JP3183597B2 - 空気調和機の洗浄装置 - Google Patents

空気調和機の洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面等の高所に取付
けた空気調和機の内部に設けられている熱交換器を迅速
・安全に、しかも、効率よく洗浄するようにした洗浄装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、暖房用、冷房用あるいは換気用
として空気調和機(エアーコンディショナー)が広く使
用されている。そして、今日では、設置場所の関係か
ら、病院、飲食店や一般商店等においては、天井埋込
型、あるいは天井吊下型等天井面等の高所を利用して設
置する空気調和機が急速に普及している。然るに、前記
空気調和機は、室内の天井面等の高所に据付けられてい
るため、清掃に際して例えば、空気流入孔内側のエアー
フィルターや、熱交換器等に付着している塵芥や綿埃を
取り除くような場合は、踏台や脚立を使ってエアーフィ
ルターを取り外してこれを水洗いしたり、又、熱交換器
については、雑巾を用いて拭いたり、電気掃除機を使用
して綿埃等を吸引除去していた。
【0003】しかし、前記のようにして清掃作業を行う
場合、清掃中に塵芥等が床面、商品ケース、机等に落下
したり飛散することが多く、このため、清掃に先立って
床面にシートを敷いたり、商品ケースや机等には布を被
せる等の準備作業を必要としていたので、非常に手間が
かかり面倒であった。又、清掃作業に際してはすべて人
力に頼ることになるため、人手を要するとともに熱交換
器を雑巾で拭いたり、電気掃除機で塵埃を吸引しても、
熱交換器自体に付着している綿埃,油脂分、たばこのヤ
ニ等の汚損物を除去することは困難であった。
【0004】
【発明が解決するための課題】このため、最近では例え
ば、図6で示すように、天井埋込型の空気調和機1の図
示しない空気吸込みグリルやファン用電動機に取付けた
ファンランナ等の部品を取外した後、空気調和機1の下
側をビニールカバー2により被包し、このカバー2の下
方端に排液ホース3を取付けてこれを排液槽4まで垂下
させる。そして、洗剤液槽5内の洗剤液をポンプ6によ
りホース7を介して噴射器8に給送し、噴射器8のノズ
ル9をビニールカバー2に開口した孔部10からカバー
2内に差込み、空気調和機1内の図示しない熱交換器の
位置を確認した後、噴射圧力を調整した洗剤液を噴射し
て洗浄を行う。熱交換器を洗浄した排液は順次ビニール
カバー2内に流下し排液ホース3を通って排液槽4に収
容される。なお、洗剤液による洗浄後は、洗浄水(清
水)をノズル9から噴射し、熱交換器の水洗いを行って
いた。
【0005】前記の洗浄方法においては、洗剤液の噴射
により熱交換器に付着している塵埃等を良好に除去する
ことができる反面、洗浄作業に際しては、作業者が噴射
器を手に持って脚立に登り、ノズルを熱交換器に向けて
洗剤液を順次噴射しながら洗浄を行っていたので、作業
は脚立上での不安定な状態で行うこととなり、極めて作
業性が悪く、即ち、洗浄する熱交換器の位置に対応して
脚立を移動させながらの人力による洗浄作業を行ってい
たので、作業は多大の労力と時間を要し、しかも、脚立
上での作業であるため非常に危険であった。又、洗剤液
や洗浄水は熱交換器に向けて噴射するものの、近くには
ファン用電動機(図示せず)が取付けられている関係
上、噴射時の跳ね水等が電動機まで飛散することが多々
あり、この結果、前記ファン用電動機の周囲に防水手段
を特別に施して洗剤液等の跳ね水等による弊害を排除す
る必要があった。
【0006】又、前記のように、作業者が噴射器を手に
持って空気調和機の熱交換器を洗浄する代りに、例え
ば、図7に示すように、空気調和機1の下部開口部を被
う円錐状のフード11と、このフード11内に具備した
洗剤液及び洗浄水を個別に給送して噴出させるノズル1
2,13と、フード11の下部に、噴出された洗剤液や
洗浄水を一旦受止めてから外部に排出するために取付け
た排出管14と、屋外のトラック等の車輌15に積載し
たホース12aを介してノズル12と連通する洗剤液タ
ンク16と、同じくノズル13にホース13aを介して
連通する水タンク17と、コンプレッサ18と、更に、
前記排出管14と連通する排液タンク19とを備えて洗
浄装置を構成し、熱交換器20の洗浄に際しては、ノズ
ル12,13からそれぞれ洗剤液及び洗浄水等を噴出さ
