JP2852133B2 - アンプル等の遮光包装体 - Google Patents

アンプル等の遮光包装体

Info

Publication number
JP2852133B2
JP2852133B2 JP3210591A JP3210591A JP2852133B2 JP 2852133 B2 JP2852133 B2 JP 2852133B2 JP 3210591 A JP3210591 A JP 3210591A JP 3210591 A JP3210591 A JP 3210591A JP 2852133 B2 JP2852133 B2 JP 2852133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
shielding
winding
packaging material
ampoule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3210591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04253613A (ja
Inventor
章司 古田
勝昌 石原
和巳 飯島
孝敏 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eezai Kk
IWATA REEBERU KK
Original Assignee
Eezai Kk
IWATA REEBERU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eezai Kk, IWATA REEBERU KK filed Critical Eezai Kk
Priority to JP3210591A priority Critical patent/JP2852133B2/ja
Publication of JPH04253613A publication Critical patent/JPH04253613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2852133B2 publication Critical patent/JP2852133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬分野などに利用さ
れる光分解性の高い内溶液、または粉末を充填したアン
プル、バイアル等の遮光包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】アンプル等を遮光包装するものとして従
来実開昭62−31066号や実開昭61−12307
8号の包装体が知られている。以上のような包装体はア
ンプルを被覆する遮光性包装材にミシン目で形成した切
取り部が設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来の包装体はミシン目から光が漏れるため、遮光が完
全でない欠点があった。そのため、アンプル自体を別途
遮光包装すると日本薬局方で定められている、使用時に
アンプルの内溶液が見えなければならない基準を満たさ
ない問題を生じる。加えて、従来は予めラベルが貼付け
られたアンプルを包装しているので、ラベル貼付けの工
程と包装工程を別個に設ける必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、以上のような従
来の欠点を解決すべく、アンプル等に巻付け、その両端
を偏平に圧着してアンプル等を遮光包装する遮光包装材
において、巻付け後に包装体の開封部となる切取り線を
遮光包装材の横に渡って設けると共に該切取り線のう
ち、少なくとも巻付けの後端側の部分を巻き付けた際に
同一円周上に重ならないように斜めに設けたアンプル等
の遮光包装体を発明した。また、遮光包装材の巻付けの
後端表側にアンプル等の表示部を形成すると共に、遮光
包装材の巻付けの先端側にラベル切取り線で囲まれ、か
つ内側に接着剤層を設けてなるラベルを形成した。ま
た、遮光包装材の巻付けの先端側において、両隅を斜め
に切り落とした格好に構成した。
【0005】
【作用】遮光包装材の横に渡って設けた切取り線が、ア
ンプル等に巻付け後に包装体の開封部となる。しかし
て、切取り線を斜めに設けたことにより、包装材を巻き
付けた際に内外の切取り線同士が同一円周上に重なるこ
とがなく、従って、切取り線から光が漏れることが無い
ため、遮光が完全になる。そして、遮光包装材を巻付け
た後において、上記表示部が被包装物であるアンプル等
の内容を表示する。また、上記ラベルは遮光包装材をア
ンプル等に巻付ける際にアンプル等に貼着され、アンプ
ルを引っ張り出す際にラベル切取り線が切断されて、ラ
ベルのみがアンプル等に貼着した状態になる。また、遮
光包装材の巻付けの先端側の両隅を斜めに切り落とした
格好に構成することにより、遮光包装材を巻付ける際に
包装材両隅が引っかかって切取り線から切れてしまうの
を防止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。なお、実施例では一例としてアンプルを包装するも
のについて説明するが、本発明はこれに限定されるもの
では無く、例えばバイアル、ボトル、瓶などについても
同様に利用できる。図1、図2は本発明実施例にかかる
遮光包装体1の内面図と表面図である。遮光包装体1
は、例えば紙片の内側に7〜20ミクロンの厚さのアル
ミ箔を張り合わせた遮光包装材2で構成されるものであ
って、その内面において両端3、4(図1、2において
上下端)と巻付けの後端5に沿って接着部6が設けてあ
る。巻付けの先端7側は両隅を斜めに切り落とした格好
になっている。遮光包装材2の横に渡って切取り線8が
設けてあり、該切取り線8のうち、巻付けの先端7側は
水平であるが、巻付けの後端5側は上に斜めに傾けて設
けてある。切取り線8は、例えばハーフカット、ミシン
目などの手段を利用できる。9は巻付けの先端7側にラ
ベル切取り線10で囲ようにして形成されたラベルで
あり、その内面には接着剤層11が設けてある。ラベル
11の表側には製品名、内容薬液の使用期限、ロット捺
印などが記載してある。ラベル切取り線10は切取り線
8の途中から分岐するように設けてある。また、遮光包
装材2の巻付けの後端5の表側に表示部12が形成して
あり、この表示部12にも製品名、内容薬液の使用期
限、ロット捺印などが記載してある。
【0007】図3、4は以上のように構成された遮光包
