JP2852446B2 - スピーカの製造方法 - Google Patents

スピーカの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、スピーカ、マイクロホン等の有心部品の中
心軸を中心に組み立てる軽電機器において、組み立てる
基礎的部品となる熱可塑性合成樹脂材料製フレーム等の
部品に、位置ぎめのセンタリングガイド用の溝を熱溶融
により設けて、当該溝をガイドとして組み立てるスピー
カ組み立て方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来この種の機器は、第5〜7図に示すように、予め
同心的に接着、溶接、インサート等により固着した熱可
塑性合成樹脂製フレーム(01)と、プレート(02)との
アセンブリのプレート(02)の中心穴に、クリアランス
ゲージ(020)を同ゲージ(020)の内凹部にセンタポー
ルピース(09)を嵌入し、プレート(02)、マグネット
(010)、センタポールピース(09)等の磁気回路部品
を配設して、互いに接着剤で固着する。
接着剤が乾燥固着した後、クリアランスゲージ(02
0)を抜いて除去し、形成された円環状磁気空隙(018)
のポールピース(09)にボイスコイル(03)のボビンを
嵌入したセンタゲージ(021)を挿入して、ボイスコイ
ル(03)を保持して、それにダンパ(04)、コーン紙
(05)のそれぞれ中心孔を挿入して外周とともに接着す
る。しかして、接着剤が乾燥後センタゲージ(021)を
抜き取ると、ボイスコイル(03)はダンパ(04)、コー
ン紙(05)の外周に支えられて磁気空隙(018)内に懸
垂される。そして、ダストキヤップ(07)、ガスケット
(08)を貼着して組み立てを完了する。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って、従来のこの種の組み立て方法は、現場ではク
リアランスゲージ(020)やセンタゲージ(021)を多数
使用するため、損傷したり、歪んだりして正確な寸法が
保てなくなり、そのために、ポールピース(09)、プレ
ート(02)間の同心保持が困難になって、円環状磁気空
隙(018)が歪んでイビツな形状になったり、ボイスコ
イル(03)の保持位置のバラツキが発生して、不良の原
因になることが多くあったという問題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題を解決するため
に、クリアランスゲージ(020)やセンタゲージ(021)
を使用しないスピーカの製造方法を提供することを目的
とする。
〈課題を解決するための手段〉 該目的を達成するための本発明の方法を、1実施例に
対応する第1図乃至第4図を用いて説明すると、本発明
は、予めプレート(2)のフレーム取り付け用ピン孔
(2b)に、熱可塑性合成樹脂材料製フレーム(1)のプ
レート取り付け用突状ピン(1b)を挿入融着して、、同
心的にフレーム(1)を固定しておく(ピン(1b)融着
の代わりに接着あるいはインサートしてもよい)。
次に、中心にプレート中心孔(2a)に嵌合すべき中心
軸(11a)を植設し、内部に加熱素子(11d)を封入し、
外周部の外壁(11b)の先端部に円環状の突状部(11c)
を形成した位置ぎめ治具A(11)を、プレート(2)の
中心孔(2a)をガイドにして、押さえリング(13)を押
圧することによって、中心軸(11a)を圧入して、前記
のフレーム(1)の背面の位置ぎめ溝凹部(1a′)に加
熱した突状部(11c)を押圧入してガイド用の断面V字
形の溝部(1a)を形成した後、位置ぎめ治具A(11)を
離脱する。
そして、センタリング治具D(16)を同心的に取り付
けたセンタリング治具C(15)の外周部の外壁(15b)
の先端の円環状の突状部(15a)を、前記の位置ぎめ溝
(1a)に嵌入して仮止めし、ボイスコイル(3)の先端
をセンタリング治具D(16)の段部(16d)まで挿嵌入
して仮止めし、ダンパ(4)、コーン紙(5)を接着し
た後、センタリング治具C(15)を除去して、マグネッ
ト(10)をプレート(2)に接着した後、センタリング
治具E(17)の中央突状部(17c)をポールピース
(9)の中心孔(9a)に嵌合して同心的にポールピース
(9)を保持し、センタリング治具E(17)の外壁(17
b)の上面の円環状の突状部(17a)を、前記のフレーム
(1)の位置ぎめ溝(1a)に嵌合して、マグネット(1
0)を押圧保持して組み立てることを特徴とするスピー
カの製造方法である。
〈作用〉 本発明は、このような構成としたものであるから、プ
レート(2)の中心孔(2a)を中心にして、フレーム
(1)、位置ぎめ溝(1a)がそれぞれ正確に同心的に固