せて清掃を行っていた。この洗浄装置は洗浄を必要とす
る空気調和機に近接して設置することにより、人力に頼
ることなく容易に洗剤液等を噴出させて洗浄作業を行う
ことができるため至便である。
【0007】しかし、洗浄時は熱交換器に向けて洗浄水
等を噴射するため、前記と同様にファン用電動機に防水
手段を別に施すか、あるいは、ファン用電動機を取り外
す等して洗浄水等の噴射に伴う弊害を排除しなければな
らず、その上、ノズル自体が固定されているため、洗浄
個所が限定されて効率的な洗浄が行えない。又、各種の
タンクやコンプレッサ等は屋外のトラック等の車輌に搭
載してあるので、作業に当っては駐車スペースを必要と
し、かつ、各種タンクとノズルとをホースで連結してい
る関係上、高層の建屋に洗浄を行う空気調和機が存在す
る場合は、洗浄水等がその揚程の極端な低下をもたらせ
たり、ホースの接続部から漏水する等して使用できなく
なるおそれがあった。更に、コンプレッサ等の駆動源
は、トラック等の車輌のエンジンにより発電機を駆動し
て得ることになるため、騒音が発生し、深夜等に洗浄作
業を行うことは問題があった。
【0008】更に、前記図6,7に示す従来の熱交換器
における洗浄方式では、ノズルから噴射される洗剤液や
洗浄水の噴射圧力は一定であるため、例えば、洗剤液を
余分に噴出することが多くあり、この結果、前記洗剤液
が熱交換器の隅部に残留していたりすると、熱伝導性を
良好に保つために銅材料で製作されている熱交換器が洗
剤液によって腐食するのを防ぐために、洗浄水を多量に
使用して清浄に洗浄しなければならなかったので、洗浄
時間がかかりすぎることはもとより、洗浄水を無駄に使
用することになり非常に不経済であった。また、洗浄作
業を急ぐあまり洗浄水の噴出圧力を高くすることも考え
られるが、この場合、熱交換器は銅製であるため、機械
的強度が弱く放熱フィンが変形して放熱作用に支障をき
たす問題があった。
【0009】本発明は、前記の種々な問題に鑑み、天井
埋込型あるいは天井吊下型等の空気調和機に設けられて
いるファン用電動機や熱交換器に悪影響を与えることな
く、洗剤液と洗浄水との噴射圧力を変化させ、かつ、液
体を噴射するノズルを備えたノズルユニットを熱交換器
の内周面に沿って自動的に旋回させることにより、熱交
換器の洗浄作業を人手に頼ることなく、迅速・安全に、
しかも、熱交換器を変形・損傷させたり、洗剤液等を無
駄に噴出させることなく、経済的に洗浄可能とした簡素
な構造の空気調和機の洗浄装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、本発明による空気調和機の洗浄装置は、内筒及び
この内筒に軸受部材を介して外筒を回転自在に取付け、
かつ、前記外筒をファン用電動機の回転子軸を中心とし
て回転させる電動機を備えた回転ユニットと、前記回転
ユニットの内筒を空気調和機のファン用電動機の下側で
止着して外筒を回転自在に内蔵した状態で前記ファン用
電動機の外側に、この電動機を囲繞して配置した回転ユ
ニット取付筒と、前記回転ユニットに止着されて、前記
回転ユニット取付筒の外周りを旋回し、前記ファン用電
動機の外周りに配設された熱交換器の内周面に向けて洗
浄液を噴射するノズルを備えたノズルユニットと、該ノ
ズルユニットと洗浄液を貯留するタンクとを連通させる
為の、液体給送ポンプを介在させた通水ラインに、低圧
用の圧力逃がし弁と電磁弁とを介在させた低圧用のバイ
パス管路と、高圧用の圧力逃がし弁を介在させた高圧用
のバイパス管路とを並列接続することにより、前記ノズ
ルからの洗浄液の噴出力を調節出来るようにした噴出圧
力調整機構とによって洗浄装置を構成し、この洗浄装置
を、回転ユニット取付筒を介して前記ファン用電動機に
着脱自在に取付けるようにしたことを特徴とする。そし
て、前記ノズルユニットと前記回転ユニットとの間に
は、前記ノズルユニット内に流入する液体の流入圧力に
より閉路されて、前記回転ユニットの電動駆動手段を通
電させるスイッチ手段を介在させるとよい。
【0011】
【作用】本発明は、前記構成の採用により、空気調和機
内の熱交換器を洗浄する場合は、空気調和機から洗浄作
業に不要な部品を取外した後、空気調和機の下側開口端
より回転ユニットを内蔵した回転ユニット取付筒を、フ
ァン用電動機の外側に該電動機を包囲するように取付け
て、前記回転ユニットに連接したノズルユニットを空気
調和機の熱交換器と相対応させ、前記ノズルユニット
