JP2855215B2 - 蓋板の開閉用リンク装置 - Google Patents
蓋板の開閉用リンク装置Info
- Publication number
- JP2855215B2 JP2855215B2 JP1302402A JP30240289A JP2855215B2 JP 2855215 B2 JP2855215 B2 JP 2855215B2 JP 1302402 A JP1302402 A JP 1302402A JP 30240289 A JP30240289 A JP 30240289A JP 2855215 B2 JP2855215 B2 JP 2855215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- base
- swinging
- lid
- short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Hinges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は各種廃棄物処理工場、及び一般化学工場等
の作業場の床に形成された孔の内周、或は容器の口の内
周に比較的密に嵌合された蓋体をその状態を保ちながら
並行移動して嵌合を外し、その後回動することによって
開閉するためのリンク装置に関するものである。
の作業場の床に形成された孔の内周、或は容器の口の内
周に比較的密に嵌合された蓋体をその状態を保ちながら
並行移動して嵌合を外し、その後回動することによって
開閉するためのリンク装置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の蓋の開閉を行うためには通常の各種扛上
装置を用いて孔の中から蓋を平行移動しながら一旦扛上
し、その後別の回動装置を用いて蓋を回動することによ
って開閉することが考えられる。
装置を用いて孔の中から蓋を平行移動しながら一旦扛上
し、その後別の回動装置を用いて蓋を回動することによ
って開閉することが考えられる。
しかし、このように蓋体を一旦並行移動しながら扛上
してから、その後回動運動するためには少なくとも上記
二つの移動装置、及びそれらの各装置を互いに運動する
装置等が必要であり、全体の構造が複雑になり、そのた
めコスト高になることがさけられない。
してから、その後回動運動するためには少なくとも上記
二つの移動装置、及びそれらの各装置を互いに運動する
装置等が必要であり、全体の構造が複雑になり、そのた
めコスト高になることがさけられない。
[解決しようとする発明の課題] この発明の目的は前述のように扛上装置を用いて蓋体
を一旦並行移動しながら扛上してから、別の回動装置を
用いて回動する装置の上記問題点を解決して簡単な構造
の装置を得ることである。
を一旦並行移動しながら扛上してから、別の回動装置を
用いて回動する装置の上記問題点を解決して簡単な構造
の装置を得ることである。
他の目的は上述の装置のように扛上装置と運動装置と
を夫々設けることなく、簡単な構造の一つのリンク装置
によって所定の開閉操作を得られるようにすることであ
る。
を夫々設けることなく、簡単な構造の一つのリンク装置
によって所定の開閉操作を得られるようにすることであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明の蓋板の開閉用リンク装置は、基盤の上面に
基杆を垂直に設け、該基杆に揺動短杆の基端部を短杆基
軸で揺動自在に軸着すると共に、揺動長杆の基端部を長
杆基軸で揺動自在に軸着し、又該揺動短杆の先端部に連
結杆の一端部を短杆先端軸で回動自在に軸着すると共
に、該揺動長杆の先端部に連結杆の他端部を長杆先端軸
で軸着したリンク装置に於いて、該連結杆に腕の基部を
一体的に設け、その腕の先端部に孔の内壁と嵌合する蓋
体を一体的に設け、前記揺動短杆と揺動長杆及び蓋体を
夫々平行にした状態で、前記短杆基軸と長杆基軸間の距
離を揺動短杆の長さと、揺動長杆の長さの逆比に外分す
る位置に前記蓋体を含む面を配置するものである。
基杆を垂直に設け、該基杆に揺動短杆の基端部を短杆基
軸で揺動自在に軸着すると共に、揺動長杆の基端部を長
杆基軸で揺動自在に軸着し、又該揺動短杆の先端部に連
結杆の一端部を短杆先端軸で回動自在に軸着すると共
に、該揺動長杆の先端部に連結杆の他端部を長杆先端軸
で軸着したリンク装置に於いて、該連結杆に腕の基部を
一体的に設け、その腕の先端部に孔の内壁と嵌合する蓋
体を一体的に設け、前記揺動短杆と揺動長杆及び蓋体を
夫々平行にした状態で、前記短杆基軸と長杆基軸間の距
離を揺動短杆の長さと、揺動長杆の長さの逆比に外分す
る位置に前記蓋体を含む面を配置するものである。
[作用] 揺動短杆をその短杆基軸を中心として揺動を始める
と、該揺動短杆の先端部に軸着されている連結杆を介し
て揺動長杆が、その長杆基軸の面に揺動し、同時に該連
結杆に腕を介して一体的に設けられている蓋体も移動を
始める。
と、該揺動短杆の先端部に軸着されている連結杆を介し
て揺動長杆が、その長杆基軸の面に揺動し、同時に該連
結杆に腕を介して一体的に設けられている蓋体も移動を
始める。
この際、該蓋体を含む面の位置を前記長杆及び蓋体を
夫々平行にした状態で短杆基軸と長杆基軸間の距離を揺