装体1でアンプルaを包装する工程の一例を示してい
る。先ず、台紙(セパレーター)13上の遮光包装材2
はローラー18により搬送されて行くが、遮光包装材2
の巻付けの先端7側が台紙(セパレーター)13の先端
から出る状態になると、下方からアンプルaが供給さ
れ、こうして遮光包装材2の巻付けの先端7側とアンプ
ルaがラベル9の接着剤層11によって接着する(図
3、4イ参照)。次いで、アンプルaが転動し、転動中
にアンプルa上方を抑えるローラー14によって遮光包
装材2が巻付けられて、アンプルaを被覆する(図3、
4ロ参照)。こうして遮光包装材2全体が巻付けられる
と、巻付けの後端5側に設けられた接着部6がローラー
14の巻付けにより接着し、筒状になる(図3、4ハ参
照)。次いで、筒状になった遮光包装材2の両端3、4
をクランプ16で挟み、接着部6を圧着する(図3、4
ニ参照)。こうして遮光包装された包装品17が図3、
4ホのように搬出され、包装工程が終了する。なお、以
上のような包装工程は手で行うこともできる。
【0008】図5、6はこうして遮光包装された包装品
17の正面図と側面図である。遮光包装材2の横に渡っ
て設けられた切取り線8が、アンプルaの周りに螺旋状
に巻き付いた格好になって包装品17の開封部を形成す
る。また、切取り線8の巻付けの後端5側が上に斜めに
傾くように設けられていることにより、螺旋状となった
内外の切取り線8同士が重なることがなく、従って、切
取り線8から光が漏れることが無いため、被覆されたア
ンプルaの遮光が完全になる。そして、アンプルaの製
品名、内容薬液の使用期限、ロット捺印などは巻付けの
後端5側に形成した表示部12によって知ることができ
る。しかして、以上のような包装品17の上下を図7の
ように手で持って引っ張ると、図8のように遮光包装材
2を切取り線8に沿って容易に分断でき、中のアンプル
aを取り出せる状態になる。かくして、アンプルaを引
っ張り出すと、ラベル9を囲でいるラベル切取り線1
0が切断されて、図9のようにラベル9が貼着されたア
ンプルaを得ることができる。
【0009】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明がこれに限定されないことはもちろんであ
り、例えばアンプル以外のバイアル、ボトル、瓶なども
同様に包装でき、また、遮光包装材2もアルミ箔、着色
紙、着色フィルム、その他の種々の遮光性材料を使用で
きる。また、切取り線8は下に斜めに傾けるようにして
もよく、更に巻付けの後端5側に限らず切取り線8全部
を傾斜させることもできる。また、切取り線8は直線に
限らず曲線、または曲線を含んでもよい。
【0010】
【発明の効果】以上何れにしても本発明のアンプル等の
遮光包装体によれば、切取り線を斜めに設けたことによ
り、巻き付けた際に内外の切取り線が螺旋状となって同
一円周上に重なることがなく、切取り線から光が漏れな
いため、アンプル等を完全遮光できる。しかも、切取り
線を多少粗目のミシン目で構成しても光が漏れることが
ないので、開けやすい包装品を得ることができ、また、
切取り線をカットすることによるバージン性を保証でき
る。また、遮光包装材をアンプル等に巻付ける際にアン
プル等にラベルを貼着できるので、ラベルの貼着と遮光
包装を同時にでき、工程が簡略される。そして、遮光包
装材を巻付けた後においても表示部によりアンプル等の
内容を知ることができ、開封前後の何れにおいても正確
な情報を得ることができて間違いが少ない。なお、遮光
包装材の巻付けの先端側の両隅を斜めに切り落とした格
好に構成すると、遮光包装材を巻付ける際に包装材両隅
が引っかかって切取り線から切れてしまうのを防止でき
るといった利点がある。しかして、何れにしても本発明
は遮光包装材を巻付けるだけでアンプル等の胴部と頭部
を一体的に包装できるもので、シュリンク包装などに比
べて包装機械を小さくできるから場所をとらないし、包
装スピードも早くて自動化が容易であり、しかも、従来
の、アンプル等のラベル貼着装置を簡単に改良するだけ
で包装機械を製造できるので、設備コストが少なくて済
むといった特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮光包装体の内面図
【図2】遮光包装体の面図
【図3】包装工程を説明する平面図
【図4】包装工程を説明する側面図
【図5】包装品の正面図
【図6】包装品の側面図
【図7】開封作業の説明図
【図8】開封作業の説明図
【図9】開封作業の説明図
【符号の説明】
a アンプル 1 遮光包装体 2 遮光包装材 5 巻付けの後端 7 巻付けの先端 8 切取り線 9 ラベル 10 ラベル切取り線 11 接着剤層 12 表示部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−123078(JP,U) 実開 平3−49969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 23/22 B65D 65/00 - 65/46 B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンプル等に巻付け、その両端を偏平に
    圧着してアンプル等を遮光包装する遮光包装材におい
    て、巻付け後に包装体の開封部となる切取り線を上記遮
    光包装材の横に渡って設けると共に該切取り線のうち、
    少なくとも巻付けの後端側の部分を巻き付けた際に同一
    円周上に重ならないように斜めに設けたアンプル等の遮
    光包装体。
  2. 【請求項2】 上記遮光包装材の巻付けの後端表側にア
    ンプル等の表示部を形成したことを特徴とする請求項1
    のアンプル等の遮光包装体。
  3. 【請求項3】 上記遮光包装材の巻付けの先端側にラベ
    ル切取り線で囲まれ、かつ内側に接着剤層を設けてなる
    ラベルを形成したことを特徴とする請求項1または2の
    アンプル等の遮光包装体。
  4. 【請求項4】 上記遮光包装材の巻付けの先端側におい
    て、両隅を斜めに切り落としたことを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかのアンプル等の遮光包装体。
