JP2855433B2 - 屈折率分布を有するプラスチック製光伝送体の製造方法 - Google Patents

屈折率分布を有するプラスチック製光伝送体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、表面から他表面部に向って連続的な屈折率
分布を有するプラスチック製板状光伝送体の製造方法に
関するものである。さらに詳述するならば、光集束性レ
ンズ、光IC等に使用される光伝送路など各種の光伝送体
の製造方法に関するものである。
<従来の技術> 表面から内部に連続的な屈折率分布を有する光伝送体
は、すでに特公昭47−816号においてガラス製のものが
提案されている。しかしながらこのようなガラス製の光
伝送体は生産性が低く、高価なものとなり、かつ屈曲性
も乏しいという問題点を有している。
このようなガラス製光伝送体に対し、プラスチック製
の光伝送体の製造する方法がいくつか提案されている。
これらの表面から内部に連続的な屈折率分布を有するプ
ラスチック光伝送体を大別すると、(1)イオン架橋重
合体よりなる合成樹脂体の中心よりその表面に向って金
属イオンを連続的に濃度変化をもたせるようにしたもの
(特公昭47−26913号)、(2)屈折率の異なる二種以
上の透明な重合体の混合物より製造された合成樹脂体を
特定の溶剤で処理し、前記合成樹脂体の構成成分の少な
くとも一つを部分的に溶解解除することによって製造さ
れるもの(特公昭47−28059号)、(3)2種の屈折率
の異なるモノマーを、重合方法を工夫して、表面から内
部にわたり連続的に屈折率分布ができるようにして作製
したもの(特公昭54−30301号)、(4)架橋重合体の
表面から重合体より屈折率の低いモノマーを拡散させ
て、表面より内部にわたり、該モノマーの含有率が連続
的に変化するよう配置せしめた後、重合して屈折率分布
をもたせたもの(特公昭52−5857号、特公昭56−37521
号)、および(5)反応性を有する重合体の表面より、
重合体よりも低い屈折率を有する低分子化合物を拡散、
反応させて表面より内部にわたり連続的に屈折率分布を
もたせるようにしたもの(特公昭57−29682号)等であ
る。
<発明が解決しようとする課題> これら従来法の共通した問題点としては、拡散あるい
は抽出などの工程に長時間を要すること、あるいは長さ
が限定されることなどから、生産工程は断続的であり換
言すればバッチ式生産方法であり、生産性が極めて低い
のと同時に製造条件の選定が極めて難しかったり再現性
が得られない等、工業化技術としてはそれぞれ問題点を
有する製造方法である。
本発明は、上記従来技術がかかえていた断続的な生産
工程による不合理性を解決し、ガラスあるいはプラスチ
ック光ファイバと同様な連続生産を可能とし、かつ透明
性の良好な光伝送体とその製造方法を提供するものであ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明の要旨とするところは、 1.透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し透明な混合
物を形成しうる重合性単量体との混合物であって、該混
合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異なる3種以上
の混合物の賦形用原液を複合押出ノズルに供給し、屈折
率が順次変化するように非円柱形状に積層賦形した後、
夫々の積層界面間の単量体を拡散処理し、次いで重合性
単量体を重合硬化処理することを特徴とする屈折率分布
を有するプラスチック製光伝送体の製造方法、 2.透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し透明な混合
物を形成しうる重合性単量体との混合物であって、該混
合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異なる2種以上
の混合物の賦形用原液を分配することなく複合押出ノズ
ルの各層に供給し、屈折率が順次変化するように非円柱
形状に積層賦形した後、夫々の積層界面間の単量体を拡
散処理し、次いで重合性単量体を重合硬化処理すること
を特徴とする屈折率分布を有するプラスチック製光伝送
体の製造方法、及び 3.透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し透明な混合
物を形成しうる重合性単量体との混合物であって、該混
合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異なる2種以上
の混合物の賦形用原液を、屈折率が順次変化するように
板状に積層賦形した後、夫々の積層界面間の単量体を拡
散処理し、次いで重合性単量体を重合硬化処理すること
を特徴とする屈折率分布を有するプラスチック製光伝送
体の製造方法、にある。
本発明を実施するに際して用いる透明性良好なプラス
チックとは本発明の光伝送体の基体を構成するものであ
り、本発明の光伝送体を複合押出成形法により製造する
際の押出安定性の確保、各層の厚さを均一に保持するの
に必要な成分であり、例えばメチルメタクリレートの単
独重合体又はメチルメタクリレートと他のコモノマーと
を共重合したポリメチルメタクリレート系重合体、ポリ
スチレン、スチレン系重合体、ポリカーボネート、ポリ
4−メチルペンテン−1、フッ素化アルキルメタクリレ
ート重合体などを挙げることができる。