定、溶融形成されるとともに、更に位置ぎめ治具A(1
1)、センタリング治具C(15)が正確に配置されるこ
とによって、ボイスコイル(3)が、正確に形成された
磁気空隙(18)内で、正確な位置及び高さに仮設的に保
持できる。
従って、ダンパ(4)、コーン紙(5)の接着剤が乾
燥後、センタリング治具C(15)の除去によって、ボイ
スコイル(3)は磁気空隙(18)内の正しい位置、高さ
に懸垂支持され、更にセンタリング治具E(17)によっ
てポールピース(9)は正確な位置に配置されて正確な
形状の磁気空隙(18)が形成できるのである。
〈実施例〉 以下本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。
図中第1図乃至第4図は、本発明の1実施例を示す図
で、第1図において、プレート(2)のフレーム取り付
け用ピン孔(2b)に、熱可塑性合成樹脂材料製フレーム
(1)に設けたプレート取り付け用突状ピン(1b)を挿
入して溶融して、プレート(2)の中心孔(2a)を中心
にして同心的に固定する。尚、フレーム(1)とプレー
ト(2)は接着剤により接着してもよいし、ピン(1b)
融着の代わりにフレーム(1)成形時にプレート(2)
をインサートしてもよい。位置ぎめ治具A(11)は中心
に、プレート(2)の中心孔(2a)に嵌合する位置ぎめ
治具A(11)のセンタリング治具B(12)の中心軸(11
a)を植設してあり、外周の外壁(11b)の内部にはニク
ローム電熱線等の電気等による発熱素子(11d)を封入
してあり、上面部には、円環状の突状部(11c)を設け
て当接する他の部材を加熱できる。
前記のセンタリング治具B(12)の根部と外壁(11
c)の間にはスプリング(11e)が装着されてあり、セン
タリング治具B(12)の根部に嵌合してプレート(2)
を、前記のスプリング(11e)の弾力を受けて、下方か
ら押し上げる押し上げ板(14)を嵌着してある。押し上
げ板(14)の最高位置は、センタリング治具B(12)の
段部(12a)に係止する位置となる。
符号(13)は第1図に示すような押さえリングで、前
記の位置ぎめ治具A(11)と連動して、センタリング治
具B(12)の外周に嵌合したプレート(2)の中心孔
(2a)をガイドとして、位置ぎめ治具A(11)の上に載
置した前記のフレーム(1)とプレート(2)の結合体
を、スプリング(11e)の押し上げ力に抗して押し下げ
ることにより、位置ぎめ治具A(11)の突状部(11c)
をフレーム(1)の位置ぎめ溝凹部(1a′)に押圧し
て、フレーム(1)を溶融して断面V字形の位置ぎめ溝
(1a)を形成する。
しかして、位置ぎめ治具A(11)を離脱して後、第3
図及び第4図に示すように、センタリング治具D(16)
を同心的に取り付けたセンタリング治具C(15)の外周
部の外壁(15b)の先端の突状部(15a)を、前記の位置
ぎめ溝(1a)に嵌入して治具(15)を仮止めする。ボイ
スコイル(3)の先端をセンタリング治具D(16)の段
部(16d)まで挿嵌入して仮止めし、ダンパ(4)、コ
ーン紙(5)を接着し、その上にガスケット(8)を、
更にダストキヤップ(7)を接着して乾燥後(予めボイ
スコイル(3)、ダンパ(4)、コーン紙(5)を接着
しておいてもよい)、センタリング治具C(15)を除去
するとプレート中心孔(2a)内にボイスコイル(3)が
正しい位置に懸垂できる。そして、マグネット(10)を
プレート(2)に接着した後、同心的にポールピース
(9)を保持固着したセンタリング治具C(21)の環状
外壁に形成した円環状突状部(21a)を、前記フレーム
(1)の位置ぎめ溝(1a)に嵌合して、マグネット(1
0)を押圧保持して磁気空隙(18)を組み立てることを
特徴とするスピーカ製造方法である。
尚、センタリング治具E(17)は、必要に応じて、組
み立て完了後、除去しても良い。(17d)はセンタリン
グ治具E(17)の外周に設けた複数個のマグネット(1
0)接着用の接着剤注入口である。
以上本発明の代表的と思われる方法について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの方法及び実施例のみに限
定されるものではなく、本発明にいう構成要件を備え、
かつ本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有す
る範囲内において適宜改変して実施することができるも
のである。
〈発明の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本発明は、各振動
系部品すなわち、ボイスコイル(3)、ダンパ(4)、