動短杆の長さと、揺動長杆の長さの逆比に外分する位置
に配置しているので、前記揺動短杆がその状態から揺動
を始めるとき、該蓋体の画く軌跡の曲率は零になり、即
ち近似直線を形成する。そのため該蓋体は孔の内壁に対
する距離は略一定になる。
夫々平行にした状態で短杆基軸と長杆基軸間の距離を揺
動短杆の長さと、揺動長杆の長さの逆比に外分する位置
に配置しているので、前記揺動短杆がその状態から揺動
を始めるとき、該蓋体の画く軌跡の曲率は零になり、即
ち近似直線を形成する。そのため該蓋体は孔の内壁に対
する距離は略一定になる。
従って、蓋体は孔の内壁に沿って出口に向って平行移
動し、孔の出口から脱出した位置で、この運動に回転運
動が加わり、孔の上方を完全に開口する。又この開口し
た状態の蓋体を前述と逆に移動することによって、孔に
嵌合するものである。
動し、孔の出口から脱出した位置で、この運動に回転運
動が加わり、孔の上方を完全に開口する。又この開口し
た状態の蓋体を前述と逆に移動することによって、孔に
嵌合するものである。
[実施例] この発明の実施例を添付図面で説明すると、作業場の
床1又は作業台等の基盤の上面1aに基杆2を垂直に設
け、該基杆2に間隔lを隔てて上方から順次揺動短杆3
の基端部3aを短杆基軸4で揺動自在に軸着すると共に、
揺動長杆5を長杆基軸6で揺動自在に軸着し、該揺動短
杆3の先端部3bに連結杆7の一端部7aを短杆先端軸8で
軸着すると共に、該揺動長杆5の先端部5bに連結杆7の
他端部7bを長杆先端軸9で軸着し、又前記連結杆7に腕
10の基部10aを一体的に形成し、その腕10の先部10bに孔
12と嵌合する蓋体11を一体的に固定し、該蓋体11の周縁
11aを床1の孔12に僅かな間隙eを隔てて嵌合し、前記
揺動短杆3と揺動長杆5及び蓋体11を夫々互いに平行に
した状態で、短杆基軸4と長杆基軸6との間隔lを揺動
杆3の長さaと揺動長杆5の長さbの逆比に外分する位
置Pに、前記蓋体11を含む平面Fを位置せしめるもので
ある。
床1又は作業台等の基盤の上面1aに基杆2を垂直に設
け、該基杆2に間隔lを隔てて上方から順次揺動短杆3
の基端部3aを短杆基軸4で揺動自在に軸着すると共に、
揺動長杆5を長杆基軸6で揺動自在に軸着し、該揺動短
杆3の先端部3bに連結杆7の一端部7aを短杆先端軸8で
軸着すると共に、該揺動長杆5の先端部5bに連結杆7の
他端部7bを長杆先端軸9で軸着し、又前記連結杆7に腕
10の基部10aを一体的に形成し、その腕10の先部10bに孔
12と嵌合する蓋体11を一体的に固定し、該蓋体11の周縁
11aを床1の孔12に僅かな間隙eを隔てて嵌合し、前記
揺動短杆3と揺動長杆5及び蓋体11を夫々互いに平行に
した状態で、短杆基軸4と長杆基軸6との間隔lを揺動
杆3の長さaと揺動長杆5の長さbの逆比に外分する位
置Pに、前記蓋体11を含む平面Fを位置せしめるもので
ある。
第I図の状態に於いて、揺動短杆3に図示していない
油圧装置等の駆動装置を結合し、その揺動短杆3を短杆
基軸4を中心として矢印A2方向に揺動すると、短杆先端
軸8は揺動短杆3の長さaを半径とする円弧3c上を曲率
1/aを以って移動すると共に、長杆先端軸9は揺動長杆
5の長さbを半径とする円弧5c上を曲率1/bを以って移
動する。
油圧装置等の駆動装置を結合し、その揺動短杆3を短杆
基軸4を中心として矢印A2方向に揺動すると、短杆先端
軸8は揺動短杆3の長さaを半径とする円弧3c上を曲率
1/aを以って移動すると共に、長杆先端軸9は揺動長杆
5の長さbを半径とする円弧5c上を曲率1/bを以って移
動する。
ここで、上記円弧3cの曲率1/aを、第1図に示す如
く、短杆基軸4から短杆先端軸8に向く直線の延長線上
の、揺動長杆5の長さbと等しい距離だけ離れた位置の
点Qまでの線分l3で示す場合、円弧5cの曲率1/bは長杆
基軸6からその先端軸9に向く直線と前記点P及び点Q
間を通る直線との交わる点をRとすると、前述の構成上
a×c=b×dの関係にあるから曲線1/bは図示の如く
揺動短杆3の長さaの線分l5で示される。
く、短杆基軸4から短杆先端軸8に向く直線の延長線上
の、揺動長杆5の長さbと等しい距離だけ離れた位置の
点Qまでの線分l3で示す場合、円弧5cの曲率1/bは長杆
基軸6からその先端軸9に向く直線と前記点P及び点Q
間を通る直線との交わる点をRとすると、前述の構成上
a×c=b×dの関係にあるから曲線1/bは図示の如く
揺動短杆3の長さaの線分l5で示される。
又同様にして蓋体11の周縁11aの曲率は点Pを通る前
記線分l3と平行な直線と前記点P及び点Qを通る直線と
の交る点と点Pの間の長さで示されるが、これは図示の
通り零であり、即ち、周縁11aの曲率半径は無限大にな
る。そのため周縁11aは孔12の深さ方向の内壁12aに沿っ
て矢印A11方向に直線運動を行い、床1の上面1aに移動
するに従って、蓋体11は2点鎖線11b、11cのように徐々
に回動し、最終的には鎖線11hに示すように完全に開口
し、床1上の汚染物質を掻き寄せて予め孔12内に置かれ
たドラム缶等に収納し、その後、揺動短杆3dを矢印A2方
向と逆方向に駆動して前記蓋体11を実線の位置まで移動
して孔12内に嵌合するものである。
記線分l3と平行な直線と前記点P及び点Qを通る直線と
の交る点と点Pの間の長さで示されるが、これは図示の