を、液体給送ホース及びポンプを介して洗剤・洗浄の各
液体を収容したタンクに連結し、つづいて、空気調和機
の下側開口端を漏斗状のフードカバーにより被包し、こ
のフードカバーの下方端に止着した排液ホースを排液タ
ンク内に垂下させることにより、本発明の洗浄装置の取
付けを終える。
【0012】この後、制御装置からの指令にて液体給送
ポンプを駆動するとともに、噴出圧力調整機構の低圧用
のバイパス管路を開放し、洗剤液をノズルユニットのノ
ズルから噴出圧力調整機構で設定された所定の噴出力で
熱交換器に向けて一定時間噴射する。この際、前記ノズ
ルを備えて回転ユニットに共同回転自在に連結されたノ
ズルユニットは、洗剤液がノズルから噴出するときに生
ずる噴出力の利用により、ノズルユニット支持筒を中心
として熱交換器の内周面を自力で旋回しながら洗剤液を
噴射して熱交換器の洗浄を行う。
【0013】洗剤液を一定時間噴出させたあと、制御装
置からの指令にて噴出圧力調整機構の低圧用のバイパス
管路を閉鎖させるとともに高圧用のバイパス管路を開放
し、液体の切替を行い、洗浄水を噴出圧力調整機構によ
り設定された所定の噴出力でノズルから熱交換器に向け
て噴出させ、洗剤液が付着している熱交換器の水洗いを
行う。前記洗浄水は、噴出圧力調整機構によって噴出力
が洗剤液に比べ高く設定されているため、噴出時の噴出
力を利用して前記洗剤液の場合よりノズルユニットを自
力で幾分早く旋回させながら熱交換器に向けて一定時間
噴射される。
【0014】前記のように、洗剤液と洗浄水はその噴出
力を可変して熱交換器に噴射するように構成したので、
洗剤液等噴射液体の効率的な使用がはかれるとともに、
ノズルユニット自体はノズルから噴出する液体の噴出力
を利用して熱交換器の周りを自力で旋回しながら、洗浄
液体を噴出することができるので、熱交換器をどの部位
においても均一に洗浄することができる。更に、ノズル
から噴出する液体の噴出力が異なることにより、ノズル
ユニットの旋回速度を変化させることが可能となるた
め、洗浄作業は噴射液体に対応して行うことができるの
で、能率的に、しかも、洗浄液体の無駄な噴射を排除し
て経済的に行うことができ利便である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を天井埋込型の空気調和機に実
施した例を図1ないし図4によって説明する。図2,3
において、21は空気の吸込口aと吹出口bを下部に備
えてこの部位を室内側に露出させた状態で、本体部分と
なる上部側を天井部c内に収容して据付けた空気調和機
の室内機(以下、単にエアコンと称する)を示し、内部
には中心部から外側に向って図示しないファンランナを
取付けて空気の吸入,排出を行うファン用電動機22
と、この電動機22の外側面において、図示しない室外
機から供給される冷媒を室内の空気と熱交換させる平面
形状をロ字形に形成して収容・設置した熱交換器23
と、前記電動機22、熱交換機23等を含むエアコン2
1を構成するに必要な部材等が、それぞれフェルト等の
断熱・防音材料24を内周面に貼設した函体25内に収
容されている。26は前記エアコン21を天井部c内に
おいて吊設・保持する吊ボルトである。
【0016】27はエアコン21の熱交換器23を洗浄
する洗浄装置で、図4で示すように、ファン用電動機2
2の下側に配置した回転ユニット28と、この回転ユニ
ット28を垂下保持させる回転ユニット取付筒(以下、
単に取付筒と称する)29と、熱交換器23と相対向し
て例えば縦方向にノズル30を複数個配設して前記回転
ユニット28の下側に共同回転可能に連結したノズルユ
ニット31と、このノズルユニット31を回転自在に支
持するノズルユニット支持筒32とによって概略構成さ
れており、次に各構成部の詳細を説明する。
【0017】最初に、回転ユニット28は図4に示すよ
うに、ファン用電動機22の回転子軸22aを遊合する
内筒33及びこの内筒33の外側に軸受部材34を介し
て回転自在に嵌着して下部を先細状に形成した外筒35
と、前記内筒33を回転子軸22aを遊合する位置で止
着することにより、前記外筒35を回転自在に支持する
取付板36とによって構成されている。図4中・37は
外筒35下側の先細部内側に螺設したねじ孔である。
【0018】次に回転ユニット28を垂下支持する取付
筒29は、図4で示すように、下側に回転ユニット28
