じ
てリレー72Xを自己保持する。このため、モータ23
bは正転し、ラック杆23aをして支持杆12、13を
上動させる。ラック杆23aが上端位置まで上昇して、
リミットスイッチLMSを開くと、リレー72Xは消磁
する。このため前記接点72x1がモータ23bの逆転
回路側に切換りモータ23bは逆転し、ラック杆23a
をして支持杆12、13を下動させる。そして突棒16
が金属板19に当ると、コイルスプリングダンパ15に
抗して液体噴射ノズル3a側が押し下げられる。このた
め液体噴射ノズル3aは水平状態から下方に向かってス
イングする。そして、支持杆12が下動位置に達する
と、光センサEX2 がラック杆23aに設けた孔26と
対向し、再び光センサEX2に信号を得て、その信号で
リレー72Xが励磁する。このため、接点72x2 でモ
ータ23bの正転回路側に切換わると共に、自己保持接
点72x2を閉じてリレー72Xを自己保持させる。こ
のため、モータ23bは正転し、ラック杆23aをして
支持杆12、13を上動させる。そして、この上動過程
の初期に液体噴射ノズル3aは下方に傾いた状態から漸
次水平方向に復帰し、液体噴射ノズル3aが水平方向に
復帰した後はその状態を保って上動する。これを繰返し
つつ、該液体噴射ノズル3aが回転することで熱交換器
Cに一連の洗浄を施す。なお、モータ22cは、制御基
盤24に設けた速度調節部24cで速度を調節できる変
速モータ22cを用い、洗浄液並びに仕上剤をノズル3
aから噴射させるときは、該速度調節部24cで30秒
間にノズル3aが1回転する程度の速い速度で回転さ
せ、前記ノズル3aから水道水を噴射させるときと、空
気噴射ノズル3aから空気を噴射させるときは、14分
間に1回程度の遅い速度で回転させる。なお、図8でS
W2 は噴射ノズル3aの回転方向を途中で変えたいとき
閉じる交互リレー82Xに介入させた手動スイッチ、S
W3 はモータ23bの作動回路に介在させたスイッチを
示し、該スイッチSW3 を開けば、モータ23bを停止
させて前記ノズル3a、3bを所定の高さ位置に停止さ
せることが出来る。
【0011】前記カバー2は、据付手段1によって筐体
Bの下面に密接させて取付けるもので、該据付手段1
は、少なくともカバー2の左右2か所以上の所に取付け
た紐状体1aと、各紐状体1aに取付けたフック1b
と、カバー2に固定した各紐状体1aの遊離端を挿通固
定する締付固定具1cとで構成した。これを更に説明す
ると、各紐状体1aは偏平で強靱な帯状体で構成し、締
付固定具1cは、カバー2の下面の4隅に取付けた取付
具1dに帯状体1eを介して取付けた。そして、各締付
固定具1cは、ピン1fと該ピン1fに圧接する側にば
ね1gで弾撥される締付片1hとを備え、該ピン1fと
締付片1hとの間隔に紐状体1aの遊離端部を挿着する
ことで、紐状体1aを締付固定具1cに固定するように
した。この締付固定具1cのピン1fと対向する面に
は、一方向(締付方向)のみに紐状体1aの移動を許容
する鋸刃を備える。そして、該締付固定具1cは、ばね
1gに抗してピン1fから締付片1hの対向面を後退さ
せるとき紐状体1aは自由に移動出来る。この据付手段
1によるカバー2の筐体Bへの据付けは、図5に示すご
とく、フック1bをステーボルトJに引っ掛け、締付固
定具1cに挿通した各紐状体1aの根部を引くことで、
カバー2は漸次上昇し、カバー2の上面が筐体Bの周囲
に設けたパッキンE(蓋部材Fと当接するパッキン)に
密着した状態に据付けられる。これを解くには、締付片
1hを解除位置に切換えれば良い。
【0012】床置部8は、前述したごとく、液体噴射ノ
ズル3aに洗浄液その他の液の供給並びにカバー2上の
洗浄液その他の液の回収を行う液供給回収装置5を載せ
た台車Xと空気噴射ノズル3bに空気を供給する空気供
給装置6を載せた台車Yとを一方の台車Yに他方の台車
Xを載架組付自在としたものであること前述した通りで
ある。これを更に詳細に説明すると、台車Xは、液供給