本発明において用いられる透明性良好な重合体のう
ち、とくに良好な特性を備えたメチルメタクリレートを
主とする重合体とはメチルメタクリレート単独重合体で
もよいし、他の共重合可能な単量体との共重合体でもよ
く、他の共重合可能な単量体としてはエチル(メタ)ア
クリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソ
プロピル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−(n−ブトキ
シ)エチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)
アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレ
ート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレートなどの単官能のメタクリレート、アク
リレート類、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アク
リレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)
アクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル
(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ
ブチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オク
タフルオロペンチル(メタ)アクリレート等のフッ素化
アルキル(メタ)アクリレート類、アクリル酸、メタク
リル酸、スチレンクロルスチレン等が挙げることがで
き、このポリメチルメタクリレート及びメチルメタクリ
レート系重合体は屈折率を変化させるために使用する単
量体との相溶性、得られる硬化物の透明性が良好である
という利点を有している。
透明性良好な重合体に溶解させる単量体としてはエチ
ル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、t−ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−
(n−ブトキシ)エチル(メタ)アクリレート、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メ
タ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレートなどの単官能メタクリレー
ト類又はアクリレート類、2,2,2−トリフルオロエチル
アクリレートなどのフッ化アルキルアクリレート類、ス
チレン、クロルスチレン、メタクリル酸、アクリル酸な
どの他アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンジ又はトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールジ、トリ又はテトラ(メタ)
アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
トなどの他ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト、フッ素化アルキレングリコールポリ(メタ)アクリ
レートなどの多官能のメタクリレート、アクリレート類
などを挙げることができる。
本発明の屈折率分布型光伝送体を作るには例えば第1
図に示す如き板又はシート状物成型装置を用いるのがよ
い。第1図中1は複合積層板状物形成用複合ノズル、2
は押出された未硬化の複層貼合せ板状物、3は該板状物
の表面及び内部のそれぞれ層中に存在する単量体を相互
に拡散させて各層間に連続した屈折率分布を与えるため
の相互拡散処理部、4は形成した複層板状の未硬化物を
硬化させるための硬化処理部、5は引き取りローラー、
6は本発明により作られた屈折率分布型プラスチック光
伝送体、7は巻き取り部である。
本発明のプラスチック光伝送体の製法によると透明性
を有する重合体と単量体との透明な混合物であって、そ
の屈折率の異なる2種以上の混合物の賦形用原液を、そ
の屈折率が順次変化するように非円柱状物、例えば板状
物、四角柱、三角柱体、五角柱体等に貼合せ賦形し、各
貼合せ層間中に存在する共重合の単量体の相隣り合う層
間での単量体を相互に拡散せしめる処理を施すことによ
って各層間に連続した屈折率分布を有する成形体とした
後これら単量体を重合硬化処理することにより、本発明
の目的とする屈折率分布型光伝送体を作ることができ
る。
樹脂混合物中に存在せしめた未硬化状の単量体を硬化
するときには該混合物中に熱硬化触媒及び/又は光硬化
触媒を介在せしめておき、熱処理ないし光照射処理する
方法をとるのがよい。
熱硬化触媒としては通常用いられているパーオキサイ
ド系触媒を用いることができ、光重合触媒としてはベン
ゾフェノン、ベンゾインアルキルエーテル、4′−イソ
プロピル−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェ
ノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
ベンジルメチルケタール、2,2−ジエトキシアセトフェ