を具備した前記取付板36を止着してファン用電動機2
2の下側に遊合される第1の取付筒38と、前記取付板
36に垂下支持される回転ユニット28を被覆して前記
第1の取付筒38の下側に一体的に装着した第2の取付
筒39とによって構成されており、第1の取付筒38の
上部側に螺合した複数の止めネジ40をファン用電動機
22のケース側に押圧保持させることにより、取付筒2
9をファン用電動機22を囲繞した状態で、該電動機2
2に垂設することができる。
【0019】つづいて、ノズルユニット31は図4で示
すように、回転ユニット28の外筒35下側の先細部内
側のねじ孔37に先端を螺着して取付筒29の下方に垂
下突出させたパイプ状の回転軸41と、この回転軸41
のほぼ中腹部に連通可能に支着されて前記取付筒29の
外側に延設したL字形の連結管42に熱交換器23と対
向させて縦列に複数個取付けた前述のノズル30とによ
って構成されている。そして、前記ノズルユニット31
は、回転軸41の下端を給液ホース43の先端に止着し
たノズルユニット支持筒32に軸受部材44を介して挿
着することによって、回転ユニット28に共同回転可能
に連結される。なお、45は回転軸41の上部開口端に
挿着した固定軸で、その頭部側に設けた鍔部を回転ユニ
ット28の外筒35内側にねじ等にて固定されている。
【0020】一方、前記給液ホース43は図1,3で示
すように、液体給送ポンプ46,ストレーナ46a,電
動切換弁47を介して台車48に乗載した洗剤液,洗浄
水のタンク49,50に個別に接続されている。そし
て、前記給液ホース43と電動切換弁47との間には、
液体給送ポンプ46を介在させた状態で液体の噴出圧力
調整機構51が、前記給液ホース43と連通可能となし
て具備されている。この噴出圧力調整機構51は、ノズ
ル30から噴射される液体の噴出力を、液体の種類に応
じて可変させることにより、噴出液体に適応した洗浄を
行うようにしたものである。
【0021】図1において、前記噴出圧力調整機構51
の構成について説明する。噴出圧力調整機構51は図1
で示すように、電動切換弁47の吐水側と液体給送ポン
プ46の吐水側との間に配管した第1,第2の通水ライ
ン52,52aに、低圧用及び高圧用の各バイパス管路
A,Bを、ノズル30から噴出する液体が所定の噴出力
以上に達したとき、前記第1,第2の通水ライン52,
52aに強制循環させることができるよう個別に、か
つ、並列に配管接続し、しかも、前記低圧用のバイパス
管路Aには、低圧用の圧力逃し弁53と電磁弁54とを
直列的に配管接続し、更に、高圧用のバイパス管路Bに
は高圧用の圧力逃し弁55を配管接続することにより構
成されている。そして、ノズル30から噴射される洗剤
液あるいは洗浄水の噴出力が設定値以上に達した場合
(前記噴出力は各バイパス管路A,Bに設けた圧力逃し
弁53,55にて設定する)、前記噴出液体を前記所定
のバイパス管路A,Bと第1,第2の通水ライン52と
の間で強制循環させることにより、噴出液体のノズル3
0からの不必要な噴出を防ぐことができる。
【0022】図2,3において、56は洗浄作業時にお
いてエアコン21の下部開口端d(この開口端dは、空
気の吸込口a及び吹出口bと対応する部分に空気の通り
抜けが可能なグリルを備えた閉鎖パネル(図示せず)に
よって洗浄時以外は閉鎖されている)を被包するフード
カバーで、図2,3で示すように、エアコン21の下部
周縁に平行して四角状に枠組した四角枠体57と、この
四角枠体57に逆角錐状(漏斗状)に張着した例えば、
ビニールシートからなるカバー体58と、このカバー体
58下部の窄み口59の外側よりカバー体58内と連通
可能に止着したホース接続金具60と、このホース接続
金具60に接続した排液ホース61とを具備して構成さ
れており、このフードカバー56は、図3で示すよう
に、ノズルユニット31と接続する給液ホース43をカ
バー体58の上部から外方に引出した状態で、カバー体
58の四角枠体57に取付けた係止金具62先端のフッ
ク部を吊ボルト26の基端(図2参照)に掛止すること
により、エアコン21の下部開口端dを外部とほぼ遮蔽
した状態で被包することができる。なお、図3におい
て、63は排液タンク、64は排液タンク63を搬送す
る台車、65は台車48に設置した本発明の洗浄装置2
7を所定のシーケンスに従って駆動制御する図示しない
コントローラを内蔵した制御装置である。又、前記コン
トローラは本発明の洗浄装置27による洗浄システム、