JP3210591A 1991-01-31 1991-01-31 アンプル等の遮光包装体 Expired - Lifetime JP2852133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3210591A JP2852133B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 アンプル等の遮光包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3210591A JP2852133B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 アンプル等の遮光包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04253613A JPH04253613A (ja) 1992-09-09
JP2852133B2 true JP2852133B2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=12349621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3210591A Expired - Lifetime JP2852133B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 アンプル等の遮光包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2852133B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199298A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Iwata Label Co Ltd 薬剤容器の透明包装体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6378729B1 (en) 1999-03-04 2002-04-30 Kabushiki Kaisha Yuyama Seisakusho Ampule storage container for dispensing ampules at a constant rate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199298A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Iwata Label Co Ltd 薬剤容器の透明包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04253613A (ja) 1992-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6385878B1 (en) Rotatable label system including tamper-evident feature and method for constructing same
EP1110878A1 (en) Tape-sealed bag and method for producing the same
US6290119B1 (en) Composite container having film label ply and method for manufacturing same
EP0350093A1 (en) Packaged rolled web of light-sensitive material and method of packaging same
JP2003532126A (ja) 回転可能なラベルシステムを構成するロール式給送方法
JP2852133B2 (ja) アンプル等の遮光包装体
CA1154624A (en) Radiographic film package
RU2388670C2 (ru) Способ упаковки кофе и упаковочная машина для упаковки кофе
US8561378B2 (en) Opening device for outer wrapping and method for forming
JPH0711564U (ja) 包装体
US3185577A (en) Package and method of forming container utilized therein
JP2020524118A (ja) 包装された容器
JPH0810819Y2 (ja) 多機能型ラベル
JP2574340Y2 (ja) アンプルの遮光包装体
JP4152117B2 (ja) オーバーラップ包装体
MX2010013125A (es) Cajetilla para articulos para fumar.
JPS638601Y2 (ja)
EP0105578A1 (en) Tobacco pouch
US2071927A (en) Flexible container
JPH0226837Y2 (ja)
JP5024577B2 (ja) アンプルの破瓶防止用ラベル
JPH0666680U (ja) アンプル用包装紙及び包装物
JPH047077Y2 (ja)
JPH06100025A (ja) 開封容易な熱収縮包装体
JP2024049947A (ja) 包装体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981013

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081113

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081113

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091113

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091113

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101113

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111113

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111113

Year of fee payment: 13