ノン、クロロチオキサントン、チオキサントン系化合
物、ベンゾフェノン系化合物、4−ジメチルアミノ安息
香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、
N−メチルジエタノールアミン、トリエチルアミンなど
を挙げることができる。
光重合に用いる光源としては150〜600nmの波長の光を
発する炭素アーク灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、低圧
水銀灯、ケミカルランプ、キセノンランプ、レーザ光等
を用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明によると可撓性良好な屈折率分布型プラスチッ
ク系光伝送体を連続的に効率よく作ることができ、その
工業的メリットは極めて大きいのである。
また、本発明によると屈折率分布型プラスチック光伝
送体において、その各層の成分の屈折率を変えること及
び各層の厚さを変えることによって従来開発されてきた
技術では非常に困難であった。所望とする屈折率分布を
備えた屈折率分布型光伝送体を非常に容易に作れるので
ある。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.56,MEK25℃に
て測定)45重量部ベンジルメタクリレート44重量部、メ
チルメタクリレート11重量部、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン0.2重量部、ハイドロキノン0.1重
量部を70℃に加熱混練してこれを第一層の原液とし、ポ
リメチルメタクリレート(〔η〕=0.36,MEK25℃にて測
定)50重量部、メチルメタクリレート45重量部、2,2,3,
3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルメタクリレート5
重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
0.2重量部、ハイドロキノン0.1重量部を60℃に加熱混練
してこれを第二層の原液とした。この両原液を第1層部
と第2層部とを貼り合せた板合状物形成用押出ノズルを
用い、同時2層貼合せ構造に押し出した。
ついで第1図中の装置の3の90cm長の相互拡散部を通
過させて、同心円状の2層構造体層間に存在する各モノ
マー成分を相互拡散処理せしめた後、12本の120cm40Wけ
い光灯を等間隔に2列に設置した紫外線照射装置の中心
を25cm/分の速度で通過させ硬化した。
複合押出ノズルでの押出比が(第一層):(第二層)
=1:2として作った本発明のプラスチック光伝送体の屈
折率NDをインターファコ干渉顕微鏡(東独カールツアイ
ス社製)により測定したところ、その屈折率NDの分布は
表面が1.511、他表面部が1.487であり表面から他表面部
にかけて連続的に減少していた。又、メチルメタクリレ
ート、ベンジルメタクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オ
クタフルオロペンチルメタクリレート単量体の残留分は
全体として1.0重量%であった。
次に押出ノズルでの(第一層):(第二層)の押出比
を1:1として作成した本発明のプラスチック光伝送体の
屈折率NDの分布は一表面が1.517、他表面部が1.493であ
り表面から他表面部にかけて連続的に減少していた。又
単量体の残留分は全体として0.9重量%であった。
このように原液の吐出比を変えることによっても簡単
に屈折率分布を容易に変化できた。
実施例2 実施例1で用いた第1層形成用樹脂組成物及び第2層
形成用樹脂組成物を用い押出比(第一層):(第二層)
=1:2で押し出し第1図中の3で示した45cm長の相互拡
散部を通過させた後紫外線照射部を通し他は実施例1と
同様に行ってプラスチック光伝送体を得た。
得られたプラスチック光伝送体の屈折逸NDの分布を測
定したところ一表面が1.514、他表面部が1.492であり一
表面から他表面部にかけて連続的に減少していた。又、
単量体の残留分は全体として1.2重量%であった。
このように相互拡散部を通る長さを変えることによっ
ても簡単に屈折率分布を容易に変化できた。
実施例3 ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.43,MEK,25℃
にて測定)50重量部、ベンジルメタクリレート45重量
部、メチルメタクリレート5重量部、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイドロキノ
ン0.1重量部を70℃に加熱混練して、これを第一層形成
用原液とし、ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.4
3,MEK,25℃にて測定)50重量部、メチルメタクリレート
50重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン0.2重量部、ハイドロキノン0.1重量部を70℃に加熱混
練してこれを第二層形成用原液とし、ポリメチルメタク
リレート(〔η〕=0.34,MEK,25℃にて測定)45重量
部、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート4
0重量部、メチルメタクリレート15重量部、1−ヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイド
ロキノン0.1重量部を70℃に加熱混練してこれを第三層
形成用原液としてこの3種の原液を板状物形成用の複合
押出ノズルを用い同時に押し出した。
その後、第1図の装置の3の45cmの長の相互拡散部を
通過させ、その後実施例1と同様にして紫外線照射部を
通過させて各単量体を重合させて本発明のプラスチック
光伝送体を得た。吐出比が(第一層):(第二層):
(第三層)=1:1:1として得たプラスチック光伝送体の
屈折率NDの分布は一表面が1.520、他の表面部が1.475で
あり、表面から他表面部へ連続的に減少していた。又、
メチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、2,2,
3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート単量体の
残留分は全体として0.9重量%であった。
実施例4 実施例3で用いた第一層形成用原液を第一層の原液と
して用い、ポリメチルメタクリレート(〔η〕=0.43,M
EK,25℃にて測定)50重量部、ベンジルメタクリレート2
5重量部、メチルメタクリレート25重量部、1−ヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイド
ロキノン0.1重量部を70℃に加熱混練してこれを第二層
形成用原液とし、実施例3で用いた第2層形成用原液を
第3層の原液として用い、ポリメチルメタクリレート
(〔η〕=0.34,MEK,25℃にて測定)50重量%、メチル
メタクリレート30重量部、2,2,3,3−テトラフルオロプ
ロピルメタクリレート20重量%、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイドロキノン0.1
重量部を70℃に加熱混練してこれを第4層形成用原液と
し実施例3で第3層形成用原液を第5層の原液として用
い、この5種類の原液を板状体形成用複合押出ノズルを
用い同時に押し出した。
その後、第1図の装置の3の30cmの長の相互拡散部を
通過さた後実施例1と同様にして紫外線照射を行うこと
により本発明の板状プラスチック光伝送体を得た。
吐出比を(第一層):(第二層):(第三層):(第
四層):(第五層)=3:1:1:1:1として得たプラスチッ
ク光伝送体の屈折率NDの分布は一表面が1.523、他の表
面部が1.477であり、一表面から他表面部にかけて連続
的に減少していた。又、メチルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル
メタクリレート単量体の残留分は全体として0.9重量%
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の板状プラスチック光伝送体を製造す
るのに用いる装置の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 正昭 広島県大竹市御幸町20番1番 三菱レイ ヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−215204(JP,A) 特開 平1−265207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/00,6/12,6/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し
    透明な混合物を形成しうる重合性単量体との混合物であ
    って、該混合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異な
    る3種以上の混合物の賦形用原液を複合押出ノズルに供
    給し、屈折率が順次変化するように非円柱形状に積層賦
    形した後、夫々の積層界面間の単量体を拡散処理し、次
    いで重合性単量体を重合硬化処理することを特徴とする
    屈折率分布を有するプラスチック製光伝送体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し
    透明な混合物を形成しうる重合性単量体との混合物であ
    って、該混合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異な
    る2種以上の混合物の賦形用原液を分配することなく複
    合押出ノズルの各層に供給し、屈折率が順次変化するよ
    うに非円柱形状に積層賦形した後、夫々の積層界面間の
    単量体を拡散処理し、次いで重合性単量体を重合硬化処
    理することを特徴とする屈折率分布を有するプラスチッ
    ク製光伝送体の製造方法。
  3. 【請求項3】透明性良好な重合体と、該重合体に溶解し
    透明な混合物を形成しうる重合性単量体との混合物であ
    って、該混合物を硬化して得られる樹脂の屈折率が異な
    る2種以上の混合物の賦形用原液を、屈折率が順次変化
    するように板状に積層賦形した後、夫々の積層界面間の
    単量体を拡散処理し、次いで重合性単量体を重合硬化処
    理することを特徴とする屈折率分布を有するプラスチッ
    ク製光伝送体の製造方法。
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