即ち、熱交換器23の洗浄時間、噴射液体の噴射圧力、
噴射液体の切替時期、液体給送ポンプ46電動切換弁4
7、電磁弁54等の起動・停止等をシーケンス制御でき
るように構成されている。
【0023】次に、エアコン21の熱交換器23を洗浄
する場合について説明する。洗浄に際しては、最初に天
井埋込型エアコン21の下側に位置する空気の吸込口
a,吹出口bを備えた図示しない閉鎖パネルを取り外
し、つづいて、エアーフィルターやファン用電動機22
に取付けてあるファンランナ等、熱交換器23の洗浄に
妨げとなる部品を取り外し及びリード線類に防水手段を
施して水の侵入を防ぐ等の処置をとる。この後、エアコ
ン21の下部開口端dから洗浄装置27の取付筒29に
内蔵した回転ユニット28の内筒33内に、ファン用電
動機22の回転子軸22aを遊合させてから、前記ファ
ン用電動機22の外周を囲繞する取付筒29に螺合した
所要数の止めネジ40を電動機22の外周に押圧固定さ
せることにより、回転ユニット28を内蔵した取付筒2
9を図2,4で示すように、ファン用電動機22の外周
に一定の間隔を保って垂下・保持させる。
【0024】前記のようにして洗浄装置27の取付筒2
9をエアコン21内に取付けた後、ノズルユニット31
を回転自在に支持するノズルユニット支持筒32に給液
ホース43を連通可能に止着する。つづいて、エアコン
21の下部開口端dに逆角錐状のフードカバー56を当
てがい、このカバー56の四角枠体57に取付けた係止
金具62をエアコン21の吊ボルト26に掛止すること
により、前記フードカバー56は給液ホース43を外方
に引出した状態でエアコン21に吊設することができ
る。これにより、図2で示すように、エアコン21の下
部開口端dを前記フードカバー56により外部とほぼ遮
蔽した状態で被包することができる。又、フードカバー
56の窄み口59にはホース接続金具60を介して排液
ホース61を接続する。
【0025】前記のようにして、洗浄装置27をエアコ
ン21に取付けた後、制御装置65の図示しない操作部
によって、噴出液体の噴射時間、その切換時期等熱交換
器23の洗浄システムを事前に設定する。この状態で、
電動切換弁47、液体給送ポンプ46、噴出圧力調整機
構51の電磁弁54を起動させる。前記電動切換弁4
7,電磁弁54はその起動に伴い開放され、液体給送ポ
ンプ46によって最初にタンク49内の洗剤液が、電動
切換弁47→通水ライン52→給液ホース43→ノズル
ユニット31内を給送され連結管42に縦列配置したノ
ズル30から熱交換器23に向けて噴出され、前記熱交
換器23の洗浄を行う。
【0026】前記ノズル30から噴出する洗剤液の噴出
力は、事前に噴出圧力調整機構51によって所定の圧力
に設定されている。即ち、図1に示すように、第1,第
2の通水ライン52,52aと連通する噴出圧力調整機
構51の低圧用のバイパス管路Aには、低圧用の圧力逃
し弁53と電磁弁54とが直列的に管接続されており、
前記低圧用のバイパス管路Aの逃し弁53の圧力設定
が、ノズル30から噴出する洗剤液の噴出力と合致させ
てあるため、例えば、ノズル30からの洗剤液の噴出力
を4kgf/cm2 に設定しようとすれば、前記圧力逃
し弁53の圧力設定を4kgf/cm2 と設定する。そ
して、例えば、液体給送ポンプ46が12kgf/cm
2 まで吐出圧力の能力を備えたポンプであれば、第1の
通水ライン52には、12kgf/cm2 まで吐出圧力
が上昇する以前に圧力逃し弁53にて4kgf/cm2
と設定されていることにより、洗剤液は4kgf/cm
2 の圧力で流通することとなる。一方、圧力上昇をもた
らす過剰液(洗剤液)は、前記圧力逃し弁53及び電磁
弁54の開放により既に開路している低圧用のバイパス
管路Aに逃出・循環させることが可能となるので、ノズ
ル30からは常に約4kgf/cm2 の圧力に相当する
噴出力で洗剤液を熱交換器23に向けて噴射することが
できる。
【0027】一方、低圧用のバイパス管路Aに逃出させ
た洗剤液は、該バイパス管路A及び第2の通水ライン5
2aを通って再度液体給送ポンプ46によって第1の通
水ライン52に循環される。このように、低圧用のバイ
パス管路Aに洗剤液のノズル30からの噴出力を設定す
る逃し弁53と管路開閉用の電磁弁54とを設けること
により、ノズル30からは常に4kgf/cm2 に設定
された噴出力で洗剤液を無駄なく噴出させて熱交換器2
