JP2854094B2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2854094B2
JP2854094B2 JP2145155A JP14515590A JP2854094B2 JP 2854094 B2 JP2854094 B2 JP 2854094B2 JP 2145155 A JP2145155 A JP 2145155A JP 14515590 A JP14515590 A JP 14515590A JP 2854094 B2 JP2854094 B2 JP 2854094B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は流水または貯溜水による水洗いが可能な電気
かみそりに関するものである。
(ロ)従来の技術 水洗いによりひげくずを除去するようにした電気かみ
そりおいては、例えば実開昭59−75252号公報に開示さ
れているように、外刃ホルダーの両端に通水孔を設け、
この通水孔を閉塞する遮蔽板を開閉自在に形成したもの
がある。また特開昭57−150990号公報および特開昭57−
150988号公報に開示されているように、外刃ホルダーの
側面および両端に夫々洗浄水導入口および洗浄水排出口
を設け、外刃ホルダーの側部片をヒンジピンにより開閉
自在に形成したものがある。前記公報に示されている電
気かみそりは、洗浄水の円滑な流れによって容易にひげ
くず等を除去することができる。さらに、内刃と外刃と
を同時に洗浄することができるので迅速に洗浄すること
ができる。
しかしながら、これらの電気かみそりは、流水あるい
は貯溜水に本体ケース自身をさらすことになるので、電
気かみそりを防水構造としなければならず、内部構造が
複雑化してしまう懸念があった。
また、乾式の電気かみそりにあっては、例えば特公昭
56−31995号公報に開示されているように、外刃を保持
した外刃ホルダーと内刃とが一体となって本体ケースに
着脱自在となっているものがあるが、この場合、外刃ホ
ルダーに通水用の開孔部が形成されておらず、流水によ
る洗浄は困難である。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は前述の点に着目してなされたものであり、電
気かみそり自身を防水構造とすることなく、流水あるい
は貯溜水によって外刃および内刃を同時に洗浄すること
ができる電気かみそりを提供することにある。
(ニ)課題を解決するための手段 本体ケースと、内刃を保持した内刃ホルダーと、前記
内刃が摺接する外刃を保持した外刃ホルダーとを備え、
前記外刃ホルダーは前記本体ケースに対して着脱自在に
設けられていると共に周面に水洗用の通水孔を有し、一
方前記内刃ホルダーは前記外刃ホルダーに節度をもって
スライド自在に設けられ、前記内刃ホルダーが前記外刃
ホルダーと一体となって本体ケースに着脱自在となって
おり、前記通水孔は外刃ホルダーの両端上部に設けら
れ、一方前記内刃ホルダーはその両端上部に前記通水孔
を閉塞する閉塞板が設けられ、前記内刃ホルダーの上動
時、前記通水孔が閉塞されると共に、前記内刃ホルダー
の下動時、前記通水孔が開孔するように設けられ、且
つ、外刃ホルダーに内装される内刃ホルダーに、外刃ホ
ルダーの下縁まで延長した延長部を設け、外刃ホルダー
に、内刃ホルダーの延長部を外部から露見させて指掛け
可能なように、外刃ホルダーの下縁が開放された切欠部
を設けたことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明の電気かみそりは以下の作用を有する。
内刃を保持した内刃ホルダーが、外刃を保持した外刃
ホルダーと一体となって本体ケースに着脱自在となるの
で、電気かみそり自身を防水構造とすることなく、内刃
および外刃を同時に水洗いすることができる。
前記外刃ホルダーはその両端上部に水洗用の通水孔が
設けられ、一方前記内刃ホルダーはその両端上部に前記
通水孔を閉塞する閉塞蓋が設けられているので、前記内
刃ホルダーの上動時、前記通水孔が閉塞されてひげくず
の飛散を防止すると共に、前記内刃ホルダーの下動時、
前記通水孔が開孔して流水または貯溜水による洗浄が可
能となる。
さらに、外刃ホルダーに切欠部を設けたことによっ
て、内刃ホルダーの延長部をつまんで引き抜きやすくす
ることができる。その結果、内刃ホルダーを簡単に引き
抜くことができ、例えば、内刃を交換したり、またハケ
で念入りに掃除したりする場合に便利である。
(ヘ)実施例 以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
1は乾式の電気かみそりの本体ケースであって、その
内部にはモータおよび充電電池(ともに図示せず)が備
えられていると共に、表面には主刃およびトリマー2の
駆動用スイッチ3が備えられている。このスイッチ3は
2段階にスライドするように形成されており、1段上動
させると主刃を駆動させ、さらに上動させるとトリマー
2を突出させると同時に駆動させるようになっている。
4はモータに連結された駆動軸であって、かみそり駆動
時に往復運動するようになっている。また5は後述の外
刃ホルダーを着脱自在に係止する出没自在な係止片であ
る。
而して、6は外刃ホルダーであって、その上端には外
刃7が保持されている。さらにトリマー2を収納する前
面には開孔部8、両側面には通水孔9が設けられてお
り、また両側面の内面下方には前記係止片5が係止する
係止溝(図示せず)が設けられている。
また10は内刃ホルダーであって、その上部には内刃11
の筒状の連結軸12が環状ゴム13を介して連結軸挿入口14
に圧入されて、内刃11が保持されている。この内刃ホル
ダー10の側部には前記通水孔9に対向する閉塞板14が形
成されている。
さてこの閉塞板14には2つの突起15が設けられている