回収装置5を載せる方形の載台X1 と該載台X1 の右端
から立上がる上面を操作盤X3 とした操作台X2 とから
なり、該載台X1 の下面の各角部から比較的長い脚X1
ー1を備えて該載台X1 の下方に空気供給装置6を収納
出来る空間を形成させるように構成されている。台車Y
は、空気供給装置6を載せる方形の載台Y1 と該載台Y
1 の左端から立上がる上面に操作盤Y3 を設けた操作台
Y2 とからなり、該載台Y1 はこれに空気供給装置6を
載置したとき、その周囲に台車Xを載置する方形の溝Y
1 ー1を設け、台車Yに台車Xを載架して組付けた図9
に示す状態と、両台車X、Yを分離した図10並びに図
14に示す状態とに使い分け得るようにした。なお空気
供給装置6はエアコンプレッサーからなり、液供給回収
装置5は、図11に示すごとく、ドレンを回収する回収
タンク5aと該回収タンク5aの一側に設けた洗浄液タ
ンク5bと、他側に設けた仕上剤タンク5cと、これら
タンク5a乃至5cの下側に設けた水道水を液体噴射ノ
ズル3aに圧送する高圧ポンプ5eとを備え、該洗浄液
タンク5bは3個に区切って例えば異なる濃度の洗浄液
を貯え得てフイン付熱交換器Cの汚れ具合によって洗浄
液を使い分けるようにし、仕上剤タンク5cも3個に仕
切り、例えば除菌剤液、消臭液、コーティング剤液(腐
食防止剤)を用意する。そして、該回収タンク5a内に
は該回収タンク5aに一定量の液が回収されたところ
で、これを外部例えば洗面台等に導く投込みポンプ5d
を設けた。そして、各洗浄液タンク5b並びに仕上剤タ
ンク5cに接続した各出口管28には各タンク5b、5
c内の液を汲出す低圧ポンプ5f並びに電磁弁5gをそ
れぞれ備え、各出口管28はそれぞれ前記高圧ポンプ5
eの吐出口に連なる吐出管29に継手管30を介して接
続する。なお5hは、該吐出管29の前記各出口管28
の接続部より上流側に介在させた電磁弁、31は圧力ゲ
ージを示す。32は高圧ポンプ5eの入口から立上がり
回収タンク5aと連通するエア抜き管、32aはこれに
介在させた電磁弁を示す。図13において、27a、2
7bは回収タンク5aに設けた液面高さを検出するスイ
ッチを示し、スイッチ27aが閉じたとき投込みポンプ
5dを動作させて該回収タンク5aを洗面所等の水施設
に送りだし、スイッチ27bが閉じたとき該投込みポン
プ5dを停止させる。
【0013】次ぎに本装置による洗浄作業を説明する。
本装置による洗浄作業を行うには、まず高圧ポンプ5e
の吸入口をホースを介して水道蛇口に接続し,電磁弁3
2aを開いてホースに残存するエア抜きを行なって置
く。その後いずれかの洗浄液タンク5bの出口管28に
設けた電磁弁5gを開き且つ低圧ポンプ5fを動作させ
て、ノズル3aからフィン付熱交換器C並びに筐体Bの
内面に洗浄液を吹付ける。このとき前記電磁弁5hを閉
じておく。そして1分程洗浄液の吹付を行い低圧ポンプ
5fを止め電磁弁5gを閉じて洗浄液の吹付作業を終了
し、次いで電磁弁5hを開き且つ高圧ポンプ5eを動作
させてフィン付熱交換器C並びに筐体Bの内面に水道水
を14分程吹付けて洗浄を行う。このとき回転用のモー
タ22cは、前述したごとく液体噴射ノズル3aが14
分に1回転する程度の遅い速度で回転させる。その後、
高圧ポンプ5eを停止させ電磁弁5hを閉じ、電磁弁5
gを開き、仕上剤タンク5cの出口管28に設けた低圧
ポンプ5fを動作させて仕上剤をフィン付熱交換器C並
びに筐体Bの内面に1分程吹付ける。その後、空気供給
装置6を動作させて、ノズル3bからフィン付熱交換器
C並びに筐体Bの内面に付着する液の液切りを14分程
行って作業を完了する。なおこのとき回転用のモータ2
2cは、前述したごとく液体噴射ノズル3aが14分に
1回程度の遅い速度で回転させる。また上述の洗浄液並
びに仕上剤をフィン付熱交換器C並びに筐体Bの内面に
吹付けるとき、ノズル3aの上下動はさせずノズル3a
を上端位置の固定した状態で1回、ノズル3aを中間位