3の洗浄を行うことができる。又、洗剤液の噴射時、低
圧用のバイパス管路Aと並行して設けた高圧用のバイパ
ス管路Bにも圧力逃し弁55が設置されているが、この
逃し弁55は洗剤液噴射時の圧力より高い値(例えば、
10kgf/cm2 )で設定してあるので、洗剤液の噴
射時は、前記圧力逃し弁55によって高圧用のバイパス
管路Bが閉路されているので、洗剤液の噴出力がその噴
出中に変化するようなことは全くない。更に、前記ノズ
ル30を取付けたノズルユニット31は、取付筒29内
に垂設した回転ユニット28と、給液ホース43に止着
したノズルユニット支持筒32とによって回転自在に支
承されているので、ノズル30から噴出する洗剤液の噴
出力によって自転し、洗剤液の噴出中は熱交換器23の
内周面に沿って旋回することとなる。
【0028】このように、洗剤液の噴射に際しては、そ
の噴射圧力を利用してノズルユニット31自体を旋回さ
せながら、洗剤液をノズル30から熱交換器23に向け
て噴射し、熱交換器23の汚損部分を洗浄する。この洗
浄によって汚れた洗剤液は順次フードカバー56のカバ
ー体58内に落下し、その窄み口59から排液ホース6
1内を流下して排液タンク63に貯えられる。しかも、
ノズルユニット31は洗剤液の噴出力を利用することに
より、熱交換器23の内周面に沿って旋回する構造とな
っているので、熱交換器23の隅々まで噴射させて洗浄
することが可能となり、前記熱交換器23をどの部位に
おいても均等に洗浄することができる。更に、熱交換器
23の洗浄に際しては、ファン用電動機22は取付筒2
9により完全に囲繞されているので、洗剤液が飛散・付
着することにより、その運転に支障をきたすことは全く
ない。
【0029】洗剤液による洗浄が終了したら電動切換弁
47が制御装置65からの指令により自動的に切換えら
れて洗剤液の給送を停止し、代りに洗浄水(清水)がタ
ンク50から給液ホース43を通ってノズルユニット3
1に供給され、ノズル30から熱交換器23に向って噴
射される。この洗浄水の噴射により熱交換器23に残存
している洗剤液を洗い流し、熱交換器23を洗浄するも
のである。前記洗浄水の噴出に際しては、電動切換弁4
7の切換えと同時に、噴出圧力調整機構51の低圧用の
バイパス管路Aに接続した電磁弁54を閉鎖させて、低
圧用のバイパス管路Aを閉路する。一方、ノズル30か
ら熱交換器23に向って噴出する洗浄水の噴出力は、前
記洗剤液と同様に噴出圧力調整機構51によって事前に
所定圧力に設定されている。
【0030】即ち、図1で示すように、第1の通水ライ
ン52と連通する高圧用のバイパス管路Bには、高圧用
の圧力逃し弁55が管接続されており、この圧力逃し弁
55の圧力設定が、ノズル30から噴出する洗浄水の噴
出力に合致させてある。例えば、洗浄水の噴出力を洗剤
液の約2.5倍の10kgf/cm2 とした場合、前記
圧力逃し弁55の圧力設定を10kgf/cm2 とすれ
ばよい。この結果、液体給送ポンプ46から洗浄水が例
えば、12kgf/cm2 の圧力で第1の通水ライン5
2に給送されると、ノズル30からの噴出力は10kg
f/cm2 と設定されているので、前記12kgf/c
2 の圧力で第1の通水ライン52に給送された洗浄水
は、圧力逃し弁55を開放し約2kgf/cm2 分の圧
力を前記開路された高圧用のバイパス管路Bに逃出・循
環させることが可能となるため、ノズルユニット31の
ノズル30からは常に約10kgf/cm2 の圧力に相
当する噴出力で洗浄水を熱交換器23に向けて噴射する
ことが可能となる。前記高圧用のバイパス管路Bに逃出
した洗浄水は、該管路B及び第2の通水ライン52aを
通って再び液体給送ポンプ46により第1の通水ライン
52に循環される。そして、前記高圧用のバイパス管路
Bにノズル30から噴出する洗浄水の噴出力を設定する
圧力逃し弁55を設けることにより、ノズル30から
は、常に約10kgf/cm2 に設定された圧力に相当
する噴出力で、洗浄水を熱交換器23に噴射し、洗剤液
が付着している熱交換器23を清浄に洗浄する。
【0031】そして、前記洗浄水をノズル30から噴出
しているとき、ノズルユニット31は、ノズル30から
噴出する洗浄水の噴出力により自転し、洗剤液による洗
浄時と同様に、熱交換器23の内周面に沿って旋回し、
熱交換器23の各部位を均等に洗浄することができる。
又、ノズル30からの噴出力は、洗剤液に比べて約2.