コーン紙(5)から成る振動系を、センタリング治具C
(15)、同D(16)により、従来のクリアランスゲージ
(020)を使用しないで、適正な接合位置に確保できる
ので、特にボイスコイル(3)は、クリアランスゲージ
(020)の挿入、抜き取り等による保持位置のバラツキ
が無く、ポールピース(9)とプレート(2)で形成さ
れるクリアランスの間の適正位置に保持することができ
る。
さらに、フレーム(1)に設けた位置ぎめ溝(1a)に
センタリング治具E(17)に突設された突状部(17a)
を嵌合して、ポールピース(9)の正確な位置ぎめが可
能となるので、プレート(2)の中心孔(2a)とポール
ピース(9)の中心に対する偏心が解消し、従来方法に
よるクリアランスゲージ(020)に基づくポールピース
(9)とプレート(2)間のクリアランスの偏心による
バラツキの発生が解消できるという顕著な効果を期待す
ることができるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はいずれも本発明の実施例であって、第5〜
7図は従来例のそれぞれ説明図である。図面中一点鎖線
が中心線であり、右半分は対称であるので省略してあ
る。第1図は予備加工工程でフレームとプレートを同心
的に接合したブロックに位置ぎめ治具を押さえリングに
よって嵌合する工程の断面図、第2図は位置ぎめ治具の
外観図、第3図はセンタリング治具Cを嵌着して、振動
系を接着した工程の断面図、第4図はマグネット、セン
タポールを取り付け用センタリング治具Eにより接着し
た断面図、第5図〜第7図はそれぞれ従来例の組み立て
工程を示す断面図である。 図中、(1)はフレーム、(1a′)は位置ぎめ溝凹部、
(1a)はガイド用の断面V字形の位置ぎめ溝、(1b)は
プレート取り付け用突状ピン、(2)はプレート、(2
a)は中心孔、(2b)はフレーム取り付け用ピン孔、
(3)はボイスコイル、(4)はダンパ、(5)はコー
ン紙、(9)はポールピース、(9a)は中心孔、(10)
はマグネット、(11)は位置ぎめ治具A、(11a)は中
心軸、(11b)は外周の外壁部、(11c)はガイド溝形成
用突状部、(11d)は加熱素子、(12)はセンタリング
治具B、(12a)は段部、(13)は押さえリング、(1
4)は押しあげ板、(15)はセンタリング治具C、(15
a)は位置ぎめガイド用突状部、(15b)は外周部の外
壁、(16)はセンタリング治具D、(16a)は段部、(1
7)はセンタリング治具E、(17a)は位置ぎめガイド用
突状部、(17b)は外周の円環状外壁、(17c)は中央突
状部、(17d)は接着剤注入口、(18)は磁気空隙であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の(イ)〜(ニ)の工程によりスピー
    カを製造する方法。 (イ)予め熱可塑性合成樹脂材料製フレーム(1)のプ
    レート取り付け用面に、プレート(2)を同心的に固定
    する (ロ)フレーム(1)の背面に、中心にプレート中心孔
    (2a)に嵌合すべき中心軸(11a)を植設し、内部に加
    熱素子(11d)を封入し、外周部の外壁(11b)の先端部
    に突状部(11c)を形成した位置ぎめ治具A(11)の中
    心軸(11a)を、プレート(2)の中心孔(2a)をガイ
    ドにして圧入して、前記のフレーム(1)の背面の位置
    ぎめ溝凹部(1a′)に加熱した突状部(11c)を押圧し
    てガイド用の断面V字形の溝(1a)を形成した後、位置
    ぎめ治具A(11)を離脱する (ハ)センタリング治具D(16)を同心的に取り付けた
    センタリング治具C(15)の外周部の外壁(15b)の先
    端の円環状の突状部(15a)を、前記のフレーム(1)
    の位置ぎめ溝(1a)に嵌入して仮止めし、ボイスコイル
    (3)の先端をセンタリング治具D(16)の段部(16
    d)まで挿嵌入して仮止めし、ダンパ(4)、コーン紙
    (5)を接着した後、センタリング治具C(15)及びセ
    ンタリング治具D(16)を除去して、マグネット(10)
    をプレート(2)に接着する (ニ)センタリング治具E(17)の位置ぎめ用突状部
    (17c)を、ポールピース(9)の中心孔(9a)に嵌合
    して同心的に保持したセンタリング治具E(17)の外壁
    (17b)の上面の円環状の突状部(17a)を、前記のフレ
    ーム(1)のガイド用溝(1a)に嵌合して、マグネット
    (10)を押圧保持して磁気空隙(18)を形成する。
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