と共に、前記外刃ホルダー6の通水孔9近傍内壁には前
記突起15がスライド可能な案内溝16が設けられ、案内溝
16の両端には前記突起15と係合する凹部17,18が設けら
れている。
また、第3図に示すように、外刃ホルダー6に内装さ
れる内刃ホルダー10は、外刃ホルダー6の下縁まで延長
した延長部100を有している。一方、外刃ホルダー6
は、内刃ホルダー10の延長部100を外部から露見させて
指掛け可能なように、外刃ホルダー6の下縁が開放され
た切欠部101を有している。
ところでこれら外刃ホルダー6および内刃ホルダー10
を本体ケース1に装着するには、前記突起15を前記案内
溝16にスライドさせ、上方の凹部17に係合させることに
より、内刃ホルダー10を外刃ホルダー6に固定する。こ
の時内刃11は外刃7に圧接すると共に、前記通水孔9は
前記閉塞板14により閉塞されるようになっている。次に
前記連結軸12を前記駆動軸4に圧入させると共に、本体
ケース1の前記係止片5を外刃ホルダー6の係止溝に係
止させる。この状態でスイッチ3を操作しかみそりが使
用可能となる。
以上のような構成において、本発明電気かみそりを使
用した後、ひげくずを流水または貯溜水により洗浄する
には、まず本体ケース1から外刃ホルダー6を引き抜
く。即ち、前記係止片5を出没自在に操作する操作つま
み(図示せず)により係止片5を退入させ、前記連結軸
12を駆動軸4から引き抜く。この時前記内刃ホルダー10
の閉塞板14に設けられている突起15は上方の凹部17に係
合された状態になっている(第4図(a))。
次に内刃ホルダー10を下方へ引き出すには、外刃ホル
ダー6の切欠部101から露見する内刃ホルダー10の延長
部100をつまんて引き出す。その結果、前記突起15と前
記上方の凹部17との係合が外れて、突起15が案内溝16に
沿ってスライドし下方の凹部18に係合する。この時前記
閉塞板14は下方へ移動し通水孔9が開孔する(第4図
(b))。この状態により第5図および第6図に示すよ
うに貯溜水および流水により外刃および内刃を洗浄でき
る。
またさらに内刃ホルダー10を下方へ引き出すと、前記
突起15と前記下方の凹部18との係合が外れて、内刃ホル
ダー10が外刃ホルダーから外れる(第4図(c))。こ
の状態により第7図に示すように付属のはけ19により一
層丁寧に掃除することも可能である。
(ト)発明の効果 本発明によれば、 内刃を保持した内刃ホルダーが、外刃を保持した外刃
ホルダーと一体となって本体ケースに着脱自在となるの
で、電気かみそり自身を防水構造とすることなく、内刃
および外刃を同時に水洗いすることができる。
前記外刃ホルダーはその両端上部に水洗用の通水孔が
設けられ、一方前記内刃ホルダーはその両端上部に前記
通水孔を閉塞する閉塞蓋が設けられているので、前記内
刃ホルダーの上動時、前記通水孔が閉塞されてひげくず
の飛散を防止すると共に、前記内刃ホルダーの下動時、
前記通水孔が開孔して流水または貯溜水による洗浄が可
能となる。
さらに、外刃ホルダーに切欠部を設けたことによっ
て、内刃ホルダーの延長部をつまんで引き抜きやすくす
ることができる。その結果、内刃ホルダーを簡単に引き
抜くことができ、例えば、内刃を交換したり、またハケ
で念入りに掃除したりする場合に便利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明電気かみそりであって、第1図はかみそり
本体を示す図、第2図は内刃ホルダーの外刃ホルダーへ
の装着状態を示し、通水孔が開孔した状態を示す図、第
3図は内刃ホルダーを外刃ホルダーから外した図、第4
図(a)〜(c)は内刃ホルダーの取り外し手順を示す
正面図および側面図、第5図は貯溜水による洗浄状態を
示す図、第6図は流水による洗浄状態を示す図、第7図
ははけによる掃除状態を示す図である。 1……本体ケース、5……係止片、6……外刃ホルダ
ー、7……外刃、8……開孔部、9……通水孔、10……
内刃ホルダー、11……内刃、14……閉塞板、15……突
起、16……案内溝、17,18……凹部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1と、内刃11を保持した内刃ホ
    ルダー10と、前記内刃11が摺接する外刃7を保持した外
    刃ホルダー6とを備え、前記外刃ホルダー6は前記本体
    ケース1に対して着脱自在に設けられていると共に周面
    に水洗用の通水孔9を有し、一方前記内刃ホルダー10は
    前記外刃ホルダー6に節度をもってスライド自在に設け
    られ、前記内刃ホルダー10が前記外刃ホルダー6と一体
    となって本体ケース1に着脱自在となっており、前記通
    水孔9は外刃ホルダー6の両端上部に設けられ、一方前
    記内刃ホルダー10はその両端上部に前記通水孔9を閉塞
    する閉塞板14が設けられ、前記内刃ホルダー10の上動
    時、前記通水孔9が閉塞されると共に、前記内刃ホルダ
    ー10の下動時、前記通水孔9が開孔するように設けら
    れ、且つ、外刃ホルダー6に内装される内刃ホルダー10
    に、外刃ホルダー6の下縁まで延長した延長部100を設
    け、外刃ホルダー6に、内刃ホルダー10の延長部100を
    外部から露見させて指掛け可能なように、外刃ホルダー
    6の下縁が開放された切欠部101を設けたことを特徴と
    する電気かみそり。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58174069U (ja) * 1982-05-17 1983-11-21 九州日立マクセル株式会社 水洗い式電気かみそり

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