5倍強く設定してあるため、洗剤液の噴射時に比べ相当
早く旋回させることができる。前記熱交換器23に噴射
されて洗浄を行った排液は、そのままフードカバー56
内に流れ落ち排液ホース61を介して排液タンク63に
貯留される。この洗浄水の噴射に際しても、ノズルユニ
ット31が前記のように、特別に動力を用いことなく回
転ユニット28を介して旋回するため、熱交換器23の
隙間等に残留している洗剤液を良好に洗い流すことがで
きる。そして、前記洗剤液及び洗浄水の噴射が終了(熱
交換器23の洗浄作業)したら、制御装置65からの指
令により液体給送ポンプ46を停止させる。
【0032】前記洗浄装置27による熱交換器23の洗
浄作業が終了したら、フードカバー56の四角枠体57
を掛止めしている係止金具62の吊ボルト26との係止
を解いて、エアコン21の下部開口端dを被包している
フードカバー56をエアコン21から取り外し、つづい
て、ファン用電動機22との固定を解き、洗浄装置27
をエアコン21の内側から取り外す。この状態で、エア
コン21の内部を雑巾等により拭いた後、エアコン21
の再組立を行って熱交換器23の洗浄・清掃作業を終え
る。
【0033】図5は本発明の第2実施例を示し、図4に
示す第1実施例の洗浄装置27に比べ、回転ユニット2
8を電動駆動する電動機66と、この電動機66の駆動
電源67と、電動機66を起動させるスイッチ手段68
を備えた点において異なる。図5において、電動機66
は回転ユニット28の内筒33を止着する取付板36に
前記回転ユニット28と平行に垂設し、この電動機66
と回転ユニット28とを減速歯車69にて駆動結合す
る。そして、前記電動機66と駆動結合する回転ユニッ
ト28の固定軸45を取付けた場所に、ノズルユニット
31内に給送される液体の流入圧力によって上動するピ
ストン70を取付け、又、回転ユニット28の内筒33
下端には、前記ピストン70と相対向してマイクロスイ
ッチ71を取付け、更に、取付板36のファン用電動機
22と対応する上面側に電動機66を駆動するバッテリ
72を具備して洗浄装置27aを構成したもので、使用
に際しては、ノズルユニット31内に流入する液体の圧
力が所定の値に達すると、ピストン70が押動されてマ
イクロスイッチ71を投入し、これにより、電動機66
はバッテリ72を駆動電源として起動し、ノズルユニッ
ト31を回転ユニット28により旋回させる。
【0034】このように、回転ユニット28内にノズル
ユニット31を起動する電動機66を設置することによ
り、熱交換器23の洗浄作業時、洗剤液等の液体がノズ
ルユニット31に所定の圧力で供給されない限り、該ノ
ズルユニット31を円滑に旋回することができないた
め、即ち、洗剤液等が所定の圧力で給送されたときの
み、ノズルユニット31を電動機66によって円滑・良
好に旋回させることができるので、熱交換器23の洗浄
作業における洗剤液等の効率的な使用や、この洗浄作業
に伴う熱交換器23に付着している洗剤液の迅速・確実
な洗い流しが可能となり、熱交換器2が残存している洗
剤液によって腐食する等の事態を良好に回避することが
できる。なお、電動機66の駆動電源67は、バッテリ
72に代えて商用電源を使用してもよいことは勿論であ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、次に示すような効果を有する。 (1)本発明は、洗剤液と洗浄水との噴出力を可変させ
て、熱交換器を洗浄する構造が採用されているので、比
較的小量の洗剤液を効果的に熱交換器に噴射して汚損部
分を洗浄し、洗浄液の洗い流しに際しては、洗剤液の2
倍に近い噴出力で洗浄水を噴射させて熱交換器の強制洗
浄が行い得るため、熱交換器の洗浄作業は洗剤液の経済
的な使用と、洗浄水の効率的な噴射によって迅速・確実
に行うことができる。しかも、噴射液体の噴出力は噴射
液体の種類によって任意に可変できるため、噴射液体の
残存によって熱交換器に悪影響を与えるおそれがないの
で、熱交換器を短時間で、かつ、噴射液体の効率的な使
用により、経済的に洗浄することができるため便利であ
る。しかも、本発明においては、洗浄水等の液体を噴出
するノズルを備えたノズルユニットを、内蔵した電動機
により回転する回転ユニットにより、空調機内の熱交換
器の内周面に沿って旋回させながら、洗浄水等の液体を
噴射させて熱交換器を洗浄するように構成したので、熱
交換器を人手を要することなく、自動的に、かつ、迅速
・安全に、熱交換器の各部位を均一にむらなく洗浄する
ことができる。 (2)又、ノズルユニットを旋回駆動する手段は、回転
ユニット内の狭隘な空間に組込んだ小形電動機と、液体
がノズルから噴射されるときに生ずる噴射力とを利用し
ているので、ノズルユニットを熱交換器の内周面に沿っ
て低トルクで円滑に旋回させることがてきるとともに、
電動機自体は液体噴出時に生じる噴射力を利用すること
により、低トルクのものを使用することが可能となるた
め、回転ユニット内の狭隘な空間を有効利用してノズル
ユニットに電動回転手段を組込むことができるので至便
である。 (3)更に、ノズルユニットを電動駆動する構造を採用
すれば、ノズルユニットの旋回運動が確実に行い得、こ
れにより、噴射液体の的確な噴射を行えるため、熱交換
器の洗浄作業を短時間で飛躍的に向上させることができ
る。 (4)その上、洗浄水等液体の流入圧力を利用したスイ
ッチ手段の採用によって、洗浄前にノズルユニットが不