置に固定した状態で1回との2回の動作で洗浄液並びに
仕上剤をフィン付熱交換器C並びに筐体Bに吹付ける。
そして、この作業を複数台の天井取付型エアコンデショ
ナーを備えるところでフィン付熱交換器C並びに筐体B
の洗浄作業を行うときは、液供給回収装置5を載せた台
車Xと、空気供給装置6を載せた台車Yとを分離し、先
に洗浄並びに仕上剤の吹付けが終った天井取付型エアコ
ンデショナーAに対し、液の液切り作業を行っている間
に、次ぎの天井取付型エアコンデショナーAに対し、液
供給回収装置5による洗浄並びに仕上剤の吹付けを行
う。このようにすれば、比較的小型で軽く持運びの簡単
な天井設置部4を複数個用意するだけで、少ない数の床
置部8で効率の良い洗浄作業を行うことができる。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の天井取付型エアコンデシ
ョナーの熱交換器の洗浄装置にあっては、液供給回収装
置を載置した台車と空気供給装置を載置した台車とを一
方の台車を他方の台車に載架組付自在としたことで、運
搬収納するときは、一方の台車を他方の台車に載架して
組付た状態とすれば、コンパクトに纏まって収納運搬が
楽にでき、洗浄作業するとき、両台車を分離した状態で
使用することで、先に液体噴射ノズルから洗浄液その他
の液を吹き付けて洗浄処理が済んだフィン付熱交換器に
対し空気による液切作業を行なっている間に、別のフィ
ン付熱交換器に取付けた液体噴射ノズル並びにカバーに
設けたドレン回収口とにホースを介して液供給回収装置
に接続して洗浄等の作業を行うことができて、複数の天
井取付型エアコンデショナーが設置されているところの
各フィン付熱交換器を数少ない床置部を有効に活用して
効率良く洗浄することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エアコンデショナーの斜面図
【図2】 フィン付熱交換器の斜面図
【図3】 本発明の実施の形態の一例を示す側面図
【図4】 受皿部の平面図
【図5】 据付手段の拡大截断面図
【図6】 図3の一部の拡大図
【図7】 図5の変形例を示す図
【図8】 作動回路図
【図9】 床置部の側面図
【図10】 液供給回収装置を載架した台車の側面図、
但し出口管28、低圧ポンプ5f、電磁弁5gを削除
【図11】 図10の平面図
【図12】 図11のA−A示図
【図13】 図11のB−B断面図
【図14】 空気供給装置を載架した台車の側面図
【符号の説明】
2 カバー 3a 液体噴射ノズル 3b
空気噴射ノズル 4 天井設置部 5 液供給回収装置 6
空気供給装置 8 床置部 9 ホース 10
ホース 11 ホース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面を解放した筐体内に、略環状にフィ
    ン付熱交換器を配した天井取付型のエアコンデショナー
    の筐体の下部を覆うカバーと、上下動並びに垂直軸を中
    心に回転されつつ該カバーの上方で、前記フィン付熱交
    換器に向かって洗浄液その他の液を吹き付ける液体噴射
    ノズルと液切りのために空気を吹き付ける空気噴射ノズ
    ルとを備えた天井設置部と、該液体噴射ノズルに洗浄液
    その他の液の供給並びにカバー上に回収される洗浄液そ
    の他の液の回収を行う液供給回収装置を載せた台車と空
    気噴射ノズルに空気を供給する空気供給装置を載せた台
    車とを一方の台車に他方の台車を載架組付自在とした床
    置部とを備え、該液体噴射ノズルとカバーに設けたドレ
    ン回収口とを着脱自在のホースを介して液供給回収装置
    を接続すると共に、空気噴射ノズルと空気供給装置とを
    着脱自在のホースを介して接続したことを特徴とする天
    井取付型エアコンデショナーの熱交換器の自動洗浄装
    置。
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