通り零であり、即ち、周縁11aの曲率半径は無限大にな
る。そのため周縁11aは孔12の深さ方向の内壁12aに沿っ
て矢印A11方向に直線運動を行い、床1の上面1aに移動
するに従って、蓋体11は2点鎖線11b、11cのように徐々
に回動し、最終的には鎖線11hに示すように完全に開口
し、床1上の汚染物質を掻き寄せて予め孔12内に置かれ
たドラム缶等に収納し、その後、揺動短杆3dを矢印A2方
向と逆方向に駆動して前記蓋体11を実線の位置まで移動
して孔12内に嵌合するものである。
以上本発明をその実施例で説明したが、本願発明はこ
の実施例のみに限定されるものでなく、その要旨の範囲
内で具体的構成の変更及び付加を行って実施することも
可能である。
の実施例のみに限定されるものでなく、その要旨の範囲
内で具体的構成の変更及び付加を行って実施することも
可能である。
[効果] この発明は上述の通りであるので、蓋体を一旦並行移
動してから転動する動作を一つの装置で連続的に行うこ
とができ、しかもその動作をリンク装置で行うことがで
きるので、全体の構造が簡単になりその操作が極めて簡
単である。
動してから転動する動作を一つの装置で連続的に行うこ
とができ、しかもその動作をリンク装置で行うことがで
きるので、全体の構造が簡単になりその操作が極めて簡
単である。
又蓋体を平行状態で一旦直線運動してから回動するの
で、床に形成された孔に比較的密に嵌合している蓋体で
あってもこれを開口する際、その蓋体の周縁が傾斜して
移動する場合のように、前記孔の内壁面に噛みついて、
移動不可能にするおそれがない。
で、床に形成された孔に比較的密に嵌合している蓋体で
あってもこれを開口する際、その蓋体の周縁が傾斜して
移動する場合のように、前記孔の内壁面に噛みついて、
移動不可能にするおそれがない。
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図はその要部
の拡大断面図である。 1……基盤 2……基杆 3……揺動短杆 4……短杆基軸 5……揺動長杆 6……長杆基軸 7……連結杆 8……短杆先端軸 9……長杆先端軸 10……腕 11……蓋体 F……蓋体を含む平面
の拡大断面図である。 1……基盤 2……基杆 3……揺動短杆 4……短杆基軸 5……揺動長杆 6……長杆基軸 7……連結杆 8……短杆先端軸 9……長杆先端軸 10……腕 11……蓋体 F……蓋体を含む平面
Claims (2)
- 【請求項1】基杆上部に揺動短杆の基端部を短杆基軸で
軸着すると共に、基杆下部に揺動長杆の基端部を長杆基
軸で軸着し、又、該揺動短杆の先端部に連結杆の一端部
を短杆先端軸で軸着すると共に、該揺動長杆の先端部に
連結杆の他端部を長杆先端軸で軸着したリンク装置に於
いて、該連結杆に腕の基部を一体的に設け、その腕の先
部に蓋体を一体的に設け、前記揺動短杆と、揺動長杆及
び蓋体を夫々平行にした状態で、前記短杆基軸と長杆基
軸間の間隔を揺動短杆の長さと、揺動長杆の長さの逆比
に外分する位置に前記蓋体を含む平面を配置することを
特徴とする蓋板の開閉用リンク装置。 - 【請求項2】基杆が基盤の面に垂直に設けられ、又蓋体
が該基盤の面に垂直に設けられている孔内に並行移動可
能に嵌合されていることを特徴とする請求項1記載の蓋
板の開閉リンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302402A JP2855215B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 蓋板の開閉用リンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302402A JP2855215B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 蓋板の開閉用リンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03161679A JPH03161679A (ja) | 1991-07-11 |
JP2855215B2 true JP2855215B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17908485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1302402A Expired - Lifetime JP2855215B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 蓋板の開閉用リンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2855215B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1302402A patent/JP2855215B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03161679A (ja) | 1991-07-11 |
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