意に旋回して空調機を損傷したり、作業者に怪我を負わ
すようなおそれが全くないので、この種の空調機におけ
る熱交換器の洗浄装置を安全に、かつ、容易に操作する
ことができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置に噴射液体を給送するための
配管系統図である。
【図2】本発明の洗浄装置を用いて空気調和機の洗浄を
行う状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の空気調和機の洗浄装置の全体構成を概
略的に示す正面図である。
【図4】本発明の洗浄装置の要部を縦断して示す断面図
である。
【図5】本発明の洗浄装置の第2実施例を示す要部縦断
面図である。
【図6】従来の洗浄方法を説明するための作用説明図で
ある。
【図7】従来の洗浄装置の一実施例を部分的に縦断して
示す正面図である。
【符号の説明】
21 空気調和機 22 ファン用電動機 23 熱交換器 27 洗浄装置 28 回転ユニット 29 回転ユニット取付筒 30 ノズル 31 ノズルユニット 33 内筒 34 外筒 43 給液ホース 46 液体給送ポンプ 47 電動切換弁 51 噴出圧力調整機構 52,52a 通水ライン 53,55 圧力逃し弁 54 電磁弁 56 フードカバー 61 排液ホース 65 制御装置 A 低圧用バイパス管路 B 高圧用バイパス管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今尾 宗博 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (72)発明者 杉野 実 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (72)発明者 渡会 智和 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−147297(JP,A) 特開 昭59−124278(JP,A) 実開 平1−107449(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28G 1/16 F24F 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒及びこの内筒に軸受部材を介して外
    筒を回転自在に取付け、かつ、前記外筒をファン用電動
    機の回転子軸を中心として回転させる電動機を備えた回
    転ユニットと、 前記回転ユニットの内筒を空気調和機のファン用電動機
    の下側で止着して外筒を回転自在に内蔵した状態で前記
    ファン用電動機の外側に、この電動機を囲繞して配置し
    た回転ユニット取付筒と、 前記回転ユニットに止着されて、前記回転ユニット取付
    筒の外周りを旋回し、前記ファン用電動機の外周りに配
    設された熱交換器の内周面に向けて洗浄液を噴射するノ
    ズルを備えたノズルユニットと、 該ノズルユニットと洗浄液を貯留するタンクとを連通さ
    せる為の、液体給送ポンプを介在させた通水ラインに、
    低圧用の圧力逃がし弁と電磁弁とを介在させた低圧用の
    バイパス管路と、高圧用の圧力逃がし弁を介在させた高
    圧用のバイパス管路とを並列接続することにより、前記
    ノズルから洗浄液の噴出力を調節出来るようにした噴出
    圧力調整機構とによって洗浄装置を構成し、 この洗浄装置を、回転ユニット取付筒を介して前記ファ
    ン用電動機に着脱自在に取付けるようにしたことを特徴
    とする空気調和機の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 内筒及びこの内筒に軸受部材を介して外
    筒を回転自在に取付け、かつ、前記外筒をファン用電動
    機の回転子軸を中心として回転させる電動機を備えた回
    転ユニットと、 前記回転ユニットの内筒を空気調和機のファン用電動機
    の下側で止着して外筒を回転自在に内蔵した状態で前記
    ファン用電動機の外側に、この電動機を囲繞して配置し
    た回転ユニット取付筒と、 前記回転ユニットに止着されて、前記回転ユニット取付
    筒の外周りを旋回し、前記ファン用電動機の外周りに配
    設された熱交換器の内周面に向けて洗浄液を噴射するノ
    ズルを備えたノズルユニットと、 該ノズルユニットと洗浄液を貯留するタンクとを連通さ
    せる為の、液体給送ポンプを介在させた通水ラインに、
    低圧用の圧力逃がし弁と電磁弁とを介在させた低圧用の
    バイパス管路と、高圧用の圧力逃がし弁を介在させた高
    圧用のバイパス管路とを並列接続することにより、前記
    ノズルからの洗浄液の噴出力を調節出来るようにした噴
    出圧力調整機構と、 更に、前記ノズルユニットと回転ユニットとの間に具備
    されて、ノズルユニット内に流入する液体の流入圧力に
    より閉路されて、回転ユニットの電動駆動手段を通電さ
    せるスイッチ手段とによって洗浄装置を構成し、 この洗浄装置を、回転ユニット取付筒を介して前記ファ
    ン用電動機に着脱自在に取付けるようにしたことを特徴
    とする空気調和機の洗浄装置。
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